JPH0896967A - 赤外線式人体検知装置 - Google Patents

赤外線式人体検知装置

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JPH0896967A
JPH0896967A JP23000594A JP23000594A JPH0896967A JP H0896967 A JPH0896967 A JP H0896967A JP 23000594 A JP23000594 A JP 23000594A JP 23000594 A JP23000594 A JP 23000594A JP H0896967 A JPH0896967 A JP H0896967A
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JP
Japan
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human body
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detection signal
infrared
output
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Withdrawn
Application number
JP23000594A
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English (en)
Inventor
Makoto Taniguchi
良 谷口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0896967A publication Critical patent/JPH0896967A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検知エリア内における人体の存在を正確に判
断し、人が検知エリア外に退出した場合には、素早く照
明等の負荷をオフさせ、人が検知エリア内に侵入したと
きには、照明等の負荷のオン時間を長くでき、更に突発
的なノイズ等による誤動作も生じにくい赤外線式人体検
知装置を提供する。 【構成】 赤外線検出素子2の出力レベルが基準レベル
を超えたときに、人体検知信号を出力する比較判別部6
と、この人体検知信号の所定時間前までの出力数を計数
する人体検知信号計数回路7と、赤外線検出素子2の出
力レベルを一定周期でサンプリングし、所定時間毎に実
効値を順次算出する実効値演算回路8と、負荷のオフデ
ィレイ動作時間を設定する遅延時間設定部10と、人体
検知信号が出力される毎に、最適なオフディレイ動作時
間を自動的に更新、設定する人体動作判断部9とを備え
た構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体から発せられる赤
外線を検知することにより人体の存在を判断し、それに
応じて照明等の負荷をオン、オフ制御する場合などに使
用される赤外線式人体検知装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外線式人体検知装置としては、赤外線
検出素子として焦電素子を用いたタイプのものが知られ
ており、検知エリア内を人体が通過する等、人体が動作
している場合には、この焦電素子が温度の変化分に対応
したレベルの電気信号を出力し、適切な人体検知をし
て、照明等の負荷を自動的にオン、オフ制御したり、防
犯用の侵入検知を行っている。
【0003】例えば、照明等の負荷をオン、オフ制御す
る場合には、出力された電気信号のレベルが予め設定さ
れた基準レベルを超える度に、予め設定されたオフディ
レイ動作時間を更新し、その時間が終了するまで負荷を
オンさせているが、人体が検知エリア内で動作せず、静
止した場合や、その移動量が少ない場合には、人体の動
作に原因する温度変化を検知することが困難となり、そ
のため検知エリア内に人体が存在するにも拘わらず、照
明等の負荷が不当にオフとなってしまうという不具合が
あった。
【0004】そこで、従来の赤外線式人体検知装置で
は、オフディレイ動作時間を設定可能な最大時間とし
て、上記のような不具合が発生しないようにしている
が、人体の検知エリア内の侵入、退出に高い精度でオ
ン、オフ制御を行うには不十分なものであった。図6
は、従来の赤外線人体検知装置A’の基本構成を示して
おり、集光レンズ100により集光した赤外線を赤外線
検出素子101で赤外線受光量に応じたレベルの電気信
号に変換し、その電気信号を増幅部102で増幅し、帯
域フィルタ103により不要な周波数成分を除去して、
比較判別部104で予め設定された基準レベルとの比較
を行って、その電気信号レベルが基準レベルを超えたと
判断したときには、遅延時間設定部105に予め設定さ
れたオフディレイ動作時間の間、出力回路106を介し
て負荷をオンさせるようになっている。
【0005】また、図7には、各部の動作を示してお
り、図7の(a)は、帯域フィルタ103から比較判別
部104に出力される電気信号の波形であるが、比較判
別部104では、この電気信号レベルを予め設定された
基準レベルと比較して、その基準レベルを超えた時に
は、(b)に示すような人体検知信号を出力する。そし
て、この人体検知信号が出力される度に遅延時間設定部
105では、(c)に示すようにオフディレイ動作時間
を更新し、(d)に示すような信号を出力回路106を
介して出力して、負荷をオンさせている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の赤外線式人体検知装置では、赤外線検出素子から出
力された電気信号のレベルが予め設定された基準レベル
を超える度に、予め設定されたオフディレイ動作時間を
順次更新しているため、例えば、検知エリアから退出し
て、人体検知がされなくなった場合でも、所定のオフデ
ィレイ動作時間を経過しなければ室内の照明が消灯され
ない等の問題があった。
【0007】また、赤外線検出素子に用いられる集電素
子の特有の現象として、周囲環境の温度変化が激しい等
の環境条件によって、ポップコンノイズと呼ばれるノイ
ズが突発的に発生するので、人体を検知しなくても、負
荷をオンさせるという誤動作を起こす場合があった。本
発明は上記の点に鑑みて提案されたものであり、検知エ
リア内における人体の存在を正確に判断して、人が検知
エリア内より退出した場合には、素早く照明等の負荷を
オフさせる一方、人が一旦検知エリアに侵入した場合に
は、負荷のオン時間を長くするとともに、突発的なノイ
ズ等によっては、誤動作を起こさせないようにした赤外
線式人体検知装置を提供することを、その目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明に係る赤外線式人
体検知装置は、赤外線検出素子の増幅された出力レベル
と、予め設定された基準レベルとを比較し、出力レベル
が基準レベルを超えたときに、人体検知信号を出力する
比較判別部と、比較判別部から人体検知信号が出力され
た時点より所定時間前までの出力数を計数する人体検知
信号計数回路と、増幅された赤外線検出素子の出力レベ
ルを一定周期でサンプリングし、所定時間毎に実効値を
順次算出する実効値演算回路と、負荷をオンした後、オ
フにするまでのオフディレイ動作時間を設定する遅延時
間設定部と、比較判別部から人体検知信号が出力される
毎に、実効値演算回路と人体検知信号計数回路とを参照
して、人体検知信号が出力された時点より所定時間前ま
での実効値と人体検知信号の計数値を読み取って、人体
の検知エリア内への侵入、退出を判断して、遅延時間設
定部に最適なオフディレイ動作時間を自動的に更新、設
定する人体動作判断部とを備えた構成になっている。
【0009】請求項2に記載の本発明に係る赤外線式人
体検知装置は、増幅された赤外線検出素子の出力レベル
を一定周期でサンプリングし、所定時間毎に実効値を順
次算出する実効値演算回路と、上記実効値演算回路の実
効値を、予め設定された基準レベルとを比較し、出力レ
ベルが基準レベルを超えたときに、人体検知信号を出力
する比較判別部と、負荷をオンした後、オフにするまで
のオフディレイ動作時間を設定する遅延時間設定部と、
上記比較判別部から人体検知信号が出力される毎に、上
記実効値演算回路を参照して、人体検知信号が出力され
た時点より所定時間前までの実効値を読み取って、上記
遅延時間設定部に最適なオフディレイ動作時間を自動的
に更新、設定する人体動作判断部とを備えた構成となっ
ている。
【0010】請求項3に記載の本発明に係る赤外線式人
体検知装置は、人体動作判断部が、検知エリア内への人
体の侵入と退出を判断し、検知エリア内への人体の侵入
と判断したときには、人体の退出と判断したときよりも
長いオフディレイ動作時間に更新、設定する構成となっ
ている。
【0011】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1に記載の本発明
に係る赤外線式人体検知装置では、実効値演算回路にお
いて、増幅された赤外線検出素子の出力レベルを一定周
期でサンプリングし、所定時間毎に実効値を順次算出す
る。一方、比較判別部は、赤外線検出素子から増幅され
た電気信号が出力される度に、その出力レベルと予め設
定された基準レベルとを比較し、出力レベルが基準レベ
ルを超えたときに、人体検知信号を出力する。そして、
この人体検知信号が出力されると、人体検知信号計数回
路は、この人体検知信号が出力された時点から所定時間
前までの出力数を計数する。
【0012】また、人体動作判断部では、比較判別部よ
り人体検知信号が出力されると、実効値演算回路と人体
検知信号計数回路とを参照して、人体検知信号が出力さ
れた時点より所定時間前までの実効値と、人体検知信号
の計数値を読み取って、人体の検知エリア内への侵入、
退出を判断し、遅延時間設定部に最適なオフディレイ動
作時間を自動的に更新する。
【0013】請求項2に記載の本発明に係る赤外線式人
体検知装置では、実効値演算回路において、増幅された
赤外線検出素子の出力レベルを一定周期でサンプリング
し、所定時間毎に実効値を順次算出する。また、この人
体検知装置では、比較判別部は、実効値演算回路によっ
て算出された実効値を、予め設定された基準レベルとを
比較し、実効値が基準レベルを超えたときにはじめて人
体検知信号を出力し、このようにして人体検知信号が出
力されると、その度に、人体動作判断部が、実効値演算
回路を参照して、人体検知信号が出力された時点より所
定時間前までの実効値を読み取って、人体の検知エリア
内への侵入、退出を判断し、遅延時間設定部に最適なオ
フディレイ動作時間を自動的に更新、設定する。
【0014】請求項3に記載の本発明に係る赤外線式人
体検知装置では、人体動作判断部が、検知エリア内への
人体の侵入と退出を判断し、検知エリア内への人体の侵
入と判断したときには、人体の退出と判断したときより
も長いオフディレイ動作時間に設定することによって簡
易な制御を実現している。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の請求項1及び請求項3
に係る赤外線式人体検知装置Aの構成の一例を示すブロ
ック図である。この赤外線式人体検知装置Aは、人体か
ら放射される赤外線を集光する集光レレンズ1とその集
光した赤外線の受光量に応じて電気信号を出力する赤外
線検出素子2からなる集光部と、赤外線検出素子2から
出力された電気信号を増幅する増幅部3と、電気信号中
の不要な周波数成分を除去する帯域フィルタ4と、周囲
の温度変化に応じて、電気信号のオフセット電圧を順次
更新するオフセット電圧更新回路5と、赤外線検出素子
2の増幅された出力レベルと予め設定された基準レベル
とを比較し、出力レベルが基準レベルを超えたときには
人体検知信号を出力する比較判別部6と、この人体検知
信号が出力されたときには、人体検知信号が出力された
時点から所定時間前までの出力数を計数する人体検知信
号計数回路7と、赤外線検出素子2の増幅された出力レ
ベルを一定周期でサンプリングし、所定時間毎に実効値
を順次算出する実効値演算回路8と、比較判別部6から
人体検知信号が出力される毎に、実効値演算回路8と人
体検知信号計数回路7とを参照して、人体検知信号が出
力された時点より所定時間前までの実効値と、上記した
人体検知信号の計数値を読み取って、人体の検知エリア
内への侵入、退出を判断する人体動作判断部9と、この
人体動作判断部9の判断により、負荷をオンした後、オ
フにするまでのオフディレイ動作時間を設定する遅延時
間設定部10と、負荷をオン、オフする制御信号を出力
する出力回路11とを備えている。
【0016】本発明の赤外線式人体検知装置Aは、次の
ような手順で検知エリア内への人体の侵入、退出が判断
され、最適なオフディレイ動作時間が更新、設定され、
負荷のオン、オフ制御が行われるようになっている。集
光レンズ1で集光され、赤外線検出素子2で検出された
人体から放射された赤外線は、増幅部3で増幅された後
に、帯域フィルタ4で所定の周波数領域の赤外線成分の
みが取り出されて、ウインドコンパレータなどで構成さ
れた比較判別部6で基準レベルと比較される。このとき
の出力レベルが、比較判別部6で基準レベルを超えたと
判断されると、人体検知信号が出力されるが、基準レベ
ルは、周囲の温度変化に応じて順次更新されるオフセッ
ト電圧に対して上、下の変動幅として設定されており、
オフセット電圧は、周囲の温度変化に応じて平均値が算
出され、算出された平均値が更新される。
【0017】このようにして、比較判別部6から出力さ
れる人体検知信号は、その出力がある度に、出力された
時点から所定時間前までの出力数が人体検知信号計数回
路7によって計数される。このため人体検知信号計数回
路7では、常に所定時間前に遡って計数された値が記憶
される。一方、実効値演算回路8は、帯域フィルタ4を
通じた後、増幅部3で所定レベルまで増幅された赤外線
検出素子2の出力信号(出力レベル)を、順次累算し、
所定時間内におけるその実効値を順次算出している。
【0018】本発明では、人体動作判断部9では、上記
した比較判別部6が人体検知信号を出力すると、その度
に人体検知信号計数回路7と実効値演算回路8を参照す
ることにより、人体検知信号が出力された時点より所定
時間前までの実効値と、人体検知信号の計数値を読み取
って、人体の検知エリアへの侵入、退出を判断してい
る。
【0019】すなわち、人体動作判断部9は、上記した
人体検知信号の計数値と、実効値の組合せに応じて実験
値などから、最適なオフディレイ動作時間を決定する
が、更に精度の高い制御を行う場合には、オフディレイ
動作時間設定用データテーブルを設け、人体検知信号計
数回路と実効値演算回路の値をもとにして、ファジイ推
論等を用いて最適な値を決定してもよい。
【0020】人体動作判断部9では、人体検知信号計数
回路7と実効値演算回路8から人体検知信号の計数値と
実効値を読み取ったときに、このデータテーブル(不図
示)を参照し、遅延時間設定部10に最適なオフディレ
イ動作時間を読み取って順次書き換えて更新している
が、このようなオフディレイ動作時間は、最も簡易な構
成では、人体が検知エリアへ侵入して動作を静止しよう
としていると判断した場合には、退出したと判断したと
きよりも長く設定(例えば5分)し、人体が検知エリア
から退出したと判断した場合には、侵入したと判断した
ときよりも短く設定(例えば10秒)される(請求項
3)。これにより、例えば、トイレなど入室した人が短
時間で静止する場所における負荷のオン、オフ制御が適
切に行える。
【0021】次に、図2を参照して、実効値演算回路に
おける実効値の算出方法について説明する。図2の
(a)は、赤外線検出素子2から出力され、一定周期で
サンプリングされる電気信号の出力波形である。縦軸は
出力電圧、横軸はサンプル番号である。例えば、実効値
算出の対象とする所定時間幅を5秒、サンプリング周波
数を20Hzとすると、サンプル数は100となり、そ
れだけの数の電気信号により実効値を算出することにな
る。この電気信号は1つサンプリングされる度に実効値
算出の対象となり、その対象の最古の電気信号は順次除
外される。
【0022】図2の(b)では、オフセット電圧更新回
路5によって更新されるオフセット電圧を(a)の電気
信号から除去したものを示しており、これにより、周囲
環境の変動による電圧変動の影響も除去される。図2の
(c)は、サンプリングとともに常に算出される実効値
を示している。この実効値は、(b)に示したオフセッ
ト電圧に対する出力レベルの振幅の所定時間(5秒)前
までの絶対値の平均を算出したものである。
【0023】次に、人体動作判断部9で行う人体の検知
エリアへの侵入、退出の判断について説明する。図3の
(a)は図2の(b)と同様の電気信号の出力波形、
(b)は(a)の出力波形に対応して算出された実効
値、(c)は人体検知信号計数回路7で計数した人体検
知信号の計数値を示した図である。
【0024】点aは検知エリアへの侵入、点bは検知エ
リアからの退出が判断される点であり、これらは結果的
に判断され、(b)に示すように、点aでの実効値は比
較的小さく、点bでの実効値は点aでの実効値に比べて
大きいのが分かる。これは、人体が検知エリア内へ侵入
して静止するときは、その動作が徐々に収束していくの
に対して、検知エリア外へ退出するときは、動作が拡大
していくことに起因するものと思われる。
【0025】図4は、各部の基本動作をタイムチャート
で示したものである。図4の(a)は、赤外線検出素子
2から出力される電気信号の波形、(b)は比較判別部
6から出力される人体検知信号、(c)は検知エリア内
への侵入、検知エリア外への退出が判断され、順次更新
されたオフディレイ動作時間、(d)は負荷を制御する
ために、出力回路11から出力される信号である。図7
の従来の装置でのタイムチャートと比較すれば、検知エ
リア外へ退出した後の負荷の動作時間が大幅に短縮され
ていることが分かるはずである。
【0026】ついで、請求項2に記載の赤外線式人体検
知装置Aについて説明する。図5は、その構成の一例を
示すブロック図であり、図1と比べて、人体検知信号計
数回路7がない構成になっている。実効値演算回路8で
は、一定周期で赤外線検出素子の出力をサンプリングし
て、所定時間の間、累計し算出した実効値を、予め設定
された基準レベルとを比較し、出力レベルが基準レベル
を超えたときに、人体検知信号を出力しており、人体動
作判断部9では、比較判別部6から人体検知信号が出力
される毎に、実効値演算回路8を参照して、人体検知信
号が出力された時点より所定時間前までの実効値を読み
取って、人体の検知エリア内への侵入、退出を判断して
おり、その判断の結果、遅延時間設定部10は最適なオ
フディレイ動作時間に自動的に更新、設定されている。
【0027】人体の検知エリア内への侵入、退出の判断
は、請求項1にかかる装置では、人体検知信号の計数値
と実効値の組合せによって判断していたが、ここでは実
効値の変動により判断する方法を採用している。この構
成によると、人体検知信号が出力される度に、その時点
から所定時間前までの人体の動作を参照して負荷を動作
させることが出来るので、突発的な外乱ノイズ、ポップ
コンノイズ等によって負荷を誤動作させるようなことが
ない。
【0028】また、人体検知信号が出力されず、人体が
検知エリア内に存在していないと判断しているときで
も、実効値で判断するので、人体の微少な動きも検知す
ることができ、したがって人体の動作による出力信号を
定常ノイズと区別することができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の請求項1〜3に記載の赤外線式人体検知装置によれ
ば、実効値の算出結果を利用することによって、より人
の動きにあった、精度の高い負荷のオン、オフ制御がで
きるため、負荷の無駄な動作を最小限に抑えることがで
きる。
【0030】また、検知エリア内に人体が存在している
にも拘らず、人体検知ができずに、誤って負荷の動作を
停止させることを防ぐことができるので、従来に比較し
ても、信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る赤外線式人体検知装置の構成例を
示すブロック図である。
【図2】実効値の演算方法の説明図である。
【図3】人体の検知エリアへの侵入、退出の判断を説明
する図である。
【図4】(a)〜(d)は、本発明に係る赤外線式人体
検知装置の各部の基本動作を示すタイムチャートであ
る。
【図5】本発明に係る赤外線式人体検知装置の別の構成
例を示すブロック図である。
【図6】従来の赤外線式人体検知装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図7】(a)〜(d)は、従来の赤外線式人体検知装
置の各部の基本動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
A 赤外線式人体検知装置 1 集光レンズ 2 赤外線検出素子 3 増幅部 4 帯域フィルタ 5 オフセット電圧更新回路 6 比較判別部 7 人体検知信号計数回路 8 実効値演算回路 9 人体動作判断部 10 遅延時間設定部 11 出力回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】そこで、従来の赤外線式人体検知装置で
は、オフディレイ動作時間を設定可能な最大時間とし
て、上記のような不具合が発生しないようにしている
が、このオフディレイ動作時間は予め1の時間しか設定
できないため、人体の検知エリア内の侵入、退出に高い
精度でオン、オフ制御を行うには不十分なものであっ
た。図6は、従来の赤外線人体検知装置A’の基本構成
を示しており、集光レンズ100により集光した赤外線
を赤外線検出素子101で赤外線受光量に応じたレベル
の電気信号に変換し、その電気信号を増幅部102で増
幅し、帯域フィルタ103により不要な周波数成分を除
去して、比較判別部104で予め設定された基準レベル
との比較を行って、その電気信号レベルが基準レベルを
超えたと判断したときには、遅延時間設定部105に予
め設定されたオフディレイ動作時間の間、出力回路10
6を介して負荷をオンさせるようになっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明に係る赤外線式人
体検知装置は、赤外線検出素子の増幅された出力レベル
と、予め設定された基準レベルとを比較し、出力レベル
が基準レベルを超えたときに、人体検知信号を出力する
比較判別部と、比較判別部から人体検知信号が出力され
た時点より所定時間前までの出力数を計数する人体検知
信号計数回路と、増幅された赤外線検出素子の出力レベ
ルを一定周期でサンプリングし、そのサンプリング時か
ら所定時間前までの実効値を順次算出する実効値演算回
路と、負荷をオンした後、オフにするまでのオフディレ
イ動作時間を設定する遅延時間設定部と、比較判別部か
ら人体検知信号が出力される毎に、実効値演算回路と人
体検知信号計数回路とを参照して、人体検知信号が出力
された時点より所定時間前までの実効値と人体検知信号
の計数値を読み取って、人体の検知エリア内への侵入、
退出を判断して、遅延時間設定部に最適なオフディレイ
動作時間を自動的に更新、設定する人体動作判断部とを
備えた構成になっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項2に記載の本発明に係る赤外線式人
体検知装置は、増幅された赤外線検出素子の出力レベル
を一定周期でサンプリングし、そのサンプリング時から
所定時間前までの実効値を順次算出する実効値演算回路
と、上記実効値演算回路の実効値を、予め設定された基
準レベルとを比較し、出力レベルが基準レベルを超えた
ときに、人体検知信号を出力する比較判別部と、負荷を
オンした後、オフにするまでのオフディレイ動作時間を
設定する遅延時間設定部と、上記比較判別部から人体検
知信号が出力される毎に、上記実効値演算回路を参照し
て、人体検知信号が出力された時点より所定時間前まで
の実効値を読み取って、上記遅延時間設定部に最適なオ
フディレイ動作時間を自動的に更新、設定する人体動作
判断部とを備えた構成となっている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1に記載の本発明
に係る赤外線式人体検知装置では、実効値演算回路にお
いて、増幅された赤外線検出素子の出力レベルを一定周
期でサンプリングし、そのサンプリング時から所定時間
前までの実効値を順次算出する。一方、比較判別部は、
赤外線検出素子から増幅された電気信号が出力される度
に、その出力レベルと予め設定された基準レベルとを比
較し、出力レベルが基準レベルを超えたときに、人体検
知信号を出力する。そして、この人体検知信号が出力さ
れると、人体検知信号計数回路は、この人体検知信号が
出力された時点から所定時間前までの出力数を計数す
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】請求項2に記載の本発明に係る赤外線式人
体検知装置では、実効値演算回路において、増幅された
赤外線検出素子の出力レベルを一定周期でサンプリング
し、そのサンプリング時から所定時間前までの実効値を
順次算出する。また、この人体検知装置では、比較判別
部は、実効値演算回路によって算出された実効値を、予
め設定された基準レベルとを比較し、実効値が基準レベ
ルを超えたときにはじめて人体検知信号を出力し、この
ようにして人体検知信号が出力されると、その度に、人
体動作判断部が、実効値演算回路を参照して、人体検知
信号が出力された時点より所定時間前までの実効値を読
み取って、人体の検知エリア内への侵入、退出を判断
し、遅延時間設定部に最適なオフディレイ動作時間を自
動的に更新、設定する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の請求項1及び請求項3
に係る赤外線式人体検知装置Aの構成の一例を示すブロ
ック図である。この赤外線式人体検知装置Aは、人体か
ら放射される赤外線を集光する集光レレンズ1とその集
光した赤外線の受光量に応じて電気信号を出力する赤外
線検出素子2からなる集光部と、赤外線検出素子2から
出力された電気信号を増幅する増幅部3と、電気信号中
の不要な周波数成分を除去する帯域フィルタ4と、周囲
の温度変化に応じて、電気信号のオフセット電圧を順次
更新するオフセット電圧更新回路5と、赤外線検出素子
2の増幅された出力レベルと予め設定された基準レベル
とを比較し、出力レベルが基準レベルを超えたときには
人体検知信号を出力する比較判別部6と、この人体検知
信号が出力されたときには、人体検知信号が出力された
時点から所定時間前までの出力数を計数する人体検知信
号計数回路7と、赤外線検出素子2の増幅された出力レ
ベルを一定周期でサンプリングし、そのサンプリング時
から所定時間前までの実効値を順次算出する実効値演算
回路8と、比較判別部6から人体検知信号が出力される
前までの、実効値演算回路8と人体検知信号計数回路7
とを参照して、人体検知信号が出力された時点より所定
時間前までの実効値と、上記した人体検知信号の計数値
を読み取って、人体の検知エリア内への侵入、退出を判
断する人体動作判断部9と、この人体動作判断部9の判
断により、負荷をオンした後、オフにするまでのオフデ
ィレイ動作時間を設定する遅延時間設定部10と、負荷
をオン、オフする制御信号を出力する出力回路11とを
備えている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01S 11/12 G01V 8/12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人体から放射される赤外線を集光部に集光
    し、集光部に設けた赤外線検出素子の増幅された出力レ
    ベルが所定の基準レベルを超えたときに、人体検知信号
    を出力して、検知エリア内への人体の侵入、退出を判断
    して負荷をオンさせ、所定のオフディレイ動作の後、オ
    フさせる赤外線式人体検知装置において、 赤外線検出素子の増幅された出力レベルと、予め設定さ
    れた基準レベルとを比較し、出力レベルが基準レベルを
    超えたときに、人体検知信号を出力する比較判別部と、 上記比較判別部から人体検知信号が出力された時点より
    所定時間前までの出力数を計数する人体検知信号計数回
    路と、 上記増幅された赤外線検出素子の出力レベルを一定周期
    でサンプリングし、所定時間毎に実効値を順次算出する
    実効値演算回路と、 負荷をオンした後、オフにするまでのオフディレイ動作
    時間を設定する遅延時間設定部と、 上記比較判別部から人体検知信号が出力される毎に、上
    記実効値演算回路と上記人体検知信号計数回路とを参照
    して、人体検知信号が出力された時点より所定時間前ま
    での実効値と上記人体検知信号の計数値を読み取って、
    上記遅延時間設定部に最適なオフディレイ動作時間を自
    動的に更新、設定する人体動作判断部とを備えた構成と
    した赤外線式人体検知装置。
  2. 【請求項2】人体から放射される赤外線を集光部に集光
    し、集光部に設けた赤外線検出素子の増幅された出力レ
    ベルが所定の基準レベルを超えたときに、人体検知信号
    を出力して、検知エリア内への人体の侵入、退出を判断
    して負荷をオンさせ、所定のオフディレイ動作の後、オ
    フさせる赤外線式人体検知装置において、 上記増幅された赤外線検出素子の出力レベルを一定周期
    でサンプリングし、所定時間毎に実効値を順次算出する
    実効値演算回路と、 上記実効値演算回路の実効値を、予め設定された基準レ
    ベルとを比較し、出力レベルが基準レベルを超えたとき
    に、人体検知信号を出力する比較判別部と、 負荷をオンした後、オフにするまでのオフディレイ動作
    時間を設定する遅延時間設定部と、 上記比較判別部から人体検知信号が出力される毎に、上
    記実効値演算回路を参照して、人体検知信号が出力され
    た時点より所定時間前までの実効値を読み取って、上記
    遅延時間設定部に最適なオフディレイ動作時間を自動的
    に更新、設定する人体動作判断部とを備えた構成とした
    赤外線式人体検知装置。
  3. 【請求項3】上記人体動作判断部は、検知エリア内への
    人体の侵入と判断したときには、人体の退出と判断した
    ときよりも長いオフディレイ動作時間に更新、設定する
    構成とした請求項1に記載の赤外線式人体検知装置。
JP23000594A 1994-09-26 1994-09-26 赤外線式人体検知装置 Withdrawn JPH0896967A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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