JPS6317722Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本願はカーステレオや無線機等の車載用電気機
器に関する。

［従来の技術およびその問題点］ 車載用電気機器は車内という限られた空間内に
収納するという条件から小形化が望まれている。

しかるに小形化を図るうえで、例えばカーステ
レオのカセツトレコーダではカセツトのカートリ
ツジを装填することからその限度があり、また、
他の機器も含めてメカ部やダイヤル、操作ボタン
等は操作性からやたらに小形化することはできな
い。

また、走行中にあつては切換えボタンやボリユ
ームなどの操作部は機器が運転者から離れている
ので操作しずらく、また運転の安全性も低下す
る。

更に走行中に運転者がクラクシヨンを鳴らした
ときに機器が動作中で音声が出力されている場合
には運転の安全性が損なわれる。

［問題点を解決するための手段］ そこで、本案は自動車に搭載されるカーステレ
オ、無線機等の車載用機器を主要な動作を行なう
主機器と、主機器の動作を制御する制御機器とに
分割し、制御機器を自動車のハンドルのアームに
装填すると共に、クラクシヨンの動作を検出して
前記制御機器に対して主機器の音声出力を遮断す
るようにその動作を制御するように構成したもの
である。

［考案の実施例］ カーステレオの主機器はカセツト装填部、モー
タキヤプスタンなどの回転部、機構部等を含み、
車のサイドに取り付けられている。制御部１は主
機器２の動作制御であるストツプ、ポーズ、プレ
イ、早送り、巻戻し、ボリユーム、バランス、ト
ーンコントロールなどの調整、切換えを行なう制
御回路、ボタン、ツマミが設けられており、ハン
ドル５のアーム５１に装填されている。

またクラクシヨン３を鳴らしたときは、これを
検出部４で検出し、制御部１のポーズ、ストツプ
あるいはボリユームに入力し、ポーズあるいはス
トツプ状態とするか、音量を下げるようにしてい
る。

主機器２と制御部１とは第２図に示すように両
者を結合させて一体とし、通常使用する状態とす
ることもできる。またカーステレオの他に車載用
無線機器のコントロール部（チヤンネル切換え、
バンド切換え、AFゲイン等）にも適用できる。

［考案の効果］ 以上の通り本願は、主機器を制御制御する制御
部をハンドルのアームに装填すると共に、クラク
シヨンを鳴らしたときに主機器の音声出力を遮断
するようにしたので、操作性、安全性が向上し、
また主機器は設置場所もその自由度が増し、車載
内の空間を有効に使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本願機器の実施例を示す図、第２図は
本願の他の使用状態を示す正面図、第３は本願の
構成を示すブロツク図である。 １……制御部、２……主機器、３……クラクシ
ヨン、４……検出部、５……ハンドル、５１……
ハンドルアーム。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 自動車に搭載されるカーステレオ、無線機等の
   車載用電気機器を主要な動作を行う主機器と、該
   主機器の動作を制御する制御機器とに分割し、前
   記制御機器を自動車のハンドルのアームに装填す
   るようにしたものにおいて、クラクシヨンと、該
   クラクシヨンの動作を検出しその検出出力を前記
   制御機器に出力する検出部とを備え、クラクシヨ
   ンの動作時に前記検出部からの検出出力により前
   記主機器の音声出力を遮断するように前記制御機
   器が制御されることを特徴とする車載用電気機
   器。