JP2603153B2 - 遠赤外線解凍装置 - Google Patents

遠赤外線解凍装置

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JP2603153B2 JP23366690A JP23366690A JP2603153B2 JP 2603153 B2 JP2603153 B2 JP 2603153B2 JP 23366690 A JP23366690 A JP 23366690A JP 23366690 A JP23366690 A JP 23366690A JP 2603153 B2 JP2603153 B2 JP 2603153B2
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喜宣 伊藤
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は冷凍食品等を解凍するための遠赤外線解凍装
置に関する。
【従来の技術】
この種の解凍装置は、従来、種々なものが提案されて
いて、その一つとして実開昭61−165194号公報にて解凍
室を形成する全壁面を遠赤外線発生の面状発熱体とした
解凍庫が提案されている。
【発明が解決しようとする課題】
しかして、上記した公報の解凍庫において遠赤外線発
生の面状発熱体は、遠赤外線発生の半導体とこれの背部
に配設される電熱線とをフィルムを介して層状としたも
のであって高価であり、これが全壁面に用いられている
ため製品コストが高い。 本発明はかかる問題に着目してなされたものであり、
安価な遠赤外線解凍装置を提供することを目的としてい
る。
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、
当該遠赤外線解凍装置を、ドアによって開閉される開口
を備えた外箱と、アルミ板の表面に遠赤外線放射体を溶
射してなる遠赤外線放射板によって構成され前記外箱の
開口と一致する開口を有して前記外箱内に組付けられ前
記外箱との間に開口側に流入口と流出口を備えるダクト
を形成するとともに内側に解凍室を形成する内箱と、こ
の内箱の外側に接合配設されて内部を流れる流体の熱を
前記内箱に伝える加温パイプと、前記遠赤外線放射板に
よって構成され前記ドアの内側に設けられて前記ドアの
内板との間に前記ダクトの流出口を連通する通路を成形
する誘導板と、前記通路の出口側に設けられて前記ダク
ト及び通路を流れる空気を前記解凍室内に向けて送風す
るファンとを備える構成とした。
【発明の作用・効果】
本発明による遠赤外線解凍装置においては、加温パイ
プ内に流体を流すとともに、ファンを回転駆動させる
と、内箱の遠赤外線放射板が加温パイプを介して伝わる
流体の熱により加温されるとともに、ダクト内にて加温
パイプにより加温される空気がファンにより吸引されて
ダクト及び通路を通して解凍室に向けて送風されて循環
し、かかる空気によって誘導板の遠赤外線放射板が加温
される。したがって、上記した空気の循環によって解凍
室内の温度分布が均一化されるとともに、内箱と誘導板
の全面から解凍室内に入れた冷凍食品に向けて遠赤外線
が放射され、冷凍食品が効率よく解凍される。 ところで、本発明による遠赤外線解凍装置において
は、遠赤外線を放射させる構成として、アルミ板の表面
に遠赤外線放射体を溶射してなる遠赤外線放射板と加温
パイプといったシンプルで安価な構成、特にドア側はダ
クト内にて加温パイプにより加温された空気により加温
される遠赤外線放射板だけの極めてシンプルで安価な構
成が採用されているため、当該装置を安価に製作するこ
とができる。
【実施例】
以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。 第1図は本発明による遠赤外線解凍装置を示してい
て、この遠赤外線解凍装置は、一側に開口を有する断熱
構造の外箱11と、この外箱11の開口を開閉する断熱構造
のドア12を備えるとともに、外箱11内に組付けられた内
箱13,加温パイプ14及びマイクロ波照射装置20と、ドア1
2の内側に組付けられた誘導板15,ファン16及びカバー17
を備えている。 内箱13は、外箱11の開口と一致する開口を有してい
て、第2図にて示したように両側壁13a,13bから側方に
延出させたフランジ13c,13dにて外箱11の内側側壁11a,1
1bに固着されて支持されており、外箱11との間に開口側
に流入口18aと流出口18bを備えるダクト18を形成すると
ともに、内側に解凍室Rを形成している。また内箱13
は、両フランジ13c,13dを除いてアルミ板A1の表面(解
凍室R側)全体に遠赤外線放射体(例えば、酸化セラミ
ックス)A2を溶射してなる遠赤外線放射板A0によって構
成されていて、遠赤外線放射板A0の外側面には加温パイ
プ14が接合配設されている。 加温パイプ14は、内部を流れる液体の熱を内箱13、す
なわち各遠赤外線放射板A0に伝えるものであり、蛇行し
て設けられていて、流入端部と流出端部(共に図示省
略)は外箱11を気密的に貫通して外部に突出している。
なお、加温パイプ14を流れる液体の温度及び流量は図示
省略の制御装置により遠赤外線放射板A0の温度に基づい
て制御されていて、遠赤外線放射板A0は所定の温度(例
えば、20℃)に維持されるようになっている。 誘導板15は、内箱13の開口を上部を除いて塞ぐように
してドア12の内側に設けられていて、ドア12の内板12a
との間にダクト18の流出口18bに連通する通路19を成形
している。また誘導板15は、上述した遠赤外線放射板A0
によって構成されていて、背部には第1図及び第3図に
て示したように上下方向に延びる吸熱フィン(アルミ
板)15aが多数設けられている。 ファン16は、ダクト18及び通路19を流れる空気を解凍
室R内に向けて送風するものであり、誘導板15の上方、
すなわち通路19の出口側にカバー17とともに設けられて
おり、その作動は図示省略の制御装置により制御されて
いる。 マイクロ波照射装置20は、それ自体公知のものであ
り、内箱13の上壁中央に取付けられていて、解凍室R内
にて解凍される冷凍食品Bの表面温度を検出するサーミ
スタ21によって検出された温度が設定値(0〜−4℃)
以下であるときマイクロ波を照射しかつ設定値に達した
ときマイクロ波の照射をやめるように図示省略の制御装
置により制御されている。 上記のように構成した本実施例においては、解凍室R
の棚網C上に冷凍食品Bを入れて冷凍食品Bの表面にサ
ーミスタ21をセットした状態にて図示省略のスイッチを
操作すると、制御装置が加温パイプ14内に液体を温度及
び流量を制御して流すとともに、ファン16を回転駆動さ
せ、またマイクロ波照射装置20を作動させて冷凍食品B
にマイクロ波を照射させる。 しかして、加温パイプ14内を液体が流れると、内箱13
の遠赤外線放射板A0が加温パイプ14を介して伝わる液体
の熱により加温されて所定の温度に維持されるととも
に、ダクト18内にて加温パイプ14により加温される空気
がファン16により吸引されるダクト18及び通路19を通し
て解凍室Rに向けて送風されて循環し、かかる空気によ
って誘導板15の遠赤外線放射板A0が加温される。この場
合において、誘導板15の吸熱フィン15aが有効に機能
し、誘導板15の遠赤外線放射板A0が効果的に加温され
る。 したがって、上記した空気の循環によって解凍室R内
の温度分布が均一化されるとともに、内箱13と誘導板15
の全面から解凍室R内に入れた冷凍食品Bに向けて遠赤
外線が放射され、またマイクロ波照射装置20から冷凍食
品Bにマイクロ波が照射させて、冷凍食品Bが効率良く
また急速に解凍される。かくして、冷凍食品Bの表面温
度が設定値に達すると、マイクロ波照射装置20からのマ
イクロ波の照射が停止して、この後は内箱13と誘導板15
の全面から放射される遠赤外線により冷凍食品Bが効率
よく解凍される。この場合には、第4図にて示したよう
に、冷凍食品Bにおける表面温度が(1)のように、ま
た中心温度が(2)のように上昇変化する。 ところで、本実施例による遠赤外線解凍装置において
は、遠赤外線を放射させる構成として、アルミ板A1の表
面に遠赤外線放射体A2を溶射してなる遠赤外線放射板A0
と加温パイプ14といったシンプルで安価な構成、特にド
ア12側はダクト18内にて加温パイプ14により加温された
空気により加温される遠赤外線放射板A0だけの極めてシ
ンプルで安価な構成が採用されているため、当該装置を
安価に製作することができる。 上記実施例においては、マイクロ波照射装置20を設け
て本発明を実施したが、本発明はマイクロ波照射装置20
を設けないで実施することも可能である。この場合に
は、第4図にて示したように、冷凍食品Bにおける表面
温度が(3)のように、また中心温度が(4)のように
上昇変化する。 また上記実施例においては、誘導板15に吸熱フィン15
aを設けて本発明を実施したが、吸熱フィン15aを無くし
て本発明を実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による遠赤外線解凍装置の一例を示す中
央縦断側面図、第2図は第1図のドアを外した状態の正
面図、第3図は第1図に示した誘導板の部分拡大斜視
図、第4図は冷凍食品の解凍時における温度変化を示す
線図である。 符号の説明 11……外箱、12……ドア、13……内箱、14……加温パイ
プ、15……誘導板、16……ファン、18……ダクト、18a
……流入口、18b……流出口、19……通路、A1……アル
ミ板、A2……遠赤外線放射体、A0……遠赤外線放射板、
R……解凍室。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアによって開閉される開口を備えた外箱
    と、アルミ板の表面に遠赤外線放射体を溶射してなる遠
    赤外線放射板によって構成され前記外箱の開口と一致す
    る開口を有して前記外箱内に組付けられ前記外箱との間
    に開口側に流入口と流出口を備えるダクトを形成すると
    ともに内側に解凍室を形成する内箱と、この内箱の外側
    に接合配設されて内部を流れる流体の熱を前記内箱に伝
    える加温パイプと、前記遠赤外線放射板によって構成さ
    れ前記ドアの内側に設けられて前記ドアの内板との間に
    前記ダクトの流出口に連通する通路を成形する誘導板
    と、前記通路の出口側に設けられて前記ダクト及び通路
    を流れる空気を前記解凍室内に向けて送風するファンと
    を備えてなる遠赤外線解凍装置。
JP23366690A 1990-09-03 1990-09-03 遠赤外線解凍装置 Expired - Lifetime JP2603153B2 (ja)

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JPH04112778A JPH04112778A (ja) 1992-04-14
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