JP2604527Y2 - 重ね合わせ接着用シート - Google Patents
重ね合わせ接着用シートInfo
- Publication number
- JP2604527Y2 JP2604527Y2 JP1991027183U JP2718391U JP2604527Y2 JP 2604527 Y2 JP2604527 Y2 JP 2604527Y2 JP 1991027183 U JP1991027183 U JP 1991027183U JP 2718391 U JP2718391 U JP 2718391U JP 2604527 Y2 JP2604527 Y2 JP 2604527Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- adhesive
- transfer
- transfer holes
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、折り重ね、および／ま
たは切り重ねされて重ね合わされ接着される接着用シー
トに関する。
たは切り重ねされて重ね合わされ接着される接着用シー
トに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来からこの種の接着用シートは知られ
ており、その幅方向両側に等間隔をおいて透設される移
送孔は、重ね合わされる所定面に剥離可能等の適宜な接
着剤を塗布した後形成されるのが一般的である。そし
て、これら移送孔は、接着用シートのプリント時等にお
ける移送を円滑に行うために、移送ピンが円滑に係脱し
得るよう周縁に細かいギザギザ状の切り込みが形成され
ている。
ており、その幅方向両側に等間隔をおいて透設される移
送孔は、重ね合わされる所定面に剥離可能等の適宜な接
着剤を塗布した後形成されるのが一般的である。そし
て、これら移送孔は、接着用シートのプリント時等にお
ける移送を円滑に行うために、移送ピンが円滑に係脱し
得るよう周縁に細かいギザギザ状の切り込みが形成され
ている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の接着用シートでは、移送孔の周縁に細かいギザギザ
状の切り込みが形成されているので、移送ピンと接触す
る際に各移送孔部分で紙粉が発生したり、塗布された接
着剤が剥がれ易く、プリント時や他の加工時に汚れを生
ずるという欠点がある。
来の接着用シートでは、移送孔の周縁に細かいギザギザ
状の切り込みが形成されているので、移送ピンと接触す
る際に各移送孔部分で紙粉が発生したり、塗布された接
着剤が剥がれ易く、プリント時や他の加工時に汚れを生
ずるという欠点がある。
【０００４】本考案は、この従来における欠点を解消し
た重ね合わせ接着用シートを提供することを目的とす
る。
た重ね合わせ接着用シートを提供することを目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は上述した目的を
達成するために、通常状態では接着することのない接着
剤が塗布された部分に設けた移送孔の周縁の細かいギザ
ギザ状の切り込みをなくして、真円に形成したものであ
る。
達成するために、通常状態では接着することのない接着
剤が塗布された部分に設けた移送孔の周縁の細かいギザ
ギザ状の切り込みをなくして、真円に形成したものであ
る。
【０００６】
【作用】移送孔が真円なので、移送ピンと接触する際に
各移送孔部分で紙粉が発生したり、塗布された接着剤が
剥がれることがない。
各移送孔部分で紙粉が発生したり、塗布された接着剤が
剥がれることがない。
【０００７】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について添付図
面に基づき詳細に説明する。ここにおいて、図１は葉書
形成用の接着用シートの単位シートを示す平面図、図２
はその移送孔透設部分を示す部分拡大図、図３は作成し
た葉書の断面図である。
面に基づき詳細に説明する。ここにおいて、図１は葉書
形成用の接着用シートの単位シートを示す平面図、図２
はその移送孔透設部分を示す部分拡大図、図３は作成し
た葉書の断面図である。
【０００８】図１に示すように、単位シート１の幅方向
両側には移送孔２が透設されたマージナル部３が設けら
れ、前記単位シート１は、折り用ミシン目４，５で区画
連接された上紙片６、中紙片７、下紙片８の３部分から
なる。通常単位シート１は、移送孔２透設方向（図１
上、上下方向）に切り用ミシン目を介して多数連接され
た連続状態にある。図２で明らかなように、前記各移送
孔２の形状は真円である。
両側には移送孔２が透設されたマージナル部３が設けら
れ、前記単位シート１は、折り用ミシン目４，５で区画
連接された上紙片６、中紙片７、下紙片８の３部分から
なる。通常単位シート１は、移送孔２透設方向（図１
上、上下方向）に切り用ミシン目を介して多数連接され
た連続状態にある。図２で明らかなように、前記各移送
孔２の形状は真円である。
【０００９】上紙片６の表面は宛名表示面となり、電子
計算機に連動した印字装置によって宛名１３が印字され
る（図３参照）。また、中紙片７と下紙片８の表面は情
報表示面となり、同じく前記印字装置によって隠蔽情報
１４、たとえば預金残高や定期預金の金額及び満期通知
等が印字される（図３参照）。これらの印字動作におい
ては、移送孔２が真円に形成されているので、紙粉が発
生したり、接着剤９，１０が剥がれたりして、汚れるこ
とがない。
計算機に連動した印字装置によって宛名１３が印字され
る（図３参照）。また、中紙片７と下紙片８の表面は情
報表示面となり、同じく前記印字装置によって隠蔽情報
１４、たとえば預金残高や定期預金の金額及び満期通知
等が印字される（図３参照）。これらの印字動作におい
ては、移送孔２が真円に形成されているので、紙粉が発
生したり、接着剤９，１０が剥がれたりして、汚れるこ
とがない。
【００１０】図３で明らかなように、前記中紙片７と前
記下紙片８の表面には、たとえば、通常の状態では接着
することなく、所定以上の圧力が付与されると接着する
透明あるいは半透明な感圧性接着剤９が、マージナル部
３（図１、図２参照）にも及ぶように、全面的に塗布さ
れている。この接着剤９は接着力は弱く、接着後にも剥
離可能なものである。また、上紙片６と中紙片７の裏面
には、たとえば、接着力が強く、接着後は剥離不能な感
圧性接着剤１０が、マージナル部３（図１、図２参照）
にも及ぶように、全面的に塗布されている。
記下紙片８の表面には、たとえば、通常の状態では接着
することなく、所定以上の圧力が付与されると接着する
透明あるいは半透明な感圧性接着剤９が、マージナル部
３（図１、図２参照）にも及ぶように、全面的に塗布さ
れている。この接着剤９は接着力は弱く、接着後にも剥
離可能なものである。また、上紙片６と中紙片７の裏面
には、たとえば、接着力が強く、接着後は剥離不能な感
圧性接着剤１０が、マージナル部３（図１、図２参照）
にも及ぶように、全面的に塗布されている。
【００１１】図３は上述した単位シート１のマージナル
部３を切断除去したうえ、各折り用ミシン目４，５でＺ
字状に三つ折りにして葉書１５を形成した状態を示して
いる。すなわち、上紙片６の裏面と中紙片７の裏面と
が、また、中紙片７の表面と下紙片８の表面とが、それ
ぞれ対向するよう折り重ねられたうえ、所定以上の圧力
が付与されることによって各紙片６，７，８は全面接着
され、一体化されたものである。したがって、この図示
状態において通常の葉書と同様に使用することが可能で
あり、隠蔽情報１４は外部から見ることができない状態
にある。
部３を切断除去したうえ、各折り用ミシン目４，５でＺ
字状に三つ折りにして葉書１５を形成した状態を示して
いる。すなわち、上紙片６の裏面と中紙片７の裏面と
が、また、中紙片７の表面と下紙片８の表面とが、それ
ぞれ対向するよう折り重ねられたうえ、所定以上の圧力
が付与されることによって各紙片６，７，８は全面接着
され、一体化されたものである。したがって、この図示
状態において通常の葉書と同様に使用することが可能で
あり、隠蔽情報１４は外部から見ることができない状態
にある。
【００１２】ここで、葉書１５を受領した宛名人が、隠
蔽情報１４を見る場合には、下紙片８を中紙片７から離
反すればよい。すると、接着剤９の接着力は弱く、剥離
可能であるから、下紙片８は中紙片７から剥離されて前
記接着剤９を通して、前記中紙片７及び前記下紙片８に
表示された隠蔽情報１４を読み取ることができる。
蔽情報１４を見る場合には、下紙片８を中紙片７から離
反すればよい。すると、接着剤９の接着力は弱く、剥離
可能であるから、下紙片８は中紙片７から剥離されて前
記接着剤９を通して、前記中紙片７及び前記下紙片８に
表示された隠蔽情報１４を読み取ることができる。
【００１３】なお、上述した実施例においては、単位シ
ート１は、Ｚ字状に折り重ねて葉書１５としたが、真中
の紙片に対して左右の紙片を順次折り重ねたり、二つ折
りして重ねたり、切り重ねて葉書１５とする構成でもよ
い。また、本考案は葉書１５以外にもカード等に適用可
能である。さらに、通常の状態では接着することのない
接着剤９は、感圧性のほか、感熱性あるいは再湿性の接
着剤であってもよい。さらにまた、剥離可能あるいは剥
離不能に接着させる部分の接着強度は均一である必要は
なく、部分的に強弱があってもよい。またさらに、下紙
片８の裏面側にその剥離の指示を印刷により設けてもよ
く、あるいは所定コーナーに未接着部分を形成するか、
または、下紙片８のコーナーにスリットを形成し剥離作
業が容易に行えるよう構成してもよい。さらに、各移送
孔２を移送ピンに対する通常の大きさよりも若干大きめ
に設定しておくと、移送ピンとの係脱がより円滑になさ
れる。
ート１は、Ｚ字状に折り重ねて葉書１５としたが、真中
の紙片に対して左右の紙片を順次折り重ねたり、二つ折
りして重ねたり、切り重ねて葉書１５とする構成でもよ
い。また、本考案は葉書１５以外にもカード等に適用可
能である。さらに、通常の状態では接着することのない
接着剤９は、感圧性のほか、感熱性あるいは再湿性の接
着剤であってもよい。さらにまた、剥離可能あるいは剥
離不能に接着させる部分の接着強度は均一である必要は
なく、部分的に強弱があってもよい。またさらに、下紙
片８の裏面側にその剥離の指示を印刷により設けてもよ
く、あるいは所定コーナーに未接着部分を形成するか、
または、下紙片８のコーナーにスリットを形成し剥離作
業が容易に行えるよう構成してもよい。さらに、各移送
孔２を移送ピンに対する通常の大きさよりも若干大きめ
に設定しておくと、移送ピンとの係脱がより円滑になさ
れる。
【００１４】
【考案の効果】以上詳細に説明したところで明らかなよ
うに、本考案によれば、移送孔を真円形状としたので、
移送時や加工時に紙粉が発生したり、接着剤が剥がれる
のを防ぐことによって、汚れを生ずることがないという
効果を奏する。
うに、本考案によれば、移送孔を真円形状としたので、
移送時や加工時に紙粉が発生したり、接着剤が剥がれる
のを防ぐことによって、汚れを生ずることがないという
効果を奏する。
【図１】葉書作成用の単位シートを示す平面図。
【図２】図１の移送孔透設部分を示す部分拡大図。
【図３】葉書の断面図。
１ 単位シート ２ 移送孔 ４，５ 折り用ミシン目 ６ 上紙片 ７ 中紙片 ８ 下紙片 ９ 接着剤 １３ 宛名 １４ 隠蔽情報
Claims (1)
- 【請求項１】 折り重ね、および／または切り重ねされ
て重ね合わされ接着される接着用シートであって、シー
トの幅方向両側には等間隔をおいて多数の移送孔が透設
されたマージナル部を設け、シートの重ね合わせ面には
前記マージナル部も含めて全面的に、通常状態では接着
することのない接着剤が塗布され、前記移送孔が連続し
て伸びる方向に連続し、前記各移送孔が真円に形成され
ていることを特徴とする重ね合わせ接着用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991027183U JP2604527Y2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 重ね合わせ接着用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991027183U JP2604527Y2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 重ね合わせ接着用シート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04115688U JPH04115688U (ja) | 1992-10-14 |
| JP2604527Y2 true JP2604527Y2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=31911518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991027183U Expired - Lifetime JP2604527Y2 (ja) | 1991-03-28 | 1991-03-28 | 重ね合わせ接着用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2604527Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0616789Y2 (ja) * | 1989-02-02 | 1994-05-02 | 義和 木村 | はがき |
| JPH0712044Y2 (ja) * | 1989-02-19 | 1995-03-22 | 義和 木村 | はがき |
| JPH03295A (ja) * | 1989-05-29 | 1991-01-07 | Yoshikazu Kimura | はがき，封書の製法 |
-
1991
- 1991-03-28 JP JP1991027183U patent/JP2604527Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04115688U (ja) | 1992-10-14 |
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| JPH0615684Y2 (ja) | 封書用フオ−ム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980901 |
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| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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