JPH0536059B2 - - Google Patents

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JPH0536059B2
JPH0536059B2 JP2094699A JP9469990A JPH0536059B2 JP H0536059 B2 JPH0536059 B2 JP H0536059B2 JP 2094699 A JP2094699 A JP 2094699A JP 9469990 A JP9469990 A JP 9469990A JP H0536059 B2 JPH0536059 B2 JP H0536059B2
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JP
Japan
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rod
grip
cane
forearm support
support rod
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP2094699A
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English (en)
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JPH03292956A (ja
Inventor
Toshiaki Myoshi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON MEDEITETSUKU JUGEN
Original Assignee
NIPPON MEDEITETSUKU JUGEN
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、歩行に障害を有する身体障害者が使
用するに適した杖に関するものである。
[従来の技術] 特に脳卒中等により四肢に障害のある歩行障害
者が補助用の杖を使用する場合、杖を単に手で握
るだけよりも杖を前腕に固定しておいた方が杖の
ぐらつきが少なく、歩行が容易かつ安全である。
このため、手で握るための握り杆と、前腕を沿
わせてこれを支持する前腕支持杆とを設けた身体
障害者用の杖が使用されている。なお、この種の
杖には、前腕支持杆に前腕を固定する前腕固定具
が取り付けられているのが一般的である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の杖は、主杆、握り杆
および前腕支持杆が互いに固定され、各杆の相互
角度が常に一定であつたため、平坦な地面を歩行
するときはよいが、階段を昇るときや椅子に腰掛
けるとき等に、肘が不自然に持ち上げられた状態
となりはなはだ都合が悪かつた。
これを解決するために、特公昭63−29548号に
提案されている如く、主杆(同公報中では「支
柱」)および握り杆(同じく「握り手」)に対して
前腕支持杆(同じく「前腕支持部」)を後方に倒
せるようにした杖も考えられているが、この杖
は、握り杆が主杆に固定されているため、椅子に
腰掛けたとき握り杆を握つたままでいると手首お
よび前腕部がねじれた状態となり苦痛を伴なうと
ともに、椅子から立ち上がるとき杖に充分な力を
入れられないという問題があつた。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明は次のよう
な構成とした。
すなわち、本発明にかかる身体障害者用の杖
は、手で握る握り杆と、前腕を支える前腕支持杆
と、下端を地面に当接させる主杆とを備え、前記
握り杆と前腕支持杆とは互いにほぼ直角に固定さ
れ、握り杆と前腕支持杆の接合部は、直立状態に
ある主杆に対し握り杆が前に突出し前腕支持杆が
上に突出する状態から握り杆が上に突出し前腕支
持杆が後に突出する状態までの範囲内で回動自在
に主杆の上端部に連結されていることを特徴とし
ている。
[作用] 主杆に対し握り杆と前腕支持杆とを一体的に回
動させるようになつているので、椅子に腰掛けた
場合等に前腕支持杆を後方に倒すと握り杆が立ち
上がつた状態となる。このため、腰掛け時に手首
や前腕がねじれない自然な姿勢を取ることができ
るとともに、握り杆と主杆とがほぼ同一線上に位
置するので、椅子から立ち上がる再に杖に力を入
れやすい。
また、握り杆を上限位置まで回動させたとき、
換言すると前腕支持杆を後方に倒したときに、前
腕支持杆と主杆とのなす角度が90度よりも若干小
さくなるようにしておけば、椅子等に腰掛けたと
き主杆の下端部が上端部よりも後方寄りに位置
し、主杆が若干前傾した状態で立上り動作を行な
うことができるので、立上り時に充分大きな力を
下向きに加えることができ、立上り動作を楽に行
なえる。
さらに、主杆と握り杆との角度固定用のピンを
凹部に嵌合したとき、該ピンが主杆および握り杆
の回動中心よりも深く凹部内に挿入されるように
しておけば、主杆と握り杆とのがたつきが生じ
ず、使用感のすぐれたものとなる。
また、握り杆の先端部から下方に突出する操作
レバーで前記ピンの進退操作を行なうようにすれ
ば、主杆と握り杆との固定およびその解除が容易
である。
[実施例] 以下、図面にあらわされた実施例について説明
する。
第1図乃至第5図は本発明にかかる杖の1例を
あらわすもので、この杖1は、枢着部2を中心と
して放射状に伸びる軽合金製のパイプでできた主
杆3、握り杆4および前腕支持杆5を備えてな
る。
枢着部2は、主杆3の上端部に固着されている
正面視凹状の第1枢着部材7に、握り杆4および
前腕支持杆5の共通の基部である第2枢着部材8
が嵌合している。握り杆4と前腕支持杆5は互い
に固着一体化されており、両者のなす角度θ1は直
角よりもやや大きくなつている。この角度θ1は93
〜100度程度が好ましく、97度程度とするのがよ
り好ましい。図示例の杖1は、各杆3,4,5に
固着したねじ部材3a,4a,5aによつて各杆
が第1および第2枢着部材7,8にそれぞれ螺着
されている。さらに、握り杆4側に開口する凹部
10を有する丸棒状の係合部材11が、第2枢着
部材8を水平に貫通する状態で第1枢着部材7の
両垂直部7a,7aに取り付けられ埋込みボルト
12,12で固定されている。第2枢着部材8に
は、握り杆4の中空部と第1枢着部材7の係合部
材貫通穴14を結ぶ通行15が設けられており、
この通孔15内に係合ピン16が挿通されてい
る。係合ピン16はねじ部材4aに固着された割
りブツシユ18に摺動自在に嵌合し、スプリング
19によつて枢着部側に付勢されている。
係合ピン16の頭部は前記凹部10に嵌合する
凸部20となつている。凹部10と凸部20が係
合した状態では、凸部20が係合部材11の中心
Oよりも深く凹部10内に挿入された状態とな
る。
係合ピン16の尾部には、握り杆4内に配した
ロツド22の一方の端部が螺着されている。ロツ
ド22の他方の端部はU状に屈曲するフツク部2
2aとなつており、握り杆4の先端下部に形成さ
れた溝状切欠部23に止めピン24で回動自在に
取り付けられたレバー26の上端部がこのフツク
部22aに係合連結されている。レバー26は常
時は握り杆4の先端下部から下向きに突出した状
態となつている。
前記レバー26が下向きになつているときは、
スプリング19の作用で係合ピンの凸部20が係
合部材の凹部10に挿入されているため、第1枢
着部材7と第2枢着部材8が一体化され、主杆2
に対して握り杆4および前腕支持杆5は回動不能
である。レバー26をA方向に引き寄せると、ロ
ツド22を介して係合ピン16がB方向に移動し
凸部20が凹部10から抜けるので、第1枢着部
材7と第2枢着部材8とが互いに回動可能とな
り、第3図において実線で示す歩行時状態と鎖線
で示す腰掛け時状態の範囲内で握り杆4および前
腕支持杆5が主杆3に対して回動可能となる。腰
掛け時状態においては主杆3と前腕支持杆5との
なす角度θ2が90度よりも小さい角度、好ましくは
85度前後になつている。
直立状態になる前腕支持杆5の上端部の前側に
前腕固定具30が取り付けられている。この前腕
固定具30は、プラスチツク等の弾性を有する材
料でできており、前腕が通る空間31を有し、前
方に開口部32が成形されている。また、主杆3
の下端部には滑止め用のキヤツプ33が取り付け
られているとともに、握り杆4にはグリツプ34
が被せられている。さらに、主杆3および前腕支
持杆5に長さ調節機構を設けておいてもよい。
歩行時には、杖1を第1図に示す歩行時状態に
し、前腕支持具30の空間31に前腕を上から通
し、手で握り杆4のグリツプ34を握る。前腕支
持杆5が前腕に固定されているため、杖がぐらつ
かず安全に歩行することができる。緊急の場合に
は、開口部33を押し開いて前腕を前腕支持具3
0から外せばよい。
椅子、ベンチ等に腰掛けるときは、レバー26
を引きながら前腕支持杆5を後方に倒し、第2図
に示す腰掛け時状態にする。レバー26は人指し
指で引つ掛けて容易に引き寄せることができる。
前腕支持杆5と握り杆4は一体であるので、握り
杆4は立ち上がつた状態となる。このため、腰掛
け時にも握り杆4を握つたままでいることがで
き、杖が不意に倒れたりずれたりすることがな
い。また、椅子から立ち上がる際に杖1に下向き
若干斜め後方向きの力を入れやすく、立上り動作
が楽である。特に、腰掛け時状態においては主杆
3と前腕支持杆5とのなす角度θ2を80度から90度
の間、好ましくは85度程度に設定しておくと、主
杆3の向きが力を入れる方向とほぼ同じになり、
より立上り動作が楽である。さらに、θ2が90度よ
りも小さいと、腰掛け時に主杆3の下端部が上端
部よりも後方に位置するようになり、前方通路の
障害にならない。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明にかか
る身体障害者用の杖は、主杆に対し握り杆と前腕
支持杆とが一体的に回動する構成とすることによ
り、腰掛け時に楽な姿勢をとることができるとと
もに、椅子から立ち上がるときや階段を登るとき
に杖に力を入れやすく、立上り動作や登行動作を
安全かつ容易に行なうことができるようになつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明にかかる杖の1実
施例の外観図で、第1図はその歩行時状態を、第
2図はその腰掛け時状態をそれぞれあらわしてい
る。第3図はその要部の断面図、第4図は第2枢
着部材と係合部材の取付状態を示す説明図、第5
図は前腕支持具の平面図である。 1……杖、2……枢着部、3……主杆、4……
握り杆、5……前腕支持杆、10……凹部、16
……係合ピン、20……凸部、26……操作レバ
ー、30……前腕固定具。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 手で握る握り杆と、前腕を支える前腕支持杆
    と、下端を地面に当接させる主杆とを備え、前記
    握り杆と前腕支持杆とは互いにほぼ直角に固定さ
    れ、握り杆と前腕支持杆の接合部は、直立状態に
    ある主杆に対し握り杆が前に突出し前腕支持杆が
    上に突出する状態から握り杆が上に突出し前腕支
    持杆が後に突出する状態までの範囲内で回動自在
    に主杆の上端部に連結されていることを特徴とす
    る身体障害者の用の杖。 2 前記握り杆と主杆とは、握り杆が前に突出し
    ている状態では一方の側に設けたピンが他方の側
    に設けた凹部に挿し込まれて両者が固定され、そ
    れ以外の状態では前記ピンが前記凹部から抜かれ
    て当該ピンによる固定が解除される範囲第1項記
    載の身体障害者用の杖。 3 前記握り杆と主杆とを固定するピンが両杆の
    回動中心よりも深く凹部内に挿し込まれるように
    設けられている範囲第1項又は第2項記載の身体
    障害者用の杖。 4 前記握り杆を上限位置まで回動させたとき、
    前記前腕支持杆と前記主杆とのなす角度が90度よ
    りも若干小さくなる特許請求の範囲第1項記載の
    身体障害者用の杖。 5 前記握り杆の先端部から下方に突出する操作
    レバーで前記ピンの進退操作を行なう特許請求の
    範囲第2項、第3項又は第4項に記載の身体障害
    者の杖。
JP2094699A 1990-04-09 1990-04-09 身体障害者用の杖 Granted JPH03292956A (ja)

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JP2094699A JPH03292956A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 身体障害者用の杖

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JP2094699A JPH03292956A (ja) 1990-04-09 1990-04-09 身体障害者用の杖

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JPH03292956A JPH03292956A (ja) 1991-12-24
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Families Citing this family (7)

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TWI686189B (zh) 2015-04-02 2020-03-01 美商行動設計股份有限公司 拐杖
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0149576A2 (fr) * 1984-01-17 1985-07-24 Commissariat A L'energie Atomique Béquille télescopique pour paraplégiques

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EP0149576A2 (fr) * 1984-01-17 1985-07-24 Commissariat A L'energie Atomique Béquille télescopique pour paraplégiques

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