JP3166999B2 - 下葉除去用自動液体散布装置 - Google Patents

下葉除去用自動液体散布装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、菊の茎部の下葉
を取り除くことにより通風をよくし、病害虫の発生を防
止し、同時に発育を促進させる作業に適した自動液体散
布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、菊栽培においては、菊の成長に
伴い地面に近い下葉が枯れる等して、そのまま放置する
と腐敗して病害虫の発生を招き、思わぬ損害を招く場合
があった。そのため地面から20〜30cmの位置にあ
る下葉を取り除くとともに通風を良くする作業が行われ
ている。
【0003】従来、前記下葉の取り除き作業は、一本一
本の茎部を手でしごいたり、手持式の鉄砲ノズルで水を
吹き付ける方法等により行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記茎の下部を手でし
ごく方法は、不自然な姿勢での長時間作業となり、能率
が悪く、しかも人体に薬害が及ぶことが考えられる。ま
た、手持式の鉄砲ノズルで水を吹き付ける方法は、作業
姿勢は多少改善されるが、噴射ノズルの向きを変えて茎
部の各方向から水を吹き付けなければならず手数を要
し、さらに畝間に延長されたホ−スの取扱いに気を使う
など、前記手でしごく方法の場合と同様に長時間作業と
なり、能率の点でも問題が残されていた。
【0005】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、除去すべき下葉に対する液体噴射を走行車体に設け
られた噴射ノズルによって行い、労力を軽減して効率よ
い作業を行えるようにせしめた、下葉除去用自動液体散
布装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の本発明は、走行車体に、その進行
方向に対して前後方向に液体噴射を繰り返すとともに
定のストロークで上下動してその噴射液体で下葉を除去
する噴射ノズルを設けたものである。請求項2に記載の
本発明は、前記噴射ノズルを前記所定のストロークで上
下動せしめるための無端チェーンを備えたものである。
また、請求項3に記載の本発明は、前記噴射ノズルを、
前記走行車体の進行方向の左右両側に向けて設けたもの
である。
【0007】
【作用】本発明によれば、例えば、下葉を除去すべき菊
が植えられた畝間で前記走行車体を走行させながら、該
走行車体の進行方向に対して前後方向に液体噴射を繰り
返すとともに、前記噴射ノズルを所定のストロークで上
下動せしめて、該噴射ノズルからの噴射液体によって
葉の除去作業が自動的に行われる。
【0008】より詳細には、まず、茎の手前面部に、前
記走行車体の進行方向に対して前後方向の動きを繰り返
す前記噴射ノズルの圧力水が吹き付けられ、次に、前記
走行車体の走行に伴い、茎の真横面部に前記と同様に前
後方向の動きを繰り返す前記噴射ノズルの圧力水が吹き
付けられ、さらに、前記走行車体の通過時に、茎の前方
面部に前記と同様に前後方向の動きを繰り返す前記噴射
ノズルの圧力水が吹き付けられる。同時に、前記噴射ノ
ズルは、所定のストロークで上下動するので、前記噴射
ノズルからの圧力水によって、下葉が確実に取り除かれ
る。
【0009】すなわち、前記噴射ノズルが、前記走行車
体の進行方向に対して前後方向に液体噴射を繰り返すと
ともに、所定のストロークで上下動するので、前記走行
車体の茎への接近時から通過までの間に、同じ菊の茎部
の下葉を除去すべき多面部に対して多数回の圧力水噴射
が行われ、これにより、下葉の除去が確実に行われる。
【0010】また、請求項2に記載の本発明によれば、
前記無端チェーンの作動によって、前記噴射ノズルが、
前記所定のストロークで上下動せしめられる。
【0011】さらに、請求項3に記載の本発明によれ
ば、前記走行車体の走行路の左右両側の茎の下葉を、同
時に取り除くことができる。
【0012】なお、本願発明は、噴射ノズルを交換する
こと等により、防除、散水作業等にも容易に利用でき、
走行車体も、自走式、手押し式を問わず使用できること
は言うまでもない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。図1は本発明の実施例の全体図である。図に
おいて1は走行車体を示し、四つのゴム車輪2で走行す
る自走式台車3を備えている。
【0014】該自走式台車3上には、前記車輪2を駆動
する走行モ−タ(図示せず)、該走行モ−タに電力を供
給するバッテリ、圧力水供給源から水を受け取る給水ホ
−ス4を巻き取るためのホ−スリ−ル5等が搭載され、
これらが前記自走式台車3に対して取り外し自在な上部
カバ−6で覆われて保護されている。
【0015】前記走行車体1の後部にはハンドル7が設
けられ、該ハンドル7には前記走行モ−タの作動、後に
述べる噴射ノズル8等を制御するためのスイッチ9等が
配設された操作盤10が設けられている。
【0016】図中、11はノズル装置取付台であり、該
取付台11の上方に前記走行車体1の進行方向に対して
前後、さらには上下に水噴射を繰り返す前記噴射ノズル
8を含むノズル装置12が設けられる。
【0017】図1乃至図4に示す前記ノズル装置12
は、ほぼ直線状に比較的太く水を噴出する前記噴射ノズ
ル8を前記走行車体1の進行方向に対して前後に揺動さ
せるのみならず、上下にも移動せしめる構成となってい
る。
【0018】まず、前記ノズル装置12の上下移動につ
いて述べる。前記取付台11上に、断面略コ字形をなし
て上下に延びるカバ−ポスト13が設けられ、該カバ−
ポスト13の下端部14と前記上部カバ−6の前部に突
設されたノズル装置ホルダ−15を介して前記走行車体
1に着脱自在に取り付けられている。
【0019】前記カバ−ポスト13は、その開口部を装
置前方に向けて取り付けられ、その上部及び下部には、
互いに300mm程度の間隔で該カバ−ポスト13の中
に納まる径のスプロケット16、17がそれぞれ回転軸
を装置の前後方向に向けてそれぞれ取り付けられる。
【0020】さらに前記スプロケット16、17には無
端チェ−ン18が巻き掛けられるとともに、前記上部の
スプロケット16が前記カバ−ポスト13の背面上部に
取り付けられたモ−タ19によって回転駆動させられ、
前記無端チェ−ン18が所定方向に回転せしめられる。
【0021】つぎに前記カバ−ポスト13の前方開口部
を含む前面には、該カバ−ポスト13と略々同幅のスラ
イドガイド20が前記カバ−ポスト13との間に前記無
端チェ−ン18を挟むようにして設けられる。
【0022】前記スライドガイド20は、図2に示すよ
うに中央の前記カバ−ポスト13側に後述するスライダ
−21の受け溝22を有し、その両側延長部23が前記
カバ−ポスト13側に屈曲させられて該カバ−ポスト1
3と一体に構成され、さらにその上下端を残して前記受
け溝22の両側部が打ち抜かれ、縦長の窓孔24が構成
されている。
【0023】そして該スライドガイド20には、前記ス
ライダ−21が嵌めこまれる。該スライダ−21は、前
記スライドガイド20の受け溝22側に複数のベアリン
グボ−ル26が遊嵌されたスライダ−本体25と前記カ
バ−ポスト13側に設けたガイドロ−ラ受け板27で構
成され、それらの両側部がボルト28で一体に連結され
る。
【0024】前記スライドロ−ラ受け板27は、後述す
るスライドロ−ラ30のヘッドが自由に移動し得るよう
に、その横方向中央部が前記無端チェ−ン18側に突出
させて前記スライダ−本体25との間にスペ−スを設
け、前記中央部の左右方向に前記無端チェ−ン18の略
々巻き掛け幅の長孔29が設けられる。
【0025】前記スライドロ−ラ受け板27の長孔29
には、前記無端チェ−ン18からアタッチメント31を
介して設けた前記スライドロ−ラ30が適合させられ
る。その結果、前記無端チェ−ン18が前記モ−タ19
によって回転させられると、前記スライドロ−ラ30、
前記スライドロ−ラ受け板27を介して前記スライダ−
21が前記スライドガイド20に沿って上下方向へ前記
ベアリングボ−ル26を転動させながらスム−スに移動
させられる。
【0026】なお、前記無端チェ−ン18が移動し前記
スライドロ−ラ30が上部のスプロケット16または下
部のスプロケット17の位置までくると、前記スライド
ロ−ラ30は前記スプロケット16、17の円弧に沿っ
た運動をするが、前記スライドロ−ラ30は前記スライ
ドロ−ラ受け板27に設けられた長孔29に適合させら
れており、しかも前記スライドロ−ラ受け板27が取り
付けられている前記スライダ−本体25は前記スライド
ガイド20に沿って上下動自在であるため、前記スライ
ドロ−ラ30の前記上下のスプロケット16、17部に
おける円弧運動が前記長孔29に沿っての前記スライド
ロ−ラ30の左右スライド運動とされ、前記スライダ−
21の上下運動方向が逆向きに変換される。
【0027】さらに前記スライダ−21には前記スライ
ドガイド20を跨ぐスライダ−カバ−32が前記ボルト
28を利用して取り付けられる。図中、35は前記スラ
イドカバ−32の前記スライドガイド20側に設けた略
コ字形のガイド板であり、前記スライドガイド20を受
け入れ、さらにその両側内側面の上下に前記スライドガ
イド20との間にベアリングボ−ル36が遊嵌されてい
る。
【0028】そして前記スライダ−カバ−32の表面に
前記ノズル装置12が取付金具33を介して取り付けら
れる。したがって、ノズル装置12は前記無端チェ−ン
18の縦長さのストロ−ク(300mm程度)で上下動
する。
【0029】もっとも、図面実施例では、前記ノズル装
置12が、中間定位置からその上下にそれぞれ前記無端
チェ−ン18の縦長さの2分の1のストロ−クずつ移動
する構成となっている。図中、34は前記スライダ−2
1とスライダ−カバ−32との間において前記ボルト2
8に嵌挿したスペ−サである。
【0030】つぎにノズル装置12及び噴射ノズル8が
走行車両1の進行方向に対して前後に水噴射を繰り返す
装置について説明する。
【0031】まず、ノズル装置12について述べると、
前記取付金具33の上下端が前方に折り曲げられて折曲
げ片部37、37が構成され、該折曲げ片部37、37
間に噴射ノズルホルダ−38が縦シャフト39によって
自由に回動するように取り付けられる。
【0032】前記噴射ノズルホルダ−38はその上下端
が後方に折り曲げられて折曲げ片部40、40が構成さ
れ、その折曲げ片部40、40を前記取付金具33の上
下端に構成された折曲げ片部37、37の内側面にそれ
ぞれ位置させて前記縦シャフト39に対して回動自在に
取り付けられる。
【0033】また、前記噴射ノズルホルダ−38の前面
には縦長孔41が構成され、該縦長孔41に前記噴射ノ
ズル8の継手室8aの背面部に予め設けたボルト42を
挿通し、該ボルト42に反対側からナット43を螺合し
て締め付け、前記噴射ノズル8を固定できる構成となっ
ている。すなわち、噴射ノズル8は、前記噴射ノズルホ
ルダ−38の前面の縦長孔41に沿ってスライドさせて
任意の高さ位置に固定できる構成となっている。
【0034】なお、前記継手室8aは、前記噴射ノズル
8を菊の茎部の直近に位置せしめるためのノズル延長管
8bを接続するとともに、前記ノズル装置12の上下動
ストロ−クに対応した適宜のたるみを持たせたノズルホ
−ス4aを介して前記ホ−スリ−ル5に巻かれた給水ホ
−ス4の内端に接続されていて、各噴射ノズル8へ圧力
水を分配する。
【0035】つぎに前記噴射ノズル8が前記走行車両1
の進行方向に対して前後に水噴射を繰り返す装置につい
て述べる。具体的には、前記下方のスプロケット17の
回転動作を利用して前記噴射ノズルホルダ−38の後端
部を前記縦シャフト39を支点にして水平方向に揺動さ
せるものである。
【0036】その詳細が図2及び図4に示されている。
すなわち、前記カバ−ポスト13の下方のスプロケット
17の取付面(内側面)と反対側面(外側後面)にブラ
ケット44、45を突し、そのブラケット44、45の
上下に二本の往復動杆46、47を左右方向にスライド
自在に貫通し、さらにそれら往復動杆46、47の略中
央部に縦プレ−ト48を固着し、該プレ−ト48の略中
央部に縦長孔49が設けられる。
【0037】そして前記下方のスプロケット17の回転
軸50の外端に円板51を取り付け、該円板51の外側
面に設けた偏心ピン52を前記プレ−ト48の縦長孔4
9に適合させる。
【0038】その結果、下方のスプロケット17が回転
させられると、円板51及びそこに設けられた偏心ピン
52の働きで前記往復動杆46、47が前記ブラケット
44、45に貫通させられたまま水平に左右方向に往復
動させられる。
【0039】さらに前記往復動杆46、47の左右両端
から左右の支持板53、54が、前記カバ−ポスト1
3、スライダ−21及びスライドガイド20等を囲むよ
うにして、それぞれの先端が前記噴射ノズルホルダ−3
8の下端折曲げ片部40の後端位置より少し先まで延長
され、その先端部間が連結杆55で連結される。
【0040】さらに前記連結杆55の中央部には前後方
向に伸びた長孔56を有する案内部材70が固着され、
前記長孔56に前記噴射ノズルホルダ−38の上下端の
前記折曲げ片部49、49の後端部間を連結する揺動シ
ャフト57が前記縦シャフト39と平行に挿通される。
【0041】その結果、前記往復動杆46、37の水平
方向の往復動が前記支持板53、54を介して前記連結
杆55に伝えられ、さらに前記揺動シャフト57を介
し、前記縦シャフト39を支点にして、噴射ノズルホル
ダ−38の後端を水平方向に揺動させ、その前面部に設
けられた噴射ノズル8が走行車体1の進行方向に対して
前後に揺動させられ、前後方向に例えば60度乃至90
度の角度範囲で水噴射が行われるものである。
【0042】図5及び図6には他の実施例が示されてい
る。この実施例が前記実施例と異なる点は、噴射ノズル
8を走行車体1の進行方向に対して前後に揺動させる装
置の構造である。
【0043】すなわち、噴射ノズル8の上下動は前記実
施例と同様に無端チェ−ン18、スライダ−21等を利
用し、前記ノズル装置12の取付金具33と同様に上下
動する取付板58で行われる。
【0044】前記取付板58の左右の一側には、正面か
ら見て前記カバ−ポスト13の左右の面と平行で、側面
から見て前後方向に蛇行させたガイドレ−ル61が前記
カバ−ポスト13側(固定側)に設けられている。
【0045】さらに前記取付板58には、噴射ノズル8
を任意の高さにスライドさせて固定できる上下方向に伸
びる支持杆59が回動自在に設けられる。すなわち、前
記支持杆59の上下端がベアリング60、60により支
持されて回動自在に構成され、前記支持杆59に取り付
けた噴射ノズル8が一体に揺動自在になるように構成さ
れる。
【0046】さらに前記支持杆59の適位置に固定した
噴射ノズル8の継手室8aには、図6に示すように前記
該噴射ノズル8の上下動時に前記ガイドレ−ル61と常
に係合するロ−ラ62が転動自在に取り付けられる。も
っとも、前記噴射ノズル8と前記ロ−ラ62の前記支持
杆59に対する取り付け位置は必ずしも同位置とする必
要はない。
【0047】また、この実施例では、前記噴射ノズル8
の継手室8aの前記ガイドレール61と反対の側面に撚
り戻し付ホース63が連結されて圧力水が供給される。
この撚り戻し付ホース63は、圧力水を供給していない
場合には、その自重で下方にたるんだ状態となっている
が、圧力水を供給した場合には直線状になろうとして前
記継手室8aのホース接続側を前方へ押し、前記ローラ
62を前記支持杆59を中心にしてガイドレール61に
押圧する。
【0048】なお、前記ロ−ラ62を前記ガイドレ−ル
61に常時押圧する適宜のバネ等の付勢手段を用いても
良い。
【0049】この実施例では、走行車体1に搭載したポ
ンプにより噴射ノズル8に圧力水を供給すると、噴射ノ
ズル8の上下動の際にロ−ラ62がガイドレ−ル61に
押圧されて蛇行して移動し、同じ支持杆59に設けられ
た噴射ノズル8が走行車体1の進行方向に対して前後方
向に揺動させられることになる。
【0050】図7乃至図9には、さらに他の実施例が示
されている。この実施例は走行車体1の進行方向に対し
て前後に水噴射を行うことを噴射ノズル自体を回転させ
る回転ノズル装置69で行うものである。
【0051】すなわち、円筒形ケ−シング64内に、中
心が圧力水の供給部65とされ、その供給部65から接
線方向に外周に連通する適数の水路66を設けたロ−タ
67を回転自在に収容し、前記円筒形ケ−シング64の
周壁に、前記それぞれの水路66の外周開口部同志の間
隔よりやや横幅が大きな開口部68を設けたものであ
る。
【0052】この実施例によれば、前記圧力水の供給部
65から圧力水を供給すると、各水路66から圧力水が
ロ−タ67の外周から外方へ接線方向に噴射させられ、
その圧力水の噴射反力によってロ−タ67が回転させら
れる。
【0053】同時に、円筒形ケ−シング64の開口部6
8に位置した水路66からは圧力水が外部に噴射させら
れ、しかもその噴射角度はロ−タ67が回転させられる
ため前記開口部68の横幅分刻々と変化する。
【0054】したがって、図9に示すように走行車体1
の前方の左右両側に設置すれば、走行に合わせて菊の茎
部の各方向から噴射水を供給することができ、さらに別
に上下動装置を設けて上下動操作を加えれば、前記各実
施例と同様の効果を得ることができる。
【0055】また、図8に示すように上下に重合して二
個以上使用することもでき、その場合にはロ−タ67を
上下逆に組み合わせて互いに逆方向に回転させれば、圧
力水が交差状態に方向を変えて多方向から噴射され、菊
の下葉の除去効果をさらに向上させることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、噴射ノズルから、走行
車体の進行方向に対して前後に液体噴射が繰り返される
とともに、前記噴射ノズルが所定のストロークで上下動
するので、効率よく下葉を取り除くことができ、さら
に、走行車体構成としたため、効率よい作業を労力を軽
減して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】図1の要部横断面図である。
【図3】ノズル装置の上下動機構部の一部切り欠き分解
図である。
【図4】ノズル装置の進行方向前後揺動機構部の斜視図
である。
【図5】他の実施例を示す全体側面図である。
【図6】図5のVI−VI線の概略断面図である。
【図7】さらに他の実施例を示す噴射ノズルの横断面図
である。
【図8】図7の噴射ノズルの他の実施例を示す斜視図で
ある。
【図9】図7あるいは図8に示した噴射ノズルの使用例
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 走行車体 8 噴射ノズル18 無端チェーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 幸雄 東京都青梅市末広町1丁目7番地2 株 式会社共立内 (72)発明者 原田 伯 東京都青梅市末広町1丁目7番地2 株 式会社共立内 (72)発明者 榊 和幸 東京都青梅市末広町1丁目7番地2 株 式会社共立内 (56)参考文献 実開 平5−74668(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 17/00 101 B05B 15/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体(1)に、その進行方向に対し
    て前後方向に液体噴射を繰り返すとともに所定のストロ
    ークで上下動してその噴射液体で下葉を除去する噴射ノ
    ズル(8)が設けられてなる、下葉除去用自動液体散布
    装置。
  2. 【請求項2】 前記噴射ノズル(8)を前記所定のスト
    ロークで上下動せしめるための無端チェーン(18)を
    備えてなる、請求項1に記載の下葉除去用自動液体散布
    装置。
  3. 【請求項3】 前記噴射ノズル(8)が前記走行車体
    (1)の進行方向の左右両側に向けて設けられてなる、
    請求項1または2に記載の下葉除去用自動液体散布装
    置。
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DE202017107399U1 (de) * 2017-12-05 2017-12-20 Gmeiner Gmbh Streuvorrichtung für Streufahrzeuge
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