JP2605341Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP2605341Y2
JP2605341Y2 JP1993069595U JP6959593U JP2605341Y2 JP 2605341 Y2 JP2605341 Y2 JP 2605341Y2 JP 1993069595 U JP1993069595 U JP 1993069595U JP 6959593 U JP6959593 U JP 6959593U JP 2605341 Y2 JP2605341 Y2 JP 2605341Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、外筒体と内筒体とをC
型リングを用いて接続する管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外筒体と内筒体を接続する管継手
としては、図7、図8に示すように外筒体1内に内筒体
2を嵌合し、外筒体1の外周の軸線方向とは直角方向の
上下一対の切込溝3にコ字形施錠具4を嵌め込むと共に
内筒体2の外周の環状溝5に係合して、外筒体1と内筒
体2とを接続するものがある(先行技術文献として
平2−37355号公報がある)。
【0003】ところで、上記のコ字形施錠具4は、その
両側辺中間に設けた段部の弾発力で内筒体2を外筒体1
内で押圧して密封状態を維持させているが、前記弾発力
が喪失すると、密封状態の低下を招く恐れが生じる。ま
た、その構造上外筒体1と内筒体2とは周方向で位置決
めされていない為、外力が加わるとスラスト荷重を受け
且つ回転運動を起こし、外筒体1と内筒体2の間に配置
されている密封部材6,7に不均一な力が加わり、こす
れや歪が生じて形状が変化するようになる。その結果、
シール性能が低下し、且つ配管系をねじることになり、
例えば近傍に接続されているバルブの向きなどに変化を
及ぼす問題点があった。さらに配管に振動が加わり続け
た時などに管継手のコ字形施錠具4に緩みが生じ、密封
状態を維持できない状態に陥いる恐れがあった。また、
接続方法が外筒体1内に内筒体2を差し込み、任意の位
置にて外部からコ字形施錠具4を嵌め込む構造の為、同
一線上に合わない場合、コ字形施錠具4を差し込む作業
が厄介になり、且つ確認しにくい。
【0004】 また、外筒体と内筒体とをストップリング
を用いて接続する従来の管継手として、実願昭63−5
3128号(実開平1−156390号)のマイクロフ
ィルムに記載の管継手がある。この管継手は、内筒体で
ある雄体を外筒体である雌体に嵌入してそれぞれに対向
して設けられた凹部の一方側に結合部材と他方側にOリ
ングとを装着して結合するとともにシールした管継手に
おいて、前記結合部材を弾性体のストップリングで形成
し、該ストップリングの縮径、拡径又は復元により前記
雄体と雌体とを結合又は離脱し、前記ストップリングの
操作用の切欠部又は長穴部を前記雌体に設けたものであ
り、またストップリングの外周に雌体の外周より突出す
る突起を設けたものにあっては、ストップリングの縮径
を防止するキャップを前記突起に取付けたものである。
【0005】 ところで、この管継手では、ストップリン
グの操作用の切欠部又は長穴部を雌体に設け、また雌体
外に突出する突起を有するストップリングにあってはキ
ャップを取付けるとあって、構造複雑で取扱いが厄介と
なっている。また、Oリングを雌体の内周面に設けた環
状溝に装着しているため、雄体を雌体に挿入すると、O
リングは外周縁が雌体の環状溝の底に密着し、内周縁が
雄体の外面に密着し、2面で雌体と雄体の間をシールす
ることになるが、これでは外力が加わった際O リングに
不均一な力が加わり、シール性能の低下を来たすことに
なる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】そこで本考案は、外筒
体と内筒体の接続を容易且つ確実に行うことができると
共にシール性能と接続強度を向上でき、しかも周方向の
回り止めと位置決めを簡単、確実に行うことができるよ
うにした管継手を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案の管継手は、外筒体と内筒体とをC型リングに
より接続する管継手であって、外筒体の内側に、受け口
と中間拡径部とテーパ付内周面の開口部とを形成し、前
記受け口の奥端及び中間拡径部の奥端に夫々密封部材を
装着し、中間拡径部の途中の内周面に環状凹部を設け、
開口部のテーパ付内周面の周方向に一定間隔に複数のキ
ー溝を設け、内筒体の外側に、前記外筒体の受け口に差
し込む挿入部と拡径部とを形成し、拡径部の外周面の基
端周方向に前記キー溝の半数のキーを一定間隔に突設
し、拡径部の途中の外周面に環状凹溝を設けてC型リン
グを装着し、前記外筒体の受け口に前記内筒体の挿入部
を差し込んで、外筒体の環状凹部にC型リングを嵌合す
ると共に、外筒体の開口部のキー溝に内筒体のキーを周
方向で位置合わせして係合させ、同時に外筒体の受け口
の奥端及び中間拡径部の奥端の密封部材を軸線方向に押
圧して、外筒体と内筒体の間を二段にシールすることを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記構造の本考案の管継手は、外筒体開口部の
テーパ付内周面の周方向に複数個設けられたキー溝に、
内筒体の拡径部外周面の基端周方向のキーを或る特定の
角度で挿入係合するように外筒体内に内筒体を差し込ん
でいくと、内筒体の拡径部外周面の環状凹溝に装着され
たC型リングは、外筒体開口部のテーパ付内周面により
次第に縮径されていき、外筒体の中間拡径部内周面の環
凹部の手前までくると、外筒体の受け口の奥端及び中
拡径部の奥端に装着された密封部材が夫々内筒体の
入部先端及び拡径部先端に押圧されて外筒体と内筒体の
間が二段にシールされ、C型リングが外筒体の中間拡径
内周面の環状凹部にさしかかると、復元力により元の
寸法まで広がり嵌合される。かくして外筒体と内筒体と
高いシールを確保の上容易且つ確実、強固に接続固定
されると共に、キーとキー溝とにより周方向の位置決め
がなれると共に回り止めされる。従って、外力が加わっ
てもスラスト荷重を受けず、回転運動は起さず、密封部
材に不均一な力が加わることがないので、シール性能の
低下はなく、配管系をねじることもない。また振動が加
わり続けてもC型リングや密封部材が外れることがない
ので、密封接続状態を維持できる。
【0009】
【実施例】本考案の管継手の一実施例を図によって説明
すると、図1、図2は外筒体10を示すもので、後端に
導管を連結するための小径の短管11が溶接され、外筒
体10の内側に、後述する内筒体の挿入部を差し込む
け口12と中間拡径部12aと入口が拡がるテーパ付内
周面16の開口部が形成されている。前記受け口12の
奥端及び中間拡径部12aの奥端に夫々密封部材13,
14が装着されており、中間拡径部12aの途中の内周
面には環状凹部15が設けられ、開口部のテーパ付内周
面16の周方向に一定間隔に8個のキー溝17が設けら
れている。18は外筒体10の外周面より環状凹部15
に連通して設けた2個の押棒穴である。
【0010】 図3、図4は内筒体20を示すもので、後
端に流路管21が溶接され、内筒体20の外側に、前記
外筒体10の受け口12に差し込む挿入部22と拡径部
23が形成されている。拡径部23の外周面の基端周方
向に前記キー溝17に係合するキー26が一定間隔に4
個突設され、拡径部23の途中の外周面に環状凹溝24
が設けられてC型リング25が装着されている。
【0011】 上記構造の外筒体10、内筒体20よりな
る実施例の管継手の接続について説明する。先ず図1,
2に示した外筒体10の開口部のテーパ付内周面16の
周方向に設けられた8個のキー溝17の内の4個に、図
3,4に示した内筒体20の拡径部23の外周面基端周
方向の4個のキー26を或る特定の角度で挿入係合する
ように位置合わせの上、外筒体10の受け口12の中に
内筒体20の挿入部22を差し込んでいくと、内筒体2
0の拡径部23の外周面の環状凹溝24に装着されたC
型リング25は、外筒体10の開口部のテーパ付内周面
16により次第に縮径されていき、外筒体10内の内周
面中間拡径部12aの環状凹溝15の手前までくると、
外筒体10の受け口12の奥端と中間拡径部12aの奥
に装着された密封部材13,14が内筒体20の挿入
部22の先端及び拡径部23の先端面に押圧されて変形
する。即ち、密封部材13は円形断面が長円形断面に変
形し、両側面が外筒体10の受け口12の奥端面と内筒
体20の挿入部22の先端面に密着し、外周縁が受け口
12の奥端部内周面に密着して、3面で外筒体10と内
筒体20との間をシールすることになり、また密封部材
14は円形断面が略矩形断面に変形し、両側面が外筒体
10内の中間拡径部12aの奥端面と内筒体20の拡径
部23の先端面に密着し、外周縁が外筒体10内の中間
拡径部12aの内周面に密着し、内周縁が内筒体20の
挿入部22の外周面に密着して、4面で外筒体10と内
筒体20との間をシールすることになり、夫々の密封部
材13,14は十分なシール機能を発揮し、しかも二段
シールであるので、管継手のシール性能が抜群にすぐれ
たものとなる。そして、前記C型リング25が外筒体1
0の中間拡径部12aの途中の内周面の環状凹部15に
さしかかると、復元力により元の寸法まで広がり嵌合さ
れる。
【0012】 かくして外筒体10と内筒体20とが図
5、図6に示すように高いシールを確保の上容易且つ確
強固に接続固定されると共に、キー26とキー溝17
とにより周方向の位置決めがなされ且つ回り止めされ
る。従って、外力が加わっても回転運動は起さず、密封
部材13,14に不均一な力が加わることがないので、
シール性能の低下はなく、外筒体10、内筒体20に接
続される配管系をねじることもない。また振動が加わり
続けてもC型リング25や密封部材13,14が外れる
ことがないので、密封接続状態を維持できる。
【0013】尚、C型リング25が正確に外筒体10の
中間拡径部12aの内周面の環状凹溝15に嵌合されて
いるかどうかは、外筒体10の外周面より環状凹部15
に連通して設けた押棒穴18から視認することにより、
容易に確認できる。然して上記のように外筒体10と内
筒体20とを接続した管継手を分離するには、外筒体1
0の外周面の2個の押棒穴18より先端U字形の押棒を
押し込んで環状凹部15に嵌合されたC型リング25を
縮ませ、環状凹部15から外した状態で、外筒体10と
内筒体20を相互に引っ張ることにより分離される。
【0014】
【考案の効果】以上の通り本考案の管継手は、外筒体と
内筒体とのシールを高く確保の上容易且つ確実に接続固
定できると共に、周方向の位置決め及び回り止めも簡単
且つ確実にできるので、外力が加わってもスラスト荷重
を受けず、回転運動は起さず、密封部材に不均一な力が
加わることがなくてシール性能の低下はなく、配管系を
ねじることもない。また、振動が加わり続けてもC型リ
ングや密封部材が外れることがないので、密封接続状態
を維持できる。また、上記のように外筒体と内筒体とを
容易に接続できると共に、周方向の位置決めも簡単にで
きるので、現場での配管接続に於いて、例えばロボット
のようなアクチュエータ等により管継手の自動接続が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の管継手に於ける外筒体の縦断面図であ
る。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】本考案の管継手に於ける内筒体の縦断面図であ
る。
【図4】図3のB−B矢視図である。
【図5】図1の外筒体と図3の内筒体とを接続した状態
を示す本考案の管継手の縦断面図である。
【図6】図5のC−C線断面矢視図である。
【図7】従来の管継手の縦断面図である。
【図8】図7のD−D線断面矢視図である。
【符号の説明】
10 外筒体12 受け口 12a 中間拡径部 13,14 密封部材 15 環状凹部 16 テーパ付内周面 17 キー溝 20 内筒体 23 拡径部 24 環状凹溝 25 C型リング 26 キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−136588(JP,A) 実開 平3−68695(JP,U) 実開 平1−156390(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 37/14

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒体と内筒体とをC型リングにより接
    続する管継手であって、外筒体の内側に、受け口と中間
    拡径部とテーパ付内周面の開口部とを形成し、前記受け
    口の奥端及び中間拡径部の奥端に夫々密封部材を装着
    し、中間拡径部の途中の内周面に環状凹部を設け、開口
    部のテーパ付内周面の周方向に一定間隔に複数のキー溝
    を設け、内筒体の外側に、前記外筒体の受け口に差し込
    む挿入部と拡径部とを形成し、拡径部の外周面の基端周
    方向に前記キー溝の半数のキーを一定間隔に突設し、拡
    径部の途中の外周面に環状凹溝を設けてC型リングを装
    着し、前記外筒体の受け口に前記内筒体の挿入部を差し
    込んで、外筒体の環状凹部にC型リングを嵌合すると共
    に、外筒体の開口部のキー溝に内筒体のキーを周方向で
    位置合わせして係合させ、同時に外筒体の受け口の奥端
    及び中間拡径部の奥端の密封部材を軸線方向に押圧し
    て、外筒体と内筒体の間を二段にシールすることを特徴
    とする管継手。
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