JP2603449Y2 - 係合具 - Google Patents

係合具

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JP2603449Y2
JP2603449Y2 JP1993029616U JP2961693U JP2603449Y2 JP 2603449 Y2 JP2603449 Y2 JP 2603449Y2 JP 1993029616 U JP1993029616 U JP 1993029616U JP 2961693 U JP2961693 U JP 2961693U JP 2603449 Y2 JP2603449 Y2 JP 2603449Y2
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吾郎 浅見
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、脚上部に係合頭部を
一体に有するようにして構成される係合突起の林立され
ている係合部材を備えた係合具を、確実且つ容易に、パ
ネルなどの取付け対象物に対して装着し得るようにした
係合具の提供に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、面状ファスナーなどとして、例え
ば、可撓性あるいは弾性を有する脚の上部に、この脚の
脚軸の周側から、該脚軸に略直交した向きに突き出るよ
うに構成されている係合頭部を備えた係合突起、あるい
は、可撓性の脚の上部に、引っかゝりの係合面を有する
係合頭部を備えた係合突起などを、林立状態に板状本体
から突設することで構成される各種のプラスチック製の
係合部材が用いられている。
【0003】この種のプラスチック製の係合部材は、板
状本体から林立状態に設けられている係合突起を、他の
同種の係合部材における林立状態にある係合突起間に押
し入れ、この係合突起に設けられている係合頭部の下面
側に構成されている係合面相互を係合状態とすることに
よって、両係合部材の係脱可能な止着をなすようにして
いた。
【0004】かゝる係合部材は、板状本体から林立状態
に設けられている係合突起を、他の同種の係合部材にお
ける係合突起間に押入れ、係止させる構成としてあるこ
とから、係合部材相互を面的な拡がりのもとに係合でき
る特長を有すると共に、係脱操作が容易であること、係
合部材相互を比較的接近した状態で係合させ得ることか
ら、部材相互が接近して組付けられる特長などを有し、
各方面で、夫々の係脱目的に有った係合突起構造のもの
が用いられている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の係合部材は、板状本体の面に、多数の係合突起を、例
えば、縦・横に列をなすように略当間隔に林立して備え
させる必要があると共に、この林立状態に設けられてい
る各係合突起が、この起立状態にある係合突起における
頭部の下面側に、引っかゝりの係合面を備えた構成とさ
れている必要があった。
【0006】この結果、この種の係合部材のプラスチッ
ク成形が、例えば、この板状本体に林立状態に設けよう
とする係合突起の側方に、当該係合具の成形金型を開き
出すようにして、当該の係合部材を成形する手法を用い
ることは一般に不可能であり、この林立状態に設けよう
とする係合突起の起立している脚の脚軸方向に向けて、
当該係合部材の成形金型の開き出しをなすようにして当
該係合部材の成形をなす必要があった。
【0007】即ち、林立状態に係合突起を備えた係合部
材を成形する場合、当該係合突起の係合頭部を成形する
金型の一方を、この係合突起の起立される板状本体の
側、特に、この板状本体における係合突起の設けられな
い側に向けて開き出す必要があった。この結果、当該板
状本体における係合突起の設けられていない側に、当該
係合部材をパネルなどに取付け使用するための、例えば
弾性脚片などの取付け手段を、該プラスチック成形に際
して、同時に設け得ない不都合を有していた。
【0008】かゝる点から、板状本体の一方の面側に、
多数の係合突起を林立状態に設けた係合部材を、パネル
などに取付けて使用する場合、前記係合突起の設けられ
ていない板状本体の面を当該パネルなどの面に接着し、
あるいは両面粘着シートを用いて当該係合部材をパネル
などの面に止着使用するようにしていた。
【0009】しかしながら、当該係合部材の取付け対象
面が接着に適しない構造、あるいは性質を有している場
合、前記構成の係合部材をパネルなどに対して取付け使
用することができず、又、粘着シートを用いた当該係合
部材の取付けでは、係合部材の止着状態が経年的に劣る
不都合と共に、強い外力が作用した際に止着係合部材が
止着面から取り外れるなどの不都合を有していた。
【0010】かゝる点から、例えば、パネルなどに設け
られている取付け穴に挿入、係止される係止脚部を有す
る金属製のクリップを用意し、この金属製のクリップを
用いて前記構成の係合部材の板状本体を抱持あるいは挾
持させ、当該係合部材と、金属製クリップとを一体のも
のとして取扱うことが試みられている。
【0011】しかしながら、かゝる構成においては、金
属製クリップによる抱持部分、あるいは挾持部分を当該
の係合部材、特に板状本体に設ける必要があり、この金
属製クリップの抱持あるいは挾持対象部分の板状本体の
面には、当然のことながら当該係合部材の係合突起を設
けることができず、板状本体の構成する面に対して、係
合に用いられる係合突起の林立された面が相対的に少な
くなる不都合を有していた。
【0012】本考案は、かゝる係合突起を林立して有す
る従来の係合部材における不都合に鑑み、係合突起を林
立状態に有する係合部材に対し、適宜の取付け手段を有
する板状受け具を容易な手段で組付け可能とし、この組
付け構成される係合具を、容易且つ確実に、パネルなど
の取付け対象物に対して止着し得るようになすと共に、
この係合具を構成する係合部材の板状本体の面に対し、
効果的に係合突起を設け得るようにした係合具の提供を
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案に係る係合具A
は、叙上の目的を達成するものとして、請求項1の考案
においては、当該係合具Aを、板状本体10に開設され
ている複数の孔50〜50の夫々に、該孔50〜50を
成形する型の抜き方向の一方端から他方端に向けて、該
孔50〜50の内側面に沿い、且つ他方端側から突設さ
れる一対の脚21、21と、該脚21、21の上部間を
連絡して設けられる係合頭部22とからなる係合突起2
0が設けられているプラスチック製の係合部材A−1
と、一方の側に、前記係合部材A−1の板状本体10を
受け入れ保持する支承溝30を備え、且つ他方の側に、
取付け手段40を備えた板状受け具A−2とで構成して
いる。
【0014】また請求項2の考案においては、当該係合
具Aを、板状本体10の一方の面10aに、該面10a
から立設される脚21と該脚21上部に備えられた係合
頭部22とを有する係合突起20が林立して設けられて
いるプラスチック製の係合部材A−1と、支承板33及
びこの支承板33の一方の面側の両側から立ち上がる側
板34、34とこの側板34、34の上端から互いに近
づく向きに突き出される前記支承板33に平行な係合鍔
32、32とを備えて構成されて前記係合部材A−1の
板状本体10を受け入れ保持する支承溝30並びに前記
支承板33の他方の面側に備えられる取付け手段40を
備えてなる板状受け具A−2とよりなり、前記支承溝3
0を構成する側板34に沿って収め入れられる前記係合
部材A−1の板状本体10に備えられている凸起11a
が、該側板34に設けられている孔35に収め入れ係合
されている構成としている。
【0015】次いで請求項3の考案においては、請求項
1または請求項2に係る係合具Aにおける取付け手段4
0を、板状受け具A−2から突設されている脚41と、
該脚41に設けられ、且つ該板状受け具A−2との間
で、パネルなどの取付け対象物に設けられた孔Hの孔縁
部を挾持する弾性片42とで構成している。
【0016】更に請求項4の考案においては、請求項1
に係る係合具Aにおける支承溝30の保持手段として、
支承溝30の対向している溝壁31から夫々、他方の溝
壁31側に向けて係合鍔32を突き出し状に設けて構成
している。
【0017】
【作用】係合部材A−1の板状本体10が、板状受け具
A−2の支承溝30に受け入れ保持されることから、板
状本体10には、当該支承溝30による板状受け具A−
2の受け入れ保持部分以外の面10aに、係合突起20
を林立状態に設けることができる。
【0018】係合部材A−1の板状本体10が、板状受
け具A−2の支承溝30に受け入れ保持されることか
ら、係合部材A−1を構成する板状本体10が、この係
合部材A−1の係合突起20の側に引っ張られるなど、
当該係合突起20に外力が作用した際にも、撓み出しな
どの変形を生ずることがない。
【0019】
【実施例】以下、本考案に係る係合具の典型的な一実施
例について説明する。図1は、本考案の第1実施例に係
る係合具Aであって、係合部材A−1を、板状受け具A
−2に嵌め込む前の状態を示している。図2は、この実
施例に係る係合具Aを、同種の係合具Bと共に用いて、
パネルなどの取付け対象物Pに対して板ガラスGを仮の
状態で取付けた状態を示している。更に、図3は、この
実施例に係る係合部材A−1の板状本体部10から係合
突起20が起立状態に設けられている状態を分り易く、
一部を破断して示している。次いで、図4〜図9は、こ
の係合突起20の設けられている状態を正面と、その断
面、側面と、その断面、並びに平面と底面から夫々分り
易いように示したものであり、図10は、この係合突起
20の林立状態が理解され易いように、係合突起20の
係合頭部22の側から係合部材A−1の要部を視た状態
を示している。更に、図11は、他の係合具Bと、本実
施例に係る係合具Aとを相互に係合させた状態の要部を
示している。次いで、図12は、第2実施例に係る係合
具Aを、係合部材A−1と板状受け具A−2とを嵌めつ
ける前の状態で示している。
【0020】先ず図1〜図11に示す第1実施例に係る
係合具Aについて説明する。この係合具Aは、プラスチ
ック製の係合部材A−1と、同様にプラスチック製の板
状受け具A−2とで構成されており、係合部材A−1を
板状受け具A−2の支承溝30に受け入れ保持させた状
態で係合具Aとし、同種の係合部材A−1を有する係合
具Bと共に用いるようにしてある。
【0021】こゝで用いられる係合部材A−1は、板状
本体10の一方の面10aに、係合突起20を林立状態
で設けたものである。この板状本体10に設けられる係
合突起20は、この板状本体10から起立した一対の脚
21、21と、この脚21、21の上部間を連結するよ
うに設けられた係合頭部22とを有している。この脚2
1の上部に設けられる係合頭部22は、この脚21から
側方、即ち該脚21の脚軸方向と略直交する向きに、該
脚21から突き出す張り出し部22aを有し、この張り
出し部22aの下面、即ち、板状本体10の面10aを
向いている側に係合面22bを構成している。
【0022】又、この係合突起20は、板状本体10か
ら起立した一対の、しかも漸次上部側が接近するように
傾斜状に起立した脚21の上部が弧状に連結されている
と共に、この一対の脚21、21の軸線を含む面に対し
て直交する向きに係合頭部22を突き出し、前記の張り
出し部22aとし、且つ該係合頭部22の横断面が略円
形となるように構成すると共に、この係合頭部22が頂
部に向けて球面状に窄まる構成としてある。
【0023】かゝる構成の係合突起20は、この係合突
起20の脚21の脚軸の軸線と略同一の方向(図3の
Y、Y線方向)に成形金型を開き出すことで構成される
ものであり、起立される脚21、21間に、この開き出
される成形金型の抜き出し孔50を有している。尚、こ
の孔50の直径を、前記係合頭部22における頭部直径
の最大部分よりも大きく構成し、しかも図7に示される
ように前記孔50の内方に突き出すように構成され、且
つ、この孔50の底部から起立されている脚21の構成
を、当該脚相互が上部に向けて互に接近するように構成
するなどして、当該係合突起20の成形が容易となるよ
うにしてある。
【0024】尚、構成される係合突起20は、脚21、
21間の間隙51に連通した割溝52を係合頭部22に
設け、この係合突起20に対し所望の弾性をもたらすよ
うにしても良い。又、脚21は、前記孔50の孔縁に該
脚21の外側の面が接するようにし、該脚21が該孔5
0の内壁面から隆起するように構成してある。
【0025】かくして板状本体10に林立状態で設けら
れる係合突起20は、典型的には図10に示されるよう
に、隣り合っている係合突起20相互間で、その脚21
の起立の向きが異なるようにする。即ち、隣り合ってい
る係合突起20が、夫々の係合突起20を構成する脚2
1、21の夫々の脚軸線を含む面が互に直交するよう
に、該係合突起20を、板状本体10の面に設けてい
る。
【0026】又、こゝで構成される係合突起20は、図
11に示されるように同一構成を有する他の係合具Bと
共に用いられるものであって、係合具A、B相互の係合
突起20、20が互に係合状態で保持され合うことので
きるように、即ち、他方の係合具の隣り合っている係合
頭部22、22…を側方に押し、且つ該係合頭部22を
超えて、一方の係合部の係合頭部22を押し入れた際
に、この押し入れの状態において、押し入れられた係合
具の係合頭部22が、これを取り囲む他方の係合具の係
合突起20の複数の係合面22bによって抜け出さない
状態に係合保持される林立間隔とで設けられ、且つ係合
頭部に対する脚寸法とされている。
【0027】即ち、一方の係合具における隣り合ってい
る4個の係合突起20、20に対し、この4個の係合突
起20〜20間に、他方の係合具の係合突起20を押し
入れ可能とし、しかも、この一方の係合具の4個の係合
突起20〜20間に押し入れられた他方の係合具の係合
突起20が、当該の4個の係合突起20〜20で保持さ
れ得る間隔で、これらの係合突起20、20…を板状本
体10に設ける。又、この一方の係合具の4個の係合突
起20〜20の係合頭部22〜22間に、他方の係合具
の係合突起20の係合頭部22を押し入れ、この夫々の
係合頭部22の係合面22bが互に係合し合うようにす
るために、係合頭部22の係合面22bから、脚21の
起立されている板状本体10の面10aとの間に当該係
合頭部22が収まるに充分な空間が構成されるように脚
21の立上り寸法を、係合頭部の立上り寸法より大きく
構成している。
【0028】かくして係合突起20、20…を林立して
構成した係合部材A−1の板状本体10の対向した一つ
の側縁に沿って、該係合突起20の設けられている面1
0aから段差状に落ち込むように係合凸縁11を設け、
この係合凸縁11を含む板状本体10を板状受け具A−
2の支承溝30に嵌め込むようにして係合具Aを構成す
る。
【0029】こゝで用いられる板状受け具A−2は、前
記係合部材A−1の板状本体10を受け入れ保持する支
承溝30を一方の側に、又他方の側に取付け手段40を
有する構成としてある。
【0030】この板状受け具A−2は略断面コ字状をな
すものであって、支承板33の両側が起立した側板34
としてあり、この側板34の上端から、他方の側板34
の側に向けて係合鍔32が突き出すように設けてあり、
この支承板33と、側板34とで支承溝30を構成し、
且つ該側板34の内側の面を溝壁31として構成してい
る。この結果、この支承板33、側板34及び係合鍔3
2とによって、この支承溝30に前記板状本体10の受
け入れ保持をなし得る構成とされ、側板34の立上り寸
法を、前記係合凸縁11の密に滑り入る寸法とすること
によって係合部材A−1と板状受け具A−2とが緊密に
係合される。
【0031】次いで、板状受け具A−2に設けられてい
る取付け手段40は、該板状受け具A−2の前記支承板
33の溝の設けられていない側から突き出しの状態に設
けてあり、板状の脚41と、この脚41の先端の両側か
ら、該支承板33の側に向けて一対の弾性片42、42
が傾斜状に設けてある。この結果、例えば、パネルなど
の取付け対象物Pの取付け穴Hに、該取付け手段40を
挿通し、この取付け手段40の弾性片42と、板状受け
具A−2の支承板33との間で、当該パネルなどの取付
け対象物Pの両面を挾持するようにし、当該板状受け具
A−2を、取付け対象物Pに取付け使用することができ
る。
【0032】図2は、このようにして構成される係合具
Aを、この係合具Aの係合部材A−1と同一構成の係合
突起20を有する他の係合具Bと共に用いた事例を示す
ものであって、自動車の窓ガラスGを接着剤60を用い
て接着する際に、この係合具Aを、例えばパネルなどの
取付け対象物Pに前記取付け手段40を用いて取付け用
意し、又一方では、ガラスGの側に他の係合具Bを両面
粘着シート61を用いて接着すると共に、該ガラスGに
粘着テープ62を用いて取付けたダムラバー63を利用
して接着剤60を用意し、この窓ガラスGをパネルなど
の取付け対象物Pの側に強く押しつけ、前記係合具Aと
係合具Bとを係合させる。かゝる係合具Aと係合具Bと
の係合によって、窓ガラスGは狂い無くパネルなどの取
付け対象物Pに対して接着することができる。
【0033】図12に示す係合具Aは、第2実施例に係
る係合具であって、板状受け具A−2の前記側板34に
孔35を設け、当該孔35に収まる凸起11aを係合部
材A−1の前記係合凸縁11に設けて係合手段を構成
し、両者の組付け状態をより安定にしたものである。
尚、この第2実施例に係る係合具Aは、前記孔35と、
この孔35の収まる凸起11aの構成を除く、他の構成
が前記第1実施例に係る係合具Aと同一であり、同一の
構成部分については同一の番号を付して説明を省略す
る。
【0034】尚、叙上における係合部材A−1における
係合突起20の構成、この係合部材A−1を受け入れ保
持する支承溝30の構成、この支承溝30に取り込まれ
る板状本体10の構成、取付け手段40の構成は、いず
れも典型的な一実施例の構成を示したものであり、前記
各実施例の構成に限られることなく、当該の係合突起2
0、支承溝30、板状本体10、取付け手段40を他の
構成のものとしても良い。
【0035】
【考案の効果】本考案に係る係合具は、叙上の特長ある
構成、特に林立の状態に係合突起20を有する係合部材
A−1を受け入れ保持する支承溝30を備えた板状受け
具A−2を用意し、この板状受け具A−2を用いて前記
の係合部材A−1の取付けをなすようにしたことから、
係合部材A−1を構成する板状本体10の面10aに対
し、効率良く係合突起20を林立して設けることができ
る。
【0036】しかも、係合突起20は、板状本体10に
開設されている複数の孔50〜50を成形する型の抜き
方向の一方端から他方端にむけて、該孔50〜50の内
側面に沿い、且つ他方端側から突設される一対の脚2
1、21と、該脚21、21の上部間を連絡して設けら
れる係合頭部22とから構成しているので、係合突起2
0の成形を、例えば、射出成形により容易に行なうこと
ができる。
【0037】又、板状受け具A−2を、係合部材A−1
と別に構成したことから、この板状受け具A−2に対し
て、取付け対象物Pに適合した取付け手段40を適宜構
成することが可能とされ、係合具Aの取付け性が良好と
される。
【0038】更に、板状受け具A−2が、係合部材A−
1を構成する板状本体10を受け入れ保持する支承溝3
0を有し、この支承溝30に係合部材A−1が取り込ま
れていることから、係合部材A−1の係合突起20を上
方に向けて引き上げるなど、この係合突起20に対して
外力が作用した場合であっても、前記板状本体10に反
り出しなどの変形を生ずることがなく、他の係合具との
間の良好な係合状態が維持される。また、第2の実施例
のように、板状受け具A−2と係合部材A−1とに係合
手段を構成した場合には、板状受け具A−2と係合部材
A−1との組付け状態をより安定したものとすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る係合具の第1実施例を示す部品分
離斜視図
【図2】使用状態を示す要部断面図
【図3】係合部材の一部破断要部斜視図
【図4】同係合部材の要部正面図
【図5】同図4の要部断面図
【図6】同要部側面図
【図7】同図6の要部断面図
【図8】同要部平面図
【図9】同要部底面図
【図10】係合部材の一部平面図
【図11】使用状態の要部正面図
【図12】第2実施例に係る係合具の部品分離斜視図
【符号の説明】
10 板状本体 20 係合突起 21 脚 22 係合頭部 30 支承溝 31 溝壁 32 係合鍔 40 取付け手段 41 脚 42 弾性片 A−1 係合部材 A−2 板状受け具

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状本体に開設されている複数の孔の夫
    々に、該孔を成形する型の抜き方向の一方端から他方端
    に向けて、該孔の内側面に沿い、且つ他方端側から突設
    される一対の脚と、該脚の上部間を連絡して設けられる
    係合頭部とからなる係合突起が設けられているプラスチ
    ック製の係合部材と、 一方の側に、前記係合部材の板状本体を受け入れ保持す
    る支承溝を備え、且つ他方の側に、取付け手段を備えた
    板状受け具とよりなることを特徴とする係合具。
  2. 【請求項2】 板状本体の一方の面に、該面から立設さ
    れる脚と該脚上部に備えられた係合頭部とを有する係合
    突起が林立して設けられているプラスチック製の係合部
    材と、 支承板及びこの支承板の一方の面側の両側から立ち上が
    る側板とこの側板の上端から互いに近づく向きに突き出
    される前記支承板に平行な係合鍔とを備えて構成されて
    前記係合部材の板状本体を受け入れ保持する支承溝並び
    に前記支承板の他方の面側に備えられる取付け手段を備
    えてなる板状受け具とよりなり、 前記支承溝を構成する側板に沿って収め入れられる前記
    係合部材の板状本体に備えられている凸起が、該側板に
    設けられている孔に収め入れ係合されることを特徴とす
    る係合具。
  3. 【請求項3】 取付け手段が、板状受け具から突設され
    ている脚と、該脚に設けられ、且つ該板状受け具との間
    で、パネルなどの取付け対象物に設けられた孔の孔縁部
    を挾持する弾性片とで構成されていることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載に係る係合具。
  4. 【請求項4】 支承溝の対向している溝壁から夫々、他
    方の溝壁側に向けて係合鍔を突き出し状に設けたことを
    特徴とする請求項1記載に係る係合具。
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