JP5594675B2 - 型枠付立体溶接鉄筋製造装置 - Google Patents

型枠付立体溶接鉄筋製造装置 Download PDF

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本発明は、鉄筋コンクリートの床や壁等に用いられる型枠付立体溶接鉄筋を自動的に製造する型枠付立体溶接鉄筋製造装置に関する。
図12および図13(a)に示すように、鉄筋コンクリートの床や壁等に用いられる型枠付立体溶接鉄筋100には、立体溶接鉄筋101の下面側にコンクリート打設用の型枠130を複数の吊りスペーサ150で吊り下げたものがある。立体溶接鉄筋101は、ジグザグ状に折り曲げられたラティス筋102の上下に上筋103と下筋104を溶接した所定長さのトラス105を所定列数だけ並列に配列し、これらの配列されたトラス105の上下内側へ直角方向に差し込まれた複数の横筋106を溶接して、版状の立体的な溶接鉄筋構造としたものである。
前記吊りスペーサ150は、線材をプレス成形して、U字形状の両端部に型枠130に沿わせるように折り曲げた足部150aを形成したものである。吊りスペーサ150は、下筋104および下側横筋106と溶接されたラティス筋102の下側折り曲げ部を跨いだ状態で、両端の足部150aが抵抗溶接で型枠130の上面に溶接され、型枠130を立体溶接鉄筋101の版面と平行に吊り下げ可能とする。
図13(b)に示すように、前記型枠130上にコンクリート200を打設する際は、立体溶接鉄筋101の下面と吊り下げられた型枠130との間に吊りスペーサ150の寸法に応じた高さHのスペースが形成され、コンクリート200が打設される。通常、コンクリート200は立体溶接鉄筋101の上面から下側のスペースと同じ高さHまで打設される。また、吊りスペーサ150は、打設されるコンクリート200の重量を均等に分散させて支えるために、立体溶接鉄筋101の下側の全ての格子点に取り付けられることが多い。このような型枠付立体溶接鉄筋100を用いることにより、建築現場での面倒な型枠工事や配筋工事を不要とすることができ、建築工程を大幅に短縮することができる。
本発明者らは、このような型枠付立体溶接鉄筋を自動的に製造する装置として、立体溶接鉄筋を供給する立体溶接鉄筋供給装置と、立体溶接鉄筋の下面側に型枠を供給する型枠供給装置と、立体溶接鉄筋の下面の所定位置に吊りスペーサを供給するスペーサ供給装置と、スペーサ供給装置から供給される吊りスペーサを受け取り、立体溶接鉄筋の所定位置の鉄筋を跨いで吊りスペーサの両端の足部を型枠の上面に溶接するスペーサ溶接装置とを備えた型枠付立体溶接鉄筋製造装置を先に開発している(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された型枠付立体溶接鉄筋製造装置では、スペーサ溶接装置に、立体溶接鉄筋の所定位置の鉄筋を跨ぐように吊りスペーサを保持する昇降かつ横移動可能な保持部と、保持部に保持された吊りスペーサの両端の足部の上方で昇降可能な2つの電極とを設け、型枠の上面に沿わせた吊りスペーサの足部を型枠に抵抗溶接するようにしている。
特開平6−285691号公報
特許文献1に記載の型枠付立体溶接鉄筋製造装置は、吊りスペーサの両端の足部を型枠に抵抗溶接する際に、型枠の上面に沿って延びる足部と型枠との接触面積が広くなり、電極間を流れる溶接電流が分散して、溶接不良が生じる恐れがある。
そこで、本発明の課題は、吊りスペーサの両端の足部を確実に型枠に溶接できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、立体溶接鉄筋を供給する立体溶接鉄筋供給装置と、前記立体溶接鉄筋供給装置から供給される立体溶接鉄筋の下面側に型枠を供給する型枠供給装置と、前記立体溶接鉄筋の所定位置に、U字形状の両端部に前記型枠の上面に沿わせる足部を形成した吊りスペーサを供給するスペーサ供給装置と、前記スペーサ供給装置から供給される吊りスペーサを受取り、前記立体溶接鉄筋の所定位置の鉄筋を跨いで前記吊りスペーサの両端の足部を前記型枠供給装置から供給される型枠の上面に抵抗溶接するスペーサ溶接装置とを備えた型枠付立体溶接鉄筋製造装置において、前記スペーサ供給装置で、前記吊りスペーサの両端部の足部に、下方へ突出する突出部を形成するようにし、前記吊りスペーサを線材のプレス成形で形成し、このプレス成形の金型に、前記足部の突出部を形成する突出部形成部を設け、前記金型の突出部形成部を別体で形成し、この別体の突出部形成部を前記足部と直角方向に延びるものとしてこの直角方向に移動可能とし、前記突出部の形成に使用する部位を変更可能とした構成を採用した。
すなわち、スペーサ供給装置で、吊りスペーサの両端の足部に、下方へ突出する突出部を形成することにより、吊りスペーサの足部を型枠の上面に抵抗溶接する際に、足部の突出部のみが型枠と接触するようにして、抵抗溶接の電極間の溶接電流が足部の突出部に集中するようにし、吊りスペーサの両端の足部を確実に型枠に溶接できるようにした。
前記吊りスペーサの足部の突出部を足部長手方向の複数個所に形成することにより、足部を長手方向の複数個所で型枠に溶接して、吊りスペーサを型枠により強固に、かつ型枠の上面内で回転ずれしないように溶接することができる。
前記スペーサ供給装置で、前記吊りスペーサを線材のプレス成形で形成し、このプレス成形の金型に、前記足部の突出部を形成する突出部形成部を設けることにより、足部の突出部の形成を吊りスペーサのプレス成形と同時に行うことができる。
前記金型の突出部形成部を別体で形成し、この別体の突出部形成部を前記足部と直角方向に延びるものとしてこの直角方向に移動可能とし、前記突出部の形成に使用する部位を変更可能とすることにより、大きなプレス負荷がかかる突出部形成部の型寿命を延長することができる。
本発明に係る型枠付立体溶接鉄筋製造装置は、スペーサ供給装置で、吊りスペーサの両端部の足部に、下方へ突出する突出部を形成するようにしたので、吊りスペーサの足部を型枠の上面に抵抗溶接する際に、足部の突出部のみを型枠と接触させて、抵抗溶接の電極間の溶接電流が足部の突出部に集中するようにし、吊りスペーサの両端の足部を確実に型枠に溶接することができる。
本発明に係る型枠付立体溶接鉄筋製造装置を示す概略斜視図 図1の立体溶接鉄筋供給装置の立体溶接部を示す側面図 (a)は図1の型枠供給装置を示す平面図、(b)は(a)の側面図 図1のスペーサ供給装置を示す平面図 図4のスペーサ供給装置のマガジンを示す側面図 図4のスペーサ供給装置で供給される吊りスペーサを示す正面図 (a)は図4のプレス成形機を示す正面図、(b)は図6の吊りスペーサを成形する状態を示す正面図 図7のプレス成形機の下金型を示す平面図 図1のスペーサ溶接装置を示す斜視図 図9のスペーサ溶接装置の作動を説明する斜視図 図9のスペーサ溶接装置で吊りスペーサの足部を型枠に溶接する状態を示す正面図 型枠付立体溶接鉄筋を示す斜視図 (a)は図12の型枠付立体溶接鉄筋の一部を拡大して示す側面図、(b)は(a)の型枠付立体溶接鉄筋にコンクリートを打設する状態を示す側面図
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明に係る型枠付立体溶接鉄筋製造装置を示す。この型枠付立体溶接鉄筋製造装置は、立体溶接鉄筋101を供給する立体溶接鉄筋供給装置1と、立体溶接鉄筋供給装置1から供給される立体溶接鉄筋101の下面側に型枠130を供給する型枠供給装置30と、立体溶接鉄筋101の所定位置に吊りスペーサ150を供給するスペーサ供給装置50と、スペーサ供給装置50から供給される吊りスペーサ150を受取り、立体溶接鉄筋101の所定位置の鉄筋を跨いで吊りスペーサ150の両端の足部150aを型枠供給装置30から供給される型枠130の上面に抵抗溶接するスペーサ溶接装置70とを備えており、図12に示した型枠付立体溶接鉄筋100を自動的に製造する。
前記立体溶接鉄筋供給装置1は、ラティス筋102の上下に上筋103と下筋104を溶接した所定長さのトラス105を製造するトラス製造部2と、製造されたトラス105を所定列数だけ並列に配列して供給するトラス配列部10と、配列されて供給されるトラス105の上下内側に直角方向に差し込むように上下の横筋106を供給する横筋供給部16と、差し込まれた上下の横筋106をトラス105に溶接する立体溶接部20とからなる。
前記トラス製造部2は、コイラ3aから巻き出されるラティス筋102を直線機4aで真直に伸ばしたのち、折り曲げ機5でジグザグ状に折り曲げるとともに、コイラ3b、3cから巻き出される上筋103と下筋104をそれぞれ直線機4b、4cで真直に伸ばしたのち、溶接機6でラティス筋102を上筋103と下筋104に溶接してトラス105を製造し、製造されたトラス105を切断機7で所定長さに切断する。
前記トラス配列部10は、製造された所定長さのトラス105を貯留部11に貯留し、貯留されたトラス105を1本ずつ横行台車12でテーブル13上に送り出す。テーブル13上に横方向から送り出されたトラス105は、ガイド14によって所定列数だけ一定間隔で並列に配列されたのち、ピンチローラ15によって前方の立体溶接部20に送り出される。
前記横筋供給部16は、図示は省略するが、2つのコイラからそれぞれ巻き出される上下の横筋106を直線機で真直に伸ばしたのち、切断機で所定長さに切断して、立体溶接部20に送り込まれる配列トラス105の上下内側へ直角方向に差し込む。これらの横筋106の差し込みは、送給される配列トラス105の先端側から、後述する立体溶接部20での溶接タイミングに合わせて行われる。
前記立体溶接部20は、送り込まれる配列トラス105を跨ぐ門型のフレーム21を有し、図2に示すように、トラス105を上下に挟むようにフレーム21(図示省略)に架設された横梁22a、22bに、それぞれ溶接機23a、23bがトラス105の配列数だけ並べて固設されている。各溶接機23a、23bは一対の電極24a、24bを有する抵抗溶接機であり、溶接機23aは上側の横筋106を、溶接機23bは下側の横筋106を溶接する。各電極24a、24bは昇降可能とされており、送給される配列トラス105の先端側からラティス筋102の折り曲げ部と上側または下側の横筋106を挟んで抵抗溶接する。配列トラス105の送給に伴って、後端側まで上下の横筋106が溶接されると、1つの立体溶接鉄筋101の製造が完了する。
図1に示すように、前記立体溶接鉄筋供給装置1で製造された立体溶接鉄筋101は、ローラテーブル25によってスペーサ溶接装置70に送り込まれる。このとき、送り込まれる立体溶接鉄筋101の下側には、後述する型枠供給装置30から型枠130が供給される。
図3(a)、(b)に示すように、前記型枠供給装置30は、2つのコイラ31a、31bから平行に巻き出される型枠材131a、131bを、ガイドローラ32a、32bで案内して、中央部が幅Lだけ重なるように型枠溶接機33で溶接し、この溶接で1枚の所定の板幅Wとされた型枠130を、ピンチローラ34で立体溶接鉄筋101の下側へ送り込みながら、切断機35で所定長さに切断する。各コイラ31a、31bは軸方向に移動可能とされており、型枠130の板幅Wに応じて、重なり代の幅Lが調整される。
図4に示すように、前記スペーサ供給装置50は、2つのコイラ51から巻き出される2本の線材のスペーサ材151を直線機52で真直に伸ばしたのち、プレス機60で所定長さに切断するとともに、後述する吊りスペーサ150の形状に2本ずつプレス成形する。プレス成形された吊りスペーサ150は、第1マガジン列53aの各マガジン54aに供給されて所定数貯留されたのち、第1マガジン列53aが矢印Aで示すように横方向に移動して、貯留された吊りスペーサ150が一括して第2マガジン列53bの各マガジン54bに受け渡される。第1マガジン列53aと第2マガジン列53bは、トラス105の最大配列数に対応できる列数とされ、送り込まれる立体溶接鉄筋101のトラス105の配列数と等しい列数の各マガジン54a、54bが使用される。
図5に示すように、前記第1マガジン列53aと第2マガジン列53bの各マガジン54a、54bは、先端側が下向きに傾斜している。横移動して第2マガジン列53bに接近した第1マガジン列53aのマガジン54aに所定数貯留された吊りスペーサ150は、マガジン54aを矢印Bで示すように移動させて、第2マガジン列53bのマガジン54bの後端側に接続し、ストッパ55aを上方に開放することにより、傾斜したマガジン54b内を自重で滑落して、ストッパ55bでマガジン54bの先端側に溜められる。第2マガジン列53bの各マガジン54bの先端側に溜められた吊りスペーサ150は、エアシリンダ56でストッパ55bを前方に傾動することにより、後述するスペーサ溶接装置70の抵抗溶接機72に設けられたスペーサ保持部74によって、先端側のものから順に掴出される。
図6は、前記スペーサ供給装置50で供給される吊りスペーサ150を示す。この吊りスペーサ150はU字形状とされて両端部に折り曲げた足部150aが形成されており、各足部150aの下面に下方へ突出する複数の台形状の突出部150bが足部長手方向に連なって形成されている。
図7および図8に示すように、前記プレス機60は、凹状のダイス部61aとその両側の押さえ面61bを有する上金型61と、吊りスペーサ150のU字形状を成形するポンチ62a、足部150aを受ける前後一対の受け型62b、および上金型61の両側をガイドする前後一対のガイド型62cとからなる下金型62とを備えている。下金型62はベース63上に、左右の型枠64で固定されている。プレス機60は、各直線機52から送り込まれるスペーサ材151を2本ずつ同時に、図6に示した形状の吊りスペーサ150にプレス成形する。成形された吊りスペーサ150は、ロボットアーム(図示省略)で第1マガジン列53aの各マガジン54aに供給される。
前記上金型61の押さえ面61bには、2本のスペーサ材151が嵌り込む2列の凹溝61cが設けられ、前側の側面下端側には、前方の直線機52から送り込まれる各スペーサ材151を切断する切断刃65aが取り付けられている。また、下金型62の前側のガイド型62cには、直線機52から送り込まれる2本のスペーサ材151を案内するガイド部材62dと、ガイド部材62dで案内された各スペーサ材151を通す2列の貫通孔62eが設けられ、その内側側面の上端側には、切断刃65aと協働してスペーサ材151を切断する切断刃65bが取り付けられている。後側のガイド型62cの内側側面には、貫通孔62eから通された各スペーサ材151の先端が押し当てられるストッパ面62fが設けられている。
前記前後一対の受け型62bの上面には、吊りスペーサ150の足部150aの下面に突出部150bを形成するように、前後方向と直角な左右方向に延びる凹凸状の突出部形成部66が設けられている。各受け型62bは、台座67に載置され、前後方向をボルト68aでポンチ62aに押し付けられ、左右方向を一対のボルト68bで挟持されており、図8に矢印で示すように、一対のボルト68bの締め付け位置を変えることにより、左右方向に移動させることができる。したがって、貫通孔62eから通された各スペーサ材151に対して、足部150aの突出部150bの形成に使用する部位を変更することができ、後述する上金型61の決め押しで大きなプレス負荷がかかる突出部形成部66の型寿命を延長することができる。
つぎに、前記プレス機60で吊りスペーサ150を成形する過程を説明する。まず、図7(a)に示すように、上金型61が上昇した状態で、前方から2本のスペーサ材151が前側のガイド型62cのガイド部材62dと貫通孔62eに通されて、その先端が後側のガイド型62cのストッパ面62fに押し当てられる。こののち、図7(b)に示すように、上金型61が下降して、各スペーサ材151の後端側が切断刃65a、65bで切断されたのち、ダイス部61aとポンチ62aで吊りスペーサ150のU字形状が成形されるとともに、押さえ面61bと一対の受け型62bで両側の足部150aが成形され、さらに、上金型61を決め押しすることにより、突出部形成部66によって各足部150aの下面に突出部150bが形成される。したがって、スペーサ材151の切断、吊りスペーサ150の成形および足部150aの突出部150bの形成を、上金型61の1ストロークで効率よく行うことができる。
図1に示すように、前記スペーサ溶接装置70は、送り込まれる立体溶接鉄筋101と型枠130を跨ぐ門型のフレーム71を有し、この門型のフレーム71に複数の溶接機72が並べて固設されている。各溶接機72は、後述するように、シリーズ通電で吊りスペーサ150の両端の足部150aを同時に抵抗溶接するものである。
図9に示すように、前記溶接機72は、吊りスペーサ150のそれぞれの足部150aに上方から押圧される一対の電極73a、73bを有する。一方の電極73aは、横移動および昇降可能とされ、吊りスペーサ150を保持するスペーサ保持部74が設けられており、スペーサ保持部74に保持した吊りスペーサ150を所定位置にセットする。電極73aには押圧用の補強軸75も設けられている。他方の電極73bは、昇降のみが可能とされている。
図10に示すように、前記一方の電極73aは、矢印Cで示すように立体溶接鉄筋101の上方から所定位置まで下降して、矢印Dで示すように、スペーサ保持部74に保持した吊りスペーサ150をトラス105の上筋103の下側をくぐらせるように横移動したのち、さらに下降して、吊りスペーサ150が、下筋104および下側横筋106と溶接されたラティス筋102の下側折り曲げ部を跨いで、両端の足部150aが型枠130の上面に接地するようにセットする。このとき、電極73aは一方の足部150aを型枠130に押圧し、他方の電極73bも同時に下降して、他方の足部150aを型枠130に押圧する。
図11に示すように、前記電極73a、73bで吊りスペーサ150の各足部150aが押圧された型枠130の裏面側には、バック電極76が押し当てられ、電極73a、73b間にシリーズ通電すると、溶接電流Eが電極73aから、一方の足部150a、型枠130、バック電極76、他方の足部150aを通って電極73bへ流れ、両方の足部150aが同時に型枠130に溶接される。このとき、溶接電流Eは各足部150aの突出部150bに集中して流れるので、各足部150aが型枠130に強固に抵抗溶接される。図12および図13(a)に示したように、吊りスペーサ150は立体溶接鉄筋101の下側の全ての格子点で型枠130に溶接される。
図1に示すように、前記吊りスペーサ150で立体溶接鉄筋101に型枠130を取り付けた型枠付立体溶接鉄筋100は、搬出装置80のローラテーブル81上に送り出され、ローラテーブル81の下降によって、搬出用の横コンベア82上に移載されて搬出される。
上述した実施形態では、吊りスペーサの足部の突出部を足部長手方向に連なる複数の台形状のものとしたが、足部の突出部は実施形態のものに限定されることはなく、溶接電流を集中させる少なくとも1つの突出部があればよい。
上述した実施形態では、吊りスペーサを立体溶接鉄筋の下側の全ての格子点で型枠に溶接したが、吊りスペーサを溶接する格子点は適宜間引くこともできる。
1 立体溶接鉄筋供給装置
2 トラス製造部
3a、3b、3c コイラ
4a、4b、4c 直線機
5 折り曲げ機
6 切断機
10 トラス配列部
11 貯留部
12 横行台車
13 テーブル
14 ガイド
15 ピンチローラ
16 横筋供給部
20 立体溶接部
21 フレーム
22a、22b 横梁
23a、23b 溶接機
24a、24b 電極
25 ローラテーブル
30 型枠供給装置
31a、31b コイラ
32a、32b ガイドローラ
33 型枠溶接機
34 ピンチローラ
35 切断機
50 スペーサ供給装置
51 コイラ
52 直線機
53a、53b マガジン列
54a、54b マガジン
55a、55b ストッパ
56 エアシリンダ
60 プレス機
61 上金型
61a ダイス部
61b 押さえ面
61c 凹溝
62 下金型
62a ポンチ
62b 受け型
62c ガイド型
62d ガイド部材
62e 貫通孔
62f ストッパ面
63 ベース
64 型枠
65a、65b 切断刃
66 突出部形成部
67 台座
68a、68b ボルト
70 スペーサ溶接装置
71 フレーム
72 溶接機
73a、73b 電極
74 スペーサ保持部
75 補強軸
76 バック電極
80 搬出装置
81 ローラテーブル
82 横コンベア
101 立体溶接鉄筋
102 ラティス筋
103 上筋
104 下筋
105 トラス
106 横筋
130 型枠
131a、131b 型枠材
150 吊りスペーサ
150a 足部
150b 突出部
151 スペーサ材

Claims (2)

  1. 立体溶接鉄筋を供給する立体溶接鉄筋供給装置と、前記立体溶接鉄筋供給装置から供給される立体溶接鉄筋の下面側に型枠を供給する型枠供給装置と、前記立体溶接鉄筋の所定位置に、U字形状の両端部に前記型枠の上面に沿わせる足部を形成した吊りスペーサを供給するスペーサ供給装置と、前記スペーサ供給装置から供給される吊りスペーサを受取り、前記立体溶接鉄筋の所定位置の鉄筋を跨いで前記吊りスペーサの両端部の足部を前記型枠供給装置から供給される型枠の上面に抵抗溶接するスペーサ溶接装置とを備えた型枠付立体溶接鉄筋製造装置において、前記スペーサ供給装置で、前記吊りスペーサの両端部の足部に、下方へ突出する突出部を形成するようにし、前記吊りスペーサを線材のプレス成形で形成し、このプレス成形の金型に、前記足部の突出部を形成する突出部形成部を設け、前記金型の突出部形成部を別体で形成し、この別体の突出部形成部を前記足部と直角方向に延びるものとしてこの直角方向に移動可能とし、前記突出部の形成に使用する部位を変更可能としたことを特徴とする型枠付立体溶接鉄筋製造装置。
  2. 前記吊りスペーサの足部の突出部を足部長手方向の複数個所に形成するようにした請求項1に記載の型枠付立体溶接鉄筋製造装置。
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