JP2605388Y2 - 歩行補助器 - Google Patents

歩行補助器

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JP2605388Y2
JP2605388Y2 JP1992076070U JP7607092U JP2605388Y2 JP 2605388 Y2 JP2605388 Y2 JP 2605388Y2 JP 1992076070 U JP1992076070 U JP 1992076070U JP 7607092 U JP7607092 U JP 7607092U JP 2605388 Y2 JP2605388 Y2 JP 2605388Y2
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resistance
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frame
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JP1992076070U
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JPH0638973U (ja
Inventor
猛 宮城
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象印ベビー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、下肢の不自由な身体障
害者や老齢者等の歩行補助に用いられる歩行補助器に関
する。
【0002】
【従来の技術】身体障害者等の歩行の補助を行うものと
して、従来より歩行補助器が用いられている。この歩行
補助器は、一般に、使用者の身体を支えるフレームと、
フレームの下部に回転自在に支持された車輪とを有して
いる。使用の際には、使用者がフレームに身体を支持さ
せた状態でフレームを前方へ押し出すことにより歩行を
行う。
【0003】このような歩行補助器において、車輪を制
動するための制御装置が付いたものが提案されている
(特開昭64−3656号)。前記制動装置は、車輪の
一部に圧接し得る圧接面を有する制動部と、ブレーキレ
バーと、制動部をブレーキレバーの操作に連動させる連
結部とから構成されている。制動時には、ブレーキレバ
ーの操作により圧接面を車輪に圧接させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の歩行補助器
では、制動時以外の通常走行時の移動抵抗は小さく設定
されており、スムーズに前進できるようになっている。
ところが、使用者によっては、歩行補助器がスムーズに
前進しすぎて、フレームに身体を支持させた状態で前方
に押し出した時に、歩行補助器に追随できない場合があ
る。
【0005】本考案の目的は、使用者に適するように移
動抵抗を調節し得るようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る歩行補助器
では、使用者の身体を支えるフレームと、リムを有し
レームの下部に回転自在に支持された車輪と、車輪のリ
ム内周面に圧接可能な圧接面を有する抵抗板と、抵抗板
の圧接面のリム内周面に対する圧接力を調整して車輪回
転時の抵抗を調整するための回転抵抗調節装置とを備え
ている。
【0007】
【作用】本考案に係る歩行補助器では、回転抵抗調節
を調節することにより、抵抗板の圧接面のリム内周面
に対する圧接力を調整でき、これにより車輪回転時の抵
抗を調整できる。これにより、使用者に適するように歩
行補助器の移動抵抗を調整し得る。
【0008】
【実施例】図1において、本考案の一実施例としての歩
行補助器1は、主に、上下に延びる左右の側枠2a,2
bを有する前側枠対2と、前記前側枠対2の後方に配置
された上下に延びる左右の側枠3a,3bを有する後側
枠対3と、これらの各側枠対を相互に接近・離反自在に
連結する連結機構11〜13と、連結機構11〜13を
展開状態でロックするロック機構15とから構成されて
いる。
【0009】前側枠対2は、回転自在な前車輪4を下端
に有している。前側枠対2の上部は、後方に概ね90°
屈曲しており、この屈曲部分にグリップ5が取り付けら
れている。グリップ5の下部には、ブレーキレバー10
が設けられている。また、前側枠対2の上部には、小物
入れ用のバッグ等を吊り下げるためのフック6が設けら
れている。フック6の取り付け部分には、歩行補助器1
を折り畳んだ状態において前側枠対2a,2bを相互に
固定するため、ストッパー7とそのストッパー7が係合
するピン8とが設けられている。
【0010】後側枠対3は、同様に回転自在な後車輪9
を下端に有している。後側枠対3の各側枠3a,3bの
上端部は、それぞれ対応する側枠2a,2bに回動自在
に連結されている。前記連結機構11〜13は、左右の
側枠2a,2bを相互に接近・離反自在に連結する連結
機構11と、各左側枠2a,3aを相互に接近・離反自
在に連結する連結機構12と、各右側枠2b,3bを相
互に接近・離反自在に連結する連結機構13とから構成
されている。
【0011】次に、ブレーキ機能、車輪ロック機能及び
回転抵抗調節機能を有する制動機構部14について説明
する。制動機構部14は、後車輪9を支持する側枠3
a,3bの下端部に1対設けられているが、両者は対称
の同一構造を有しているので、ここでは側枠3a側のみ
について詳細に説明する。図2〜図4において、側枠3
a(3b)の下部には、リベット42によって固定部材
40が固定されている。固定部材40の下部には、車輪
9を回転自在に支持する車輪41が水平方向に挿通され
て固定されている。固定部材40内においてリベット4
2と車両41との間には、スライド部材43が上下動自
在に収納されている。スライド部材43の上端には、側
枠3a内に収納されたワイヤ44の下端が固定されてい
る。また、リベット42とスライド部材43との間に
は、コイルばね4が圧縮状態で配置されている。この
コイルばね4により、スライド部材43は常時下方に
付勢されている。
【0012】スライド部材43には、車軸41と平行に
延びるロックピン45が取り付けられている。ロックピ
ン45は、固定部材40に設けられた上下方向に延びる
長孔46を通じて外部に突出しており、長孔46に沿っ
て上下に移動可能である。ロックピン45の車輪9側突
出部分にはブレーキシュー47が取り付けられている。
ブレーキシュー47は、車輪9のリム9aの内周面に対
向する位置に配置されており、ロックピン45が長孔4
6内を図2の上方に移動したとき、ブレーキシュー47
がリム9aに圧接し得る。
【0013】車輪9の中心のボス部分には、放射方向に
開口する複数のロック溝48aを有する係合部48が一
体に形成されている。前記ロックピン45は、図3に示
すように、係合部48の外周側に配置されており、ロッ
クピン45が車輪中心側に移動したときには、ロック溝
48a内にロックピン45が収納され得る。車輪9側に
おいて、固定部材40の上部には、回転抵抗調節装置5
0が配置されている。この回転抵抗調節装置50は、抵
抗板51と、抵抗板51を固定部材40に保持させるた
めのブラケット52と、抵抗板51を下方に付勢するた
めのコイルばね53と、ブラケット52を外方から覆う
ホルダ54と、ホルダの上方にヘッドが配置された調節
ねじ55とから主に構成されている。
【0014】抵抗板51は、下方に向かい開くV字状の
平板部材であり、その下端部に1対の圧接面56a,5
6bを図3及び図4に示すように有している。圧接面5
6a,56bは、抵抗板51の主体部分から直角方向に
屈曲しており、車輪9のリム9aの内周面に沿う形状と
なっている。抵抗板51の上端部中央には、調節ねじ5
5の下端部に連結するためのブラケット57が設けられ
ている。ブラケット57には、調節ねじ55の下端部が
上側から螺合している。
【0015】ブラケット52は、固定部材40に一体に
形成されたブラケット保持部40aに上方から係合して
おり、これによってブラケット52は固定部材40に保
持されている。ブラケット52の下端部にはブラケット
保持部40aから外方に突出するリベット58が固定さ
れており、リベット58の先端部には抵抗板51の中央
部に上下方向に延びる形状で設けられた長孔59が係合
している。これによって、抵抗板51はブラケット52
に対し上下方向に移動可能となっている。ブラケット5
2の上端部は直角方向に屈曲しており、その先端部に調
節ねじ55の中央部が貫通している。抵抗板51とブラ
ケット52との間において、調節ねじ55にはコイルば
ね53が嵌合しており、コイルばね53によって抵抗板
51は常時下方に付勢されている。
【0016】ワイヤ44は側枠53a内を上方に延びて
おり、図5に示すようにブレーキレバー10に取り付け
られている。ブレーキレバー10は、グリップ5の先端
部に設けられたセット機構61によって、実線で示すニ
ュートラル状態と、その上方のブレーキ状態(B)と、
その下方のロック状態(L)とを取り得るようになって
いる。
【0017】次に、上述の実施例の動作について説明す
る。ブレーキレバー10が図5に実線で示すニュートラ
ル状態にある場合には、ロックピン45は図2及び図3
に示すようにロック溝48aには係合しておらず、また
ブレーキシュー47はリム9aに接触していない。した
がって、このニュートラル状態において、使用者はグリ
ップ5を握りながら歩行補助器1を走行させ得る。すな
わち、この状態で使用者は歩行補助器1により補助を受
けながら歩行を行なえる。
【0018】歩行中において、制動が必要となった場合
には、ブレーキレバー10を握り、ブレーキ状態(B)
とする。この結果、ワイヤ44を介してブレーキシュー
47がリム9aに圧接し、その摩擦によって制動力が発
生する。歩行補助器1を放置しておく場合等において車
輪9をロックさせたいときには、セット機構61を用い
てブレーキレバー10をロック状態(L)にする。この
結果、コイルばね46によってロックピン45がロック
溝48aに係合し、車輪9の回転が禁止される。これに
より、車輪9のロックが行われる。
【0019】次に、車輪9の回転抵抗が小さ過ぎて歩行
補助器1がスムーズに走行し過ぎる場合には、調節ねじ
55を回して抵抗板51を上方に移動させる。この結
果、抵抗板51の圧接面56aが徐々にリム9aの内面
に接触し、その摩擦によって車輪9に回転抵抗が与えら
れる。付与される回転抵抗の調節は、調節ねじ55の回
転により微妙に調節可能である。一方、車輪9の回転抵
抗が高過ぎる場合には、調節ネジ55を回すことによっ
て、圧接面56a,56bのリム9aに対する圧接力を
徐々に解除する。これにより、車輪9の回転抵抗を低減
させ得る。
【0020】このように、前記実施例では調節ねじ55
を回すことにより、抵抗板51で車輪9の回転抵抗を調
節できる。これによって、歩行補助器1の移動抵抗を使
用者に適するように調節し得るようになる。歩行補助器
1を収納する際には、ロック機構15を解除することよ
り、図6に示すように歩行補助器1をコンパクトに折り
畳むことができる。
【0021】
【考案の効果】本考案に係る歩行補助器では、車輪のリ
ム内周面に対して回転時の抵抗を付与するので、容易に
大きな抵抗力(制動トルク)を得ることができ、しかも
その抵抗力を調整できるので、使用者に適した抵抗にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例としての歩行補助器の全体斜
視図。
【図2】その制動機構部の縦断面概略図。
【図3】図2のIII −III 断面図。
【図4】前記制動機構部の斜視部分図。
【図5】ブレーキレバーの取り付け部の側面図。
【図6】前記歩行補助器の半展開状態を示す図。
【符号の説明】
1 歩行補助器 3a 後側枠 9 車輪 50 回転抵抗調節装置 51 抵抗板 55 調節ねじ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用者の身体を支えるフレームと、リムを有し、 前記フレームの下部に回転自在に支持され
    た車輪と、 前記車輪のリム内周面に圧接可能な圧接面を有する抵抗
    板と、 前記抵抗板の圧接面の前記リム内周面に対する圧接力を
    調整して前記車輪回転時の抵抗を調整するための回転抵
    抗調節装置と、 を備えた歩行補助器。
JP1992076070U 1992-11-04 1992-11-04 歩行補助器 Expired - Lifetime JP2605388Y2 (ja)

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JP1992076070U JP2605388Y2 (ja) 1992-11-04 1992-11-04 歩行補助器

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JPH0638973U JPH0638973U (ja) 1994-05-24
JP2605388Y2 true JP2605388Y2 (ja) 2000-07-10

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ID=13594533

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