JP2605924B2 - 集積回路配線装置 - Google Patents

集積回路配線装置

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JP2605924B2
JP2605924B2 JP2112346A JP11234690A JP2605924B2 JP 2605924 B2 JP2605924 B2 JP 2605924B2 JP 2112346 A JP2112346 A JP 2112346A JP 11234690 A JP11234690 A JP 11234690A JP 2605924 B2 JP2605924 B2 JP 2605924B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、集積回路の自動レイアウトに際して、チッ
プ上の配線領域の割り当て手段に関する。
〔概要〕
本発明は、集積回路のブロック間の配線領域の境界線
設定手段において、 隣接する配線領域での配線状態を勘案して境界線を設
定することにより、 境界の近傍の領域を有効に利用して集積度を向上する
ことができるようにしたものである。
〔従来の技術〕
集積回路の配線に際して、2つのブロック5間のチャ
ネル領域は第5図(A)及び(B)に示すように横チャ
ネルおよび縦チャネルの2種類がある。横チャネルの場
合に2つのブロック5の間のチャネル領域の上辺および
下辺には位置の定まった端子3があり、チャネル領域の
左右には仮想端子4があり、この仮想端子4の座標とチ
ャネル領域の幅(上辺および下辺の間隔)は配線処理時
に決定される。チャネル領域の境界は配線前では、第6
図(A)及び(B)に示すように上辺および下辺の端子
3の最左端および最右端であるが、配線後は、第6図
(C)に示すように、端子への垂直の配線を囲むように
再定義される。縦チャネルについても横チャネルの上辺
および下辺と同様に左辺および右辺に関して配線され
る。
第6図(D)は横ちの配線後に縦チャネルの配線を行
った例である。従来技術では、隣接するチャネル領域で
の配線を考慮せずにチャネル領域の端の領域で配線要求
のトラックの割り当てを行うので、第6図(D)の部分
領域Sは配線領域として十分活用できず、したがって、
チップの集積度を低くする原因になっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来の配線要求のトラックへの割り当てで
は、隣接するチャネルの端の領域を自チャネルの領域と
して利用できない欠点がある。
本発明はこのような欠点を除去するもので、チャネル
領域を有効に利用することができる集積回路配線装置を
提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、集積回路上の第一ブロックの一辺である第
一の辺の配線有効部分とこの第一ブロックに隣接する第
二ブロックの辺の内この第一の辺に対向する第二の辺の
配線有効部分とを境界線として含む四辺形の仮定配線領
域内で上記第一の辺上の端子を上記第二の辺上の端子お
よびこの配線領域の境界線上の仮想端子に接続する配線
経路をこの上記第一の辺および第二の辺に並行する第一
経路およびこの第一経路に直交する第二経路で形成し、
この形成された経路に沿って囲われた多辺形の配線領域
を上記二つのブロック間の確定配線領域として定義する
領域定義手段を備えた集積回路配線装置において、上記
仮定配線領域の前記境界線からあらかじめ定められた距
離だけ内側に仮の境界線を設定し、この仮の境界線に挟
まれた領域の外側の上記第一の辺および上記第二の辺上
の端子を接続する配線経路の一部として上記第一の辺お
よび上記第二の辺に最も近接した第一経路を選択する経
路選択手段を備えたことを特徴とする。また、ひとつの
配線経路の第一経路に到る第二経路が他の配線経路の第
二経路に重なるときには、このひとつの配線経路の第一
経路を上記仮の境界線に平行な線分で分割された複数の
第一経路で形成する経路分割形成手段を備えることが好
ましい。
〔作用〕
仮定配線領域の境界線のうちブロックで定まる境界線
からあらかじめ定められた距離だけ内側に仮の境界線を
設定し、この仮の境界線に挟まれた領域の外側にある端
子を接続する配線経路の一部として、ブロックで定まる
辺に最も近接した第一経路を選択し、また、ひとつの配
線経路の第二経路が他の配線経路の第二経路に重なると
きに、このひとつの配線経路の第一経路を仮の境界線に
平行な線分で分割された複数の第一経路で形成し、この
ようにして形成された経路に沿って囲われた多辺形の配
線領域をブロック間の確定配線領域として定義する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
すなわち、この実施例は、第1図に示すように、集積
回路上の第一のブロック5aの一辺である第一の辺の配線
有効部分とこの第一のブロック5aに隣接する第二のブロ
ック5bの辺の内この第一の辺に対向する第二の辺の配線
有効部分とを境界線1として含む四辺形の仮定配線領域
内で上記第一の辺上の端子a、b、cを上記第二の辺上
の端子a′、c′およびこの配線領域の境界線1上の仮
想端子b1、b2に接続する配線経路をこの上記第一の辺お
よび第二の辺に並行する第一経路およびこの第一経路に
直交する第二経路で形成し、この形成された経路に沿っ
て囲われた多辺形の配線領域を上記二つのブロック間の
確定配線領域として定義する領域定義手段10を備え、さ
らに、本発明の特徴とする手段として、上記仮定配線領
域の境界線1からあらかじめ定められた距離だけ内側に
仮の境界線2を設定し、この仮の境界線2に挟まれた領
域の外側の上記第一の辺および上記第二の辺上の端子a
およびa′を接続する配線経路の一部として上記第一の
辺および上記第二の辺に最も近接した第一経路を選択す
る経路選択手段11を備え、また、ひとつの配線経路の第
一経路に到る第二経路が他の配線経路の第二経路に重な
るときに、このひとつの配線経路の第一経路を上記仮の
境界線2に挟まれた区間内またはこの区間の外側に近接
して位置しこの境界線に並行する線分8で分割された複
数の第一経路で形成する経路分割形成手段12を備える。
本発明は、従来例に比べてチャネルの端の領域での上
辺または下辺上の端子を持つ配線要求を接続するその端
子への垂直の配線が短くなるようにトラックに割り当て
るという相違点を有する。
次に、この実施例の動作を説明する。
第2図(A)は配線を行うチップの一部分である。第
2図(A)の横チャネルに対して結線すべき端子a、b
およびcが与えられ、ブロック辺の両端からあらかじめ
定められた距離だけ内側に垂直な仮の配線2を設定し、
この2本の仮の配線2にはさまれた区間の外側の端子a
に接続される垂直の配線を短くするためにブロック辺に
最も近いトラックに割り当てられる。この例では、端子
aは左端では上辺に近いトラックに、右端では下辺に近
いトラックに割り当てられる。第2図(B)は端子aか
らの線分8で2つに分割してトラックに割り当てた例で
ある。この分割は仮の配線2にはさまれた区間内または
この区間に近い垂直の線分で行う。第2図(C)および
(D)は隣接する縦チャネルでの配線を示す図で横チャ
ネルの両端の領域が隣接する縦チャネルで広く利用で
き、第4図(D)に比べ第2図(D)の左の縦チャネル
の幅を小さくすることができる。
次に、第3図(A)の配線に際し、仮の配線2にはさ
まれた区間の外側のチャネル領域で接続する端子aを上
辺に最も近いトラックに割り当てると、第3図(B)に
示すように端子aおよびbの垂直の配線が位置9のよう
に短絡する。このときに、本発明では端子aまたはbの
いずれかの配線を分割し、複数のトラックに割り当て
る。この分割は仮の配線2に挟まれた区間内またはこの
区間に近い垂直の線分8で行う。第3図(C)および
(D)は配線を分割した例である。
次に、第4図はチャネル領域の端の中央部の領域を利
用する例である。仮の配線2にはさまれた区間の外側の
チャネル領域で接続する端子を持つ配線要求が複数ある
ときは、チャネル端に近いほど配線要求の垂直の配線が
短くなるよう優先して割り当てを行う。これにより、隣
接チャネルで利用できる配線の領域を増やすことができ
る。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように、チャネルの端の領域
での上辺または下辺上の端子への垂直の配線が短くなる
ようにトラックに割り当てを行うので、チャネルの端の
領域を隣接チャネルの領域とし隣接チャネルの幅を小さ
くし、集積回路の集積度を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明実施例の構成を示すブロック構成図。 第2図は、本発明実施例の配線例を示す模式図。 第3図は、本発明実施例の配線例を示す模式図。 第4図は、本発明実施例の配線例を示す模式図。 第5図は、チャネル領域の種類を示す模式図。 第6図は、従来例の配線例を示す模式図。 1……配線領域の境界線、2……仮の配線、3、a、
b、c、d、e、a′、b′、c′、d′……端子、
4、b1、b2、d1、e1……仮想端子、5、5a、5b……ブロ
ック、10……領域定義手段、11……経路選択手段、12…
…経路分割形成手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集積回路上の第一ブロックの一辺である第
    一の辺の配線有効部分とこの第一ブロックに隣接する第
    二ブロックの辺の内この第一の辺に対向する第二の辺の
    配線有効部分とを境界線として含む四辺形の仮定配線領
    域内で上記第一の辺上の端子を上記第二の辺上の端子お
    よびこの配線領域の前記境界線上の仮想端子に接続する
    配線経路をこの上記第一の辺および第二の辺に並行する
    第一経路およびこの第一経路に直行する第二経路で形成
    し、この形成された経路に沿って囲われた多辺形の配線
    領域を上記二つのブロック間の確定配線領域として定義
    する領域定義手段を備えた集積回路配線装置において、 上記仮定配線領域の前記境界線からあらかじめ定められ
    た距離だけ内側に仮の境界線を設定し、この仮の境界線
    に挟まれた領域の外側の上記第一の辺および上記第二の
    辺上の端子を接続する配線経路の一部として上記第一の
    辺および上記第二の辺に最も近接した第一経路を選択す
    る経路選択手段を備えたことを特徴とする集積回路配線
    装置。
  2. 【請求項2】ひとつの配線経路の第一経路に到る第二経
    路が他の配線経路の第二経路に重なるときには、このひ
    とつの配線経路の第一経路を上記仮の境界線に平行な線
    分で分割された複数の第一経路で形成する経路分割形成
    手段を備えた請求項1記載の集積回路配線装置。
JP2112346A 1990-04-27 1990-04-27 集積回路配線装置 Expired - Lifetime JP2605924B2 (ja)

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DE19530951C2 (de) * 1995-08-23 1997-09-11 Bosch Gmbh Robert Verfahren zur Anordnung von Leiterbahnen auf der Oberfläche von Halbleiterbauelementen

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