JPH0710776U - 表示器用保護カバー - Google Patents

表示器用保護カバー

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JPH0710776U
JPH0710776U JP3902493U JP3902493U JPH0710776U JP H0710776 U JPH0710776 U JP H0710776U JP 3902493 U JP3902493 U JP 3902493U JP 3902493 U JP3902493 U JP 3902493U JP H0710776 U JPH0710776 U JP H0710776U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な防水,防塵効果を維持しつつ、交換が
容易でかつ安価な表示器用保護カバーを提供することを
目的とする。 【構成】 透明フィルム34を保持する枠体36をゴム
磁石40で構成するようにしている。従って、この保護
カバー30は、取付け盤1に磁着されているだけなの
で、取付け盤1からの取り付け取り外しを容易にするこ
とができる。また、枠体36のゴム磁石と取付け盤1と
が密着することにより水油や粉塵から表示器2を簡易に
保護することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、表示器の表示面を保護する保護カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、悪環境下におかれた表示器においては、表示器への水,油や粉塵の 侵入の防止あるいは表示面の汚れや損傷の防止のために、表示器を覆う保護カバ ーが用いられる。特に、画面をタッチ操作する表示器は、画面が直接指などで接 触されるため、この保護カバーの必要性は大きい。
【0003】 図5に、従来のタッチ操作用の表示器の保護カバー(実開 平4-42687)の分 解斜視図を示す。表示器2は、キャビネット23と、画面21を有するフロント パネル部22とを備えており、取付け盤1の開口部11にフロントパネル部22 を取付け盤1から前方へ突出した状態で収納されている。画面21は、画像が表 示されるだけでなく、画面21の所定位置を指などで接触されると、指令信号や 各種データが入力されるようになっている。
【0004】 保護カバーは、取付け盤1の開口部11の前面側の開口縁にそって設けられる 枠体3,枠体3の外周部に着脱可能に固定される化粧パネル7,化粧パネル7の 背面側に取り付けられ、窓部(凹部)が表示器2の画面21に密着するように取 り付けられる透明フィルム6,枠体3と取付け盤1の間に介在する第1パッキン 4,枠体3と透明フィルム6の間に介在する第2パッキン5,表示器2を取り付 けるための取付け治具8を備えている。フロントパネル部22は、透明フィルム 6によって覆われているため、直接的に汚れたり損傷したりすることがない。
【0005】 ところで、図6に、この表示器用保護カバーの断面図を示す。この図において 、取付け治具8に表示器2を取り付けるためのビス81が締め付けられると、パ ッキン4が挾圧され、また、枠体3に化粧パネル7を取り付けるためのビス72 が締め付けられると、パッキン5が挾圧される。こうして、透明フィルム6と取 付け盤1との間には、第1パッキン4,枠体3,第2パッキン5からなる封止構 造が形成され、表示器2への水などの侵入が阻止される。
【0006】 このように、従来、表示器2のフロントパネル部22の汚損を防止するととも に、表示器2をほぼ完全に防水,防塵する効果をもつ表示器用保護カバーが用い られていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の表示器用保護カバーにおいては次のような問題点があっ た。
【0008】 上記の保護カバーは、ほぼ完全な防水,防塵を目的としているため、構造が複 雑で高価であるという問題があった。一方、ほぼ完全でなくとも一定の防水,防 塵効果を有し、より簡易な構造で安価な保護カバーの実現をもとめる産業界の実 用的な要望があった。
【0009】 また、汚損した透明フィルム6を交換する場合あるいは表示器2前面からデー タ入出力用ケーブルを接続する場合に、保護カバーを取り付けるビス72の取り 外し取り付け作業が必要であり、煩雑であるという問題もあった。
【0010】 この考案は上記問題を解決し、簡易な防水,防塵効果を維持しつつ、交換が容 易でかつ安価な表示器用保護カバーを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の表示器用保護カバーは、 取付け盤に取り付けられる表示器を保護するためのカバーであって、 表示器とほぼ同じ大きさの透明フィルムと、透明フィルムの裏面外周に設けら れたゴム磁石を有する枠体と、 を備えたことを特徴としている。
【0012】 請求項2の表示器用保護カバーは、 請求項1の表示器用保護カバーにおいて、 前記表示器は、表示面をタッチ操作する機能を有するものであること、 を特徴としている。
【0013】 請求項3の表示器用保護カバーは、 請求項1の表示器用保護カバーにおいて、 前記表示器は、前面にデータ入出力用接続部を有するものであること、 を特徴としている。
【0014】
【作用】
請求項1の表示器用保護カバーにおいては、透明フィルムを保持する枠体をゴ ム磁石で構成するようにしている。従って、この保護カバーは、取付け盤に磁着 されているだけなので、取付け盤からの取り付け取り外しを容易にすることがで きる。また、枠体のゴム磁石と取付け盤が密着することにより水油や粉塵から表 示器を簡易に保護することができる。
【0015】 請求項2の表示器用保護カバーにおいては、表示面をタッチ操作する機能を有 する表示器に用いられるようにしている。従って、直接接触されることにより汚 損しやすい保護カバーの取り付け,取り外しを容易にすることができる。
【0016】 請求項3の表示器用保護カバーにおいては、前面にデータ入出力用接続部を有 する表示器に用いられるようにしている。従って、データ入出力用ケーブルを取 り付ける際において、保護カバーの取り外しを容易にすることができる。
【0017】
【実施例】
図2に、この考案の一実施例によるタッチ操作用の表示器用保護カバー30の 構成を示す。図1に、この保護カバー30が表示器2に取り付けられている状態 の概略断面図を示す。図1において、表示器2は、キャビネット23,画面21 を有するフロントパネル部24,メモリカード42,データ入出力用コネクタ4 4を備えている。
【0018】 表示器2は、取付け盤1の開口部11に収納されており、フロントパネル部2 4を取付け盤1から前方へ突出した状態で、取付け治具48により取付け盤1に 固定されている。
【0019】 図2において、保護カバー30は、フロントパネル部24とほぼ同じ大きさで 窓部(凹部)を有する透明フィルム34と、その裏面外周の全面に設けられた枠 体36とを備えている。枠体36はゴム磁石で構成され、透明フィルム34に接 着剤(もしくは両面テープ)40で固定されている。
【0020】 なお、この実施例では、取付け盤1の表面は鉄成分などが含まれた磁性体であ るとする。また、取付け盤1の表面がプラスチック製など磁性体でない場合には 、取付け盤1の表面に鉄成分などを含む磁性体テープを接着剤(両面テープ)で 貼付しておいてもよい。なお、この実施例において使用される接着剤(両面テー プ)は耐水性,耐薬品性のものである。
【0021】 フロントパネル部24は、保護カバー30の透明フィルム34により覆われて いる。透明フィルム34の凹部はフロントパネル部24の画面21と密着するよ うになっている。画面21は、画像が表示されるだけでなく、透明フィルム34 を介して画面21の所定位置を指などで接触されると、指令信号や各種データが 入力されるようになっている。
【0022】 フロントパネル部24は、この透明フィルム34を介しているため直接汚損さ れない。しかし、透明フィルム34は汚損されるため、新しいものに交換される 必要がある。この場合は、取付け盤1に磁着しているだけの保護カバーは取付け 盤1から簡単に引きはがされて新しい保護カバーに交換される。従って、従来の ように、保護カバーが交換される際におけるビスの取り外し取付け作業が不要と なるため、作業効率がよくなる。
【0023】 また、図3に示すように、フロントパネル部24の前面に設けられたデータ入 出力用コネクタ44にデータ入出力用ケーブル46が接続されて、メモリカード 挿入口50から挿入されたメモリカード42(図1参照)にデータをダウンロー ドする場合がある。このような場合にも、同様に、磁着している保護カバー30 が取付け盤1から簡単に引きはがされて、データ入出力用ケーブル46が接続さ れることができるので、作業効率がよくなる。
【0024】 なお、鉄系粉塵が浮遊する環境下の工場などにおいて、この表示器2が使用さ れる場合には、枠体36周辺に鉄系粉塵が集塵されて、フロントパネル部24上 の透明フィルム34に鉄系粉塵が付着されることを防止することもできる。
【0025】 一方、取付け盤1から突出している表示器2全体は、取付け盤1にのせられた 保護カバー30により完全に覆われている。しかも、保護カバー30の枠体36 は、ゴム磁石で構成されているため、ゴムの弾性力により、取付け盤1の表面に 小さなごみなどが付着した場合にも、枠体36と取付け盤1とは密着され、水, 油や粉塵が侵入することを簡易的に防止することができる。
【0026】 なお、保護カバー30の防水性,防塵性を一層高めるために、図4に示すよう に、ゴム磁石36にゴムパッキン38を貼り合わせてもよい。
【0027】
【考案の効果】
請求項1の表示器用保護カバーにおいては、透明フィルムを保持する枠体をゴ ム磁石で構成するようにしている。従って、この保護カバーは、取付け盤に磁着 されているだけなので、取付け盤からの取り付け取り外しを容易にすることがで きる。また、枠体のゴム磁石と取付け盤が密着することにより水油や粉塵から表 示器を簡易に保護することができる。これにより、簡易な防水,防塵効果を維持 しつつ、交換が容易でかつ安価な表示器用保護カバーを提供することができる。
【0028】 請求項2の表示器用保護カバーは、表示面をタッチ操作する機能を有する表示 器に用いられるようにしている。従って、直接接触されることにより汚損しやす い保護カバーの取り付け、取り外しを容易にすることができる。
【0029】 請求項3の表示器用保護カバーは、前面にデータ入出力用接続部を有する表示 器に用いられるようにしている。従って、データ入出力用ケーブルを取り付ける 際において、保護カバーの取り外しを容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による表示器用保護カバー
の概略断面図を示す。
【図2】上記の表示器用保護カバーの構成を示す図であ
る。
【図3】表示器の前面にデータ入出力用ケーブルが取り
付けられた状態を示す図である。
【図4】他の実施例による表示器用保護カバーの構成を
示す図である。
【図5】従来の表示器用保護カバーの分解斜視図を示す
図である。
【図6】従来の表示器用保護カバーの概略断面図を示す
図である。
【符号の説明】
1・・・取付け盤 2・・・表示器 22・・・フロントパネル部 30・・・保護カバー 34・・・透明フィルム 36・・・枠体

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付け盤に取り付けられる表示器を保護す
    るためのカバーであって、 表示器とほぼ同じ大きさの透明フィルムと、透明フィル
    ムの裏面外周に設けられたゴム磁石を有する枠体と、 を備えたことを特徴とする表示器用保護カバー。
  2. 【請求項2】請求項1の表示器用保護カバーにおいて、 前記表示器は、表示面をタッチ操作する機能を有するも
    のであること、 を特徴とする表示器用保護カバー。
  3. 【請求項3】請求項1の表示器用保護カバーにおいて、 前記表示器は、前面にデータ入出力用接続部を有するも
    のであること、 を特徴とする表示器用保護カバー。
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