JP6047415B2 - 洗車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車に洗浄水・液剤・ワックス・撥水剤等を噴射し、ユーザが手洗いで洗車を行うブラシレスタイプの洗車装置に関するものである。
本出願人は、特許文献1において、自動車が乗り入れられる洗浄エリアの上方に、自動車の長さ方向に沿って往復走行する走行台車と、この走行台車から自動車を挟むように吊下される左右一対の旋回アームとを備え、この旋回アームを自動車を幅方向に挟んだ開位置から、自動車の前面又は後面に回り込んだ前閉じ又は後閉じ位置の間で揺動させて、旋回アームに備えた噴射ノズルから洗浄水を噴射して洗車を行う洗車装置を提案している。
この洗車装置では、旋回アームによる自動車前後面への旋回動作により自動車の全面に対して均一に洗浄水を噴射させることを実現しているが、反面、洗車時間が長くなるという課題があった。また、洗浄する自動車の長さに関係なく、台車が一定の走行範囲を移動するため、軽自動車などの車長が短い車両について無駄な洗浄動作が発生するとともに、車体全面に対して均一に洗浄水を噴射させることができないという課題があった。
特許第4125218号公報
本発明が解決しようとする課題は、洗浄する自動車に合わせて洗車条件を設定し、必要に応じて洗車の効率化を図ることができる洗車装置を提案することを目的とするものである。
このような課題を解決するために本発明は、受付ユニットで設定する洗車条件として、洗車する自動車の長さを選択する車長設定と、旋回アームの旋回有無を選択する旋回設定とを選択可能とし、洗浄エリアの床面に、自動車の乗り入れ位置の目安となる目印と、受付ユニットで選択する車長設定の目安となる目印を施すとともに、走行台車の走行範囲を目印に対応させて制限する走行端検出手段を備えたものである。
受付ユニットで旋回アームの旋回なしを選択したとき、走行端検出手段で与えられる走行台車の走行端において、走行台車が次の工程の走行を開始するまでの時間を旋回アームの旋回ありを選択したときに比べて長くして走行端における洗浄液の噴射時間を長めに確保する。また、受付ユニットで旋回アームの旋回ありを選択したとき、旋回アームの旋回に合わせて旋回アームの噴射ノズルと自動車との距離が離れない方向に走行台車を走行させる。
本発明の洗車装置によれば、洗浄する自動車の車長に合わせて走行台車の走行範囲が設定されるため、無駄な洗浄動作を省略できる。また、旋回アームの旋回有無を選択できるので、利用者のニーズに合わせて洗車時間を短縮することができる。旋回アームの旋回無しを選択したとき、走行端における走行開始までの時間を遅延させることで、自動車前端及び後端での洗浄不足を少なくすることができる。また、旋回アームの旋回有りを選択したとき、旋回アームの旋回に合わせて走行台車を相対移動させることで、旋回アームの噴射ノズルと自動車との距離が部分的に離れてしまうことを防ぎ、洗浄の均一に行うことができる。
本発明の洗車装置を示す外観図である。 同装置の側面図である。 同装置における走行台車4の構造を示す説明図である。 同装置における旋回アーム5の構造を示す説明図である。 同装置における管路系及び制御係を示す説明図である。 同装置の洗車動作を示す説明図である。
図1は本発明の洗車装置の正面図、図2は同装置の側面図である。
1は支柱部材で、洗浄エリアAにおける長辺一方側の床面に等間隔で3本立設されている。2はビーム部材で、支柱部材1の上端付近から洗浄エリアA上方の短辺方向に延出されている。3は台車走行レールで、断面コ字状に形成した2つの長尺角材を、それぞれの開口面を対向させた状態で所定間隔をもって平行にビーム部材2の下面に架設して形成されている。4は走行台車で、左右の台車走行レール3に挟持されて、レール3に沿って洗浄エリアAの上方を長手方向に往復走行する。5は旋回アームで、走行台車4の下面に左右一対で吊下され、左右のアームで自動車を挟んだ状態とする開位置から、左右のアームが自動車の前端に回り込む前閉位置及び左右のアームが自動車の後端に回り込む後閉位置までの範囲で旋回可能に構成されている。
6は給水ユニットで、ポンプ等を内蔵し、ホースを介して走行台車4に洗浄水を供給する。この給水ユニット6からのホースは、中央の支柱部材1に沿って立ち上げられ、同支柱部材1の上部に折り畳み自在に取り付けられた給水アーム7に支持されて走行台車4に接続されている。8は受付ユニットで、使用者が操作しやすい高さに操作パネルを形成し、料金受付や洗車条件(洗車コース・車長・旋回有無等)の設定を行うものである。
洗浄エリアAには、洗浄する自動車が乗り込まれる床面に、停車の目安となる枠線Fがペイントされている。枠線Fの範囲は、走行台車4の走行範囲と旋回アーム5の旋回範囲で与えられる洗車可能な自動車の最大車長・最大車幅に合わせてマーキングされているが、洗車する自動車の車長に合わせて走行台車4の走行範囲を選択できるようにするため、小型車の車長位置と中型車の車長位置に目安線L1・L2を施してある。これにより、洗車装置により洗浄を受ける場合、洗浄エリアAに自動車を乗り入れ、枠線Fの前線に自動車の前端を合わせて停車させることで洗浄位置が確定し、その停車状態での自動車の後端が目安線L1・L2・枠線Fの後線のいずれにあるかによって車長を選択することで洗浄範囲が確定するものである。
台車走行レール3には、走行台車4の走行範囲を与えるリミットスイッチ9〜12が設けられている。このリミットスイッチ9〜12は、枠線Fの前線に対応した車体前端用のリミットスイッチ9と、目安線L1に対応した軽自動車後端用のリミットスイッチ10と、目安線L2に対応した小型車後端用のリミットスイッチ11と、枠線Fの後線に対応した大型車後端用のリミットスイッチ12からなり、受付ユニット8で設定した洗車条件に合わせて有効とするリミットスイッチを決定し、走行台車4の走行範囲を制限するものである。尚、洗浄エリアAへの自動車入車待ち時には、走行台車4はリミットスイッチ9で与える位置で待機している。このとき、旋回アーム5を開いた状態(図1実線)にしておけば、自動車を乗り入れる際に車幅方向での位置決めが容易となり、旋回アーム5を閉じた状態(図1点線)にしておけば、自動車の前端の位置決めが容易となる。
走行台車4は、図3に示すように、内部に走行台車4の走行装置13と、旋回アーム5の開閉装置14を装備している。
走行装置13は、走行台車4の外側面において走行レール3内を転動する4つの車輪15,15,16,16と、駆動輪15,15の車軸17に設けたスプロケット18と、このスプロケット18とチェーン19を介して連係する走行モータ20と、モータの出力軸に取り付けられる走行エンコーダ21とからなり、走行台車4を走行レール3に沿って走行させるものである。走行モータ20は、正逆転自在であり、正転により走行台車4を後進させ、逆転により走行台車4を前進させることができる。走行エンコーダ21は、走行台車4の走行位置を検出するもので、洗浄動作におけるタイミング認識に利用される。
開閉装置14は、旋回アーム5,5に固着される第1スプロケット22R,22Lと、走行台車4に取り付けられる第2スプロケット23R,23Lと、両スプロケット22,23を懸架するチェーン24R,24Lと、左右のチェーン24R,24L間に架設される連結体25と、この連結体25を前後動するエアシリンダ26とからなり、旋回アーム5,5を開閉させるものである。エアシリンダ26は、前後に伸縮する2つのロッド26a,26bを有し、一方のロッド26aの先端を前記連結体25に連係し、他方のロッド26bの先端を走行台車4に固定している。これにより、旋回アーム5,5は、シリンダ26の第1ロッド26aを縮め、第2ロッド26bを伸ばした位置で洗浄エリアAの幅方向に開いた開状態にあり、両ロッド26a,26bを伸ばした位置で前方に閉じた状態に旋回し、両ロッド26a,26bを縮めた位置で後方に閉じた状態に旋回するものである。
旋回アーム5は、図4に示すように、洗浄液パイプ27と発泡洗剤パイプ28を配管している。
洗浄液パイプ27は、水平に延びる水平管27aと、水平管27aの先端に接続される傾斜管27bと、傾斜管27bの先端から床面に向けて垂直に延びる垂直管27cとから構成されている。これら水平管27a〜垂直管27cは、すべて中空パイプからなり、前記給水ユニット6からの送水を受けて、垂直管27cの内側に設けた噴射ノズル29から高圧の洗浄液を噴射する。
発泡洗剤パイプ28は、洗浄液パイプ27と平行する水平管28a・傾斜管28b・垂直管28cとから構成され、水平管28aと傾斜管28bの接続部及び垂直管28cの下端部に内向きに取り付けた噴射ノズル30から発砲洗剤を噴射する。尚、発泡洗剤パイプ28の垂直管28cは、洗浄液パイプ27の垂直管27cに対して1/3〜1/4程度の長さに設定され、その下端部に設けた噴射ノズル30からの噴射が自動車の側面に作用する位置となる。また、発泡洗剤パイプ28は、左右一方の旋回アーム5について洗浄液パイプ27の前方に取り付けられ、他方については洗浄液パイプ27の後方に取り付けられ、少ない噴射ノズルで効率よく車体に発泡洗剤を噴射するようにしている。
図5は管路構成及び制御系を示す説明図である。
31は給水ポンプで、液剤管路32a及び発泡管路32bを通じて旋回アーム5の洗浄液パイプ27及び発泡洗剤パイプ28に送水する。液剤管路32aには、開閉用の電磁弁33と、洗剤タンク34に連通した洗剤管路35が接続され、必要に応じて洗剤ポンプ36を駆動して洗剤タンク34から洗剤が混入される。発泡管路32bには、開閉用の電磁弁37と、撥水剤タンク38に連通した撥水管路39が接続され、撥水ポンプ40を駆動して撥水剤タンク38から撥水剤が混入される。
41はコンプレッサで、レギュレータ42を備えた給気管路43を通じて旋回アーム5のエアシリンダ26に電磁弁44・45を介して給気する。また、給気管路43には、電磁弁46を介して液剤管路32aと連通する第1給気路47が接続され、必要に応じて管路内の水抜き(凍結防止措置)に使用される。また、給気管路43には、電磁弁48を介して発泡管路32bと連通する第2給気路449が接続され、洗剤の起泡に使用される。
50は制御部で、受付ユニット8内に設けられ、走行レール3のリミットスイッチ9〜12、走行台車4の走行モータ20・走行エンコーダ21・エアシリンダ26駆動用の電磁弁44・45、給水ユニット5の給水ポンプ31・各管路開閉用電磁弁33・37・46・48、洗剤ポンプ36、撥水ポンプ40、コンプレッサ41、操作パネル51、温度センサ52が接続されている。
操作パネル51には、洗車コースを選択するコースキー53・自動車の長さを選択する車長選択キー54・旋回アーム5の旋回有無を選択するアーム選択キー55・洗車を開始するスタートキー56・洗車を中止するストップキー57が備えられ、顧客の希望に添った洗車形態を設定できるようになっている。
コースキー53では、それぞれ異なるシーケンス動作を与える複数の洗車コースのうち希望のコースを選択でき、ここでは、水洗車コース、泡手洗いコース、撥水コースが選択できる。車長選択キー54では、車体後端が目安線L1・目安線L2・枠線Fの後線のどの範囲にあるかによって車長を選択でき、ここでは枠線Fの前線と目安線L1の範囲にある小型車、枠線Fの前線と目安線L2の範囲にある中型車、枠線Fの前線と枠線Fの後線の範囲にある大型車が選択できる。尚、これら洗車コース・車長設定は、制御部50における管理機能で適宜変更可能である。また、制御部50における管理機能では、洗車台数の集計・各異常発生時のメンテナンスなどが行える。
温度センサ52は、受付ユニット6の底部付近の外的影響を受けにくい位置に設けられ、外気温を検出するものである。制御部50では、温度センサ52で検出される外気温に基づき凍結防止措置の要否を判定し、外気温が凍結危険温度以下の環境で洗車装置の不使用状態が所定時間経過したら凍結防止措置を施す。洗浄液パイプ27の上部に三方弁59を設け、この三方弁59を大気開放してパイプ27内の残液を自然落下により噴射ノズル29から排出することも可能である。これにより、高圧エア導入による強制排出のように、排水が霧化して周囲に飛散することがないため、手洗い補正前の水抜き作業に適している。
続いて、このように構成する洗車装置の洗車動作について説明する。
図1に示すように、洗浄する自動車を洗浄エリアAの枠線F内に乗り入れ、車体前端を枠線Fの前線もしくは旋回アーム5を基準に停車させる。受付ユニット8の操作パネル51でコースキー57を操作して洗車コースを選択し、車体後端が目安線L1・目安線L2・枠線Fの後線のどの範囲にあるかによって車長選択キー54を操作して車長を選択し、アーム選択キー55で旋回アーム5を旋回させるか否かを選択してスタートキー56が押されると洗車動作が実行される。制御部50では、走行台車4が待機位置にいるかをリミットスイッチ9の信号により確認した後、洗車動作に入る。
次に洗車準備により、[洗車コース:撥水コース、車長:大型車、アーム旋回:有り]を選択した場合について説明する。
撥水コースは、走行台車4を台車走行レール3に沿って3往復させる間に水洗浄・泡散布・濯ぎ・撥水剤散布・濯ぎを行う洗車コースである。車長を大型車と選択した場合は、走行台車4の走行範囲がリミットスイッチ9とリミットスイッチ12の間に設定される。アーム旋回有りを選択した場合は、旋回アーム5による車体前面及び車体後面への旋回動作が実行される。
以下、洗車動作内容について説明する。
○第1往行
第1往行では、図6に示すように、走行台車4がリミットスイッチ9で与える前端位置からリミットスイッチ12で与える後端位置まで前進する間に、旋回アーム5の洗浄液パイプ27から高圧水を噴射し、車体に付着した砂や泥を洗い流す水洗浄工程が行われる。
水洗浄工程は、ポンプ31を作動して電磁弁33を開放し、旋回アーム5の洗浄液パイプ27に洗浄水を送水する。次に、走行モータ20とシリンダ26を駆動して走行台車4を走行エンコーダ21で検出する所定距離S前進させながら、旋回アーム5を開位置から前閉じ位置に旋回し、その後、走行台車4を前端位置に後進させながら、旋回アーム5を前閉じ位置から開位置まで旋回して車体前面を散水洗浄する(図6a)。旋回アーム5が開位置まで開いたら走行台車4を前進させ、自動車の側面を散水洗浄する(図6b)。走行台車4がリミットスイッチ12で検出する後端位置に達すると、走行台車4を走行エンコーダ21で検出する所定距離S後進させながら、旋回アーム5を開位置から後閉じ位置まで旋回し、その後走行台車4を後端位置に前進させながら、旋回アーム5を後閉じ位置から開位置まで旋回して車体後面を散水洗浄する(図6c)。走行台車4を走行させながら、旋回アーム5を旋回させることで、洗浄液パイプ27の噴射ノズル29と車体との距離が均一化し、車体をむらなく洗浄することができる。
○第1復行
第1復行では、走行台車4がリミットスイッチ12で与える後端位置からリミットスイッチ9で与える前端位置まで後進する間に、旋回アーム5の発泡洗剤パイプ28から起泡された洗剤水を噴射し、車体に付着させる泡散布工程が行われる。
泡散布工程は、ポンプ31とチューブポンプ40を作動して電磁弁37を開放するとともに、コンプレッサ41を作動して電磁弁48を開放し、旋回アーム5の発泡洗剤パイプ28に起泡された洗剤水を送水する。旋回アーム5は、上記水洗浄工程と同様に、旋回して車体の前面及び後面に泡状の洗剤を散布し、開位置で走行して車体の側面に泡状の洗剤を散布し、車体全体にむらなく泡状の洗剤を散布する。
○手洗い
泡散布工程が終了すると、洗車動作は一旦停止し、ユーザやサービスマンによる手洗い作業が行われる。
手洗い作業は、自動車車体に散布された泡状の洗剤をタオルやムートンを用いて広げつつ車体の洗浄を行うものである。手洗い作業後は、再度スタートキー56を入力することで、洗車動作を再開させることができる。この手洗い作業中に洗浄液パイプ27からの滴下を防ぐため、洗浄液パイプ27の三方弁59を大気開放してパイプ27内の残液を自然落下により排出するのが望ましい。
○第2往行
第2往行では、走行台車4を前進させながら、前記水洗浄工程と同じ手順で散水洗浄を行い、手洗い洗車後の泡を取り除く濯ぎ工程が行われる。
○第2復行
第2復行では、走行台車4を後進させながら、旋回アーム5の洗浄液パイプ27から撥水剤を含む洗浄水を噴射し、車体に付着させる撥水散布工程が行われる。
撥水剤散布工程は、ポンプ31とチューブポンプ36を作動して電磁弁33を開放し、旋回アーム5の洗浄液パイプ27に撥水剤含有の洗浄水を送水する。旋回アーム5は、上記水洗浄工程と同様に、旋回して車体の前面及び後面に撥水剤含有の洗浄水を散布し、開位置で走行して車体の側面に撥水剤含有の洗浄水を散布し、車体全体にむらなく撥水剤を散布する。
○第3往行
第3往行では、前記第2復行と同じ手順で撥水剤散布が行われる。これにより、実質的に走行台車4が1往復する間、撥水剤が散布されることになり車体に確実に撥水剤を塗布することができる。
○第3復行
第3復行では、走行台車4を後進させながら、前記水洗浄工程と同じ手順で散水洗浄を行い、車体の濯ぎが行われる。
洗浄動作が終了すると、終了報知などで洗車エリアからの退出を促す。このとき、温度センサ52で検出される外気温が凍結の虞のある場合(例えば5℃以下)、管路内の凍結を防ぐために使用した管路の水抜きを行う凍結防止措置を行うようにする。凍結防止措置は、液剤管路32a及び発泡管路32bにそれぞれ第1給気路47及び第2給気路49から高圧エアを導入して水抜きを行う。これにより、管路32a内の残液は、一部水タンクに戻り、一部洗浄液パイプ27及び発泡洗剤パイプ28の噴射ノズルから強制排出される。
尚、上記洗車工程の中で、[車長:中型車]を選択すると、走行台車4の走行範囲がリミットスイッチ9とリミットスイッチ11の間に設定され、[車長:小型車]を選択すると、走行台車4の走行範囲がリミットスイッチ9とリミットスイッチ10の間に設定される。洗浄する自動車の車長に合わせて走行台車4の走行範囲を設定することで、無駄に洗浄液を散布することなく、洗浄時間のロスを防ぎ、洗浄ムラの発生を防ぐことができる。
また、上記洗車工程の中で、[アーム旋回:なし]を選択すると、旋回アーム5による車体前面及び車体後面への旋回動作が省略され、洗浄力よりも洗車時間を重視した洗車が実現される。すなわち、図6bに示すように、旋回アーム5を開位置にして走行台車4をリミットスイッチ9からリミットスイッチ12の範囲で走行させ、自動車の側面を散水洗浄する。このアーム旋回なしの洗車では、アーム旋回ありの洗車に比べて車体前面及び後面の洗浄力は低下するため、走行台車4が走行端に滞在している時間(走行台車4が次の工程の走行を開始するまでの時間)を長くして走行端における洗浄液の噴射時間を長めに確保し、車体前面及び後面の洗浄力低下を軽減するようにしている。尚、[アーム旋回:なし]を選択したときに、旋回アーム5を開位置にしたまま車体前端と後端付近まで到達できるようリミットスイッチの数を増やして、走行台車4の走行範囲を拡張してもよい。
こうして構成される洗車装置は、回転ブラシを備えず、洗浄水の噴射による洗浄と、液剤や撥水剤を散布しての手洗い洗浄を行うものであり、サービスマンが常駐するサービスステーションに設置してフルサービスによる洗車を行う場合にも無人のコイン洗車場などに設置してユーザが自ら洗車を行う場合にも流用できる。設置にあたり、洗浄水が周囲に飛散するのを防止するため、自動車乗り入れ口を除く周面をカーテン等で覆うことが望ましく、このカーテンを透明体で構成することで周囲へのショー効果を損なわずにアピールできる。
3 台車走行レール
4 走行台車
5 旋回アーム
6 給水ユニット
8 受付ユニット
50 制御部
51 操作パネル

Claims (3)

  1. 自動車が乗り入れられる洗浄エリアの上方で車長方向に沿って往復走行する走行台車と、該走行台車に取り付けられ自動車の側面に洗浄液を噴射する位置と自動車の前面もしくは後面に洗浄液を噴射する位置との間で旋回移動する旋回アームと、該旋回アームに設けられ自動車に向けて洗浄水を噴射する噴射ノズルと、該ノズルに洗浄水を供給する給水ユニットと、洗車条件を設定する受付ユニットとから構成した洗車装置において、
    前記受付ユニットで設定する洗車条件として、洗車する自動車の長さを選択する車長設定と、前記旋回アームの旋回有無を選択する旋回設定とを選択可能とし、前記洗浄エリアの床面に、自動車の乗り入れ位置の目安となる目印と前記受付ユニットで選択する車長設定の目安となる目印を施すとともに、前記走行台車の走行範囲を目印に対応させて制限する走行端検出手段を備えたことを特徴とする洗車装置。
  2. 前記受付ユニットで旋回アームの旋回なしを選択したとき、前記走行端検出手段で与えられる前記走行台車の走行端において、前記走行台車が次の工程の走行を開始するまでの時間を旋回アームの旋回ありを選択したときに比べて長くして走行端における洗浄液の噴射時間を長めに確保することを特徴とする上記請求項1記載の洗車装置。
  3. 前記受付ユニットで旋回アームの旋回ありを選択したとき、前記旋回アームの旋回に合わせて前記旋回アームの噴射ノズルと自動車との距離が離れない方向に前記走行台車を走行させることを特徴とする上記請求項1記載の洗車装置。
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