JPS6060880A - ロ−タリ−式電気かみそりの刃 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は第１図、第２図に示される様に内刃の回転軸が
横方向に配置されたロータリ一式電気かみそりの刃に関
するものである。これらロータリ一式と呼ばれる電気か
みそシの構造提案は以前から何件かが存在するが、種々
の問題分有するため、未だに実用化されていないのが実
状である。その一つは、第５図に示す様に内刃体５が傾
りて内刃体５の回転軸方向の端部が、外刃５の孔より８
に相当する量突出し、該内刃体５と、外刃３の稜線が干
渉して前記内刃体５が回転不能になったり、又は、騒音
、振動、外刃、内刃の偏摩耗によって刃の寿命が短くな
る等であった。ロータリ一式電気かみそりは、内刃が一
方向への連続回転であるため、前記内刃体５の先端全第
１図に示す様に鋭角に設定して常に該鋭角先端にてヒゲ
を切る様に配置できるため、周知の往復式の電気かみそ
りに比較して切れ味を向上することができるが、前述の
問題点があるため実用化が難しかった。本発明はこれら
の欠点を無くすること金目的としておシ、以って、ロー
タリ一式電気かみそ！Ｉｎ提供することが可能となるも
のである。

従来例、及び本発明の一実施例について、図をもって詳
細に説明する。

第１図は従来例及び本発明の一実施例によるロータリ一
式電気かみそシを示す側断面図、第２図は従来例を示す
電気かみそ）の正面図側よりみた断面図、第３図は第２
図の部分外観図、第４図は従来例における、外刃体５の
正常接触状況を示す図、第５図は、従来例における外刃
３と内刃体５の干渉状況を示す断面図である。以上全図
中、１はケース、２は外刃３全支持している外刃枠で底
部にて前記ケース１と嵌合し、保持されている。

３は外刃で第２図、第３図のＡで示される範囲内に、周
知のヒゲ全導入し、切断するための孔が適当ピンチにて
配置されており、第３図に示されるとおりこれらの孔と
内刃体５の刃先との交差角α（周知のハサミ角）は一般
にヒゲの切断に適した１０°〜２０°　に設定されてい
る。４は内刃支持具で中央部に断面がＤ形状の穴を有し
、又外周部に前記内刃体５を固定するためのビン６を有
するブラスチンク製の円柱である。７は左端に冠歯車を
有し、中央部外周が断面り形にカントされた駆動軸で右
端、及び冠歯車の右側軸部は軸受として前記外刃枠２の
軸受部に廠合している。８は大プーリーでケース１の内
面に立つピン１ａに緩装され、その外周部にはベルト９
が巻き付いており、又、右端部は前記駆動軸７と噛合す
る冠歯車が装備されている。１０は小プーリーでモータ
１１の軸に固着している。１２は電池又は商用電源等の
電源部であり、モーター１１と電気的に接続している。

以上のような構成になっており、以下に動作について説
明すると、使用者が電気かみそりのスイッチ（図示せず
）全０１Ｊすると電源部１２から電流が流れ、モーター
１１が回転し、モーター軸に固着する小プーリ−１０が
高速回転する。該小プーリーからベルト９が駆動され、
大プーリ−８が減速されて回転する。犬プーリー８の冠
歯車から駆動軸７が外刃枠２の軸受を中心として第１図
の矢印方向に回転するため、該駆動軸の断面形状がＤ形
状金しｆｃ中央部に嵌合する内刃支持具４が四方向に回
転し、内刃体５も内刃支持具４と一体的に回転する。内
刃体５は第４図に示す形状をしており、固定部５ａＫて
内刃支持具４に固定され、該固定部５ａと刃部５Ｃとの
間には・（ネ部５ｂが配置されている。該５ｂ部は第１
図に示す如く、該内刃体５の板厚方向に撓み可能に設定
され、内刃体５が回転し、前記外刃３と接触を開始する
と、自動的に一定袖撓まされて、該外刃３と適当なバネ
力にて密着する作用を成す。この状態を示すのが第１図
、第４図である。この様に内刃体５は外刃３の内面に密
Ｎ摺動することにより、前記外刃６の前記孔より導入さ
れるヒゲを切り落とすが、このロータリ一式電気かみそ
りは、前述したとおり、一方向回転であるため、この回
転方向における栄光行部分に鋭角刃先を構成しておくこ
とが可能で、切れ味に優れた特性を有する他、周知の往
復式の電気かみそシに比較して振動も少なくなる。

しかるに、従来は、第２図。第３図に示す如く、前記内
刃体５の刃幅Ｂは外刃３の前記ヒゲを切断するための孔
を有する部分の幅Ａよりも小さく設定され−こいたため
、電気かみそｌ無負荷回転する場合には第４図に示す様
建内刃体５は外刃３に正常に接触して回転し、第１図に
示す様に、内刃支持具４の回転中心よシ下方の下半分で
は、外刃３から離脱し、りかて外刃３に再接触する動作
を繰り返すが、この接触、離脱の反復により前記内刃体
５はかなり動揺しており、実使用において、外刃３が皮
膚との接触に、１押圧されて、部分変形する場合、又は
、ヒゲが、内刃体５の一方の端部側に偏って多数導入さ
れ内刃体５に加わる切断抵抗が幅方向の左右で異なる場
合等には第５図に示すとおり内刃体５が傾き、内シ刃体
５の一方の側において外刃６との密着が無くなり、他方
、の端部は第５図に示すとおり外刃３のヒゲ導入用の孔
内に８に相当する量だけ僅か、落ち込むことになる。

この状態では内刃体５が回転しようとしても内刃体５の
該部分は前記孔の縁に衝突し、干渉して前記内刃体５の
破損を招くか、又は内刃支持具４の回転は阻止されてし
捷う。又、場合によっては、外刃６の破れにもなり、倒
れの場合も電気かみそりとしての機能を失なってし１う
。これは、前述したロータリ一式電気かみそりの構造的
な欠点であり、ロータリ一式電気かみそりの内刃体５が
、前記外刃６に接触、離脱を繰シ返すことによシ内刃体
が動揺しやすいこと、深剃り性を向上させることから外
刃５の厚みを薄く設定するため外刃の強度が弱いこと、
さらには、前記外刃３の孔形状がヒゲ剃シに最適な前記
交差角α＝１０°〜２０゜で構成されているが、前記内
刃体５の端部と外刃５の干渉防止には不適当な形状だっ
たこと等によるものであった。

本発明は、これらの欠点を除くこと全目的としているが
、以下にその数実施例全詳細に説明する。

本発明の第１実施例は第６図に示す如く、内刃体５の幅
を外刃６の孔の配置された範囲Ａよりも広くし、該内刃
体５の端部が該外刃３の非開孔部の下に軌跡を描きなが
ら通過する構成とし、該軌跡の二ｉＡ＋線間をＢ１の距
離とした場合Ａ（”Ｂｌとしたことである。こうするこ
とによ、す、内刃体５の端部が外刃の孔から突出し干渉
することは防げる。又、本発明の第２実施例について第
７図全以って詳述する。

すなわち、内刃体５が摺接し、前記ヒゲ全切断するのに
適正な前記交差角を有する孔ｉＡＬニア）ｊｌｒＱ囲に
配設置〜、その外部にＢｌの距離を以って前記内刃体５
の端部と外刃３の孔との干渉防止用のための非開孔部全
第１実施例と同様にＦの範囲に設け、その外側には、前
記と同様なる交差角に相当する孔を配設し、又は、この
範囲には内刃体５が摺接しないことからＡの範囲の交差
角とは異なる交差角を有する孔を明けておくことである
。この様に開孔部、非開孔部を複数回、その回転軸方向
に繰り返すことにより前記第１実施例の場合には、従来
の形式のものに比較して、外刃の開孔部Ａは内刃体５の
幅に対してやや小さくなり、したがって、ヒゲの切断可
能面積が全外刃面積に対して小さくなったイメージが強
くなるが、第２実施例に示す第７図の様な構成にしてお
くと、外刃３の開孔部金広くすることができ、外刃３が
目詰まりしたイメージ金なくすることが可能となり、こ
れも大きな利点となる。さらに第６実施例について、第
８図をもって説明する。矢印Ｅで示す方向に内刃体５が
回１１広する」場合を例とするが、第８図に示すとおり
、前記内刃体５の端部が通過し、又は摺接するＢ１の距
離においた部分にヒゲの切断に可能な前記交差角αよシ
も大きな傾き角、すなわち、前記内刃体５の端部と成す
角度がθの稜線を有する孔を設け、θ〉αの関係にして
おき、さらに、外刃の左右の該傾き角の大きな孔は右側
の孔８の稜線は右上がり、左側の孔すの稜線は左上りと
して、名稜線の延長線は、Ｖ字形に交差する様装置して
おく。こうしておくと、第９図に示す様に、内刃体５は
、端部先端Ｇからではなく元部Ｈからｂの稜線Ｊを清ら
かに渭っていき、前記した内刃体５の動揺又は外刃の変
形等によって内刃体５が万一、第５図に示すように外刃
３の孔から端部Ｇ、［（が第５図δの量だけ突出する場
合があったとし７ても、Ｅ方向に内刃体５が回転するに
つれてＧ部は徐々に突出量が少なくなる様に外刃３によ
シせり上げられ従来形式のものに見られたＧ又はＨ部と
外刃３の孔ａ、ｂの稜線Ｊとの干渉は起こらない。これ
は、内刃体５の端部が通過する外刃の孔ａ、　ｂの形状
を専らヒゲ切断のために設けられた一般部Ａの孔の前記
交差角αよりも大きくしたθ−θ１゜θ＝θ２の角度全
有する稜線にて構成′し、第９図に示すとおり、内刃体
５の左端部に関係する該孔すは左上りとしたことの効果
である。同様にして内刃体５の右端部ａは右上りの形状
の孔としておけば、左右端とも干渉をなくすることがで
きる。

又、試作品を使用した動作確認によれば、前記θの値を
θｌ≧４０°、１４０°≧０２≧９０°　ならば本発明
の効果が生じ、その効果はθ！が大きくなる程有効であ
る。

本発明の第４実施例について第１０図、第１１図をもっ
て詳述する。

第３実施例の場合には、前記干渉は実用上起こらないが
、外刃３全何かにぶつけて異常変形させた場合、又は故
意に前記干渉を起こさせらうとして第９図の稜線Ｊ＠金
指等で異常に押し下げた場合には干渉が起こる場合も有
り得る。そこで内刃体５が通過し、又は摺接するＢｌの
距離離れた部分に孔が明かない状態の凹部を前記θの角
度をつけて傾かせ、右側部ａ１左側部すの延長線がそれ
ぞれ交差する如く配置しておくと、内刃体３の端部が突
出して干渉することは第１実施例〜第２実施例と同様に
有シ得ず、又、外観的にも該部分は凹になっていて孔が
存在する様に見えるため、開孔面積が少ないというイメ
ージもない。該作用は凸形状としても達成することは勿
論である。又、電鋳力１１工、プレス加工等によりこれ
らは一般の外刃と同様に容易に加工し得ることも大きな
利点である。又、第６図、第７図に示した第１実施例の
場合には、内刃体５の端部の通過する外刃３の非開孔部
には周知のカウンターシンクがないため、内刃体５が摺
接せず、−殻間孔部のＡＫはカウンターシンクが存在す
るため、このＡ部に摺接する部分のみ＠摩耗する傾向が
あるのに対し、第４実施例の様に非開孔部であるが、該
凹部の周辺に第１１図に示す如くカウンターシンクを設
けることにより一般用孔部Ａと同様に内刃体５の端部が
摺接する様にすると、内刃体５の刃部５Ｃ及び外刃６の
カウンターシンク部が全面にわたシ一様に摩耗するため
、動作上、切れ味Ｉｉｊ：ｌ上好都合である。

又、第５実施例として第１２図に示すとおシ、該凹部の
ピンチｄ、核凹と内刃体３の端部との係合尺さｅを適当
に設定し、常時、少なくとも一条の四部が内刃体５に摺
接する如く構成しておくと、内刃体の端部は常に外刃の
該カウンターシンクの上に連続的に摺接することとなシ
、前述した如何なる条件でも前記内刃体５の端部の動作
は安定し、渭らかに前記外刃３０内面を摺接し、外刃３
と内刃体５の密着性による切れ味が確保される他、前記
した干渉もなく、電気かみそりの振動。騒音も少なく、
性能向上に大きく寄与する。

又、第６実施例を第１３図について説明する。

前述の各実施例は外刃６の孔形状にて内刃体５の端部と
の干渉防止全行なう例を示したが、外刃３の孔形状は内
刃体５の全幅に亘り同形状とし、第６実施例のθ〉αの
関係を構成するのに内刃体５の端部平面形状を湾曲又は
屈曲させて構成することも可能で、この様な構成にして
も第５実施例と同様の効果を得られる。

本発明の数実施例全説明したが、本発明によれば外刃６
の孔形状又は内刃体端部の形状を配慮し、又は外刃３の
孔の開いているゾーンと内刃体５の幅を配慮するのみで
前記干渉防止の作用を確実に成し得、複雑な機構、特殊
な部品を必要とせず、ロータリ一式電気かみそりを実現
できるものである。本発明の数実施例として内刃体５が
断続的に外刃３に接触、離脱を繰り返すタイプのロータ
リ一式電気かみそシについて説明したが、本発明はこれ
に限ったものではなく、内刃の回転方向全周に包囲する
如く配置された外刃内を連続摺動するタイプのロータリ
一式電気かみそりにも適用可能であり、このタイプのも
のは、前記断続的に接触離脱を繰り返すタイプのものに
比較して前記動揺Ｖよ少ないが、外刃への前記押力によ
る外刃変形、ヒケ切断力の偏り等により前記干渉が発生
する。

該干渉防止策として該タイプのＣのにも本発明はｈ１１
述と同様なる効果を生む。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例及び本発明の一実施例によるロータリ一
式電気かみヤシを示す側断面図。第２図は従来例を示す
電気かみそシの正面側よシみた断面図、第３図は第２図
の部分外観図、第４図は従来例における外刃３と内刃体
５の正常接触状況を示す断面図、第５図は外刃３と内刃
体５の干渉状態を示す断面図、第６図は本発明の第１実
施例忙よる外刃平面図、第７図は本発明の第２実施例に
よる外刃平面図、第８図は本発明の第３実施例による外
刃平面図、第９図は、本発明の第３実施例を示す外刃と
内刃体の動作説明詳細図、第１０図は、本発明の第４実
施例を示す外刃の平面図、第１１図は、第１０図の外刃
のに−に断面の拡大図、第１２図は、第５実施例を示す
外刃の平面図、第１３図は、第６実施例を示す外刃の平
面図、全図中、 １・・・ケース　２・・・外刃枠 ６・・・外刃　４・・・内刃支持具 ５・・・内刃体。 以　上 出願人　株式会社　諏訪精工台 代理人　弁理士　最　上　務

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）外刃、該外刃の内面に接触する内刃体、該内刃体
   の回転軸方向の端部は、前記外刃の非開口部の下方に回
   転軌跡を有することを特徴とするロータリ一式電気かみ
   そシの刃。
2. （２）外刃、該外刃の内面に接触する内刃体、該内刃体
   の回転軸方向の端部と、該端部が通過する部分の外刃の
   孔又は四部の稜線が成す交差角θは、前記内刃体の一般
   部と該部分が摺接する外刃の孔の稜線が成す交差角αと
   相違させたことを％徴とするロータリ一式電気かみそり
   の刃。
3. （３）前記θとαの関係全θ〉αとしたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項記載のロータリ一式電気かみそ
   りの刃。
4. （４）外刃、該外刃の内面に接触する内刃体、該内刃体
   の回転軸方向の右端部と左端部は、該各端部が通過する
   部分の外刃の孔、又は凹部の稜線との成す交差角θ＝θ
   ２においてθ１＼θ２であることを特徴とするロータリ
   一式電気かみそりの刃。
5. （５）外刃、該外刃の内面に接触する内刃体、該内刃体
   の回転軸方向の端部は、該部分の前記外刃の孔又は凹部
   のカウンターシンク部と前記角度θにて交差し、常に少
   なくとも一条の該カウンターシンクに摺接していること
   を特徴とするロータリ一式電気かみそりの刃。
6. （６）外刃、該外刃の内面に摺接する内刃体、前記外刃
   の該内刃体の回転軸方向に開口部、非開口部を複数回繰
   り返したことを特徴とする特許請求の範囲第１１Ｊ８ｊ
   記載のロータリ一式電気かみそシの刃。