JPH051880A - 解凍室付き冷蔵庫 - Google Patents
解凍室付き冷蔵庫Info
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- JPH051880A JPH051880A JP3152998A JP15299891A JPH051880A JP H051880 A JPH051880 A JP H051880A JP 3152998 A JP3152998 A JP 3152998A JP 15299891 A JP15299891 A JP 15299891A JP H051880 A JPH051880 A JP H051880A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thawing
- temperature
- time
- defrosting
- chamber
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25D—REFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F25D31/00—Other cooling or freezing apparatus
- F25D31/005—Combined cooling and heating devices
Landscapes
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
Abstract
庫に関するもので、解凍むらが少なく、短時間でしかも
安心して解凍ができ、また使用者の希望に応じて仕上げ
ることができる解凍室を提供することを目的としてい
る。 【構成】 仕上がり設定キー43の選択に応じて、解凍
終了後の一定期間所定の温度に保持した後、冷凍と冷蔵
の間の第3の温度帯に切り換えて冷却維持させる制御手
段46を備えたもの。
Description
室付き冷蔵庫に関するものである。
ータを用いる例が知られている。例えば、特公昭48−
25414号公報に示される例がそれであり、以下図1
0,図11に従い説明する。1は解凍箱であり、金属ま
たは合成樹脂などで箱状に形成した外箱2と、前記外箱
2の内側に適当な間隔をおいて設けた熱伝導率の良好な
アルミニウムなどの金属製の内箱3で構成されている。
4は線状の加熱ヒータであり、前記解凍箱1の底面部は
疎に、上面部は密になるようにしてアルミ箱5によって
前記内箱3に熱伝導的に密着されている。
せた断熱材である。かかる構成において、解凍箱1の底
面に被解凍食品7を載置して解凍作用を開始すると、加
熱ヒータ4の加熱によって内箱3の全周より熱が加えら
れ、被解凍食品7を加熱し、解凍を行わせることが特徴
となっている。
うな構成では解凍箱1の底面部からは、熱伝導により被
解凍食品7の底面部に熱が伝わり底面部の解凍は可能で
あるものの、解凍箱1の上面及び側面部からの被解凍食
品7への放射熱の効果は、加熱ヒータ4から内箱3を介
しての熱線波長が5μm以下の近赤外線域であるためほ
とんどなく、主として解凍箱1内の暖められた空気の対
流による伝熱によって加熱が行われる。
との解凍むらが大きくなりやすく、解凍時間も長くかか
るという問題点や食品の大きさや重さによって解凍ので
きばえが左右されるといった問題点があり、また解凍終
了後そのまま食品を放置しておくと、特に魚肉などの生
物では雰囲気温度が高いことによる変質が生じるため、
解凍の終了を使用者が注意して処理する必要があり、安
心して使用できないという問題点もあった。
とができないという問題点もあった。
あり、解凍むらが少なく、短時間でしかも安心して解凍
ができ、また使用者の希望に応じて仕上げることができ
る解凍室を、特に冷蔵庫内に付与することを目的として
いる。
に本発明の解凍室付き冷蔵庫は、解凍室内上面に放熱ヒ
ータとその上部を曲面状に覆う反射板、底面に加熱ヒー
タ及び温度センサを密着させた底面板を設けて被解凍食
品を載置した解凍皿を設置する構成とする。そして、反
射板には冷気の吐出口を設けるとともに、その裏側には
吐出風路を形成して解凍室入口に設けた冷気流入調節用
のダンパサーモに連通させる。また解凍操作には特に被
解凍食品の厚さを入力する厚さ設定キーと被解凍食品の
仕上がりを入力する仕上がり設定キーを設ける。そして
このような構成に対して、解凍中はダンパサーモを強制
開放、送風機を強制運転させるとともに、解凍開始から
温度センサが所定温度に上昇するまでは放熱ヒータ,加
熱ヒータをともに通電させ、以後は加熱ヒータの通電は
停止させ、前記放熱ヒータへの通電は厚さ設定キーの入
力と仕上がり設定キーの入力に応じて時間長さを定めた
複数の期間の通電率を段階的に低下させる断続通電と
し、解凍終了後は仕上がり設定キーの入力に応じて解凍
室を所定温度に一定時間維持させ、その後また非解凍時
は解凍室を冷蔵温度と冷凍温度の間の第3の温度帯に維
持させる制御手段を備えるものである。
上面及び側面及び反射面を介しての間接放射が行われ
て、被解凍食品の上面及び側面よりほぼ均等に熱吸収さ
れると同時に底面の加熱ヒータからも伝熱加熱が行われ
て熱吸収される。また、底面の温度センサが所定温度に
上昇するまでは両ヒータがともに通電されて急激に被解
凍食品の温度が上昇する。その後は加熱ヒータへの通電
が停止し、放熱ヒータへの通電は被解凍食品の厚さと使
用者の希望する被解凍食品の仕上がりに応じて適切な時
間で行われるとともに断続通電率が段階的に低下するこ
とと、ダンパサーモを介して反射板に設けた吐出口より
冷気が供給されて食品表面の温度上昇を抑制する。
サーモの温調作用により、被解凍食品の仕上がりに応じ
て所定温度にある期間保冷され、その後自動的に冷蔵と
冷凍の間の第3の温度帯に維持されるものである。
蔵庫について図1から図9に従い説明する。8は冷蔵庫
本体で外箱9,内箱10及びこれら両箱9,10間に充
填された断熱材11により構成されている。12は冷却
室(以下、冷蔵室12という)であり、13は前記冷蔵
室12の上部に区画形成した冷凍室である。そして、1
4は前記冷蔵室12内の下部に設けた解凍室である。
凍サイクルの圧縮機、16は前記冷凍室13内の背面に
収めた冷却器である。17は前記冷却器16で冷却され
た冷気を前記冷蔵室12,冷凍室13,解凍室14内に
強制通風させるための送風機、18は前記解凍室14の
入口に設けて電気的入力で冷気流入量を調節するダンパ
サーモであり、モータ19の駆動力によってダンパ20
を開閉するよう構成されている。
凍室14に導く吐出ダクト、22は解凍室14内を冷却
した冷気を前記冷却室16に戻すための吸込ダクトであ
る。
明する。23は合成樹脂製の外箱、24はアルミニウム
など金属製の内箱であり、曲面状の反射板25と前記反
射板25の下方に相対して配置した底面板26と両板2
5,26に3辺で接続した略コの字状の側板27より構
成されている。
在に設けた扉で、空気層を形成して断熱性を高めた合成
樹脂製の二重構造となっている。
て所定の間隔をおいて設けた石英ガラス管製の放熱ヒー
タであり、それ自体約5μm以上の遠赤外線をよく放射
するが、例えば表面に珪素などを主成分とするセラミッ
ク塗料を焼きつけ塗装しさらに遠赤外線の放射効率を高
めてもよい。
29を覆うように取りつけた火傷防止用の防護網であ
る。31は前記底面板26の裏面にアルミ箔などで熱伝
導的に密着された線状の加熱ヒータであり、32は前記
底面板26の裏面中央部付近に熱伝導的に密着されたサ
ーミスタなどの温度センサである。33は前記底面板2
6上に着脱自在に設置された解凍皿であり、被解凍食品
34を載置するアルミニウムなどの金属製の皿35と外
周を囲む合成樹脂製の枠体36により構成されている。
37は外箱23と内箱24の間に挿入された断熱材であ
り、上部に前記吐出ダクト21及びダンパサーモ18と
連通する吐出風路38、後部に前記吸込ダクト22と連
通する吸込風路39を形成している。
連通するように前記内箱24の反射板25に多数形成し
た吐出口、41は前記解凍室14内と吸込風路39を連
通するように前記内箱24の側板27に形成した吸込口
である。
部に設けた操作板であり、3種類の厚さ(例えば、「薄
め」…15mm以下、「普通」…15〜30mm、「厚め」
…30mm以上)を選択する厚さ設定キー43である。ま
た、操作板42には使用者の希望する被解凍食品の解凍
仕上がり状態(例えば、「かため」,「標準」,「やわ
らかめ」)を選択する仕上がり設定キー44及び解凍作
用を開始或いは中止させる解凍スイッチ45を備えてい
る。仕上がり設定は、仕上がり設定キー44を選択しな
いときは「標準」としている。
イクロコンピュータなどよりなる制御手段(以下マイク
ロコンピュータ46という)であり、3ステージより構
成される解凍制御の第1ステージの時間をカウントする
タイマ47,第1ステージの延長時間をカウントするタ
イマ48,第2ステージの時間をカウントするタイマ4
9,第3ステージの時間をカウントするタイマ50及び
例えば断続通電率X%(ON…x1sec,OFF…x2se
c)を設定するタイマ51−a,断続通電率Y%(ON
…y1sec,OFF…y2sec)を設定するタイマ51−
b,解凍終了後の保冷時間をカウントするタイマ52な
どが内蔵されている。
入力端子には前記圧縮機15,送風機17の運転を制御
するために冷凍室内の温度を検知する冷凍室温度検知手
段53、前記温度センサ32を備えた食品温度検知手段
54、同じ温度センサ32で構成した解凍室温度検知手
段55−a,55−b,55−c、前記厚さ設定キー4
3、仕上がり設定キー44、解凍スイッチ45が接続さ
れ、出力端子には前記圧縮機15,送風機17,ダンパ
サーモ18,放熱ヒータ29,加熱ヒータ31を駆動す
るための電磁リレーなどの駆動手段56,57,58,
59,60が接続されている。
フローチャート及びタイムチャートをもとに動作を説明
する。まず、解凍しようとする被解凍食品(例えば厚さ
20mmのステーキ肉)34を解凍皿33上のほぼ中央に
載置して底面板26上に設置する。そして最初にSTE
P1において、厚さ設定キー43で被解凍食品34の厚
さを「薄め」,「普通」,「厚め」の3種類の区分に当
てはめて設定する(例えばこの場合「普通」と設定す
る)。次にSTEP2において、仕上がり設定キー44
で使用者の希望する被解凍食品34の解凍仕上がり状態
を「かため」,「標準」,「やわらかめ」の3種類から
選んで設定する(例えばこの場合「標準」と設定す
る)。
チ45をONすることによって解凍作用が開始される。
解凍制御がスタートするとSTEP4で第1ステージの
タイマ47が時間カウントを開始し、これに続いてST
EP5で放射ヒータ29(例えば100W)及び加熱ヒ
ータ31(例えば10W)に連続通電され、送風機17
が強制運転、またダンパサーモ18のダンパ20が強制
開放される。
の遠赤外線が連続して直線的、或いは反射板25を介し
て間接的に被解凍食品34の上側面にほぼ均等に放射さ
れるため、遠赤外線波長域に吸収波長帯を持つ一般的な
食品類では効率よく遠赤外線が吸収され、被解凍食品3
4の比較的内部にまで熱が速やかに浸透する。
ない被解凍食品34の底面部に対しては、解凍皿33を
介して加熱ヒータ31からの連続的な伝熱加熱が行われ
ることも合わせて、この第1ステージでは冷凍状態(例
えば−20℃)であった被解凍食品34の温度を速やか
に上昇させることができる。
機17の強制送風作用により、冷蔵庫本体の吐出ダクト
21,ダンパサーモ18を介して解凍室14内の吐出風
路38に導かれ、天面の多数の吐出口40よりシャワー
状に降下送風される。
線放射による食品内部への熱の浸透効果と合わせて、表
面の温度上昇を押さえながら被解凍食品34の表面と中
心との温度むらが大きくならない状態で解凍が進行す
る。
空気は、室内後部に設けた吸込口41,吸込風路40よ
り冷蔵庫本体8の吸込ダクト22を介して冷却器16に
戻され、再び冷却されて循環作用を繰り返す。
作用が進むうち、STEP6で温度センサ32の温度T
が設定値T′(例えば20℃)より高いか低いかを判断
し、低ければSTEP6で高くなるまで待機する。
判断されると第1ステージが終了したと判断され、ST
EP7に進んで第1ステージのタイマが時間カウントを
停止して、解凍開始からの所要時間T1(例えば6mm)
を第1ステージの時間としてマイクロコンピュータ46
内に記憶する。
例する。これに続いてフローはSTEP8に進み、第1
ステージの延長時間タイマ48が時間カウントを開始す
る。
テージの延長時間t1′は、第1ステージの時間t1にS
TEP1及びSTEP2で選択した厚さ,仕上がり別に
予め決められた(表1)に示す定数a(例えばこの場合
厚さ「普通」仕上がり「標準」でa=0)を乗じた時間
t1′=a・t1(この場合は0×6=0mm)に自動的に
設定される。
STEP9に進み、放射ヒータ29が連続通電され、加
熱ヒータ31は通電を停止される。
ンパサーモ18のダンパ20は強制開放される。続い
て、STEP10でタイマ48のカウント48のカウン
ト時間がt1′(0mm)に達したかどうか判断し、到達
していなければSTEP10で到達するまで待機する。
STEP10でタイマ48がt1′(0mm)をカウント
すると第1ステージの延長を終了しSTEP11に進
む。STEP11では、第2ステージのタイマ49が時
間カウントを開始する。
テージの延長時間t2は、第1ステージの時間t1にST
EP1及びSTEP2で選択した厚さ,仕上がり別に予
め決められた定数b(例えばこの場合厚さ「普通」仕上
がり「標準」でb=2)を乗じた時間t2=b・t1(こ
の場合は2×6=12mm)に自動的に設定される。
STEP12に進み、放射ヒータ29がタイマ51−a
の断続通電率X%=〔x1sec/(x1+x2)sec〕×1
00(例えば80%…x1=60sec,x2=15sec)で
断続的に通電される。また底面の加熱ヒータ31は通電
を停止される。尚、この時、送風機17,ダンパサーモ
18のダンパ20は引き続いて強制運転或いは強制開放
されて、冷気が連続的に導入される。
ージよりも抑えた加熱量で、しかも断続的な加熱が上面
より行われるため、被解凍食品34の表面から中心への
熱の授受が促進されることと合わせて、冷気によって表
面温度の上昇を抑制しながらの解凍が進行する。
作用が進むうち、STEP13でタイマ49のカウント
時間がt2(12mm)に達したかどうか判断し、到達し
ていなければSTEP13で到達するまで待機する。
m)をカウントすると第2ステージを終了しSTEP1
4に進む。STEP14では第3ステージのタイマ50
が時間カウントを開始する。この時タイマ50の設定時
間、即ち第3ステージの時間t 3は、第1ステージの時
間t1にSTEP1及びSTEP2で選択した厚さ,仕
上がり別に予め決められた定数c(例えばこの場合厚さ
「普通」仕上がり「標準」でc=1)を乗じた時間t3
=c・t1(この場合は1×6=6mm)に自動的に設定
される。そしてタイマ50の時間カウントと同時にST
EP15に進み、放射ヒータ29はタイマ51−bの断
続通電率Y%=〔y1sec/(y1+y2)sec〕×100
(例えば40%…y1=20sec,y2=30sec)で断続
的に通電される。
は停止され、送風機17,ダンパサーモ18のダンパ2
0は引き続いて強制運転或いは強制開放されて冷気が連
続的に導入される。このようにして第3ステージでは第
2ステージよりもさらに抑えた加熱量で且つ冷気を交え
ての加熱作用が行われることと、特に表面温度を上昇さ
せやすい伝熱加熱となる底面の加熱ヒータ31を引き続
いて加熱させないことにより、被解凍食品34の表面の
温度上昇が十分抑制され、結果として中心と表面の温度
差が小さく、むらが少ない解凍が実現できる。
ウント時間がt3(6mm)に達したかどうか判断し、到
達していなければSTEP16で到達するまで待機す
る。STEP16でタイマ51−bがt3(6mm)をカ
ウントすると第3ステージを終了しSTEP17に進
む。STEP17では、放射ヒータ29,加熱ヒータ3
1は通電を停止され、送風機17,ダンパサーモ18の
ダンパ20は強制運転或いは強制開放解除されて、解凍
を終了する。
み、ここで温度センサ32にSTEP2で選択した仕上
がり別に予め定められた温度が設定され(例えばこの場
合仕上がり「標準」で−3℃)、ダンパサーモ18の温
調作用により、被解凍食品は一定温度に保冷される。続
いてSTEP19でタイマ52が時間カウントを始め、
STEP20でタイマ52のカウント時間がタイマ52
の設定時間t4(例えばこの場合t4=300分)に到達
したかどうか判断し、到達していなければSTEP20
で到達するまで待機する。
トすると、保冷終了し、解凍室14内は通常冷却時と同
様に温度センサ32の検知温度に基づいて温度制御され
る。
め」と設定した時について説明する。STEP2におい
て、仕上がり設定キー44で「やわらかめ」と設定した
後、フローは、仕上がり設定キー44で「標準」を設定
した時と同様に順に次のSTEPへ進み解凍を行う。
「やわらかめ」設定では、第1ステージの延長及び第2
ステージの加熱で、「標準」設定時よりさらに被解凍食
品34の中心温度の上昇をはかる。
の加熱ヒータを加熱させないことにより被解凍食品34
の表面の温度上昇を抑制して解凍が進行する。また、第
3ステージで第2ステージよりさらに抑えた加熱量でか
つ冷気を連続的に導入し、底面の加熱ヒータを加熱させ
ないことで、被解凍食品34の表面の温度上昇を十分抑
制し、中心と表面の温度差を広げずに、中心まで十分に
解凍する。
ば0℃)で保冷され、一定期間解凍終了時の状態を維持
する。また保冷後は、通常の温度制御に戻る。
のように、解凍後すぐに成形するという調理特性をもっ
た食品を適切な状態に仕上げることができ、また使用者
の好みにも対応できる。
EP2において仕上がり設定キー44で「かため」と設
定した後、フローは、「標準」設定時と同様に順に次の
STEPへ進み解凍を行う。「かため」設定では、第2
ステージの加熱時間を減らし、「標準」よりもかために
仕上げる。解凍後は予め定められた温度(例えば−5
℃)で保冷され、一定期間解凍終了時の状態を維持す
る。また保冷後は、通常の温度制御となる。
好みに対応することができる。尚、被解凍食品34の重
量が変われば食品の冷熱要領が変わるため、温度センサ
32の温字上昇勾配が変化し、第1ステージの所要時間
t1が変わる。その結果として解凍時間が自動的に変化
するため、食品の重量が変わってもそれに応じて適切な
解凍が行われる。
「普通」、仕上がりを「標準」として説明したが、「厚
め」・「薄め」、「やわらかめ」・「かため」の場合も
(表1)に示す種々の実験に基づいて定めた定数を自動
的に選定し、適切な加熱コントロールでむらの少ない解
凍が行われる。
に設定された温度センサ32の検知温度に基づいて一定
期間解凍室14内が温度制御されるため、解凍後の被解
凍食品34は、設定温度に安定するよう冷却されること
になり、余熱でさらに温度上昇することがなく、また過
冷却されることもなく、そのまま解凍室14内に放置し
ても解凍後の状態が保たれるよう保冷される。
監視して即座に処理する手間もなく、安心して解凍がで
きる。また、一定期間保冷した後も、自動的に通常の温
度制御に戻るため、解凍室14内が冷凍室温度と冷蔵室
温度の間の温度帯に保たれ、生物の保存に適した環境と
なり、任意の時間に食品を利用することができる。
内部浸透効果と解凍初期の上下からの加熱制御により、
比較的短時間(例えば重量200g,厚さ20mmの牛ス
テーキ肉で20〜25mm)の解凍が可能となる。
らかめ」とした場合と、厚さを「普通」,仕上がりを
「かため」とした場合の被解凍食品34の温度特性をそ
れぞれ図8,図9に示す。すなわち、仕上がりを「やわ
らかめ」とした場合は図8に示すごとく、放射ヒータ2
9をt2時間において断続通電の回数を多くするもので
ある。そして、時間t4の間設定温度を維持する。ま
た、仕上がりを「かため」とした場合には図9に示すご
とく放熱ヒータ29をt2時間において断続通電の回数
を少なくするものであり、時間t4の間設定温度を維持
する。
庫によると次のような効果が得られる。
線を主とした放射加熱、底面より加熱ヒータによる熱伝
導加熱と、両面より効率的な加熱が行われ、しかも解凍
中は放射ヒータの発熱量が段階的に低下し、加熱ヒータ
の発熱は初期のみに限られること及び遠赤外線の食品内
部への浸透効果とも合わせて、中心部と表面部の温度む
らの少ない解凍が可能となる。
て冷気を降下流入させるため、食品の表面が均等に冷却
されてさらに温度上昇が抑制され、食品の変質が防止さ
れる。
よって食品の重量を間接的に検知できることと厚み設定
入力の組合わせによって、適切な加熱時間とヒータの通
電率を自動的に設定して解凍を進行させるため、食品の
重量や厚さが変わっても良好な解凍仕上がりが得られ
る。
タをともに通電して上下より急速な加熱を行うため、品
質を維持させるなかにおいても短時間の解凍が可能とな
る。
な加熱時間とヒータの通電率を自動的に設定して解凍を
進行させるため、使用者の希望する解凍仕上がりが得ら
れる。
設定に応じて適切な温度に一定期間保冷されるため、食
品の解凍後も好みの仕上がりに保たれ、即座に処理する
手間がなく安心して解凍できる。
度と冷蔵室温度の間の温度帯(例えば約−3℃のパーシ
ャルフリージング温度)に保たれるため、そのまま放置
しておいても魚肉など生物の保存に適した環境で鮮度が
保持され、任意の時間に食品を利用することができて使
い勝手が極めてよい。
面図
「標準」とした時の解凍中のタイムチャート及び温度特
性図
りに設定した時のタイムチャート及び温度特性図
設定した時のタイムチャート及び温度特性図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 曲面状の反射面を形成した反射板と、前
記反射板と相対して配置した底面板と、前記反射板及び
底面板に外周部で接続する略コの字状の側板と、前記反
射板,底面板,側板により箱状に構成した金属性の内箱
と、前記内箱の前面開口部に開閉自在に設けた扉と、前
記内箱を覆う合成樹脂製の外箱と、前記内箱と外箱の間
に挿入した断熱材と、吐出風路及び吸込風路と、前記反
射板の下方に所定の間隔をおいて設けた反射ヒータと、
前記底面板の裏面に熱伝導的に密着させた加熱ヒータ
と、前記底面板の裏面略中央に熱伝導的に密着させた温
度センサと、被解凍食品を載置して前記底面板上に熱伝
導的且つ着脱自在に設置した解凍皿と、前記反射板に形
成して前記吐出風路と前記内箱内を連通さす吐出口及び
前記側板に形成して前記吸込風路と前記内箱内を連通さ
す吸込口を備えた解凍室と、前記解凍室を一画に備えた
冷却室と、冷凍サイクルの冷却器により冷却された冷気
を前記冷却室及び解凍室に強制通風させる送風機と、前
記解凍室の吐出風路への入口に設けて冷気流入量を調節
するダンパサーモと、解凍作用を行わせる解凍スイッチ
と、被解凍食品の厚さを入力する厚さ設定キーと、使用
者の希望する被解凍食品の解凍仕上がりを入力する仕上
がり設定キーとからなり、解凍中は前記ダンパサーモを
強制開放させ、前記送風機を強制運転させるとともに解
凍時間を複数の段階に分割し、解凍開始から前記温度セ
ンサの温度が所定温度に上昇するまでの時間を第1の段
階として前記放熱ヒータ及び前記加熱ヒータをともに通
電させ、以後の段階は前記加熱ヒータへの通電は停止さ
せ、前記放熱ヒータへの通電を前記厚さ設定キーの設定
入力と、前記仕上がり設定キーの設定入力と、前記第1
の段階に要した時間とに応じて自動的に定まる時間に対
して行わせるとともに、通電率を段階的に低下させる断
続通電とし、解凍終了後は、前記仕上がり設定キーの設
定入力に応じて前記解凍室を所定温度に所定期間維持さ
せ、その後及び非解凍時は前記解凍室を冷蔵温度と冷凍
温度の第3の温度帯に維持させてなる制御手段を備えた
ことを特徴とする解凍室付き冷蔵庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3152998A JPH051880A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 解凍室付き冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3152998A JPH051880A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 解凍室付き冷蔵庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051880A true JPH051880A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15552722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3152998A Pending JPH051880A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 解凍室付き冷蔵庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH051880A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1328560C (zh) * | 2004-09-29 | 2007-07-25 | 海信集团有限公司 | 冷冻食品定时自动解冻冰箱 |
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