JP2605992B2 - エレベータの乗場戸 - Google Patents

エレベータの乗場戸

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JP2605992B2
JP2605992B2 JP3049568A JP4956891A JP2605992B2 JP 2605992 B2 JP2605992 B2 JP 2605992B2 JP 3049568 A JP3049568 A JP 3049568A JP 4956891 A JP4956891 A JP 4956891A JP 2605992 B2 JP2605992 B2 JP 2605992B2
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door
door stop
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elevator
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美克 林
正巳 吉川
誠 富所
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエレベータの乗場戸の
耐火構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4〜図7は、例えば実開昭63−14
8685号公報等に示された従来のエレベータの乗場戸
であり、図中、1はエレベータの乗場2に設けられた出
入口、3は出入口1を開閉する両引き戸で2枚の戸3
A、3Bから構成されている。3aは戸3のフレーム、
3bはフレーム3aに固定され乗場2側に面した表板、
3cはフレーム3aに固定され昇降路4側に面した裏
板、3dはフレーム3aと表板3bとの間およびフレー
ム3aと裏板3cとの間に挿入された断熱材、3eは一
方の戸3Aの表板3bの戸当たり部5に設けられた戸当
たりゴムである。なお、戸3は出入口1に設けられた案
内装置および戸閉め装置(共に図示せず)により開閉さ
れる。また、戸3の戸当たり部5には人の指先等が挟ま
れても負傷しないよう図7に示すように隙間g(2セン
チ程度)が設けられており、この隙間gは戸当たりゴム
3eにより塞がれている。さらに、戸当たり部5には2
枚の戸3A、3Bが閉じたとき双方のフレーム3aによ
り鍵形の隘路5aが形成される。
【0003】従来のエレベータの乗場戸は、上記のよう
に構成されており、乗場2側に面した建物内部で火災が
発生したとき、火焔に伴う高熱が昇降路4内へ侵入する
のを戸3により遮断している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータの乗
場戸は、上記のように構成されて火災時の災害を防止し
ている。しかし、戸当たり部5に隙間gが設けられてい
るため、乗場2側で火災が発生すると、戸当たりゴム3
eが溶解し、続いて火災に伴う高熱が戸当たり部5の隙
間gを通って乗場2側から昇降路4側へ伝わり、時間の
経路とともに昇降路4に面した戸当たり部の近傍(図7
のC部)の温度が上昇していた。また、火災がさらに強
まると戸当たり部の隘路5aから昇降路4内へ火焔が直
接噴出することもあった。そして、この戸3にかご6が
対向すると、かご6に装備された機器や配線が、高熱に
より破損したり焼損したりし、場合によってはかご6内
の乗客の生命を危うくするという問題点があった。
【0005】この対策として、例えば図7に鎖線で示し
たように、戸3の厚みTを増やして昇降路4に面した戸
当たり部を火焔から遠ざける方法が考えられる。しか
し、この方法は戸3の重量を増加させるため大型の戸閉
め装置が必要となり、製造コストも上がるという問題点
があった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解決するため
なされたもので、火災時に乗場の戸に対向したかごの機
器や配線が、高熱により破損や焼損することがなく、し
かも簡単な構造と安価な製造コストにより耐火性能を向
上させることができるエレベータの乗場戸を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タの乗場戸は、エレベータの乗場の出入口を開閉する
引き戸と、上記両引き戸の戸当たり部が全閉した状態に
おいて形成する第1の隘路と、上記両引き戸の双方の昇
降路側で戸当たり部近傍から離れて設けられた断熱体
と、この断熱体に上記昇降路側に突出して取付けられ、
かつ上記両引き戸の戸当たり部の長手の全長にわたり上
記戸当たり部の近傍を覆うように配置された熱遮蔽板
と、上記両引き戸が全閉した状態において上記熱遮蔽板
の互いに接近した対向部による間隙及び上記熱遮蔽板が
覆う空間が形成する第2の隘路とを備えたものである。
【0008】
【作用】上記のように構成されたエレベータの乗場戸
は、熱遮蔽板が昇降路側の戸当たり部の近傍を覆うとと
もに、戸が全閉した状態において、第1の隘路と熱遮蔽
板の互いに接近した対向部による間隙及び熱遮蔽板が覆
う空間が形成する第2の隘路とが形成され、火災時の高
熱を阻止する。
【0009】
【実施例】実施例1. 図1〜図3は、本発明の一実施例を示す。図中、1〜6
は従来装置と同一または相当部分を示し、その説明は
当たり部5を除き省略する。 図中、戸当たり部5には
2枚の戸3A、3Bが閉じたとき双方のフレーム3aに
より鍵形の隘路(第1の隘路)5aが形成される。7は
例えばグラスファイバー等の断熱材からなり戸3の双方
の裏板3Cに固定された断熱体、8A、8Bは断熱体7
を介し双方の裏板3Cに昇降路4側へ突出して固定され
た熱遮蔽板で、図1に示すように断面がコ字状をなし、
戸当たり部5の長手の全長にわたり戸当たり部の近傍C
を覆うように配置されている。また、この熱遮蔽板8
A、8Bは図1に示すように戸3が全閉した状態におい
て互いに対向し、この対向部による間隙5b及び熱遮蔽
板が覆う空間が形成する隘路(第2の隘路)を備えてい
る。
【0010】前記のように構成されたエレベータの乗場
戸においては、乗場2側で火災が発生し昇降路4側の戸
当たり部の近傍Cの温度が上昇しても、熱遮蔽板8A、
8Bが戸当たり部の近傍Cを覆っているため、かご6が
戸当たり部の近傍Cに直接対向することはない。また、
熱遮蔽板8A、8Bは裏板3Cに断熱体7を介し、戸当
たり部の近傍Cから離隔して固定されているので、戸当
たり部の近傍Cが高温となっても熱遮蔽板8A、8Bの
温度上昇は抑えられる。また、火焔噴出を抑制するため
に設けられている戸当たり部の隘路5aから昇降路4側
へ火焔が噴出しても熱遮蔽板8A、8Bの対向部による
間隙5b及び熱遮蔽板が覆う空間が形成する隘路が、戸
3の隘路5aの延長部として機能するため火焔は昇降路
4内へ噴出しない。
【0011】従って、この発明によるエレベータの乗場
戸は、乗場2側で火災が発生しても乗場2の戸3に対向
したかご6が、高熱に直接、晒されることがないため、
かご6の機器や配線が破損したり焼損したりすることが
ない。また、この発明は、エレベータの乗場戸の裏板3
Cに断熱体7を介して熱遮蔽板8A、8Bを固定するだ
けでよいため、構造が簡単で、重量の増加も少なく、安
価な製造コストにより耐火性能を向上させることができ
る。
【0012】
【発明の効果】この発明によるエレベータの乗場戸は、
エレベータの乗場の出入口を開閉する両引き戸と、上記
両引き戸の戸当たり部が全閉した状態において形成する
第1の隘路と、上記両引き戸の双方の昇降路側で戸当た
り部近傍から離れて設けられた断熱体と、この断熱体に
上記昇降路側に突出して取付けられ、かつ上記両引き戸
の戸当たり部の長手の全長にわたり上記戸当たり部の近
傍を覆うように配置された熱遮蔽板と、上記両引き戸が
全閉した状態において上記熱遮蔽板の互いに接近した対
向部による間隙及び上記熱遮蔽板が覆う空間が形成する
第2の隘路とを備えたことにより、上記第1の隘路と第
2の隘路とが火焔の侵入を二重に阻止するとともに、戸
当たり部近傍を熱遮蔽板で覆うことにより、戸当たり部
近傍からの熱放射による温度上昇を防止し、また、熱遮
蔽板は断熱体を介し、戸当たり部の近傍から離隔して固
定されているので、戸当たり部の近傍が高温となっても
熱遮 蔽板の温度上昇は抑えられるので、火災時に乗場の
戸に対向したかごの機器や配線が高熱により破損や焼損
することがなく、しかも簡単な構造と安価な製造コスト
により、エレベータの安全性を高めることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す断面図で、火災時の
状況を示す。
【図2】この発明の実施例1を示す正面図である。
【図3】この発明の実施例1を示す断面図である。
【図4】従来のエレベータの出入口を示す斜視図であ
る。
【図5】従来のエレベータの出入口の正面図である。
【図6】従来のエレベータの乗場戸を示し、図5のA−
A矢視断面図である。
【図7】従来のエレベータの乗場戸を示し、図6のB部
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 出入口 2 乗場 3 戸 3C 裏板 4 昇降路 5 戸当たり部 7 断熱体 8A、8B 熱遮蔽板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの乗場の出入口を開閉する両
    引き戸と、上記両引き戸の戸当たり部が全閉した状態に
    おいて形成する第1の隘路と、上記両引き戸の双方の昇
    降路側で戸当たり部近傍から離れて設けられた断熱体
    と、この断熱体に上記昇降路側に突出して取付けられ、
    かつ上記両引き戸の戸当たり部の長手の全長にわたり上
    記戸当たり部の近傍を覆うように配置された熱遮蔽板
    と、上記両引き戸が全閉した状態において上記熱遮蔽板
    の互いに接近した対向部による間隙及び上記熱遮蔽板が
    覆う空間が形成する第2の隘路とを備えたことを特徴と
    するエレベータの乗場戸。
JP3049568A 1991-03-14 1991-03-14 エレベータの乗場戸 Expired - Lifetime JP2605992B2 (ja)

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