JP5206973B2 - 洗車機 - Google Patents

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Description

本発明は、定位置に停車させた自動車の車体に洗浄水を噴射させる洗車機に関するものである。
この種の洗車機として、例えば特許文献1にも記載されるように、矩形枠構造体と、この矩形枠構造体に前後往復移動自在に支持された走行体と、この走行体に取り付けられた洗浄水など噴射ノズルとを備えた洗車機であって、前記矩形枠構造体が、前記走行体を走行可能に支持する左右一対のガイドレールと両ガイドレールの端部どうしを連結する前後一対の連結枠材とで構成されたものが知られている。
特開平8−226243号公報
上記のように、特許文献1に記載されるような従来のこの種の洗車機では、前記矩形枠構造体を形成する左右一対のガイドレールが、互いに対面する内側が開放されたリップ付き溝形鋼で構成され、前記走行体の両端に軸支された支持用車輪が、左右一対のガイドレールであるリップ付き溝形鋼内において、その下側水平板部上を転動するように構成されているため、洗車対象の自動車の全長より長くなる長尺のガイドレールをその両端付近でのみ支柱部材で支持させようとすると、当該ガイドレールを構成するリップ付き溝形鋼の板厚や高さ及び幅を大きくして、十分な曲げ強度をもたせる必要があり、重量アップや材料コストの増大を招く結果になる。しかも、横向きに開放するリップ付き溝形鋼内の下側、即ち、走行体側の支持用車輪が転動する箇所が上側開放の溝形であって、塵埃が入り込んで走行体の円滑な走行に支障を来す恐れがあるばかりでなく、飛散する洗浄水などが入り込んで滞留するのを防止する排水構造も必須になる。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することを目的とするものであって、請求項1に記載の発明では、後述する実施形態の参照符号を括弧付きで併記して示すと、矩形枠構造体(1)と、この矩形枠構造体(1)に前後往復移動自在に支持された走行体(4)と、この走行体(4)に取り付けられた洗浄水など噴射ノズル(8,9,12,13)とを備えた洗車機であって、前記矩形枠構造体(1)は、左右一対のガイドレール(2a,2b)と両ガイドレール(2a,2b)の端部どうしを連結する前後一対の連結枠材(3a,3b)とで構成されている洗車機において、前記矩形枠構造体(1)の左右一対のガイドレール(2a,2b)が、互いに対面する内側が開放した上側溝形部(16)と、外側が開放した下側溝形部(17)と、上側溝形部(16)の上側水平板部(16a)の先端から垂直に垂下する垂下板部(18)とを備えた断面形状に帯状金属板で折曲構成され、前記走行体(4)には、左右一対のガイドレール(2a,2b)の上側溝形部(16)内で上下両溝形部(16,17)間の共通水平板部(16c)上を転動する支持用車輪(33a〜34b)と、少なくとも一方のガイドレール(2a)の上側溝形部(16)内で前記垂下板部(18)の内側に嵌合する左右横方向の位置決め用車輪(35)が軸支されている洗車機において、前記左右一対のガイドレール(2a,2b)の両端面には取付け板(25)が固着され、この取付け板(25)を介して左右一対のガイドレール(2a,2b)の両端面が前記前後一対の連結枠材(3a,3b)の両端近傍位置の側面に連結され、当該前後一対の連結枠材(3a,3b)の両端面にそれぞれ支柱部材(30a〜30d)が取り付けられて、前記矩形枠構造体(1)が床面上方所定高さに水平に支持された構成となっている。
尚、上記請求項1に記載の本発明を実施する場合、具体的には請求項2に記載のように、前記左右一対のガイドレール(2a,2b)は、長さ方向に直列する複数本のガイドレール単体(14)で構成し、各ガイドレール単体(14)どうしは、上側溝形部(16)の上側水平板部(16a)と垂直背板部(16b)及び前記垂下板部(18)の外側に隣接するように上から下向きに外嵌する断面コ形の外側連結部材(19)と、下側溝形材(17)の内側に横から内嵌する断面コ形の内側連結部材(20)とで互いに連結することができる。
請求項1に記載の本発明の構成によれば、走行体を走行可能に支持する左右一対のガイドレールは、その上側溝形部の内部空間の高さと幅とを、走行体側の支持用車輪や位置決め用車輪に合わせて必要最小限に設定し、従来必要とされていた板厚より薄い板厚の金属板で構成しても、下側溝形部の存在で当該ガイドレールに必要な曲げ強度をもたせることができるので、従来のリップ付き溝形鋼から成る左右一対のガイドレールと前後一対の連結枠材とから成る矩形枠構造体と比較して、本発明洗車機における左右一対のガイドレールと前後一対の連結枠材とから成る矩形枠構造体は、その全体の重量増加を極力抑えながら強度を大幅に増大させることができる。
従って、単に頑丈で耐久性に優れた矩形枠構造体を比較的軽量安価に構成することができるというだけでなく、走行体側の支持用車輪が転動する上下両溝形部間の共通水平板部の上側は、横側方に開放されているので、入り込んだ塵埃や飛散水などは外に流出し易く、滞留する塵埃などによって走行体の円滑な走行に支障を来す恐れも極減する。勿論、従来必要とされたガイドレール内からの排水構造も不要になる。更に、この矩形枠構造体を支柱部材で床面上方所定高さに支持させる自立型洗車機として実施する場合でも、当該矩形枠構造体の強度を十分に高められるので、当該矩形枠構造体の四隅に支柱部材を直接連結配置することができ、従来のように矩形枠構造体の強度が十分でないことに対応するために、当該矩形枠構造体とは別に構成した門形の支柱ユニットを矩形枠構造体の前後両端と中央位置との中間に配置する構成と比較して、洗車対象の自動車の両側に位置する支柱部材が洗車作業の邪魔になるようなこともなくなると共に、洗車機全体のコストダウンを図ることもできる。
更に本発明の構成によれば、矩形枠構造体における前後一対の連結枠材とその両端面に連結された支柱部材とから成る前後一対の門形の支柱ユニット間に左右一対のガイドレールを架設する構造となるので、支柱部材を含む全体の構造が簡単になり、支柱部材を含む全体を軽量安価に構成できる。しかも支柱部材は、矩形枠構造体の四隅に配置されるだけでなく、左右一対のガイドレール間の間隔よりも広い間隔で配置されるので、各支柱部材は、洗車対象の自動車を左右方向から見た場合は当該自動車から前後に離れて位置すると共に、洗車対象の自動車を前後方向から見た場合は当該自動車から左右に離れて位置することになるので、これら各支柱部材が、洗車対象の自動車の周囲を作業者が移動して行なう手洗い洗車作業の邪魔になることがなくなるか又はその程度が少なくなる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、洗車対象の自動車の全長よりも長くなる長尺のガイドレールを複数本のガイドレール単体の継ぎ足しにより容易に構成できるだけでなく、そのガイドレール単体どうしの接続強度も十分に高めることができる。
図1は本発明の洗車機を自立型洗車機として実施した場合の洗車機全体を示す斜視図である。 図2は同上洗車機の側面図である。 図3は同上洗車機の平面図である。 図4は同上洗車機の正面図である。 図5Aは矩形枠構造体の一部分を示す拡大縦断正面図であり、図5Bは矩形枠構造体の一部分を示す拡大縦断側面図である。 図6Aは門形走行体と左右一対のガイドレールとを示す一部横断平面図であり、図6Bは門形走行体と左右一対のガイドレールとを示す縦断正面図である。 図7は片側のガイドレールに対する門形走行体の支持構造を示す縦断側面図である。 図8Aはガイドレール単体間の接続箇所を示す側面図であり、図8Bは同A図の横断平面図である。 図9は片側のガイドレールとその下側における可撓性配管群の支持構造を示す縦断正面図である。 図10Aは片側のガイドレールの接続箇所とその下側における可撓性配管群の支持構造を示す縦断正面図であり、図10Bは片側のガイドレールと門形走行体との間の可撓性配管群の支持案内手段における可撓性配管群の支持構造を示す縦断正面図である。 図11は前記可撓性配管群の支持案内手段の門形走行体側の部分を示す正面図である。 図12は図11の横断平面図である。 図13は門形走行体における洗浄水配管系を説明する正面図である。 図14は門形走行体における洗剤配管系を説明する正面図である。 図15は門形走行体におけるワックス配管系を説明する正面図である。
以下、本発明の洗車機を自立型洗車機として実施した場合の実施形態について説明すると、図1〜図4において、1は矩形枠構造体であって、左右一対のガイドレール2a,2bと、両ガイドレール2a,2bの端部どうしを互いに連結する前後一対の連結枠材3a,3bとから構成され、この矩形枠構造体1の四隅に取り付けられた支柱部材30a〜30dにより当該矩形枠構造体1が床面上の洗車対象自動車の停車スペースの真上に水平に支持されている。4は、矩形枠構造体1に前後方向に走行可能に支持された門形走行体であって、左右一対のガイドレール2a,2b間に配置されて両端が両ガイドレール2a,2bに係合案内される水平本体5と、この水平本体5の両端部から垂下する左右一対の垂直柱部6a,6bとから構成されている。
門形走行体4には、図4及び図13に示すように、その門形の全域にわたって連続する洗浄水用配管7が内装固定され、当該洗浄水用配管7には、水平本体5の中央領域の3箇所と左右一対の垂直柱部6a,6bの下端部の各1箇所にそれぞれ固定された合計5つの洗浄水噴射用回転ノズル8が接続されると共に、左右一対の垂直柱部6a,6bの中間高さにそれぞれ上下2つずつの洗浄水噴射用向き固定ノズル9が取り付けられており、これら各ノズル8,9から、門形走行体4が取り囲む空間内に向けて洗浄水を噴射できるように構成されている。洗浄水噴射用回転ノズル8は、洗浄水の水圧により駆動されて自転するアームの両端に向き固定ノズルが取り付けられたもので、スプリンクラーなどとして周知のものである。尚、図1、図2、及び図4に示すように、門形走行体4の左右一対の垂直柱部6a,6bには、その下端部に取り付けられた洗浄水噴射用回転ノズル8に対し作業者などが接触するのを防止するためのガードプレート6cが取り付けられている。
尚、この実施形態では、洗浄水だけでなく、洗剤と液状ワックスも噴射できるように、図14及び図15に示すように門形走行体4には、洗剤用配管10とワックス用配管11も内装されている。洗剤用配管10の両端には、水平本体5の両端部付近と左右一対の垂直柱部6a,6bの上端部付近に固定されて、門形走行体4が取り囲む空間内に向けて洗剤を噴射する洗剤噴射用向き固定ノズル12をそれぞれ先端に備えた分岐配管10a,10bが配管接続具10cを介して接続され、ワックス用配管11には、水平本体5の中央付近2箇所と左右一対の垂直柱部6a,6bの上端部近くに固定されて、門形走行体4が取り囲む空間内に向けて液状ワックスを噴射するワックス噴射用向き固定ノズル13が接続されている。これら洗剤用配管10やワックス用配管11には可撓管(ホース)が利用できる。又、門形走行体4に内装された全ての配管7,10,11は、水平本体5の中央部に配設された固定中継配管7a,10d,11aに接続されている。
矩形枠構造体1を構成する左右一対のガイドレール2a,2bは、図3に示すようにそれぞれ2本のガイドレール単体14を接続手段15により接続して必要長さを確保するように構成されたものであって、各ガイドレール単体14は、図5、図6、及び図9に示すように、互いに対面する内側が開放した上側溝形部16と、外側が開放した下側溝形部17と、上側溝形部16の上側水平板部16aの先端から垂直に垂下する垂下板部18とを備えた断面形状に帯状金属板で折曲構成されたものである。尚、16bは上側溝形部16の垂直背板部、16cは上側溝形部16と下側溝形部17との間の共通水平板部、17aは下側溝形部17の垂直背板部、17bは下側溝形部17の下側水平板部である。
接続手段15は、図8A及び図10Aに示すように、外側連結部材19と内側連結部材20とを利用するものであって、外側連結部材19は、両ガイドレール単体14に跨がって、その上側溝形部16の上側水平板部16aと垂直背板部16b及び前記垂下板部18の外側に隣接するように上から下向きに外嵌する所要長さの断面コ形の形鋼から成り、内側連結部材20は、下側溝形材17の内側に横から内嵌する所要長さの断面コ形の形鋼から成るものである。而して、外側連結部材19は、両ガイドレール単体14の端部領域における上側溝形部16の上側水平板部16aと垂直背板部16bの長さ方向の複数箇所にボルト21及びボルトナット22により固定されるが、両ガイドレール単体14の上側溝形部16の上側水平板部16a上で外側連結部材19が外嵌する端部領域には帯状板23が固着され、ボルト21は、前記上側水平板部16aに設けられた取付け孔と合致させて前記帯状板23に設けられた貫通ネジ孔に螺合締結され、上側溝形部16の内側に突出するナットを使用しないで済む構造となっている。又、内側連結部材20は、両ガイドレール単体14の端部領域における下側溝形部17の垂直背板部17aの長さ方向の複数箇所にボルトナット24により固定されている。
又、矩形枠構造体1を構成する左右一対のガイドレール2a,2bの両端面には、図5に示すように、上側溝形部16と下側溝形部17の内部空間の長さ方向の端部を塞ぐように取付け板25が固着されている。一方、前後一対の連結枠材3a,3bは、内側が横向きに開放されたリップ付き溝形鋼から成るもので、その両端近傍の内側には取付け板26が固着され、この取付け板26とガイドレール2a,2b側の前記取付け板25とが、取付け板26に設けられた貫通ネジ孔に螺合締結される上下2本のボルト27により結合されて、矩形枠構造体1が構成されている。尚、ガイドレール2a,2b側の取付け板25には、門形走行体4を行程限で制止させるストッパーボルト28が、当該取付け板25の外側に固着された固定ナット28aを利用して前後方向位置調整自在に取り付けられている。又、前後一対の連結枠材3a,3bの両端面には取付け板29が固着され、これら各取付け板29に前記支柱部材30a〜30d(図1参照)の上端部が、図5に示すように、各支柱部材30a〜30dの上端内側面に固着されている取付け板31に設けられた貫通ネジ孔に螺合締結される上下2本のボルト32によって取り付けられている。
門形走行体4の水平本体は、図6及び図7に示すように、矩形枠構造体1の左右一対のガイドレール2a,2b間に位置するもので、その両端には、各ガイドレール2a,2bの上側溝形部16内に遊嵌して上下両溝形部16,17間の共通水平板部16c上を転動する前後一対の支持用車輪33a,33b及び34a,34bが軸支され、片側のガイドレール2bに隣接する一端には、当該ガイドレール2bの上側溝形部16内に遊嵌してその垂直背板部16bと垂下板部18との間に嵌合する前後一対の左右横方向の位置決め用車輪35が垂直支軸により軸支されている。そして4つの支持用車輪33a〜34bを駆動する駆動手段36として、前後同一側にある左右一対の支持用車輪33a,34a及び33b,34bを互いに連動連結する前後2本の並列駆動軸37a,37bと、チエン伝動手段38を介して両駆動軸37a,37bを同期的に正逆回転駆動する減速機付きモーター39が水平本体5内に設けられている。モーター39は、その出力軸が両駆動軸37a,37b間の中央真下に平行に位置するように、水平本体5内に架設された垂直取付け板40に上下高さ調整自在に支持され、チエン伝動手段38は、両駆動軸37a,37bに取り付けられた歯輪38a,38bとモーター39の出力軸に取り付けられた歯輪38cとに1本の無端チエン38dを三角形状に掛張したものである。
門形走行体4の水平本体5は、図6Bに示すように、ガイドレール2aに隣接する側の端部から中央位置を超えるまでの領域が、前記駆動手段35の駆動軸37a,37bを内装する上部と、前記洗浄水用配管7、洗剤用配管10、及びワックス用配管11(図13〜図15参照)が内装される下部とに水平凹入空間41によって分けられ、この水平凹入空間41を利用して、矩形枠構造体1と門形走行体4との間に掛け渡される可撓性配管群42の支持案内手段43が配設されている。
可撓性配管群42は、図1〜図4、図8、図11、及び図12では1本の太いホース状のものとして略示しているが、具体的には、図9及び図10に示すように、洗浄水用配管7に接続される洗浄水供給管42a、洗剤用配管10に接続される洗剤供給管42b、ワックス用配管11に接続されるワックス供給管42c、及びモーター39に対する給電線42dなどの集合体であって、適当間隔おきの位置で結束用バンド(インシュロックと称されるものなど)により結束される。而してこの可撓性配管群42は、図2及び図3に示すように、ガイドレール2aの一端に隣接する支柱部材30aの内部を経由して当該支柱部材30aの上端付近から導出され、ガイドレール2aの下側に取り付けられた配管支持部材44内を経由して当該ガイドレール2aの長さ方向の中央付近まで導かれ、この後、前記配管支持案内手段43で支持された状態で門形走行体4の水平本体5の中央付近まで導かれ、最後に、洗剤供給管42bは、図13に示す洗浄水用配管7の固定中継配管7aに接続され、洗剤供給管42bは、図14に示す洗剤用配管10の固定中継配管10dに接続され、ワックス供給管42cは、図15に示すワックス用配管11の固定中継配管11aに接続され、そして給電線42dは、モーター39に結線される。尚、門形走行体4の走行制御を地上側の制御装置によって行なわせる場合は、その制御のための各種センサーの信号を地上側の制御機器に伝送する信号線なども、前記可撓性配管群42の中に集合させることができる。
前記ガイドレール2aの下側に取り付けられた配管支持部材44は、図8及び図9に示すように、内側に向かって横向きに開放するリップ付き溝形鋼によって構成されたもので、その上側水平板部がガイドレール2aの下側溝形部17の下側水平板部17bの下側に複数本のボルトナット45によって取り付けられ、この配管支持部材44内に入れられた可撓性配管群42は、適当間隔おきに配置された固定具46により、当該配管支持部材44の垂直背板部44aにまとめて固定されている。固定具46は、コ字形ボルト46aとナット46bから成るもので、コ字形ボルト46aの内側に可撓性配管群42が収容される。
配管支持案内手段43は、図1〜図4、図6、図8、図10〜図12に示すように、垂直支軸47により互いに連結されて当該垂直支軸47の周りに水平に相対揺動自在な一対の配管支持部材48,49を利用するものであって、一方の配管支持部材48の遊端は、ガイドレール2aの長さ方向の中央位置、即ち、ガイドレール単体14どうしを接続する接続手段15の真下位置で当該ガイドレール2aに、垂直支軸50により当該垂直支軸50の周りに水平揺動自在に連結され、他方の配管支持部材49の遊端は、門形走行体4の水平本体5に形成されている前記水平凹入空間41内で、当該水平本体5の長さ方向の中央位置に垂直支軸51により当該垂直支軸51の周りに水平揺動自在に連結されている。而して、互いに連結された配管支持部材48,49の全長(垂直支軸47を経由する垂直支軸50,51間の長さ)は、図3に示すように、門形走行体4がガイドレール2a,2b全長に及ぶ走行経路の両端にあるとき、当該走行経路の中央位置にある前記垂直支軸50と門形走行体4側の垂直支軸51との間の直線距離よりも長く、門形走行体4が走行経路内の何れの位置にあっても配管支持部材48,49が、中間の垂直支軸47の位置が両端の垂直支軸50,51をつなぐ仮想直線に対し常に同一側(図示例では連結枠材3bのある側)に離れて位置する折れ曲がり状態となるように構成されている。
配管支持部材48の遊端を軸支する垂直支軸47は、ガイドレール単体14どうしを接続する接続手段15の内側連結部材20の長さ方向中央位置に上半部が固着され、当該垂直支軸47の下半部は、隣接するガイドレール単体14の下側溝形部17の下側水平板部17b間に形成された切欠きを経由して下方に延出し、この垂直支軸47の下半部に配管支持部材48の遊端が水平揺動自在に支持されている。又、配管支持部材48,49は、折れ曲がり状態での外側(鈍角側)に向かって水平横向きに開放する溝形鋼で構成されており、可撓性配管群42は、これら配管支持部材48,49を構成する溝形鋼内に収容された状態で、配管支持部材44に可撓性配管群42を固定する固定具46と同一の固定具46により、各配管支持部材48,49の長さ方向適当間隔おきの位置に固定されている。門形走行体4側の配管支持部材49には、その遊端側の垂直支軸51に近い位置において、垂直背板部に矩形の配管導出窓52が設けられ、可撓性配管群42は、配管支持部材49内から配管導出窓52を通って配管支持部材49の裏側に引き出され、水平に迂回した後に門形走行体4の水平本体5内に導き入れられる。尚、配管導出窓52には、その周縁にゴムなどからなる保護部材52aが装着されている。
尚、両配管支持部材48,49は、図3に示すように門形走行体4の走行に伴って折曲角度と向きが変化するので、この両配管支持部材48,49の折曲角度と向きの変化で可撓性配管群42に無理な力が作用しないように、両端と中間の各折曲箇所である各垂直支軸47,50,51の周りでは可撓性配管群42が外側に大きく迂回するように配設されている。特に垂直支軸47,50の周りで迂回する可撓性配管群42が下方に垂れ下がるのを防止するために、配管支持具53が併設されている。この配管支持具53は、図8、及び図10〜図12に示すように、配管支持部材48,49を構成する溝形鋼の内側で垂直支軸47,50に筒体54を自転可能に遊嵌し、この筒体54に一対の矩形枠材55a,55bの一端を、両矩形枠材55a,55bが平面視においてほぼ90度の間隔で筒体54から放射状に延出するように固着し、両矩形枠材55a,55bの下側水平軸部上でほぼ直角三角形状の支持板56の両側辺を支持固着して成るものである。可撓性配管群42は、各配管支持部材48,49の両側の矩形枠材55a,55b内を通され、両矩形枠材55a,55b間において支持板56上に支持される。
尚、矩形枠材55a,55bを省いて支持板56を直接筒体54に固着しても良いし、矩形枠材55a,55bに代えて、支持板56を支持する水平軸部とその先端から垂直に立ち上がる垂直起立軸部のみから成る一対のL形枠材を使用することもできる。又、支持板56を省いて一対の矩形枠材55a,55b又は前記L形枠材のみで可撓性配管群42を支持させることも可能である。何れの場合も、可撓性配管群42の少なくとも配管支持部材48,49で支持されない領域は、図10及び図12にそれぞれ仮想線で示すように、コイル状保護材(可撓性配管群42を通すことのできる内径のチューブでも良い)57で囲繞し、可撓性配管群42の配管や電線を保護することができる。
以上のように構成された洗車機の使用方法を説明すると、図2〜図4に仮想線で示すように4本の支柱部材30a〜30dで囲まれた矩形枠構造体1の下側床面上エリア内に洗車対象の自動車を停車させ、走行経路の一端で待機している門形走行体4を走行させる。即ち、駆動手段36のモーター39を稼働させ、チエン伝動手段38と駆動軸37a,37bを介して、門形走行体4の水平本体5の両端にあるそれぞれ前後一対の支持用車輪33a〜34bを同一方向に同一速度で回転駆動し、門形走行体4を左右一対のガイドレール2a,2bに沿って前後方向に走行させる。このとき、門形走行体4の水平本体5の一端に軸支された前後一対の位置決め用車輪35が、片側のガイドレール2aの上側溝形部16の垂直背板部16bと垂下板部18との間の溝形レール部に案内されることにより、門形走行体4はガイドレール2a,2bに沿って円滑に直進走行することができる。又、門形走行体4が走行経路端に達したとき、支持用車輪33a〜34bの内、走行方向側の車輪がガイドレール2a,2bの端部に配設されたストッパーボルト28(図5参照)に当接することにより制止される。
上記のように門形走行体4を走行させると同時に、可撓性配管群42の洗浄水供給管42a、洗剤供給管42b、及びワックス供給管42cを介して洗浄水、洗剤、及びワックスを適当時期に所要時間だけ供給することにより、走行する門形走行体4が備える図13の各洗浄水噴射用回転ノズル8及び各洗浄水噴射用向き固定ノズル9、図14に示す各洗剤噴射用向き固定ノズル12、及び図15に示す各ワックス噴射用向き固定ノズル13から、当該門形走行体4の内側に位置する自動車の周面や天井面に、洗浄水、洗剤、及びワックスを適当時期に所要時間だけ噴射することができる。洗浄効果を高めるために手作業でのブラッシングや拭き取りが必要ならば、門形走行体4を停止させて、又は走行する門形走行体4から離れた位置で当該手作業を行なうことができる。勿論、洗浄水、洗剤、及びワックスなどの噴射作業は、門形走行体4の片道走行の間に全てを完了させるのでなく、門形走行体4の一往復走行又は複数回の往復走行の間に分けて行なうことができる。
門形走行体4の走行時には、矩形枠構造体1の配管支持部材44と門形走行体4との間に掛け渡されている可撓性配管群42は、図3に示すように門形走行体4の走行に伴って向きや折れ曲がり角度が変化する配管支持案内手段43の配管支持部材48,49によって常に水平状態に支持されており、走行する門形走行体4に対し可撓性配管群42の各配管及び電線を介して行なわれる洗浄水、洗剤、ワックス、及び電力などの供給は支障なく行なわれる。
本発明の洗車機は、営業設備としての洗車設備や一般家庭のカーポート、車庫などに組み込むことができ、一般的にはブラッシングや乾燥機能を持たない手洗い洗車機として利用できるものであるが、場合によっては、門形走行体にブラッシング装置や水分吹き飛ばし装置などを組み込んで、フル機能の洗車機として実施することも可能なものである。
1 矩形枠構造体
2a,2b ガイドレール
3a,3b 連結枠材
4 門形走行体
5 水平本体
6a,6b 垂直柱部
7 洗浄水用配管
8 洗浄水噴射用回転ノズル
9 洗浄水噴射用向き固定ノズル
10 洗剤用配管
11 ワックス用配管
12 洗剤噴射用向き固定ノズル
13 ワックス噴射用向き固定ノズル
14 ガイドレール単体
15 接続手段
16 上側溝形部
16a 上側水平板部
16b,17a 垂直背板部
16c 共通水平板部
17 下側溝形部
17b 下側水平板部
18 垂下板部
19 外側連結部材
20 内側連結部材
25,26,29,31 取付け板
28 ストッパーボルト
30a〜30d 支柱部材
33a〜34b 支持用車輪
35 位置決め用車輪
36 駆動手段
37a,37b 駆動軸
38 チエン伝動手段
39 減速機付きモーター
41 水平凹入空間
42 可撓性配管群
42a 洗浄水供給管
42b 洗剤供給管
42c ワックス供給管
42d 給電線
43 配管支持案内手段
44,48,49 配管支持部材
46 固定具
53 配管支持具
55a,55b 矩形枠材
56 支持板

Claims (2)

  1. 矩形枠構造体と、この矩形枠構造体に前後往復移動自在に支持された走行体と、この走行体に取り付けられた洗浄水など噴射ノズルとを備えた洗車機であって、前記矩形枠構造体は、左右一対のガイドレールと両ガイドレールの端部どうしを連結する前後一対の連結枠材とで構成されている洗車機において、前記矩形枠構造体の左右一対のガイドレールが、互いに対面する内側が開放した上側溝形部と、外側が開放した下側溝形部と、上側溝形部の上側水平板部の先端から垂直に垂下する垂下板部とを備えた断面形状に帯状金属板で折曲構成され、前記走行体には、左右一対のガイドレールの上側溝形部内で上下両溝形部間の共通水平板部上を転動する支持用車輪と、少なくとも一方のガイドレールの上側溝形部内で前記垂下板部の内側に嵌合する左右横方向の位置決め用車輪が軸支されている洗車機において、
    前記左右一対のガイドレールの両端面には取付け板が固着され、この取付け板を介して左右一対のガイドレールの両端面が前記前後一対の連結枠材の両端近傍位置の側面に連結され、当該前後一対の連結枠材の両端面にそれぞれ支柱部材が取り付けられて、前記矩形枠構造体が床面上方所定高さに水平に支持されている、洗車機。
  2. 前記左右一対のガイドレールは、長さ方向に直列する複数本のガイドレール単体で構成され、各ガイドレール単体どうしは、上側溝形部の上側水平板部と垂直背板部及び前記垂下板部の外側に隣接するように上から下向きに外嵌する断面コ形の外側連結部材と、下側溝形材の内側に横から内嵌する断面コ形の内側連結部材とで互いに連結されている、請求項1に記載の洗車機。
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