JP2018070017A - 発泡装置及び発泡装置を備えた洗車機 - Google Patents

発泡装置及び発泡装置を備えた洗車機 Download PDF

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Abstract

【課題】泡状液剤による洗浄力を向上できる発泡装置及び発泡装置を備えた洗車機を提供する。【解決手段】高圧の空気と液剤とを混合する混合部73bと、混合部73bから供給される混合液を増泡する増泡部75とを備えた発泡装置80であって、増泡部75が管状のハウジング76と、ハウジング76内に収納されるコイル77とを有する。【選択図】図7

Description

本発明は発泡装置及び発泡装置を備えた洗車機に関する。
給油所等に設置される従来の洗車機は特許文献1に開示されている。この洗車機は地面に立設して被洗浄車両を跨ぐ一対の門型のフレームを備えている。一対のフレームは前後方向に並設され、フレーム間にはレールから成る案内部が橋架される。
案内部には台車が取り付けられ、案内部の案内によって台車が前後方向に移動する。台車には水平方向に延びて下方に屈曲したL字状のアームを介して複数の噴射ノズルが設けられる。噴射ノズルから泡状の泡状液剤を噴射して被洗浄車両の洗浄が行われる。
特開2005−138795号公報号公報
上記従来の洗車機によると、洗車機は屋外に設定されるため泡状液剤が風の影響を受けやすい。このため、噴射ノズルから噴射される泡状液剤が被洗浄車両に届かず、洗浄力が低下するという問題があった。
本発明は、泡状液剤による洗浄力を向上できる発泡装置及び発泡装置を備えた洗車機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の発泡装置は、高圧の空気と液剤とを混合する混合部と、前記混合部から供給される混合液を増泡する増泡部とを備えた発泡装置であって、前記増泡部が管状のハウジングと、前記ハウジング内に収納されるコイルとを有することを特徴とする。
また、本発明は上記構成の発泡装置において、前記ハウジング内の内周面を円筒面に形成したことを特徴とする。
また、本発明は上記構成の発泡装置において、前記ハウジングが可撓性を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の洗車機は、前記発泡装置から供給される泡状の泡状液剤を被洗浄車両に噴射する噴射ノズルとを備えたことを特徴とする。
本発明の発泡装置によると、増泡部が管状のハウジングと、ハウジング内に収納されるコイルとを有する。これにより、空気と液剤との混合液が増泡部に流入するとコイルと衝突し、微細な泡が多数形成されて泡沫状に増泡する。泡沫状に増泡された泡状液剤は比重が大きくなるため風の影響を受け難く被洗浄物上に確実に到達するとともに、被洗浄物上で泡垂れし難い。従って、洗浄力を向上することができる。
また、本発明の洗車機によると、発泡装置から供給される泡状の泡状液剤を被洗浄車両に噴射する噴射ノズルとを備えた。これにより、洗浄力を向上することができる洗車機を容易に提供できる。
本発明の実施形態の洗車機を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機を示す正面図 本発明の実施形態の洗車機を示す上面図 本発明の実施形態の洗車機の洗浄部を示す正面図 本発明の実施形態の洗車機の噴射ノズルの正面図 本発明の実施形態の洗車機の噴射ノズルの配管図 本発明の実施形態の洗車機の増泡部の縦断面図 本発明の実施形態の洗車機の洗車時の動作を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の洗車時の動作を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の洗車時の動作を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の洗車時の動作を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の洗車時の動作を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の洗車時の動作を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の洗車時の動作を示す側面図 本発明の実施形態の洗車機の洗車時の動作を示す側面図
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1、図2は本発明の一実施形態の洗車機WAを示す側面図及び正面図である。洗車機WAはリモートパネル7及び洗車機本体1を備えている。
リモートパネル7は被洗浄車両CAの走行路Rに沿って配される。被洗浄車両CAはリモートパネル7の面前で停車し、ユーザは被洗浄車両CA内からリモートパネル7の操作によって洗車受付及び洗車条件の設定を行う。
リモートパネル7に設けたボタンにより、シャンプー、ワックス掛け、撥水コート等に使用する液剤を用いた洗車条件を設定することができる。また、リモートパネル7によってフロントガード有り、フェンダーポール有り、サイドミラー有り、リヤワイパ有り、ルーフキャリア有り等の装備品の設定もすることができる。
洗車機本体1は左右の対向する2つのスタンド部90と、スタンド部90の上端を連結する天井部91とを有した門型に形成される。
地面G上には左右一対の走行レール2が敷設され、スタンド部90の底面に設けた車輪3が走行レール2上に配される。これにより、洗車機本体1は走行レール2上に立設し、走行モータ(不図示)の駆動により走行レール2上を走行する。
洗車機本体1の一方のスタンド部90の入口面1a側には操作パネル8が配される。操作パネル8は洗車条件を設定するリモートパネル7と同様の操作ボタン(不図示)を備えている。
スタンド部90の入口面1aには形状センサ9が設けられる。形状センサ9は光電センサや超音波センサ等から成り、洗車機本体1に進入する被洗浄車両CAの車長及び外面形状を検知する。また、洗車機本体1には報知部(不図示)が設けられる。報知部はスピーカやディスプレイから成り、音声や表示による報知を行う。
洗車機本体1には被洗浄車両CAを乾燥させる乾燥部及び被洗浄車両CAを洗浄する洗浄部が設けられる。
乾燥部はブロア20及び複数の送風ノズルを備えている。ブロア20は洗車機本体1の上部に配され、被洗浄車両CAを乾燥させる気流を発生する。送風ノズルは、サイド送風ノズル22及びトップ送風ノズル23から成る。サイド送風ノズル22は両スタンド部90にそれぞれ設けられ、被洗浄車両CAの側面に向けて送風する。トップ送風ノズル23は天井部91に設けられ、被洗浄車両CAの上面に向けて送風する。
洗浄部は複数の回転ブラシ及び複数のノズル部を備えている。回転ブラシはトップブラシ4、サイドブラシ5及びロッカーブラシ6から成る。トップブラシ4は被洗浄車両CAの上面に沿って移動して被洗浄車両CAの上面を洗浄する。サイドブラシ5は被洗浄車両CAの側面及び後面を洗浄する。ロッカーブラシ6は被洗浄車両CAの両側面の下部を洗浄する。
ノズル部は、浄水ノズル11、浄水ノズル13、洗剤ノズル12、洗剤ノズル15、撥水コートノズル14、ワックスノズル16を有している。各ノズル部はそれぞれスタンド部90に設けた分配配管部31に電磁弁(不図示)を介して接続される。
分配配管部31には貯水タンク72及び複数の貯液タンク(不図示)が配管(不図示)を介して接続される。複数の貯液タンクはスタンド部90に設けたタンク収納部30に収納される。各貯液タンクには洗剤やワックス等の各種液剤が貯液される。分配配管部31により洗浄水及び各種液剤が分配され、ノズル部に洗浄水及び各種液剤が供給される。
浄水ノズル11及び浄水ノズル13は洗車機本体1の入口面1a側及び出口面1b側にそれぞれ配され、被洗浄車両CAに対して洗浄水を噴射する。洗剤ノズル12及び洗剤ノズル15は洗車機本体1の入口面1a側及び出口面1b側にそれぞれ配され、被洗浄車両CAに対して洗剤を噴射する。撥水コートノズル14は洗車機本体1の出口面1b側に配され、被洗浄車両CAに対して撥水コート剤を噴射する。ワックスノズル16は洗車機本体1の出口面1b側に配され、被洗浄車両CAに対して液体のワックスを噴射する。
また、洗浄部は天井部91の上面に配される上面洗浄装置52を有している。
図3は洗車機本体1の概略上面図を示している。上面洗浄装置52は案内部54、アーム55及び噴射部53を有している。案内部54は前後方向に延びて洗車機本体1の天井面1cに左右一対設けられる。案内部54は縦断面形状がコ字型に形成され、対向する内面に前後方向に延びた開口部(不図示)が開口する。
アーム55は前後方向に延びて左右一対設けられ、洗車機本体1の入口面1aから突出して下方に向かって傾斜して屈曲する。アーム55には案内部54の内面上を転動するローラー55bが設けられる。両アーム55は出口面1b側を連結部55aにより連結され、入口面1a側を噴射部53の基台58(図3参照)により連結される。
案内部54間の前後方向の一端部にはモータ軸にスプロケット(不図示)を有した案内モータ63が配され、他端部には洗車機本体1に軸支されるスプロケット(不図示)が配される。両スプロケットに巻き掛けられたチェーン(不図示)に連結部55aが取り付けられる。案内モータ63が駆動されるとアーム55が前後方向に移動する。これにより、アーム55の先端に設けられる噴射部53は洗車機本体1に近接する待機位置S1(図8参照)と、洗車機本体1から被洗浄車両CAの後方に向かってアーム55が伸びた終端位置S2(図9参照)との間を移動する。
噴射部53はアーム55の下方に屈曲した先端部に取り付けられるカバー57により覆われる。カバー57の上面は傾斜面57a(図1参照)により形成される。これにより、カバー57上に積雪し難くなり、降雪時でもアーム55を円滑に移動させることができる。
図4は噴射部53の正面図を示している。両アーム55を連結する基台58には揺動モータ62、噴射ノズル59及び噴射ノズル60が設けられる。基台58は左右方向に延びる板状に形成される。
揺動モータ62は軸方向を前後方向に配して基台58の左右方向の中央部に取り付けられる。揺動モータ62の軸部62aにはクランク66が取り付けられる。クランク66は軸部62aに装着される回転板66aと回転板66aの周部に回転可能に支持されるアーム66bとを有している。
噴射ノズル59は基台58の中央部に左右一対設けられ、それぞれ支持部65に取り付けられる。噴射ノズル59は分配配管部31に接続され、噴射口59aから下方に向けて高圧水W1(図8参照)が噴射される。支持部65はL字状に形成され、基台58に軸部65aを中心に回動可能に配される。一方の支持部65の上端にはクランク66のアーム66bの一端が回転可能に連結される。
噴射ノズル60は基台58の左右の両端部に一対設けられ、それぞれ支持部64に取り付けられる。噴射ノズル60は複数の噴射口60aを有して分配配管部31に接続され、噴射口60aから下方に向けて泡状の泡状液剤W2が噴射される。支持部64はL字状に形成され、基台58に軸部64aを中心に回動可能に配される。なお、軸部64a及び軸部65aは略同一高さに配される。
左方の支持部64は左方の支持部65とリンク部材67aにより連結され、右方の支持部64は右方の支持部65とリンク部材67aにより連結される。また、左右の支持部65はリンク部材67bにより連結される。
揺動モータ62が駆動されると、支持部64及び支持部65がクランク66、リンク部材67a、67bを介して左右方向に揺動する。これに伴い、噴射ノズル60及び噴射ノズル59が一体に揺動する。この時、噴射ノズル60の噴射口60a及び噴射ノズル59の噴射口59aは前後方向に対して同じ位置に配されるため、同じ揺動面内で揺動する。
図5は左方の噴射ノズル60の正面図を示している。噴射ノズル60は噴射口60aを鉛直方向Vに対して内側に向けた範囲内で所定の揺動角度αで揺動する。このため、噴射口60aから噴射される泡状液剤W2の被洗浄車両CAの側方への飛散を防止することができる。また、被洗浄車両CAの側面上に泡状液剤W2を塗布することができる。
なお、噴射ノズル60が噴射口60aを鉛直方向Vの外側及び内側に揺動してもよい。この時、鉛直方向Vの外側の揺動角度を内側の揺動角度よりも小さくすると、泡状液剤W2の被洗浄車両CAの側方への飛散を低減することができる。
図6は噴射ノズル60の配管図を示している。洗車機本体1は発泡装置80を備えている。発泡装置80は後述する三方継手73b(混合部)と、三方継手73b供給される混合液を増泡する増泡部75とを有している。
貯水タンク72内には水ポンプ69aが配される。水ポンプ69aは貯水タンク72内の市水を汲み上げ、排水側に配管71aが接続される。配管71aには上流から順にバルブ73c、高圧ポンプ69b、インジェクタ73aが設けられる。バルブ73cは配管71a内の洗浄水の水量を調整し、高圧ポンプ69bは洗浄水の水圧を上げて送出する。
貯液タンク30aには吸込部71gが浸漬され、吸込部71gの排水側には配管71bを介してインジェクタ73aが接続される。配管71b上には上流からポンプ69c、逆止弁73eが設けられる。ポンプ69cは貯液タンク30a内の液剤を汲み上げ、逆止弁73eは液剤の逆流を防止する。
インジェクタ73aには配管71aを流通する洗浄水によって配管71bを流通する液剤が吸引され、所定の濃度に希釈された液剤が配管71iを流通する。
配管71i上には配管71cが接続される三方継手73bが設けられる。配管71cには逆止弁73dを介してエアポンプ70が接続される。エアポンプ70は高圧の空気を供給し、逆止弁73dは空気の逆流を防ぐ。これにより、希釈された液剤と高圧の空気とが三方継手73bで混合されて混合液が形成される。
三方継手73bの下流には増泡部75が接続され、増泡部75の下流には配管71dを介して噴射ノズル60が接続される。混合液は増泡部75で増泡された後に噴射ノズル60から泡状液剤W2(図4参照)として被洗浄車両CAに向けて噴射される。
図7は増泡部75の縦断面図を示している。増泡部75は筒状のハウジング76、コイル77及びカラー78を有している。ハウジング76は内周面を円筒面に形成され、可撓性を有したホースにより形成される。ハウジング76を硬質樹脂や金属のパイプにより形成してもよい。ハウジング76の上流端及び下流端はそれぞれ継手79を介して配管71i及び配管71dに接続されている。
コイル77はステンレス鋼等の引っ張りバネにより形成される。コイル77を圧縮バネにより形成してもよい。ハウジング76の両端にはカラー78が嵌着される。
カラー78の内径dm2はコイル77の外径dm1よりも小さく形成される。このため、カラー78によってコイル77が抜け止めされる。
液剤と空気との混合液が増泡部75内に進入すると、コイル77と衝突して微細な泡が多数形成されて泡沫状に増泡する。泡沫状に増泡された泡状液剤W2は比重が大きくなるため風の影響を受け難く被洗浄車両CA上に確実に到達するとともに、被洗浄車両CAの側面上で泡垂れし難い。従って、洗車機WAの洗浄力を向上することができる。
なお、コイル77によりカラー78を付勢してもよい。これにより、コイル77を変形させる弾性力が大きくなるため水圧によるコイル77の変形を抑制し、液剤と空気との混合液を安定して所望の泡沫状に増泡することができる。
上記構成の洗車機WAにおいて、ユーザが運転して被洗浄車両CAをリモートパネル7の面前で停車させ、被洗浄車両CAの洗車条件の設定を被洗浄車両CA内から行う。洗車条件を設定した後、ユーザは洗車機本体1により洗車が開始可能な位置まで被洗浄車両CAを移動させる。図8〜図15は上面洗浄装置52により被洗浄車両CAを洗車する状態を示す側面図である。図8に示すように、被洗浄車両CAが所定の洗車開始位置T1に配されると、噴射ノズル59から高圧水W1が噴射される第1往路工程が開始する。第1往路工程の開始時に噴射部53は待機位置S1に配される。
この時、噴射ノズル59は噴射ノズル60と一体に左右方向に揺動しながら、高圧水W1を下方に向けて噴射する。そして、図9に示すように、アーム55が伸長して噴射部53が矢印D1の方向に被洗浄車両CAの後方に向かって移動する。
噴射ノズル59が終端位置S2まで移動すると、図10に示すように洗車機本体1は洗車開始位置T1から矢印D2の方向に被洗浄車両CAの後方に向かって移動する。この時、形状センサ9により被洗浄車両CAの形状が検知される。
噴射ノズル59を洗車機本体1から離れた終端位置S2に配した後に形状センサ9による検知を行うため、形状センサ9に対して検知時の高圧水W1の付着を低減できる。これにより、形状センサ9による誤検知を防止することができる。
図11に示すように、形状センサ9により被洗浄車両CAの後端位置が検知されると、洗車機本体1は停止して洗車終了位置T2に配される。
洗車機本体1は洗車終了位置T2で反転し、図12に示すように矢印D3の方向に被洗浄車両CAの前方に向かって移動して第1復路工程が行われる。第1復路工程では噴射ノズル60は左右方向に揺動しながら、噴射ノズル60から泡状の泡状液剤W2が噴射される。
図13に示すように、洗車機本体1は洗車終了位置T2から洗車開始位置T1まで移動した後に停止する。この間、噴射ノズル60は洗車機本体1から離れた終端位置S2に配された状態で泡状の泡状液剤W2を噴射し、被洗浄車両CA上に泡状液剤W2が後方から徐々に塗布される。このため、泡状液剤W2の塗布の進行が洗車機本体1に遮られずに周囲から容易に視認することができ、泡洗浄の演出効果を発揮することができる。
そして、洗車機本体1が洗車開始位置T1で停止すると、噴射ノズル60は泡状の泡状液剤W2の噴射を続けながら矢印D4の方向に終端位置S2から待機位置S1へ移動する。これにより、被洗浄車両CAの上面及び側面が泡状の泡状液剤W2で覆われる。
この時、噴射ノズル60が複数の噴射口60aを有するため、被洗浄車両CA上の泡状液剤W2の前後方向の幅を大きくできる。このため、噴射ノズル60の揺動速度を小さくして揺動周期を長くすることができ、揺動機構の故障を低減することができる。
また、噴射ノズル60の複数の噴射口60aが前後方向に対して同じ位置に配されるため、同じ揺動面内で揺動する。このため、各噴射口60aから噴射された泡状液剤W2が重なり、被洗浄車両CA上の泡状液剤W2の厚みを大きくすることができる。これにより、被洗浄車両CA上に付着した泡状液剤W2の風による飛散を防止し、泡状液剤W2を確実に残留させることができる。
図14に示すように、噴射ノズル60が待機位置S1まで移動すると、第1復路工程が終了する。なお、第1往路工程及び第1復路工程では各回転ブラシは停止状態を維持している。
第1復路工程が終了すると、図15に示すように、洗車機本体1が反転して矢印D5の方向に被洗浄車両CAの後方に向かって移動して第2往路工程が行われる。第2往路工程では噴射部53からの噴射を停止して各回転ブラシを駆動させ、被洗浄車両CAを洗浄する。
第2往路工程が終了すると、洗車機本体1が反転して被洗浄車両CAの前方に向かって移動して第2復路工程が行われる。この時、第2復路工程で噴射ノズル59及び浄水ノズル11、13から高圧水W1を噴射するとともに、回転ブラシが駆動される。これにより、被洗浄車両CA上に残留する泡状液剤W2を洗い落とすことができる。
また、第2復路工程で被洗浄車両CAの所定位置で噴射部53を洗車機本体1に対して逆方向に移動し、被洗浄車両CAに対する噴射ノズル59の相対速度を遅くしてもよい。例えば、噴射ノズル59は待機位置S1から終端位置S2の方向へ移動してリアウィンドウ上端やフロントウィンドウ上のワイパー部分で噴射ノズル59の相対速度を遅くして洗浄する。これにより、被洗浄車両CAのフロントウィンドウ上のワイパー部分や、リアウィンドウ上端のスポイラ部分等に残留し易い泡状液剤を確実に洗い流すことができる。
第2復路工程が終了すると、洗車機本体1が反転して被洗浄車両CAの後方に向かって移動して第3往路工程が行われる。第3往路工程では送風ノズルから空気を送出して被洗浄車両CAの乾燥が行われる。この時、噴射ノズル59は終端位置S2に配され、噴射ノズル59から高圧水W1を噴射する。
これにより、被洗浄車両CAに残留した泡状液剤をより確実に洗い流すことができる。また、噴射ノズル59と送風ノズルとが前後方向に大きく離間するため、被洗浄車両CAの乾燥済領域上への水の飛散を防止することができる。なお、第3往路工程で第2復路工程よりも低圧の水を噴射ノズル59から噴射してもよい。これにより、乾燥済領域上への水の飛散をより確実に防止することができる。
なお、第2復路工程及び第3往路工程を省き、第2往路工程において送風ノズルから送風して乾燥を行ってもよい。この時、上記と同様に所定位置で噴射ノズル59の相対速度を遅くしてもよい。
表1は本実施形態の増泡部75の増泡状態及び泡垂れ状態を測定した結果を示している。比較のため、比較例1及び比較例2についても同様に測定している。
Figure 2018070017
表1において、本実施形態の増泡部75はコイル77を収納するハウジング76の内径が6mmに形成され、長さが50mmに形成される。また、増泡部75の上流及び下流の配管71i、71dは内径が6mmの高圧水ホースにより形成される。
比較例1及び比較例2は増泡部75が省かれ、配管71iに噴射ノズル60が接続される。比較例1の配管71iは内径が6mmの高圧水ホースにより形成される。比較例2の配管71iは内径が19mmの高圧水ホースにより形成される。
表1によると、本実施形態では噴射ノズル60から噴射される泡状液剤W2は風による飛散の少ない所望の密度の泡沫状に形成された。また、被洗浄車両CAの側面上に塗布された泡状液剤W2の泡垂れも少なかった。
比較例1では被洗浄車両CAの側面上の泡垂れが少なかったが、泡状液剤W2の増泡が不十分で水分が多いために被洗浄車両CA上に付着する泡状液剤W2が少なかった。比較例2では比較例1よりも泡状液剤W2の水分が多く、被洗浄車両CA上に付着する泡状液剤W2が更に少なくなった。また、比較例2では被洗浄車両CAの側面上で、泡垂れが多く泡状液剤の付着が少なくなった。
本実施形態によると、増泡部75が管状のハウジング76と、ハウジング76内に収納されるコイル77とを有する。これにより、空気と液剤とが混合した泡状液剤W2が増泡部75に流入すると、コイル77と衝突して微細な泡が多数形成されて泡沫状に増泡する。泡沫状に増泡された泡状液剤W2は比重が大きくなるため風の影響を受け難く被洗浄車両CA上に確実に到達するとともに、被洗浄車両CAの側面上で泡垂れし難い。従って、洗車機WAの洗浄力を向上することができる。
なお、増泡部75をコイル77とハウジング76が一体に形成されるコルゲートチューブにより形成してもよい。しかし、内周面が円筒面の市販のホースや塩化ビニル製のパイプ等によりハウジング76を形成すると、増泡部75のコストを抑制できるためより望ましい。
また、ハウジング76の両端にコイル77の外径dm1よりも小さい内径dm2のカラー78を嵌着した。これにより、コイル77を抜け止めして増泡部75を容易に接続することができる。
また、両端のカラー78をコイル77により付勢してもよい。これにより、水圧によるコイル77の変形を抑制し、液剤と空気との混合液を安定して所望の泡沫状に増泡することができる。
また、ハウジング76が可撓性を有するため、増泡部75を様々な場所に設置可能になり、洗車機WAの利便性を向上できる。
本実施形態において、回転部ブラシによる洗浄を省略し、噴射ノズル59及び噴射ノズル60のみにより被洗浄車両CAの洗浄を行ってもよい。
また、噴射ノズル59及び噴射ノズル60を増泡部75の下流に並列に接続し、エアポンプ70及びポンプ69cを駆動した状態と停止した状態とを切り替えてもよい。これにより、噴射ノズル59及び噴射ノズル60から泡状液剤W2と高圧水W1とが切り替えて噴射される。
なお、噴射ノズル60から噴射される泡状液剤W2により被洗浄車両CAを洗浄しているが、被洗浄車両CAは自動車だけでなく、鉄道であってもよい。また、泡状液剤W2により機械等の被洗浄物を洗浄してもよい。
本発明によると、泡状の泡状液剤を噴射して被洗浄物の洗車を行う発泡装置及び発泡装置を備えた洗車機に利用することができる。
1 洗車機本体
1a 入口面
1b 出口面
1c 天井面
2 走行レール
3 車輪
4 トップブラシ
5 サイドブラシ
6 ロッカーブラシ
7 リモートパネル(操作部)
8 操作パネル
9 形状センサ
11、13 浄水ノズル
12、14 洗剤ノズル
16 ワックスノズル
22 サイド送風ノズル
23 トップ送風ノズル
30 タンク収納部
30a 貯液タンク
31 分配配管部
52 上面洗浄装置
53 噴射部
54 案内部
55 アーム
55a 連結部
56 モータ
57 カバー
58 基台
59、60 噴射ノズル
59a、60a 噴射口
61 アーム
62 揺動モータ
62a 軸部
62b 回転板
63 案内モータ
64 支持部
65 支持部
65a 軸部
66 クランク
66a 回転板
66b アーム
67a、67b リンク部材
72 貯水タンク
73a 混合部
73b 三方継手(混合部)
73c バルブ
73d、71e 逆止弁
75 増泡部
76 ハウジング
77 コイル
78 カラー
79 継手
80 発泡装置
90 スタンド部
91 天井部
CA 被洗浄車両(被洗浄物)
dm1、dm2 内径
G 地面
R 走行路
S1 待機位置
S2 終端位置
T1 洗車開始位置
T2 洗車終了位置
WA 洗車機
W1 高圧水
W2 泡状液剤

Claims (4)

  1. 高圧の空気と液剤とを混合する混合部と、前記混合部から供給される混合液を増泡する増泡部とを備えた発泡装置であって、
    前記増泡部が管状のハウジングと、前記ハウジング内に収納されるコイルとを有することを特徴とする発泡装置。
  2. 前記ハウジング内の内周面を円筒面に形成したことを特徴とする請求項1に記載の発泡装置。
  3. 前記ハウジングが可撓性を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の発泡装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の前記発泡装置と、前記発泡装置から供給される泡状の泡状液剤を被洗浄車両に噴射する噴射ノズルとを備えたことを特徴とする洗車機。
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