JP2604510Y2 - 車両のクォータウインドモール - Google Patents

車両のクォータウインドモール

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JP2604510Y2
JP2604510Y2 JP1992072899U JP7289992U JP2604510Y2 JP 2604510 Y2 JP2604510 Y2 JP 2604510Y2 JP 1992072899 U JP1992072899 U JP 1992072899U JP 7289992 U JP7289992 U JP 7289992U JP 2604510 Y2 JP2604510 Y2 JP 2604510Y2
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JP
Japan
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door opening
molding
vehicle
quarter
opening edge
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992072899U
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English (en)
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JPH0629913U (ja
Inventor
順一 山岡
憲美 小林
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は車両のクォータウインド
モールに関し、特に見栄えと雨水シール性に優れたクォ
ータウインドモールに関する。
【0002】
【従来の技術】図2には車両の後部側面を示し、略台形
のクォータウインドガラスGはその全周がPVC等の樹
脂材よりなるクォータウインドモール(以下、単にウイ
ンドモールという)1により縁取られ、車体に保持され
ている。ウインドモール1にはガラスG外周に沿う
にブチルシール材5が接合されて、クォータパネル2の
外板21より浮いた状態で(図3)これに接着固定され
ている。なお、図3は図2のIII−III線に沿う断
面図であり、図中、3はドアフレーム、4はウエザスト
リップである。
【0003】ウインドモール1の、車体のドア開口2a
縁に沿う辺は、その外縁(図3の左縁)がクォータパネ
ル外板21に向かって延びる可撓性のあるリップ14と
なっており、リップ14の先端が、上記外板21が車両
内方へ屈曲するドア開口2a縁のコーナ部に接して連続
面をなしている。このリップ14が接する位置は図2の
Sで示す斜線領域であり、これにより、ドリップモール
6からウインドモール1へ移る際にシールスポンジ61
を越えて落下する雨水(図2の矢印)がドア開口2a内
へ浸入することが防止される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構造において、組付け時の誤差によりウインドモール1
がドア開口2a側すなわち前方側へ寄ると、図4に示す
如く、リップ14の先端がパネル面より離れて雨水の滴
下が防止できなくなる。また、ウインドモール1がドア
開口2a側より離れると、図5に示す如く、リップ14
先端が上記コーナ部に当接して反り変形し、パネル面と
の連続性が失われて見栄えが悪くなる。
【0005】本考案はかかる課題を解決するもので、組
付け誤差があっても、雨水シール性の劣化や見栄えの低
下を生じない車両のクォータウインドモールを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の構成を説明する
と、車両クォータウインドガラスの周縁を覆ってこれを
車体に保持するクォータウインドモール1の、車体の
ア開口縁に沿う辺11の外縁に、モール本体よりドア開
縁へ向けて延びドア開口縁のコーナ部と小間隙をおい
て対向し、かつドア開口縁とほぼ面一の突出部12を形
成するとともに、該突出部12に沿って突出部よりも
方位置のモール本体下面より車体外板に向けて延出して
これに密接する可撓性を有するシールリップ13を形成
したものである。
【0007】
【作用】上記構成において、組付けに誤差を生じてウイ
ンドモール1の位置がドア開口2a側あるいはその反対
側へと車両前後方向へ多少ずれても、シールリップ13
はドア開口縁パネル21のパネル面との密接状態を維持
するから、雨水に対するシール性が低下することはな
い。
【0008】また、突出部12はドア開口縁のコーナ部
に対して小間隙をなしているから、ウインドモール1の
位置がずれてもパネル面に当接することはなく、変形に
よりコーナ部との面一性が損なわれることはない。しか
して、見栄えも良好に保たれる。
【0009】
【実施例】図1には本考案の一実施例を示し、従来構造
を示す図3に対応したものである。クォータウインドガ
ラスGの外周を略コ字形に覆うウインドモール1は、
面の周部とクォータパネル2の外板21との間に接着
したブチルシール材5によりパネル面より浮いた位置に
支持され、そのドア開口縁2aに沿う辺11には外縁
(図の左縁)に、外板21のコーナ部付近に延びる剛性
を有する突出部12が形成されている。突出部12の先
端は外板21のコーナ部近くにこれと小間隙をなして位
置し、外板21と面一状の面を構成している。
【0010】上記突出部12に沿って突出部12よりも
内方位置(すなわち後方位置)のモール本体下面からは
クォータパネル外板21へ向けてシールリブ13が延び
ており、シールリップ13は先端に向けて漸次薄肉とな
って可撓性を有し、その先端は車両後方(図の右方)へ
向かう外板21のパネル面に液密的に接している。この
シールリップ13が接する位置は図2のSで示す斜線領
域であり、ドリップモール6より排出される雨水がドア
開口2a内へ滴下することは防止される。
【0011】かかる構造において、ウインドモール1の
組付けに誤差を生じて、その位置がドア開口2a側ある
いはその反対側へと車両前後方向へ多少ずれても、シー
リップ13はクォータパネル外板21のパネル面との
密接状態を維持する。したがって、雨水に対するシール
性が低下することはない。
【0012】また、突出部12はクォータパネル外板2
1のコーナ部に対して小間隙をなしているから、ウイン
ドモール1の取付け位置がずれてもパネル面に当接する
ことはなく、たとえ当接しても剛性を有しているから、
外板21のコーナ部との連続性が損なわれることはな
い。これにより、見栄えも良好に保たれる。
【0013】
【考案の効果】以上の如く、本考案のクォータウインド
モールによれば、その組付け誤差があっても、雨水のシ
ール性や見栄えが低下することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すドア開口部の断面図で
ある。
【図2】車両のクォータウインド部の斜視図である。
【図3】従来例を示すドア開口部の断面図で、図2のII
I −III 線に沿う断面図である。
【図4】従来例を示すクォータウインドモールの断面図
である。
【図5】従来例を示すクォータウインドモールの断面図
である。
【符号の説明】
1 クォータウインドモール 11 辺 12 突出部 13 シールリップ 2 クォータパネル 21 クォータパネル外板(車体外板) G クォータウインドガラス
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 1/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両クォータウインドガラスの周縁を覆
    ってこれを車体に保持するクォータウインドモールの、
    体のドア開口縁に沿う辺の外縁に、モール本体よりド
    ア開口縁へ向けて延び先端がドア開口縁のコーナ部と小
    間隙をおいて対向し、かつドア開口縁とほぼ面一の突出
    部を形成するとともに、該突出部に沿って突出部よりも
    内方位置のモール本体下面より、車体外板面に向けて延
    出してこれに密接する可撓性を有するシールリップを形
    成したことを特徴とする車両のクォータウインドモー
    ル。
JP1992072899U 1992-09-25 1992-09-25 車両のクォータウインドモール Expired - Lifetime JP2604510Y2 (ja)

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JPH0629913U JPH0629913U (ja) 1994-04-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2523211Y2 (ja) * 1991-02-12 1997-01-22 東海興業株式会社 モール付自動車用固定窓材
JP3009915U (ja) * 1994-02-15 1995-04-18 鹿児島県 さとうきび刈取機のさとうきび集束装置

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JPH0629913U (ja) 1994-04-19

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Effective date: 20040413