JP2001102897A - 圧電素子の容器 - Google Patents
圧電素子の容器Info
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Abstract
も安定した高安定周波数信号を保持する圧電素子の密閉
雰囲気を実現する容器構造を目的とする。 【解決手段】 急激に圧力が変化すると環境雰囲気変化
の影響により、密閉容器内部の容積も変化してしまい、
密閉容器内に収納する圧電素子と容器との距離が変化
し、この変化量に伴って発振周波数も変化してしまうと
いった現象を改善するために、密閉容器自体に剛性を持
たせるために補強部を施すことにより、周囲の環境変化
の影響を受けにくい密閉容器にすることで課題を解決す
るものである。
Description
現する圧電素子容器を目指すもので、主に移動体通信分
野などに使用される無線通信機器や周波数変動を嫌う高
安定な周波数出力が要求される電子機器に搭載する圧電
素子の容器構造に関する。
低背化への移行はめまぐるしく展開しており、水晶素板
を用いる圧電振動子や、圧電発振器についても同様に小
型化、低背化への要求が強く望まれている。また、一方
では周波数出力精度の安定した振動子や発振器も要求さ
れており、小型薄型化の形状でありながら、従来の品質
を確保し、性能(周波数偏差の小さく抑える)を維持し
た要求は当然ながら満足すべき必修課題であることは言
うまでもないのが現状である。
の傾向として無線通信機器や携帯電話機など移動体通信
分野や、高精度の発振周波数を要求する産業機器分野に
おいても小型化、軽量化、薄型化、低背化が急激な展開
を見せている。また、その一方で従来にも増して発振周
波数を高精度にし、周波数偏差小さくする要求は強く、
使用環境も環境条件が厳しく圧電部品にとっては更に過
酷な条件下での仕様要求が求められている。
り、そのひとつである航空宇宙分野では大気圧変化の変
化量が大きくなる傾向にあることから、圧電部品におけ
る周波数変動の大きな要因として、圧力の変化は重視し
て取り組んでいる内容である。その結果、上述する小型
化、低背化への動向と周波数精度の高精度化を満足する
上で、圧電部品を密閉構造にする容器構造への課題が生
じてきている。
本発明は、圧電素子を密閉構造で封止する圧電素子の密
閉容器において、補強材により容器構造に剛性を持たせ
たものであり、高安定の周波数偏差を保持するための圧
電素子を気密雰囲気にすることを特徴とする圧電素子の
密閉容器である。
構造にした振動子や周辺の発振回路などと組み合わせた
発振器で、特に圧力の変化による周波数精度の維持と向
上を実現するために、環境雰囲気(圧力変化)の変化に
も密閉容器が対応できるよう、密閉容器に剛性を持たせ
たものである。
(特に圧力変化)により密閉容器自体に変形が発生して
しまい、密閉容器内に収納する圧電素子に対して容器と
圧電素子間の距離が変化し、この変化量に伴って圧電素
子あるいは、発振回路と容器との漂遊容量(stray-capa
city)の変化が生じ発振周波数も変化してしまうといっ
た現象が確認されている。
とにより、周囲の環境変化の影響を受けにくい密閉容器
にすることにより、問題を解決すると共に周波数偏差の
抑制を維持しながら小型化、低背化を実現するものであ
る。
の実施例を説明する。なお、各図において同一の符号は
同様の対象を示すものとする。図1に容器構造の斜視図
を示す。図1においてベース3とカン4には金属材料を
使用した密閉容器2で、容器内部(図示しない)には水
晶をはじめとする圧電部品や半導体部品を収納する構造
となっている。
器2は形状が小型化、軽量化、薄型化、低背化が急激な
展開を見せる一方で、電子部品を使用する周囲環境条件
(圧力差)が電子部品(主に水晶や圧電部品)にとって
は過酷な条件下での仕様要求(周波数変動を抑える)が
求められている。特に航空宇宙の分野では環境雰囲気の
中でも大気圧の変化量が大きくなる傾向にあることか
ら、水晶を収納する容器にとっては容器内部が圧力変化
により膨張と収縮が繰り返されることにより、容器2に
収納される水晶の(水晶電極と容器壁との隙間が変化す
ることによる)漂遊容量成分が変化することで、水晶本
来の周波数に僅かな変動を生じさせてしまう。
て、図1では要因となる容器2の剛性を強化するために
補強材1aを施している。補強材1aとしては容器2の
カン4部一部のカン肉厚を厚くするものである。この場
合の補強材1aとしては、金属材料、脂材材料などを想
定したものであり、カン4部側面と補強材1aとは接着
剤(図示しない)により固着し一体となる。なお、この
場合(剛性を持たせる構造として)容器2側面(あるい
は面積の大きな面)全体の肉厚を厚くするものであり、
補強部分の肉厚は通常容器の肉厚の1.5〜2倍程度を
想定する。
ある。図1同様カン4部側面(あるいは面積の大きな
面)に剛性を持たせる構造には相違はないが、図2の場
合には補強材1bを容器2のカン形状と相似状のものを
被せ接着剤などで固着して剛性効果を奏する構造にした
ものである。また図2の場合には、補強材1bの外周部
にヒータ(図示しない)を施すことにより、容器2自体
を加熱する熱筒(カンの外周部にヒーターを備え圧電素
子を加熱するカンの形状)を兼ね備えることができる。
ことで、容器自体の剛性を改善し電子部品容器の周囲環
境(特に圧力)が急激に変動しても、容器に収納する水
晶自体への影響を大幅に改善することができる。その結
果、水晶製品の品質を向上し、製品歩留まりの向上と品
質の安定を実現することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 圧電素子を密閉構造で封止する圧電素子
の容器において、 該容器構造に補強材を施し剛性を持たせたことを特徴と
する圧電素子の容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27965199A JP2001102897A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 圧電素子の容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27965199A JP2001102897A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 圧電素子の容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001102897A true JP2001102897A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17613961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27965199A Pending JP2001102897A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 圧電素子の容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001102897A (ja) |
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1999
- 1999-09-30 JP JP27965199A patent/JP2001102897A/ja active Pending
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