JP2605113B2 - 組み立てトラスの製造方法およびその装置 - Google Patents

組み立てトラスの製造方法およびその装置

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JP2605113B2 JP15310288A JP15310288A JP2605113B2 JP 2605113 B2 JP2605113 B2 JP 2605113B2 JP 15310288 A JP15310288 A JP 15310288A JP 15310288 A JP15310288 A JP 15310288A JP 2605113 B2 JP2605113 B2 JP 2605113B2
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【発明の詳細な説明】 {産業上の利用分野} 本発明は、プレキャストコンクリート板などの補強に
用いる鉄筋としての組み立てトラスの製造方法及び前記
組立トラスを製造する組み立てトラス製造装置に関す
る。
{従来の技術} プレキャストコンクリート板などの補強に用いるトラ
スとして、3本の縦筋を平行状にかつ三角形状に配置し
て、V字形状に折曲した横筋を間隔をおいて前記3本の
縦筋に溶接で固着したものが知られている。この従来の
トラスは、前記3本の縦筋を間隔をおいて平行状にかつ
同一平面に並べて、この3本の縦筋に交差させて直線状
の横線を間隔をおいて配置し、かつ各縦筋と横筋の各交
点を溶接で結合する。そして、中央に位置した縦筋両側
に突出した複数本の各横線を同時にV文字に折曲して、
前記トラスを製造している。
{発明が解決しようとする課題} 前記のように、従来のトラスは、同一平面に並べた3
本の縦筋に対して所要数の直線状の横筋をまず溶接す
る。したがって、縦筋と横筋との各交点の溶接は容易に
かつ能率よく行うことが可能である。しかし、前記縦筋
に溶接した所要数の横筋を同時にV字形状に折曲するか
ら、各横筋の折曲に大きな力が必要であるから、各横筋
を折曲するために大型の装置が必要になり、そのコスト
が高くなる課題がある。
また、縦筋に対する横筋の溶接部はかなり多数箇所に
なり、その各溶接状態にはややばらつきが生じるととも
に、各横筋をV字形状に折曲するときには、その横筋及
び溶接部に対してかなり大きな外力が作用する。したが
って、各横筋の折曲時に溶接が不十分な横筋が縦筋から
分離するなどのおそれがある。
本発明は、上記のような課題を解決するものであっ
て、横筋の折曲を容易に行うことが可能であるととも
に、この横筋の折曲時に溶接部が分離するなどのおそれ
がない組み立てトラスの製造方法およびその装置をうる
ことを目的とする。
{課題を解決するための手段} 本発明の組み立てトラスの製造方法は、平行状にかつ
三角形状に配置した3本の縦線を同時に間欠的に移送し
て、所要長さに切断した直線状の横線の1本ずつの前記
3本の縦線の内の1本の縦線に交差させかつ重ねて間欠
的に供給して、その横線の長さ方向のほぼ中央部を前記
重なった縦線に溶接固着し、中央部を縦線に溶接した前
記横線の溶接部の両側部分を、1本ずつ他の2本の縦線
側に折曲して各縦線に交差させて重ね、その各交点を溶
接することを特徴とする。
本発明の組み立てトラスの製造装置は、平行状にかつ
三角形状に配置した3本の縦線を各別に挾持して同時に
間欠的に移送する間欠移送装置と、直線状の1本の横線
を挾持し間欠的に移送して、前記縦線の内の1本に交差
させ重ねて供給する横線挾持移送装置と、前記供給され
た1本の横線を重なった1本の縦線に溶接する第1溶接
機と、縦線に溶接された前記1本の横線を、縦線の径方
向両側の突出長さをほぼ同じにして切断する横線カッタ
ーと、前記縦線に溶接されて、その両側に突出した1本
の横線の両側部分を他の2本の縦線側に折曲し、かつそ
の横線の両端部を前記他の2本の縦線にほぼ当接させる
横線折曲装置と、前記折曲された横線の各端部をほぼ当
接した各縦線に溶接する第2溶接機からなことを特徴と
する。
{作用} 本発明の組み立てトラスの製造方法は、間欠的に搬送
する3本の縦線の内の1本に交差させて横線の1本ずつ
を重ねて、その1本の横線を縦線に溶接で固着し、かつ
その1本ずつの横線における縦線の両側部分を折曲して
他の2本の縦線に重ねることを反復する。前記1本ずつ
折曲した横線の各端部を縦線に溶接で固着する。したが
って、前記横線の折曲を比較的小さな力で無理なく容易
に行うことが可能であるとともに、横線の両側部分を所
要の角度に精度よく折曲することが可能であり、かつ横
線の折曲時にその溶接部が分離することを防ぐことがで
きる。そして、各横線を精度よく折曲して縦線に重ねて
いるから、横線の各端と縦線との溶接も強固に行うこと
が可能である。
本発明の組み立てトラスの製造装置は、平行状にかつ
三角形状に配置した3本の縦線を各別に間欠移送装置で
挾持して間欠的に移送して、直線状の1本の横線を横線
挾持移送装置で挾持して、前記間欠移送されて停止した
前記3本の縦線の内の1本に対して間欠的に供給し交差
させて重ねるこの横線を縦線に第1溶接機で溶接し、か
つこの横線を所要の長さに横線カッターで切断して、縦
線の径方向の両側に横線をほぼ同じ長さにして突出させ
る。次に、前記縦線の両側で横線を横線折曲装置で折曲
して、その横線の両端部を他の2本の縦線の各側面にほ
ぼ当接させてから、この横線の各端部を縦線に第2溶接
機で溶接することを反復して所要の長さのトラスを製造
する。
前記のように、間欠移送している3本の縦線に対して
1本ずつの横線を溶接することを反復するから、所要の
長さのトラスを連続的に製造することができ、かつ各横
線を3本の縦線のそれぞれに対して強固に固着すること
が可能である。
{実施例} 本発明の組み立てトラスの製造装置の実施例を図面に
ついて説明する。図において、1はコイル状に巻かれた
金属線を巻き戻すデコイラーで、これは3台設けられて
いる。2a,2b,2cは3台のデコイラー1のそれぞれにセッ
ティングされた金属線コイルのそれぞれから巻き戻され
た縦線、3は縦線2a,2b,2cのそれぞれを案内するために
配置された3個の案内ローラで、上位に配置された1個
の案内ローラ3の下側に間隔をおいて2個の案内ローラ
3,3が三角形状に配置されている。
4は各案内ローラの下流側に配置された台座で、その
上にコイル状であった縦線2a,2b,2cのそれぞれを挾持し
て、その曲がりを取って直線に矯正する矯正機5が配置
されている。前記矯正機5は、複数のローラを、その径
方向に間隔をおいて縦線2a,2b,2cのそれぞれの進行方向
に並べたローラ列の2列を、縦線2a,2b,2cの径方向で水
平方向に配置した水平方向矯正ローラ5aと、垂直方向に
配置した垂直方向矯正ローラ5bとで構成されている。
6は矯正機5よりも、その縦線2a,2b,2cを移送する方
向側で台座4に配置された縦線の間欠移送装置である。
7,7は間隔をおいて台座4上に平行状に固着立設された
支持板で、この支持板7,7に案内軸8,8を架設状に固着
し、かつ案内軸8,8のそれぞれに移動材9,9をスライド可
能に装着して、移動材9,9に架設状に移送板10が固着さ
れている。そして、三角形状に配置された3個の案内ロ
ーラ3で案内された縦線2a,2b,2cのそれぞれを挾持し
て、定寸法ずつ間欠的に移送する縦線挾持移送装置18の
3台が、移送板10に、それを貫通して装着している。
前記縦線挾持移送装置18は、第7図に示したように構
成されている。すなわち、移送板10を貫通した支持パイ
プ12を、その端部外周に設けたねじ12aにかみ合わせた
ナット14で移送板10に固定する。この支持パイプ12の前
記縦線2a,2b,2cを移送する方向側の端部の内周に、端部
側を大径にしたテーパ部13が形成されている。そして、
縦線2がスライド可能に挿通される送りパイプ11が前記
支持パイプ12にスライド可能に挿通され、かつ前記テー
パ部13と重ねて送りパイプ11に周方向に間隔をおいて設
けた3個の孔のそれぞれに鋼球15がはめ込まれている。
各鋼球15は、送りパイプ11の内外各周面からやや突出
して、テーパ部13及び送りパイプ11に挿通された縦線2
の周面に接する直径を有している。16は縦線2a,2b,2cの
移送方向と逆方向に送りパイプ11を付勢する付勢ばね
で、これは支軸パイプ12の端部と送りパイプ11の端部の
ねじ11aにかみ合わせた支持ナット17で支持して、前記
縦線挾持移送装置18が構成されている。前記鋼球15はセ
ラミックボールに代えることも可能である。
縦線挾持移送装置18は、移送板10が縦線2a,2b,2cの移
送方向に移動して、同方向に支持パイプ12を移動させる
と、各鋼球15がテーパ部13と縦線2のそれぞれに圧接し
て、支持パイプ12に送りパイプ11と縦線2を固定するか
ら、移送板10と共に送りパイプ11が移動して、挿通され
た縦線2を定寸法移送する。移送板10が後退するとき
は、支持パイプ12のテーパ部13が各鋼球15と共に縦線2
を解放し、かつ付勢ばね16を圧縮するから、付勢ばね16
の反発弾性で送りパイプ11のみが後退し、縦線2は、後
述の後退防止装置で支持されて後退することなく、その
位置を維持することを反復して縦線2を定寸法ずつ間欠
的に移送する。
19は縦線2a,2b,2cのそれぞれに対して、それらの移送
方向と逆側の支持板7に固着された前記3台の後退防止
装置で、この各後退防止装置19が縦線2a,2b,2cの後退を
防止する。この後退防止装置19は図7に示したように、
前記縦線挾持移送装置18とすべて同じ構成であるから、
その詳細な構成の説明を省略する。
前記のように、支持板7,7に縦線挾持移送装置18と後
退防止装置19を装着して、前記間欠移送装置6が構成さ
れている。
間欠移送装置6による縦線2a,2b,2cの間欠移送を第7
図について説明すると、前記のように、縦線挾持移送装
置18が鋼球15で縦線2を挾持して移送するときは、後退
防止装置19の鋼球15は、縦線2の移送に伴って支持パイ
プ12のテーパ部13の大径側にやや移動して縦線2を解放
するから、縦線2はスムーズに進行する。そして、縦線
挾持移送装置18が後退するときは、固定された後退防止
装置19の鋼球15が縦線2でやや移動させられて、支持パ
イプ12のテーパ部13の小径側に圧接して縦線2をロック
するから、縦線2が後退することなく縦線挾持移送装置
18のみが後退する。すなわち、前記各縦線挾持移送装置
18と後退防止装置19とが縦線2a,2b,2cのそれぞれを後退
させることなく、定寸法ずつ間欠的に移送することを反
復する。
20は縦線2aに交差させて横線21を供給する横線供給装
置(第3図参照)である。すなわち、支持台26にスライ
ド可能に装着された、前記縦線挾持移送装置18の往復動
装置と同様に構成された往復動装置27及び支持台26に立
設された取付材28のそれぞれに、前記縦線挾持移送装置
18と後退防止装置19とすべて同じに構成された横線挾持
移送装置25と後退防止装置29とを装着して、前記横線供
給装置20が構成されている。
22はデコイラーで、これにセッティングされた金属線
コイルから巻き戻した横線21を、ガイドローラ23を経て
回転胴式矯正機24に導き、回転胴式矯正機24で直線に矯
正した横線21を、前記後退防止装置29と横線挾持移送装
置25に、この順序で供給する。前記のように供給された
横線21を横線挾持移送装置25と後退防止装置29とが定寸
法ずつ移送して、前記縦線2aの上側に重ねる状態にして
交差方向に供給する。
30aは支持台26に固定された横線切断用カッターを構
成する固定刃で、この固定刃30aに接して油圧シリンダ3
1で往復動させる可動刃30が配置されて、前記縦線2a上
に重ねて供給された縦線2aを固定刃30aと可動刃30とで
定寸法に切断するように構成されている。
32は前記縦線32aと横線21とを溶接する第1溶接機
(第3図参照)で、これは縦線2a,2b,2cが通過可能に門
形に形成された機体35の上位部に装着されたシリンダ36
のピストンロッド37に上部電極33を取付け、かつ機体35
の下位部に、縦線2aが載置される下部電極34を固定配置
して構成されている。
すなわち、前記下部電極34に載置されて停止した縦線
2aの上側に重ね、かつ縦線2aから定寸法を突出させて横
線挾持移送装置25が横線21を供給すると、上部電極33が
下降して、縦線2aと横線21の交点部を上部電極33と下部
電極34で挾持して溶接する。すると、可動刃30が移動し
て前記溶接された横線21を定寸法に切断する この実施例は、1本の横線21を供給するように構成さ
れている。しかし、複数本の横線を供給するように、前
記横線供給装置20やデコイラー22その他を複数台ずつ配
置し、その横線の本数に対応して第1溶接機32を複数台
配置することも可能である。
38は縦線2aに溶接されて、その両側に突出した横線21
の各部を折曲する横線折曲装置(第4図参照)である。
39は台座4に上側に立設して横線折曲装置38を構成する
門形のフレームで、縦線2aの径方向の両側に位置させ
て、フレーム39の上端部に油圧シリンダ40,40が垂下状
に、かつ縦線2aの径方向にスイング可能に軸着されてい
る。42,42は縦線2b,2cよりも上側においてフレーム39の
両側部に各基部が上下方向にスイング可能に軸着された
一対のレバーで、その長さ方向の各中間部に前記油圧シ
リンダ40,40のピストンロッド41,41が軸着され、レバー
42,42の各先端部に縦線2aに溶接された横線21に周面が
接する曲げローラ43,43が取付けられている。
44は前記レバー42,42間に位置させて台座4に設けら
れた金属からなる支承台で、これは上端に縦線2aが載置
可能な高さに形成されて、その上側部のレバー42,42と
相対する各面を斜面にして、上部が三角形状に構成さ
れ、かつ支承台44の下部両側に縦線2b,2cのそれぞれが
載置される水平部が形成されている。
前記横線折曲装置38は、そのレバー42,42が、常時は
曲げローラ43,43を破線で示したように、縦線2aよりも
上側に位置している。そして、前記縦線2aに溶接された
横線21が曲げローラ43,43の下側に位置して停止する
と、油圧シリンダ40,40がレバー42,42を下降させる。す
ると、その曲げローラ43,43が横線21の両側部を下方に
折曲し、その横線21を支承台44の両側の斜面に沿わせて
逆V字形状にし、かつ横線21の各端部を縦線2b,2cの各
側面にほぼ当接させる。次に、油圧シリンダ40,40がレ
バー42,42を上昇させる。
45は前記折曲された横線21の各端部と縦線2b,2cとを
溶接する第2溶接機(第5図参照)で、これは縦線2b,2
cの各側部に位置させて台座4に相対して立設されたブ
ラケット46,46にシリンダ47,47が装着されて、その各ピ
ストンロッド48,48に可動電極49,49が取付けられ、かつ
台座4に設けた受台50の両側に、縦線2b,2cが重なる電
極51,51を取付けて構成されている。すなわち、折曲さ
れた横線21が電極51,51の位置に停止すると、可動電極4
9,49の進行で、可動電極49,49と電極51,51間に縦線2b,2
cと横線21の各端部を挾持して、それらを互いに溶接す
る。
52は折曲した横線21を縦線2a,2b,2cに溶接して構成し
たトラス53における縦線2a,2b,2cを切断する縦線カッタ
ー(第6図参照))である。54はカッター52を構成する
門形状の支持枠で、その上部両側に油圧シリンダ55,55
を相対し取付けて、その各ピストンロッドに装着した刃
57,57で縦線2aを挾持して切断可能し、かつ支持枠54の
下部両側に相対して油圧シリンダ56,56を装着して、そ
の各ピストンロッドに刃58,58を取付け、かつ縦線2b,2c
間に位置させて台座4に受盤59が固定配置されて、受盤
59の両側に位置した縦線2b,2cを刃58,58で切断するよう
に構成されている。
60は前記トラス53が載置されるトラス移送ローラで、
このトラス移送ローラ60でトラス53が所定の長さ移送さ
れると、前記油圧シリンダ55,56のそれぞれが作動して
縦線2a,2b,2cをほぼ同時に切断する。61は間欠移送装置
6と第2溶接機45の間に、縦線2a,2b,2cのそれぞれを支
承可能に配置された支承ローラである。
前記のように構成された組み立てトラスの製造装置に
よるトラスの製造は、間欠移送装置6における移動材9,
9の往動で三角形状に配置された3台の縦線挾持移送装
置18を進行させて、その各鋼球15で挾持した縦線2a,2b,
2cのそれぞれを定寸法ずつ移送する。次に、移動材9,9
の復動で各縦線挾持移送装置18を後退させる。このとき
各縦線挾持移送装置18の各鋼球15は縦線2a,2b,2cを解放
し、逆に、各後退防止装置19の各鋼球15は縦線2a,2b,2c
を挾持しているから、縦線2a,2b,2cは停止状態を維持す
る。前記のようにして、間欠移送装置6が縦線2a,2b,2c
のそれぞれを定寸法ずつ間欠的に移送する。
前記間欠移送装置6による縦線2a,2b,2cの移送で、各
デコイラー1のコイル状に巻かれた各金属線が巻き戻さ
れ、かつ各矯正機5で直線に矯正され、かつ三角形状に
配置されて前記縦線2a,2b,2cとして間欠的に供給され
る。
前記のように間欠移送装置6が縦線2a,2b,2cのそれぞ
れを間欠移送して停止すると、デコイラー22にコイル状
に巻かれた金属線を横線供給装置20が間欠的に巻き戻
し、かつ回転胴式矯正機22で直線状態に矯正し横線21
を、前記三角形の頂部に位置した縦線2aに交差させ、か
つ上側に重ねて供給し停止させる。
縦線2aに交差して横線21が停止すると、その横線21と
縦線2aとを第1溶接機32が溶接して互いに結合する。横
線21が溶接されると、固定刃30aに載置状になっている
前記横線21を可動刃30bの移動で切断する。すなわち、
縦線2aの径方向の両側に同じ寸法ずつ突出して横線21が
切断される。
縦線2aに交差して溶接され、かつ定寸法で切断された
横線21が間欠移送で横線折曲装置38に達して停止する
と、その油圧シリンダ40,40が作動しレバー42,42を降下
させて、その先端の曲げローラ43,43で縦線2aの両側に
突出している1本の横線21の各部を縦線2b,2cの方向に
折曲して、その逆V字状に折曲された横線21の各端部を
縦線2b,2cの各側面にほぼ当接させる。横線21を折曲す
ると、油圧シリンダ40,40がレバー42,42を元の位置に復
帰させる。
縦線2a,2b,2cの間欠移送で前記折曲された横線21が第
2溶接機45の位置に停止すると、第2溶接機45が横線21
の両端部を縦線2b,2cに溶接し結合してトラス53を製造
する。このトラス53が定寸法移送されると、カッター52
が縦線2a,2b,2cのそれぞれを切断することを反復する。
前記横線供給装置20による横線21の供給は、第8図A
に示したように、縦線2aに対して横線21をほぼ直交状
態、または第8図Bに示したように、縦線2aに対して同
方向に傾斜、さらには第8図Cに示したように、縦線2a
に対して交互に逆方向に傾斜させて供給することができ
る。
{発明の効果} 本発明の組み立てトラスの製造方法およびその装置
は、上記のように、間欠的に移送する平行状にかつ三角
形状に配置した3本の縦線の内の1本の縦線に直線状の
横線を1本ずつ交差させて供給し、かつその横線を1本
の縦線に溶接する。この溶接した横線の両側部分を他の
2本の縦線側に折曲してから横線の両端部を各縦線に溶
接してトラスを製造する。
前記のように、縦線に溶接した横線の1本ずつを他の
2本の縦線側に折曲するから、各横線を比較的小さい力
でスムーズに折曲することが可能である。したがって、
横線折曲装置を小形化することが可能であって、そのコ
ストを引き下げることが可能であり、かつ横線の折曲時
に溶接部に対して無理な力を及ぼすおそれがなくなるか
ら、溶接部の強度を低下させることもなく強度が大きい
トラスを製造することができる。
また、各横線を容易にかつスムーズに十分に折曲し
て、その両端部を2本の縦線にほぼ当接させることが可
能であるから、各縦線に対する横線各端部の溶接を容易
にかつ確実に行うことができ、かつ横線の折曲で、それ
を溶接した縦線に歪みなどが生じるおそれもないから、
製造したトラスに歪みなどが生じるおそれもなく形状の
揃った強度が高いトラスを能率よく製造することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は平面図、第2図
は正面図、第3図は横線供給装置の正面図、第4図は横
線折曲装置の正面図、第5図は第2溶接機の正面図、第
6図は縦線カッターの正面図、第7図は縦線挾持移送装
置と後退防止装置の拡大断面図、第8図A、B、Cは縦
線に対する横線の供給方向を示す平面図である。 2a,2b,2c:縦線、6:間欠移送装置、18:縦線挾持移送装
置、19:後退防止装置、20:余線供給装置、21:横線、30
a:固定刃、30b:可動刃、32:第1溶接機、38:横線折曲装
置、45:第2溶接機。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行状にかつ三角形状に配置した3本の縦
    線を同時に間欠的に移送して、所要長さの直線状の横線
    の1本ずつを前記3本の縦線の内の1本の縦線に交差さ
    せかつ重ねて間欠的に供給して、その横線の長さ方向の
    ほぼ中央部を前記重なった縦線に溶接固着し、中央部を
    縦線に溶接した前記横線の溶接部の両側部分を、1本ず
    つ他の2本の縦線側に折曲して各縦線に交差させて重
    ね、その各交点を溶接することを特徴とする組み立てト
    ラスの製造方法。
  2. 【請求項2】平行状にかつ三角形状に配置した3本の縦
    線を各別に挾持して同時に間欠的に移送する間欠移送装
    置と、直線状の1本ずつの横線を挾持し間欠的に移送し
    て、前記縦線の内の1本に交差させ重ねて供給する横線
    挾持移送装置と、前記供給された1本の横線を重なった
    1本の縦線に溶接する第1溶接機と、縦線に溶接された
    前記1本の横線を、縦線の径方向両側の突出長さをほぼ
    同じにして切断する横線カッターと、前記縦線に溶接さ
    れて、その両側に突出した1本の横線の両側部分を他の
    2本の縦線側に折曲し、かつその横線の両端部を前記他
    の2本の縦線にほぼ当接させる横線折曲装置と、前記折
    曲された横線の各端部をほぼ当接した各縦線に溶接する
    第2溶接機からなる組み立てトラスの製造装置。
JP15310288A 1988-06-20 1988-06-20 組み立てトラスの製造方法およびその装置 Expired - Lifetime JP2605113B2 (ja)

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