JP2604537Y2 - 表示制御装置 - Google Patents
表示制御装置Info
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- JP2604537Y2 JP2604537Y2 JP1992090330U JP9033092U JP2604537Y2 JP 2604537 Y2 JP2604537 Y2 JP 2604537Y2 JP 1992090330 U JP1992090330 U JP 1992090330U JP 9033092 U JP9033092 U JP 9033092U JP 2604537 Y2 JP2604537 Y2 JP 2604537Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- front panel
- protection
- panel
- opening
- display control
- Prior art date
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、表示画面あるいはそ
の上を覆うタッチパネルを前面側に備え、各種の制御装
置と組み合わせて操作盤上で使用される表示制御装置で
あって、特に劣悪な動作環境から装置の前面側を保護可
能としたものに関する。
の上を覆うタッチパネルを前面側に備え、各種の制御装
置と組み合わせて操作盤上で使用される表示制御装置で
あって、特に劣悪な動作環境から装置の前面側を保護可
能としたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の表示制御装置は、作業現場
に配置された操作盤等の取付板上に、そのフロントパネ
ル部分のみを露出して配置することが一般に行われてい
る。
に配置された操作盤等の取付板上に、そのフロントパネ
ル部分のみを露出して配置することが一般に行われてい
る。
【0003】しかしながら、かかる表示制御装置の設置
場所は必ずしも良好な動作環境に維持されているとは限
らず、ともすると水や薬品がかかったり、操作者がその
表面を汚れた手で触るなどして装置外面を汚したり、装
置内部を損傷する虞れも高い。
場所は必ずしも良好な動作環境に維持されているとは限
らず、ともすると水や薬品がかかったり、操作者がその
表面を汚れた手で触るなどして装置外面を汚したり、装
置内部を損傷する虞れも高い。
【0004】かかる不都合に対して本出願人は以前、劣
悪な使用環境にあっても装置の前面側を安全に保護する
カバー構造を開示した(実開平4−42687号公報参
照)。
悪な使用環境にあっても装置の前面側を安全に保護する
カバー構造を開示した(実開平4−42687号公報参
照)。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記カバ
ー構造にあっては、装置や取付板側に何ら特別な加工を
施すことなしに優れた耐水性が得られる利点を有する
が、構造的な複雑さは避けられないとともに、装置に対
する取付板の固定と保護カバーの取り付けとを同時に行
う必要があるなど、使用環境の変化に即応した対応が難
しい。
ー構造にあっては、装置や取付板側に何ら特別な加工を
施すことなしに優れた耐水性が得られる利点を有する
が、構造的な複雑さは避けられないとともに、装置に対
する取付板の固定と保護カバーの取り付けとを同時に行
う必要があるなど、使用環境の変化に即応した対応が難
しい。
【0006】かかる不都合に対して本考案者は考察を行
った結果、装置のフロントパネル部分を平面状に構成す
るとともに、その周囲に予めナットなどの止着具を埋め
込んでおくことにより、上記した不都合を一挙に解消で
きることを知見した。
った結果、装置のフロントパネル部分を平面状に構成す
るとともに、その周囲に予めナットなどの止着具を埋め
込んでおくことにより、上記した不都合を一挙に解消で
きることを知見した。
【0007】すなわち、装置の前面側が全域に亘って平
面となることにより、保護シートとしてふっ素樹脂シー
トの様な耐薬品性に優れるが加工性に劣るものも使用で
きる様になるとともに、埋めこんでおいた止着具と組み
合わせて、その前面側における保護形態を容易に変更で
きるのである。
面となることにより、保護シートとしてふっ素樹脂シー
トの様な耐薬品性に優れるが加工性に劣るものも使用で
きる様になるとともに、埋めこんでおいた止着具と組み
合わせて、その前面側における保護形態を容易に変更で
きるのである。
【0008】本考案は上記した知見に基づいてなされた
ものであって、操作盤などに固定したままの状態で、使
用環境の変化に即応して容易にその保護状態の変更を加
えることができる表示制御装置を提供することを目的と
する。
ものであって、操作盤などに固定したままの状態で、使
用環境の変化に即応して容易にその保護状態の変更を加
えることができる表示制御装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案を実施する表示制
御装置10は、図1にその全体的な構成を分解した状態
で示す如く、中空状本体ケース20の前面側に設けた開
口22を、その開口22より稍大きいフロントパネル2
4で閉じ、更に、本体ケース20の内部に備えたタッチ
パネルの様な表示制御部28の一部を、フロントパネル
24に設けた開口52を介して外部に露出させた装置本
体12を備える。
御装置10は、図1にその全体的な構成を分解した状態
で示す如く、中空状本体ケース20の前面側に設けた開
口22を、その開口22より稍大きいフロントパネル2
4で閉じ、更に、本体ケース20の内部に備えたタッチ
パネルの様な表示制御部28の一部を、フロントパネル
24に設けた開口52を介して外部に露出させた装置本
体12を備える。
【0010】本考案にあっては更に、上記フロントパネ
ル24を覆う保護部14と、上記装置本体12に対して
保護部14を着脱自在に結合する止着手段とを備えてい
る。
ル24を覆う保護部14と、上記装置本体12に対して
保護部14を着脱自在に結合する止着手段とを備えてい
る。
【0011】そして上記した保護部14を、上記フロン
トパネル前面78に対して剥離可能に結合され、略全面
に亘ってフロントパネル24を常時に覆う平面状の保護
シート68と、上記フロントパネル開口52に対応する
部分に窓部84を備え、フロントパネル24の周縁部分
を必要に応じて覆う保護枠72と、その保護枠72の裏
面88側にあって、フロントパネル24における保護シ
ート68からの露出部分および接続部分を覆う封止体7
4とから構成している。
トパネル前面78に対して剥離可能に結合され、略全面
に亘ってフロントパネル24を常時に覆う平面状の保護
シート68と、上記フロントパネル開口52に対応する
部分に窓部84を備え、フロントパネル24の周縁部分
を必要に応じて覆う保護枠72と、その保護枠72の裏
面88側にあって、フロントパネル24における保護シ
ート68からの露出部分および接続部分を覆う封止体7
4とから構成している。
【0012】また上記止着手段を、上記したフロントパ
ネル24における開口52の周囲に、その前面端64を
残して配設されるネジ穴の様な第1止着具62と、その
第1止着具62と一対となり、上記保護枠72をフロン
トパネル24に対して取り付けるボルトの様な第2止着
具66とから構成している。更に、上記保護シート68
における第1止着具62を覆う部分を少なくとも不透明
に形成する一方、上記第1止着具62と第2止着具66
の結合時に対応して、上記保護シート68における第1
止着具62の前面端64に対応する部分に結合用の孔9
8が設けられる。
ネル24における開口52の周囲に、その前面端64を
残して配設されるネジ穴の様な第1止着具62と、その
第1止着具62と一対となり、上記保護枠72をフロン
トパネル24に対して取り付けるボルトの様な第2止着
具66とから構成している。更に、上記保護シート68
における第1止着具62を覆う部分を少なくとも不透明
に形成する一方、上記第1止着具62と第2止着具66
の結合時に対応して、上記保護シート68における第1
止着具62の前面端64に対応する部分に結合用の孔9
8が設けられる。
【0013】
【作用】上記した構成により、比較的良好な使用環境に
あっては、フロントパネル24の前面78側に貼着した
保護シート68が、操作者の手指による押圧時の汚れや
油の飛沫による損傷を未然に防止するとともに、不透明
部分82が第1止着具62の存在を目立たなくさせる。
ここで長期の使用により汚れが目立ってきた場合にあっ
ても、保護シート68を取り替えるだけで、装置前面の
美観を常時一定に維持することができる。
あっては、フロントパネル24の前面78側に貼着した
保護シート68が、操作者の手指による押圧時の汚れや
油の飛沫による損傷を未然に防止するとともに、不透明
部分82が第1止着具62の存在を目立たなくさせる。
ここで長期の使用により汚れが目立ってきた場合にあっ
ても、保護シート68を取り替えるだけで、装置前面の
美観を常時一定に維持することができる。
【0014】一方、使用環境が劣悪となった場合、保護
シート68に孔98を設けるなどして隠されている第1
止着具62の前面端64を露出するとともに、封止体7
4を介してフロントパネル24の周縁部を保護枠72で
覆ったあと、第1止着具62と係合する第2止着具66
で保護枠72をフロントパネル24に緊密に固定する。
シート68に孔98を設けるなどして隠されている第1
止着具62の前面端64を露出するとともに、封止体7
4を介してフロントパネル24の周縁部を保護枠72で
覆ったあと、第1止着具62と係合する第2止着具66
で保護枠72をフロントパネル24に緊密に固定する。
【0015】すると、装置のフロントパネル24は全面
に亘って保護部14で覆われる結果、フロントパネル2
4を溶かす様な薬品やその他の汚れが直接的にフロント
パネル24に付着するのが阻止されるのに加えて、本体
ケース20の内部に対する浸水事故が未然に防止される
のである。
に亘って保護部14で覆われる結果、フロントパネル2
4を溶かす様な薬品やその他の汚れが直接的にフロント
パネル24に付着するのが阻止されるのに加えて、本体
ケース20の内部に対する浸水事故が未然に防止される
のである。
【0016】
【考案の効果】本考案は上記の如く、装置を操作盤など
に固定したままの状態で、装置の使用環境の変化に即応
して、容易にその保護状態の変更を加えることができ
る。更に、保護シート68に平面状のものが使用できる
ので、加工性に劣るふっ素フィルムが使用でき、保護枠
72に使用できるステンレス鋼と相俟って、耐熱性およ
び耐薬品性に優れた保護構造が容易に実現可能となる。
に固定したままの状態で、装置の使用環境の変化に即応
して、容易にその保護状態の変更を加えることができ
る。更に、保護シート68に平面状のものが使用できる
ので、加工性に劣るふっ素フィルムが使用でき、保護枠
72に使用できるステンレス鋼と相俟って、耐熱性およ
び耐薬品性に優れた保護構造が容易に実現可能となる。
【0017】
【実施例】本考案にかかる表示制御装置10は、図1に
その全体的な構成を例示する如く、装置本体12の前面
側に前方からの汚染を阻止する保護部14を着脱自在に
備える一方、裏面側に操作盤などの取付板16に対する
装置本体12の固定を可能とする取付部18を備えてい
る。
その全体的な構成を例示する如く、装置本体12の前面
側に前方からの汚染を阻止する保護部14を着脱自在に
備える一方、裏面側に操作盤などの取付板16に対する
装置本体12の固定を可能とする取付部18を備えてい
る。
【0018】装置本体12は、前面側が開いた本体ケー
ス20を、その開口22部分よりもやや大きい矩形平板
状のフロントパネル24で一体に閉じることにより、本
体ケース20の前縁を一周する細幅の鍔部26を備えた
ABSの様な合成樹脂製の中空ケースを形成するととも
に、そのケース内部に、表示制御部28をはじめとする
必要な電子回路を収納したものである。
ス20を、その開口22部分よりもやや大きい矩形平板
状のフロントパネル24で一体に閉じることにより、本
体ケース20の前縁を一周する細幅の鍔部26を備えた
ABSの様な合成樹脂製の中空ケースを形成するととも
に、そのケース内部に、表示制御部28をはじめとする
必要な電子回路を収納したものである。
【0019】装置本体12を取付板16に固定する取付
部18は、図1および図3に示す様に、装置本体12と
取付板16間の封止を図るパッキン30と、取付治具3
2とから構成される。
部18は、図1および図3に示す様に、装置本体12と
取付板16間の封止を図るパッキン30と、取付治具3
2とから構成される。
【0020】パッキン30は、フロントパネル24の鍔
部26の裏面側を一周して設けた溝34に緊密に嵌まる
大きさの環状体であって、例えばふっ素ゴムの様な耐環
境に優れるとともに適度な柔軟性を有する材料で形成さ
れる。かかるパッキン30を溝34内に収納した状態
で、取付板16に設けた開口部36内に本体ケース20
部分を挿入すると、パッキン30はフロントパネル24
と取付板16の前面38間に圧接され、開口部36を通
じて取付板16の裏面40側へ汚染が広がるの防止す
る。
部26の裏面側を一周して設けた溝34に緊密に嵌まる
大きさの環状体であって、例えばふっ素ゴムの様な耐環
境に優れるとともに適度な柔軟性を有する材料で形成さ
れる。かかるパッキン30を溝34内に収納した状態
で、取付板16に設けた開口部36内に本体ケース20
部分を挿入すると、パッキン30はフロントパネル24
と取付板16の前面38間に圧接され、開口部36を通
じて取付板16の裏面40側へ汚染が広がるの防止す
る。
【0021】取付治具32は、本体ケース20の上下面
および裏面をコ字状に包囲する取付枠42と雄ネジ44
とからなる。したがって、雄ネジ44のネジ頭46を取
付枠42に圧接した状態で、本体ケース20に設けたネ
ジ穴と螺合するネジ面48で本体ケース20を取付板1
6の裏面側に引き寄せると、取付枠42の先端50が取
付板16の裏面40側に圧接して、装置本体12の位置
固定がなされる。
および裏面をコ字状に包囲する取付枠42と雄ネジ44
とからなる。したがって、雄ネジ44のネジ頭46を取
付枠42に圧接した状態で、本体ケース20に設けたネ
ジ穴と螺合するネジ面48で本体ケース20を取付板1
6の裏面側に引き寄せると、取付枠42の先端50が取
付板16の裏面40側に圧接して、装置本体12の位置
固定がなされる。
【0022】上記した装置本体12のフロントパネル2
4は、その中央部分に矩形状の開口52を備えるととも
に、その開口52を通じて、本体ケース20内部に収納
した表示制御部28の一部を露出させている。本考案に
おける表示制御部28は、図2および図3に示す如く、
バックライト54を備えた液晶表示板56と、その液晶
表示板56の前面側を覆うタッチパネル58を備えるも
のであって、本考案にあっては更に、そのタッチパネル
58における前面60がフロントパネル24の前面78
と略同一平面上に位置する様に、前記した開口52中に
タッチパネル58を嵌めこんでいる。
4は、その中央部分に矩形状の開口52を備えるととも
に、その開口52を通じて、本体ケース20内部に収納
した表示制御部28の一部を露出させている。本考案に
おける表示制御部28は、図2および図3に示す如く、
バックライト54を備えた液晶表示板56と、その液晶
表示板56の前面側を覆うタッチパネル58を備えるも
のであって、本考案にあっては更に、そのタッチパネル
58における前面60がフロントパネル24の前面78
と略同一平面上に位置する様に、前記した開口52中に
タッチパネル58を嵌めこんでいる。
【0023】更にフロントパネル24における開口52
の周囲には、例えばその上下4箇所に、ナットの様な第
1止着具62が、その前面端64を残して予め埋め込ま
れており、ボルトの様な第2止着具66と一体になっ
て、保護部14を装置本体12に対して前面側から着脱
自在に固定できる様にしている。
の周囲には、例えばその上下4箇所に、ナットの様な第
1止着具62が、その前面端64を残して予め埋め込ま
れており、ボルトの様な第2止着具66と一体になっ
て、保護部14を装置本体12に対して前面側から着脱
自在に固定できる様にしている。
【0024】保護部14は、専らフロントパネル24の
前面78部分のみを覆って簡易な保護を可能とする保護
シート68と、更に鍔部26の周縁70をも覆う保護枠
72と、保護シート68と保護枠72の間にあって両者
間を水密状態で閉じる封止体74とから構成される。
前面78部分のみを覆って簡易な保護を可能とする保護
シート68と、更に鍔部26の周縁70をも覆う保護枠
72と、保護シート68と保護枠72の間にあって両者
間を水密状態で閉じる封止体74とから構成される。
【0025】保護シート68は、図2に示すごとく柔軟
性を有する平坦なシート状体であって、使用する環境に
応じて、例えばふっ素フィルムの様な耐環境性に優れた
材料から選ばれる。一方、フロントパネル24の前面7
8には、鍔部26の部分を残して保護シート68が嵌ま
る取付溝76が形成されており、該取付溝76内に保護
シート68を貼着した際、フロントパネル24の前面7
8側が全体に亘り、凹凸が生じない様にしている。更
に、フロントパネル24の開口52に対応する部分80
を透明とし、他の部分82を不透明に保護シート68を
形成することにより、保護シート68を取付溝76に貼
着した際、タッチパネル58の露出部分60を有効に視
認可能としながら、第1止着具62の埋め込み部分を隠
す様にしている。
性を有する平坦なシート状体であって、使用する環境に
応じて、例えばふっ素フィルムの様な耐環境性に優れた
材料から選ばれる。一方、フロントパネル24の前面7
8には、鍔部26の部分を残して保護シート68が嵌ま
る取付溝76が形成されており、該取付溝76内に保護
シート68を貼着した際、フロントパネル24の前面7
8側が全体に亘り、凹凸が生じない様にしている。更
に、フロントパネル24の開口52に対応する部分80
を透明とし、他の部分82を不透明に保護シート68を
形成することにより、保護シート68を取付溝76に貼
着した際、タッチパネル58の露出部分60を有効に視
認可能としながら、第1止着具62の埋め込み部分を隠
す様にしている。
【0026】したがって通常の使用環境にあっては、保
護シート68が開口52を通じた本体ケース20内部へ
の汚染を防止するとともに、保護シート68それ自体が
汚れた場合には、保護シート68を剥がして張り替える
ことにより、装置の前面側の美観は一定状態に維持され
る。
護シート68が開口52を通じた本体ケース20内部へ
の汚染を防止するとともに、保護シート68それ自体が
汚れた場合には、保護シート68を剥がして張り替える
ことにより、装置の前面側の美観は一定状態に維持され
る。
【0027】保護枠72は、フロントパネル24におけ
る開口52部分を除いた前面78および側面70をやや
離間して覆う、窓部84を中央に備えた断面が略コ字状
の環状体であって、ステンレス鋼の様な耐環境性に優れ
た材料から選ばれた薄板で構成される。更に、フロント
パネル24側の第1止着具62に対応する位置に、第2
止着具66が挿通される孔86を設けている。
る開口52部分を除いた前面78および側面70をやや
離間して覆う、窓部84を中央に備えた断面が略コ字状
の環状体であって、ステンレス鋼の様な耐環境性に優れ
た材料から選ばれた薄板で構成される。更に、フロント
パネル24側の第1止着具62に対応する位置に、第2
止着具66が挿通される孔86を設けている。
【0028】封止体74は、ふっ素ゴムの様な耐環境性
に優れるととともに適度な柔軟性を有する材料で形成さ
れるものであって、保護枠72の裏面88側を略前面に
亘って覆う第1封止面90と、外周縁92を覆う第2封
止面94とを連続的に備えるとともに、保護枠72の孔
86に対応する位置に第2止着具66が通る孔96を設
けている。
に優れるととともに適度な柔軟性を有する材料で形成さ
れるものであって、保護枠72の裏面88側を略前面に
亘って覆う第1封止面90と、外周縁92を覆う第2封
止面94とを連続的に備えるとともに、保護枠72の孔
86に対応する位置に第2止着具66が通る孔96を設
けている。
【0029】したがって、図2の使用状態では保護が不
足する環境になった場合には、図1に例示する様に保護
シート68上の第1止着具62に対応する部分に孔98
を設けて該第1止着具62の前面端64を露出させる。
しかるのち、図4および図5に示す如く、保護シート6
8の上から封止体74および保護枠72を第2止着具6
6を用いてフロントパネル24上に固定することによ
り、第1封止面90が保護シート68とフロントパネル
24間を封止するとともに、第2封止面94がフロント
パネル24と取付板16間を鍔部26の周縁70側から
封止し、もって装置本体12の保護がより一層図られる
のである。
足する環境になった場合には、図1に例示する様に保護
シート68上の第1止着具62に対応する部分に孔98
を設けて該第1止着具62の前面端64を露出させる。
しかるのち、図4および図5に示す如く、保護シート6
8の上から封止体74および保護枠72を第2止着具6
6を用いてフロントパネル24上に固定することによ
り、第1封止面90が保護シート68とフロントパネル
24間を封止するとともに、第2封止面94がフロント
パネル24と取付板16間を鍔部26の周縁70側から
封止し、もって装置本体12の保護がより一層図られる
のである。
【0030】図6は、取付板16に対する表示制御装置
10の他の取付態様を例示するものであって、本実施例
にあっては、フロントパネル24の前面78側を取付板
16の裏面40側に密着して固定している。すなわち、
フロントパネル24の開口52と略同一の大きさの開口
部36を取付板16上に形成するとともに、第1止着具
62の取付位置に対応させて孔97を設ける。かかる構
成でフロントパネル24の前面78側を、保護カバー6
8で覆った状態で取付板16の裏面40側に直接、ある
いは更に平板上のパッキン99を介して密着させるとと
もに、孔97を通じて第1および第2止着具62・66
を締結することにより、表示制御装置10は取付板16
に対して水密状態で固定されるのである。
10の他の取付態様を例示するものであって、本実施例
にあっては、フロントパネル24の前面78側を取付板
16の裏面40側に密着して固定している。すなわち、
フロントパネル24の開口52と略同一の大きさの開口
部36を取付板16上に形成するとともに、第1止着具
62の取付位置に対応させて孔97を設ける。かかる構
成でフロントパネル24の前面78側を、保護カバー6
8で覆った状態で取付板16の裏面40側に直接、ある
いは更に平板上のパッキン99を介して密着させるとと
もに、孔97を通じて第1および第2止着具62・66
を締結することにより、表示制御装置10は取付板16
に対して水密状態で固定されるのである。
【0031】なお第1および第2止着具62・66は、
保護部14を装置本体12に固定できるものであれば、
スナップ式のものなど適宜変更して実施できるし、その
設置位置および組数も必要とする締結力に対応して変更
できることは勿論である。また、タッチパネル58の裏
面側にディスプレイを配置するのに代えて、保護シート
68上に押圧位置を示す様な表示をしてもよい。
保護部14を装置本体12に固定できるものであれば、
スナップ式のものなど適宜変更して実施できるし、その
設置位置および組数も必要とする締結力に対応して変更
できることは勿論である。また、タッチパネル58の裏
面側にディスプレイを配置するのに代えて、保護シート
68上に押圧位置を示す様な表示をしてもよい。
【0032】更に各部を構成する材料も、使用する環境
に対応させて適宜に選択される。例えば、保護シート6
8を上記の如くふっ素フィルムで形成すれば、150℃
以上でも軟化しない耐熱性を有するとともに、200℃
を超える油の飛沫に対しても有効な保護が可能である。
しかしながら、それほどの耐熱性を要求されない環境に
あっては、ポリエステル樹脂フィルムが使用でき、15
0℃程度の油飛沫に対する耐熱性を備える。耐熱性を要
求されない環境であれば、それ以下の温度で軟化する材
料を使用できることは勿論である。
に対応させて適宜に選択される。例えば、保護シート6
8を上記の如くふっ素フィルムで形成すれば、150℃
以上でも軟化しない耐熱性を有するとともに、200℃
を超える油の飛沫に対しても有効な保護が可能である。
しかしながら、それほどの耐熱性を要求されない環境に
あっては、ポリエステル樹脂フィルムが使用でき、15
0℃程度の油飛沫に対する耐熱性を備える。耐熱性を要
求されない環境であれば、それ以下の温度で軟化する材
料を使用できることは勿論である。
【0033】同様に保護枠72を構成する材料にあって
も、上記の様なステンレス鋼を用いれば、フロントパネ
ル24を構成する樹脂を溶かす性質を有する有機溶剤あ
るいは強酸などの各種薬品に対してその保護力を発揮す
る。しかしながら、その様な保護が必要ない環境にあっ
ては、鉄板に塗装を施すなどの変更も可能となる。
も、上記の様なステンレス鋼を用いれば、フロントパネ
ル24を構成する樹脂を溶かす性質を有する有機溶剤あ
るいは強酸などの各種薬品に対してその保護力を発揮す
る。しかしながら、その様な保護が必要ない環境にあっ
ては、鉄板に塗装を施すなどの変更も可能となる。
【図1】本考案の全体的な組み立て過程を例示する、一
部を破断した分解斜視図である。
部を破断した分解斜視図である。
【図2】使用環境が比較的良好な場所における取付状態
を示す、一部を破断した斜視図である。
を示す、一部を破断した斜視図である。
【図3】図2における3−3線に沿う一部を破断した断
面図である。
面図である。
【図4】使用環境が劣悪な場所における取付状態を示
す、一部を破断した斜視図である。
す、一部を破断した斜視図である。
【図5】図4における5−5線に沿う拡大断面図であ
る。
る。
【図6】他の取付状態を示す、図5に類似した断面図で
ある。
ある。
10 表示制御装置 12 装置本体 14 保護部 18 取付部 20 本体ケース 22 本体ケース開口 24 フロントパネル 26 鍔部 28 表示制御部 52 フロントパネル開口 62 第1止着具 64 第1止着具前面端 66 第2止着具 68 保護シート 72 保護枠 74 封止体 78 フロントパネル前面 84 保護枠窓部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−61224(JP,A) 特開 平3−20775(JP,A) 実開 昭61−143382(JP,U) 実開 平4−42687(JP,U) 実開 昭60−124840(JP,U) 実開 昭60−158239(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09F 9/00
Claims (2)
- 【請求項1】 中空状本体ケース(20)の前面側に設
けた開口(22)を、該開口(22)より稍大きいフロ
ントパネル(24)で閉じるとともに、本体ケース(2
0)の内部に備えた表示制御部(28)の一部を、フロ
ントパネル(24)に設けた開口(52)を介して露出
させた装置本体(12)と、 上記フロントパネル(24)を覆う保護部(14)と、 上記装置本体(12)に対して保護部(14)を着脱自
在に結合する止着手段とを備え、 上記した保護部(14)を、 上記 フロントパネル前面(78)に対して剥離可能に結
合され、略全面に亘ってフロントパネル(24)を常時
に覆う平面状の保護シート(68)と、 上記フロントパネル開口(52)に対応する部分に窓部
(84)を備え、フロントパネル(24)の周縁部分を
必要に応じて覆う保護枠(72)と、 該保護枠(72)の裏面(88)側にあって、フロント
パネル(24)における保護シート(68)からの露出
部分および接続部分を覆う封止体(74)とから構成
し、 上記止着手段を、 上記したフロントパネル(24)における開口(52)
の周囲に、その前面端(64)を残して配設される第1
止着具(62)と、 該第1止着具(62)と一対となり、上記保護枠(7
2)をフロントパネル(24)に対して取り付ける第2
止着具(66)とから構成し、更に、 上記 保護シート(68)における第1止着具(62)を
覆う部分を少なくとも不透明に形成する一方、 上記第1止着具(62)と第2止着具(66)の結合時
に対応して、上記保護シート(68)における第1止着
具(62)の前面端(64)に対応する部分に結合用の
孔(98)が設けられる 表示制御装置。 - 【請求項2】 上記した第1止着具(62)はネジ穴で
あり、 上記した第2止着具(66)は該ネジ穴に嵌るボルトで
ある請求項1記載の 表示制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992090330U JP2604537Y2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 表示制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992090330U JP2604537Y2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 表示制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0650077U JPH0650077U (ja) | 1994-07-08 |
JP2604537Y2 true JP2604537Y2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=13995515
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992090330U Expired - Lifetime JP2604537Y2 (ja) | 1992-12-09 | 1992-12-09 | 表示制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604537Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004309335A (ja) * | 2003-04-08 | 2004-11-04 | Aichi Tokei Denki Co Ltd | 表示装置及びその前面カバー |
JP4533131B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2010-09-01 | リンナイ株式会社 | 操作盤 |
JP2016093041A (ja) * | 2014-11-07 | 2016-05-23 | 株式会社デジタル | 表示装置および表示装置取付構造 |
JP7240617B2 (ja) * | 2018-07-30 | 2023-03-16 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
-
1992
- 1992-12-09 JP JP1992090330U patent/JP2604537Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0650077U (ja) | 1994-07-08 |
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