JPH08226243A - 洗車機能付きのカーポートと、それに使用可能な排水弁 - Google Patents

洗車機能付きのカーポートと、それに使用可能な排水弁

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Publication number
JPH08226243A
JPH08226243A JP11594895A JP11594895A JPH08226243A JP H08226243 A JPH08226243 A JP H08226243A JP 11594895 A JP11594895 A JP 11594895A JP 11594895 A JP11594895 A JP 11594895A JP H08226243 A JPH08226243 A JP H08226243A
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JP
Japan
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water distribution
vehicle
distribution pipe
moving frame
water
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Pending
Application number
JP11594895A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Morioka
弘 森岡
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Nissei Build Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissei Build Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駐車中の車輌を手軽に洗車する。 【構成】 ガイドレール20、20に沿って走行する移
動フレーム30を架台フレーム10、10の上部に配設
し、移動フレーム30には、噴射ノズル44、44…付
きの配水パイプ40を搭載する。移動フレーム30を前
後に走行させると、配水パイプ40は、噴射ノズル4
4、44…から水または洗剤を噴射しながら移動し、架
台フレーム10、10の間に駐車する車輌を洗浄するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般家庭等におい
て、車輌を駐車し、手軽に洗車することができる洗車機
能付きのカーポートと、それに使用可能な排水弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般家庭には、自家用の車輌を駐車する
ために、カーポートを設置することが少なくない。
【0003】このものは、車輌を駐車する場所に架台フ
レームを設置し、簡易的な屋根や壁等を備えることによ
り、雨や雪等に対し、駐車中の車輌を保護することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、カーポートは、簡易的な屋根や壁等によって車
輌を雨や雪等から保護するのみであるから、車輌を洗車
する際には、車輌をカーポートから移動させ、屋外にお
いて作業を実施する必要があり、洗車作業が煩雑である
という問題があった。また、屋外作業は、天候に左右さ
れ、雨天の際に作業ができないという問題もあった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、車輌が駐車可能な架台フレームの上部
に噴射ノズル付きの移動フレームを配設することによっ
て、車輌を駐車させたまま、天候に左右されることな
く、手軽に洗車作業を実施することができる洗車機能付
きのカーポートと、それに使用可能な排水弁を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、車輌が駐車可能
な架台フレームと、架台フレームの上部に配設するガイ
ドレールと、ガイドレールに沿って走行する移動フレー
ムと、移動フレームに搭載する噴射ノズル付きの配水パ
イプと、配水パイプに接続するポンプ装置とを備えるこ
とをその要旨とする。
【0007】なお、架台フレームの床には、噴射ノズル
付きの増設配水パイプを配設することができ、架台フレ
ームには、左右に垂下するカバーを設けることができ
る。
【0008】また、移動フレームは、車輌の水切り用の
ファンを搭載することができる。
【0009】第2発明の構成は、バルブシートを有する
弁本体と、バルブシートを開閉するポペットと、ポペッ
トを開方向に付勢するばねと、弁本体に形成し、流入側
に連通する連通孔付きの圧力室とを備えてなり、ポペッ
トは、圧力室に作用する流入側の圧力によって閉方向に
付勢することをその要旨とする。
【0010】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、噴射ノズ
ル付きの配水パイプは、移動フレームに搭載されてお
り、移動フレームは、車輌が駐車可能な架台フレームの
上部のガイドレールに沿って走行する。また、ポンプ装
置は、配水パイプを介し、噴射ノズルから水または洗剤
を噴射させることができる。そこで、噴射ノズル付きの
配水パイプは、移動フレームとともに移動することによ
り、架台フレーム内に駐車している車輌の表面全体を自
動的に洗浄することができる。
【0011】架台フレームの床に増設配水パイプを配設
すれば、増設配水パイプは、車輌の下面に同時に水を噴
射し、下面を洗浄することができる。
【0012】架台フレームにカバーを設けるときは、水
や洗剤が周囲に飛散することがない。
【0013】移動フレームが、車輌の水切り用のファン
を搭載するときは、洗車された車輌の表面に残る水分を
速やかに取り除くことができる。
【0014】第2発明の構成によるときは、弁本体のバ
ルブシートを開閉するポペットは、ばねによって開方向
に付勢され、圧力室に作用する流入側の圧力によって閉
方向に付勢される。すなわち、ポペットは、流入側の圧
力が高くなるとバルブシートを閉じ、流入側の圧力が低
くなると自動的に開くから、たとえば、配水パイプの下
端に装着することにより、洗車完了によって配水パイプ
内の余分の水を速やかに排出することができ、洗車完了
後、噴射ノズルから水が長時間に亘って滴り落ちるよう
な不都合がない。
【0015】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0016】洗車機能付きのカーポートは、車輌が駐車
可能な架台フレーム10、10と、架台フレーム10、
10の上部に配設するガイドレール20、20と、ガイ
ドレール20、20に沿って走行する移動フレーム30
と、移動フレーム30に搭載する配水パイプ40とを主
要部材としてなる(図1、図2)。なお、架台フレーム
10、10は、床F上に前後に平行に立設されている。
【0017】各架台フレーム10は、2本の柱11、1
1の上端に梁12を門形に連結してなる構造体である。
各柱11は、下端のベースプレート11aを介して床F
上に立設されており、上部には、ブラケット11bを備
えるL形アングル11cを内側に向けて突設し、上端に
は、板状のブラケット11dが付設されている。梁12
は、板状のブラケット12a、12aが両端に付設され
ている。そこで、柱11、11、梁12は、ブラケット
11d、11d、12a、12aを介し、門形に連結さ
れている。
【0018】ガイドレール20、20は、リップ溝形に
形成されており、各柱11のL形アングル11c上にお
いて、ブラケット11bを介し、内側に向けて固定され
ている。ガイドレール20、20は、両端の連結ブラケ
ット20a、20a…、連結材21、21を介し、長方
形の枠状に連結されている。
【0019】後方の連結材21には、一方のガイドレー
ル20に近く、駆動スプロケット22a付きの走行モー
タ22が搭載されている。また、前方の連結材21に
は、図示ないブラケットを介し、駆動スプロケット22
aに対応するアイドルスプロケット22bが軸着されて
いる。駆動スプロケット22a、アイドルスプロケット
22bには、チェーン23が巻き掛けられており、チェ
ーン23の始端、終端は、移動フレーム30に連結され
ている。また、一方のガイドレール20の中間部には、
ブラケット25a、25a、Uボルト25b、25bを
介し、逆U字状に形成された支持パイプ25が固定され
ている(図1、図3)。支持パイプ25には、ポンプ装
置48、配水パイプ40に接続するホース40a、40
bが接続されている。
【0020】移動フレーム30は、縦材31、31、横
材32、32…を梯子形に組み合わせて構成されている
(図1、図2)。縦材31、31の両端には、ブラケッ
ト32a、32bが付設されており、ブラケット32
a、32bの下面には、それぞれ、走行ローラ33、3
3を有する台車ブラケット33a、33bが固定されて
いる。走行ローラ33、33…は、ガイドレール20、
20を介し、移動フレーム30の全体を支持しており、
チェーン23の始端、終端は、それぞれ縦材31、31
の各外面に連結されている。すなわち、移動フレーム3
0は、走行モータ22を正逆に駆動することにより、チ
ェーン23を介し、ガイドレール20、20に沿って前
後に走行移動することができる。
【0021】配水パイプ40は、斜行パイプ43、43
を介し、縦パイプ41、41と横パイプ42とを門形に
組み合わせて構成されている(図2、図4)。
【0022】一方の縦パイプ41の下端には、継手を介
して下向きのエルボ付きの排水弁46が横向きに装着さ
れ、さらに、ホース40bが接続されている。縦パイプ
41の下部、中間部には、噴射ノズル44、44が内向
きに配設されており、上端は、継手を介して斜行パイプ
43に接続されている。他方の縦パイプ41の下端に
は、排水弁46が下向きに装着され、下部、中間部に
は、噴射ノズル44、44が内向きに配設され、上端
は、継手を介して斜行パイプ43に接続されている。横
パイプ42には、延長パイプ42a、42a…を介して
噴射ノズル44、44…が下向きに配設されており、両
端は、継手を介して斜行パイプ43、43に接続されて
いる。なお、配水パイプ40は、Uボルト40c、40
c…を介して横パイプ42を移動フレーム30の横材3
2、32…に固定することにより、移動フレーム30に
搭載されている。
【0023】排水弁46は、弁本体46a、ポペット4
6b、ばね46cを組み合わせてなるリフト式バルブで
ある(図5)。弁本体46aの内部には、流入側(図5
の矢印A1 側)と流出側(同図の矢印A2 側)とを仕切
るバルブシート46a1 が形成されており、流入側、流
出側には、それぞれ雌ねじ46a2 が形成されている。
弁本体46aの流入側の上部には、ねじ46a3 を介し
てキャップ46dがねじ込まれており、キャップ46d
の内部には、連通孔46d1 を介して流入側に連通する
圧力室46d2 が形成されている。すなわち、圧力室4
6d2 は、実質的に弁本体46aに形成されている。
【0024】ポペット46bは、茎部46b1 と笠部4
6b2 とによってきのこ形に形成されている。茎部46
b1 の上端部は、キャップ46dの圧力室46d2 内に
摺動自在に突出し、笠部46b2 は、バルブシート46
a1 に対向している。ばね46cは、圧縮ばねであっ
て、バブルシート46a1 を介し、弁全体46aの底部
とポペット46bの笠部46b2 との間に介装されてい
る。
【0025】そこで、加圧された液体が弁本体46aの
流入側に流入すると、液体は、バルブシート46a1 を
通過して流出側に排出されるとともに、連通孔46d1
を介して圧力室46d2 に充満する。したがって、ポペ
ット46bは、圧力室46d2 に充満する液体の圧力に
より、ばね46cに抗して閉方向に付勢され、バルブシ
ート46a1 を閉じることができる。流入側の圧力が低
下すると、ばね46cがポペット46bを開方向に付勢
し、ポペット46bは、バルブシート46a1を開放す
る。なお、各排水弁46は、流入側が縦パイプ41に接
続され、流出側が外部に開放されている。
【0026】架台フレーム10、10の床Fには、増設
配水パイプ47が埋設されている(図1、図3)。増設
配水パイプ47は、前後方向に長い主パイプ47aと、
接続パイプ47bとをT形に組み合わせて構成されてい
る。主パイプ47aには、噴射ノズル44、44…が上
向きに配設されており、接続パイプ47bの一端が接続
されている。また、接続パイプ47bの他端は、電磁弁
47cを介し、図示しない水道管に接続されている。
【0027】ポンプ装置48は、架台フレーム10、1
0の外側中間部に設置され、ポンプ本体48a、駆動モ
ータ48b、電磁弁48c1 、48c2 、水槽48d1
、48d2 を組み合わせて構成されている(図1、図
6)。駆動モータ48bは、ベルト48b1 を介してポ
ンプ本体48aを駆動することができる。ポンプ本体4
8aの吸入側は、T形継手48a1 を介して分岐されて
おり、一方は、電磁弁48c1 、吸引ホース48e1 を
介して水槽48d1 に接続されており、他方は、電磁弁
48c2 、吸引ホース48e2 を介して水槽48d2 に
接続されている。なお、吸引ホース48e1 、48e2
には、図示しないストレーナが付設されている。ポンプ
本体48aの吐出側は、ホース40a、支持パイプ2
5、ホース40bを介して配水パイプ40に接続されて
いる。
【0028】水槽48d1 には、適当な濃度の洗剤が入
っており、水槽48d2 には、水が入っているものとす
る。すなわち、ポンプ装置48は、駆動モータ48bを
介してポンプ本体48aを駆動することにより、水槽4
8d1 、48d2 内の洗剤、水のいずれか一方を配水パ
イプ40に送水供給することができる。
【0029】架台フレーム10、10、ガイドレール2
0、20の上方には、カバー15が設けられている(図
1)。カバー15は、図示しない骨組フレームを介し、
架台フレーム10、10、ガイドレール20、20の左
右に垂下し、全体の両側面と上面とを体裁よく覆うこと
ができる。
【0030】前方の架台フレーム10には、押しボタン
スイッチ51a、51b…を収納するスイッチボックス
51が配設されている(図1、図3)。また、ガイドレ
ール20の両端部には、リミットスイッチ52a、52
bが設置されており、リミットスイッチ52a、52b
は、移動フレーム30の台車ブラケット33aに接触
し、移動フレーム30の後退限、前進限を検出すること
ができる。
【0031】押しボタンスイッチ51a、51b…は、
リミットスイッチ52a、52bとともに、制御回路5
3に接続されている(図7)。また、走行モータ22、
駆動モータ48b、電磁弁47c、48c1 、48c2
も、制御回路53に接続されている。なお、制御回路5
3は、ブレーカBを介し、電源ACによって給電されて
いる。
【0032】いま、移動フレーム30を後退限に待機さ
せると(図3の実線)、後方のリミットスイッチ52a
は、移動フレーム30によって作動状態にあり(図
8)、前方のリミットスイッチ52bは、復帰状態にあ
る。また、駆動モータ48b、走行モータ22は停止し
ており、電磁弁48c1 、48c2 、47cは閉じてお
り、排水弁46、46は開いている。
【0033】架台フレーム10、10の間に車輌Cを正
しく駐車させ(図3、図4)、押しボタンスイッチ51
aを押し操作すると、制御回路53は、駆動モータ48
bを起動してポンプ本体48aを運転させるとともに
(図8)、走行モータ22を正回転させる。そこで、移
動フレーム30は、走行モータ22によって前進走行す
ることができる。このとき、制御回路53は、電磁弁4
8c1 を開き、ポンプ本体48aを介して水槽48d1
内の洗剤を配水パイプ40に供給し、噴射ノズル44、
44…から噴射させ、車輌Cの表面に洗剤を噴射するこ
とができる。なお、排水弁46、46は、ポンプ装置4
8によって加圧された洗剤が配水パイプ40に供給され
るため、自動的に閉じることができる。さらに、制御回
路53は、電磁弁47cを開き、増設配水パイプ47の
噴射ノズル44、44…から水を噴射させ、車輌Cの下
面を洗浄する。
【0034】移動フレーム30がガイドレール20、2
0上を前進して前進限に到達すると、リミットスイッチ
52bが作動する。そこで、制御回路53は、走行モー
タ22を逆転させ、移動フレーム30を後退させること
ができる。なお、移動フレーム30の後退中も、配水パ
イプ40は、洗剤を噴射し、増設配水パイプ47は、水
を噴射する。
【0035】移動フレーム30が後退限に到達してリミ
ットスイッチ52aが作動すると、制御回路53は、走
行モータ22を正転させ、移動フレーム30を再前進さ
せるとともに、電磁弁48c1 を閉じ、電磁弁48c2
を開く。そこで、ポンプ本体48aは、洗剤に代えて、
水槽48d2 内の水を配水パイプ40の噴射ノズル4
4、44…から噴射させ、車輌Cの表面を洗浄すること
ができる。移動フレーム30が前進限に到達してリミッ
トスイッチ52bが作動すると、走行モータ22が逆転
し、移動フレーム30は、後退限に戻って停止する。な
お、このとき、制御回路53は、駆動モータ48bを停
止させるとともに電磁弁47c、48c2を閉じ、配水
パイプ40、増設配水パイプ47からの水の噴射を停止
さる。そこで、排水弁46、46は、流入側の圧力が低
下することにより速やかに開放され、配水パイプ40内
の余分の水を外部に排出させ、全体を元の待機状態に復
帰させる。
【0036】すなわち、押しボタンスイッチ51aを押
し操作すると、制御回路53は、ガイドレール20、2
0に沿って移動フレーム30を2往復させ、このとき、
配水パイプ40の噴射ノズル44、44…からは、1往
復目に洗剤を噴射させ、2往復目に水を噴射させること
により、車輌Cの表面を洗浄することができる。また、
移動フレーム30が走行している間、増設配水パイプ4
7の噴射ノズル44、44…から水を連続的に噴射さ
せ、車輌Cの下面を洗浄することができる。
【0037】押しボタンスイッチ51bを押し操作する
と、制御回路53は、移動フレーム30をリミットスイ
ッチ52a、52b間に1往復走行させることができ
る。また、このとき、制御回路53は、駆動モータ48
bを起動するとともに、電磁弁48c1 、48c2 、4
7cを開くものとする。そこで、電磁弁48c1 、48
c2 を介して吸引ホース48e1 、48e2 の一方を選
択することにより、配水パイプ40の噴射ノズル44、
44…からは、洗剤または水のいずれかを噴射させるこ
とができる。また、移動フレーム30が走行している
間、増設配水パイプ47の噴射ノズル44、44…は水
を噴射している。かかる動作モードは、車輌Cの表面に
洗剤を噴射し、落ち難い汚れを手作業によって落とした
後、水によって洗い流すときや、水のみによる簡易的な
洗車をするときに便利に使用することができる。
【0038】押しボタンスイッチ51cは、非常停止ス
イッチである。すなわち、押しボタンスイッチ51cを
押し操作すると、作動中の駆動モータ48b、走行モー
タ22が停止し、電磁弁47cが閉じるから、移動フレ
ーム30の走行を停止させ、ポンプ装置48を停止させ
ることができる。また、これを復帰させるときは、押し
ボタンスイッチ51b、51cの双方を同時に押し操作
するものとする。このとき、移動フレーム30は、一旦
後退限にまで走行し、リミットスイッチ52aが作動す
ることにより、全体を正常に復帰させることができる。
【0039】かかる洗車機能付きのカーポートは、移動
フレーム30を介して配水パイプ40を前後に移動させ
ることにより、噴射ノズル44、44…からの水または
洗剤を車輌Cの表面に噴射し、車輌Cの表面を洗浄する
ことができる。また、このとき、増設配水パイプ47
は、噴射ノズル44、44…から水を噴射することによ
り、車輌Cの下面を洗浄することができる。なお、押し
ボタンスイッチ51a、51bは、全体の作動シーケン
スを切り換え、車輌Cの汚れ具合により、最適の動作モ
ードを選択することができる。排水弁46、46は、ポ
ンプ装置48の停止とともに配水パイプ40内の水を自
動的に外部に排出し、噴射ノズル44、44…からいつ
までも水が滴り落ちることを防止する。また、カバー1
5は、架台フレーム10、10、ガイドレール20、2
0を覆うから、洗車中に洗剤や水が周囲に飛び散ること
がない。
【0040】以上の説明において、リミットスイッチ5
2a、52bは、車輌Cの全長や駐車位置等に合わせ、
ガイドレール20に沿って設置位置を適宜変更可能にし
てもよい。また、各噴射ノズル44は、車輌Cの形式に
合わせ、たとえば延長パイプ42aを伸縮自在にするこ
とにより、車輌Cまでの距離を調節可能にしてもよい。
さらに、電磁弁48c1 、48c2 は、一体の切換弁に
代えてもよい。
【0041】なお、床Fに設置する増設配水パイプ47
は、これを省略してもよい。
【0042】また、排水弁46の内部に組み込まれてい
るばね46cは、ポペット46bを開方向に付勢するた
めに、圧力室46d2 内に設置し、圧力室46d2 の内
壁とポペット46bの茎部46b1 とを連結する引張り
ばねとしてもよい。
【0043】
【他の実施例】移動フレーム30は、車輌Cの水切り用
のファン55、55を搭載することができる(図9)。
【0044】移動フレーム30上には、ファン55、5
5が配設されており、ファン55、55は、それぞれ蛇
腹56、56を介して吹出口57に接続されている。吹
出口57は、下面にスリットを備える横長の箱状に形成
されており、車輌Cの形状に応じて上下に移動させるこ
とができる(図9の実線と二点鎖線)。そこで、車輌C
の洗浄工程が終了し、ポンプ装置48が停止して配水パ
イプ40内の水が外部に排出された後、ファン55、5
5を起動して移動フレーム30を前後に移動させること
により、ファン55、55は、吹出口57からの強風を
車輌Cに吹き付け、車輌Cの表面に残留している水分を
除去することができる。なお、スイッチボックス51に
は、ファン55、55用の押しボタンスイッチ51dが
備えられている。
【0045】架台フレーム10、10を含む全体は、既
設のガレージ60内に設置してもよい(図10)。
【0046】ガレージ60の天井部には、ロールカーテ
ン式のカバー16、16が配設されており、カバー1
6、16は、必要に応じ、架台フレーム10、10の上
方にロール状に巻き上げ(図10の実線)、架台フレー
ム10、10の左右に長く垂下させることができる(同
図の二点鎖線)。なお、架台フレーム10、10の上部
には、カバー16、16を円滑に伸縮させるために、山
形の補助フレーム16aが付設されている。すなわち、
カバー16、16は、左右に長く垂下させることによ
り、ガレージ60内に水や洗剤が飛び散ることを防止
し、使用しないときは、上部に巻き上げることができ
る。
【0047】ただし、カバー16、16は、ガレージ6
0が大形であり、隣接して他の車輌を駐車させる場合
や、隣接して作業用スペース等が存在するときに有効な
ものであり、必要に応じて設置すれば足りる。
【0048】以上の各実施例において、排水弁46は、
手動のコックに代えてもよい。なお、かかる排水弁46
は、カーポートに限らず、加圧流体を使用する任意の管
路において、使用後の残留液体を排出する用途に便利に
使用可能である。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、車輌が駐車可能な架台フレームの上部
にガイドレールを配設し、ガイドレールに沿って走行す
る移動フレームに噴射ノズル付きの配水パイプを搭載す
ることによって、配水パイプは、移動フレームを介して
前後に移動させることにより、架台フレーム内に駐車し
ている車輌の表面に水または洗剤を噴射することができ
るから、洗車のために車輌を移動させたり、天候に左右
されたりすることなく、極めて手軽に洗車作業を実施す
ることができるという優れた効果がある。
【0050】第2発明によれば、バルブシートを有する
弁本体と、ポペットと、ばねとを組み合わせることによ
って、ポペットは、流入側の圧力に連動してバルブシー
トを自動的に開閉することができるから、手動操作を行
なうことなく、管内の余分の水を速やかに外部に排出さ
せることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成斜視図
【図2】 要部拡大正面図
【図3】 使用状態側面図
【図4】 使用状態正面図
【図5】 排水弁の断面説明図
【図6】 要部斜視説明図
【図7】 全体ブロック系統図
【図8】 動作説明線図
【図9】 他の実施例を示す図4相当図(1)
【図10】 他の実施例を示す図4相当図(2)
【符号の説明】
F…床 10…架台フレーム 15、16…カバー 20…ガイドレール 30…移動フレーム 40…配水パイプ 44…噴射ノズル 46…排水弁 46a…弁本体 46a1 …バルブシート 46b…ポペット 46c…ばね 46d1 …連通孔 46d2 …圧力室 47…増設配水パイプ 48…ポンプ装置 55…ファン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌が駐車可能な架台フレームと、該架
    台フレームの上部に配設するガイドレールと、該ガイド
    レールに沿って走行する移動フレームと、該移動フレー
    ムに搭載する噴射ノズル付きの配水パイプと、該配水パ
    イプに接続するポンプ装置とを備えてなる洗車機能付き
    のカーポート。
  2. 【請求項2】 前記架台フレームの床には、噴射ノズル
    付きの増設配水パイプを配設することを特徴とする請求
    項1記載の洗車機能付きのカーポート。
  3. 【請求項3】 前記架台フレームには、左右に垂下する
    カバーを設けることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の洗車機能付きのカーポート。
  4. 【請求項4】 前記移動フレームは、車輌の水切り用の
    ファンを搭載することを特徴とする請求項1ないし請求
    項3のいずれか記載の洗車機能付きのカーポート。
  5. 【請求項5】 バルブシートを有する弁本体と、前記バ
    ルブシートを開閉するポペットと、該ポペットを開方向
    に付勢するばねと、前記弁本体に形成し、流入側に連通
    する連通孔付きの圧力室とを備えてなり、前記ポペット
    は、前記圧力室に作用する流入側の圧力によって閉方向
    に付勢することを特徴とする排水弁。
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