JP3212157B2 - 論理回路検証装置 - Google Patents

論理回路検証装置

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JP3212157B2
JP3212157B2 JP24456492A JP24456492A JP3212157B2 JP 3212157 B2 JP3212157 B2 JP 3212157B2 JP 24456492 A JP24456492 A JP 24456492A JP 24456492 A JP24456492 A JP 24456492A JP 3212157 B2 JP3212157 B2 JP 3212157B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、CADシステムを用
いて設計したASICやプリント基板等の論理回路を検
証するための論理回路検証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、論理回路検証装置によるASIC
等の論理回路の論理検証は、論理シミュレータにより論
理回路についてテストパターンでシミュレーションを行
ない、そのシミュレーション結果を波形等で表示し、そ
の波形等が予め期待した通りの結果になっているか否か
をオペレータが目視によって確認する方法が取られてお
り、現在も有効な方法となっている。
【0003】また、最近ではASIC等の論理回路設計
におけるテスタの制限などにより、論理回路検証装置に
おいてシミュレーション結果とオペレータの期待してい
る値とが同じであるか否かを自動的にチェックするた
め、シミュレーション用のテストパターンにサイクリッ
クな考えを用いてそのサイクル毎の期待値を入力し、そ
の期待値とシミュレーション結果を比較(コンペア)す
る期待値コンペアもよく行なわれるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような期待値コンペアでは、テストパターンの修正前後
のシミュレーション結果を直接比較することができない
ため、修正前のシミュレーション結果と修正後のシミュ
レーション結果のディレイ差をとらえたり波形の違いを
検証することが困難であるという問題があった。また、
従来の論理回路検証装置のエラー検出制御方法でも、テ
ストパターン修正前のシミュレーション結果までは考慮
されていない。
【0005】そのため、オペレータがシミュレーション
時に以下の項目をチェックできないという問題があっ
た。 (1)サイクル幅に対してストローブポイント位置での
1サイクル1点のチェックなので、ショートパルス等の
波形違いが発見出来ない。
【0006】(2)再シミュレーションにてどのくらい
のディレイが変わったかをとらえられない。 (3)期待値とのコンペアなのでテストパターン修正前
のシミュレーションで発生したエラーが修正後のシミュ
レーションで再度発生してしまう。
【0007】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、オペレータが論理回路シミュレーション時のテ
ストパターン修正前後のシミュレーション結果を容易に
比較できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による論理回路
検証装置は、上記の目的を達成するため、ASIC等の
論理回路をシミュレーションするためのテストパターン
を入力又は修正するテストパターン入力・修正手段と、
その手段によって入力又は修正されたテストパターンの
データを保持するテストパターンデータ保持手段と、テ
ストパターン入力・修正手段によるテストパターンの修
正位置を保持するテストパターン修正位置保持手段と、
テストパターンデータ保持手段に保持されているテスト
パターンのデータによって上記論理回路のシミュレーシ
ョンを実行するシミュレーション実行手段と、その手段
によるシミュレーション結果を保持するシミュレーショ
ン結果保持手段を備えている。
【0009】さらに、テストパターンデータ保持手段に
保持されている修正前テストパターンのデータをシミュ
レーション実行手段によってシミュレーションした修正
前シミュレーション結果と、テストパターン修正位置保
持手段に保持されているテストパターンの修正位置に基
づいて上記修正前テストパターンのデータを修正した修
正後テストパターンのデータをシミュレーション実行手
段によってシミュレーションした修正後シミュレーショ
ン結果とを比較して変化したデータを抽出する修正前後
シミュレーション結果変化データ抽出手段と、上記修正
後シミュレーション結果の波形に対して修正前後シミュ
レーション結果変化データ抽出手段によって抽出した変
化データに基づいた波形変化及びディレイ変化を表示す
る修正後シミュレーション結果変化状況表示手段を設け
たものである。
【0010】また、修正前後シミュレーション結果変化
データ抽出手段によって変化データを抽出するテストパ
ターンを指定する変化データ抽出テストパターン指定手
段を設けるとよい。
【0011】さらに、修正前後シミュレーション結果変
化データ抽出手段によって波形変化又はディレイ変化の
いずれか一方又は両方を抽出するように指定する波形変
化・ディレイ変化抽出指定手段を設けるとよい。
【0012】
【0013】そしてまた、修正前後シミュレーション結
果変化データ抽出手段によって抽出した変化データを同
じタイミング毎にその発生回数を集計する変化データ集
計手段と、その手段によって集計した発生回数を表示す
る集計結果表示手段を設けるとよい。
【0014】
【作用】この発明による論理回路検証装置は、ASIC
等の論理回路をシミュレーションするためのテストパタ
ーンを入力又は修正すると、その入力又は修正されたテ
ストパターンのデータ及びテストパターンの修正位置を
保持し、その保持されているテストパターンのデータに
よって論理回路のシミュレーションを実行してそのシミ
ュレーション結果を保持する。
【0015】そして、その保持されている修正前テスト
パターンのデータをシミュレーションした修正前シミュ
レーション結果と、保持されているテストパターンの修
正位置に基づいて修正前テストパターンのデータを修正
した修正後テストパターンのデータをシミュレーション
した修正後シミュレーション結果とを比較して変化した
データを抽出し、修正後シミュレーション結果の波形に
対してその抽出した変化データに基づいた波形変化及び
ディレイ変化を表示する。
【0016】したがって、修正前テストパターンによる
修正前シミュレーション結果と修正後テストパターンに
よる修正後シミュレーション結果との波形変化及びディ
レイ変化を表示することができる。
【0017】また、修正前シミュレーション結果と修正
後シミュレーション結果とを比較して変化データを抽出
するテストパターンを指定するようにすれば、指定され
たテストパターンについてのみ修正前後テストパターン
のシミュレーション結果の比較による波形変化及びディ
レイ変化を表示することができる。
【0018】さらに、修正前シミュレーション結果と修
正後シミュレーション結果とを比較して波形変化又はデ
ィレイ変化のいずれか一方又は両方を抽出するように指
定するようにすれば、修正前後テストパターンのシミュ
レーション結果の比較による波形変化又はディレイ変化
のいずれか一方又は両方を表示することができる
【0019】
【0020】そしてまた、修正前シミュレーション結果
と修正後シミュレーション結果とを比較して抽出した変
化データを、同じタイミング毎にその発生回数を集計し
てその集計した発生回数を表示するようにすれば、同じ
タイミングの発生回数を集計して表示することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2はこの発明による論理回路検証装
置の一構成例を示すブロック図である。この論理回路検
証装置は、キーボード装置1,マウス2,画面表示装置
3,記憶装置4,及びデータ処理装置5からなる。
【0022】キーボード装置1は各種の入力キーを備え
た入力装置であり、論理回路検証時の各種の操作指示等
を入力する。マウス2は画面表示装置3に表示されるマ
ウスカーソルの位置情報を入力する入力装置であり、キ
ーボード装置1と同様に論理回路検証時の各種の操作指
示等を入力する。
【0023】画面表示装置3はCRTやLCD等のディ
スプレイ装置であり、論理回路検証のときのテストパタ
ーン,シミュレーション結果,及び各種メッセージ等を
表示する。記憶装置4はフロッピディスク装置又はハー
ドディスク装置等のメモリであり、論理回路,テストパ
ターン,シミュレーション結果等の各種データを記憶す
る。
【0024】データ処理装置5はCPU,ROM,RA
M等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、この論理
回路検証装置全体の制御処理を司ると共に、論理回路検
証にかかわる各種の処理を実行する。
【0025】図1は図2に示した論理回路検証装置の機
能を示すブロック図である。この論理回路検証装置は、
テストパターン入力・修正手段10,テストパターンデ
ータ保持手段11,テストパターン修正位置保持手段1
2,シミュレーション実行手段13,シミュレーション
結果保持手段14,再シミュレーション結果・前シミュ
レーション結果変化データ抽出手段15,及び再シミュ
レーション結果波形・変化データ表示手段16の各機能
を備えている。
【0026】さらに、変化データ抽出信号名指定手段1
7,ディレイ変化・波形変化区分け指定手段18,グル
ープ指定修正対応グループ化抽出設定手段19,変化デ
ータ集計手段20,及び集計結果表示手段21の各機能
も備えている。
【0027】テストパターン入力・修正手段10は、論
理回路のシミュレーション用テストパターンを作成する
ための機能を果たし、ASIC,プリント基板等の論理
回路をシミュレーションするためのテストパターンを入
力又は修正する。テストパターン保持手段11は、テス
トパターン入力・修正手段10によって入力又は修正さ
れたテストパターンを保持する。
【0028】テストパターン修正位置保持手段12は、
テストパターン入力・修正手段10によるテストパター
ンの修正位置を保持し、テストパターンのどの位置に修
正が入ったかを保持する機能を果たす。
【0029】シミュレーション実行手段13は、テスト
パターンデータ保持手段11に保持されているテストパ
ターンのデータによって論理回路のシミュレーションを
実行する機能を果たす。シミュレーション結果保持手段
14は、シミュレーション実行手段13によるシミュレ
ーション結果を保持する機能を果たす。
【0030】再シミュレーション結果・前シミュレーシ
ョン結果変化データ抽出手段15は、再シミュレーショ
ンによる結果(修正後シミュレーション結果)と前シミ
ュレーションの結果(修正前シミュレーション結果)を
比較して変化データを抽出する機能を果たす。
【0031】すなわち、前述した修正前後シミュレーシ
ョン結果変化データ抽出手段に相当し、テストパターン
データ保持手段11に保持されている修正前テストパタ
ーンのデータをシミュレーションした修正前シミュレー
ション結果と、テストパターン修正位置保持手段12に
保持されているテストパターンの修正位置に基づいて修
正前テストパターンのデータを修正した修正後テストパ
ターンのデータをシミュレーションした修正後シミュレ
ーション結果とを比較して変化したデータを抽出する。
【0032】再シミュレーション結果波形・変化データ
表示手段16は、再シミュレーション結果(修正後シミ
ュレーション結果)の波形と変化データの表示を行なう
機能を果たす。
【0033】つまり、前述した再シミュレーション結果
波形・変化データ表示手段に相当し、修正後シミュレー
ション結果の波形に対して再シミュレーション結果・前
シミュレーション結果変化データ抽出手段15によって
抽出した変化データに基づいた波形変化及びディレイ変
化を表示する。
【0034】変化データ抽出信号名指定手段17は、変
化データを抽出する信号名を指定する機能を果たす。つ
まり、前述した変化データ抽出テストパターン指定手段
に相当し、再シミュレーション結果・前シミュレーショ
ン結果変化データ抽出手段15によって変化データを抽
出するテストパターンを指定する。
【0035】ディレイ変化・波形変化区分け指定手段1
8は、ディレイの差しかでない変化部分と波形が変わっ
てしまう部分に分けて抽出し、そのどちらか一方又は両
方を抽出するための選択をする機能である。
【0036】つまり、前述した波形変化・ディレイ変化
抽出指定手段に相当し、再シミュレーション結果・前シ
ミュレーション結果変化データ抽出手段15によって波
形変化又はディレイ変化のいずれか一方又は両方を抽出
するように指定する。
【0037】グループ指定修正対応グループ化抽出設定
手段19は、グループによる修正を行なった部分をその
ままグループでデータ抽出するかを指定するものであ
る。すなわち、前述の修正前テストパターンの同じタイ
ミングの部分をグループ指定して修正する同タイミング
部分グループ指定修正手段と、修正前シミュレーション
結果と修正後シミュレーション結果とを比較したときに
グループ指定して修正した同タイミングの各部分の波形
変化及びディレイ変化が同じか否かを判別可能に表示す
るグループ内同タイミング部分変化状況表示手段とに相
当する。
【0038】変化データ集計手段20は、変化データの
集計を行なう機能を果たし、つまり、再シミュレーショ
ン結果・前シミュレーション結果変化データ抽出手段1
5によって抽出した変化データを同じタイミング毎にそ
の発生回数を集計する。集計結果表示手段21は、その
集計結果を表示する機能を果たし、つまり、変化データ
集計手段20によって集計した発生回数を表示する。
【0039】次に、図1に示した各手段間の作用につい
て説明する。テストパターン入力・修正手段10によっ
て論理回路をシミュレーションするためのテストパター
ンを入力又は修正し、その入力されたテストパターンの
データをテストパターンデータ保持手段11に保持し、
修正されたテストパターンの修正位置をテストパターン
修正位置保持手段12に保持する。
【0040】その後、シミュレーション実行手段13に
よってテストパターンデータ保持手段11に保持されて
いるテストパターンのデータによって論理回路のシミュ
レーションを実行し、そのシミュレーション結果をシミ
ュレーション結果保持手段14に保持する。
【0041】さらに、再シミュレーション結果・前シミ
ュレーション結果変化データ抽出手段15によって、テ
ストパターンデータ保持手段11に保持されている修正
前テストパターンのデータをシミュレーションした修正
前シミュレーション結果と、テストパターン修正位置保
持手段12に保持されているテストパターンの修正位置
に基づいて修正前テストパターンのデータを修正した修
正後テストパターンのデータをシミュレーションした修
正後シミュレーション結果とを比較して変化したデータ
を抽出する。
【0042】そして、その抽出した変化データに基づい
て修正後シミュレーション結果の波形に対する波形変化
及びディレイ変化を再シミュレーション結果波形・変化
データ表示手段16に表示する。このようにして、テス
トパターンの修正前シミュレーション結果と修正後シミ
ュレーション結果との波形変化及びディレイ変化を表示
する。
【0043】また、変化データ抽出信号名指定手段17
によって再シミュレーション結果・前シミュレーション
結果変化データ抽出手段15によって変化データを抽出
するテストパターンを指定して、その指定されたテスト
パターンについてのみ修正前後テストパターンのシミュ
レーション結果の比較による波形変化及びディレイ変化
を表示する。
【0044】さらに、ディレイ変化・波形変化区分け指
定手段18によって再シミュレーション結果・前シミュ
レーション結果変化データ抽出手段15によって波形変
化又はディレイ変化のいずれか一方又は両方を抽出する
ように指定し、修正前後テストパターンのシミュレーシ
ョン結果の比較による波形変化又はディレイ変化のいず
れか一方又は両方を表示する。
【0045】さらにまた、グループ指定修正対応グルー
プ化抽出設定手段19によって修正前テストパターンの
同じタイミングの部分をグループ指定して、修正前シミ
ュレーション結果と修正後シミュレーション結果とを比
較したときにグループ指定して修正した同タイミングの
各部分の波形変化及びディレイ変化が同じか否かを判別
可能に表示し、グループ指定された修正前テストパター
ンの同じタイミングの部分について、その修正前後テス
トパターンのシミュレーション結果の比較による波形変
化及びディレイ変化を表示する。
【0046】そしてまた、変化データ集計手段20によ
って再シミュレーション結果・前シミュレーション結果
変化データ抽出手段15によって抽出した変化データを
同じタイミング毎にその発生回数を集計し、その集計し
た発生回数を集計結果表示手段21によって表示する。
このようにして、同じタイミングの発生回数を集計して
表示する。
【0047】図3乃至図6はこの論理回路検証装置にお
ける処理を示すフローチャートである。図3に示したよ
うに、テストパターン入力か否かをチェックし、YES
ならテストパターン入力処理をし、NOならそのままテ
ストパターン修正か否かをチェック(判断)する処理へ
進む。
【0048】テストパターン修正か否かをチェックする
処理において、NOならに分岐して図4に示す処理へ
移行するが、YESならテストパターン修正処理をし、
修正箇所を格納する処理をしてシミュレーション実行か
否かををチェックする処理へ進む。
【0049】図4の処理では、まずテストパターングル
ープ指定修正か否かをチェックして、YESならグルー
プ指定による修正とグループ修正位置の格納処理をし、
NOならそのまま変化データ抽出信号名指定か否かをチ
ェックする処理へ進む。その変化データ抽出信号名指定
か否かをチェックする処理において、YESなら抽出し
たい信号名を指定し、NOならそのままディレイ変化と
波形変化の区分けによる抽出指定か否かをチェックする
処理へ進む。
【0050】そのディレイ変化と波形変化の区分けによ
る抽出指定か否かをチェックする処理において、ディレ
イによる変化と波形が変わってしまう変化に区分けし
て、どちらか一方又は両方の指定をするのかをチェック
して、YESならディレイ変化と波形変化の区分けによ
る抽出方法を指定し、NOならそのままグループ化修正
した修正をグループで処理するか否かをチェックする処
理へ進む。
【0051】そして、グループ化修正した部分をグルー
プで抽出処理するかをチェックして、YESならグルー
プ化抽出フラグをONにして、NOならそのまま変化デ
ータの集計指定か否かをチェックする処理へ進む。その
変化データを集計する指定か否かをチェックする処理に
おいて、YESならば集計指定フラグをONとし、NO
ならばそのまま図3のに戻る。
【0052】次に、図3に戻るとシミュレーション実行
か否かをチェックし、NOなら最初の処理に戻るがYE
Sなら前シミュレーションデータがあるか否かをチェッ
クし、YESなら前シミュレーションデータを別エリア
に移動保管し、NOならそのままシミュレーション実行
の処理へ進む。
【0053】そこで、シミュレーションを実行して、移
動保管した前シミュレーションデータがあるか否かをチ
ェックし、NOならに分岐して図6に示す処理へ移行
し、YESなら変化データ抽出信号名の指定があるかを
チェックして、NOなら全信号を指定の対象として、Y
ESならそのままへ進んで図5に示す処理へ移行す
る。
【0054】図5の処理では、まずディレイ変化と波形
変化区分けによる抽出指定があったか否かをチェック
し、NOならディレイ変化と波形変化の両方を抽出指定
として、YESならそのままグループ指定修正対応のグ
ループ化抽出設定があるか否かをチェックする処理へ進
む。
【0055】そのグループ指定修正対応のグループ化抽
出設定があるか否かのチェックにおいて、YESならグ
ループが抽出対象としてセットし、NOならそのまま前
シミュレーション結果データと再シミュレーション結果
データを用いて設定された条件で変化(差)データを解
析する。
【0056】次に、テストパターン修正箇所があるか否
かをチェックして、YESならテストパターン修正箇所
をハイライト表示し、NOならそのままへ進んで図6
に示す処理へ移行する。
【0057】図6の処理では、まず再シミュレーション
結果を表示して、変化(差)データがあるか否かをチェ
ックし、NOならそのままこの処理を終了する。また、
YESなら変化(差)データを波形上にハイライト表示
し、変化(差)データを集計するか否かをチェックし
て、NOならそのままこの処理を終了し、YESなら変
化(差)データを集計してその集計結果を表示し、この
処理を終了する。つまり、変化(差)データを集計する
フラグが立っているか否かをチェックして、フラグON
なら変化(差)データを集計してその集計結果を表示す
る。
【0058】次に、この論理回路検証装置におけるシミ
ュレーション結果の表示例について説明する。図7及び
図8はある論理回路のシミュレーション結果を表示した
画面の一例を示す図である。
【0059】図7は修正前テストパターンによるシミュ
レーション結果の表示例を示す図、図8は修正後テスト
パターンによるシミュレーション結果の表示例を示す図
であり、図8には修正前後テストパターンによるシミュ
レーション結果の比較結果が表示されている。
【0060】これらの画面30には、ある論理回路に対
して修正前又は修正後のテストパターンによってシミュ
レーションした結果として、入力信号IN1,IN2、
テスト信号TEST、クロック信号CLK、出力信号O
UT1,OUT2,OUT3のそれぞれの波形W1〜W
7が表示されている。
【0061】そして、図8に示す表示例では、入力波形
W2にはテストパターン変更位置(修正した部分)を示
す波形31が異なる色で表示される。また、出力波形W
5には修正前のシミュレーション結果と修正後のシミュ
レーション結果を比較して波形が変化した部分を示す波
形32が異なる色で表示される。
【0062】さらに、出力波形W6には修正前のシミュ
レーション結果と修正後のシミュレーション結果を比較
してディレイが変化した部分を示す波形33が異なる色
で表示される。したがって、テストパターンの修正や論
理回路の修正によって変化した部分について、その修正
前後シミュレーション結果を容易に比較することができ
る。
【0063】次に、図9及び図10はテストパターン修
正前後におけるシミュレーション結果を比較する信号を
指定した場合の表示画面の一例を示す図である。図9は
信号を指定しなかった場合の表示画面の一例を示す図、
図10は信号を指定した場合の表示画面の一例を示す図
である。
【0064】図9に示すように、信号を指定しないと全
ての信号について修正前後のシミュレーション結果の比
較、つまり波形変化及びディレイ変化である波形32,
33,35を表示する。
【0065】例えば、予め入力信号IN1を指定した場
合、図10に示すように、入力信号IN1に対するテス
トパターン修正前後のシミュレーション結果の比較によ
る波形変化及びディレイ変化である波形35を除いて、
波形32,33のみが表示される。したがって、修正前
後のシミュレーション結果の変化を解析する信号を一部
に限定して比較することができる。
【0066】次に、図11及び図12は波形変化又はデ
ィレイ変化のいずれか一方又は両方を表示させる指定を
行なったときの表示画面の一例を示す図である。例え
ば、予め波形変化のみを表示させる指定をした場合、図
11に示すように、波形W5の変化波形部分を示す波形
32のみが表示される。
【0067】また、ディレイ変化のみを表示させる指定
をした場合、図12に示すように、波形W6のディレイ
変化部分を示す波形33のみが表示される。あるいはま
た、波形変化及びディレイ変化の両方を表示させる指定
をした場合、図8に示したように表示される。
【0068】次に、図13はグループ指定した同タイミ
ングの各部分の波形変化及びディレイ変化を判別可能に
表示したときの表示画面の一例を示す図である。画面3
6には、入力信号I1,I2,及び出力信号O1の各シ
ミュレーション結果として、波形W10,W11,W1
2が表示されている。
【0069】その波形W10の波形部分37,38が同
タイミングとしてグループ指定されており、その波形部
分37,38をグループとして変更した後のシミュレー
ション結果がどのように変化したかが波形W12の波形
部分39,40に判別可能に異なる色(図中では斜線を
施した部分)で表示されている。
【0070】その波形部分37,38の変化に違いがあ
る場合、その変化部分をさらに異なる色で表示する。例
えば、波形部分37,38でディレイ差が違ったとき、
図14に示すように、波形部分40の実線41で示すシ
ミュレーション結果に対して、斜線部分42で示す修正
前シミュレーション結果の波形を異なる色で表示し、さ
らにクロス斜線部分43に示す波形部分39のシミュレ
ーション結果の波形を異なる色で表示する。
【0071】次に、図15はシミュレーション結果の同
タイミングの発生回数を表示したときの画面の一例を示
す図である。画面50には、同タイミングのパターンの
波形とその発生回数「12」が表示されている。
【0072】次に、この実施例の論理回路検証装置の効
果を列挙する。 (1)前シミュレーション結果と再シミュレーション結
果の間で波形チェックを行なうことで、前とどのように
波形が変わったかを解析することにより、ディレイが前
とどのぐらい違ったかや、波形が変わったところを抽出
することができるようになり、オペレータの目視による
煩雑な作業をなくすことができる。
【0073】(2)波形チェックを行なう信号を指定可
能とすることにより、抽出されるデータを絞り込み、本
当に見たいデータにすることが出来るようになり、オペ
レータによる煩雑な作業をなくすことができる。
【0074】(3)解析されたデータをディレイが変わ
っただけの変化と波形の相互関係が変わってしまうもの
とがあって、それを区別してどちらか一方か又は両方か
を表示させることを指定可能とすることにより、さらに
抽出されるデータを絞り込み、本当に見たいデータにす
ることができるようになる。したがって、オペレータに
よる煩雑な作業をなくすことができる。
【0075】(4)解析するデータをグループでとらえ
ることを可能とすることで、同じタイミングが実時間が
異なる部分で何回も存在するときに、すべて同じ変化か
をチェックできるようになるので、すべての同じタイミ
ングの入力で同じ結果が出ているかをチェックできるよ
うになって見落としがなくなり、オペレータが正確な判
断をできるようになる。
【0076】(5)多量に抽出される変化データを、例
えばディレイ変化をまとめて最大変化順に並べるという
ような集計を可能とすることにより、オペレータによる
煩雑な作業をなくすことができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る論理回路検証装置によれば、次のような効果がある。 (1)修正前シミュレーション結果より修正後シミュレ
ーション結果がディレイの変化があった部分、波形が変
わった部分を抽出できるので、オペレータによる煩雑な
作業がなくなる。
【0078】(2)修正前後のシミュレーション結果の
比較による波形変化やディレイ変化を表示すべき信号名
を指定できるので、抽出データを絞り込めてオペレータ
による煩雑な作業をなくすことができる。 (3)ディレイが変わった部分と波形が変わった部分に
分けて選択して抽出できるので、さらに絞り込んだデー
タとすることができ、オペレータによる煩雑な作業をな
くすことができる。
【0079】(4)グループ指定により同じタイミング
の入力に対して同じ変化が起きているかを簡単にとらえ
ることにより、見落としやチェックミス等の人為的ミス
がなくなる。
【0080】(5)従来多量に出る変化データをディレ
イ別等の項目別にて集計することができるようになり、
その結果群で見ることができるようになるため、異常点
を簡単にとらえられるようになるので、見落としやチェ
ックミス等の人為的ミスがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した論理回路検証装置の機能を示すブ
ロック図である。
【図2】この発明による論理回路検証装置の一構成例を
示すブロック図である。
【図3】この論理回路検証装置における処理を示すフロ
ーチャートである。
【図4】その続きの処理を示すフローチャートである。
【図5】さらにその続きの処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】さらにまたその続きの処理を示すフローチャー
トである。
【図7】修正前テストパターンによるシミュレーション
結果の表示例を示す図である。
【図8】修正後テストパターンによるシミュレーション
結果の表示例を示す図である。
【図9】信号を指定しなかった場合の表示画面の一例を
示す図である。
【図10】信号を指定した場合の表示画面の一例を示す
図である。
【図11】波形変化のみを表示させる指定を行なったと
きの表示画面の一例を示す図である。
【図12】ディレイ変化のみを表示させる指定を行なっ
たときの表示画面の一例を示す図である。
【図13】グループ指定した同タイミングの各部分の波
形変化及びディレイ変化を判別可能に表示したときの表
示画面の一例を示す図である。
【図14】その判別可能に表示するときの説明図であ
る。
【図15】シミュレーション結果の同タイミングの発生
回数を表示したときの画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 キーボード装置 2 マウス 3 画面表示装置 4 記憶装置 5 データ処理装置 10 テストパ
ターン入力・修正手段 11 テストパターンデータ保持手段 12 テストパターン修正位置保持手段 13 シミュレーション実行手段 14 シミュレ
ーション結果保持手段 15 再シミュレーション結果・前シミュレーション結
果変化データ抽出手段 16 再シミュレーション結果波形・変化データ表示手
段 17 変化データ抽出信号名指定手段 18 ディレイ変化・波形変化区分け指定手段 19 グループ指定修正対応グループ化抽出設定手段 20 変化データ集計手段 21 集計結果
表示手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ASIC等の論理回路をシミュレーショ
    ンするためのテストパターンを入力又は修正するテスト
    パターン入力・修正手段と、該手段によって入力又は修
    正されたテストパターンのデータを保持するテストパタ
    ーンデータ保持手段と、前記テストパターン入力・修正
    手段によるテストパターンの修正位置を保持するテスト
    パターン修正位置保持手段と、前記テストパターンデー
    タ保持手段に保持されているテストパターンのデータに
    よって前記論理回路のシミュレーションを実行するシミ
    ュレーション実行手段と、該手段によるシミュレーショ
    ン結果を保持するシミュレーション結果保持手段と、前
    記テストパターンデータ保持手段に保持されている修正
    前テストパターンのデータを前記シミュレーション実行
    手段によってシミュレーションした修正前シミュレーシ
    ョン結果と、前記テストパターン修正位置保持手段に保
    持されているテストパターンの修正位置に基づいて前記
    修正前テストパターンのデータを修正した修正後テスト
    パターンのデータを前記シミュレーション実行手段によ
    ってシミュレーションした修正後シミュレーション結果
    とを比較して変化したデータを抽出する修正前後シミュ
    レーション結果変化データ抽出手段と、前記修正後シミ
    ュレーション結果の波形に対して前記修正前後シミュレ
    ーション結果変化データ抽出手段によって抽出した変化
    データに基づいた波形変化及びディレイ変化を表示する
    修正後シミュレーション結果変化状況表示手段とを備え
    た論理回路検証装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の論理回路検証装置におい
    て、前記修正前後シミュレーション結果変化データ抽出
    手段によって変化データを抽出するテストパターンを指
    定する変化データ抽出テストパターン指定手段を設けた
    ことを特徴とする論理回路検証装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の論理回路検証装置
    において、前記修正前後シミュレーション結果変化デー
    タ抽出手段によって波形変化又はディレイ変化のいずれ
    か一方又は両方を抽出するように指定する波形変化・デ
    ィレイ変化抽出指定手段を設けたことを特徴とする論理
    回路検証装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至のいずれか一項記載の論
    理回路検証装置において、前記修正前後シミュレーショ
    ン結果変化データ抽出手段によって抽出した変化データ
    を同じタイミング毎にその発生回数を集計する変化デー
    タ集計手段と、該手段によって集計した発生回数を表示
    する集計結果表示手段とを設けたことを特徴とする論理
    回路検証装置。
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