JP3912290B2 - 希釈液剤供給装置および洗車機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液剤と水を混合して希釈し、希釈した希釈液剤を被洗浄車両に対して塗布する希釈液剤供給装置、および、たとえば給油所に設置され、洗車に使用される洗車機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の希釈液剤供給装置および洗車機としては、次のような構成が提供されている。すなわち、希釈タンクに、原液貯留タンク内の原液をチューブポンプにより供給するとともに、水を水中ポンプにより供給することで、この希釈タンク内に希釈液を貯えている。そして、水中ポンプから噴射ノズルへの配管中にエゼクタ(サイフォンインジェクター)を設けている。この場合、水中ポンプからエゼクタへ水を送ると、このエゼクタに負圧が発生して吸引力が生じ、この吸引力によって希釈タンク内の希釈液を、希釈液吸込み用配管を介して吸込んで、水中ポンプからの水に合流(混合)させている(たとえば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−5515号公報(第3頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来構成によると、水中ポンプから噴射ノズルへ送られる水量、水圧の変化により、エゼクタに作用される吸引力が変化し、希釈液の吸込み量も変化してしまう。
【0005】
これに対しては、液剤ポンプを追加し、エゼクタの部分に希釈液を供給する形式が考えられ、これによると液剤ポンプにより送り出される希釈液の量は安定するが、エゼクタの吸引力が液剤ポンプの噴出量を超えたとき、希釈液吸込み用配管(チューブ)が低圧となって潰れてしまう。その結果、液剤ポンプからの供給が阻害され供給量が減少してしまい、噴射ノズルの先端での混合液の濃度が不安定となってしまう。
【0006】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、液剤の供給量を常に一定状として安定し得るとともに、希釈液剤の濃度を安定し得る希釈液剤供給装置を提供することを目的としたものである。
【0007】
また請求項3記載の発明は、上記した希釈液剤供給装置を具備してなる洗車機を提供することを目的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の希釈液剤供給装置は、液剤と水を混合して希釈し、希釈した希釈液剤を被洗浄車両に対して塗布する希釈液剤供給装置であって、希釈液剤を被洗浄車両に対して噴射する希釈液剤用ノズルと、この希釈液剤用ノズルに水配管を介して接続する水供給手段と、前記水配管に接続する液剤供給手段とで構成され、この液剤供給手段は、液剤ポンプと、前記水配管中に設けられたサイフォンインジェクターと、前記液剤ポンプから前記サイフォンインジェクターまでの液剤配管とからなり、この液剤配管中に、サイフォンインジェクターの吸引力が液剤ポンプの噴出量を超えて液剤配管内が低圧化しようとしたとき、液剤配管内に空気を自動的に取り込む空気取り込み孔が、液剤の流出を防止する手段を介して形成されていることを特徴としたものである。
【0009】
したがって請求項1の発明によると、希釈液剤用ノズルを介して希釈液剤を噴射することで、希釈液剤を被洗浄車両に塗布し得る。その際に、希釈液剤の噴射は、水供給手段と液剤供給手段とにより、適宜に空気を取り込みながら行える。すなわち、水供給手段によって水を、水配管を介して希釈液剤用ノズル側へ供給している状態で、液剤ポンプの運転によって液剤を液剤配管側へ供給する。このときサイフォンインジェクターにおいては、送っている水によって負圧が発生して吸引力が生じており、この吸引力によって、液剤配管へ供給されている液剤を吸込んで、水に混合させることになり、以て希釈液剤として、希釈液剤用ノズルから被洗浄車両に噴射して、その表面に塗布し得る。
【0010】
その際に、液剤ポンプの運転によって液剤をサイフォンインジェクターの部分に供給していることで、液剤の供給量は、水配管で圧送している水の水量、水圧が変化し、サイフォンインジェクターに作用する吸引力が変化した場合にも、常にほぼ一定となり安定することになる。そして、吸引力が液剤ポンプの噴出量を超えて液剤配管内が低圧化しようとしたとき、空気取り込み孔を介して液剤配管内に空気を自動的に取り込むことになる。これにより、液剤に空気を混合させることになって低圧化を防止し得、以て液剤配管は潰れたりすることなく、その形状を維持し得る。
【0011】
また本発明の請求項2記載の希釈液剤供給装置は、上記した請求項1記載の構成において、液剤供給手段により供給される液剤が、撥水コート剤とワックスと洗剤との少なくとも1つであることを特徴としたものである。
【0012】
したがって請求項2の発明によると、撥水コート剤やワックスや洗剤の少なくとも1つを液剤とした希釈液剤を供給し得る。
そして本発明の請求項3記載の洗車機は、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、洗車機は希釈液剤供給装置を備え、この希釈液剤供給装置は、液剤を水により希釈した希釈液剤を被洗浄車両に対して噴射する希釈液剤用ノズルと、この希釈液剤用ノズルに水配管を介して接続する水供給手段と、前記水配管に接続する液剤供給手段とを有し、この液剤供給手段は、液剤ポンプと、前記水配管中に設けられたサイフォンインジェクターと、前記液剤ポンプから前記サイフォンインジェクターまでの液剤配管とからなり、この液剤配管中に、サイフォンインジェクターの吸引力が液剤ポンプの噴出量を超えて液剤配管内が低圧化しようとしたとき、液剤配管内に空気を自動的に取り込む空気取り込み孔が、液剤の流出を防止する手段を介して形成されていることを特徴としたものである。
【0013】
したがって請求項3の発明によると、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、希釈液剤用ノズルを介して希釈液剤を噴射することで、希釈液剤を被洗浄車両に塗布し得、以て所期の洗車を行える。これにより、上記した希釈液剤供給装置を具備してなる洗車機を提供し得る。
【0014】
さらに本発明の請求項4記載の洗車機は、上記した請求項3記載の構成において、液剤供給手段により供給される液剤が、撥水コート剤とワックスと洗剤との少なくとも1つであることを特徴としたものである。
【0015】
したがって請求項4の発明によると、撥水コート剤やワックスや洗剤の少なくとも1つを液剤とした希釈液剤を供給しながら、所期の洗車を行える。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を、移動式の洗車機に採用した状態として図に基づいて説明する。
【0017】
門形の洗車機本体10は複数個の車輪11を介してレール1上に載置されており、走行駆動装置(図示せず。)の作動により一定経路上で往復走行される。洗車機本体10には、被洗浄車両(普通乗用車など。)5の洗浄手段として、第1洗浄水ノズル12と、第1洗剤ノズル(希釈液剤用ノズルの一例)13と、第2洗浄水ノズル14と、撥水コート剤ノズル(希釈液剤用ノズルの一例)15と、第2洗剤ノズル(希釈液剤用ノズルの一例)16と、ワックスノズル(希釈液剤用ノズルの一例)17とが、前部から後部に亘って、この順で配設されている。ここで各ノズル12〜17は、たとえばアーチ状に構成されている。
【0018】
そして洗車機本体10には、被洗浄車両5の乾燥手段として、トップノズル(図示せず。)、左右一対のサイドノズル19、ならびに両ノズル19に同時に連通して風を供給する左右一対のブロワ装置20が設けられる。さらに洗車機本体10には、被洗浄車両5のブラッシング手段として、サイドブラシ21やロッカーブラシ22やトップブラシ23が配設されている。
【0019】
前記洗車機本体10には水分配手段(水パネル)25が設けられ、この水分配手段25は、弁群の制御などによって、前記各ノズル12〜17へ分水供給するものである。すなわち前記水分配手段25は、地上側の水供給手段26に主給水ホース(水配管の一例)29を介して接続されている。前記水供給手段26は、貯水タンク27と、この貯水タンク27内に配設される水中ポンプ28などからなり、この水中ポンプ28に前記主給水ホース29の始端が接続されている。
【0020】
前記主給水ホース29からは、前記各ノズル12〜17に接続される副給水ホース32〜37が分岐され、これら副給水ホース32〜37中には電磁式の開閉弁42〜47が設けられている。そして各ノズル12〜17のうち、水Wのみを噴射させる洗浄水ノズル12,14を除く希釈液剤用のノズル13,15〜17、つまり液剤を水Wにより希釈した希釈液剤を被洗浄車両5に対して噴射する希釈液剤用のノズル13,15〜17に対応して、それぞれ同様な構成の液剤供給手段50が接続されている。
【0021】
すなわち、希釈液剤用のノズル13,15〜17に対応して、前記開閉弁43,45〜47の下手において副給水ホース(水配管の一例)33,35〜37中には、それぞれサイフォンインジェクター51が設けられている。そして、貯液タンク52と、この貯液タンク52から前記サイフォンインジェクター51に亘って設けられる液剤配管53と、この液剤配管53中に設けられる液剤ポンプ54と、この液剤ポンプ54の下手において前記液剤配管53中に設けられる逆止弁(液剤の流出を防止する手段の一例)55とが設けられる。
【0022】
各逆止弁55によって、前記液剤配管53中に空気取り込み孔56が形成されることになり、以て前記サイフォンインジェクター51の吸引が液剤ポンプ54の噴出量を超えたとき空気Aを取り込み可能に構成されている。
【0023】
ここで、希釈液剤用のノズル13,15〜17に対応する各貯液タンク52に、液剤として、それぞれ液状の洗剤Bと撥水コート剤CとワックスDとが貯えられている。前記各液剤としては、原液もしくは所定濃度に希釈されたものが適宜用いられる。以上の51〜56などにより、液剤供給手段50の一例が構成され、そして13、15〜17、25〜56などにより、希釈液剤供給装置58の一例が構成される。
【0024】
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
洗車を行うに際して、まず被洗浄車両5を停止させた状態で運転者または作業者が操作パネル60を操作し、以て希望する一つの洗車コース(洗浄条件)が設定される。この状態で洗車スタートスイッチをオン操作することで、洗車機本体10を往復走行させながら、回転により拡がった各ブラシ21,22,23の接近離間動、洗浄水ノズル12,14を介しての水(洗浄水)Wの供給、洗剤ノズル13,16を介しての希釈した洗剤(希釈液剤の一例)bの供給、撥水コート剤ノズル15を介しての希釈した撥水コート剤(希釈液剤の一例)cの供給、ワックスノズル17を介しての希釈したワックス(希釈液剤の一例)dの供給、ならびに両ノズル19からの風の吹き付け、などを適宜に組合せて作動させ、以て被洗浄車両5に対する所期の基本的な洗車工程と乾燥工程とが行えることになる。
【0025】
このような洗車工程を遂行する際に、車高センサ61や適宜の検出手段により車高や車長などが検出され、制御装置などを介して、前述した各作動部が好適に作動される。
【0026】
このようにして所期の洗車を行えるのであり、その際に、希釈液剤用のノズル13,15〜17を介しての希釈した洗剤b、希釈した撥水コート剤c、希釈したワックスdの供給は、前記開閉弁43,45〜47の開閉制御と液剤ポンプ54の運転制御などにより、所期の工程に沿って、適宜に空気Aを取り込みながら行われる。
【0027】
このうち、たとえば希釈した撥水コート剤cの供給は、開閉弁45の開動と液剤ポンプ54の運転とにより行われる。すなわち、水供給手段26の水中ポンプ28を運転させることにより、貯水タンク27内の水Wを、主給水ホース29を介して水分配手段25側へ給水しており、この状態で、前述したように開閉弁45を開動させることで、主給水ホース29から副給水ホース35への給水を行える。さらに、液剤ポンプ54の運転により、貯液タンク52内の撥水コート剤Cが液剤配管53側へ供給されている。
【0028】
このときサイフォンインジェクター51においては、主給水ホース29から副給水ホース35へと圧送している水Wによって負圧が発生し、以てサイフォンインジェクター51に吸引力が生じている。このサイフォンインジェクター51に生じた吸引力によって、液剤配管53側へ供給されている撥水コート剤Cを吸込んで、水中ポンプ28側からの水Wに合流(混合)させることになり、以て希釈した撥水コート剤cとして、撥水コート剤ノズル15から被洗浄車両5に噴射(供給)して、その表面に塗布し得る。
【0029】
その際に、液剤ポンプ54の運転によって撥水コート剤Cが、液剤配管53を介してサイフォンインジェクター51の部分に供給されていることで、撥水コート剤Cの供給量は、主給水ホース29から副給水ホース35へと送っている水Wの水量、水圧が変化し、サイフォンインジェクター51に作用される吸引力が変化した場合にも、常にほぼ一定となり安定することになる。そして、サイフォンインジェクター51の吸引力が液剤ポンプ54の噴出量を超えて液剤配管53内が低圧化しようとしたとき、逆止弁55を介して空気取り込み孔56より液剤配管53内に空気Aを自動的に取り込むことになる。
【0030】
これにより、撥水コート剤Cに空気Aを合流(混合)させることになって低圧化を防止し得、以て液剤配管53は潰れたりすることなく、その形状を維持し得る。この形状維持により、液剤ポンプ54からの噴出量を、そのまま水Wに合流(混合)させることになって、濃度を安定させた希釈した撥水コート剤cとして撥水コート剤ノズル15から噴射(供給)し得る。
【0031】
さらに希釈した撥水コート剤cは、空気Aの合流(混合)により発泡状態になり、したがって被洗浄車両5の表面への塗布は充分に付着した状態で行われることになって、流れ落ち難くなり、良好な撥水効果をもたらすことができる。
【0032】
なお、希釈した洗剤bの供給や希釈したワックスdの供給も同様にして行えるものである。
上記した実施の形態では、洗車機本体10のみを移動させ、洗車機本体10と被洗浄車両5を相対移動させて、被洗浄車両5の洗車を行う形式が示されているが、これは洗車機本体10を固定状態とし、ローラコンベヤ(車両移動手段)などを用いて被洗浄車両5を前後に移動させて、相対移動するようにするようにした形式などであってもよい。また、洗車機本体10を、洗浄手段を備えた前部本体と乾燥手段を備えた後部本体とに分離し、これら前部本体と後部本体とを各別に移動可能とした形式などであってもよい。
【0033】
上記した実施の形態では、液剤供給手段50により、第1洗剤ノズル13側に洗剤Bを、撥水コート剤ノズル15側に撥水コート剤Cを、第2洗剤ノズル16側に洗剤Bを、ワックスノズル17側にワックスDを、それぞれ供給する形式を示しているが、これは液剤供給手段50が、いずれか1つのみの供給に、あるいは適宜の組み合わせによる2つの供給に使用される形式などであってもよい。
【0034】
上記した実施の形態では、洗車機に採用される希釈液剤供給装置58が示されているが、この希釈液剤供給装置58は、他の装置、機器に採用されるものであってもよい。
【0035】
上記した実施の形態において、主給水ホース29や副給水ホース32〜37のそれぞれは、可撓性ホース(チューブ)または剛性ホース(金属管)のいずれであってもよく、また両者を適宜に接続したものであってもよい。
【0036】
上記した実施の形態では、アーチ状のノズル12〜17が採用されているが、これは両側に縦直線状に、または上部に横直線状に配設された形式などであってもよい。
【0037】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、希釈液剤用ノズルを介して希釈液剤を噴射することで、希釈液剤を被洗浄車両に塗布できる。その際に、希釈液剤の噴射は、水供給手段と液剤供給手段とにより、適宜に空気を取り込みながら行うことができる。すなわち、水供給手段によって水を、水配管を介して希釈液剤用ノズル側へ供給している状態で、液剤ポンプの運転によって液剤を液剤配管側へ供給する。このときサイフォンインジェクターにおいては、圧送している水によって負圧が発生して吸引力が生じており、この吸引力によって、液剤配管へ供給されている液剤を吸込んで、水に混合させることになり、以て希釈液剤として、希釈液剤用ノズルから被洗浄車両に噴射して、その表面に塗布できる。
【0038】
その際に、液剤ポンプの運転によって液剤をサイフォンインジェクターの部分に供給していることで、液剤の供給量は、水配管で圧送している水の水量、水圧が変化し、サイフォンインジェクターに作用する吸引力が変化した場合にも、常にほぼ一定となり安定できる。そして、吸引力が液剤ポンプの噴出量を超えて液剤配管内が低圧化しようとしたとき、空気取り込み孔より液剤配管内に空気が自動的に取り込まれ、これにより低圧化を防止でき、以て液剤配管は潰れたりすることなく、その形状を維持できる。
【0039】
この形状維持により、液剤ポンプからの噴出量を、そのまま水に混合させることができて、濃度を安定させた希釈液剤として希釈液剤用ノズルから噴射できる。さらに希釈液剤は、空気の混合により発泡状態になり、したがって被洗浄車両の表面への塗布は充分に付着した状態で行うことができて、流れ落ち難くなり、良好な撥水効果をもたらすことができる。
【0040】
また上記した本発明の請求項2によると、撥水コート剤やワックスや洗剤の少なくとも1つを液剤とした希釈液剤を供給できる。
そして上記した本発明の請求項3によると、被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、希釈液剤用ノズルを介して希釈液剤を噴射することで、希釈液剤を被洗浄車両に塗布でき、以て所期の洗車を行うことができる。これにより、上記したような好適な希釈液剤供給装置を具備してなる洗車機を提供できる。
【0041】
さらに上記した本発明の請求項4によると、撥水コート剤やワックスや洗剤の少なくとも1つを液剤とした希釈液剤を供給しながら、所期の洗車を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、洗車機における配管状態の概略説明図である。
【図2】同洗車機の側面図である。
【符号の説明】
5 被洗浄車両
10 洗車機本体
12 第1洗浄水ノズル
13 第1洗剤ノズル(希釈液剤用ノズル)
14 第2洗浄水ノズル
15 撥水コート剤ノズル(希釈液剤用ノズル)
16 第2洗剤ノズル(希釈液剤用ノズル)
17 ワックスノズル(希釈液剤用ノズル)
25 水分配手段(水パネル)
26 水供給手段
27 貯水タンク
28 水中ポンプ
29 主給水ホース(水配管)
32 副給水ホース
33 副給水ホース(水配管)
34 副給水ホース
35 副給水ホース(水配管)
36 副給水ホース(水配管)
37 副給水ホース(水配管)
50 液剤供給手段
51 サイフォンインジェクター
52 貯液タンク
53 液剤配管
54 液剤ポンプ
55 逆止弁(液剤の流出を防止する手段)
56 空気取り込み孔
58 希釈液剤供給装置
W 水
A 空気
B 洗剤(液剤)
b 希釈した洗剤(希釈液剤)
C 撥水コート剤(液剤)
c 希釈した撥水コート剤(希釈液剤)
D ワックス(液剤)
d 希釈したワックス(希釈液剤)

Claims (4)

  1. 液剤と水を混合して希釈し、希釈した希釈液剤を被洗浄車両に対して塗布する希釈液剤供給装置であって、希釈液剤を被洗浄車両に対して噴射する希釈液剤用ノズルと、この希釈液剤用ノズルに水配管を介して接続する水供給手段と、前記水配管に接続する液剤供給手段とで構成され、この液剤供給手段は、液剤ポンプと、前記水配管中に設けられたサイフォンインジェクターと、前記液剤ポンプから前記サイフォンインジェクターまでの液剤配管とからなり、この液剤配管中に、サイフォンインジェクターの吸引力が液剤ポンプの噴出量を超えて液剤配管内が低圧化しようとしたとき、液剤配管内に空気を自動的に取り込む空気取り込み孔が、液剤の流出を防止する手段を介して形成されていることを特徴とする希釈液剤供給装置。
  2. 液剤供給手段により供給される液剤が、撥水コート剤とワックスと洗剤との少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載の希釈液剤供給装置。
  3. 被洗浄車両と洗車機本体を相対移動させながら、前記被洗浄車両に対して洗車を行う洗車機であって、洗車機は希釈液剤供給装置を備え、この希釈液剤供給装置は、液剤を水により希釈した希釈液剤を被洗浄車両に対して噴射する希釈液剤用ノズルと、この希釈液剤用ノズルに水配管を介して接続する水供給手段と、前記水配管に接続する液剤供給手段とを有し、この液剤供給手段は、液剤ポンプと、前記水配管中に設けられたサイフォンインジェクターと、前記液剤ポンプから前記サイフォンインジェクターまでの液剤配管とからなり、この液剤配管中に、サイフォンインジェクターの吸引力が液剤ポンプの噴出量を超えて液剤配管内が低圧化しようとしたとき、液剤配管内に空気を自動的に取り込む空気取り込み孔が、液剤の流出を防止する手段を介して形成されていることを特徴とする洗車機。
  4. 液剤供給手段により供給される液剤が、撥水コート剤とワックスと洗剤との少なくとも1つであることを特徴とする請求項3記載の洗車機。
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