JP2590189Y2 - 洗浄装置 - Google Patents
洗浄装置Info
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- JP2590189Y2 JP2590189Y2 JP1992086595U JP8659592U JP2590189Y2 JP 2590189 Y2 JP2590189 Y2 JP 2590189Y2 JP 1992086595 U JP1992086595 U JP 1992086595U JP 8659592 U JP8659592 U JP 8659592U JP 2590189 Y2 JP2590189 Y2 JP 2590189Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、製紙用のドライヤキ
ャンバスやプレスフェルト、ワイヤー走行用マット等の
洗浄に用いられる洗浄装置に係り、特に、給水パイプに
複数の散水ノズルを設け、給水パイプを長手方向に移動
させつつ散水ノズルから洗浄水を噴射して洗浄する洗浄
装置に関する。
ャンバスやプレスフェルト、ワイヤー走行用マット等の
洗浄に用いられる洗浄装置に係り、特に、給水パイプに
複数の散水ノズルを設け、給水パイプを長手方向に移動
させつつ散水ノズルから洗浄水を噴射して洗浄する洗浄
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】抄紙機においては、移送用キャンバス、
プレスフェルトあるいはワイヤ走行マット等に付着する
異物が品質低下の原因となるため、これら異物を洗浄装
置により洗浄して除去することが行われている。そし
て、従来、このような抄紙機には、実開平3−6709
5号公報、あるいは実開平3−67096号公報等に記
載された洗浄装置が用いられていた。
プレスフェルトあるいはワイヤ走行マット等に付着する
異物が品質低下の原因となるため、これら異物を洗浄装
置により洗浄して除去することが行われている。そし
て、従来、このような抄紙機には、実開平3−6709
5号公報、あるいは実開平3−67096号公報等に記
載された洗浄装置が用いられていた。
【0003】例えば、後者の実開平3−67096号公
報の洗浄装置は、高圧水噴出ノズルをシャワーパイプに
設け、このシャワーパイプの両端を複数の転動コロで支
持し、これら転動コロを互いにリンクで連結して構成さ
れる。そして、シャワーパイプを往復動駆動装置により
長手方向に駆動して往復動させつつ高圧水噴出ノズルか
ら洗浄水を噴射して洗浄する。
報の洗浄装置は、高圧水噴出ノズルをシャワーパイプに
設け、このシャワーパイプの両端を複数の転動コロで支
持し、これら転動コロを互いにリンクで連結して構成さ
れる。そして、シャワーパイプを往復動駆動装置により
長手方向に駆動して往復動させつつ高圧水噴出ノズルか
ら洗浄水を噴射して洗浄する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た実開平3−67096号公報に記載の洗浄装置にあっ
ては、シャワーパイプを両端で支持するため、シャワー
パイプが撓みを生じ、この撓みによりノズルからの洗浄
水の噴射方向が影響を受け、洗浄ムラ等の原因になると
いう問題があった。
た実開平3−67096号公報に記載の洗浄装置にあっ
ては、シャワーパイプを両端で支持するため、シャワー
パイプが撓みを生じ、この撓みによりノズルからの洗浄
水の噴射方向が影響を受け、洗浄ムラ等の原因になると
いう問題があった。
【0005】一方、上述の問題は、シャワーパイプの剛
性を大きくすることで解決することができると考えられ
るが、シャワーパイプの剛性を大きくするとシャワーパ
イプの重量が増大するため、駆動装置の大型化が不可欠
であり、コストの増大を招くという新たな問題が生じ
る。この考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、ム
ラなく洗浄を行える洗浄装置を安価に提供することを目
的とする。
性を大きくすることで解決することができると考えられ
るが、シャワーパイプの剛性を大きくするとシャワーパ
イプの重量が増大するため、駆動装置の大型化が不可欠
であり、コストの増大を招くという新たな問題が生じ
る。この考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、ム
ラなく洗浄を行える洗浄装置を安価に提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この考案に係る洗浄装置は、長手方向に延在する切
溝が形成された支持パイプを洗浄部上に架設し、長手方
向に離間して複数のスライダ部材が固着された給水パイ
プを前記支持パイプ内に前記スライダ部材の一部を前記
切溝から外部に突出させて長手方向移動自在に遊挿する
とともに、前記給水パイプを高圧水供給源に連絡し、前
記スライダ部材に前記吸水パイプ内部に連通した散水ノ
ズルを設けた。
め、この考案に係る洗浄装置は、長手方向に延在する切
溝が形成された支持パイプを洗浄部上に架設し、長手方
向に離間して複数のスライダ部材が固着された給水パイ
プを前記支持パイプ内に前記スライダ部材の一部を前記
切溝から外部に突出させて長手方向移動自在に遊挿する
とともに、前記給水パイプを高圧水供給源に連絡し、前
記スライダ部材に前記吸水パイプ内部に連通した散水ノ
ズルを設けた。
【0007】そして、この考案にかかる洗浄装置は、前
記支持パイプの両端部近傍にそれぞれ設けられたスプロ
ケットと、前記給水パイプに長手方向に離間して設けら
れた2個のチェーンホルダと、これら2個のチェーンホ
ルダ間に前記スプロケットを経て掛装されたチェーン
と、前記スプロケットを駆動するアクチュエータと、か
ら給水パイプの駆動装置を構成することができる(請求
項2)。
記支持パイプの両端部近傍にそれぞれ設けられたスプロ
ケットと、前記給水パイプに長手方向に離間して設けら
れた2個のチェーンホルダと、これら2個のチェーンホ
ルダ間に前記スプロケットを経て掛装されたチェーン
と、前記スプロケットを駆動するアクチュエータと、か
ら給水パイプの駆動装置を構成することができる(請求
項2)。
【0008】また、この考案にかかる洗浄装置は、前記
支持パイプの切溝に高圧水供給ホースが接続されたスイ
ベルジョイントを摺動自在に配設し、このスイベルジョ
イントおよび前記高圧水供給ホースを介して前記給水パ
イプを前記高圧水供給源に連絡する態様に構成すること
ができる(請求項3)。
支持パイプの切溝に高圧水供給ホースが接続されたスイ
ベルジョイントを摺動自在に配設し、このスイベルジョ
イントおよび前記高圧水供給ホースを介して前記給水パ
イプを前記高圧水供給源に連絡する態様に構成すること
ができる(請求項3)。
【0009】
【作用】請求項1に記載の考案にかかる洗浄装置によれ
ば、給水パイプは支持パイプ内にスライダ部材を介して
摺動可能に遊挿され、スライダ部材により長手方向に複
数カ所で支持パイプに摺動自在に支持される。このた
め、給水パイプの剛性を増大させること無く撓みを小さ
くでき、ノズルの噴射方向を正確に維持でき、また、重
量およびコストの増大も防止できる。また、スライダ部
材は一部を切溝から外部に突出させるため、給水パイプ
の回転も禁止できる。
ば、給水パイプは支持パイプ内にスライダ部材を介して
摺動可能に遊挿され、スライダ部材により長手方向に複
数カ所で支持パイプに摺動自在に支持される。このた
め、給水パイプの剛性を増大させること無く撓みを小さ
くでき、ノズルの噴射方向を正確に維持でき、また、重
量およびコストの増大も防止できる。また、スライダ部
材は一部を切溝から外部に突出させるため、給水パイプ
の回転も禁止できる。
【0010】そして、請求項2に記載の考案の洗浄装置
は、両端が給水パイプにチェーンホルダにより係止され
たチェーンが支持パイプ内を経て支持パイプ両端のスプ
ロケット間に掛装され、スプロケットをアクチュエータ
により駆動することで給水パイプを長手方向に移動させ
ることができ、給水パイプの駆動装置が簡素化でき、ま
た、給水パイプの往復駆動を容易、かつ安価に行える。
は、両端が給水パイプにチェーンホルダにより係止され
たチェーンが支持パイプ内を経て支持パイプ両端のスプ
ロケット間に掛装され、スプロケットをアクチュエータ
により駆動することで給水パイプを長手方向に移動させ
ることができ、給水パイプの駆動装置が簡素化でき、ま
た、給水パイプの往復駆動を容易、かつ安価に行える。
【0011】また、請求項3に記載の考案の洗浄装置
は、切溝に設けられたスイベルジョイントが給水パイプ
と一体に移動するため、高圧水供給ホースの撓みを小さ
くでき、高圧水供給ホースの疲労を軽減でき、高い耐久
性が得られる。
は、切溝に設けられたスイベルジョイントが給水パイプ
と一体に移動するため、高圧水供給ホースの撓みを小さ
くでき、高圧水供給ホースの疲労を軽減でき、高い耐久
性が得られる。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図5はこの考案の一実施例にかかる洗
浄装置を示し、図1が全体正面図、図2が図1の2−2
矢視断面図、図3が一部拡大平面図、図4が側面図、図
5が洗浄水の噴射軌跡を表す図である。
明する。図1から図5はこの考案の一実施例にかかる洗
浄装置を示し、図1が全体正面図、図2が図1の2−2
矢視断面図、図3が一部拡大平面図、図4が側面図、図
5が洗浄水の噴射軌跡を表す図である。
【0013】図1において、11はステンレス等の耐蝕
性に優れた材料からなる支持パイプであり、支持パイプ
11は、両端がブラケット17L,17Rにより図示し
ない洗浄部の縁部に固定され、洗浄部上に架設されてい
る。この支持パイプ11は、断面略C状をなし、長手方
向に延在する切溝12が略全長にわたって形成されてい
る(図2参照)。
性に優れた材料からなる支持パイプであり、支持パイプ
11は、両端がブラケット17L,17Rにより図示し
ない洗浄部の縁部に固定され、洗浄部上に架設されてい
る。この支持パイプ11は、断面略C状をなし、長手方
向に延在する切溝12が略全長にわたって形成されてい
る(図2参照)。
【0014】支持パイプ11には、外周に長手方向に離
隔して所定の6か所にブラケット191 ,192 ,19
3 ,194 ,195 ,196 (以下、添字のない番号で
代表する)が溶着され、両端のブラケット191 ,19
6 にそれぞれ1つのじゃま板181 ,186 と近接スイ
ッチ51L,51Rとが取り付けられ、中間のブラケッ
ト192 ,193 ,194 ,195 にそれぞれ一対のじ
ゃま板18L2 ,18R2 、18L3 ,18R3 、18
L4 ,18R4 、18L5 ,18R5 (以下、必要に応
じ添字のない番号で代表する)が取り付けられている。
後に述べるように、近接スイッチ51は、コントローラ
に接続され、導出管に設けられた検知用ブロックを検出
して検知信号を出力する。なお、図1においては支持パ
イプ11の中間部分の一部の構成の図示を省略してい
る。
隔して所定の6か所にブラケット191 ,192 ,19
3 ,194 ,195 ,196 (以下、添字のない番号で
代表する)が溶着され、両端のブラケット191 ,19
6 にそれぞれ1つのじゃま板181 ,186 と近接スイ
ッチ51L,51Rとが取り付けられ、中間のブラケッ
ト192 ,193 ,194 ,195 にそれぞれ一対のじ
ゃま板18L2 ,18R2 、18L3 ,18R3 、18
L4 ,18R4 、18L5 ,18R5 (以下、必要に応
じ添字のない番号で代表する)が取り付けられている。
後に述べるように、近接スイッチ51は、コントローラ
に接続され、導出管に設けられた検知用ブロックを検出
して検知信号を出力する。なお、図1においては支持パ
イプ11の中間部分の一部の構成の図示を省略してい
る。
【0015】じゃま板18は、後述する散水ノズルから
噴射される洗浄水を受け止めることができる所定長さの
断面V字状の部材からなり、支持パイプ11と平行に取
り付けられている。これらじゃま板18は散水ノズルに
対応した位置に設けられ、図3に示すように、支持パイ
プ11と直角方向には支持パイプ11から距離が異なる
(互い違い)位置に、支持パイプ11の長手方向には後
述する散水ノズルの折り返し位置(前進限位置、後退限
位置)に対応して配置されている。
噴射される洗浄水を受け止めることができる所定長さの
断面V字状の部材からなり、支持パイプ11と平行に取
り付けられている。これらじゃま板18は散水ノズルに
対応した位置に設けられ、図3に示すように、支持パイ
プ11と直角方向には支持パイプ11から距離が異なる
(互い違い)位置に、支持パイプ11の長手方向には後
述する散水ノズルの折り返し位置(前進限位置、後退限
位置)に対応して配置されている。
【0016】また、支持パイプ11には、図1中左端に
第1のドライブケース13が、図中右端に第2のドライ
ブース14が固設され、また、内部に給水パイプ21が
長手方向移動自在に遊挿されている。第1のドライブケ
ース13内には駆動ユニット41が収容され、また、第
1のドライブケース13内には被動スプロケット31
が、第2のドライブケース14内には従動スプロケット
32が回転自在に収容されている。
第1のドライブケース13が、図中右端に第2のドライ
ブース14が固設され、また、内部に給水パイプ21が
長手方向移動自在に遊挿されている。第1のドライブケ
ース13内には駆動ユニット41が収容され、また、第
1のドライブケース13内には被動スプロケット31
が、第2のドライブケース14内には従動スプロケット
32が回転自在に収容されている。
【0017】被動スプロケット31と従動スプロケット
32との間にはチェーン33が掛装され、チェーン33
の両端がそれぞれ給水パイプ21の上部にホルダ部材6
1L,61Rにより長手方向に離隔して連結されてい
る。このチェーン33は、支持パイプ11内を給水パイ
プ21の上下で支持パイプ11内面と後述するスライダ
部材との間を通って延在し、スプロケット31,32間
に巻き掛けられている。後述するように、被動スプロケ
ット31は駆動ユニット41により駆動されて回転し、
この被動スプロケット31の回転でチェーン33により
給水パイプ21が長手方向に移動する。
32との間にはチェーン33が掛装され、チェーン33
の両端がそれぞれ給水パイプ21の上部にホルダ部材6
1L,61Rにより長手方向に離隔して連結されてい
る。このチェーン33は、支持パイプ11内を給水パイ
プ21の上下で支持パイプ11内面と後述するスライダ
部材との間を通って延在し、スプロケット31,32間
に巻き掛けられている。後述するように、被動スプロケ
ット31は駆動ユニット41により駆動されて回転し、
この被動スプロケット31の回転でチェーン33により
給水パイプ21が長手方向に移動する。
【0018】駆動ユニット41は、図4にも示すよう
に、減速機付きの電動モータ42と、この電動モータ4
2の出力軸を上記被動スプロケット31に動力伝達可能
に連結する巻き掛け伝動装置43とを有する。電動モー
タ42は、図示しないコントローラに接続され、このコ
ントローラから給電される。巻き掛け伝動装置43は、
電動モータ42の出力軸に設けられた駆動スプロケット
43と被動スプロケット31に一体回転可能に設けられ
た被動スプロケット44との間にチェーン45を掛装し
て構成され、電動モータ42の出力を被動スプロケット
31に伝達する。詳細な説明は割愛するが、この電動モ
ータ42は、コントローラから給電され、近接スイッチ
51の出力に基づき被動スプロケット31を所定の周期
で正逆反転するように回転駆動する。
に、減速機付きの電動モータ42と、この電動モータ4
2の出力軸を上記被動スプロケット31に動力伝達可能
に連結する巻き掛け伝動装置43とを有する。電動モー
タ42は、図示しないコントローラに接続され、このコ
ントローラから給電される。巻き掛け伝動装置43は、
電動モータ42の出力軸に設けられた駆動スプロケット
43と被動スプロケット31に一体回転可能に設けられ
た被動スプロケット44との間にチェーン45を掛装し
て構成され、電動モータ42の出力を被動スプロケット
31に伝達する。詳細な説明は割愛するが、この電動モ
ータ42は、コントローラから給電され、近接スイッチ
51の出力に基づき被動スプロケット31を所定の周期
で正逆反転するように回転駆動する。
【0019】給水パイプ21は、全長が支持パイプ11
よりも短く、上述したように支持パイプ11内に長手方
向移動可能に遊挿されている。この給水パイプ21に
は、長手方向に離隔して5か所にそれぞれスライダ部材
221 , 222 , 223 ,224 ,225 (以下、必要
に応じ添字の無い番号で代表する)が固設され、また、
これらスライダ部材22と同位置に導出管231 ,23
2 ,233 ,234 ,235 (必要に応じて添字のない
番号で代表する)が接続されている。
よりも短く、上述したように支持パイプ11内に長手方
向移動可能に遊挿されている。この給水パイプ21に
は、長手方向に離隔して5か所にそれぞれスライダ部材
221 , 222 , 223 ,224 ,225 (以下、必要
に応じ添字の無い番号で代表する)が固設され、また、
これらスライダ部材22と同位置に導出管231 ,23
2 ,233 ,234 ,235 (必要に応じて添字のない
番号で代表する)が接続されている。
【0020】また、給水パイプ21は、図1中の右端部
に高圧水供給ホース99と接続したスイベルジョイント
98が設けられ、これらスイベルジョイント98および
高圧水供給ホース99を介して高圧水供給源に連絡され
ている。スイベルジョイント98は、支持パイプ11の
切溝12内に長手方向移動自在に位置し、給水パイプ2
1と一体に移動する。この給水パイプ21は、高圧水供
給源から供給される高圧の洗浄水を導出管23からノズ
ルに供給する。
に高圧水供給ホース99と接続したスイベルジョイント
98が設けられ、これらスイベルジョイント98および
高圧水供給ホース99を介して高圧水供給源に連絡され
ている。スイベルジョイント98は、支持パイプ11の
切溝12内に長手方向移動自在に位置し、給水パイプ2
1と一体に移動する。この給水パイプ21は、高圧水供
給源から供給される高圧の洗浄水を導出管23からノズ
ルに供給する。
【0021】図2に詳示するように、導出管23は、そ
れぞれ、鉤形状をなし、給水パイプ21から上述した切
溝12を通って水平に延出し、先端が下方に屈曲する。
これら導出管23は、スライダ部材22を貫通して給水
パイプ21に連通し、スライダ部材22により給水パイ
プ21に固定され、また、下端(先端)に下方に向けて
散水ノズル241 ,242 ,243 ,244 ,24
5 (以下、添字のない番号で代表する)が設けられてい
る。これら導出管23は給水パイプ21に連通し、散水
ノズル24は給水パイプ21から導出管23を経て供給
される洗浄水を下方に向けて噴射する。
れぞれ、鉤形状をなし、給水パイプ21から上述した切
溝12を通って水平に延出し、先端が下方に屈曲する。
これら導出管23は、スライダ部材22を貫通して給水
パイプ21に連通し、スライダ部材22により給水パイ
プ21に固定され、また、下端(先端)に下方に向けて
散水ノズル241 ,242 ,243 ,244 ,24
5 (以下、添字のない番号で代表する)が設けられてい
る。これら導出管23は給水パイプ21に連通し、散水
ノズル24は給水パイプ21から導出管23を経て供給
される洗浄水を下方に向けて噴射する。
【0022】なお、両端側の導出管23には検知用ブロ
ック61が設けられ、この検知用ブロック61の移動が
前述した近接スイッチ51により検出される。そして、
近接スイッチ51は検知用ブロック61が所定位置に移
動したことで前進限位置と後退限位置とを検出して検出
信号を出力し、この出力で電動モータ22の回転方向、
すなわち給水パイプ21の移動方向が転換される。
ック61が設けられ、この検知用ブロック61の移動が
前述した近接スイッチ51により検出される。そして、
近接スイッチ51は検知用ブロック61が所定位置に移
動したことで前進限位置と後退限位置とを検出して検出
信号を出力し、この出力で電動モータ22の回転方向、
すなわち給水パイプ21の移動方向が転換される。
【0023】スライダ部材22は、ポリエチレン等の耐
摩擦性に優れた樹脂を断面矩形のブロック状に成形して
構成され、切溝12に摺動自在に遊合する突起部22a
が一体に形成されている。このスライダ部材22は下方
の両角部を支持パイプ11の内面に摺接可能に給水パイ
プ21に固定され、支持パイプ11内にはスライダ部材
22の上下に前述したチェーン33が通る隙間を画成す
る。そして、このスライダ部材22は、突起部22に上
述した導出管23が貫通し、導出管23を給水管21に
固定する。
摩擦性に優れた樹脂を断面矩形のブロック状に成形して
構成され、切溝12に摺動自在に遊合する突起部22a
が一体に形成されている。このスライダ部材22は下方
の両角部を支持パイプ11の内面に摺接可能に給水パイ
プ21に固定され、支持パイプ11内にはスライダ部材
22の上下に前述したチェーン33が通る隙間を画成す
る。そして、このスライダ部材22は、突起部22に上
述した導出管23が貫通し、導出管23を給水管21に
固定する。
【0024】この実施例にあっては、洗浄部内で被洗浄
物91を所定の速度で流し、この状態で、電動モータ2
2により給水パイプ21を駆動して所定ストロークで往
復動させつつ、同時に各散水ノズル24から洗浄水を噴
射する。このため、被洗浄物91には各散水ノズル24
から図5に示すような軌跡T1 ,T2 ,T3 ,T4 ,T
5 で洗浄水を噴射することができ、被洗浄物91を均一
に洗浄することができる。
物91を所定の速度で流し、この状態で、電動モータ2
2により給水パイプ21を駆動して所定ストロークで往
復動させつつ、同時に各散水ノズル24から洗浄水を噴
射する。このため、被洗浄物91には各散水ノズル24
から図5に示すような軌跡T1 ,T2 ,T3 ,T4 ,T
5 で洗浄水を噴射することができ、被洗浄物91を均一
に洗浄することができる。
【0025】ここで、給水パイプ21は洗浄部上に架設
されるが、この給水パイプ21は支持パイプ11内に遊
挿され長手方向に離間して設けたスライダ部材22を摺
接可能に介して支持パイプ11に支持される。このた
め、給水パイプ21の剛性が小さくとも給水パイプ21
の撓みを極めて小さくでき、軽量化を図れ、また、撓み
によりノズル24からの洗浄水の噴射方向が影響を受け
ることもなく洗浄ムラの発生を防止できる。そして、ス
ライダ部材21の突出部21aが切溝12内に嵌合する
ため給水パイプ21の回転も禁止される。
されるが、この給水パイプ21は支持パイプ11内に遊
挿され長手方向に離間して設けたスライダ部材22を摺
接可能に介して支持パイプ11に支持される。このた
め、給水パイプ21の剛性が小さくとも給水パイプ21
の撓みを極めて小さくでき、軽量化を図れ、また、撓み
によりノズル24からの洗浄水の噴射方向が影響を受け
ることもなく洗浄ムラの発生を防止できる。そして、ス
ライダ部材21の突出部21aが切溝12内に嵌合する
ため給水パイプ21の回転も禁止される。
【0026】また、この時、給水パイプ21の移動に伴
いスイベルジョイント98も移動して高圧水供給ホース
99が撓みを生じるが、スイベルジョイント98は支持
パイプ11の切溝12内に配置されるため、滑らかに作
動できる。したがって、高圧水供給ホース99の撓みを
小さくでき、高圧水供給ホース99の疲労が軽減され、
高い耐久性が得られる。
いスイベルジョイント98も移動して高圧水供給ホース
99が撓みを生じるが、スイベルジョイント98は支持
パイプ11の切溝12内に配置されるため、滑らかに作
動できる。したがって、高圧水供給ホース99の撓みを
小さくでき、高圧水供給ホース99の疲労が軽減され、
高い耐久性が得られる。
【0027】そして、この実施例では、スライダ部材2
2に導出管23を貫通させ、このスライダ部材22によ
っても導出管23を給水パイプ21に固定する。このた
め、導出管23をより強固に、また、より大きな剛性で
給水パイプ21に取り付けることができ、ノズル24か
らの洗浄水の噴射方向を確実に保持でき、また、耐久性
も向上される。
2に導出管23を貫通させ、このスライダ部材22によ
っても導出管23を給水パイプ21に固定する。このた
め、導出管23をより強固に、また、より大きな剛性で
給水パイプ21に取り付けることができ、ノズル24か
らの洗浄水の噴射方向を確実に保持でき、また、耐久性
も向上される。
【0028】さらに、この実施例では、支持パイプ11
の両端に配置されたスプロケット31,32間に、端部
が給水パイプ21に連結されたチェーン33を掛装し、
スプロケット31を電動モータ42により駆動して給水
パイプ21を往復動させる。このため、給水パイプ21
の駆動装置としての構成の簡素化と小型化、特に長手方
向の小型化が図れる。
の両端に配置されたスプロケット31,32間に、端部
が給水パイプ21に連結されたチェーン33を掛装し、
スプロケット31を電動モータ42により駆動して給水
パイプ21を往復動させる。このため、給水パイプ21
の駆動装置としての構成の簡素化と小型化、特に長手方
向の小型化が図れる。
【0029】なお、上述した実施例では、給水パイプ2
1をスライダ部材22を介して支持パイプ11内面に摺
動させるが、給水パイプ21を直接に支持パイプ11内
に摺動自在に嵌合させて支持するように構成することも
できる。そして、このように構成した態様では、給水パ
イプ21を略全長にわたって支持パイプ11内面に接触
させることができるため、給水パイプ21の撓みをより
小さくできる。
1をスライダ部材22を介して支持パイプ11内面に摺
動させるが、給水パイプ21を直接に支持パイプ11内
に摺動自在に嵌合させて支持するように構成することも
できる。そして、このように構成した態様では、給水パ
イプ21を略全長にわたって支持パイプ11内面に接触
させることができるため、給水パイプ21の撓みをより
小さくできる。
【0030】
【考案の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
考案にかかる洗浄装置によれば、切溝が形成された支持
パイプを洗浄部上に架設するとともに、給水パイプに長
手方向に離隔してスライダ部材を固着し、スライダ部材
に散水ノズルを設け、給水パイプを散水ノズルおよびス
ライダ部材の一部を切溝から突出させて支持パイプ内に
長手方向移動自在に遊挿する。このため、給水パイプの
剛性を増大させること無く撓みを小さくでき、散水ノズ
ルの噴射方向を正確に維持でき洗浄ムラの発生が防止さ
れ、また、軽量化が図れ、さらに、散水ノズルを強固に
給水パイプに固定できる。
考案にかかる洗浄装置によれば、切溝が形成された支持
パイプを洗浄部上に架設するとともに、給水パイプに長
手方向に離隔してスライダ部材を固着し、スライダ部材
に散水ノズルを設け、給水パイプを散水ノズルおよびス
ライダ部材の一部を切溝から突出させて支持パイプ内に
長手方向移動自在に遊挿する。このため、給水パイプの
剛性を増大させること無く撓みを小さくでき、散水ノズ
ルの噴射方向を正確に維持でき洗浄ムラの発生が防止さ
れ、また、軽量化が図れ、さらに、散水ノズルを強固に
給水パイプに固定できる。
【0031】また、請求項2に記載の考案にかかる洗浄
装置は、チェーンの両端を給水パイプに固定し、このチ
ェーンを支持パイプの両端側に配置されたスプロケット
間に掛装し、スプロケットを回転駆動して給水パイプを
長手方向に移動させるように構成する。このため、給水
パイプの駆動装置を小型、かつ、簡素な構成で達成でき
る。
装置は、チェーンの両端を給水パイプに固定し、このチ
ェーンを支持パイプの両端側に配置されたスプロケット
間に掛装し、スプロケットを回転駆動して給水パイプを
長手方向に移動させるように構成する。このため、給水
パイプの駆動装置を小型、かつ、簡素な構成で達成でき
る。
【0032】さらに、請求項3に記載の考案にかかる洗
浄装置によれば、高圧水供給ホースが接続したスイベル
ジョイントを給水パイプと一体移動可能に支持パイプの
切溝内に配置し、スイベルジョイントおよび高圧水供給
ホースを介して高圧水供給源に連絡するため、高圧水供
給ホース等の寿命を向上できる。
浄装置によれば、高圧水供給ホースが接続したスイベル
ジョイントを給水パイプと一体移動可能に支持パイプの
切溝内に配置し、スイベルジョイントおよび高圧水供給
ホースを介して高圧水供給源に連絡するため、高圧水供
給ホース等の寿命を向上できる。
【図1】この考案の一実施例にかかる洗浄装置の全体正
面図である。
面図である。
【図2】図1の2−2矢視断面図である。
【図3】同洗浄装置の一部拡大平面図である。
【図4】同洗浄装置の側面図である。
【図5】同洗浄装置の洗浄水の噴射状態を表す模式図で
ある。
ある。
11 支持パイプ 12 切溝 18 じゃま板 22 スライダ部材 22a 突起部 23 導出管 24 散水ノズル 31 スプロケット 32 スプロケット 33 チェーン 42 電動モータ 91 被洗浄物 98 スイベルジョイント 99 高圧水供給ホース
Claims (3)
- 【請求項1】 長手方向に延在する切溝が形成された支
持パイプを洗浄部上に架設し、長手方向に離間して複数
のスライダ部材が固着された給水パイプを前記支持パイ
プ内に前記スライダ部材の一部を前記切溝から外部に突
出させて長手方向移動自在に遊挿するとともに、前記給
水パイプを高圧水供給源に連絡し、前記スライダ部材に
前記給水パイプ内部に連通した散水ノズルを設けたこと
を特徴とする洗浄装置。 - 【請求項2】 前記給水パイプを長手方向に移動させる
駆動手段を備え、この駆動手段が、前記支持パイプの両
端部近傍にそれぞれ設けられたスプロケットと、前記給
水パイプに長手方向に離間して設けられた2個のチェー
ンホルダと、これら2個のチェーンホルダ間に前記スプ
ロケットを経て掛装されたチェーンと、前記スプロケッ
トを駆動するアクチュエータと、を有することを特徴と
する請求項1に記載の洗浄装置。 - 【請求項3】 前記支持パイプの切溝内に高圧水供給ホ
ースが接続されたスイベルジョイントを摺動自在に配設
し、このスイベルジョイントおよび前記高圧水供給ホー
スを介して前記給水パイプを前記高圧水供給源に連絡し
たことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の洗
浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086595U JP2590189Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992086595U JP2590189Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 洗浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642996U JPH0642996U (ja) | 1994-06-07 |
JP2590189Y2 true JP2590189Y2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=13891359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992086595U Expired - Fee Related JP2590189Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2590189Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP1992086595U patent/JP2590189Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0642996U (ja) | 1994-06-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |