JPS63106559A - レ−ザ磁気免疫測定方法及び装置 - Google Patents

レ−ザ磁気免疫測定方法及び装置

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JPS63106559A
JPS63106559A JP25242786A JP25242786A JPS63106559A JP S63106559 A JPS63106559 A JP S63106559A JP 25242786 A JP25242786 A JP 25242786A JP 25242786 A JP25242786 A JP 25242786A JP S63106559 A JPS63106559 A JP S63106559A
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magnetic
laser
antigen
sample
antibody
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JP25242786A
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English (en)
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Koichi Fujiwara
幸一 藤原
Juichi Noda
野田 壽一
Hiromichi Mizutani
水谷 裕迪
Hiroko Mizutani
弘子 水谷
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は抗原抗体反応を利用した免疫測定のうち、超高
感度の測定に属するものであり、微量の検体から特定の
抗体又は抗原を検出可能な免疫測定方法及び測定装置に
関するものである。
従来の技術 エイズ、成人T細胞白血病等の新型ウィルス性疾病、並
びに、各種ガンの早期検査法として、抗原抗体反応を利
用した免疫測定法の開発が現在世界的規模で進められて
いる。これは、抗原であるビールス等が生体に侵入した
場合に形成される抗体が、上記抗原と特異的に反応する
性質(抗原抗体反応)を利用して、抗体又は抗原そのも
のを検出しようとするものである。このための微量免疫
測定法として、従来からRIA(ラジオイムノアッセイ
)、酵素イムノアッセイ、螢光イムノアッセイ等が実用
化されてきた。これらの方法は、アイソトープ、酵素、
螢光体で標識された抗原又は抗体を用い、これと特異的
に反応する抗体又は抗原の有無を検出するものである。
このうちRIAは、抗原抗体反応に寄与した検体量を、
標識化されたアイソトープの放射線量を測定することに
より定量するものであり、現在のところ、ピコグラム程
度の超微量測定が唯一可能な方法である。しかしながら
、RIAは放射性物質を取り扱わなければならないため
、特殊設備が必要であり、半減期や廃棄物処理等の点か
ら、使用時期、場所等の制約があった。一方、酵素、螢
光体を用いる方法では、発色や発光を用いて抗原抗体反
応の有無を確認するものであるため、測定が半定量的で
あり、検出限界もナノグラム程度であった。従って、R
IAと同程度の検出感度を有し使用上の制限のない免疫
測定法及び測定装置が求められていた。
又、抗原抗体反応の有無の検出にレーザ光を用いる方法
としては、肝臓癌の検出を目的として、プラスチック微
粒子にAFP(アルファ・フェト・プロティン)に対す
る抗体をつげ、抗原抗体反応に基づく該プラスチック同
士の凝集により生じた質量変化を、レーザ光の散乱又は
透過状態の変化から調べる方法が発表されている。この
方法では、検出感度は10−” gであり、従来のレー
ザ光を用いた方法の百倍以上の感度であるが、RIAの
感度の百分の一以下である。この方法は、水溶液中での
抗原抗体のブラウン運動の変化を利用しているため、測
定に際しては、抗体を含む水溶液の温度制御を精密に行
う必要があり、気温や振動等の外界の影響や水溶液に混
在する不純物粒子の影響を受けやすい欠点があった。
発明が解決しようとする問題点 ラジオイムノアッセイはピコグラムの検出感度を持って
いるが、放射性物質を取り扱う煩雑な設備を必要とし、
半減期により長寿命化が困難であり、また廃棄アイソト
ープの処理等の困難を持っているなどの問題点がある。
また、酵素イムソアッセイ、螢光イムノアッセイは検出
感度が落ち、また半定量的である。
そこで本発明は半減期や廃棄処理等の種々の制約を解決
し、ラジオイムノアッセイと同程度のピコグラムの検出
感度を有する新しい免疫測定法及びその測定装置を実現
しようとするものである。
問題点を解決するための手段 本発明に従うと、一つの抗原又は抗体に磁性体超微粒子
を標識して磁性体標識体とし、該磁性体標識体と検体を
抗原抗体反応させる工程と、該工程後の上記検体から、
未反応の上記磁性体標識体を分離除去する工程と、上記
未反応の磁性体標識体を分離除去した後の反応後の磁性
体標識体を液体中に分散させてレーザ光を照射する工程
と、上記レーザ光の照射による上記磁性体標識体からの
散乱光を測定する工程とを含むレーザ磁気免疫測定法に
おいて、上記磁性体標識体を分散させた液体を収容する
検体容器を、その軸方向を照射レーザ光の光軸方向にほ
ぼ一致して保持し、該検体容器の軸方向にそって順次磁
場を移動させて該散乱光を受光する光学系の光軸近傍の
位置に該磁性体標識体を誘導、濃縮する工程と、該磁性
体標識体を該散乱光の光軸近傍の位置に誘導、濃縮該し
た後に該散乱光軸近傍において該磁性体標識体に周期的
に変動する磁場を与える工程とを含み、該周期的に変動
する磁場の変動成分に同期した散乱光のみを選択的に検
出することを特徴とするレーザ磁気免疫測定法が提供さ
れる。
本発明の1態様に従うと、上記磁性体標識体と抗原抗体
反応させる検体は、該検体と該検体の特異抗体又は抗原
との抗原抗体反応後のものであり、上記磁性体超微粒子
により標識される抗体は、抗免疫グロブリンである。
さらに本発明の1態様に従うと、上記検体が未知のウィ
ルスまたはウィルス抗体であり、上記磁性体超微粒子に
より標識される抗原または抗体がウィルス抗原または抗
体である。
さらに本発明の別の態様に従うと、上記磁性体標識体と
抗原抗体反応させる検体が抗原抗体反応しなく、すなわ
ち磁性体標識体と抗原抗体反応させる検体と、上記磁性
体標識体とはともに抗原または抗体である。
すなわち、検体が磁性体標識体と特定の抗原抗体反応を
起こす抗原又は抗体である場合には、検体を含む液相中
に磁性体標識体が残存し、磁場とともに周期的に変動す
る散乱光を測定することにより検体を検出することがで
きる。
一方、検体が磁性体標識体と特定の抗原抗体反応を生起
しない抗原又は抗体である場合には、検体容器内の液体
中には磁性体標識体は存在しない。
この場合は液相中め磁性体標識体の有無及び存在量を測
定することにより検体の特定及び定量が可能となる。磁
性体標識体の有無及び存在量は、液相中に分散した検体
によるレーザ光の散乱、透過光の強度変化を測定するこ
とにより知ることができる。
未反応の磁性体標識体を分離除去する工程は、永久磁石
または電磁石により実施してもよい。
さらに本発明に従うと、磁性体超微粒子により標識され
た検体を収容する検体容器と、レーザ光を該検体容器へ
導くレーザ光照射光学系と、該検体によるレーザ光の散
乱光を受光すべく設置された受光系とを含むレーザ磁気
免疫測定装置であって、 上記検体容器の軸に沿って、上記受光系の光軸である散
乱光軸に向って磁場を移動させる磁場移動機構と、 上記散乱光軸上の該検体容器の位置をはさんで磁場を周
期的に変動させる磁場駆動機構と、該磁場駆動機構によ
る磁場の変動成分に同期した散乱光のみを選択的に検出
する電子回路部と、を具備することを特徴とするレーザ
磁気免疫測定装置が提供される。
磁場移動機構は、検体容器の軸に沿って移動する磁石ま
たは検体容器の軸に沿って複数個配列され順次励起され
る電磁石により構成できる。
さらに本発明の好ましい態様に従うと、磁場駆動機構は
、上記検体容器をはさんで一定間隔で保持され、かつ上
記検体容器との相対距離を周期的に変化しうる一対の磁
石、または、交互に励起される電磁石から構成される。
さらに本発明の好ましい態様に従うと、上記検体容器は
、レーザ光の入射部分において大断面積の開口を有し、
上記散乱光軸上においては小断面積となる異径断面容器
からなる。
作用 以上のように本発明のレーザ磁気免疫測定法及び装置は
酵素イムノアッセイ、螢光イムノアッセイの検出感度を
2桁上げRIAと同レベルにし、且つ、放射能の危険性
をRIAのようには有せず、アイソトープの半減期から
来る短寿命を克服するものである。
本発明は磁性超微粒子を抗原抗体反応の標識として用い
るために、未反応の磁性体標識体を磁場により検体から
分離除去することができる。また、液相化した後は、磁
気的方法により磁性体標識体を特定位置に誘導、濃縮し
、検出感度を向上させることができる。また、この磁性
体標識体を交流磁場内で駆動しつつ該交流磁場と同期し
た散乱光または透過光の変化を選択的に測定することに
より、外界の影響、バックグラウンドの散乱の除去等を
有効に行うことができる。本発明では、磁性超微粒子を
標識として用いているので使用時期や場所の制限はない
本発明で、検体と磁性体標識体を反応させる処理には、
固相化された既知の抗原または抗体と検体としての抗体
又は抗原を反応させ、その後、磁性体標識体と反応させ
る間接法と、検体としての抗体又は抗原を直接固相化し
、磁性体標識体と反応さ、せる直接法がある。また、本
発明において磁性体標識体を反応させる方法としては、
検体と磁性体標識体を積極的に反応させる方法と、反応
を阻害する方法(競合阻害反応検出法)とを採用するこ
とができる。
実施例 以下実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明は
これらの実施例により回答制限されるものではない。
まず本発明のレーザ磁気免疫測定法に供する磁性体超微
粒子で標識された検体を分散した液体の調製方法を説明
する。
調製方法I 第9図は、本発明のレーザ磁気免疫測定法に供する磁性
体超微粒子で標識された検体を分散した液体の調製方法
の1例を説明する図である。
第9図(a)〜θ)は検体の調製工程を、(e)〜(f
)は比較対照試料の調製工程を示している。
第9図(a)は既知のウィルス抗体2を寒天より成る支
持体1に固相化する工程、(b)は同相化したウィルス
抗体2に患者の血液中の未知のウィルス抗原3を注入し
、抗原抗体反応をさせる工程、(C)はウィルス抗原3
に磁性体標識ウィルス抗体4を反応させる工程、(d)
は支持体1を溶解、除去後、検体をガラスセル6に入れ
、水溶液中に分散させる液相化工程を図示する。
一方、第9図(e)は、ウィルス抗原3が存在しなかっ
たために検体と抗原抗体反応をしなかった磁性体標識ウ
ィルス抗体4を希土類磁石5により、該固相化抗体から
分離・除去する工程を示す。第9図(f)は、支持体1
を溶解、除去後、検体2をガラスセル6に入れ、水溶液
中に分散させる比較対照試料の液相化工程である。
第9図(e)と同様の工程を第9図(C)に施すことに
より、すなわち未反応の磁性体標識ウィルス抗体4を希
土類磁石5により除去することにより未反応の過剰な磁
性体標識ウィルス抗体4を検体から除去することができ
る。
第9図(e)の除去工程を磁石の使用と洗浄を併用して
もよい。磁性体標識ウィルス抗体4として、ウィルスや
特異抗体との親和性が良くウィルス等を標識するのに適
し、且つウィルス抗原3と特異的に結合する抗体をマグ
ネタイト超微粒子の表面に被覆したものを使用した。磁
性超微粒子の粒子径は50nm程度が適当であった。な
お、磁場超微粒子はマグネタイトに限られるものではな
く、rフェライト等の化合物磁性体、鉄、コバルト等の
金属磁性体でも勿論よい。
調製方法■ 第10図は、本発明のレーザ磁気免疫測定法に供する磁
性体超微粒子で標識された検体を分散した液体の調製方
法の第2の例を説明する図であって、第10図(a)〜
(d)は検体の調製工程を、(C)〜(f)は比較対照
試料の調製工程を示している。
この例では、第10図(a)で示すように支持体1上に
ウィルス抗原3を面相化する。このウィルス抗原3と、
検体である患者の血液中のウィルス抗体2とを抗原・抗
体反応せしめ(第10図う))、ウィルス抗体2と特異
的に抗原抗体反応するマグネタイトの超微粒子により標
識された磁性体標識抗免疫グロブリン4″とさらに反応
させる(第10図(C))。
次いで、支持体1を溶解、除去後、検体をガラスセル6
に入れ、水溶液中に分散させる(第10図cd))。
第10図(e)は、未反応の磁性体標識抗免疫グロブリ
ン4′を希土類磁石5により、該同相化抗原から分離・
除去する工程、(f)は比較対照試料の液相化工程を示
す。
検体をこれらの工程を通して調整した後、本発明のレー
ザ光散乱法により検体の定量を行なう。
調製方法■ 第11図は、本発明のレーザ磁気免疫測定法に供する磁
性体超微粒子で標識された検体を分散した液体の調製方
法の第3の例を説明する図である。
この例では、第11図(a)で示すようにゼラチンより
成る支持体1上に例えば患者から採取した未知のインフ
ルエンザウィルス3′を固相化する。このインフルエン
ザウィルス3′と、鉄B微粒子により標識された既知の
磁性体標識ウィルス抗体4を抗原・抗体反応せしめ(第
11図(b))、過剰の磁性体標識ウィルス抗体4を電
磁石5により分離・除去する(第11図(C))。次い
で、支持体1を溶解、除去後、検体をガラスセル6に入
れ、水溶液中に分散させて検体液体を調製する(第11
図(d))。
調製方法■ 第12図は、競合阻害反応検出法において、本発明のレ
ーザ磁気免疫測定法に供する磁性体超微粒子で標識され
た検体を分散した液体の調製方法の1例を説明する図で
ある。
この例では、第12図(a)で示すようにゼラチンより
成る支持体1上に既知のウィルス抗体2を固相化する。
この面相化された抗体2と患者のウィルス抗原3とを抗
原抗体反応させる(第11図(社))。
別工程で磁性体により標識した磁性体標識ウィルス抗原
2′を、工程ら)での抗原抗体反応後の検体と反応させ
(第12図(C))、過剰、すなわち未反応の磁性体標
識ウィルス抗原2゛を電磁石5により分離・除去する(
第12図(d))。図示を省略したが、次いで、支持体
1を溶解、除去後、検体をガラスセルに入れ、水溶液中
に分散させて検体液体を調製する。
第12図(e)は、比較対照試料に磁性体標識ウィルス
抗原2′を反応させる工程、(f)は未反応の磁性体標
識ウィルス抗原2″を磁石5により捕集する工程を示す
本実施例の場合は、磁性体標識ウィルス抗原2″は検体
を含む液相中ではウィルス抗原3によりウィルス抗体2
との反応を阻害されるため未反応のまま磁石により除去
される。しかし比較対照試料を含む液相中にはウィルス
抗原3は存在しないため磁性体標識ウィルス抗原2′は
ウィルス抗体2と反応し検出されることになる。その結
果検体を含む液相中からは磁性体標識体は検出されず、
比較対照試料を含む液相中のみに磁性体標識体が検出さ
れる。但し、ウィルス感染初期の患者からの検体ではウ
ィルス抗原3の数が極めて少ないため、工程(b)では
一部の固相化抗体のみがウィルス抗原3と反応するため
、検体を含む液相中からも磁性体標識体は検出されるが
ウィルス抗原3の増加につれ検出量は減少する。この減
少量により、ウィルス抗原3の量を定量することができ
る。
調製方法V 第13図は、競合阻害反応検出法において、本発明のレ
ーザ磁気免疫測定法に供する磁性体超微粒子で標識され
た検体を分散した液体の調製方法の別の例を説明する図
である。
この例では、第13図(a)で示すようにゼラチンより
成る支持体1上に既知のウィルス抗原3を面相化する。
この固相化された抗原3と患者のウィルス抗体2とを抗
原抗体反応させる(第13図う))。
別工程で磁性体により標識した磁性体標識ウィルス抗体
4を、工程ら)での抗原抗体反応後の検体と反応させ(
第13図〔C))、過剰、すなわち未反応の磁性体標識
ウィルス抗体4を電磁石5により分離・除去する(第1
3図(d))。図示を省略したが、次いで、支持体1を
溶解、除去後、検体をガラスセルに入れ、水溶液中に分
散させて検体液体を調製する。
第13図(e)は、比較対照試料に磁性体標識ウィルス
抗体4を反応させる工程、(f)は未反応の磁性体標識
ウィルス抗体4を磁石5により捕集する工程を示す。
本例の場合も、磁性体標識ウィルス抗体4は検体を含む
液相中ではウィルス抗体2によりウィルス抗原3との反
応を阻害されるため未反応のまま磁石により除去される
。しかし比較対照試料を含む液相中にはウィルス抗原3
は存在しないため磁性体標識ウィルス抗体4はウィルス
抗体2と反応し検出されることになる。その結果検体を
含む液相中からは磁性体標識体は検出されず、比較対照
試料を含む液相中のみに磁性体標識体が検出される。
実施例1 第1図は本発明のレーザ磁気免疫測定装置の1例の側方
概略図である。なお、第1図中には、本発明のレーザ磁
気免疫測定装置のうち、標識磁性超微粒子を誘導・濃縮
する磁石駆動部および標識磁性超微粒子を外部磁場によ
り周期的に運動制御させる標識磁性超微粒子駆動機構部
の図示を省略した。
図示の如く、本発明のレーザ磁気免疫測定装置は、光学
ステージ10上に設けられたレーザ光源11と、このレ
ーザ光源11からのレーザ光線12の光路を変更するミ
ラー13.13’、13″″とを備える。レーザ光線1
2はミラー13.13′、13′′により光路を変更さ
れ、その光路上に検体容器14が配置されている。
この検体容器14は、その軸方向をレーザ光線12の光
路と略一致して配置され、後述するように異径断面を有
する。
このようにして検体容器14の軸方向にレーザ光線12
が入射し、検体容器14内に収容された液体中の磁性体
標識体により散乱する。この散乱光を検体容器14の小
口径部分から取り出し、散乱光束15上にスリット16
、集光レンズ17、NDフィルター18、さらに集光レ
ンズ17を設け、集光レンズ17により散乱光束が集光
する位置に光電子倍増管19が設けられている。
本実施例では、検体容器14として、2種類の内径、l
b++m、  0..5mmを持つパイレタスガラス製
の異径断面容器を使用した。レーザ光線は該異径断面容
器の大口径端より入射し、小径部分より散乱光を取り出
した。
異径断面容器を検体容器として用い、大口径側からレー
ザビームを入射した理由は次の通りである。すなわち、
入射レーザビームよりも容器の口径が大きい場合は、検
体の一部分しか光散乱に寄与しないため、測定感度向上
に限界があること、一方、容器の口径が入射レーデビー
ム径と同等の場合、本実施例のように、レーザビームを
容器の開口部から入射させると、検体表面のメニスカス
のため入射ビームが広がり、測定感度向上に好ましくな
いためである。
なお、従来の光散乱測定装置で常用されている、測定セ
ルの側面からのレーザ光線を入射する方法ももちろん適
用することは可能である。但し、測定セルの口径がレー
ザ光線の径と同程度の数百ミクロン程度になると、測定
セルの内部にレーザ光を効率よく導入するためには測定
セルの屈折率と等しいマツチングオイルの使用が必要に
なり、本実施例のような、マツチングオイルを使用しな
いレーザ光導入方法の方が有利である。
第2図は本発明のレーデ磁気免疫測定装置の標識磁性超
微粒子を誘導・濃縮する磁石駆動部、並びに該標識磁性
超微粒子を外部磁場により周期的に運動制御させる標識
磁性超微粒子駆動機構部の概略図である。
これらの磁石駆動部および超微粒子駆動機構部は、固定
台21に取り付けられ、検体容器14を垂直に支持する
検体容器支持台22と、誘導・濃縮用モータ23により
駆動される送りネジ24と噛合して上下動するスクルニ
ーベアリングのハウジング25と、該ハウジングに取り
付けられた移動ステージ26とを備える。
上述のように、検体容器14は異径断面容器であり、大
径口端部からレーザ光線12を入射され、且つ後述する
ようにその小径部分が移動ステージ26を貫通している
。移動ステージ26には、モータ27と、該モータ27
の軸に取りつけた偏心カム28と、該偏心カム28にロ
ッド29を介して連結された案内ステージ30とを備え
る。案内ステージ30は一対の案内部材により画成され
る軌道上を往復方向に滑動自在である。さらに、案内ス
テージ30には、一対の永久磁石31が取りつけられ、
それらの永久磁石31の間に開口部32を有する。検体
容器の小径部分はこの開口部32を貫通している。開口
部32の内径は検体容器の小径部分の外径よりも充分に
大きく、案内ステージ30が往復動じても検体容器の小
径部分は案内ステージ30と衝突しないように構成され
ている。
次に、第2図に示した本発明のレーザ磁気免疫測定装置
の標識磁性超微粒子を誘導・濃縮する磁石駆動部、並び
に該標識磁性超微粒子を外部磁場により周期的に運動制
御させる標識磁性超微粒子駆動機構部の動作を説明する
まず、検体容器14を検体容器支持台に取り付け、標識
磁性超微粒子の誘導・濃縮用モータ23を作動してハウ
ジング25、すなわちハウジング25に取りつけられた
移動ステージ16を検体容器の小口径側から大口径側に
上昇させる。次に、該モータ23により、5I[lI]
]/分の低速度で該移動ステージ26を検体容器の小口
径側に下降させて、第1図で説明したスリット15、レ
ンズ16、NDフィルター18、光電子増倍管19から
成る光学系の散乱光検出光軸と一致する標識磁性超微粒
子誘導・濃縮位置上で該移動ステージ2Gを停止させる
。この操作により、検体容器中に一様に分数していた標
識磁性超微粒子は一対の永久磁石31の移動と共に磁石
の周りに−集められ、検体容器中の一部、すなわち、散
乱光検出光軸上の小口径部分に濃縮されることになる。
続いて、該検体容器14を挟み、12mmの距離に固定
した一対の永久磁石31を搭載した案内ステージ30を
運動制御用モータ27、偏心カム28、ロフト29によ
りス)o−り5+nm、移動速度300w/分で往復さ
せる。この操作により、濃縮された標識磁性超微粒子は
検体容器の小口径部分内を永久磁石31の往復動作に同
期して運動することになる。
第3図は第1図に示した光電子増倍管19により測定し
た該超微粒子からの光散乱強度変動を示す。
第3図中に永久磁石31を静止して測定した場合を(a
)で示す。この場合は、該超微粒子のブラウン運動に基
ずく不規則な強度変動のみが観察される。
一方、永久磁石31を往復運動させて測定した場合を第
3図中にら)で示す。図示の如く、永久磁石31を往復
運動させると、往復運動の周期に同期した散乱光の強度
変動が観察された。往復運動に同期した散乱光をロック
インアンプを用い検出したところ、約2桁の測定感度の
向上が得られ、ピコグラムオーダの超微量測定が可能に
なった。
実施例2 第4図は本発明の第2の実施例に基づく、標識磁性超微
粒子を誘導・濃縮する磁石駆動部、並びに該標識磁性超
微粒子を外部磁場により周期的に運動制御させる標識磁
性超微粒子駆動機構部を示す概略図である。第4図中、
第2図に示した部材と同一または対応する部材は同一の
参照番号で示す。
本実施例では、標識磁性超微粒子を誘導・濃縮する磁石
駆動部においては、固定台21に取りつけられた誘導・
濃縮用モータ23を備え、これにより駆動される送りネ
ジ24と直接噛合して移動ステージ26が取りつけられ
る。移動ステージ26上の検体容器14の小口径部分が
貫通する開口部320両側には一対の電磁石33が配置
され、標識磁性超微粒子駆動機構部を構成している。
第2図に示した第1の実施例では永久磁石を使用してい
るのに対して、第4図の本実施例では電磁石33を使用
しているため標識磁性超微粒子駆動機構部には可動部が
無く、超微粒子駆動を電気的に行う点が異なっている。
本実施例では該微粒子の誘導・濃縮及び運動制御を一対
の電磁石を交互に付勢することにより行った。
すなわち、誘導・濃縮の際は、該電磁石33を同時に励
起した状態で、実施例と同様に移動ステージ26を昇降
して該微粒子を検体容器14の小口径部分の所定位置に
誘導・濃縮する。続いて、濃縮位置において、電磁石3
3の励起を交互に行う。濃縮された標識磁性超微粒子は
小口径部分の検体容器中14内を励起周期に同期して運
動することになる。
励起周期は電磁石の磁界、検体容器電磁石間の距離、検
体容器の外形等により異なるが、本実施例ではIHz程
度が適当であった。なお、光学系は第1の実施例と同一
である。
第5図は本発明に従う検体容器を示す。図示の如く検体
容器は円筒形の外形をなし、内径が一部分で細くなって
いる。この小径部分に標識磁性超微粒子を誘導・濃縮す
る。
実施例3 第6図は本発明のさらに別の実施例による標識磁性超微
粒子を誘導・濃縮する磁石駆動部、並びに該標識磁性超
微粒子を外部磁場により周期的に運動制御させる標識磁
性超微粒子駆動機構部を示す概略図である。
本実施例の装置は、珪素鋼板を積層して成る標識磁性超
微粒子の誘導・濃縮用鉄心42と非磁性体のアルミより
なるスペーサ44とを交互に積層した鉄心部分を備える
。これらの鉄心42およびスペーサ44とは全体として
C字形をなし、その間隙部分に検体容器41が配置され
ている。鉄心42−1.42−2、・・42−8のそれ
ぞれにはコイル43が巻かれ、電磁石を形成している。
さらに鉄心42の積層体の略中央位置の鉄心45は、検
体容器41をはさむ両側の部分にコイル46.47が巻
かれている。
本実施例では検体容器41は、内径2.0mm、外径2
.8mmのガラス管を使用した。また、標識磁性超微粒
子の誘導・濃縮用鉄心42は42−1から42−8まで
8層あり、中心位置には標識磁性超微粒子の運動制御用
鉄心45を1層設けた。
第7図(a)は標識磁性超微粒子の誘導・濃縮用鉄心4
2、第7図ら)はスペーサ44、第7図(C)は標識磁
性超微粒子の運動制御用鉄心45の断面をそれぞれ示す
。誘導・濃縮用鉄心42にはコイル43が一ケ所、運動
制御用鉄心45にはコイル46.47が巻かれている。
第6図に示した装置は第1図に示した本発明のレーザ磁
気免疫測定装置の散乱光測定部分、すなわち、レーザ光
入射光軸48上に検体容器41の軸が重なるように配置
される。または、第6図に示した装置に用いられる検体
容器41は、同一内径のガラスセルであるが、第5図に
示した形状も好ましい。第6図中では散乱光検出軸は参
照番号49で示す。
第8図は、第6図に示した電磁石の励起のタイミング図
である。誘導・濃縮用鉄心42−1〜42−8に巻かれ
たコイルをそれぞれ43−1〜43−8とすると、図に
示したように外側の電磁石から順次励起して、検体容器
41中の標識磁性超微粒子を運動制御用鉄心45の位置
に誘導・濃縮する。次いで、鉄心45の一対の電磁石4
6および47を交互に励起して標識磁性超微粒子に周期
的な運動を付与する。
第6図に示した装置を第1図の本発明のレーザ磁気免疫
測定装置に組み込んで、検出感度を測定した結果、第2
図に示した永久磁石を使用した装置と同等のピコグラム
オーダの検出が出来た。
第2図に示した永久磁石を用いる装置と比較すると、本
実施例の装置は機械的部分がないため、装置の小型化、
長寿命化に有利である。一方、第2図に示した永久磁石
を用いる装置では、希土類CO電磁石ようにエネルギー
積の大きい磁石を使用することが出来るのに対して、本
実施例の装置では磁界の強さが小さいため、本発明の特
徴を発揮するには、断面積の小さな検体容器を使用する
方が望ましい。
なお、本実施例では標識磁性超微粒子の運動制御用鉄心
45は中心部に置いたが、必ずしもその必要はなく、任
意の位置でよい。また、標識磁性超微粒子の誘導・濃縮
用鉄心42は、本実施例では検体容器を挟み、対向する
ように配列したが、検体容器41の片側の側面のみに配
列することも可能である。ただし、運動制御用鉄心45
については、検体容器を挟み対向させる方が望ましい。
その理由は標識微粒子の変位量を太き(する方が散乱光
の強度変動の制御に有利であるためである。
発明の詳細 な説明したように、本発明は磁性超微粒子を抗原抗体反
応の標識として用い、未反応の磁性超微粒子を磁場中で
分離除去後、磁場中で反応後の磁性超微粒子標識体を含
む液体にレーザ光を照射し、該標識体からの散乱光又は
透過光を測定するものであり、RIA法と比較して、使
用時期、場所等の制限がない。
さらに本発明では、電磁石等により外部から磁性体標識
体をレーザ照射部へ誘導a縮することにより、検出感度
の向上を図ることができる。又同様の手段により外部か
ら磁性体標識体の運動を制御することにより外界の影響
を排除することが可能である。
また、本発明の装置では、検体容器中の標識磁性超微粒
子を該検体容器に沿って磁石を移動させ、該検体容器の
特定位置に標識磁性超微粒子を誘導・a縮する機構と、
a縮場所において、該標識磁性超微粒子を外部磁場によ
り周期的に駆動させる機構と、上記外部磁場の変動成分
に同期した散乱光を選択的に検出・増幅する光学・電子
回路部とから主に構成されている。従って、従来のレー
ザ光散乱測定器とは異なり、レーザ入射光路部分に集中
的に極微量の標識微粒子を濃縮することが出来、かつ、
検体中の妨害浮遊物からの散乱光の影響をうけないで、
標識微粒子からの散乱光のみを選択的に検出・増幅する
ため、検出感度が著しく優れ、極めて高S / N比の
測定を行うことが可能である。
また、異径断面を有する検体容器を使用した場合、該検
体容器の大断面側の開口部からレーザ光線を入射させ、
該検体容器の小断面部を濃縮位置とし、該小断面部の側
面から散乱光を検出する方法を採用すれば、検体容器自
体からの散乱光を極力排除したまま、標識磁性超微粒子
の高濃縮が容易に達成できるので、一層の検出感度の向
上を図ることが出来る。
さらに、本発明の測定法は特に抗原抗体反応の検査の自
動化に適した方法であるから、集団検診で必要とされる
各種のウィルス、ガン等のスクリーニング検査に用いれ
ば特に効果が発揮される。
また、抗原抗体反応の他に、従来RIA法が適用されて
いるペプチドホルモン等の種々のホルモンあるいは種々
の酵素、ビタミン、薬剤などの測定にも応用することが
可能である。このように、本発明の方法は患者の早期診
断、治療に役立てることが出来、医療界につくすところ
大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のレーザ磁気免疫測定装置の概略図であ
り、 第2図は、本発明のレーザ磁気免疫測定装置において使
用する、標識磁性超微粒子を誘導・濃縮する磁石駆動部
および標識磁性超微粒子の駆動機構部の概略図であり、 第3図は、標識磁性超微粒子に周期的運動を付与しない
で測定した散乱光強度(a)と、本発明に従い標識磁性
超微粒子に周期的運動を付与して測定した散乱光強度ら
)の変化を対比して示すグラフであり、。 第4図は、本発明の別の実施例に従う、本発明のレーザ
磁気免疫測定装置において使用する、標識磁性超微粒子
を誘導・濃縮する磁石駆動部および標識磁性超微粒子の
駆動機構部の概略図であり、第5図は、本発明の好まし
い態様に従い使用される検体容器を示し、 第6図は、本発明のさらに別の実施例に従う、本発明の
レーザ磁気免疫測定装置において使用する、標識磁性超
微粒子を誘導・濃縮する磁石駆動部および標識磁性超微
粒子の駆動機構部の概略図であり、 第7図(a)、ら〕および(C)は、それぞれ第6図に
示した装置の断面図であり、 第8図は、それぞれ、第6図に示した装置の電磁石の付
勢タイミングを示し、 第9図乃至第13図は、それぞれ、本発明のレーザ磁気
免疫測定に用いる検体液体の調整方法を図解する。 (主な参照番号) 1・・支持体、    2・・ウィルス抗体、3・・ウ
ィルス抗原、 3’  ・・インフルエンザウィルス、4・・磁性体標
識ウィルス抗体、 4″ ・・磁性体標識抗免疫グロブリン、5・・磁石、
    6・・ガラスセル、10・・光学ステージ、1
1・・レーザ光源、12・・レーザ光線、 13、13’  、 13”  ・  ・ ミ ラ −
、14.41・・検体容器、 15・・散乱光束、  16・・スリット、17・・集
光レンズ、18・・NDフィルター、19・・光電子倍
増管、 21・・固定台、   22・・検体容器支持台、23
・・誘導・濃縮、用モータ、 25・・ハウジング、 26・・移動ステージ、30・
・案内ステージ、31・・磁石、32・・開口部、  
 33・・電磁石、42.45・・鉄心   43.4
6.47・・コイル、44・・スペーサ、48・・レー
ザ光軸、49・・散乱光軸、

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一つの抗原又は抗体に磁性体超微粒子を標識して
    磁性体標識体とし、該磁性体標識体と検体を抗原抗体反
    応させる工程と、該工程後の上記検体から、未反応の上
    記磁性体標識体を分離除去する工程と、上記未反応の磁
    性体標識体を分離除去した後の反応後の磁性体標識体を
    液体中に分散させてレーザ光を照射する工程と、上記レ
    ーザ光の照射による上記磁性体標識体からの散乱光を測
    定する工程とを含むレーザ磁気免疫測定法において、上
    記磁性体標識体を分散させた液体を収容する検体容器を
    、その軸方向を照射レーザ光の光軸方向にほぼ一致して
    保持し、該検体容器の軸方向にそって順次磁場を移動さ
    せて該散乱光を受光する光学系の光軸近傍の位置に該磁
    性体標識体を誘導、濃縮する工程と、該磁性体標識体を
    該散乱光の光軸近傍の位置に誘導、濃縮した後に該散乱
    光軸近傍において該磁性体標識体に周期的に変動する磁
    場を与える工程とを含み、該周期的に変動する磁場の変
    動成分に同期した散乱光のみを選択的に検出することを
    特徴とするレーザ磁気免疫測定法。
  2. (2)上記磁性体標識体と抗原抗体反応させる検体が、
    該検体と、該検体の特異抗体又は抗原との、抗原抗体反
    応後のものであることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のレーザ磁気免疫測定法。
  3. (3)上記磁性体超微粒子により標識される抗体が抗免
    疫グロブリンであることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項又は第2項記載のレーザ磁気免疫測定法。
  4. (4)上記検体が未知のウィルスまたはウィルス抗体で
    あり、上記磁性体超微粒子により標識される抗原または
    抗体がウィルス抗原または抗体であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のレーザ磁気免疫測定法。
  5. (5)上記磁性体標識体と抗原抗体反応させる検体が、
    該検体と、該検体の特異抗体又は抗原との抗原抗体反応
    後のものであり、上記磁性体標識体が磁性体超微粒子を
    標識として付された上記特異抗体又は抗原であり、抗原
    抗体反応が阻害されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のレーザ磁気免疫測定法。
  6. (6)上記未反応の磁性体標識体を分離除去する工程が
    、磁石による分離除去であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1乃至第5項のいずれか1項記載のレーザ磁気
    免疫測定法。
  7. (7)磁性体超微粒子により標識された検体を収容する
    検体容器と、レーザ光を該検体容器へ導くレーザ光照射
    光学系と、該検体によるレーザ光の散乱光を受光すべく
    設置された受光系とを含むレーザ磁気免疫測定装置であ
    って、 上記検体容器の軸に沿って、上記受光系の光軸である散
    乱光軸に向って磁場を移動させる磁場移動機構と、 上記散乱光軸上の該検体容器の位置をはさんで磁場を周
    期的に変動させる磁場駆動機構と、該磁場駆動機構によ
    る磁場の変動成分に同期した散乱光のみを選択的に検出
    する電子回路部と、を具備することを特徴とするレーザ
    磁気免疫測定装置。
  8. (8)上記磁場移動機構が検体容器の軸に沿って移動す
    る磁石であることを特徴とする特許請求の範囲第7項記
    載のレーザ磁気免疫測定装置。
  9. (9)上記磁場移動機構が検体容器の軸に沿って複数個
    配列され順次励起される電磁石であることを特徴とする
    特許請求の範囲第7項記載のレーザ磁気免疫測定装置。
  10. (10)上記磁場駆動機構が、上記検体容器をはさんで
    一定間隔で保持され、かつ上記検体容器との相対距離を
    周期的に変化しうる一対の磁石であることを特徴とする
    特許請求の範囲第7項記載のレーザ磁気免疫測定装置。
  11. (11)上記磁場駆動機構が検体容器をはさんで一定間
    隔で保持され、かつ交互に励起される電磁石であること
    を特徴とする特許請求の範囲第7項記載のレーザ磁気免
    疫測定装置。
  12. (12)上記検体容器がレーザ光の入射部分において大
    断面積の開口を有し、上記散乱光軸上においては小断面
    積となる異径断面容器であることを特徴とする特許請求
    の範囲第7乃至第11項のいずれか1項記載のレーザ磁
    気免疫測定装置。
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