JP2606076B2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP2606076B2
JP2606076B2 JP15033293A JP15033293A JP2606076B2 JP 2606076 B2 JP2606076 B2 JP 2606076B2 JP 15033293 A JP15033293 A JP 15033293A JP 15033293 A JP15033293 A JP 15033293A JP 2606076 B2 JP2606076 B2 JP 2606076B2
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JP
Japan
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hinge
door
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fastening
front plate
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玉置祥治
立石勝章
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、収納庫の扉蝶着部分
等に好適に使用される蝶番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスその他で使用されるスチ
ール製の収納庫等の扉は、上、下縁及び側縁に折曲部を
それぞれ有した板金製の表板と、この表板の背面側を隠
蔽するための裏板とを具備してなるものが一般的であ
り、前記各折曲部は扉のコーナ部において溶接により接
合されている。
【0003】そして、このような扉を収納庫本体に蝶着
するための蝶番としては、前記表板の背面にスポット溶
接等により固着された板状の蝶番本体と、この蝶番本体
を軸を介して回動可能に支承する蝶持片とを具備してな
り、前記蝶持片を収納庫本体にボルト等により止着する
ようにしたものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成のものでは、扉を製造する場合、折曲部同士を溶接
したり、裏板を取付けるためのブラケットを表板に溶接
する必要がある上に、蝶番本体をも扉の表板にスポット
溶接により固着することが不可欠となる。
【0005】そのため、溶接箇所が多く製造に要する工
数を削減することが難しいという問題があるだけでな
く、溶接時の熱により変質するカラー鋼板等を用いて扉
を製造することができないという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題点を解消するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係る蝶番は、少なくとも上、下
縁及び吊元側の側縁に折曲部をそれぞれ有した表板と、
この表板の背面側を隠蔽するための裏板とを具備してな
る扉を、支持部材に蝶持させるためのものであって、前
記扉の吊元側コーナー部に取着される蝶番本体と、支持
部材に取着され軸を介して前記蝶番本体を回動可能に支
承する蝶持片とを具備してなり、前記蝶番本体に、表板
の上縁折曲部又は下縁折曲部を止着具により止着するた
めの上下縁止着部と、表板の側縁折曲部を止着具により
止着するための側縁止着部と、裏板を止着具により止着
するための裏板止着部とを設けていることを特徴とす
る。
【0008】部品製造上の効率を向上させたい場合に
は、上縁側のコーナ部に取着する蝶番本体と、下縁側の
コーナ部に取着する蝶番本体とを同一形状のものにする
のが望ましい。
【0009】
【作用】このような構成のものであれば、扉の上、下縁
折曲部を上下縁止着部を蝶番本体の上下縁止着部に止着
するとともに、扉の側縁折曲部を蝶番本体の側縁止着部
に止着することによって、その蝶番本体を扉のコーナ部
に取着することができる。この状態においては、扉の
上、下縁折曲部と側縁折曲部とが蝶番本体により結合さ
れることになり、この蝶番本体により扉のコーナ部が補
強される。また、この蝶番本体に、裏板止着部を設けて
いるので、格別なブラケットを表板に固設しておくこと
なしに、裏板を表板の背面側に装着し固定することがで
きる。
【0010】しかして本発明によれば、蝶番本体を溶接
により扉に固着する必要がなくなる上に、この蝶番本体
により、扉の上、下縁折曲部と側縁折曲部との溶接結合
や、裏板取付用ブラケットの表板への溶接結合を不要に
することが可能となり、扉の剛性を低下させることなし
に、溶接箇所を皆無にすることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。
【0012】この蝶番1A、1Bは、図1に示すよう
に、少なくとも上、下縁及び吊元側の側縁に折曲部2
1、22、23をそれぞれ有した表板2と、この表板2
の背面側を隠蔽するための裏板3とを具備してなる扉5
を、図示しない支持部材、例えば、ロッカー本体等に蝶
持させるためのものであって、蝶番本体6と、軸7を介
して蝶番本体6を回動可能に支承する蝶持片8とを具備
してなる。
【0013】蝶番本体6は、図2から図6に示すよう
に、合成樹脂製の一体成形品で、前記表板2の吊元側コ
ーナ部内側に略密着状態で嵌入し得る形態をなしてお
り、複数のねじ螺装孔9a、9b、9c、9d、軸挿入
孔10、弾性爪11、軸貫通部12、及び位置決め用突
条13を備えている。そして、上側のコーナ部に装着さ
れる蝶番1Aにおいては、図中上端のねじ螺装孔9a
が、表板2の上縁折曲部21を止着具たるビス14によ
り該蝶番本体6に止着するための上下縁止着部を構成
し、中間のねじ螺装孔9b、9cが、表板2の側縁折曲
部23をビス14により該蝶番本体6に止着するための
側縁止着部を構成し、下端のねじ螺装孔9dが、裏板3
をビス14により該蝶番本体6に止着するための裏板止
着部を構成している。また、下側のコーナ部に装着され
る蝶番1Bにおいては、図中下端のねじ螺装孔9dが、
表板2の下縁折曲部22をビス14により該蝶番本体6
に止着するための上下縁止着部を構成し、中間のねじ螺
装孔9b、9cが、表板2の側縁折曲部23をビス14
により該蝶番本体6に止着するための側縁止着部を構成
し、上端のねじ螺装孔9aが、裏板3をビス14により
該蝶番本体6に止着するための裏板止着部を構成してい
る。軸挿入孔10は、蝶持片8を軸着する軸7を挿入す
る孔で、該軸挿入孔10の開口端面には軸大径部7aの
軸挿入方向への通過は許容するが軸抜出方向への通過は
禁止する弾性爪11が設けてあり、該軸挿入孔10には
蝶持片8を軸7を介して回動可能に支承する軸貫通部1
2が連通させてある。また、蝶番本体6の上面6b及び
下面6cには、位置決め用突条13が突設してある。
【0014】軸7は、蝶番本体6の軸挿入孔10及び軸
貫通部12を貫通する長さを有する軸本体71と、この
軸本体71の一端に設けた大径部7aとからなり、該大
径部7aの外径は軸挿入孔10の内径よりも大きくして
ある。。
【0015】蝶持片8は、軸包持用の筒部16と、図示
しない支持部材に固着される取付用の平板部17とを具
備してなり、軸包持用の筒部16は蝶番本体6に挿入さ
れた軸7を回動可能に包持しえる形態をなし、平板部1
7にはボルト等を介し支持部材に螺着され得るようねじ
孔18が穿設されている。
【0016】扉5を蝶番1A、1Bを介して支持部材に
装着するには、図1及び図2に示すように、蝶番1A、
1Bの蝶番本体6を扉5の表板2の上縁及び下縁のコー
ナ部に装着し、その蝶番1A、1Bの蝶持片8を支持部
材に取着する。
【0017】具体的には、各蝶番1A、1Bは蝶番本体
6の軸貫通部12に蝶持片8を大径部7aを有する軸7
を介して回動可能に支承させることにより作られる。こ
の時、軸7を蝶番本体6に挿入するだけで、その軸7に
抜止めが施される。すなわち、軸7の大径部7aが軸挿
入孔10の開口端面に接近する際には、弾性爪11が一
時的に側方へ弾性退避してその大径部7aの通過を許容
するが、通過後はその弾性爪11が元の位置に弾性復帰
することになり、この弾性爪11の先端で軸7の抜出方
向への動きが禁止されるようになっている。このような
蝶番1A、1Bを用いて扉5を支持部材に蝶持させるに
は、まず、蝶番本体6の上部6b及び下部6cに突設さ
せた位置決め用突条13を扉5の表板2の上縁及び下縁
に穿設した孔24に一致させ位置決めした上で、扉5の
表板2の上下縁2a、2b及び吊元側の側縁2cの折曲
部21、22、23のコーナ部に蝶番1A、1Bを取着
する。この時、蝶番本体6に軸着された蝶持片8は、扉
5の表板2の吊元側側縁2cの上下コーナ近傍に穿設し
た孔25を介して表板2の吊元側の側縁2cの外方に突
出させておく。次に、上側コーナ部に配した蝶番1Aの
蝶番本体6に、扉5の上縁折曲部21をねじ螺装孔9a
に螺合させたビス14により止着するとともに、側縁折
曲部23をねじ螺装孔9b、9cに螺合させたビス14
により止着し、さらに、裏板3をねじ螺装孔9dに螺合
させたビス14により取着している。また、下側コーナ
部に配した蝶番1Bの蝶番本体6に、扉5の下縁折曲部
22をねじ螺装孔9dに螺合させたビス14により止着
するとともに、側縁折曲部23をねじ螺装孔9b,9c
に螺合させたビス14により止着し、さらに、裏板3を
ねじ螺装孔9aに螺合させたビス14により取着してい
る。このようにして、扉5の裏板3を表板2の背面側に
装着及び固定しながら、蝶番1を扉5に固着する。表板
2の吊元側の側縁2cの外方に突出している蝶持片8を
支持部材に取着することによって、扉5を蝶番1を介し
て支持部材に組付けることができる。
【0018】従って、蝶番本体6を扉5の表板2にスポ
ット溶接によって固着する必要がなくなる。しかも、蝶
番1Aの蝶番本体6によって、前記表板2の上縁折曲部
21と側縁折曲部23とが結合されるとともに、蝶番1
Bの蝶番本体6によって前記表板2の下縁折曲部22と
側縁折曲部23とが結合される。そのため、各蝶番本体
6によって表板2の吊元側コーナ部が補強されることに
なり、コーナ部において前記各折曲部21、22、23
同志を溶接により結合しなくても、扉5の剛性を確保す
ることが可能となる。
【0019】その上、蝶番1は裏板取付用部材をも兼ね
ているため、部材点数を少なくすることが可能となり、
裏板3を取付けるためのブラケットを表板2に溶接する
必要もなくなる。したがって、溶接を一切行うことなし
に扉5を構成することも可能となり、カラー鋼板等も無
理なく使用することができる。
【0020】また、扉5の上縁2a側のコーナ部に取着
する蝶番本体6と、下縁2b側のコーナ部に取着する蝶
番本体6とを同一形状のものにしているので部品製造上
の効率を向上させる事ができる。吊元が前記実施例と逆
の場合には、蝶番本体6を上下逆にして表板2に装着す
ることもできる。
【0021】なお、蝶番本体及び蝶持片の形態は、図示
実施例のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨
を逸脱しない範囲で、種々変形が可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成であるか
ら、蝶番本体を溶接により扉に固着する必要がなくなる
上に、この蝶番本体により、扉の上、下縁折曲部と側縁
折曲部との溶接結合や、裏板取付用ブラケットの表板へ
の溶接結合を不要にすることが可能となり、扉の剛性を
低下させることなしに、溶接箇所を皆無にすることが可
能となる。さらに、蝶番が裏板取付用部材をも兼ねてい
るため、部材点数が少なくてすむ。
【0023】また、上縁側のコーナ部に取着する蝶番本
体と、下縁側のコーナ部に取着する蝶番本体とを同一形
状のものにしておけば、各蝶番本体を単一の金型により
製造することが可能となり、部品製造上の効率を向上さ
せる事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例を示す分解斜視図。
【図3】同実施例の要部を示す正面図。
【図4】同要部を示す背面図。
【図5】図3におけるA−A線断面図。
【図6】図3におけるB−B線断面図。
【符号の説明】
1…蝶番 2…表板 2a…上縁 2b…下縁 2c…吊元側の側縁 21…上縁折曲部 22…下縁折曲部 23…側縁折曲部 3…裏板 5…扉 6…蝶番本体 7…軸 8…蝶持片 14…ビス(止着具) 9a…ねじ螺装孔(上縁止着部、裏板止着部) 9b…ねじ螺装孔(側縁止着部) 9c…ねじ螺装孔(側縁止着部) 9d…ねじ螺装孔(下縁止着部、裏板止着部)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも上、下縁及び吊元側の側縁に折
    曲部をそれぞれ有した表板と、この表板の背面側を隠蔽
    するための裏板とを具備してなる扉を、支持部材に蝶持
    させるための蝶番であって、 前記扉の吊元側コーナー部に取着される蝶番本体と、支
    持部材に取着され軸を介して前記蝶番本体を回動可能に
    支承する蝶持片とを具備してなり、 前記蝶番本体に、表板の上縁折曲部又は下縁折曲部を止
    着具により止着するための上下縁止着部と、表板の側縁
    折曲部を止着具により止着するための側縁止着部と、裏
    板を止着具により止着するための裏板止着部とを設けて
    いることを特徴とする蝶番。
  2. 【請求項2】上縁側のコーナ部に取着する蝶番本体と、
    下縁側のコーナ部に取着する蝶番本体とを同一形状のも
    のにしていることを特徴とする請求項1記載の蝶番。
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