JP2606001Y2 - 自動液体散布装置 - Google Patents

自動液体散布装置

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JP2606001Y2
JP2606001Y2 JP1992020349U JP2034992U JP2606001Y2 JP 2606001 Y2 JP2606001 Y2 JP 2606001Y2 JP 1992020349 U JP1992020349 U JP 1992020349U JP 2034992 U JP2034992 U JP 2034992U JP 2606001 Y2 JP2606001 Y2 JP 2606001Y2
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JP
Japan
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nozzle
hose
liquid
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slider
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JP1992020349U
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隼一 赤池
正司 足立
直樹 千葉
敏明 三原
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Kyoritsu Co Ltd
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Kyoritsu Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばビニルハウス内
で栽培する野菜に消毒液や液体肥料あるいは水等の液体
を、ノズルを上下動させて走行しながら自動的に散布す
る自動液体散布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、多数の畝が形成されたビニル
ハウス内等において、隣り合う畝と畝との間の通路を自
動走行して前記の如き各種の液体を散布する自動液体散
布装置が知られている。
【0003】そして、前記自動液体散布装置にあって
は、散布効率を向上させるために、液体散布用のノズル
を上下動させながら前記通路を走行するように構成した
ものが提供されるに至っている。
【0004】前記ノズルにはホースを介して各種の液体
が送られるが、前記従来の自動液体散布装置では、この
ホースが装置本体の後方から繰り出されて前方のノズル
の方向に長く延び、しかも前記ホースは前記ノズルに対
して固定的なジョイントを用いて接続されていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このため、前記ノズル
の上下動に伴って前記ホースが大きく波打ち、前記通路
にはみ出している作物の枝等に引っ掛かることが多く、
作物を傷付けたり自動走行している装置の転倒をまねく
等の問題があった。
【0006】本考案は前記事情に鑑みてなされたもの
で、前記ノズルが上下動しても前記ホースが大きく波打
つことがなく、安定走行し得る自動液体散布装置を提供
せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本考案は、ノズルを設けたノズル管を上下動させて走
行しながら液体を散布する自動液体散布装置の本体から
前記ノズルに液体を送るホースの両端部をそれぞれ互い
に平行な回動軸線回りに回動自在な回動継手を介して前
記本体及び前記ノズル管に接続するとともに、前記本体
側のホース接続口を前記ノズル管側のホース接続部の最
高位置と最低位置の略中間位置に設けてなるものであ
る。
【0008】
【作用】ノズルの上下動に伴ってホースも動くが、本考
案によれば、該ホースの両端部がそれぞれ互いに平行な
回動軸線回りに回動自在な回動継手を介して取り付けら
れているため、前記ノズルの上下動により前記ホースに
掛る変位力が前記回動継手によって吸収される。このた
め、前記ノズルが上下動しても前記ホースが大きく波打
つことが防止される。しかも、本体側のホース接続口を
ノズル管側のホース接続部の最高位置と最低位置の略中
間部に設けているので、前記ホースを極力短くして前記
ノズル管の上下動に伴う前記ホースの動きを最小にする
ことができる。
【0009】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0010】図1はこの考案に係る自動液体散布装置A
の一実施例を示す全体斜視図である。図において符号1
は装置本体を示し、該装置本体1は四つの車輪2で前後
に走行する台車3を備えている。該台車3の上には、前
記車輪を駆動する走行モータ(図示せず)、該走行モー
タに電力を供給するバッテリー、液体をビニルハウス外
に設置した動力噴霧機等から受け取る受液ホース4を巻
き取るためのホースリール5(前記走行モータによって
回転せしめられて前記受液ホース4を巻き取る)等が搭
載され、これらは前記台車3に対して取り外し自在な上
部カバー6で覆われて保護されている。
【0011】前記装置本体1の後部にはハンドル7が設
けられ、該ハンドル7には前記走行モータの作動や後述
する上下動式ノズル装置12の作動等を制御するための
各種スイッチ8が配設された操作盤9が設けられてい
る。
【0012】一方、前記装置本体1の前部には、前バン
パー10が取り付けられている。この前バンパー10の
内部には、本考案装置Aを前後へ自動往復運転させるた
めのリミットスイッチ(図示しない)が組み込まれてい
る。すなわち、図4に示す如く、本考案装置Aが前進し
て前記バンパー10が作業通路Rの端部に設けられた反
転用クイ11に当たると、前記バンパー10内のリミッ
トスイッチが作動して、一時停止後、自動的に後退をは
じめる機構となっている。
【0013】また、前記前バンパー10の上方には上下
動式のノズル装置12が着脱自在に取り付けられる。
【0014】前記ノズル装置12は断面略コ字形をなし
て上下方向に延びるカバーポスト13を具備し、該カバ
ーポスト13は、その下端部38と前記上部カバー6の
前部に突設されたノズル装置ホルダー14を介して前記
装置本体1に対して取り付けられる。前記カバーポスト
13はその開口部を装置前方に向けて取り付けられ、そ
の上部及び下部には前記カバーポスト13の中に納まる
径のスプロケット15、16が回転軸を装置の前後方向
に向けてそれぞれ取り付けられる。前記両スプロケット
15、16には無端チェーン17が巻き掛けられるとと
もに、前記上部スプロケット15は前記カバーポスト1
3の背面上部に取り付けられたモーター18によって回
転駆動され、前記無端チェーン17が一定方向に回転せ
しめられる。
【0015】図2に示すように前記カバーポスト13に
は、断面略コ字形で前記カバーポスト13より幅狭のス
ライドガイド19が前記カバーポスト13との間に前記
チェーン17を挟むようにして前記カバーポスト13に
対向させて取り付けられる。
【0016】前記スライドガイド19は対向する左右両
側部の内面に上下方向に延びるボール転動溝20を有す
る。該スライドガイド19には、前記ボール転動溝20
に対向するように左右方向へ向けて複数のボール21が
遊嵌されたスライダ22が、前記ボール21を前記スラ
イドガイド19のボール転動溝20に沿って転動させる
ように嵌め込まれている。
【0017】前記スライダ22はスライダ本体23をな
す長方形の平板体の表面に前記ボール21を保持するボ
ール保持部24が上下方向をなして平行に形成されたも
のである。前記スライダ本体23の裏面には、中央部に
左右方向に長い長孔25を有するスライドローラ受け板
26がビス止めされる。
【0018】前記スライドローラ受け板26は、前記長
孔25と前記スライダ22との間を後述するスライドロ
ーラ27のヘッドが自由に移動し得るように前記スライ
ダ22との間にスペースを設けるべく折曲げて構成され
ている。また、前記長孔25の左右長さは前記スプロケ
ット15、16の直径より長いものとされる。前記長孔
25には前記スライダ22側からボルト状のスライドロ
ーラ27が挿通され、該スライドローラ27の軸部の先
端はアタッチメント28を介して前記チェーン17に取
り付けられる。その結果、前記チェーン17が上下方向
へ移動すると前記スライドローラ27、前記スライドロ
ーラ受け板26を介して前記スライダ22が前記スライ
ドガイド19に沿って上下方向へ移動する。
【0019】なお、前記チェーン17が移動し前記スラ
イドローラ27が上部スプロケット15又は下部スプロ
ケット16の位置まで来ると、前記スライドローラ27
は前記スプロケット15、16の円弧に沿った運動をす
るが、前記スライドローラ27は前記スライドローラ受
け板26に設けられた長孔25に挿通されておりしかも
前記スライドローラ受け板26が取り付けられている前
記スライダ22は前記スライドガイド19に沿って上下
動自在であるため、前記スライドローラ27の円弧運動
が前記長孔25における前記スライドローラ27の左右
スライド運動と前記スライダ22の上下運動に変換され
る。すなわち、前記スライドローラ27は前記チェーン
17の動きに従って上下方向に長いトラック状の軌道に
沿った運動を行い、前記スライダ22は上下往復運動を
行うことになる。
【0020】前記スライダ22には前記スライドガイド
19を跨ぐスライダカバー29が取り付けられており、
このスライダカバー29の表面には次に述べるノズル管
30がノズル取付金具31を用いて取り付けられる。
【0021】前記ノズル管30は上下方向へ伸びる一本
のパイプの左右両側に適宜の間隔を開けてノズル32が
多段的に設けられたものであり、前記ノズル管30内に
加圧された液体を供給することにより前記各ノズル32
から液体が噴出する構成である。
【0022】前記ノズル管30は前記の如く前記スライ
ダ22に取り付けられたスライダカバー29に取り付け
られているため、前記スライダ22の上下動に伴って上
下動する。
【0023】前記台車3の上に搭載された前記ホースリ
ール5には別途準備された動力噴霧機(図示せず)から
薬液、水等の液体を受け取るための受液ホース4が巻き
付けられ、その受液ホース4の先端4aは前記装置本体
1の前部に設けられた受液ホース接続口33に接続され
る。該受液ホース接続口33は適宜図示しない前記ノズ
ル装置ホルダー14内に挿通されたパイプを経由して、
前記ノズル管30へ前記液体を送るための送液ホース接
続口34へと連通している。
【0024】前記送液ホース接続口34には、装置の進
行方向に対して直交するとともに地面に対して水平な回
動軸線X1回りに回動自在な回動継手35を介して送液
ホース36の一端が接続される。
【0025】一方、前記送液ホース36の他端は、前記
回動軸線XLと平行な回動軸線X2回りに回動自在な回
動継手37を用いて前記ノズル管30の下端に接続され
ている。
【0026】このため、前記上下動式ノズル装置12の
作動により前記ノズル管30が上下動すると、前記送液
ホース36はその両端の回動継手35、37を回動軸線
X1及びX2の回りに回動させながら必要最小限の範囲
を撓んで移動する。さらに、前記送液ホース36をなる
べく短くして前記ノズル管30の上下動に伴う前記送液
ホース36の動きをできるだけ小さくするために、本考
案では、前記送液ホース接続口34、前記ノズル管3
0側のホース接続部である前記ノズル管30の下端の最
高位置と最低位置との略中間位置に設けられる。
【0027】前記構成よりなる本実施例の自動液体散布
装置Aは次のように使用される。
【0028】まず、前記自動液体散布装置Aは隣接する
畝と畝との間の作業通路Rの図4で見て右方の端部に配
置される。そして、前記散布装置Aの後方のビニルハウ
スの外に動力噴霧機等を配設して前記受液ホース4を該
動力噴霧機等に連結する。
【0029】次に、散布装置Aの折り返し地点に反転用
クイ11を打ち込む。
【0030】前記操作盤9上のスイッチ8を操作して散
布装置Aを前進させると、散布装置Aは前記ホースリー
ル5に巻き取られている受液ホース4を伸ばしつつ、前
記動力噴霧機から供給される液体をノズル32から機体
の側方へ散布する。
【0031】このとき、散布装置Aの前記ノズル管30
は上下動しているが、前記ノズル管30に液体を送る送
液ホース36の両端部がそれぞれ互いに平行な回動軸線
回りに回動自在な回動継手35、37を介して前記ノズ
ル管30及び送液ホース接続口34に接続されており、
しかも、比較的短く構成されているため、大きく波打つ
ことはない。従って、作物の枝等が作業通路Rにはみ出
していても、前記送液ホース36が作物の枝等に引っ掛
る危険は少ない。
【0032】前進の結果、散布装置Aの前バンパー10
が前記反転用クイ11に当たると、前記前バンパー10
内に組み込まれたリミットスイッチが作動して一時的に
散布装置Aが停止する。その後、前記受液ホース4を巻
き取りながら後退し始める。なお、液体の散布は前記操
作盤9上のスイッチ8の操作により、往復散布と、往路
又は復路のいずれか一方のみ散布する片道散布とを適宜
選択し得る機構とされている。また、前記ノズル装置1
2は往復散布又は片道散布等の散布装置Aの作業モード
に合わせてノズル管30の上下動が開始、停止するよう
に前記散布装置Aの制御と同調せしめられている。
【0033】
【考案の効果】本考案によれば、ノズルが上下動しても
ノズルに液体を送るためのホースに大きな撓みなどの
理な力がはたらかないため前記ホースが大きく波打つこ
とがなく、しかも、該ホースを極力短くして前記ノズル
管の上下動に伴う前記ホースの動きを最小にすることが
できるので、該ホースが作物の枝等に引っ掛ることによ
って発生する散布装置の転倒事故やホースの破損事故等
を確実に防止できる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の一実施例を示す全体斜視図であ
る。
【図2】ノズル管の上下往復動機構を示す一部分解斜視
図である。
【図3】図1に示す装置の前部左側を示す部分斜視図で
ある。
【図4】本考案装置の使用状態を示す側面図(a)及び
平面図(b)である。
【符号の説明】
30 ノズル管 32 ノズル 34 本体側ホース接続口 35、37 回動継手 36 送液ホース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 千葉 直樹 東京都青梅市末広町1丁目7番地2 株 式会社 共立内 (72)考案者 三原 敏明 東京都青梅市末広町1丁目7番地2 株 式会社 共立内 (56)参考文献 実開 昭63−115464(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ノズル(32)を設けたノズル管(3
    0)を上下動させて走行しながら液体を散布する自動液
    体散布装置の本体(1)から前記ノズル(32)に液体
    を送るホース(36)の両端部をそれぞれ互いに平行な
    回動軸線回りに回動自在な回動継手(35、37)を介
    して前記本体(1)及び前記ノズル管(30)に接続す
    るとともに、前記本体(1)側のホース接続口(34)
    を前記ノズル管(30)側のホース接続部の最高位置と
    最低位置の略中間位置に設けてなることを特徴とする自
    動液体散布装置。
JP1992020349U 1992-03-04 1992-03-04 自動液体散布装置 Expired - Lifetime JP2606001Y2 (ja)

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JP2547071Y2 (ja) * 1992-05-25 1997-09-03 株式会社丸山製作所 自走式液体散布車
KR102075149B1 (ko) * 2019-09-03 2020-02-07 농업회사법인 (주)와이에이치산업 농약 살포용 노즐 조립체 및 그것을 포함하는 농약 살포 장치

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