JP2605691Y2 - 車載用電子機器のミュート回路 - Google Patents

車載用電子機器のミュート回路

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JP2605691Y2
JP2605691Y2 JP1991104773U JP10477391U JP2605691Y2 JP 2605691 Y2 JP2605691 Y2 JP 2605691Y2 JP 1991104773 U JP1991104773 U JP 1991104773U JP 10477391 U JP10477391 U JP 10477391U JP 2605691 Y2 JP2605691 Y2 JP 2605691Y2
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vehicle
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mute
electronic device
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康夫 島拔
秀明 勝田
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車載用電子機器の音声
出力信号のミュート回路に係り、特に、車両走行中の急
激な加減速度によってミュート動作させるのに好適な車
載用電子機器のミュート回路に関する。
【0002】
【従来技術】従来より、車載用電子機器の音声出力信号
のミュート回路は図3に示す電子機器のパネル図のアッ
テネータ((以下、単に ATTという)操作器によるもの
が多く提供されていた。
【0003】図において、20は電子機器のパネルであ
り、このパネル20の電子機器は、例えば車載用カーオー
ディオシステムのソース源となる機器であり、このパネ
ル20には多くの調節器等が装着されている。この装着さ
れた調節器の中に図のように ATT操作器21が、一般には
操作し易い場所に装着され、このカーオーディオシステ
ムの音声出力信号を ATT制御する場合に操作していた。
【0004】上記、 ATT操作器21を押圧操作すると、現
在聴取していた音声信号の音量レベルが予め決められた
低レベル出力に調節され、例えば車両の外部からの何ら
かの緊急情報等を聴き取ることができた。
【0005】即ち、前記 ATT操作器21は音声出力信号な
どを完全に遮断するミュート回路を構成したものでは無
いが、音声出力信号の音量を低減させる目的においては
同様の機能であった。また、別に上記 ATT操作器21が手
動型ミュート操作器であり、電子機器内部の音声出力回
路をミュート動作させるようにしても同じである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の車載用電子機器のミュート回路は車両走行中に外部緊
急情報を聴取するため自分の車両を急減速させながら、
又は何らかの原因で車両を急加速させながら、上記パネ
ル20の ATT操作器21を操作することは運転者が緊張状態
にある状況下では困難であり、操作することは不可能で
あった。
【0007】即ち、前記のように緊急で緊張状態での運
転では車載用カーオーディオシステムの音響出力を減衰
又はミュートすることができず、外部情報の音声信号を
聞き取ることができず不利な状況下になり、車両走行に
対しても危険な状態になることもあるという欠点があっ
た。
【0008】この考案は上記した点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは従来例の欠点を解消
し、車両の加減速度時の振動を検知する加速度センサ
(Gセンサ)を設け、このセンサ検知によって音響出力
信号を自動的にミュートすることができる車載用電子機
器のミュート回路を提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案の車載用電子機
器のミュート回路は車両内部に装着して車両使用時に任
意の情報や音楽を観視及び聴取することができる車載用
電子機器において、車両走行中の加減速度を検知するセ
ンサ部と、このセンサ部出力で制御されるミュート回路
部とを設け、車載用電子機器の音声出力信号をミュート
するよう構成したものである。
【0010】また、上記ミュート回路部にソフトミュー
ト回路を設けて構成しても良い。更に、上記センサ部筺
体と、上記ミュート回路部筺体とが別々な筺体構造にな
っていて、しかも車載用電子機器の筺体とも別筺体構造
に構成しても良い。
【0011】
【作用】この考案によれば、車両に装着したセンサ部に
よって車両走行中の加減速度を検知することができ、こ
のセンサ部は、例えばホール素子と組み合わせた扇形振
子センサのGセンサによって車両の急激な加速又は減速
及び横方向の加速度Gを検知し、このGセンサの出力信
号をカウントして加速度Gの強度を検出するカウンタ回
路とより構成されている。
【0012】このセンサ部によって予め決められた強度
の加速度Gを検出した検出信号出力が車載用電子機器の
音声出力回路に設けたミュート回路部を制御し、車両の
急激な加減速度時に音声出力信号をミュートすることが
でき、車両走行中の緊急状態で音響出力を無くして外部
緊急情報などを明確に聴取することができる。
【0013】また、上記ミュート回路部にソフトミュー
ト回路を設け、上記センサ部からのミュート動作を徐々
にソフトに動作させるようにしても良い。
【0014】更に、上記センサ部筺体と、上記ミュート
回路部筺体とを別々な筺体構造に構成し、しかも車載用
電子機器の本体筺体とも別筺体構造に構成することによ
り、上記、センサ部筺体及びミュート回路部筺体を小型
化することができ、どんな車両の任意の場所に容易に固
定して取り付けることができ、このセンサ部及びミュー
ト回路部とを RCAケーブル又は DINコードなどで簡単に
接続して構成することが可能である。
【0015】この様に、車両走行中の緊急状態で音声出
力信号を自動的にミュート動作するので、車両使用者は
外部緊急情報を明確に聴き取ることができ車両走行の危
険防止を図ることができる。
【0016】
【実施例】この考案に係る車載用電子機器のミュート回
路の実施例を図1及び図2に基づいて説明する。図1は
実施例を示したブロック図、図2は加速度Gセンサを示
した斜視図であり、図2(A) は扇形振子センサの斜視
図、図2(B) は釣鐘形の球状振子センサの斜視図であ
る。
【0017】図において、1は音声入力信号の入力端
子、2はミュート回路部であり、このミュート回路部2
は入力端子1に印加された音声信号をバッファ回路3と
抵抗器R1を介して出力端子8に供給する。4はミュート
回路部2のミュート用トランジスタQ1を制御するソフト
ミュート回路である。5はセンサ部であり、このセンサ
部5はGセンサ6とカウンタ回路7で構成されている。
【0018】この様に構成した車載用電子機器のミュー
ト回路はセンサ部5及びミュート回路部2を、例えば別
々な筺体構造で構成することにより小型に作ることがで
き車両の任意の場所に取り付けることができる。このセ
ンサ部5の取り付けは車両走行方向に対して車両の加減
速度や横方向の振動を検知するよう設置方向及び水平取
付位置出しを行うよう限定され、例えば車両シャーシ底
部に両面テープやマジックテープ、又はビス止めなどで
固定される。
【0019】一方、ミュート回路部2は車載用電子機器
の近傍に上記同様に取り付け、このミュート回路部2は
RCAケーブル(図示せず)又は DINコード(図示せず)
などで上記センサ部5と接続され、センサ部5からの出
力信号がミュート回路部2にに供給される。
【0020】上記、センサ部5のGセンサ6は図2(A)
で示したような扇形振子センサ10又は図2(B) の釣鐘形
の球状振子センサ14などが用いられる。扇形振子センサ
10は複数の検知用穴を図のように設け、この検知用穴に
相対してランプ11と受光素子であるホール素子12によっ
て扇形振子センサ10の振動による傾斜を検知し、このホ
ール素子12の出力パルスをカウンタ回路7でカウントす
ることにより車両の振動強度を検知することができる。
【0021】また、Gセンサ6が釣鐘形部材13と、この
釣鐘形部材13の中に設けた球状振子センサ14で構成し、
この釣鐘形部材13及び球状振子センサ14に設けた電極か
ら接続線路が接触検出器15に供給され、車両の振動によ
って球状振子センサ14が釣鐘形部材13に接触することを
検出して振動強度を検出することができる。
【0022】この様に、Gセンサ6は扇形振子センサ10
又は釣鐘形部材13の球状振子センサ14のどちらでも良
く、このGセンサ6によって緊急状態の時の車両が急激
な動作で加速又は減速することによる振動強度、及び何
らかの衝撃による横方向の振動強度を検出し、予め決め
られた振動強度に対してセンサ部5のセンサ出力がミュ
ート回路部2に供給される。
【0023】ミュート回路部2は音声入力信号線路のバ
ッファ回路3を介して抵抗器R1の出力側にミュートトラ
ンジスタQ1を接地間に設けたミュート回路を構成し、こ
のミュートトランジスタQ1のベースに上記センサ部5の
出力信号をソフトミュート回路4を介して供給し、前記
センサ部5が車両の振動強度を検知するとミュートトラ
ンジスタQ1をONにして音声信号出力を遮断することがで
きる。実際は抵抗器R1とミュートトランジスタQ1のON抵
抗による減衰動作を行うものである。
【0024】上記、ソフトミュート回路4はセンサ部5
の出力信号の立ち上り、又は立ち下り回路に時定数を設
けてソフトに、時間を掛けてゆるやかにミュートトラン
ジスタQ1のON/OFF 動作を行うようにしたものである。
【0025】この様に、予め決められた車両の急加減速
度などによる振動強度を検知して音声信号をミュートす
ることができるので、車両走行の緊急時、自動的に車両
内部で聴取していた任意の情報や音楽がミュートされて
外部緊急情報を的確に確認することができる。
【0026】以上、車載用電子機器の音声信号出力のミ
ュート動作について説明したが、この考案のミュート回
路にスイッチリレーなどを用いてエアコンをON/OFF動作
させるよう構成することにより、電力消費量の大きいエ
アコンの使用状態を車両走行に合わせて有効に制御する
ことも可能になる。
【0027】
【考案の効果】この考案に係る車載用電子機器のミュー
ト回路は前述のように、車両走行中の緊急状態に対して
車両の強加速又は急減速などによる振動を検知して自動
的に音声信号をミュートすることができるので、車両運
転者が急ブレーキ操作などの緊張状態下で従来例のよう
にミュート回路を操作して音声信号出力を減衰させる必
要が無く、確実に外部緊急情報などを聴き取ることがで
き、車両走行の危険を未然に防止することができるとい
う効果がある。
【0028】また、この考案のセンサ部及びミュート回
路部を別筺体構造に小型化して構成することにより、上
記センサ部を車両内に水平に固定するよう考慮しさえす
れば、どのような車両にも、また車両内部のどの位置に
でも容易に取り付けることができ、このセンサ部とミュ
ート回路部及び車載用電子機器とを RCAケーブル又はDI
N 接続コードで簡単に配線することができるという効果
もある。
【0029】しかも、構造が簡単であって、また、安価
に構成することができるため実施も容易であるなどの優
れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る車載用電子機器のミュート回路
の実施例を示したブロック図である。
【図2】この考案のGセンサを示した斜視図であり、図
2(A) は扇形振子センサの斜視図、図2(B) は釣鐘形の
球状振子センサを示した斜視図である。
【図3】従来例を示した車載用電子機器のパネル図であ
る。
【符号の説明】
1 音声信号の入力端子 2 ミュート回路部 3 ミュート回路部のバッファ回路 4 ソフトミュート回路 5 センサ部 6 Gセンサ 7 カウンタ回路 8 音声信号の出力端子 10 扇形振子センサ 11 センサ用ランプ 12 センサ用ホール素子 13 釣鐘形部材 14 球状振子センサ 15 球状振子センサの接触検出器 Q1 ミュートトランジスタ

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内部に装着して車両使用時に任意の
    情報や音楽を観視及び聴取することができる車載用電子
    機器において、 車両走行中の加減速度を検知するセンサ部と、このセン
    サ部出力で制御されるミュート回路部とを設け、車載用
    電子機器の音声出力信号をミュートするよう構成したこ
    とを特徴とする車載用電子機器のミュート回路。
  2. 【請求項2】 上記ミュート回路部にソフトミュート回
    路を設けて構成したことを特徴とする請求項1記載の車
    載用電子機器のミュート回路。
  3. 【請求項3】 上記センサ部筺体と、上記ミュート回路
    部筺体とが別々な筺体構造になっていて、しかも車載用
    電子機器の筺体とも別筺体構造に構成したことを特徴と
    する請求項1又は2記載の車載用電子機器のミュート回
    路。
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WO2007032388A1 (ja) * 2005-09-14 2007-03-22 Pioneer Corporation 音量制御装置、音量制御方法、音量制御プログラムおよびコンピュータに読み取り可能な記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6432534A (en) * 1987-07-28 1989-02-02 Mitsubishi Electric Corp On-vehicle audio equipment
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JP2506221Y2 (ja) * 1989-01-10 1996-08-07 株式会社ユニシアジェックス 車両制御装置

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