JP2603838B2 - 回転式電気かみそり - Google Patents

回転式電気かみそり

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JP2603838B2
JP2603838B2 JP62295657A JP29565787A JP2603838B2 JP 2603838 B2 JP2603838 B2 JP 2603838B2 JP 62295657 A JP62295657 A JP 62295657A JP 29565787 A JP29565787 A JP 29565787A JP 2603838 B2 JP2603838 B2 JP 2603838B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は上下動自在なヒゲそりヘッドを複数有するタ
イプの回転式電気かみそりに関する。
(背景技術) 従来、この種の回転式電気かみそりにおいては、例え
ば特公昭59−46619公告公報にみられる様に長いヒゲ、
くせヒゲの導入をよくするために、外刃の外周に立体ス
リットを形成しているが、ヒゲそり用の刃ヘッドは外刃
の肌当りなどを良くするために、外刃,内刃は上下に浮
動できるように構成している。すなわち、刃ヘッドを肌
に押しつけると第13図(a)に示す刃ヘッド4′は、そ
の押圧力によって第13図(b)に示すように沈み、当初
のスリット高さH1はH2と小さくなり、この場合、外周立
体スリット18′と外刃フレーム3′との間隔はA1と小さ
いため、ヒゲは立体スリット18′に入らずす通りし第14
図のグラフにおいてA1で示すように、刃ヘッド4′を肌
に押しつけることにより、刃ヘッド4′は下方に沈みヒ
ゲの導入性はa1点からa2点に低下し悪くなるという問題
点があった。
そこで、この導入性低下を防止するためにスリット高
さH1を大にし、かつフロート量を少なくすると、肌当り
を低下する原因となった。
なお、上記において導入性の評価は、単位面積当りの
ヒゲ密度が一定の部位で、一定の面積にはえているヒゲ
を一定時間剃った後の剃残しヒゲ本数で定義している。
したがって、剃り残し本数の少ないもの程導入性が良
い。
(発明の目的) 本発明は上記の点に鑑み提案されたもので、その目的
とするところは、ヒゲそり用の刃ヘッドが下方に沈んだ
とき外刃の立体スリット、つまりスリット状の刃孔と外
刃フレームとの間に内周方向に凹部が形成できるように
することにより、刃ヘッドが下方に沈んでも、スリット
状の刃孔の高さが確保できヒゲの導入性を大きく低下さ
せることなく、また、肌当りの良い回転式電気かみそり
を提供することにある。
(発明の開示) 第1図(a),(b)は本発明にかかる回転式電気か
みそりの外観図であり、これらの図中1はケーシングで
あり、このケーシング1の一端部にはヘッド部2が斜め
に突設されている。このヘッド部2は外刃フレーム3を
有し、かつこの外刃フレーム3に対し、例えば3個の刃
ヘッド4が上下動自在に設けられている。なお、5はケ
ーシング1の握手部分に設けられた操作部で、スライド
スイッチが設けられている。
第2図はヘッド部2の構成を示す部分断面図であり、
刃ヘッド4を構成する外刃5は外刃枠6に保持され、こ
の外刃枠6は外刃フロートアーム7に取付けられ、この
外刃フロートアーム7はスプリング8により上方付勢さ
れている。
9は継手でギヤカバー10の開口部10aから先端部が突
出し、かつ内刃フレーム11と連結され、この内刃フレー
ム11に回転運動を伝達するとともに、継手9の下方は駆
動ギヤー12と遊合している。さらに、継手9の内側に
は、内刃フレーム11を押上げる内刃フレーム押上バネ13
が収納されている。
14はケーシング1内に設けられたモータで、その回転
軸14aにはピニオンギヤー15が嵌着され、このピニオン
ギヤー15と駆動ギヤー12とは噛合状態にあり、モータ14
の回転を内刃フレーム11に伝達するように構成されてい
る。
第3図(a)は外刃枠6に取付けられた刃ヘッド4の
正面図で、刃ヘッド4を構成する外刃5は中央部に設け
られたセンターピン16の外周に設けられ、かつヒゲ導入
孔17が形成された内周外刃5aと、凹条屈曲部5cを介し更
に外側に延設され、かつ外側部まで切欠かれたヒゲ導入
用のスリット状の刃孔18が形成された外周外刃5bとにて
構成されている。
また、第3図(b)は外刃5の内面側に設けられた内
刃ブロックを示すもので、合成樹脂製の内刃フレーム11
には内刃押上バネ17によって上方に押圧される内刃19が
設けられている。そして、この内刃19は外刃5と対応し
て各部に弾接される内周内刃19aと外周内刃19bとを備え
ている。
第4図は外刃5と内刃18との状態を示すもので、上述
した各部材は各符号に示す通りである。なお、図中20は
下カバーである。
しかして、第5図は本発明の第1実施例にかかる刃ヘ
ッド4の外周立体スリット部分の詳細を示すもので、外
周外刃5bに形成された立体スリット状の刃孔18は、ヒゲ
の導入を良くするために上面部分のスリット巾B1が側面
部分のスリット巾B2に比べ巾狭、つまりB1>B2に設定さ
れ、立体部を広げている。さらに、外刃フレーム3に形
成された外刃装着孔内径は外刃外周径よりも大きく形成
され、外周外刃5bの側面と外刃枠6の上面と外刃フレー
ム3の外刃側面と対向する内側面とで構成する凹状の溝
21を円周方向に形成している。
そして、この刃ヘッド4において外周外刃5bに形成さ
れたスリット状の刃孔18の外刃上面から外刃フレーム3
の上面間のスリット高さH1は、第6図(a)に示すよう
に、刃ヘッド4に肌22を押付け、刃ヘッド4が下方に沈
んだ場合、同(b)に示すように、スリット高さがH2
変化して短かくなるが、外周外刃5bの側面と外刃フレー
ム3の内側面との間に溝巾A2の凹状の溝21があるため、
この溝21にヒゲ23が落ち込み、かつスリット状の刃孔18
内にヒゲ23が誘い込まれ切断される。
したがって、第14図に示すように、刃ヘッド4の下方
フロート後、ヒゲ23の導入性はa3点からa4点に多少低下
するが、従来のa1点,a2点に比べ導入性は向上する。
なお、溝18の溝巾は第15図に示すように、大きくする
に伴ってヒゲ23の導入性が良くなるが0.5mm以上であれ
ば効果が少なくなるため、溝巾は略0.5mm程度であれば
好ましく、極端に大きくする必要はない。
第7図は本発明の第2実施例を示すもので、この実施
例では外刃フレーム3の外刃装着孔を区画形成する内側
面を内径が上方に向って順次拡大するようにテーパにし
てテーパ面3aを形成し、外周外刃5bの側面にかけて形成
されたスリット状の刃孔18と外刃フレーム3の間に円周
方向に略V字状となる溝21を形成することにより、刃ヘ
ッド4の表面を外部から見た感じのイメージを良くして
いる。そして、使用に際しても、第7図(b)に示すよ
うに、刃ヘッド4が下方にフロートしても外刃フレーム
3と外刃枠6との間にヒゲを挟みヒゲ引きを防止するこ
とができるとともに、かつ上記実施例と同様にヒゲ導入
を良くすることができる。
第8図は本発明の第3実施例を示すもので、外周外刃
5bのスリット状の刃孔18と外刃フレーム3と内周方向の
凹状の溝21の部分に外刃枠6の上面を凸状に突出せしめ
てなる突起部6aを内周方向に嵌合する様に形成すること
により、刃ヘッド4の表面のイメージを良くすることが
でき、また、第14図での導入性は、突起部6aを形成した
ことにより溝部がA2からA1となるためa1になり、かつ刃
ヘッド4の下方へのフロート後では第8図(b)に示す
ように溝巾がA2になりa4となるため、刃ヘッド4のフロ
ート量、すなわちスリット高さHによる導入差をなくし
導入性を向上、均一化することができる。
第9図は本発明の第4実施例を示す。この例では外周
外刃5bの外刃枠6に保持される部分である外周部を半径
方向に階段状に2段に形成し、溝21内の外部から見える
底部を外刃5の素材を生かして金属光沢が出るように
し、外観のイメージを良くすることができ、加えて上記
各実施例と同様に導入性を向上し均一に出来るように構
成している。
第10図は本発明の第5実施例を示すもので、この例で
は刃ヘッド4が押下げられない状態において、外周スリ
ット状の刃孔18の穴下端部を外刃フレーム上面よりも下
方に突出せしめその長さをc2に形成し、かつ外刃フレー
ム3の上面とスリット状の刃孔18の上面との段差、すな
わちスリット高さをH3に小さくすることにより、第14図
に示すように、スリットの高さをH1からH3にすることに
より肌当りをb1→b2にして良くし、H1→H3の低下による
ヒゲ導入の低下を、c1→c2にすることにより、ヒゲ導入
性を向上し、第10図(b)に示すように、刃ヘッド4の
下方へのフロート後もc2によりヒゲ導入を第14図におい
てa6に示すように向上でき肌当りもb3にできるようにし
たことに特徴を有している。
第11図は本発明の第6実施例を示すもので、この例で
は外周スリット状の刃孔18と外刃フレームの間に内周方
向に延びるコーム24を形成している。なお、このコーム
24は、例えば外刃枠6を膨設して形成すると好ましい。
しかして、この実施例では、第12図(a)に示すよう
に、スリット高さH1の段差による肌当りは外周スリット
状の刃孔18と外刃フレーム3の間のコーム24により、溝
に肌22がくい込むことがなく、肌当りを良くすると共に
スリット状の刃孔18への肌22のくい込みも少なくでき、
内刃エッジaによる肌22への刺激も少なくでき、さら
に、第12図(b)に示すように、刃ヘッド4の下方への
フロートにより、上記と同様、コーム24とコーム24の間
の溝21部にヒゲ23が落ち込みヒゲ23の導入を大きく低下
させることはない。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、外刃フレームに形成さ
れた外刃装着孔に上下動自在な刃ヘッドが設けられ、か
つこの刃ヘッドは外周部にスリット状の刃孔が形成され
た外刃と、この外刃の内面に内刃が回転摺動可能に弾接
された内刃ブロックとを備えてなる回転式電気かみそり
において、外刃外周の下端に外刃枠がとりつけられ、こ
の外刃枠の外周が前記外刃装着孔の内周に上下動自在に
支持され、前記外刃装着孔の上面内径を前記外刃外周径
より大きく、かつ前記外刃枠の外周径と略等しく形成し
て、前記刃ヘッドが沈み込んだときに前記外刃外周と外
刃装着孔の内周との間かつ前記外刃枠の上方に髭が落ち
込む溝を形成したから、ヒゲの導入性を大きく低下させ
ることなく、導入性を向上でき、かつフロート量にかか
わらず、導入性を均一化することもできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明にかかる回転式電気かみそりの外
観斜視図、同(b)は側面図、第2図は刃ヘッドの内部
構成を示す部分断面図、第3図(a)は刃ヘッドの正面
図、(b)は内刃ブロックの正面図、第4図は外刃と内
刃との関係を示す説明図、第5図は本発明の第1実施例
の要部を示す斜視図、第6図(a),(b)は同上の動
作説明図、第7図(a),(b)は本発明の第2実施
例、第8図(a),(b)は本発明の第3実施例、第9
図は本発明の第4実施例、第10図(a),(b)は本発
明の第5実施例、第11図は本発明の第6実施例、第12図
(a),(b)は同上の動作説明図、第13図(a),
(b)はそれぞれ従来例、第14図はスリット高さHとヒ
ゲの導入性との関係を示す説明図、第15図は溝巾とヒゲ
の導入性との関係を示す説明図を示す。 4……刃ヘッド、5……外刃、5a……内周外刃、5b……
外周外刃、6……外刃フレーム、18……スリット状の刃
孔、21……溝。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外刃フレームに形成された外刃装着孔に上
    下動自在な刃ヘッドが設けられ、かつこの刃ヘッドは外
    周部にスリット状の刃孔が形成された外刃と、この外刃
    の内面に内刃が回転摺動可能に弾接された内刃ブロック
    とを備えてなる回転式電気かみそりにおいて、外刃外周
    の下端に外刃枠がとりつけられ、この外刃枠の外周が前
    記外刃装着孔の内周に上下動自在に支持され、前記外刃
    装着孔の上面内径を前記外刃外周径より大きく、かつ前
    記外刃枠の外周径と略等しく形成して、前記刃ヘッドが
    沈み込んだときに前記外刃外周と外刃装着孔の内周との
    間かつ前記外刃枠の上方に髭が落ち込む溝が形成される
    ことを特徴とする回転式電気かみそり。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載において、前記
    溝の溝巾を略0.5mmとした回転式電気かみそり。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載において、外刃
    フレームの内側面をテーパ状に形成し、前記溝を略V字
    状に形成した回転式電気かみそり。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項記載において、前記
    溝に外刃枠を形成した凸状の突起部を円周方向に嵌合し
    た回転式電気かみそり。
  5. 【請求項5】特許請求の範囲第1項記載において、外刃
    の外周部を半径方向に段階状に2段に形成した回転式電
    気かみそり。
  6. 【請求項6】特許請求の範囲第1項記載において、刃ヘ
    ッドが沈んでいない状態においてスリット状の刃孔の下
    端部を外刃フレーム上面よりも下方に延設し、かつ外刃
    フレーム上面とスリット状の刃孔上面との段差を小さく
    した回転式電気かみそり。
  7. 【請求項7】特許請求の範囲第1項記載において、前記
    溝に位置するコームを形成した回転式電気かみそり。
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JP4989583B2 (ja) * 2008-08-06 2012-08-01 Ihi建機株式会社 コンクリートポンプ車のエンジン回転速度制御方法
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