JP2603843B2 - 抗原又は抗体の測定法 - Google Patents
抗原又は抗体の測定法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗原抗体反応により抗原又は抗体を測定する
方法に関する。特に医療における臨床検査の分野におけ
る血清、血漿、尿等に含まれるタンパク質及びその関連
物質を抗原抗体反応を利用して定性的に若しくは定量的
に測定する方法に関する。
方法に関する。特に医療における臨床検査の分野におけ
る血清、血漿、尿等に含まれるタンパク質及びその関連
物質を抗原抗体反応を利用して定性的に若しくは定量的
に測定する方法に関する。
現在、免疫診断の分野においては、RIA法(ラジオイ
ムノアツセイ法)、EIA法(エンザイムイムノアツセイ
法)、TIA法(免疫比濁法)及びLPIA法(ラテツクス凝
集反応法)の4つの方法が一般的に用いられている。
ムノアツセイ法)、EIA法(エンザイムイムノアツセイ
法)、TIA法(免疫比濁法)及びLPIA法(ラテツクス凝
集反応法)の4つの方法が一般的に用いられている。
この中で、ラテツクスの如き不溶性担体粒子に抗体若
しくは抗原を担持させ、検体中の抗原若しくは抗体と反
応させて抗原又は抗体を測定する方法として (イ)反応で生成した凝集塊の沈降(1〜2日を要す
る)を待つて、その上清の濁度を測定して未反応ラテツ
クスの量を検知し、これから検体中の抗原若しくは抗体
の量を測定する方法(たとえばN.Dezelicら,Croatica C
hemica Acta,42 457(1979))。
しくは抗原を担持させ、検体中の抗原若しくは抗体と反
応させて抗原又は抗体を測定する方法として (イ)反応で生成した凝集塊の沈降(1〜2日を要す
る)を待つて、その上清の濁度を測定して未反応ラテツ
クスの量を検知し、これから検体中の抗原若しくは抗体
の量を測定する方法(たとえばN.Dezelicら,Croatica C
hemica Acta,42 457(1979))。
(ロ)反応混合物から凝集物を分離することなく、その
ままの状態で特定波長の光を照射して散乱光若しくは透
過光の強さを測定し、その変化から検体中の抗原若しく
は抗体を定量する方法(たとえば、特公昭58−11175号
公報)。
ままの状態で特定波長の光を照射して散乱光若しくは透
過光の強さを測定し、その変化から検体中の抗原若しく
は抗体を定量する方法(たとえば、特公昭58−11175号
公報)。
があるが、本発明は前記(イ)記載の方法の改良に関す
るものである。
るものである。
他方、不溶性担体に担持させた抗体又は抗原の抗原抗
体反応を利用する抗体又は抗原の測定方法の一つとし
て、一部の不溶性担体を磁性体とする方法も提案されて
いる(たとえば特開昭61−128168号公報)。しかしなが
ら、この公知の方法は、担体の磁性を利用して反応物を
分離し、その反応物中の予め結合されている蛍光体或い
は酸素の量を測定するもので、複雑な操作を必要とし、
本発明の目的とする簡便な大量検体の測定法とはその手
段を異にするものである。
体反応を利用する抗体又は抗原の測定方法の一つとし
て、一部の不溶性担体を磁性体とする方法も提案されて
いる(たとえば特開昭61−128168号公報)。しかしなが
ら、この公知の方法は、担体の磁性を利用して反応物を
分離し、その反応物中の予め結合されている蛍光体或い
は酸素の量を測定するもので、複雑な操作を必要とし、
本発明の目的とする簡便な大量検体の測定法とはその手
段を異にするものである。
近年多数の検体の分析法として、多くの小孔を有する
プレートの各小孔中で呈色反応などを行わせ、その小孔
の光学密度を直接測定することによつて検体中の或る成
分を分析する方法が提案され広く普及している。
プレートの各小孔中で呈色反応などを行わせ、その小孔
の光学密度を直接測定することによつて検体中の或る成
分を分析する方法が提案され広く普及している。
例えば、マイクロタイターと呼ばれるプレートは、8c
m×12cm位の大きさのプレートに96ケの穴を有し、同時
に96検体の分析が可能で、光学密度の読みとりも専用の
リーダーにより30〜40秒で可能である。今、このような
器具を用いてラテツクスの凝集反応による抗原抗体反応
の測定を前記(イ)の方法で行う場合、沈降した凝集物
が光路をさえぎり光学的測定が不能となる。このため、
(イ)の方法を採用するならば、横からの測光か(これ
は不可能に近いが)、或いは液の移し替えを必要とする
が、本発明はこのような問題点を解消するものである。
m×12cm位の大きさのプレートに96ケの穴を有し、同時
に96検体の分析が可能で、光学密度の読みとりも専用の
リーダーにより30〜40秒で可能である。今、このような
器具を用いてラテツクスの凝集反応による抗原抗体反応
の測定を前記(イ)の方法で行う場合、沈降した凝集物
が光路をさえぎり光学的測定が不能となる。このため、
(イ)の方法を採用するならば、横からの測光か(これ
は不可能に近いが)、或いは液の移し替えを必要とする
が、本発明はこのような問題点を解消するものである。
本発明者らは、抗体若しくは抗原を担持させる担体の
一部を磁性体とすることにより、凝集塊を任意の方向に
引き寄せることが出来るのみならず、意外にも引き寄せ
られた担体は器壁部に対して粘着性を示し容易に再拡散
しないことを見いだし、本発明をなすに至つたものであ
る。しかも、反応により生じた凝集物の分離のための時
間も大巾に短縮される。
一部を磁性体とすることにより、凝集塊を任意の方向に
引き寄せることが出来るのみならず、意外にも引き寄せ
られた担体は器壁部に対して粘着性を示し容易に再拡散
しないことを見いだし、本発明をなすに至つたものであ
る。しかも、反応により生じた凝集物の分離のための時
間も大巾に短縮される。
本発明は、 1.不溶性担体粒子に抗体又は抗原を担持させ、この担持
された抗体又は抗原に、抗原又は抗体或いはその混合物
を液体媒体中で反応させて該反応の進行に伴う反応物の
変化の度合を測定することにより抗原又は抗体を測定す
る方法において、上記担体粒子として磁性体含有不溶性
担体粒子と、磁性体を含有してない不溶性担体粒子を用
いて上記反応を行い、ついで反応混合物に磁場を付与す
ることにより未反応の磁性体含有不溶性担体粒子及び磁
性体含有不溶性担体粒子を含む凝集粒子を容器の測光を
さえぎらない位置に集め、液体媒体中に浮遊する磁性体
を含有していない不溶性担体粒子を吸光度又は散乱光で
検知することにより液体媒体中の抗原又は抗体を定性的
に、又は定量的に測定することを特徴とする抗原又は抗
体の測定法。
された抗体又は抗原に、抗原又は抗体或いはその混合物
を液体媒体中で反応させて該反応の進行に伴う反応物の
変化の度合を測定することにより抗原又は抗体を測定す
る方法において、上記担体粒子として磁性体含有不溶性
担体粒子と、磁性体を含有してない不溶性担体粒子を用
いて上記反応を行い、ついで反応混合物に磁場を付与す
ることにより未反応の磁性体含有不溶性担体粒子及び磁
性体含有不溶性担体粒子を含む凝集粒子を容器の測光を
さえぎらない位置に集め、液体媒体中に浮遊する磁性体
を含有していない不溶性担体粒子を吸光度又は散乱光で
検知することにより液体媒体中の抗原又は抗体を定性的
に、又は定量的に測定することを特徴とする抗原又は抗
体の測定法。
2.測定しようとする抗原に対する抗体又は抗体に対する
抗原を感作させた磁性体含有不溶性担体粒子又は磁性体
を含有していない不溶性担体粒子の懸濁液と、測定しよ
うとする抗原又は抗体を、液体媒体中で抗原抗体反応が
平衡に達しない或る一定時間反応させ、さらに測定しよ
うとする抗原に対する抗体又は抗体に対する抗原を感作
させた磁性体を含有しない不溶性担体粒子又は磁性体含
有不溶性担体粒子の懸濁液を加え、抗原抗体反応が平衡
に達するまで反応させ、反応が平衡に達した時点で反応
混合物に磁場を付与することにより、磁性体含有粒子及
び磁性体含有凝集粒子を容器の測光をさえぎらない位置
に集め、液体媒体中に浮遊する磁性体を含有していない
不溶性担体粒子を吸光度又は散乱光で測定することによ
り、抗原又は抗体を定性的に又は定量的に測定すること
を特徴とする抗原又は抗体の測定法。
抗原を感作させた磁性体含有不溶性担体粒子又は磁性体
を含有していない不溶性担体粒子の懸濁液と、測定しよ
うとする抗原又は抗体を、液体媒体中で抗原抗体反応が
平衡に達しない或る一定時間反応させ、さらに測定しよ
うとする抗原に対する抗体又は抗体に対する抗原を感作
させた磁性体を含有しない不溶性担体粒子又は磁性体含
有不溶性担体粒子の懸濁液を加え、抗原抗体反応が平衡
に達するまで反応させ、反応が平衡に達した時点で反応
混合物に磁場を付与することにより、磁性体含有粒子及
び磁性体含有凝集粒子を容器の測光をさえぎらない位置
に集め、液体媒体中に浮遊する磁性体を含有していない
不溶性担体粒子を吸光度又は散乱光で測定することによ
り、抗原又は抗体を定性的に又は定量的に測定すること
を特徴とする抗原又は抗体の測定法。
である。
以下、本発明を詳細に説明する。
磁性体を含有する不溶性担体としては、有機高分子物
質及び無機微粉末が使用可能である。有機高分子物質と
しては、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体
粒子の如き乳化重合により得られる有機高分子物質のラ
テツクスがあり、特にポリスチレンラテツクスが有用で
ある。無機微粉末としては、セラミツク微粒子、シリ
カ、アルミナ、シリカ−アルミナ、炭末等が使用可能で
ある。
質及び無機微粉末が使用可能である。有機高分子物質と
しては、ポリスチレン、スチレン−ブタジエン共重合体
粒子の如き乳化重合により得られる有機高分子物質のラ
テツクスがあり、特にポリスチレンラテツクスが有用で
ある。無機微粉末としては、セラミツク微粒子、シリ
カ、アルミナ、シリカ−アルミナ、炭末等が使用可能で
ある。
不溶性担体粒子中に含有させる磁性体としては、鉄及
び磁性酸化鉄が好ましく、これを5〜100%含有するよ
うに調整されたものが用いられる。
び磁性酸化鉄が好ましく、これを5〜100%含有するよ
うに調整されたものが用いられる。
不溶性担体粒子の粒径は0.1μ〜5μの範囲内のもの
が用いられ、0.2μ〜2μの範囲内の粒径を有する不溶
性担体粒子が好ましい。
が用いられ、0.2μ〜2μの範囲内の粒径を有する不溶
性担体粒子が好ましい。
磁性体を含有していない不溶性担体としても、有機高
分子物質及び無機微粉末が使用可能であるが、液体媒体
中に分散させたとき、測光するまでは自然の沈降がな
く、浮遊しているものが望ましい。
分子物質及び無機微粉末が使用可能であるが、液体媒体
中に分散させたとき、測光するまでは自然の沈降がな
く、浮遊しているものが望ましい。
有機高分子物質としては、ポリスチレン、スチレン−
ブタジエン共重合体粒子の如き乳化重合により得られる
有機高分子物質のラテツクスが用いられ、特に、ポリス
チレンラテツクスが有用である。
ブタジエン共重合体粒子の如き乳化重合により得られる
有機高分子物質のラテツクスが用いられ、特に、ポリス
チレンラテツクスが有用である。
無機微粉末としては、セラミツク微粒子、シリカ、ア
ルミナ、シリカアルミナ、炭末等が使用可能である。
ルミナ、シリカアルミナ、炭末等が使用可能である。
不溶性担体の粒径としては、0.1μ〜5μの範囲内の
ものが用いられ、0.2μ〜2μの範囲内のものが好まし
い。
ものが用いられ、0.2μ〜2μの範囲内のものが好まし
い。
また、磁性体を含有しない不溶性担体として赤、青、
緑、黄色等の色調のものを使用してもよい。
緑、黄色等の色調のものを使用してもよい。
この色調を持つ不溶性担体粒子は、2種以上の抗体又
は抗原を測定するとき使用される。この方法は、例えば
Aという抗原とBという抗原を同時に測定しようとする
場合、磁性体含有担体粒子としてA抗体感作不溶性担体
粒子とB抗体感作不溶性担体粒子を混合して使用する。
一方磁性体を含有していない不溶性担体粒子としてはA
抗体感作黄色不溶性担体とB抗体感作青色不溶性担体粒
子を混合して使用する。
は抗原を測定するとき使用される。この方法は、例えば
Aという抗原とBという抗原を同時に測定しようとする
場合、磁性体含有担体粒子としてA抗体感作不溶性担体
粒子とB抗体感作不溶性担体粒子を混合して使用する。
一方磁性体を含有していない不溶性担体粒子としてはA
抗体感作黄色不溶性担体とB抗体感作青色不溶性担体粒
子を混合して使用する。
先づ、A,B抗原が測定しようとする水溶媒中に含まれ
ていない場合には、黄色と青色の不溶性担体粒子が残存
し、緑色となる。抗原Aが多量にあり、抗原Bが存在し
ない場合には青色、抗原Bが多量にあり抗原Aが存在し
ない場合は黄色となる。また抗原Aと抗原Bが共に或る
割合で存在する場合には、黄と青を配合した色となる。
ていない場合には、黄色と青色の不溶性担体粒子が残存
し、緑色となる。抗原Aが多量にあり、抗原Bが存在し
ない場合には青色、抗原Bが多量にあり抗原Aが存在し
ない場合は黄色となる。また抗原Aと抗原Bが共に或る
割合で存在する場合には、黄と青を配合した色となる。
色調を有する不溶性担体粒子は、有機高分子粒子又は
無機微粉末粒子中に種々の色調の色素を含有させるか、
粒子表面に色素を物理的吸着法或いは化学的担持法によ
りコーテイングするか、或いはアルブミン等のタンパク
に色素を担持させ、そのタンパクを不溶性粒子表面に物
理的に吸着させるか、化学的に担持させることにより調
製することができる。
無機微粉末粒子中に種々の色調の色素を含有させるか、
粒子表面に色素を物理的吸着法或いは化学的担持法によ
りコーテイングするか、或いはアルブミン等のタンパク
に色素を担持させ、そのタンパクを不溶性粒子表面に物
理的に吸着させるか、化学的に担持させることにより調
製することができる。
不溶性担体粒子に抗体又は抗原を担持させる方法は、
磁性体を含有する不溶性担体粒子及び磁性体を含有して
いない不溶性担体粒子共に共通であつて、測定しようと
する被検体中の抗原又は抗体に対する抗体又は抗原を物
理的に吸着させるか或いは化学的に担持させることによ
り実施される。
磁性体を含有する不溶性担体粒子及び磁性体を含有して
いない不溶性担体粒子共に共通であつて、測定しようと
する被検体中の抗原又は抗体に対する抗体又は抗原を物
理的に吸着させるか或いは化学的に担持させることによ
り実施される。
担持させる抗体としては、γ−グロブリン、IgG、Ig
M、F(ab′)2、(Fab′)等がある。また担持される
ものとして抗原を用いる場合には、細胞片、ハプテン、
抗原タンパク、免疫複合体等が用いられる。
M、F(ab′)2、(Fab′)等がある。また担持される
ものとして抗原を用いる場合には、細胞片、ハプテン、
抗原タンパク、免疫複合体等が用いられる。
一般に担持される抗原又は抗体の量は0.01mg/ml〜10m
g/mlであり、好ましくは0.05mg/ml〜1mg/mlである。
g/mlであり、好ましくは0.05mg/ml〜1mg/mlである。
抗体又は抗原を担持させた不溶性担体粒子は、0.1Mリ
ン酸緩衝液(pH7)、0.1M Tris−塩酸緩衝液(pH8.0)
等の水溶媒中に0.01〜10重量%となるように分散され、
懸濁液を形成する。
ン酸緩衝液(pH7)、0.1M Tris−塩酸緩衝液(pH8.0)
等の水溶媒中に0.01〜10重量%となるように分散され、
懸濁液を形成する。
磁性体を含有する不溶性担体粒子と磁性体を含有しな
い担体粒子の配合割合は、1:20〜20:1であり、好ましく
は1:4〜4:1である。
い担体粒子の配合割合は、1:20〜20:1であり、好ましく
は1:4〜4:1である。
次に、具体的な測定方法について説明する。
(1)磁性体を含有している感作不溶性担体粒子と磁性
体を含有していない感作不溶性担体粒子を、予め、混合
する方法。
体を含有していない感作不溶性担体粒子を、予め、混合
する方法。
まず、磁性体を含有する感作不溶性担体粒子と磁性体
を含有していない感作不溶性担体粒子を予め、前述の配
合比で混合しておく。この混合懸濁液と測定しようとす
る血漿、血清又は尿等に含まれる抗原または抗体(以下
検体とする)と反応させる。検体は0.1M Tris−塩酸緩
衝液(pH8)や0.1Mリン酸緩衝液(pH7)等の緩衝液で希
釈してもよい。反応は室温で平衡になるまで行なう。ま
た、反応速度を速めるために25〜50℃の恒温槽で反応さ
せてもよい。通常室温で反応が平衡に達するまで約30分
を必要とする。
を含有していない感作不溶性担体粒子を予め、前述の配
合比で混合しておく。この混合懸濁液と測定しようとす
る血漿、血清又は尿等に含まれる抗原または抗体(以下
検体とする)と反応させる。検体は0.1M Tris−塩酸緩
衝液(pH8)や0.1Mリン酸緩衝液(pH7)等の緩衝液で希
釈してもよい。反応は室温で平衡になるまで行なう。ま
た、反応速度を速めるために25〜50℃の恒温槽で反応さ
せてもよい。通常室温で反応が平衡に達するまで約30分
を必要とする。
(2)磁性体を含有する感作不溶性担体粒子又は磁性体
を含有していない感作不溶性担体粒子と検体を反応さ
せ、続いて、磁性体を含有していない感作不溶性担体粒
子又は磁性体を含有している感作不溶性担体粒子を添加
する方法。
を含有していない感作不溶性担体粒子と検体を反応さ
せ、続いて、磁性体を含有していない感作不溶性担体粒
子又は磁性体を含有している感作不溶性担体粒子を添加
する方法。
まず、磁性体を含有している感作不溶性担体(又は磁
性体を含有していない感作不溶性担体)と検体、又は緩
衝液で希釈した検体とを反応させる。反応は測定する抗
原又は抗体によつて異なるが一般に室温で約10分間行な
う。反応時間は磁性体を含有している感作不溶性担体粒
子(又は磁性体を含有していない感作不溶性担体粒子)
に担持された抗体又は抗原と検体中の抗原又は抗体との
抗体抗原反応が平衡に達しない時間が選ばれる。続い
て、磁性体を含有していない感作不溶性担体(又は磁性
体を含有している感作不溶性担体)が前述の配合比で添
加され、さらに抗体抗原反応を行なう。反応を室温で平
衡になるまで行なう。また反応速度を速めるために25〜
50℃の恒温槽で反応させてもよい。
性体を含有していない感作不溶性担体)と検体、又は緩
衝液で希釈した検体とを反応させる。反応は測定する抗
原又は抗体によつて異なるが一般に室温で約10分間行な
う。反応時間は磁性体を含有している感作不溶性担体粒
子(又は磁性体を含有していない感作不溶性担体粒子)
に担持された抗体又は抗原と検体中の抗原又は抗体との
抗体抗原反応が平衡に達しない時間が選ばれる。続い
て、磁性体を含有していない感作不溶性担体(又は磁性
体を含有している感作不溶性担体)が前述の配合比で添
加され、さらに抗体抗原反応を行なう。反応を室温で平
衡になるまで行なう。また反応速度を速めるために25〜
50℃の恒温槽で反応させてもよい。
(1),(2)の方法共に反応は一般に分光器用セ
ル、96穴マイクロプレートの内で行なわれ、反応が平衡
に達した時、容器の外部から磁場をかけるか、又は反応
混合物中に磁性体粉又は磁性体小片を投入又は挿入する
ことにより、容器の測光をさえぎらない位置に磁性体を
含有する感作不溶性担体粒子と磁性体を含有しない感作
不溶性担体粒子との凝集塊及び未反応の磁性体を含有す
る感作不溶性担体粒子を集める。磁石としては永久磁
石、電磁石等を使用する。反応液中には浮遊している磁
性体を含有していない感作不溶性担体が残存する。この
残存量は抗原測定の場合は検体中の抗原量に、抗体測定
の場合は検体中の抗体量に依存する。この残存量を外部
より0.3〜1.0μmの範囲にある一定波長の光の吸光度又
は散乱光強度を測定することにより求める。本発明方法
においては目的とする既知の濃度の異なるレベルの検体
についての吸光度、又は散乱光の強度を測定することに
より、検量線を作成しておき、この検量線を用いて未知
濃度検体の吸光度、又は散乱光強度より未知濃度の抗原
又は抗体の濃度を定量することができる。
ル、96穴マイクロプレートの内で行なわれ、反応が平衡
に達した時、容器の外部から磁場をかけるか、又は反応
混合物中に磁性体粉又は磁性体小片を投入又は挿入する
ことにより、容器の測光をさえぎらない位置に磁性体を
含有する感作不溶性担体粒子と磁性体を含有しない感作
不溶性担体粒子との凝集塊及び未反応の磁性体を含有す
る感作不溶性担体粒子を集める。磁石としては永久磁
石、電磁石等を使用する。反応液中には浮遊している磁
性体を含有していない感作不溶性担体が残存する。この
残存量は抗原測定の場合は検体中の抗原量に、抗体測定
の場合は検体中の抗体量に依存する。この残存量を外部
より0.3〜1.0μmの範囲にある一定波長の光の吸光度又
は散乱光強度を測定することにより求める。本発明方法
においては目的とする既知の濃度の異なるレベルの検体
についての吸光度、又は散乱光の強度を測定することに
より、検量線を作成しておき、この検量線を用いて未知
濃度検体の吸光度、又は散乱光強度より未知濃度の抗原
又は抗体の濃度を定量することができる。
また、液体媒体中に浮遊している磁性体を含有してい
ない不溶性担体粒子の量を目視で検知することにより、
定性的に抗原又は抗体の量を判定することができる。
ない不溶性担体粒子の量を目視で検知することにより、
定性的に抗原又は抗体の量を判定することができる。
第1図は底面がV字型になつたマイクロタイターを用
い、各列2倍希釈濃度の抗原の検体を入れ反応させた後
底部より磁場をかけたものてあるが、磁性体含有担体及
び凝集担体はV字型底部に速やかに沈澱し、抗原濃度の
濃い場合には上澄が完全に透明で、抗原濃度が薄くなる
につれ白色度が濃くなりV字型底部の沈澱物(実際には
褐色〜黄色を帯びている)は次第に見えなくなつてく
る。この沈澱物の見える度合により抗原量の±を目視に
より見わけることは容易であり、場合によつては標準品
に基いて対照を作成しておくことにより或る量までは定
量を行うことも可能である。
い、各列2倍希釈濃度の抗原の検体を入れ反応させた後
底部より磁場をかけたものてあるが、磁性体含有担体及
び凝集担体はV字型底部に速やかに沈澱し、抗原濃度の
濃い場合には上澄が完全に透明で、抗原濃度が薄くなる
につれ白色度が濃くなりV字型底部の沈澱物(実際には
褐色〜黄色を帯びている)は次第に見えなくなつてく
る。この沈澱物の見える度合により抗原量の±を目視に
より見わけることは容易であり、場合によつては標準品
に基いて対照を作成しておくことにより或る量までは定
量を行うことも可能である。
また、従来モノクロナール抗体はラテツクス凝集法に
は利用が難かしいと言われていたが、本発明方法におい
ては、モノクロナール抗体で感作した磁性体を含有しな
い不溶性担体粒子、ポリクロナール抗体で感作した磁性
体を含有した不溶性担体粒子を用いることによりモノク
ロナール抗体及びポリクロナール抗体と反応する抗原を
前記と同様の方法で定性的に又は定量的に測定すること
ができる。
は利用が難かしいと言われていたが、本発明方法におい
ては、モノクロナール抗体で感作した磁性体を含有しな
い不溶性担体粒子、ポリクロナール抗体で感作した磁性
体を含有した不溶性担体粒子を用いることによりモノク
ロナール抗体及びポリクロナール抗体と反応する抗原を
前記と同様の方法で定性的に又は定量的に測定すること
ができる。
本発明方法は、従来の磁性体含有粒子を用いた技術と
比較し、次の点が異なる。
比較し、次の点が異なる。
1.標識した不溶性担体粒子を使用しないため、磁化粒子
又は磁化粒子を含む凝集粒子を反応容器内に磁場をかけ
ることによつて集め、上清を除くといつた操作や洗浄が
不要であり、操作が簡便である。つまり、同一の反応容
器内で、反応から測定まで行なうことが可能である。こ
のことは操作の自動化において大きなメリットとなる。
又は磁化粒子を含む凝集粒子を反応容器内に磁場をかけ
ることによつて集め、上清を除くといつた操作や洗浄が
不要であり、操作が簡便である。つまり、同一の反応容
器内で、反応から測定まで行なうことが可能である。こ
のことは操作の自動化において大きなメリットとなる。
2.本発明は、ケイ光色素やラジオアイソトープを使用せ
ず、特別な装置や施設を必要としない。つまり、一般的
な分光器あるいはマイクロプレートリーダによつて測定
が可能である。
ず、特別な装置や施設を必要としない。つまり、一般的
な分光器あるいはマイクロプレートリーダによつて測定
が可能である。
3.本発明は、凝集粒子を測定するのではなく、液体媒体
中に浮遊している磁性体を含有していない不溶性担体粒
子を測定するものである。つまり、検体中に抗原又は抗
体が存在しない時吸光度及び散乱光強度が最大となり、
抗原又は抗体量が増加するに従つて磁性体を含有しない
不溶性担体粒子の吸光度及び散乱光強度は減少する。こ
れにより、測定装置の感度が最もよい吸光度又は散乱光
強度となるよう磁性体を含有しない不溶性担体粒子濃度
を予め調整することができる。従つて、特にブランク値
に近い低濃度検体を感度よく検知することが可能であ
る。
中に浮遊している磁性体を含有していない不溶性担体粒
子を測定するものである。つまり、検体中に抗原又は抗
体が存在しない時吸光度及び散乱光強度が最大となり、
抗原又は抗体量が増加するに従つて磁性体を含有しない
不溶性担体粒子の吸光度及び散乱光強度は減少する。こ
れにより、測定装置の感度が最もよい吸光度又は散乱光
強度となるよう磁性体を含有しない不溶性担体粒子濃度
を予め調整することができる。従つて、特にブランク値
に近い低濃度検体を感度よく検知することが可能であ
る。
また、凝集した粒子を速やかに除くことが可能である
ので、測定に要する時間が短時間ですむ。
ので、測定に要する時間が短時間ですむ。
〔実施例1〕AFPの検出 (試薬の調製法) ・磁性体含有抗AFP感作ラテツクスの調製法。
10%(W/V)の0.7μmの磁性ラテツクス(ロンヌプー
ラン社製エスタポールSML266)から分離したラテツクス
1%を分散させた0.1MのTris−塩酸緩衝液(pH8.0)1c.
c.に、ヒトAFP(アルフアフエトプロテイン)を動物に
免疫して得られる抗AFP特異抗体1mgを加え、約1時間攪
拌し、感作した後、遠心分離(16,000rpmで10分間)
し、上清を除き、分離されたラテツクスを0.3%牛血清
アルブミン/0.1MのTris−塩酸緩衝液(pH8.0)に再分散
させ、更に1時間攪拌する。再度遠心分離(16,000rpm
で10分間)を行なつた後上清を除き、0.1Mリン酸緩衝液
(pH7)に再分散させる。
ラン社製エスタポールSML266)から分離したラテツクス
1%を分散させた0.1MのTris−塩酸緩衝液(pH8.0)1c.
c.に、ヒトAFP(アルフアフエトプロテイン)を動物に
免疫して得られる抗AFP特異抗体1mgを加え、約1時間攪
拌し、感作した後、遠心分離(16,000rpmで10分間)
し、上清を除き、分離されたラテツクスを0.3%牛血清
アルブミン/0.1MのTris−塩酸緩衝液(pH8.0)に再分散
させ、更に1時間攪拌する。再度遠心分離(16,000rpm
で10分間)を行なつた後上清を除き、0.1Mリン酸緩衝液
(pH7)に再分散させる。
・磁性体を含有しない抗AFP感作ラテツクスの調製法。
10%(W/V)の0.497μmのポリスチレンラテツクス
(Dow社製)から分離したラテツクス1%を分散させた
0.1MのTris−塩酸緩衝液(pH8.0)1c.c.に、抗AFP特異
抗体1mg/mlを加え、約1時間攪拌し、感作した後遠心分
離(16,000rpmで10分間)し、上清を除き、分離された
ラテツクスを0.3%牛血清アルブミン/0.1MのTris−塩酸
緩衝液(pH8.0)に再分散させ、1時間攪拌する。再度
遠心分離(16,000rpmで10分間)を行なつた後、上清を
除き0.1Mリン酸緩衝液(pH7)に再分散させる。
(Dow社製)から分離したラテツクス1%を分散させた
0.1MのTris−塩酸緩衝液(pH8.0)1c.c.に、抗AFP特異
抗体1mg/mlを加え、約1時間攪拌し、感作した後遠心分
離(16,000rpmで10分間)し、上清を除き、分離された
ラテツクスを0.3%牛血清アルブミン/0.1MのTris−塩酸
緩衝液(pH8.0)に再分散させ、1時間攪拌する。再度
遠心分離(16,000rpmで10分間)を行なつた後、上清を
除き0.1Mリン酸緩衝液(pH7)に再分散させる。
(操作方法) 1%の磁性体含有抗AFP感作ラテツクスを1%の磁性
体を含有しないAFP感作ラテツクスを1:1の割合で混合し
た後、0.1Mリン酸緩衝液で8倍に希釈する。これをラテ
ツクス調製試薬とする。
体を含有しないAFP感作ラテツクスを1:1の割合で混合し
た後、0.1Mリン酸緩衝液で8倍に希釈する。これをラテ
ツクス調製試薬とする。
AFP標準品(250ng/ml,ダイアヤトロン社製)をAFPの
含まれていない人血清で2倍希釈した系列を作製し、こ
れを検体とする。
含まれていない人血清で2倍希釈した系列を作製し、こ
れを検体とする。
96穴マイクロプレート(Falcon社製Flexible Assay P
late平底)に検体50μl、緩衝液(0.1M Tris−HCl(pH
8.0))50μl、ラテツクス調製試薬50μlを加え、よ
く混合した後30分室温で反応させる。次に、永久磁石を
マイクロプレートの検体分注部測面に外部よりあて、測
面に磁性体を含むラテツクス凝集塊及び未反応磁性体含
有ラテツクスを集める。約5分で磁性体を含有する凝集
塊及び未反応磁性体含有ラテツクスを集めることができ
る。そして、このマイクロプレート上の液体媒体中に浮
遊している磁性体を含有していない不溶性担体粒子の濃
度をマイクロプレートリーダー(日本インターメツド社
製NJ2000)により、波長620nmで、その吸光度を測定す
ることにより測定した。表1に吸光度とAFP濃度の検量
線データを示す。
late平底)に検体50μl、緩衝液(0.1M Tris−HCl(pH
8.0))50μl、ラテツクス調製試薬50μlを加え、よ
く混合した後30分室温で反応させる。次に、永久磁石を
マイクロプレートの検体分注部測面に外部よりあて、測
面に磁性体を含むラテツクス凝集塊及び未反応磁性体含
有ラテツクスを集める。約5分で磁性体を含有する凝集
塊及び未反応磁性体含有ラテツクスを集めることができ
る。そして、このマイクロプレート上の液体媒体中に浮
遊している磁性体を含有していない不溶性担体粒子の濃
度をマイクロプレートリーダー(日本インターメツド社
製NJ2000)により、波長620nmで、その吸光度を測定す
ることにより測定した。表1に吸光度とAFP濃度の検量
線データを示す。
〔実施例2〕大腸菌易熱性エンテロトキシンの検出 (試薬の調製法) ・磁性体含有抗エンテロトキシン感作ラテツクスの調製
法 コレラ菌エンテロトキシンと大腸菌易熱性エンテロト
キシンは互いに免疫学的に抗原共通性を有するため、コ
レラ菌エンテロトキシンを動物に免疫して得られる大腸
菌易熱性エンテロトキシン抗体0.1mg/mlを、10%磁性体
含有ラテツクス(ロンヌプーラン社製エスタポールSML2
66)から分離したラテツクス1%を分散させた0.1M Tri
s−HCl緩衝液(pH8.0)1c.c.中に加え約1時間攪拌し、
感作する。遠心分離(16,000rpmで10分間)し、上清を
除き、沈降したラテツクスを0.1%牛血清アルブミン/0.
1M Tris−塩酸緩衝液(pH8.0)に再分散させ、約1時間
攪拌した後、遠心分離(16,000rpmで10分間)する。上
清を除き、0.1Mリン酸緩衝液に再分散させる。
法 コレラ菌エンテロトキシンと大腸菌易熱性エンテロト
キシンは互いに免疫学的に抗原共通性を有するため、コ
レラ菌エンテロトキシンを動物に免疫して得られる大腸
菌易熱性エンテロトキシン抗体0.1mg/mlを、10%磁性体
含有ラテツクス(ロンヌプーラン社製エスタポールSML2
66)から分離したラテツクス1%を分散させた0.1M Tri
s−HCl緩衝液(pH8.0)1c.c.中に加え約1時間攪拌し、
感作する。遠心分離(16,000rpmで10分間)し、上清を
除き、沈降したラテツクスを0.1%牛血清アルブミン/0.
1M Tris−塩酸緩衝液(pH8.0)に再分散させ、約1時間
攪拌した後、遠心分離(16,000rpmで10分間)する。上
清を除き、0.1Mリン酸緩衝液に再分散させる。
・磁性体を含有してない抗エンテロトキシン感作ラテツ
クス 磁性体を含有してない感作ラテツクスについては市販
品(デンカ生研株式会社コレラ菌エンテロトキシン−大
腸菌易熱性エンテロトキシン検出用キツト)の感作ラテ
ツクスを使用した。
クス 磁性体を含有してない感作ラテツクスについては市販
品(デンカ生研株式会社コレラ菌エンテロトキシン−大
腸菌易熱性エンテロトキシン検出用キツト)の感作ラテ
ツクスを使用した。
(操作方法) 1%の磁性体含有感作ラテツクスを0.1Mリン酸緩衝液
(pH7.0)で8倍に希釈し、磁性体を含有してない感作
ラテツクス(デンカ生研社製)と1:2の割合で混合し、
これをラテツクス調製液とする。
(pH7.0)で8倍に希釈し、磁性体を含有してない感作
ラテツクス(デンカ生研社製)と1:2の割合で混合し、
これをラテツクス調製液とする。
エンテロトキシンを40ng/mlの割合で含有する0.1M Tr
is−HCl緩衝液(pH8.0)を0.1MのTris−HCl緩衝液(pH
8.0)で2倍希釈系列をつくりこれを検体とした。
is−HCl緩衝液(pH8.0)を0.1MのTris−HCl緩衝液(pH
8.0)で2倍希釈系列をつくりこれを検体とした。
96穴マイクロプレート(Falcon社製Flexible Assay P
late平底)にサンプル50μl、ラテツクス調製試薬100
μlを分注し、よく混合した後30分室温で反応させる。
late平底)にサンプル50μl、ラテツクス調製試薬100
μlを分注し、よく混合した後30分室温で反応させる。
次に永久磁石をマイクロプレートの検体分注部側面に
外部よりあて、側面に磁性体を含むラテツクス凝集塊及
び未反応磁性含有ラテツクスを集める。約5分で磁性体
を含有する凝集塊及び未反応磁性体ラテツクスを集める
ことができる。そしてこのマイクロプレートをマイクロ
プレートリーダー(日本インターメツド社製NJ2000)に
より、波長620nmで、その吸光度を測定する。表2にそ
の吸光度と濃度の検量線データを示す。
外部よりあて、側面に磁性体を含むラテツクス凝集塊及
び未反応磁性含有ラテツクスを集める。約5分で磁性体
を含有する凝集塊及び未反応磁性体ラテツクスを集める
ことができる。そしてこのマイクロプレートをマイクロ
プレートリーダー(日本インターメツド社製NJ2000)に
より、波長620nmで、その吸光度を測定する。表2にそ
の吸光度と濃度の検量線データを示す。
〔実施例3〕AFP,CEA同時検出 (試薬の調製法) 3−1 磁性体含有抗AFP感作ラテツクスの調製法 10%(W/V)の平均粒径0.7μmの磁性ラテツクス(ロ
ンヌプーラン社製エスタポールSML266)から分離したラ
テツクス1%を分散させた0.1MのTris塩酸緩衝液(pH8.
0)1c.c.に、ヒトAFP(アルフアフエトプロテイン)を
動物に免疫して得られる抗AFP特異抗体1mgを加え、約1
時間攪拌し、感作する。遠心分離(16,000rpmで10分
間)し、上清を除き、沈澱したラテツクスを0.3%牛血
清アルブミン/0.1MのTris−塩酸緩衝液(pH8.0)に再分
散させ、1時間攪拌する。再度、遠心分離(16,000rpm
で10分間)を行なつた後、上清を除き、0.1Mリン酸緩衝
液(pH7)に再分散させる。
ンヌプーラン社製エスタポールSML266)から分離したラ
テツクス1%を分散させた0.1MのTris塩酸緩衝液(pH8.
0)1c.c.に、ヒトAFP(アルフアフエトプロテイン)を
動物に免疫して得られる抗AFP特異抗体1mgを加え、約1
時間攪拌し、感作する。遠心分離(16,000rpmで10分
間)し、上清を除き、沈澱したラテツクスを0.3%牛血
清アルブミン/0.1MのTris−塩酸緩衝液(pH8.0)に再分
散させ、1時間攪拌する。再度、遠心分離(16,000rpm
で10分間)を行なつた後、上清を除き、0.1Mリン酸緩衝
液(pH7)に再分散させる。
3−2 磁性体含有抗CEA感作ラテツクスの調製法 10%(W/V)の平均粒径0.7μmの磁性ラテツクス(ロ
ンヌプーラン社製エスタポールSML266)から分離したラ
テツクス1%を分散させた0.1MのTris−塩酸緩衝液(pH
8.0)1c.c.に、ヒトCEA(カルシノエンブリオニツク
アンテイジエン)を動物に免疫して得られる抗CEA特異
抗体0.5mgを加え約1時間攪拌し、感作する。遠心分離
(16,000rpmで10分間)し、上清を除き、沈澱したラテ
ツクスを0.1%牛血清アルブミン/0.1M Tris−塩酸緩衝
液(pH8.0)に再分散させ、1時間攪拌する。再度、遠
心分離(16,000rpmで10分間)を行つた後、上清を除
き、0.1Mリン酸緩衝液(pH7)に再分散させる。
ンヌプーラン社製エスタポールSML266)から分離したラ
テツクス1%を分散させた0.1MのTris−塩酸緩衝液(pH
8.0)1c.c.に、ヒトCEA(カルシノエンブリオニツク
アンテイジエン)を動物に免疫して得られる抗CEA特異
抗体0.5mgを加え約1時間攪拌し、感作する。遠心分離
(16,000rpmで10分間)し、上清を除き、沈澱したラテ
ツクスを0.1%牛血清アルブミン/0.1M Tris−塩酸緩衝
液(pH8.0)に再分散させ、1時間攪拌する。再度、遠
心分離(16,000rpmで10分間)を行つた後、上清を除
き、0.1Mリン酸緩衝液(pH7)に再分散させる。
3−3 磁性体を含有しない抗原AFP感作ラテツクスの
調製法 10%(W/V)粒径0.45〜0.55μmの青色ポリスチレン
ラテツクス(ロンヌプーラン社製エスタポールK050 Blu
e)から分離したラテツクス1%を分散させた0.1MのTri
s−塩酸緩衝液(pH8.0)1c.c.に抗AFP特異抗体1mgを加
え約1時間攪拌し、感作する。遠心分離(16,000rpmで1
0分間)し、上清を除き、沈澱したラテツクスを0.3%牛
血清アルブミン/0.1M Tris−塩酸緩衝液(pH8.0)に再
分散させ、1時間攪拌する。再度、遠心分離(16,000rp
mで10分間)を行なつた後、上清を除き、0.1Mリン酸緩
衝液(pH7)に再分散させる。
調製法 10%(W/V)粒径0.45〜0.55μmの青色ポリスチレン
ラテツクス(ロンヌプーラン社製エスタポールK050 Blu
e)から分離したラテツクス1%を分散させた0.1MのTri
s−塩酸緩衝液(pH8.0)1c.c.に抗AFP特異抗体1mgを加
え約1時間攪拌し、感作する。遠心分離(16,000rpmで1
0分間)し、上清を除き、沈澱したラテツクスを0.3%牛
血清アルブミン/0.1M Tris−塩酸緩衝液(pH8.0)に再
分散させ、1時間攪拌する。再度、遠心分離(16,000rp
mで10分間)を行なつた後、上清を除き、0.1Mリン酸緩
衝液(pH7)に再分散させる。
3−4 磁性体を含有しない抗CEA感作ラテツクスの調
製法 10%(W/V)粒径0.45−0.55μmの黄色ポリスチレン
ラテツクス(ロンヌプーラン社製エスタポールK050 Yel
low)から分離したラテツクス1%を分散させた0.1MのT
ris−塩酸緩衝液1c.c.に抗CEA特異抗体0.5mgを加え約1
時間攪拌し、感作する。遠心分離(16,000rpmで10分
間)し、上清を除き、沈澱したラテツクスを0.1%血清
アルブミン/0.1M Tris−塩酸緩衝液(pH8.0)に再分散
させ、1時間攪拌する。再度、遠心分離(16,000rpmで1
0分間)を行つた後、上清を除き、0.1Mリン酸緩衝液(p
H7)に再分散させる。
製法 10%(W/V)粒径0.45−0.55μmの黄色ポリスチレン
ラテツクス(ロンヌプーラン社製エスタポールK050 Yel
low)から分離したラテツクス1%を分散させた0.1MのT
ris−塩酸緩衝液1c.c.に抗CEA特異抗体0.5mgを加え約1
時間攪拌し、感作する。遠心分離(16,000rpmで10分
間)し、上清を除き、沈澱したラテツクスを0.1%血清
アルブミン/0.1M Tris−塩酸緩衝液(pH8.0)に再分散
させ、1時間攪拌する。再度、遠心分離(16,000rpmで1
0分間)を行つた後、上清を除き、0.1Mリン酸緩衝液(p
H7)に再分散させる。
3−1,3−2,3−3,3−4で調製した各ラテツクス調製
液を0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)で2倍に希釈し、等量
づつ取り、十分混合し、AFP,CEA同時検出調製液とす
る。
液を0.1Mリン酸緩衝液(pH7.0)で2倍に希釈し、等量
づつ取り、十分混合し、AFP,CEA同時検出調製液とす
る。
(操作方法) AFP標準品(250ng/ml,ダイアヤトロン社製)をAFPとC
EAを含んでいない人血清で2倍希釈系列を調製する。ま
た、CEA標準品(160ng/ml,三菱化成工業製)をAFPとCEA
を含んでいない人血清で2倍希釈系列を調製する。AFP,
CEAともにある濃度をもつ検体のモデルとしてAFP標準品
250ng/mlとCEA標準品160ng/mlを1:1で混合し、AFP125ng
/ml、CEA80ng/mlを含む溶液を作成し、これを0.1M Tris
−HCl緩衝液で希釈し、2倍希釈系列を調製する。これ
らの調製した3種類の希釈系列を検体として測定した。
EAを含んでいない人血清で2倍希釈系列を調製する。ま
た、CEA標準品(160ng/ml,三菱化成工業製)をAFPとCEA
を含んでいない人血清で2倍希釈系列を調製する。AFP,
CEAともにある濃度をもつ検体のモデルとしてAFP標準品
250ng/mlとCEA標準品160ng/mlを1:1で混合し、AFP125ng
/ml、CEA80ng/mlを含む溶液を作成し、これを0.1M Tris
−HCl緩衝液で希釈し、2倍希釈系列を調製する。これ
らの調製した3種類の希釈系列を検体として測定した。
96穴マイクロプレート(Falcon社製 Flexible Assay
Plate平底)にサンプル50μl、0.2M Tris−HCl緩衝液
pH8.0 50μl、AFP,CEA同時検出調製液50μlを分注
し、よく混合した後30分室温で反応させる。次に永久磁
石をマイクロプレートの検体分注部側面に外部よりあ
て、側面に磁性体を含むラテツクス凝集塊及び未反応磁
性体含有ラテツクスを集める。約10分で磁性体を含有す
る凝集塊及び未反応磁性体含有ラテツクスを集めること
ができる。マイクロプレートを目視的に色合いを観察す
ることにより、AFP,CEAを検出した。結果を表−3に示
す。
Plate平底)にサンプル50μl、0.2M Tris−HCl緩衝液
pH8.0 50μl、AFP,CEA同時検出調製液50μlを分注
し、よく混合した後30分室温で反応させる。次に永久磁
石をマイクロプレートの検体分注部側面に外部よりあ
て、側面に磁性体を含むラテツクス凝集塊及び未反応磁
性体含有ラテツクスを集める。約10分で磁性体を含有す
る凝集塊及び未反応磁性体含有ラテツクスを集めること
ができる。マイクロプレートを目視的に色合いを観察す
ることにより、AFP,CEAを検出した。結果を表−3に示
す。
マイクロプレートの反応液の色が黄の場合はAFP陽
性、青の場合はCEA陽性、緑の場合はAFP,CEAともに陰
性、透明の場合はAFP,CEAともに陽性となる。
性、青の場合はCEA陽性、緑の場合はAFP,CEAともに陰
性、透明の場合はAFP,CEAともに陽性となる。
第1図は、底面がV字型になつたマイクロタイターを用
い各列2倍希釈濃度のHCGの検体を入れ反応させた後底
部より磁場をかけ磁性体含有不溶性担体粒子及び凝集し
た磁性体含有不溶性担体粒子を底部に沈澱させた状態を
示すものである。なお、図面において、Hは9000mIU/ml
のHCG含有し、以下2倍希釈でAはHCGを含有してないも
のを示す。
い各列2倍希釈濃度のHCGの検体を入れ反応させた後底
部より磁場をかけ磁性体含有不溶性担体粒子及び凝集し
た磁性体含有不溶性担体粒子を底部に沈澱させた状態を
示すものである。なお、図面において、Hは9000mIU/ml
のHCG含有し、以下2倍希釈でAはHCGを含有してないも
のを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 道雄 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三菱化成工業株式会社総合研究所内 (72)発明者 神野 英毅 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三菱化成工業株式会社総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭61−128168(JP,A)
Claims (11)
- 【請求項1】不溶性担体粒子に抗体又は抗原を担持さ
せ、この担持された抗体又は抗原に、抗原又は抗体或い
はその混合物を液体媒体中で反応させて該反応の進行に
伴う反応物の変化の度合いを測定することにより、抗原
又は抗体を測定する方法において、上記担体粒子として
磁性体含有不溶性担体粒子と、磁性体を含有してない不
溶性担体粒子を用いて上記反応を行い、ついで反応混合
物に磁場を付与することにより未反応の磁性体含有不溶
性担体粒子及び磁性体含有不溶性担体粒子を含む凝集粒
子を容器の測光をさえぎらない位置に集め、液体媒体中
に浮遊する磁性体を含有していない不溶性担体粒子を吸
光度又は散乱光で検知することにより、液体媒体中の抗
原又は抗体を定性的に、又は定量的に測定することを特
徴とする抗原又は抗体の測定法。 - 【請求項2】測定しようとする抗原に対する抗体又は抗
体に対する抗原を感作させた磁性体含有不溶性担体粒子
又は磁性体を含有していない不溶性担体粒子の懸濁液
と、測定しようとする抗原又は抗体を、液体媒体中で抗
原抗体反応が平衡に達しない或る一定時間反応させ、さ
らに測定しようとする抗原に対する抗体又は抗体に対す
る抗原を感作させた磁性体を含有しない不溶性担体粒子
又は磁性体含有不溶性担体粒子の懸濁液を加え、抗原抗
体反応が平衡に達するまで反応させ、反応が平衡に達し
た時点で反応混合物に磁場を付与することにより、磁性
体含有粒子及び磁性体含有凝集粒子を容器の測光をさえ
ぎらない位置に集め、液体媒体中に浮遊する磁性体を含
有していない不溶性担体粒子を吸光度又は散乱光で測定
することにより、抗原又は抗体を定性的に又は定量的に
測定することを特徴とする抗原又は抗体の測定法。 - 【請求項3】磁性体として鉄及び/又は磁性酸化鉄を含
有する不溶性担体粒子を使用する特許請求の範囲第1項
又は第2項記載の抗原又は抗体の測定法。 - 【請求項4】不溶性担体粒子として有機高分子物質より
なる粒子を使用する特許請求の範囲第1項、第2項又は
第3項記載の抗原又は抗体の測定法。 - 【請求項5】不溶性担体粒子として無機微粉末を使用す
る特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の抗原
又は抗体の測定法。 - 【請求項6】不溶性担体粒子としてポリスチレンラテツ
クス粒子又はスチレン−ブタジエン共重合体粒子を用い
る特許請求の範囲第4項記載の抗原又は抗体の測定法。 - 【請求項7】不溶性担体粒子としてセラミツク微粒子、
シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、炭末又は金属の
微粉末を用いる特許請求の範囲第5項記載の抗原又は抗
体の測定法。 - 【請求項8】磁性体含有不溶性担体粒子と磁性体を含有
していない不溶性担体粒子の配合比が1:20〜20:1である
特許請求の範囲第1項記載の抗原又は抗体の測定法。 - 【請求項9】液体媒体中に浮遊する磁性体を含有してい
ない不溶性担体粒子を目視で検知することにより検体中
の抗原又は抗体を定性的に測定する特許請求の範囲第1
項又は第2項記載の抗原又は抗体の測定法。 - 【請求項10】磁性体を含有していない不溶性担体とし
て色素を含有する有機高分子物質よりなる粒子を使用す
る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の抗原又は抗体
の測定法。 - 【請求項11】色素を含有する有機高分子物質よりなる
粒子として2種類以上の色素を含有する有機高分子物質
よりなる粒子を使用する特許請求の範囲第10項記載の抗
原又は抗体の測定法。
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