JP2603249Y2 - 刷版の加工装置 - Google Patents

刷版の加工装置

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JP2603249Y2 JP1991060843U JP6084391U JP2603249Y2 JP 2603249 Y2 JP2603249 Y2 JP 2603249Y2 JP 1991060843 U JP1991060843 U JP 1991060843U JP 6084391 U JP6084391 U JP 6084391U JP 2603249 Y2 JP2603249 Y2 JP 2603249Y2
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覚志 柴田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は枚葉輪転印刷機の版胴に
装着される刷版に基準穴を形成したり、曲げたりする刷
版の加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多色刷りの枚葉輪転印刷機による印刷作
業においては、同一の枚葉紙に多色の印刷が施されるの
で、品質の優れた印刷物を得るためには各色の印刷ユニ
ットで印刷される絵柄の位置を完全に一致させることが
重要である。そこで、各色の印刷ユニットの版胴に装着
する各刷版に予め基準孔を形成しておき、この基準孔に
合わせて各色の絵柄位置を出して製版することが行われ
ている。そして、この刷版を版胴に装着するには、刷版
の基準孔と版胴のくわえ側基準孔とを適合させてここへ
基準ピンを差し込み、この刷版を版胴の周面に巻付けた
後、刷版の尻側を版胴の押え板の間に差し込んで閉める
ことで固定している。このように刷版を版胴に装着する
ためには、刷版のくわえ側に基準孔を、尻側に曲げ部を
形成する必要がある。
【0003】図12に一般的な刷版の正面、図13及び
図14に従来の刷版の穿孔・曲げ装置、図15に刷版の
加工手順を示す。
【0004】図12に示すように、刷版11は製版と孔
加工及び曲げ加工が完了した版胴装着前のものである。
この刷版11はアルミの薄板によって長方形に形成され
ており、図面において下端縁が版胴に装着したときに印
刷紙をくわえて先行するくわえ側端縁12、図面上端縁
が尻側端縁13となる。刷版11は表面上に絵柄14が
形成されると共に、くわえ側端縁12に製版用基準孔1
5,16が、くわえ側端縁12に版胴装着用基準孔1
,19がそれぞれ形成されている。また、尻側端縁1
3に曲げ部20が形成されている。
【0005】このように刷版11に各基準孔18,19
は刷版の穿孔装置によって形成される一方、曲げ部20
は刷版の曲げ装置によって形成されるものである。図1
3及び図14に示すように、従来の穿孔・曲げ装置10
1において、架台102上に刷版の載置用ボード103
が傾斜した状態で装着され、この載置用ボード103に
穿孔器104が、架台102に曲げ器105がそれぞれ
取付けられている。
【0006】穿孔器104は図示しないが、抜型孔を有
する支持板と抜型とエアシリンダとを具えている。ま
た、曲げ器105は図示しないが、一対の水平軸と曲げ
バーとエアシリンダとを具えている。なお、詳細は特開
昭60−124251の公報に開示されている。
【0007】而して、図15(a)に示すように、表面
に絵柄14が焼き付けられた状態の刷版11を、図14
に示すように、載置用ボード103に載せ、まず、穿孔
器104によって基準孔18,19を穿設する(図15
(b)参照)。その後、この刷版11を載置用ボード1
03から下ろして架台102の孔106から挿入し、曲
げ器105によって尻側端縁13に曲げ部20を形成す
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】上述した従来の穿孔・
曲げ装置101にあっては、基準孔の加工と曲げ加工と
それぞれ別々の工程として行っていた。即ち、刷版1
1を載置用ボード103に載せて基準孔18,19を穿
設し、その後、この刷版11を載置用ボード103から
下ろし、架台102の孔106から挿入して曲げ部20
を形成していた。そのため、作業が面倒なものとなり、
且つ、作業時間も長時間かかってしまい、作業性がよく
ないという問題があった。更に、孔加工した刷版11を
載置用ボード103から下ろして別の機械に移動させて
曲げ加工を行うことは位置ずれを起こす可能性があり、
加工精度の面で好ましくなかった。
【0009】また、加工する刷版11のサイズは複数種
類あり、従って、版サイズごとに孔加工位置や曲げ加工
位置が異なるため、一つの刷版11に対して一つの穿孔
・曲げ装置101を有していなければならず、装置が多
数となって管理スペースが多く必要となるばかりでな
く、その管理も面倒なものとなり、且つ、製造コストが
高くなってしまうという問題があった。
【0010】本考案はこのような問題を解決するもので
あって、刷版加工作業の加工精度及び作業性の向上を図
ると共に装置のコストダウンを図った刷版の加工装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本考案の刷版の加工装置は、架台に支持された刷版
載置用ボードに版位置決め器と刷版基準穴用穿孔器と版
曲げ器とを設け、前記刷版載置用ボードに前記版曲げ器
を移動不能に装着する一方、前記版位置決め器及び前記
刷版基準穴用穿孔器を前記刷版載置用ボードに載置され
る刷版のサイズに合わせて該刷版載置用ボードに移動自
在に支持することを特徴とするものである。また、本考
案の刷版の加工装置は、前記版位置決め器及び前記刷版
基準穴用穿孔器は駆動装置によって移動自在に支持され
たことを特徴とするものである。
【0012】
【0013】
【作用】刷版載置用ボードに版曲げ器を移動不能に装着
する一方、版位置決め器及び刷版基準穴用穿孔器を刷版
のサイズに合わせて移動自在に支持することで、一つの
装置で複数種類の刷版のサイズに対応することが可能と
なり、この場合、版曲げ器を移動することなく版位置決
め器及び刷版基準穴用穿孔器のみを移動すればよく、構
造の簡素化が図れ、しかも、どのサイズの刷版であって
も、確実に位置決めした状態で基準孔加工と版曲加工と
を同時にあるいは連続して高精度に行うことが可能とな
る。また、版位置決め器及び刷版基準穴用穿孔器を駆動
装置によって移動自在に支持したことで、作業の効率化
及び高精度化が図れる。
【0014】
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細
に説明する。
【0016】図1に本考案の一実施例に係る刷版の加工
装置における刷版載置用ボードの正面、図2に刷版の加
工装置の側面、図3に版曲げ器の正面詳細、図4に版曲
げ器の上面、図5に図3のA−A断面、図6に図3のB
−B断面、図7に図3のC−C断面、図8に刷版の穿孔
器の正面、図9に図8のD−D断面、図10に版位置決
め器の断面、図11に刷版の加工装置の操作プレート
示す。
【0017】図1及び図2に示すように、本実施例の刷
版の加工装置において、刷版11の載置用ボード21は
上部ボード21a、中央部ボード21b、下部ボード2
1cとで構成されており、上部ボード21aが架台22
に固定されている。架台22は下面部に車輪23が取付
けられて移動自在であると共にバキュームポンプ24が
搭載されている。中央部ボード21bは上部ボード21
aに対して図示しないガイドによって移動自在に支持さ
れ、且つ、両者の間に介在されたエアシリンダ25を駆
動することによって接近離反できるようになっている。
また、下部ボード21cは中央部ボード21bに対して
図示しないガイドによって移動自在に支持され、且つ、
両者の間に介在されたエアシリンダ26を駆動すること
によって接近離反できるようになっている。
【0018】上部ボード21aにはその上端部(刷版1
1の尻側端縁13)に版曲げ器27が装着される一方、
下部ボード21cにはその下端部(刷版11のくわえ側
端縁12)に穿孔器28及び版位置決め器29が装着さ
れており、この版曲げ器27と穿孔器28及び版位置決
め器29とは刷版のサイズに合わせて駆動装置によって
移動することでその位置が移動調整可能となっている。
即ち、この刷版の加工装置において、エアシリンダ25
により上部ボード21aに対して中央部ボード21b
を、またはエアシリンダ26により中央部ボード21b
に対し下部ボード21cをそれぞれ移動させることで、
載置用ボード21自体の大きさを変更し、且つ、版曲げ
器27と穿孔器28及び版位置決め器29との距離を変
更して複数種類の刷版11−イズに対応することができ
る。なお、載置用ボード21の前面には図示しない多数
の吸気孔が設けられると共にこの複数の吸気孔には図示
しないポンプが接続され、載置された刷版11を吸引し
て保持することができるようになっている。また、この
刷版載置用ボード21はほぼ左右対称の構造をなしてお
り、以下ではその片側について説明する。
【0019】ここで、図3乃至図7に基づいて版曲げ器
27について説明する。図3及び図5に示すように、上
部ボード21aの上端部には後面側に支持ブラケット3
1が固定され、支持ブラケット31には上部ボード21
aの上端縁に沿う支持ブロック32が固定されている。
支持ブロック32は傾斜面33を有し、その傾斜面33
の前方(図5において左方)にはこの支持ブロック32
に沿って版押え支持棒34が位置し、図示しないガイド
によって図5において左右方向移動自在に支持されてい
る。そして、版押え支持棒34には傾斜面33に対向し
て版押えパッド35が取付けられている。
【0020】なお、この版押えパッド35が取付けられ
た版押え支持棒34は図示しないエアシリンダなどの駆
動装置により支持ブロック32の傾斜面33に対して接
近離反可能となっている。従って、この版押えパッド3
5によって刷版11の尻側端縁13を押さえることがで
きる。
【0021】また、図3及び図4、図7に示すように、
上部ボード21aの上端部において版押え支持棒34の
上方にはこの版押え支持棒34と平行をなす版曲げ棒4
3が位置し、その各端部が固定ピン44によって連結ブ
ラケット45に連結されている。一方、支持ブラケット
31には連結ブラケット45の対応位置にエアシリンダ
46が装着されており、そのピストンロッド47の先端
部が連結ブラケット45に連結されている。
【0022】従って、エアシリンダ46を作動させる
と、連結ブラケット45を介して版曲げ棒43を図7に
おいて左右方向に移動させることができ、これによって
版曲げ棒43先端の湾曲部48と支持ブロック32の上
端部とで刷版11の尻側端縁13をほぼ直角に曲げて曲
げ部20を形成することができるようになっている。
【0023】更に、図3及び図5に示すように、上部ボ
ード21aには長孔49が形成され、この長孔49には
版出しレバー50が移動自在に嵌合している。一方、支
持ブラケット31にはエアシリンダ51が装着され、そ
のピストンロッド52の先端部が版出しレバー50に接
続されている。従って、エアシリンダ51を作動すると
版出しレバー50が上部ボード21aから突出して上部
ボード21a上の刷版11を突き上げ、この刷版11を
載置用ボード21から解放することができるようになっ
ている。
【0024】なお、上述した各図において、53はカバ
ーである。
【0025】次に、図8及び図9に基づいて穿孔器28
について説明する。図8及び図9に示すように、下部ボ
ード21cにはボルト54によってブロック55が固定
されている。このブロック55には抜型56が下部ボー
ド21cに直行する方向に移動自在に嵌合しており、こ
の抜型56に対向する下部ボード21c側には貫通孔5
7が形成されている。ブロック55の両側にはそれぞれ
側板58が位置し、各側板58は中央部が枢軸59によ
ってこのブロック55に回動自在に取付けられている。
そして、各側板58の一端は抜型56の長孔60に軸6
1によって係合している。一方、下部ボード21cには
エアシリンダ62が装着されており、そのピストンロッ
ド63の先端部がブロック55の長孔64に軸65によ
って係合している。なお、66はカバーである。
【0026】従って、エアシリンダ62を作動すると各
側板58が回動し、抜型56を移動させて貫通孔57に
嵌合させることで、下部ボード21cとブロック55と
の間に挿入された刷版11のくわえ側端縁12に基準孔
19を形成することができるようになっている。
【0027】更に、図10に基づいて版位置決め器29
について説明する。この版位置決め器29は前述した穿
孔器28に隣接して設けられている(図1参照)。図1
0に示すように、下部ボード21cには支持板67が固
定され、両者を貫通して貫通孔68が形成されている。
そして、この貫通孔68には位置決めピン69が移動自
在に嵌合している。一方、支持板67には取付ブラケッ
ト70によってエアシリンダ71が装着され、そのピス
トンロッド72の先端部が位置決めピン69に接続され
ている。
【0028】従って、エアシリンダ71を作動すると位
置決めピン69が下部ボード21cから突出して下部ボ
ード21c上の刷版11の基準孔16に嵌合してこの刷
版11の位置を固定することができるようになってい
る。
【0029】また、本実施例の刷版の加工装置はコンピ
ュータ制御によって作動するものである。従って、上述
した各エアシリンダはバキュームポンプ24に連結して
おり、図示しないリレーまたはシーケンサなどの制御機
構により電磁弁を切り換えて作動させることができるよ
うになっている。そして、その制御機構の操作は図11
に示す操作プレート81によって操作するものである。
【0030】図11に示すように、操作プレート81は
電源スイッチ82及び準備スイッチ83、スタートスイ
ッチ84、停止スイッチ85を具え、また、版サイズ指
定スイッチ86及び版加工指定スイッチ87、版位置決
めピン作動スイッチ88を具えている。この版サイズ指
定スイッチ86は、本実施例ではサイズがAとBの2通
りあり、版サイズを指定することでエアシリンダ25を
作動させ、上部ボード21aに対して中央部ボード21
b(下部ボード21c)を移動させることで、自動的に
載置用ボード21自体の大きさを変更することができる
ようになっている。また、版加工指定スイッチ87は刷
版11の孔加工を行うか、曲げ加工を行うか、両方行う
かを選択するものである。
【0031】而して、上述した刷版の加工装置によって
刷版11の孔加工と曲げ加工を連続して行う場合につい
て説明する。
【0032】図11に示す操作プレート81おいて電源
スイッチ82を入れ、まず、版サイズ指定スイッチ86
によって刷版11のサイズを指定する。すると、図1及
び図2に示すように、エアシリンダ25が作動して中央
部ボード21b(下部ボード21c)が移動し、載置用
ボード21が自動的に指定された版サイズの大きさに変
更される。ここで、オペレータは載置用ボード21上に
刷版11を載せ、操作プレート81の版加工指定スイッ
チ87によって刷版11の孔加工と曲げ加工の連続作業
を選択する。
【0033】そして、操作プレート81のスタートスイ
ッチ84を押すと、エアシリンダ26が作動して下部ボ
ード21cが中央部ボード21b側に移動し、当接して
停止する。ここで、版位置決めピン作動スイッチ88を
押し、図10に示すように、エアシリンダ71を作動さ
せて位置決めピン69を刷版11の製版用基準孔15,
16に嵌入させる。オペレータは位置決めピン69が製
版用基準孔15,16に嵌入して刷版11が確実に位置
決めされたかどうか確認し、再度、スタートスイッチ8
4を押すと、ポンプが作動して載置用ボード21の吸気
孔から吸引し、刷版11が載置用ボード21上に密着保
持される。
【0034】次に、刷版11の尻側端縁13の曲げ加工
を行うには、まず、図5に示すように、エアシリンダを
作動させて版押え支持棒34を介して版押えパッド35
を支持ブロック32側に移動させる。すると、版押えパ
ッド35は刷版11を支持ブロック32の傾斜面33と
の間で押圧挾持し、この版押えパッド35は、図5に二
点鎖線で示すように、刷版11の尻側端縁13を押さえ
る。
【0035】この状態で、次に、図7に示すように、エ
アシリンダ46を作動させ、連結ブラケット45を介し
て版曲げ棒43を図7において右方向に移動させると、
この版曲げ棒43の先端の湾曲部48と支持ブロック3
2の上端部とで刷版11の尻側端縁13をほぼ直角に曲
げることで曲げ部20を形成する(図5参照)。そし
て、曲げ部20を形成した後、エアシリンダ46を前述
とは逆に作動させて版曲げ棒43を図7において左方向
に移動させて元の位置に戻す。
【0036】更に、刷版11のくわえ側端縁12の孔加
工を行うには、まず、図9に示すように、エアシリンダ
62を作動させて一対の側板58を図9において時計回
り方向に回動し、抜型56を下部ボード21c側に移動
させると、抜型56は刷版11のくわえ側端縁12の所
定の位置に版胴装着用基準孔18,19を形成して貫通
孔57に嵌合する。その後、エアシリンダ62を作動に
よって抜型56が元の位置に戻る。
【0037】このようにして刷版11に曲げ加工が施さ
れて曲げ部20が形成されると共に、孔加工が施されて
基準孔18,19が形成される。従って、その後に操作
プレート81の停止スイッチ85を押し、エアシリンダ
を逆に作動させて版押えパッド35を支持ブロック32
から離間させ、刷版11の尻側端縁13を解放する。更
に、ポンプの作動を停止して載置用ボード21の吸気孔
からの吸引をやめ、刷版11の載置用ボード21上の密
着保持を解除する。
【0038】そして、図5に示すように、エアシリンダ
51を作動させて版出しレバー50を上部ボード21a
から突出させることで上部ボード21a上の刷版11を
突き上げ、この刷版11の曲げ部20と支持ブロック3
2との係合を解除し、刷版11を載置用ボード21から
解放する。そこでオペレータは加工が施された刷版11
を載置用ボード21から取り出して作業が完了する。
【0039】なお、上述した実施例において、刷版載置
用ボード21の大きさを変更するために上部ボード21
a、中央部ボード21b、下部ボード21cを移動する
駆動装置としてエアシリンダ25,26を用いたが、本
考案の刷版の加工装置はこれに限定されるものではな
く、例えば、ラックとピニオンなどのギア機構などを用
いてもよいものである。また、各シリンダの作動制御を
リレーやシーケンサなどを用いたが、他の手段でもよ
い。
【0040】また、上述した実施例では、刷版11を曲
げ加工した後に孔加工を施したが、加工順序は逆でもよ
い。更に、本考案の刷版の加工装置は操作プレート81
の版加工指定スイッチ87の選択によって刷版11に曲
げ加工、あるいは孔加工のみを施すことも可能である。
【0041】なお、上述の実施例では、版曲げ棒43を
移動させてその先端の湾曲部48と支持ブロック32の
上端部とで刷版11の尻側端縁13をほぼ直角に曲げる
ことで曲げ部20を形成したが、本考案の刷版の加工装
置はこれに限定されるものではなく、版曲げ棒43及び
湾曲部48や支持ブロック32形状、取付位置などを変
更することで、多種の曲げ角度や形状を形成することが
できる。
【0042】
【考案の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本考案の刷版の加工装置によれば、架台に支持され
た刷版載置用ボードに版位置決め器と刷版基準穴用穿孔
器と版曲げ器とを設け、版曲げ器を刷版載置用ボードに
移動不能に装着する一方、版位置決め器及び刷版基準穴
用穿孔器を刷版のサイズに合わせて移動自在に支持した
ので、基準孔の加工作業と版曲げ作業を刷版載置用ボー
ドにて行うことができ、作業ごとに刷版を移動させるこ
とがなくなって加工精度を向上させることができると共
に、この基準孔の加工作業と版曲げ作業を同時にあるい
は連続して行うことが可能となり、加工時間を短縮させ
ることができる。また、刷版のサイズに合わせて版曲げ
器に対して版位置決め器及び刷版基準穴用穿孔器を移動
調整することで、一つの装置で複数種類の刷版のサイズ
に対応することが可能となり、しかも、どのサイズの刷
版であっても、確実に位置決めした状態で基準孔加工と
版曲加工とを高精度に行うことができる。その結果、刷
版の加工作業の作業性の向上を図ることができると共
に、装置の管理スペースが減少すると共に装置の管理が
容易となり、且つ、コストダウンを図ることができる。
【0043】また、版位置決め器及び刷版基準穴用穿孔
器を駆動装置によって移動自在に支持したので、版位置
決め器及び刷版基準穴用穿孔器の位置調整作業を自動で
行うことで、作業の効率化及び高精度化を図ることがで
きると共に、作業者にかかる負担を軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る刷版の加工装置におけ
る刷版載置用ボードの正面図である。
【図2】刷版の加工装置の側面図である。
【図3】版曲げ器の正面詳細図である。
【図4】版曲げ器の上面図である。
【図5】図3のA−A断面図である。
【図6】図3のB−B断面図である。
【図7】図3のC−C断面図である。
【図8】刷版の穿孔器の正面図である。
【図9】図8のD−D断面図である。
【図10】版位置決め器の断面図である。
【図11】刷版の加工装置の操作プレートの正面図であ
る。
【図12】一般的な刷版の正面図である。
【図13】従来の刷版の穿孔・曲げ装置の斜視図であ
る。
【図14】従来の刷版の穿孔・曲げ装置の断面図であ
る。
【図15】刷版の加工手順を表す説明図である。
【符号の説明】
11 刷版 15,16 製版用基準孔 17,18,19 版胴装着用基準孔 20 曲げ部 21 刷版の載置用ボード 21a 上部ボード 21b 中央部ボード 21c 下部ボード 22 架台 25,26 エアシリンダ(駆動装置) 27 版曲げ器 28 穿孔器 29 版位置決め器 32 支持ブロック 34 版押え支持棒 35 版押えパッド 46,62,71 エアシリンダ 43 版曲げ棒 55 ブロック 56 抜き型 69 位置決めピン
フロントページの続き (72)考案者 村上 俊之 茨城県取手市東4丁目5番1号 株式会 社小森コーポレーション 取手プラント 内 (56)参考文献 特開 昭60−124251(JP,A) 実開 平1−89132(JP,U) 実開 昭59−122234(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架台に支持された刷版載置用ボードに版
    位置決め器と刷版基準穴用穿孔器と版曲げ器とを設け、
    前記版曲げ器を前記刷版載置用ボードに移動不能に装着
    する一方、前記版位置決め器及び前記刷版基準穴用穿孔
    器を前記刷版載置用ボードに載置される刷版のサイズに
    合わせて該刷版載置用ボードに移動自在に支持すること
    を特徴とする刷版の加工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の刷版の加工装置におい
    て、前記版位置決め器及び前記刷版基準穴用穿孔器は駆
    動装置によって移動自在に支持されたことを特徴とする
    刷版の加工装置。
JP1991060843U 1991-08-01 1991-08-01 刷版の加工装置 Expired - Lifetime JP2603249Y2 (ja)

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