JP3009915U - さとうきび刈取機のさとうきび集束装置 - Google Patents

さとうきび刈取機のさとうきび集束装置

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JP3009915U
JP3009915U JP1994002817U JP281794U JP3009915U JP 3009915 U JP3009915 U JP 3009915U JP 1994002817 U JP1994002817 U JP 1994002817U JP 281794 U JP281794 U JP 281794U JP 3009915 U JP3009915 U JP 3009915U
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gear
sugarcane
tractor
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interrupter
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JP1994002817U
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English (en)
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国隆 福崎
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Kagoshima-Ken Kagoshima-Shi Kagoshima-Ken
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Kagoshima-Ken Kagoshima-Shi Kagoshima-Ken
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 トラクタに牽引される、さとうきび刈取機に
おいて、刈取ったさとうきびを20〜30kgの束に集
束する装置を提供する。 【構成】 下部送りチェーンCの直後に取り付けたさと
うきび支持フレーム2、3、4を120度間隔で回転さ
せるようにした歯車を回転させるモータ18と、さとう
きびが20〜30kg集まる間、支持フレームを止めて
おくストッパ14、トラクタの動力で回転するカム9に
より往復運動するレバー10と、レバーとワイヤ11で
つながり連動し、断続器8を介しスプリング15の引張
り力に打ち勝ってストッパ14を解除し歯車を噛み合わ
せる断続器7、これを常に上方に押し上げ断続器8と噛
み合うのを助け、さらにレバーの往復運動と連動するよ
う元の位置に引き戻すよう働くスプリング、さとうきび
の上部を集め支持する上部支持バー21とから構成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、さとうきびの刈取りと集束を容易に行うことができる、さとうきび刈 取機のさとうきび集束装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
さとうきびは、鹿児島県の種子島、南西諸島と沖縄県で約3万ha栽培されて おり、全耕地面積の約70%を占め、同地域の生活基盤を支える極めて重要な基 幹作物である。しかし、さとうきびは草丈が2〜3mと大きく10a当り約7t の収穫量があり、また台風被害を受け易い立地条件のため、その機械省力化はか なり遅れているのが現状である。特に収穫作業は人力作業主体で行われており、 全作業時間118時間の約60%を占め重労働となっている。 収穫作業は一般に刈取り作業と脱葉作業に分けられ、刈取機で刈取った後さとう きびは、1か所100〜200kgの集積山に集められ、脱葉機で脱葉される。 平成3年度の機械化率は刈取り作業2%、脱葉作業22%である。現在、主に利 用されている刈取機は歩行型刈取機で、乗用型刈取機はこの刈取機をトラクタ牽 引型に改良したものである。これらの刈取機の刈取り方法は、引き起こしチェー ンで引き起こし、ベースカッタで刈取ったさとうきびを横送りチェーンで機体の 右横に搬送し、畦と直角方向に刈り並べていく方式で、集束はできない。このた め、1か所100〜200kgの集積山に集積するにはかなりの多労を要し、刈 取機が普及しない大きな原因となっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
このように、従来の刈取機には集束装置がなかったため、刈取ったさとうきび の集積に多労を要することとなり、刈取機が現場に十分普及せず、収穫作業の機 械省力化がなかなか進まなかったという問題点があった。
【0004】 本考案は、従来の刈取機の有するこのような問題点を解決するために開発された ものであり、その目的とするところは、刈取ったさとうきびを20〜30kgの 束に集束できる、さとうきび刈取機のさとうきび集束装置を提供しようとするも のである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案における集束装置は、トラクタに牽引され る刈取機において、刈取ったさとうきびを強制的に後方に送る下部送りチェーン の直後に取り付けた、120度間隔で位置する3本のさとうきび支持フレームと 、歯車の歯を幅3cmにわたって除去した切り欠きが120度間隔に3か所あり 、相手の歯車と噛み合ったときだけ120度右回りに回転する歯車と、120度 間隔で3か所の噛み合い溝を有する断続器とが一体化した回転支持フレーム、ト ラクタのバッテリで作動するモータの動力でVベルトを介し常時左回転する歯車 、さとうきびが一定量(20〜30kg)支持フレームに集まる間支持フレーム が回転しないよう支持フレームを止めてあるスプリング付ストッパ、トラクタの 動力で回転するカムにより往復運動するレバー、該レバーとワイヤでつながり連 動し、断続器を介しスプリングの引張り力に打ち勝ってストッパを解除し歯車と 歯車を噛み合わせる断続器、該断続器を常に上方に押し上げ相手の断続器と噛み 合うのを助け、さらにレバーの往復運動とスムーズに連動するよう常に元の位置 に引き戻すように働くスプリング、ガイドの後端と支柱との間に取り付けた、さ とうきびの上部を集め支持する上部支持バーとから構成され、刈取ったさとうき びを20〜30kgの束に集束することができるものである。
【0006】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 図1に示す刈取機は30馬力級のトラクタに連結具D、E、Fで牽引され、動 力軸Gは該トラクタのPTO軸に連結される。刈取る畦は該トラクタの右側の畦 で1畦刈りである。刈取機を牽引した該トラクタが前進すると、さとうきびは、 図2に示す引き起こしチェーンAとガイドJで引き起こし誘導され、ベースカッ タBで刈取られる。刈取られたさとうきびは、下部送りチェーンCと下部ガイド Kで後方に送られ、回転支持フレーム1のさとうきび支持フレーム2に集められ る。さとうきびの上部はガイドJの後端と支柱20との間に取り付けた上部支持 バー21で支持される。このとき、回転支持フレーム1は、回転しないようスプ リング15の付いたストッパ14でさとうきび支持フレーム3が止められており 、また歯車5は、回転支持フレーム1の上端に取り付けた歯車6の切り欠きの所 で左回転している。さらに断続器7は、低速で回転するカム9により往復運動す るレバー10が最も右寄りにあるため、回転支持フレーム1の下端に取り付けた 断続器8と噛み合っている。この状態で、集められたさとうきびが一定量(20 〜30kg)になると、レバー10は左方向に動き断続器7を引張る。この引張 り力で、断続器7は断続器8を介し、スプリング15の引張り力に打ち勝ってス トッパ14を解除し、回転支持フレーム1を右回転させ、歯車5と歯車6を噛み 合わせる。歯車5と歯車6が噛み合うと、歯車6は120度右回転し、歯車6と 一体化した回転支持フレーム1も120度右回転し、さとうきび支持フレーム3 に120度遅れて位置するさとうきび支持フレーム4が、ストッパ14の位置ま で回転し止まる。一方、レバー10は歯車5と歯車6が噛み合うと右方向に動き 、断続器7はスプリング12の元に引き戻す力で元の位置に戻り、120度回転 してきた回転支持フレーム1の下端の断続器8と、120度遅れた位置で再び噛 み合う。 この間に、一定量(20〜30kg)の束に集められたさとうきびは、さとう きび支持フレーム2が120度右回転するため、支持を失い刈取り畦上に放出さ れ、同時にさとうきびの上部は上部支持バー21の下をくぐり抜けながら放出さ れ、刈取り畦上に、畦と平行に、進行方向に対しさとうきびの上部を先にして、 集束されたまま並べられる。 以上のような動作を繰り返して、さとうきびは刈取り、集束されていく。
【0007】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次のような効果がある。
【0008】 刈取ったさとうきびを20〜30kgの束に集束するので、集積作業に要する作 業時間が大幅に省力される。
【0009】 集束装置ができたことにより、さとうきび刈取機の普及が進み、収穫作業の機 械省力化が促進され、さとうきび農業の発展に貢献する。
【0010】 本集束装置を取り付けた刈取機は、重量約400kgと小型、軽量のため、3 馬力以上のトラクタに適応し、小区画の圃場でも効率的に作業できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の正面図である。
【図2】本考案の斜視図である。
【図3】本考案の背面図である。
【図4】本考案の詳細な背面図である。
【符号の説明】
(1)は回転支持フレーム (2)はさとうきび支持フレーム (3)はさとうきび支持フレーム (4)はさとうきび支持フレーム (5)は歯車 (6)は歯車の歯を幅約3cmにわたって除去した切り
欠きが120度間隔に3か所あり歯車(5)噛み合った
時だけ120度右回りに回転する歯車 (7)は120度間隔で3か所の噛み合い溝を有しレバ
ー(10)とワイヤ(11)でつながりレバー(10)
と連動する断続器 (8)は回転支持フレーム(1)の下に固定され、12
0度間隔で3か所の噛み合い溝を有し、断続器(7)と
噛み合う断続器 (9)はトラクタの動力で回転するカム (10)はカム(9)により往復運動するレバー (11)はレバー(10)と断続器(7)をつなぐワイ
ヤ (12)はスプリング (13)は長さ調整用ターンバックル (14)はストッパ (15)はストッパ(14)を引っ張るスプリング (16)はスプリング(12)押え (17)は減速機 (18)はモータ (19)はVベルト (20)は支柱 (21)は上部支持バー (A)は引き起こしチェーン (B)はベースカッタ (C)は下部送りチェーン (D)はトラクタに連結する連結具 (E)はトラクタに連結する連結具 (F)はトラクタに連結する連結具 (G)はトラクタのP.T.Oにつながる動力軸 (H)は支持基体 (J)はガイド (K)は下部ガイド (L)は分草かん (M)は分草かん

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクタに牽引され、該トラクタからの動
    力によって作動する引き起こしチェーン(A)、ベース
    カッタ(B)、下部送りチェーン(C)とトラクタに連
    結する連結具(D)(E)(F)や動力軸(G)を有す
    る支持機体(H)、ガイド(J)、下部ガイド(K)、
    分草かん(L)(M)等から成るさとうきび刈取機にお
    いて、下部送りチェーン(C)の直後に取り付けた、1
    20度間隔で位置する3本のさとうきび支持フレーム
    (2)(3)(4)と、歯車の歯を幅3cmにわたって
    除去した切り欠きが120度間隔に3か所あり、歯車
    (5)と噛み合った時だけ120度右回りに回転する歯
    車(6)と、120度間隔で3か所の噛み合い溝を有す
    る断続器(8)とが一体化した回転支持フレーム
    (1)、トラクタのバッテリで作動するモータ(18)
    の動力でVベルト(19)を介し常時左回転する歯車
    (5)、さとうきびが一定量(20〜30kg)支持フ
    レームに集まる間支持フレームが回転しないよう支持フ
    レームを止めてあるスプリング(15)付ストッパ(1
    4)、トラクタの動力で回転するカム(9)により往復
    運動するレバー(10)、該レバー(10)とワイヤ
    (11)でつながり連動し、断続器(8)を介しスプリ
    ング(15)の引張り力に打ち勝ってストッパ(14)
    を解除し歯車(5)と歯車(6)を噛み合わせる断続器
    (7)、該断続器(7)を常に上方に押し上げ断続器
    (8)と噛み合うのを助け、さらにレバー(10)の往
    復運動とスムーズに連動するよう常に元の位置に引き戻
    すよう働くスプリング(12)、ガイド(J)の後端と
    支柱(20)との間に取り付けた、さとうきびの上部を
    集め支持する上部支持バー(21)とから構成されるさ
    とうきび刈取機のさとうきび集束装置
JP1994002817U 1994-02-15 1994-02-15 さとうきび刈取機のさとうきび集束装置 Expired - Lifetime JP3009915U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0629913U (ja) * 1992-09-25 1994-04-19 トヨタ車体株式会社 車両のクォータウインドモール

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