JP2606446Y2 - 表面実装型水晶フィルタ - Google Patents

表面実装型水晶フィルタ

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JP2606446Y2
JP2606446Y2 JP1993024999U JP2499993U JP2606446Y2 JP 2606446 Y2 JP2606446 Y2 JP 2606446Y2 JP 1993024999 U JP1993024999 U JP 1993024999U JP 2499993 U JP2499993 U JP 2499993U JP 2606446 Y2 JP2606446 Y2 JP 2606446Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の技術分野】本考案はモノリシック水晶フィル
タに関し、特に2個のフイルタ素子を使用した小形の
面実装形水晶フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信装置等に使用される電
子部品は表面実装形で、特に背高は4mm以下ものが要
求されており、水晶フィルタも例外ではない。1素子タ
イプのモノリシック水晶フィルタの容量は、一般の水晶
振動子と同一であり、気密端子のみが3端子となってい
る。すなわち、図4の(a)に示されているようにカン
タイプの容器4内に水晶振動子が収容され、入力端子1
及び出力端子3が容器4の下部から機密端子によって引
き出されている。
【0003】中央部の端子2はアース端子を示し、この
アース端子2はシールド作用を有する容器4に接続され
ている。このような水晶フィルタは図4の(b)に示す
ような等価回路として示され、特にフィルタの通過特性
によっては、図4に示すような2個の水晶フィルタ素子
を#1と#2として組み合わせて使用するのが一般的で
あり、この組み合わせによって4ポールの水晶フィルタ
とする場合が1素子の水晶フィルタとするものより使用
量が多い。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような水
晶フィルタは図5に示すように、IC基板5上に実装す
る際に、その高さHが4.5mm以下にはならないのが
現状である。そこで、図6に示すように2個のフイルタ
素子#1、#2を横に倒して重ねることが考えられてい
るが、この場合はIC基板5に対して部品実装機で水晶
フィルタを供給することが困難になる。
【0005】さらに、図7に示すように2個のフイルタ
素子#1、#2を基板7上に配置すると容器4のフラン
ジ4Aが邪魔になり、素子が傾いてしまうのでモールド
6で加工して表面実装型にする際に問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、2素子のモノ
リシック水晶フィルタを組み合わせて背高4mm以下容
積0.4cc以下になるように工夫したもので、水晶フ
ィルタを少なくとも2個使用して多ポール形モノリシッ
ク水晶フィルタを構成する際に、前記各水晶フイルタ
子の金属ケース上端部が対峙するように、上面が平坦面
となっている断面が縦長のC字状とされた円筒状の金属
クランプ内に挿入し、前記各フイルタ素子の外部導出端
子部より引き出されている気密端子を、両端に配列する
ごとく前記金属クランプで一体構成となし、前記機密端
子をL状に折曲げ、多層基板に半田等によって固定する
ようにしたものである。
【0007】また、前記水晶フィルタを多層のプリント
基板に搭載し、前記各フイルタ素子の段間マッチング用
容量を前記多層のプリント基板の層間にパターン形成す
ることにより一体構成し表面実装型水晶フィルタ構造と
したものである。
【0008】
【作用】本考案は上記したように、2つの水晶フィルタ
の容器の形状に合わせて、円筒状の金属クランプを構成
し、この金属クランプの両端より水晶フィルタの上端部
が衝合するように挿入すると共に、フィルタの入出力端
子をプリンと基板に固定することにより2素子を一体化
し、多層基板と共に金属クランプの上面を使用して吸着
しながら実装することができる実装型の水晶フィルタと
して取り扱うことができるようにる。
【0009】
【実施例】図1の(a)(b)は、本考案の2素子タイ
プの水晶フィルタ(4ポールフィルタ)の組み立てと、
組み立て後の側面図を示したもので、2個の水晶フィル
タ素子#1、#2及びこの水晶フィルタの容器4が挿入
されるように形成されている金属性のクランプ10(以
下、金属クランプという)が斜視図で示しされている。
【0010】金属クランプ10は、平坦面とされている
表面に品名、型番及びマーク10B等をプリントした例
えば真鍮またはアルミ板を加工して、内面が縦長のC字
状となるように円筒状に成形したもので、スリット10
Aを設けているため、水晶フィルタ#1、#2を図面の
矢印に示す方向から挿入すると、図の(b)に示されて
いるように容器4の上端面が金属クランプ10の内部で
対抗し、水晶フィルタの端子部分が両側に引き出された
状態で弾力的に固定されることになる。そして、この状
態でプリント基板20に接着剤20Aで固定し、出力端
子1、2、3を配線パタンに直接半田付けすることもで
きる。
【0011】しかし、この状態では水晶フィルタを実装
するまでその端子が不安定であり、プリント基板に実装
する際に端子寸法が狂うことがある。そこで本考案は、
上記した金属クランプ10で固定された2素子の水晶フ
ィルタ#1、#2を以下に述べるように、多層基板上に
固定して実装機で取り扱いが可能にすることが好まし
い。
【0012】図2は金属クランプ10で一体化された2
素子の水晶フィルタ#1、#2を搭載するための多層基
板の一例を示したもので、両面基板20の上面には第1
フイルタ素子#1の端子1、2、3が半田付けされる
配線パターン11、12、13と、第2のフイルタ素
#2の端子(1、2、3)が半田付けされる配線パター
ン11’、12’、13’が形成されている。なお、一
方の片隅を切り取り、この切欠部20Bでプリント基板
の方向を決めるようにすることが好ましい。
【0013】第1のフイルタ素子#1の出力となる配線
パターン13と第2のフイルタ素子#2の入力となる配
線パターン13’は相互に接続されており、その中央部
が基板20の下面に形成されているは配線パターン14
と対抗してコンデンサを形成するようになされている。
つまり、配線パターンのA領域と、B領域が基板20を
挟んでコンデンサを形成するように下面のア−スライン
となる配線パターン14が上面のア−ス電極となる1
2、12’のC点でスルーホールにより接続されている
なお、両面基板20の下面の両側には実装基板の配線パ
ターンに接続される接続端子15、15が形成され、上
面の配線パターン11、12及び11’、12’とスル
ーホールで接続されることによって、本考案の水晶フィ
ルタは表面実装が可能なチップ部品と同様な取り扱いを
することができる。
【0014】上記した配線パターンの他の実施例を図3
に示すこの図は、上記金属クランプ10で結合された4
ポールの水晶フィルタを搭載する基板として4層の基板
の配線パターンを示したもので、×点がスルーホールで
結合される部分を示す。この図で(A)(B)(C)
(D)(E)は4層基板の部品面、内層1面、内層2
面、半田付け面の配線パタン及びこれらに前記金属クラ
ンプ10で結合した2個の水晶フィルタを搭載した上面
図を順次示したもので、各基板の周辺に設けられている
凹部1、2、3、4、・・・・・・の中で、1、3、
5、6、8、10、はアース端子となる。また、凹部2
は水晶フィルタの入力端子部を示し、凹部7はその出力
端子部を示す。
【0015】凹部4及び9に形成されている接続電極
は、前記した水晶フィルタ#1、#2の段間にインピー
ダンスマッチング用のコンデンサを追加して接続できる
端子部分とすることができるようにされている。
【0016】
【考案の効果】以上のように、本考案による4ポールモ
ノリシック型の水晶フィルタは、上面を平坦部とし下面
にスリットが形成され、断面がC字状とされた縦長の円
筒状の金属性クランプに対して2個の水晶フイルタ素子
の上端部が対峙するように挿入され 、この金属クラン
プが水晶フィルタ素子の外部導出端子部が接続され、層
間に容量が形成される多層基板に固定されるようにして
いるので、極めて小型で、かつ背高の低い表面実装形の
水晶フィルタを容易に構成することができる。
【0017】また、本考案は各素子を結合している金属
クランプの腹側部に表示部を設けると同時に、その上面
の平坦部を例えば真空チャックでの吸脱着部として使用
することができ、自動装着(はんだリフロー)を可能と
し、さらにテーピング包装形態とすることも容易に実現
でき、電子部品の自動実装化に十分対応できるという利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の表面実装型水晶フィルタの組み立て図
ととその側面図である。
【図2】金属クランプで結合された2素子のフィルタを
搭載するためのプリント基板の実施例を示す図である。
【図3】表面実装型水晶フィルタを実装するときに好適
な多層基板の配線パターン図である。
【図4】本発明の対象となる水晶フィルタの概観図と2
素子としたときの等価回路である。
【図5】水晶フィルタを基板に半田着けする際の説明図
である。
【図6】水晶フィルタを基板取り付けるときの他の実施
例を示す
【図7】2素子の水晶フィルタを取りつける説明図であ
る。
【符号の説明】
1 入力端子 2 アース端子 3 出力端子 4 金属性の容器 10 金属クランプ 20 配線基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−58606(JP,A) 特開 平6−177702(JP,A) 特開 平5−160582(JP,A) 特開 平6−164308(JP,A) 実開 平3−423(JP,U) 実開 昭57−193285(JP,U) 実開 昭62−95332(JP,U) 実開 平4−80125(JP,U) 実開 平2−147928(JP,U) 実開 昭50−149846(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 9/00 - 9/215 H03H 9/54 - 9/60

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属ケース内に収容されている2個の水
    晶フイルタ素子(#1.#2)と、 上面を平坦部とし下面にスリットが形成され、断面がC
    字状とされた縦長の円筒状の金属性クランプ(10)
    と、 前記水晶フィルタ素子の接続端子部が設けられ、層間に
    容量が形成される多層基板(20)とからなり、 前記2個の水晶フイルタ素子はその金属ケース上端部同
    志が対峙するように前記金属クランプに挿入され、 前記水晶フィルタ素子の外部導出端子部より引き出され
    ている気密端子は、前記金属クランプのスリットが形成
    されている側にL字状に折り曲げ、前記多層基板に接続
    されていること を特徴とする表面実装型水晶フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記多層基板に形成されている容量は、
    前記2個の水晶フィルタ素子の段間マッチング用として
    パターニングされていることを特徴とする請求項1に記
    載の表面実装型水晶フィルタ。
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