JP2606654B2 - 論理シミュレーション方法 - Google Patents

論理シミュレーション方法

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JP2606654B2 JP5219375A JP21937593A JP2606654B2 JP 2606654 B2 JP2606654 B2 JP 2606654B2 JP 5219375 A JP5219375 A JP 5219375A JP 21937593 A JP21937593 A JP 21937593A JP 2606654 B2 JP2606654 B2 JP 2606654B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は論理シミュレーション方
法に関し、特に半導体集積回路化された論理回路の入力
信号に対する応答動作を解析する論理シミュレーション
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル半導体集積回路を構成する論
理回路の試験においては、試験装置からこの論理回路の
論理データのビット数対応の複数の入力端子にそれぞれ
対応する所定様式の複数の試験信号を供給し、これら試
験信号に対する上記論理回路の応答特性を調べる。上記
試験装置が供給するこれら複数の試験信号の各々の論理
値のたとえば’0’から’1’への変化タイミングは、
一般に上記試験信号の相互間に大きなずれ(スキュー)
を生じないように共通のクロックパルスで同期がとられ
ているが、試験装置によってはこのスキューが完全に0
ではなくいくらかのスキューが存在する。
【0003】試験対象の上記論理回路は供給を受ける試
験信号相互間に上記スキューが存在し、その値が大きい
場合には誤動作を生ずることがある。
【0004】試験信号にスキューが存在する場合の試験
対象論理回路の上記スキューの値の許容範囲すなわち耐
スキュー特性を点検する従来の論理シミュレーション方
法は、複数の試験信号の組である試験信号群の各々の試
験信号の論理値の変化タイミングを基準タイミングに対
して1クロック周期分ずつずらして生成した複数の試験
信号パターンを供給し、これら試験信号パターンに対す
る応答特性をシミュレーションすることにより検証を行
っていた。
【0005】図2(A)は3ビットの論理データに対応
する入力端子T1,T2,およびT3を有する試験対象
の論理回路1を、図2(B)は入力端子T1,T2,お
よびT3の各々に供給され各々の論理値が時刻t0のタ
イミングで変化する3ビットの各々の試験信号H1,H
2,およびH3をそれぞれ示す。
【0006】従来の論理シミュレーション方法の試験信
号パターンの一例を示す図3(A)〜(C)を参照する
と、図3(A)では試験信号H1が、図3(B)では試
験信号H2が、また、図3(C)では試験信号H1が、
それぞれ基準時刻t0に対し1クロック周期分ずらして
生成される。シミュレーションにより、これらの試験信
号パターンのいずれに対しても、論理回路1が正常に動
作することの確認を行なう。この例では、3ビットの論
理データ対応の3個の入力端子に対して各々異なる3組
の試験信号パターン、すなわち、この耐スキュー特性の
点検をしない場合の3倍の数の試験信号パターンを必要
とする。一般には、8ビットの論理データに対応して7
〜8個の入力端子数となるので、上記試験信号パターン
の所要数も7〜8倍となる。また、最近のマルチビット
たとえば32ビットの論理データに対しては試験パター
ンの所要数は31〜32倍にも達する。
【0007】しかし、一般に、この種の論理シミュレー
タの同時に取扱い可能なこの種の試験信号パターンの最
大限度数はせいぜい3〜5であり、たとえば上述の8ビ
ットの論理データ対応の8個の上記試験信号パターンに
対する応答特性のシミュレーションを実行するために
は、この8個の上記試験信号パターンをたとえば4個ず
つの2つのグループに分割して実行する必要がある。こ
のため、この分割に対応するプログラム作成等の工数が
増加するとともにシミュレーションの実行時間が増大す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の論理シ
ミュレーション方法は、耐スキュー特性の点検をしない
一般のシミュレーションの場合に比較して、論理データ
のビット数に対応して著しく試験信号パターンの所要数
が増加し、この種の論理シミュレータの同時に取扱い可
能な試験信号パターンの最大限度数を容易に越えるため
に、この限度数内に収まるように上記試験信号パターン
の上記所要数を数グループに分割し、この分割したグル
ープ毎にシミュレーションを実行する必要があり、この
プログラム作成等のための工数およびシミュレーション
実行時間が増大するという欠点があった。
【0009】また、上記試験信号パターンは、複数の入
力信号のうちの常に1つの入力信号のみ他の入力信号に
対して1クロック分遅延させるという単純なものである
ため、複数の入力端子の各々の相互間のスキューの組合
せに対応する耐スキュー特性を試験することにはなら
ず、不完全な検証に留まるという欠点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の論理シミュレー
ション方法は、設計対象の複数の入力端子を有する論理
回路と等価な論理回路モデルを計算機上に構築し、前記
複数の入力端子の各々に供給する複数の試験信号から成
る試験信号群の供給に対する前記論理回路の応答特性を
前記論理回路モデル上でシミュレーションする論理シミ
ュレーション方法において、前記複数の試験信号の各々
の論理値変化のタイミングに予め定めた許容時間幅であ
るスキュー値を設定し、前記試験信号群の供給時に全て
の前記試験信号の前記タイミングを前記スキュー値の範
囲で任意に設定するこを特徴とするものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】本発明の論理シミュレーション方法の一実
施例を示すフローチャートである図1を参照すると、本
実施例の論理シミュレーション方法は、図1に示すよう
に、回路の外部から供給される試験信号パターン(イベ
ント)の有無を判定するステップS1と、現在の時刻T
と各々の試験信号のスキュー値aとの加算値をタイムホ
イール上に時刻T+aのスキューイベント値として登録
するステップS2と、上記試験信号に一定時刻の信号X
を設定するステップS3と、時刻T+aでスキューイベ
ント値の有無を判定し有の場合にはステップS5へ無の
場合はステップS6へそれぞれ進むスンテップS4と、
スキューイベント値を取出しその試験信号に対しこのス
キューイベント値を設定を行うとともに信号Xに対する
応答特性のシミュレーションを実行するステップS5
と、時刻を1だけ進めステップS1の処理に戻るステッ
プSとを含む。
【0013】次に、本実施例の動作について説明する。
【0014】図2を参照すると、従来の技術で説明した
ように、図2(A)は3ビットの論理データに対応する
入力端子T1,T2,およびT3を有する試験対象の論
理回路1を、図2(B)は入力端子T1,T2,および
T3の各々に供給され各々の論理値が時刻t0のタイミ
ングで変化する3ビットの各々の試験信号H1,H2,
およびH3をそれぞれ示す。図2(C)は本実施例にお
いて各々の試験信号(イベント)H1,H2,およびH
3に対してそれぞれ設定した異なる遅延時間すなわちス
キュー値a1,a2,a3および同一時刻に設定した入
力信号Xを示す。
【0015】本実施例の論理シミュレーション方法で
は、処理の時間経過を時刻T0より昇順に表した環状表
現グラフであるタイムホイールに試験信号の供給等のイ
ベントの登録をしながら処理を進める。
【0016】図1および図2を参照して、本実施例の処
理のフローを説明すると、まず、試験対象の論理回路1
への外部から供給される試験信号パターンであるイベン
トH1〜H3の有無を判定する(ステップS1)。イベ
ントH1〜H3が有の場合、このイベントH1〜H3の
各々のスキュー値a1〜a3を現在の時刻T0に加算
し、各々対応のスキューイベント発生時刻すなわちスキ
ューイベント値T0+a1,T0+a2,T0+a3を
算出し、上記タイムホイールの対応時刻に登録する(ス
テップS2)。また、各々のイベントH1〜H3にはそ
れぞれ信号Xの入力を行う(ステップS3)。次に、各
々のイベントH1〜H3毎にスキューイベント値T0+
a1,T0+a2,T0+a3の有無を検出する(ステ
ップS4)。本実施例のようにすでに登録されて有の場
合、これらスキューイベント値T0+a1,T0+a
2,T0+a3を取出し、対応の信号(イベント)H1
〜H3にこれらスキューイベント値T0+a1,T0+
a2,T0+a3をそれぞれ入力して(ステップS
5)、これらスキューイベント値T0+a1,T0+a
2,T0+a3の存在条件下における信号Xに対する応
答特性のシミュレーションを実行する。この処理後、次
に、時刻T0を1だけ進め時刻T1としてステップ1〜
6の処理を反復する。
【0017】これにより、各々の入力端子毎の異なるス
キュー許容値が存在する場合の同一時刻の入力信号の供
給に対する論理回路のより精密かつ冗長性の少ない応答
特性のシミュレーションが可能となる。また、シミュレ
ーションに必要な試験信号パターンの所要数も削減する
ことができる。
【0018】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上述の実施例に限られることがなく種々の変形が可
能である。たとえば、応答特性シミュレーション用の同
一時刻の入力信号をシミュレーション実行時にその都度
設定する代りに、このシミュレーションの前処理として
予めシミュレーション対象データに設定しておくこと
も、本発明の趣旨を逸脱しない限り適用できることは勿
論である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の論理シミ
ュレーション方法は、試験信号パターンを構成する複数
の試験信号の各々の論理値変化のタイミングに予め定め
た時間幅であるスキュー値を設定し、上記試験信号パタ
ーンの供給時に全ての上記試信号の上記タイミングを
上記スキュー値の範囲で任意に設定することにより、複
数の入力端子の各々の相互間のスキューの組合せに対応
する耐スキュー特性を試験できるので、論理回路のより
精密かつ冗長性の少ない応答特性のシミュレーションが
可能となるという効果がある。
【0020】また、プログラム作成等のための工数およ
びシミュレーション実行時間を短縮できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の論理シミュレーション方法の一実施例
を示すフローチャートである。
【図2】試験対象の論理回路および入力信号の一例を示
す図である。
【図3】従来の論理シミュレーション方法の一例を示す
試験信号パターンの図である。
【符号の説明】
1 論理回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計対象の複数の入力端子を有する論理
    回路と等価な論理回路モデルを計算機上に構築し、前記
    複数の入力端子の各々に供給する複数の試験信号から成
    る試験信号群の供給に対する前記論理回路の応答特性を
    前記論理回路モデル上でシミュレーションする論理シミ
    ュレーション方法において、 前記複数の試験信号の各々の論理値変化のタイミングに
    予め定めた許容時間幅であるスキュー値を設定し、 前記試験信号群の供給時に全ての前記試験信号の前記タ
    イミングを前記スキュー値の範囲で任意に設定するこを
    特徴とする論理シミュレーション方法。
  2. 【請求項2】 回路の外部から供給される前記試験信号
    群であるイベントの有無を判定する第1のステップと、 現在の時刻と各々の試験信号の前記スキュー値との加算
    値を処理の時間経過を昇順に表した環状表現グラフであ
    るタイムホイールにスキューイベント値として登録する
    第2のステップと、 前記試験信号に前記タイミングの入力信号を設定する第
    3のステップと、 前記時刻から前記スキュー値分の時間経過した時刻で前
    記スキューイベント値の有無を判定する第4のステップ
    と、 前記第4のステップで前記スキューイベント値が 有の場
    合には前記スキューイベント値を取出し対応する試験信
    号に対しこのスキューイベント値を設定を行うとともに
    前記入力信号に対する応答特性のシミュレーションを実
    行する第のステップと、 前記時刻を1だけ進め前記第1のステップの処理に戻る
    第6のステップとを含むことを特徴とする請求項1記載
    の論理シミュレーション方法。
  3. 【請求項3】 前記第3のステップが前記第1のステ
    ップの前に予めシミュレーションの前処理として行われ
    ることを特徴とする請求項2記載の論理シミュレーショ
    ン方法。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
1991年電子情報通信学会春季全国大会講演論文集 第1分冊 P1−127 A−127 中嶋弘明 他「LSIテスタ入力スキュー・チェック用論理シミュレータの開発」

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