JPH0593569A - 解凍室付き冷蔵庫 - Google Patents
解凍室付き冷蔵庫Info
- Publication number
- JPH0593569A JPH0593569A JP25505791A JP25505791A JPH0593569A JP H0593569 A JPH0593569 A JP H0593569A JP 25505791 A JP25505791 A JP 25505791A JP 25505791 A JP25505791 A JP 25505791A JP H0593569 A JPH0593569 A JP H0593569A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- stage
- thawing
- time
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D31/00—Other cooling or freezing apparatus
- F25D31/005—Combined cooling and heating devices
Landscapes
- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Electric Stoves And Ranges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は冷凍食品を解凍する解凍室付き冷蔵
庫において食品の重量、大きさが変わっても良好な解凍
仕上がりを得、解凍後そのまま放置しておいても魚肉な
ど食品の保存に適した環境で鮮度を保持することを目的
としている。 【構成】 上面に備えた放射ヒ−タ29と、底面板26
に熱伝導的に密着させた温度センサ30と、解凍中に冷
気を導入させる送風機17と、冷気量を調節するダンパ
装置18とからなり、前記送風機17と前記ダンパ装置
18による冷気導入の制御と、前記放射ヒ−タ29の通
電を前記温度センサ30が所定の温度まで上昇する第一
の段階の時間と、第二の段階の前記温度センサ30の温
度とによって通電時間、通電率を制御する制御手段46
で構成される。
庫において食品の重量、大きさが変わっても良好な解凍
仕上がりを得、解凍後そのまま放置しておいても魚肉な
ど食品の保存に適した環境で鮮度を保持することを目的
としている。 【構成】 上面に備えた放射ヒ−タ29と、底面板26
に熱伝導的に密着させた温度センサ30と、解凍中に冷
気を導入させる送風機17と、冷気量を調節するダンパ
装置18とからなり、前記送風機17と前記ダンパ装置
18による冷気導入の制御と、前記放射ヒ−タ29の通
電を前記温度センサ30が所定の温度まで上昇する第一
の段階の時間と、第二の段階の前記温度センサ30の温
度とによって通電時間、通電率を制御する制御手段46
で構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷凍食品を解凍する解凍
室付き冷蔵庫に関するものである。
室付き冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より冷凍食品の解凍に対して加熱ヒ
ータを用いる例が知られている。たとえば、特公昭48
ー25414号公報に示される例がそれであり、図8、
図9に従い説明する。1は解凍箱であり、金属または合
成樹脂などで形成した外箱2と、前記外箱2の内側に適
当な間隔をおいて設けた熱伝導率の大きいアルミニウム
などの金属製の内箱3で形成されている。4は線状の加
熱ヒータであり、前記解凍箱1の底面部は疎に上面部は
密になるようにしてアルミ箔5によって前記内箱3に熱
伝導的に密着されている。6は前記外箱2とアルミ箔5
の間に介在させた断熱材である。
ータを用いる例が知られている。たとえば、特公昭48
ー25414号公報に示される例がそれであり、図8、
図9に従い説明する。1は解凍箱であり、金属または合
成樹脂などで形成した外箱2と、前記外箱2の内側に適
当な間隔をおいて設けた熱伝導率の大きいアルミニウム
などの金属製の内箱3で形成されている。4は線状の加
熱ヒータであり、前記解凍箱1の底面部は疎に上面部は
密になるようにしてアルミ箔5によって前記内箱3に熱
伝導的に密着されている。6は前記外箱2とアルミ箔5
の間に介在させた断熱材である。
【0003】かかる構成において解凍箱の底面に被解凍
食品7を載置して解凍作用を開始すると、加熱ヒータ4
の加熱によって内箱3の全周より熱が加えられ、被解凍
食品7を加熱し、解凍を行わせることが特徴となってい
る。
食品7を載置して解凍作用を開始すると、加熱ヒータ4
の加熱によって内箱3の全周より熱が加えられ、被解凍
食品7を加熱し、解凍を行わせることが特徴となってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では解凍箱1の底面部からは、熱伝導により被
解凍食品7の底面部に熱が伝わり底面部の解凍は可能で
あるものの、解凍箱1上面および側面部からの放射加熱
はほとんどなく、主として解凍箱1内の暖められた空気
の対流によって加熱が行われる。
うな構成では解凍箱1の底面部からは、熱伝導により被
解凍食品7の底面部に熱が伝わり底面部の解凍は可能で
あるものの、解凍箱1上面および側面部からの放射加熱
はほとんどなく、主として解凍箱1内の暖められた空気
の対流によって加熱が行われる。
【0005】このため、被解凍食品7の中心部との解凍
むらが大きくなりやすく、解凍時間が長くなるという問
題点や食品の重さや大きさによって解凍のできばえが左
右されるといった問題点があった。また解凍終了後食品
をそのまま放置しておくと、特に魚肉などのなまもので
は雰囲気温度が高いため変質が生じる。したがって解凍
終了後使用者は注意して処理する必要があり、安心して
使用できないという問題点もあった。又食品の重さや大
きさによっても仕上がり状態が一定でなかったりという
問題点もあった。
むらが大きくなりやすく、解凍時間が長くなるという問
題点や食品の重さや大きさによって解凍のできばえが左
右されるといった問題点があった。また解凍終了後食品
をそのまま放置しておくと、特に魚肉などのなまもので
は雰囲気温度が高いため変質が生じる。したがって解凍
終了後使用者は注意して処理する必要があり、安心して
使用できないという問題点もあった。又食品の重さや大
きさによっても仕上がり状態が一定でなかったりという
問題点もあった。
【0006】本発明は上述した問題点を解決するもので
あり、解凍むらが少なく、短時間でしかも安心して解凍
ができる解凍室を特に冷蔵庫内に付与することを目的と
している。
あり、解凍むらが少なく、短時間でしかも安心して解凍
ができる解凍室を特に冷蔵庫内に付与することを目的と
している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の冷蔵庫は、曲面状の反射板で覆った放射ヒ−
タを上面に、底面板の裏面に熱伝導的に密着させた温度
センサを下面に備えた解凍室に、送風機とダンパ装置に
より流入量を調節した冷気を導入する構成に対して、解
凍中は第一の段階として解凍開始から前記温度センサが
所定の温度に上昇するまでの時間前記放射ヒータを予め
決められた通電率で通電させ、第二の段階として前記放
射ヒータを予め決められた通電率で一定の時間通電さ
せ、以後の段階は前記第一の段階に要した時間と前記第
二の段階の前記温度センサの温度に応じて予め定めた通
電率で被解凍食品を加熱させるとともに、前記送風機を
強制運転させ、前記ダンパ装置は第一の段階は強制開
放、第二の段階は強制閉鎖させ、解凍時以外は前記解凍
室を冷蔵と冷凍温度の間の第三の温度帯に維持させる制
御手段を備えたものである。
に本発明の冷蔵庫は、曲面状の反射板で覆った放射ヒ−
タを上面に、底面板の裏面に熱伝導的に密着させた温度
センサを下面に備えた解凍室に、送風機とダンパ装置に
より流入量を調節した冷気を導入する構成に対して、解
凍中は第一の段階として解凍開始から前記温度センサが
所定の温度に上昇するまでの時間前記放射ヒータを予め
決められた通電率で通電させ、第二の段階として前記放
射ヒータを予め決められた通電率で一定の時間通電さ
せ、以後の段階は前記第一の段階に要した時間と前記第
二の段階の前記温度センサの温度に応じて予め定めた通
電率で被解凍食品を加熱させるとともに、前記送風機を
強制運転させ、前記ダンパ装置は第一の段階は強制開
放、第二の段階は強制閉鎖させ、解凍時以外は前記解凍
室を冷蔵と冷凍温度の間の第三の温度帯に維持させる制
御手段を備えたものである。
【0008】また、第一の段階及び第二の段階として放
射ヒ−タを予め決められた通電率で一定時間通電させ、
第一の段階及び第二の段階の温度センサの温度に応じて
以後の段階の加熱制御を定める請求項1記載の解凍室付
き冷蔵庫。
射ヒ−タを予め決められた通電率で一定時間通電させ、
第一の段階及び第二の段階の温度センサの温度に応じて
以後の段階の加熱制御を定める請求項1記載の解凍室付
き冷蔵庫。
【0009】また、解凍作用を開始させる解凍スイッチ
と、使用者の希望する被解凍食品の仕上がりを入力する
仕上がり設定キ−を設けた請求項1の解凍室付き冷蔵
庫。
と、使用者の希望する被解凍食品の仕上がりを入力する
仕上がり設定キ−を設けた請求項1の解凍室付き冷蔵
庫。
【0010】
【作用】本発明は上記の構成によって、被解凍食品の上
面および反射面を介しての間接放射が行われて、被解凍
食品はほぼ均一に熱吸収する。
面および反射面を介しての間接放射が行われて、被解凍
食品はほぼ均一に熱吸収する。
【0011】そして、解凍中は前記送風機が強制運転さ
れ、第一の段階として解凍開始から前記温度センサが所
定の温度に上昇するまでの時間前記放射ヒータが予め決
められた通電率で通電されるとともに、前記ダンパ装置
は開放して冷気が導入される。第二の段階として前記放
射ヒータは予め決められた通電率で一定時間通電され、
前記ダンパ装置は閉鎖して冷気の流入を抑える。以後の
段階は前記第一の段階に要した時間と前記第二の段階の
前記温度センサの温度に応じて定めた通電率で被解凍食
品を加熱させるとともに、解凍時以外は前記解凍室を冷
蔵と冷凍温度の間の第三の温度帯に維持させる。
れ、第一の段階として解凍開始から前記温度センサが所
定の温度に上昇するまでの時間前記放射ヒータが予め決
められた通電率で通電されるとともに、前記ダンパ装置
は開放して冷気が導入される。第二の段階として前記放
射ヒータは予め決められた通電率で一定時間通電され、
前記ダンパ装置は閉鎖して冷気の流入を抑える。以後の
段階は前記第一の段階に要した時間と前記第二の段階の
前記温度センサの温度に応じて定めた通電率で被解凍食
品を加熱させるとともに、解凍時以外は前記解凍室を冷
蔵と冷凍温度の間の第三の温度帯に維持させる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を示す解凍室付き冷
蔵庫について図1から図7に従い説明する。8は冷蔵庫
本体で外箱9、内箱10及びこれら両箱9、10間に充
填された断熱材11により構成されている。12は冷却
室(以下、冷蔵室12という)であり、13は前記冷蔵
室12の上部に区画形成した冷凍室である。15は前記
冷蔵庫本体8の底部に設けた冷凍サイクルの圧縮機、1
6は前記冷凍室13内の背面に設けた冷却器である。
蔵庫について図1から図7に従い説明する。8は冷蔵庫
本体で外箱9、内箱10及びこれら両箱9、10間に充
填された断熱材11により構成されている。12は冷却
室(以下、冷蔵室12という)であり、13は前記冷蔵
室12の上部に区画形成した冷凍室である。15は前記
冷蔵庫本体8の底部に設けた冷凍サイクルの圧縮機、1
6は前記冷凍室13内の背面に設けた冷却器である。
【0013】17は前記冷却器16で冷却された冷気を
前記冷蔵室12、冷凍室13、解凍室14内に強制通風
させるための送風機、18は前記解凍室14の入口に設
けて電気的入力で冷気流入量を調節するダンパ装置(以
下ダンパーサーモ18という)であり、モータ19の駆
動力によってダンパ20を開閉するように構成されてい
る。
前記冷蔵室12、冷凍室13、解凍室14内に強制通風
させるための送風機、18は前記解凍室14の入口に設
けて電気的入力で冷気流入量を調節するダンパ装置(以
下ダンパーサーモ18という)であり、モータ19の駆
動力によってダンパ20を開閉するように構成されてい
る。
【0014】21は前記送風機17からの冷気を前記解
凍室14に導く吐出ダクト、22は解凍室14内を冷却
した冷気を前記冷却器16に戻すための吸い込みダクト
である。
凍室14に導く吐出ダクト、22は解凍室14内を冷却
した冷気を前記冷却器16に戻すための吸い込みダクト
である。
【0015】次に前記解凍室14の詳細構成について説
明する。23は合成樹脂製の外箱、24はアルミニウム
など金属製の内箱であり、曲面状の反射板25と前記反
射板25の下方に相対して配置した底面板26と両板2
5、26に3辺で接続した略コの字状の側板27より構
成されている。28は前記内箱24の前面開口部に開閉
自在に設けた扉で、空気層を形成して断熱性を高めた合
成樹脂製の二重構造となっている。
明する。23は合成樹脂製の外箱、24はアルミニウム
など金属製の内箱であり、曲面状の反射板25と前記反
射板25の下方に相対して配置した底面板26と両板2
5、26に3辺で接続した略コの字状の側板27より構
成されている。28は前記内箱24の前面開口部に開閉
自在に設けた扉で、空気層を形成して断熱性を高めた合
成樹脂製の二重構造となっている。
【0016】29は前記内箱24の反射板25に対向し
て所定の間隔をおいて設けた石英ガラス管製の放射ヒー
タであり、それ自体約5μm以上の遠赤外線をよく放射
するが、例えば表面に珪素などを主成分とするセラミッ
ク塗料を焼きつけ塗装しさらに遠赤外線の放射効率を高
めてもよい。30は前記底面板26の裏面中央部付近に
熱伝導的に密着されたサーミスタなどの温度センサであ
る。
て所定の間隔をおいて設けた石英ガラス管製の放射ヒー
タであり、それ自体約5μm以上の遠赤外線をよく放射
するが、例えば表面に珪素などを主成分とするセラミッ
ク塗料を焼きつけ塗装しさらに遠赤外線の放射効率を高
めてもよい。30は前記底面板26の裏面中央部付近に
熱伝導的に密着されたサーミスタなどの温度センサであ
る。
【0017】33は前記底面板26上に着脱自在に設置
された解凍皿であり被解凍食品34を載置する。35は
一定の間隔をおいて前記放射ヒータ29を覆うように取
りつけた火傷防止用防護網である。37は前記外箱23
と内箱24の間に挿入された断熱材であり、上部に前記
吐出ダクト21及びダンパサーモ18と連通する吐出風
路38、後部に前記吸込ダクト22と連通する吸込風路
39を形成している。
された解凍皿であり被解凍食品34を載置する。35は
一定の間隔をおいて前記放射ヒータ29を覆うように取
りつけた火傷防止用防護網である。37は前記外箱23
と内箱24の間に挿入された断熱材であり、上部に前記
吐出ダクト21及びダンパサーモ18と連通する吐出風
路38、後部に前記吸込ダクト22と連通する吸込風路
39を形成している。
【0018】40は前記解凍室14内と吐出風路38を
連通するように前記内箱24の反射板25に多数形成し
た吐出口、41は前記解凍室14内と吸込風路39を連
通するように前記内箱24の側板27に形成した吸込口
である。
連通するように前記内箱24の反射板25に多数形成し
た吐出口、41は前記解凍室14内と吸込風路39を連
通するように前記内箱24の側板27に形成した吸込口
である。
【0019】また、42は前記冷蔵庫本体8の外殻の一
部に設けた操作板であり、使用者の好みの仕上がり状態
(例えば、「硬め」、「標準」、「軟らかめ」)を選択
する仕上がり設定キ−44(この場合何も設定しなけれ
ば「標準」)、及び解凍作用を開始或いは中止させる解
凍スイッチ45を備えている。
部に設けた操作板であり、使用者の好みの仕上がり状態
(例えば、「硬め」、「標準」、「軟らかめ」)を選択
する仕上がり設定キ−44(この場合何も設定しなけれ
ば「標準」)、及び解凍作用を開始或いは中止させる解
凍スイッチ45を備えている。
【0020】次に制御関係について説明する。46はマ
イクロコンピュータなどより成る制御手段(以下マイク
ロコンピュータ46という)であり、四つの段階(以下
ステージという)より構成される解凍制御の第1ステ−
ジの時間をカウントするタイマ47、第2ステージの時
間をカウントするタイマ48、第3ステージの時間をカ
ウントするタイマ49、第4ステージの時間をカウント
するタイマ50、及び例えば断続通電率X%(ON…x
1s、OFF…x2s)を設定するタイマ51,断続通
電率Y%(ON…y1s、OFF…y2s)を設定する
タイマ52,断続通電率Z%(ON…z1s、OFF…
z2s)を設定するタイマ53などが内蔵されている。
イクロコンピュータなどより成る制御手段(以下マイク
ロコンピュータ46という)であり、四つの段階(以下
ステージという)より構成される解凍制御の第1ステ−
ジの時間をカウントするタイマ47、第2ステージの時
間をカウントするタイマ48、第3ステージの時間をカ
ウントするタイマ49、第4ステージの時間をカウント
するタイマ50、及び例えば断続通電率X%(ON…x
1s、OFF…x2s)を設定するタイマ51,断続通
電率Y%(ON…y1s、OFF…y2s)を設定する
タイマ52,断続通電率Z%(ON…z1s、OFF…
z2s)を設定するタイマ53などが内蔵されている。
【0021】そして、前記マイクロコンピュータ46の
入力端子には前記圧縮機15、送風機17の運転を制御
するために冷凍室13内の温度を検知する冷凍室温度検
知手段54、前記温度センサ30を備えた食品温度検知
手段55、同じ温度センサ30で構成した解凍室温度検
知手段56、解凍スイッチ45が接続され、出力端子に
は前記圧縮機15、送風機17、ダンパサーモ18、放
射ヒータ29を駆動するための電磁リレーなどの駆動手
段57、58、59、61が接続されている。
入力端子には前記圧縮機15、送風機17の運転を制御
するために冷凍室13内の温度を検知する冷凍室温度検
知手段54、前記温度センサ30を備えた食品温度検知
手段55、同じ温度センサ30で構成した解凍室温度検
知手段56、解凍スイッチ45が接続され、出力端子に
は前記圧縮機15、送風機17、ダンパサーモ18、放
射ヒータ29を駆動するための電磁リレーなどの駆動手
段57、58、59、61が接続されている。
【0022】かかる構成において、図6、図7に示すフ
ローチャート及びタイムチャートをもとに動作を説明す
る。
ローチャート及びタイムチャートをもとに動作を説明す
る。
【0023】まず、解凍しようとする被解凍食品(例え
ば厚さ20mmの牛ステーキ肉)34を解凍皿33上の
ほぼ中央に載置して底面板26上に設置する。そして最
初STEP1において、解凍スイッチ45をONするこ
とによって解凍作用が開始される。
ば厚さ20mmの牛ステーキ肉)34を解凍皿33上の
ほぼ中央に載置して底面板26上に設置する。そして最
初STEP1において、解凍スイッチ45をONするこ
とによって解凍作用が開始される。
【0024】解凍制御がスタートするとSTEP2で第
1ステージのタイマ47が時間カウントを開始し、これ
に続いてSTEP3で放射ヒータ29(例えば100
W)に連続通電され、送風機17が強制運転、またダン
パサーモ18のダンパ20が強制開放される。このた
め、上面からは主として5μm以上の遠赤外線が連続し
て直接的、或いは反射板25を介して間接的に被解凍食
品34にほぼ均等に放射されるため、遠赤外線波長域に
吸収波長帯を持つ一般的な食品類では効率よく遠赤外線
が吸収され、被解凍食品34の比較的内部にまで熱が速
やかに浸透する。このような連続的な加熱によりこの第
1ステージでは冷凍状態(たとえば−20℃)であった
被解凍食品34の温度を速やかに上昇させることができ
る。
1ステージのタイマ47が時間カウントを開始し、これ
に続いてSTEP3で放射ヒータ29(例えば100
W)に連続通電され、送風機17が強制運転、またダン
パサーモ18のダンパ20が強制開放される。このた
め、上面からは主として5μm以上の遠赤外線が連続し
て直接的、或いは反射板25を介して間接的に被解凍食
品34にほぼ均等に放射されるため、遠赤外線波長域に
吸収波長帯を持つ一般的な食品類では効率よく遠赤外線
が吸収され、被解凍食品34の比較的内部にまで熱が速
やかに浸透する。このような連続的な加熱によりこの第
1ステージでは冷凍状態(たとえば−20℃)であった
被解凍食品34の温度を速やかに上昇させることができ
る。
【0025】一方、冷却器16で冷却された冷気が送風
機17の強制送風作用により、冷蔵庫本体内の吐出ダク
ト21、ダンパサーモ18を介して解凍室14内の吐出
風路38に導かれ、天面の多数の吐出口40よりシャワ
ー状に降下送風される。このため、前述の放射ヒータ2
9の遠赤外線放射による食品内部への熱の浸透効果と合
わせて、表面の温度上昇を押さえながら被解凍食品34
の表面と中心との温度むらが大きくならない状態で解凍
が進行する。尚、解凍室14内の加熱作用で暖められた
空気は室内後部に設けた吸込口41、吸込風路40より
冷蔵庫本体8の吸込ダクト22を介して冷却器16に戻
され、再び冷却されて循環作用を繰り返す。このような
冷却作用を交えた連続的な加熱作用が進むうち、STE
P4で温度センサ30の温度Tが設定値T’(例えば1
5℃)より高いか低いかを判断し低ければSTEP4で
高くなるまで待機する。
機17の強制送風作用により、冷蔵庫本体内の吐出ダク
ト21、ダンパサーモ18を介して解凍室14内の吐出
風路38に導かれ、天面の多数の吐出口40よりシャワ
ー状に降下送風される。このため、前述の放射ヒータ2
9の遠赤外線放射による食品内部への熱の浸透効果と合
わせて、表面の温度上昇を押さえながら被解凍食品34
の表面と中心との温度むらが大きくならない状態で解凍
が進行する。尚、解凍室14内の加熱作用で暖められた
空気は室内後部に設けた吸込口41、吸込風路40より
冷蔵庫本体8の吸込ダクト22を介して冷却器16に戻
され、再び冷却されて循環作用を繰り返す。このような
冷却作用を交えた連続的な加熱作用が進むうち、STE
P4で温度センサ30の温度Tが設定値T’(例えば1
5℃)より高いか低いかを判断し低ければSTEP4で
高くなるまで待機する。
【0026】STEP4で温度が高い(T≧15℃)と
判断されると第1ステージが終了したと判断され、ST
EP5に進んで第1ステージのタイマ47が時間カウン
トを停止して、解凍開始からの所要時間t1(例えば1
2分)を第1ステージの時間としてマイクロコンピュー
タ46内に記憶する。ここで所要時間t1は食品の面積
にほぼ比例する。
判断されると第1ステージが終了したと判断され、ST
EP5に進んで第1ステージのタイマ47が時間カウン
トを停止して、解凍開始からの所要時間t1(例えば1
2分)を第1ステージの時間としてマイクロコンピュー
タ46内に記憶する。ここで所要時間t1は食品の面積
にほぼ比例する。
【0027】これに続いてフローはSTEP6に進み、
第2ステージの時間タイマ48が時間カウントを開始す
る。この時間タイマ48の設定時間t2は予め一定時間
を定めておく(例えば、5分)。そして、タイマ48の
時間カウントと同時にSTEP7に進み、放射ヒ−タ2
9がタイマ51の断続通電率X%=〔x1s/(x1+
x2)s〕×100(例えば0%)で通電される。すな
わち放射ヒ−タ29は通電を停止、送風機17は強制運
転、ダンパサ−モ18のダンパ20は強制閉鎖される。
第2ステージの時間タイマ48が時間カウントを開始す
る。この時間タイマ48の設定時間t2は予め一定時間
を定めておく(例えば、5分)。そして、タイマ48の
時間カウントと同時にSTEP7に進み、放射ヒ−タ2
9がタイマ51の断続通電率X%=〔x1s/(x1+
x2)s〕×100(例えば0%)で通電される。すな
わち放射ヒ−タ29は通電を停止、送風機17は強制運
転、ダンパサ−モ18のダンパ20は強制閉鎖される。
【0028】続いてSTEP8に進み第2ステ−ジのタ
イマ48が時間カウントを終了するまで待機、終了後S
TEP9に進み第2ステ−ジのタイマ48が時間カウン
トを停止し、温度センサ30の温度T2(例えば14
℃)をマイクロコンピュ−タ46内に記憶する。このよ
うに加熱作用と冷気送風が中断され被解凍食品34の温
度が温度センサ30に伝わりやすくなり、T2は被解凍
食品の重量を間接的に検知する。
イマ48が時間カウントを終了するまで待機、終了後S
TEP9に進み第2ステ−ジのタイマ48が時間カウン
トを停止し、温度センサ30の温度T2(例えば14
℃)をマイクロコンピュ−タ46内に記憶する。このよ
うに加熱作用と冷気送風が中断され被解凍食品34の温
度が温度センサ30に伝わりやすくなり、T2は被解凍
食品の重量を間接的に検知する。
【0029】続いてSTEP10に進み第3ステ−ジの
タイマ49が時間カウントを開始する。このタイマ49
の設定時間、即ち第3ステージの時間t3は、表1に示
すように第1ステ−ジの時間t1、第2ステ−ジのセン
サ温度T2により予め決められ、設定される(例えば、
t3=5分)。
タイマ49が時間カウントを開始する。このタイマ49
の設定時間、即ち第3ステージの時間t3は、表1に示
すように第1ステ−ジの時間t1、第2ステ−ジのセン
サ温度T2により予め決められ、設定される(例えば、
t3=5分)。
【0030】
【表1】
【0031】そして、タイマ49の時間カウントと同時
にSTEP11に進み、放射ヒ−タ29がタイマ52の
断続通電率Y%=〔y1s/(y1+y2)s〕×10
0(たとえば80%…y1=60s、y2=15s)で
断続的に通電される。送風機17、ダンパサーモ18の
ダンパ20は強制運転或いは強制開放されて、冷気が連
続的に導入される。このようにして第3ステージでは第
1ステージよりも抑えた加熱量で、しかも断続的な加熱
が行われるため、被解凍食品34の表面から中心への熱
の授受が促進されることと合わせて、冷気によって表面
温度の上昇を抑制しながらの解凍が進行する。
にSTEP11に進み、放射ヒ−タ29がタイマ52の
断続通電率Y%=〔y1s/(y1+y2)s〕×10
0(たとえば80%…y1=60s、y2=15s)で
断続的に通電される。送風機17、ダンパサーモ18の
ダンパ20は強制運転或いは強制開放されて、冷気が連
続的に導入される。このようにして第3ステージでは第
1ステージよりも抑えた加熱量で、しかも断続的な加熱
が行われるため、被解凍食品34の表面から中心への熱
の授受が促進されることと合わせて、冷気によって表面
温度の上昇を抑制しながらの解凍が進行する。
【0032】このような冷却作用を交えた断続的な加熱
作用が進むうち、STEP12でタイマ49のカウント
時間がt3(5分)に達したかどうか判断し、到達して
いなければSTEP12で到達するまで待機する。ST
EP12でタイマ49がt3(5分)をカウントすると
第3ステージを終了しSTEP13に進む。
作用が進むうち、STEP12でタイマ49のカウント
時間がt3(5分)に達したかどうか判断し、到達して
いなければSTEP12で到達するまで待機する。ST
EP12でタイマ49がt3(5分)をカウントすると
第3ステージを終了しSTEP13に進む。
【0033】STEP13では第4ステージのタイマ5
0が時間カウントを開始する。この時タイマ50の設定
時間、即ち第4ステージの時間t4(5分)は第3ステ
−ジと同様、表1に示すように第1ステ−ジの時間t
1、第2ステ−ジのセンサ温度T2により予め決めら
れ、設定される。そしてタイマ50の時間カウントと同
時にSTEP14に進み、放射ヒータ29はタイマ53
の断続通電率Z%=〔z1s/(z1+z2)s〕×1
00(たとえば40%…z1=20s、z2=30s)
で断続的に通電される。送風機17、ダンパサーモ18
のダンパ20は引き続いて強制運転あるいは強制開放さ
れて冷気が連続的に導入される。
0が時間カウントを開始する。この時タイマ50の設定
時間、即ち第4ステージの時間t4(5分)は第3ステ
−ジと同様、表1に示すように第1ステ−ジの時間t
1、第2ステ−ジのセンサ温度T2により予め決めら
れ、設定される。そしてタイマ50の時間カウントと同
時にSTEP14に進み、放射ヒータ29はタイマ53
の断続通電率Z%=〔z1s/(z1+z2)s〕×1
00(たとえば40%…z1=20s、z2=30s)
で断続的に通電される。送風機17、ダンパサーモ18
のダンパ20は引き続いて強制運転あるいは強制開放さ
れて冷気が連続的に導入される。
【0034】このようにして第4ステージでは第3ステ
ージよりもさらに抑えた加熱量で、且つ冷気を交えての
加熱作用が行われることで、被解凍食品34の表面の温
度上昇が十分抑制され、結果として中心部と表面部の温
度差が小さく、解凍むらの少ない解凍が実現できる。
ージよりもさらに抑えた加熱量で、且つ冷気を交えての
加熱作用が行われることで、被解凍食品34の表面の温
度上昇が十分抑制され、結果として中心部と表面部の温
度差が小さく、解凍むらの少ない解凍が実現できる。
【0035】このようにして解凍が進むうち、STEP
15でタイマ50のカウント時間がt4(5分)に達し
たかどうか判断し、到達していなければSTEP15で
到達するまで待機する。STEP15でタイマ50がt
4(5分)をカウントすると第4ステージを終了し、S
TEP16で放射ヒータ29への通電が停止され、送風
機17の強制運転及びダンパサーモ18の強制開放が解
除されて自動的に解凍が終了する。
15でタイマ50のカウント時間がt4(5分)に達し
たかどうか判断し、到達していなければSTEP15で
到達するまで待機する。STEP15でタイマ50がt
4(5分)をカウントすると第4ステージを終了し、S
TEP16で放射ヒータ29への通電が停止され、送風
機17の強制運転及びダンパサーモ18の強制開放が解
除されて自動的に解凍が終了する。
【0036】また仕上がり設定スイッチ44で「硬め」
及び「軟らかめ」を選択した場合、第3ステ−ジ及び第
4ステ−ジの加熱量増減で「標準」よりも硬くまた軟ら
かく仕上げることができる。
及び「軟らかめ」を選択した場合、第3ステ−ジ及び第
4ステ−ジの加熱量増減で「標準」よりも硬くまた軟ら
かく仕上げることができる。
【0037】尚、被解凍食品34の重量、大きさが変わ
れば食品の冷熱容量、解凍効率が変わるため温度センサ
30の温度上昇勾配が変化し、第1ステージの所要時間
t1、第2ステ−ジのセンサ温度T2が変わる。その値
に応じて加熱を制御するため、食品の重量、大きさが変
わってもそれに応じて適切な解凍が行われる。本実施例
では第1ステージの所要時間t1、第2ステ−ジのセン
サ温度T2の値に応じて加熱を制御しているが、第1ス
テ−ジにて一定時間の加熱を行ない、第1ステ−ジのセ
ンサ温度T1と第2ステ−ジのセンサ温度T2の値に応
じて加熱を制御してもよい。
れば食品の冷熱容量、解凍効率が変わるため温度センサ
30の温度上昇勾配が変化し、第1ステージの所要時間
t1、第2ステ−ジのセンサ温度T2が変わる。その値
に応じて加熱を制御するため、食品の重量、大きさが変
わってもそれに応じて適切な解凍が行われる。本実施例
では第1ステージの所要時間t1、第2ステ−ジのセン
サ温度T2の値に応じて加熱を制御しているが、第1ス
テ−ジにて一定時間の加熱を行ない、第1ステ−ジのセ
ンサ温度T1と第2ステ−ジのセンサ温度T2の値に応
じて加熱を制御してもよい。
【0038】また解凍時間についても、遠赤外線放射の
内部浸透効果により、比較的短時間(例えば重量200
g、厚さ20mmの牛ステーキ肉で約25分)の解凍が
可能となる。そして、解凍終了後は通常冷却時と同様に
温度センサ30の検知温度に基づいて解凍室14内が温
度制御される。このため解凍後の被解凍食品34は約−
3℃のパーシャルフリージング温度に安定するよう直ち
に冷却されることになり、余熱でさらに温度上昇するこ
とがない。
内部浸透効果により、比較的短時間(例えば重量200
g、厚さ20mmの牛ステーキ肉で約25分)の解凍が
可能となる。そして、解凍終了後は通常冷却時と同様に
温度センサ30の検知温度に基づいて解凍室14内が温
度制御される。このため解凍後の被解凍食品34は約−
3℃のパーシャルフリージング温度に安定するよう直ち
に冷却されることになり、余熱でさらに温度上昇するこ
とがない。
【0039】そして、解凍終了後そのまま放置しておい
ても魚、肉類など生物の保存に適したパーシャルフリー
ジング温度で保冷されているため、従来のように使用者
が解凍の終了を監視して即座に処理する手間もなく、安
心して解凍が行える。また、終了後任意の時間に被解凍
食品34を利用できることとなり、極めて使い勝手がよ
い。
ても魚、肉類など生物の保存に適したパーシャルフリー
ジング温度で保冷されているため、従来のように使用者
が解凍の終了を監視して即座に処理する手間もなく、安
心して解凍が行える。また、終了後任意の時間に被解凍
食品34を利用できることとなり、極めて使い勝手がよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明の解凍室付き冷蔵
庫によると次のような効果が得られる。
庫によると次のような効果が得られる。
【0041】(1)放射ヒータによる遠赤外線を主とし
た効率的な加熱が行われ、しかも解凍中は放射ヒータの
発熱量が段階的に低下し、遠赤外線の食品内部への浸透
効果とも合わせて、中心部と表面部の温度むらの少ない
解凍が可能となる。
た効率的な加熱が行われ、しかも解凍中は放射ヒータの
発熱量が段階的に低下し、遠赤外線の食品内部への浸透
効果とも合わせて、中心部と表面部の温度むらの少ない
解凍が可能となる。
【0042】(2)解凍中は室内上部より食品に対して
冷気を降下流入させるため、食品の表面が均等に冷却さ
れてさらに温度上昇が抑制され、食品の変質が防止され
る。
冷気を降下流入させるため、食品の表面が均等に冷却さ
れてさらに温度上昇が抑制され、食品の変質が防止され
る。
【0043】(3)解凍初期は放射ヒータを通電して急
速な加熱を行うため、品質を維持させながらも短時間の
解凍が可能となる。
速な加熱を行うため、品質を維持させながらも短時間の
解凍が可能となる。
【0044】(4)温度センサの温度上昇勾配によって
食品の面積を間接的に検知でき、又温度センサの温度変
化T2により間接的に重量を検知でき、それらの値によ
り、適切な加熱時間とヒータの通電率を設定して解凍を
進行させるため、食品の重量や大きさが変わっても良好
な解凍仕上がりが得られる。
食品の面積を間接的に検知でき、又温度センサの温度変
化T2により間接的に重量を検知でき、それらの値によ
り、適切な加熱時間とヒータの通電率を設定して解凍を
進行させるため、食品の重量や大きさが変わっても良好
な解凍仕上がりが得られる。
【0045】(5)食品の重量や大きさを自動的に判断
することにより、使用者にそれらを設定してもらう特別
な操作が必要なく、極めて使い勝手がよい。
することにより、使用者にそれらを設定してもらう特別
な操作が必要なく、極めて使い勝手がよい。
【0046】(6)解凍終了後は解凍室内が冷凍室温度
と冷蔵室温度の間の温度帯(例えば約−3℃のパーシャ
ルフリージング温度)に保冷されるため、解凍終了直後
の余熱で食品の温度が上昇することがなく、そのまま放
置しておいても魚肉などの生物の保存に適した環境で鮮
度が保持され、任意の時間に食品を利用することができ
て使い勝手が極めてよい。
と冷蔵室温度の間の温度帯(例えば約−3℃のパーシャ
ルフリージング温度)に保冷されるため、解凍終了直後
の余熱で食品の温度が上昇することがなく、そのまま放
置しておいても魚肉などの生物の保存に適した環境で鮮
度が保持され、任意の時間に食品を利用することができ
て使い勝手が極めてよい。
【図1】本発明の一実施例を示す解凍室の斜視図
【図2】図1の解凍室のA−A’線における断面図
【図3】図1の解凍室を備えた解凍室付き冷蔵庫の縦断
面図
面図
【図4】解凍操作板の拡大図
【図5】制御ブロック図
【図6】解凍制御のフローチャート図
【図7】解凍中のタイムチャート及び被解凍食品の温度
特性
特性
【図8】従来例を示す解凍箱の斜視図
【図9】図8の解凍箱のB−B’線における断面図
12 冷却室 14 解凍室 16 冷却器 17 送風機 18 ダンパ装置 25 反射板 26 底面板 29 放射ヒータ 30 温度センサ 44 仕上がり設定キ− 45 解凍スイッチ 46 制御手段
Claims (3)
- 【請求項1】 曲面状の反射面を形成した反射板と、前
記反射板の下方に所定の間隔をおいて設けた放射ヒータ
と、前記反射板と相対して配置した底面板と、前記底面
板の裏面に熱伝導的に密着させた温度センサとを備えた
解凍室と、前記解凍室を一画に備えた冷却室と、冷凍サ
イクルの冷却器で冷却された冷気を前記解凍室に強制通
風させる送風機と、前記解凍室の入口に設けて冷気流入
量を調節するダンパ装置と、解凍作用を開始させる解凍
スイッチとより成り、解凍中は第一の段階として解凍開
始から前記温度センサが所定の温度に上昇するまでの時
間前記放射ヒータを予め決められた通電率で通電させ、
第二の段階として前記放射ヒータを予め決められた通電
率で一定の時間通電させ、以後の段階は前記第一の段階
に要した時間と前記第二の段階の前記温度センサの温度
に応じて予め定めた通電率で被解凍食品を加熱させると
ともに、前記送風機を強制運転させ、前記ダンパ装置は
第一の段階は強制開放、第二の段階は強制閉鎖させ、解
凍時以外は前記解凍室を冷蔵と冷凍温度の間の第三の温
度帯に維持させる制御手段を備えた解凍室付き冷蔵庫。 - 【請求項2】第一の段階及び第二の段階として放射ヒ−
タを予め決められた通電率で一定時間通電させ、第一の
段階及び第二の段階の温度センサの温度に応じて以後の
段階の加熱制御を定める請求項1記載の解凍室付き冷蔵
庫。 - 【請求項3】 解凍作用を開始させる解凍スイッチと、
使用者の希望する被解凍食品の仕上がりを入力する仕上
がり設定キ−を設けた請求項1の解凍室付き冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25505791A JPH0593569A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 解凍室付き冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25505791A JPH0593569A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 解凍室付き冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593569A true JPH0593569A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17273550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25505791A Pending JPH0593569A (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 解凍室付き冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0593569A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007094549A1 (en) * | 2006-02-15 | 2007-08-23 | Lg Electronics, Inc. | Apparatus for supercooling, and method of operating the same |
US8616008B2 (en) | 2006-02-15 | 2013-12-31 | Lg Electronics Inc. | Non-freezing refrigerator |
CN114061256A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-02-18 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种冰箱解冻控制方法、系统及冰箱 |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP25505791A patent/JPH0593569A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007094549A1 (en) * | 2006-02-15 | 2007-08-23 | Lg Electronics, Inc. | Apparatus for supercooling, and method of operating the same |
US8061150B2 (en) | 2006-02-15 | 2011-11-22 | Lg Electronics Inc. | Apparatus for supercooling, and method of operating the same |
AU2006338360B2 (en) * | 2006-02-15 | 2012-01-19 | Lg Electronics, Inc. | Apparatus for supercooling, and method of operating the same |
US8616008B2 (en) | 2006-02-15 | 2013-12-31 | Lg Electronics Inc. | Non-freezing refrigerator |
CN114061256A (zh) * | 2021-11-16 | 2022-02-18 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种冰箱解冻控制方法、系统及冰箱 |
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