JP2606577Y2 - 電動車椅子 - Google Patents
電動車椅子Info
- Publication number
- JP2606577Y2 JP2606577Y2 JP1993071823U JP7182393U JP2606577Y2 JP 2606577 Y2 JP2606577 Y2 JP 2606577Y2 JP 1993071823 U JP1993071823 U JP 1993071823U JP 7182393 U JP7182393 U JP 7182393U JP 2606577 Y2 JP2606577 Y2 JP 2606577Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chair
- electric wheelchair
- armrests
- connection frame
- armrest
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、身体障害者が利用する
電動車椅子に関する。
電動車椅子に関する。
【０００２】
【従来技術】電動車椅子は、前後４個の走行輪を備えた
走行車体上の略中央に肘掛け付の椅子を立設した構造
で、椅子の左右側部に設ける肘掛けの前端部近くに走行
方向と走行速度を変更する操縦レバーを立設したジョイ
ステック式の操縦装置を設けている。
走行車体上の略中央に肘掛け付の椅子を立設した構造
で、椅子の左右側部に設ける肘掛けの前端部近くに走行
方向と走行速度を変更する操縦レバーを立設したジョイ
ステック式の操縦装置を設けている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】電動車椅子の走行速度
は遅く歩行者の歩行速度程度であり、スロースタートと
スローストップでスタート時とストップ時の走行速度を
制御するようにしているが、上半身を支える力が弱い身
障者が電動車椅子を用いる場合には、停止時のショック
で身体が椅子の前側に倒れる恐れがある。又、搭乗者の
足元を覆う手段がされておらず、特に女性等のようにス
カートを履いた搭乗者は足元の乱れが気になり、安心し
て搭乗することができない。そこで、本考案では、搭乗
者が安心して搭乗できる電動車椅子を提供するのを課題
とする。
は遅く歩行者の歩行速度程度であり、スロースタートと
スローストップでスタート時とストップ時の走行速度を
制御するようにしているが、上半身を支える力が弱い身
障者が電動車椅子を用いる場合には、停止時のショック
で身体が椅子の前側に倒れる恐れがある。又、搭乗者の
足元を覆う手段がされておらず、特に女性等のようにス
カートを履いた搭乗者は足元の乱れが気になり、安心し
て搭乗することができない。そこで、本考案では、搭乗
者が安心して搭乗できる電動車椅子を提供するのを課題
とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案では、走行装置１
を具備した車体２上に椅子３を立設した電動車椅子にお
いて、椅子３の左右両側に設ける肘掛け４，５の前端を
連結する状態と両肘掛け４，５の外側へ回動した状態と
に切り換え可能に前連結枠６を設け、該前連結枠６に搭
乗者の脚部を覆うフロントカバー９を一体的に設けて電
動車椅子を構成した。
を具備した車体２上に椅子３を立設した電動車椅子にお
いて、椅子３の左右両側に設ける肘掛け４，５の前端を
連結する状態と両肘掛け４，５の外側へ回動した状態と
に切り換え可能に前連結枠６を設け、該前連結枠６に搭
乗者の脚部を覆うフロントカバー９を一体的に設けて電
動車椅子を構成した。
【０００５】
【考案の作用及び効果】本考案の構成によれば、椅子３
に乗り降りするには、前連結枠６を肘掛け４，５の外側
へ回動した状態として行い、椅子３に搭乗した後に前連
結枠６で両肘掛けの前端を連結する。このようにすれ
ば、椅子３への搭乗者が例え前方へ倒れるようなことが
あっても、前連結枠６で身体が椅子３から転がり落ちる
ようなことを防ぐことができ、安心して運転できる。ま
た、椅子３に搭乗した搭乗者の脚部がフロントカバー９
で覆われるので、乱れ勝手な搭乗者の足元を隠して見栄
えを良くすると共に、寒風などにさらされるのを防ぐこ
とができる。フロントカバー９は前連結枠６と一体的に
構成しているので、該前連結枠６の回動に伴って一体回
動し、容易に開閉することができる。更に、フロントカ
バー９は椅子３に乗り降りする時には前連結枠６と共に
肘掛け４，５の外側へ回動されて邪魔にならない位置に
収納されるが、椅子３に搭乗した時には、肘掛け４，５
前端を連結する前連結枠６と共に搭乗者前方へ回動さ
れ、確実に搭乗者の脚部を覆い隠すことができる。
に乗り降りするには、前連結枠６を肘掛け４，５の外側
へ回動した状態として行い、椅子３に搭乗した後に前連
結枠６で両肘掛けの前端を連結する。このようにすれ
ば、椅子３への搭乗者が例え前方へ倒れるようなことが
あっても、前連結枠６で身体が椅子３から転がり落ちる
ようなことを防ぐことができ、安心して運転できる。ま
た、椅子３に搭乗した搭乗者の脚部がフロントカバー９
で覆われるので、乱れ勝手な搭乗者の足元を隠して見栄
えを良くすると共に、寒風などにさらされるのを防ぐこ
とができる。フロントカバー９は前連結枠６と一体的に
構成しているので、該前連結枠６の回動に伴って一体回
動し、容易に開閉することができる。更に、フロントカ
バー９は椅子３に乗り降りする時には前連結枠６と共に
肘掛け４，５の外側へ回動されて邪魔にならない位置に
収納されるが、椅子３に搭乗した時には、肘掛け４，５
前端を連結する前連結枠６と共に搭乗者前方へ回動さ
れ、確実に搭乗者の脚部を覆い隠すことができる。
【０００６】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。車体２は、２個の前輪１０と２個の後輪１１
からなる走行装置１を具備し、バッテリとモータ（図示
省略）等を搭載している。この車体２の中央に、座席１
２、背凭れ１３、ヘッドレスト１４及び左右の肘掛け
４，５からなる椅子３を立設している。
説明する。車体２は、２個の前輪１０と２個の後輪１１
からなる走行装置１を具備し、バッテリとモータ（図示
省略）等を搭載している。この車体２の中央に、座席１
２、背凭れ１３、ヘッドレスト１４及び左右の肘掛け
４，５からなる椅子３を立設している。
【０００７】図１乃至図３は肘掛け４，５の前端を様々
な方法で連結可能に構成した車椅子の図であり、図１に
示す車椅子は、左右の肘掛け４，５の前端部に左右同一
長さの前連結枠６，７を上下回動可能に設け、両前連結
枠６，７を椅子３の前側に略水平に固定した状態と左右
の肘掛け４，５の外側下方へ吊り下げて座席１２に固定
した状態とに変更可能にしている。片方の肘掛け４の前
端には走行速度と走行方向を制御するジョイステックか
らなる操縦操作具８を設けている。
な方法で連結可能に構成した車椅子の図であり、図１に
示す車椅子は、左右の肘掛け４，５の前端部に左右同一
長さの前連結枠６，７を上下回動可能に設け、両前連結
枠６，７を椅子３の前側に略水平に固定した状態と左右
の肘掛け４，５の外側下方へ吊り下げて座席１２に固定
した状態とに変更可能にしている。片方の肘掛け４の前
端には走行速度と走行方向を制御するジョイステックか
らなる操縦操作具８を設けている。
【０００８】図２に示す車椅子は、一方の肘掛け４に出
し入れ可能にした支持杆１５を設け、他方の肘掛け５に
プレート状の前連結枠７を設けた構成で、連結枠７を椅
子３の前側において支持杆１５で支持した状態と肘掛け
５の下側方へ吊り下げ固定した状態とに変更できるよう
にしている。
し入れ可能にした支持杆１５を設け、他方の肘掛け５に
プレート状の前連結枠７を設けた構成で、連結枠７を椅
子３の前側において支持杆１５で支持した状態と肘掛け
５の下側方へ吊り下げ固定した状態とに変更できるよう
にしている。
【０００９】図３に示す車椅子は、平面視Ｕ字状の前連
結枠６を一方の肘掛け４に縦軸１６で枢支したもので他
方の肘掛け５に先端をピン１７で固定して座席３の前側
に保持できるようにしている。この前連結枠６の左右中
間位置に操縦操作具８を立設した操縦ケース１８を設け
ているが、この操縦ケース１８は、ネジ部２０を締付リ
ング１９で締め付けて固定するようにしているので、左
右に位置変更可能である。
結枠６を一方の肘掛け４に縦軸１６で枢支したもので他
方の肘掛け５に先端をピン１７で固定して座席３の前側
に保持できるようにしている。この前連結枠６の左右中
間位置に操縦操作具８を立設した操縦ケース１８を設け
ているが、この操縦ケース１８は、ネジ部２０を締付リ
ング１９で締め付けて固定するようにしているので、左
右に位置変更可能である。
【００１０】図４と図５は、本考案の車椅子の実施例を
示す図であり、前連結枠６と一体的に椅子３の前下部を
覆うフロントカバー９を設けたもので、片側の支持枠２
１を一方の肘掛け４に縦軸２２で枢支していて、椅子３
の前側へ回動して他方の肘掛け５に設けた取手２６を支
持枠２４のボス部２３に嵌合して固定できるようにして
いる。支持枠２１，２４には、足置き台２７を一体的に
取り付け、前連結枠６とフロントカバー９を一体にして
ヒンジ２８で開閉可能に取り付けている。２９はフロン
トカバー９と支持枠２４を係脱するロックレバーであ
る。前支持枠６の左右中央には操縦操作具８を立設する
操縦ケース１８を固定している。このように構成した電
動車椅子に乗る場合には、前連結枠６，７を肘掛け４，
５の外側方へ回動し、椅子３に搭乗者が座った後に、前
連結枠６，７を椅子３の前方へ回動して固定する。ま
た、椅子３から降りる場合には、前連結枠６，７を外側
方へ回動する。
示す図であり、前連結枠６と一体的に椅子３の前下部を
覆うフロントカバー９を設けたもので、片側の支持枠２
１を一方の肘掛け４に縦軸２２で枢支していて、椅子３
の前側へ回動して他方の肘掛け５に設けた取手２６を支
持枠２４のボス部２３に嵌合して固定できるようにして
いる。支持枠２１，２４には、足置き台２７を一体的に
取り付け、前連結枠６とフロントカバー９を一体にして
ヒンジ２８で開閉可能に取り付けている。２９はフロン
トカバー９と支持枠２４を係脱するロックレバーであ
る。前支持枠６の左右中央には操縦操作具８を立設する
操縦ケース１８を固定している。このように構成した電
動車椅子に乗る場合には、前連結枠６，７を肘掛け４，
５の外側方へ回動し、椅子３に搭乗者が座った後に、前
連結枠６，７を椅子３の前方へ回動して固定する。ま
た、椅子３から降りる場合には、前連結枠６，７を外側
方へ回動する。
【図１】前連結枠６を有する車椅子の斜視図である。
【図２】前連結枠６を有する車椅子の斜視図である。
【図３】前連結枠６を有する車椅子の斜視図である。
【図４】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図５】本考案の他の実施例を示す斜視図である。
１ 走行装置 ２ 車体 ３ 椅子 ４ 肘掛け ５ 肘掛け ６ 前連結枠 ９ フロントカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61G 5/00 - 5/04
Claims (1)
- 【請求項１】 走行装置（１）を具備した車体（２）上
に椅子（３）を立設した電動車椅子において、椅子
（３）の左右両側に設ける肘掛け（４），（５）の前端
を連結する状態と両肘掛け（４），（５）の外側へ回動
した状態とに切り換え可能に前連結枠（６）を設け、該
前連結枠（６）に搭乗者の脚部を覆うフロントカバー
（９）を一体的に設けてなる電動車椅子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993071823U JP2606577Y2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 電動車椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993071823U JP2606577Y2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 電動車椅子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0734819U JPH0734819U (ja) | 1995-06-27 |
| JP2606577Y2 true JP2606577Y2 (ja) | 2000-11-27 |
Family
ID=13471668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993071823U Expired - Fee Related JP2606577Y2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 電動車椅子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2606577Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP1993071823U patent/JP2606577Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0734819U (ja) | 1995-06-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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