JP2602965Y2 - 塗装用仮組治具 - Google Patents

塗装用仮組治具

Info

Publication number
JP2602965Y2
JP2602965Y2 JP1993052501U JP5250193U JP2602965Y2 JP 2602965 Y2 JP2602965 Y2 JP 2602965Y2 JP 1993052501 U JP1993052501 U JP 1993052501U JP 5250193 U JP5250193 U JP 5250193U JP 2602965 Y2 JP2602965 Y2 JP 2602965Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
jig
flange
painting
temporary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1993052501U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0721144U (ja
Inventor
和弘 宮崎
正 磯部
都尚 駒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1993052501U priority Critical patent/JP2602965Y2/ja
Publication of JPH0721144U publication Critical patent/JPH0721144U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2602965Y2 publication Critical patent/JP2602965Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spray Control Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワークの第1半体及び
第2半体を一体に仮組みすべく、互いに対向する第1半
体のフランジと第2半体のフランジとを結合する塗装用
仮組治具に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示す自動車の樹脂製バンパーB
は、アッパー部材B1 とロアー部材B2とを一体に結合
し、その結合部を金属製のモールMで覆った構造を備え
る。かかるバンパーBを塗装する場合、色差の発生を防
止すべくアッパー部材B1 とロアー部材B2 とを仮組治
具で一体化した状態で塗装が行われる。
【0003】図5に示すように、バンパーBのアッパー
部材B1 とロアー部材B2 とは複数個の仮組治具Jによ
って一体に結合され、バンパーBの前面を上向きにして
図示せぬ搬送台車に設けた載置治具jでアッパー部材B
1 の内面を支持した状態で塗装が施される。
【0004】仮組治具Jは合成樹脂によって一体成形さ
れたもので、断面コ字状に形成した一対の支持部01,
01と、両支持部01,01を一体に接続する連結部0
2とを備える。アッパー部材B1 及びロアー部材B2
それぞれ形成したフランジF1 ,F2 は一対の支持部0
1,01に上方から嵌合し、これによりアッパー部材B
1 及びロアー部材B2 が一体に仮組される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の仮組治具JではバンパーBの支持を確実に行うこと
ができず、搬送台車の移動による振動でアッパー部材B
1 及びロアー部材B2 が位置ずれして塗装不良が発生し
たり、バンパーBが落下して廃品になる等の不具合があ
った。
【0006】本考案は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、ワークの第1半体及び第2半体を強固に仮組するこ
とができ、しかも着脱が容易な仮組治具を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、ワークの第1半体及び第2半体を一体に
仮組みすべく、互いに対向する第1半体のフランジと第
2半体のフランジとを結合する塗装用仮組治具におい
て、連結部の両端に一対の押圧部を一体に形成してなる
略コ字状の板ばね部材と、連結部に固定されて一対の押
圧部間に延びるスペーサと、スペーサに形成したピン孔
に収納された弾発部材と、ピン孔に収納されて弾発部材
により付勢され、第1及び第2半体のフランジにそれぞ
れ形成した貫通孔の一端開口に係合可能な一対の可動ピ
ンと、一対の押圧部にそれぞれ形成されて前記貫通孔の
他端開口に係合可能な一対の固定ピンとを備えたことを
特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
【0009】図1〜図4は本考案の一実施例を示すもの
で、図1はバンパーを装着した自動車の斜視図、図2は
仮組治具の使用状態を示す図、図3は図2の3−3線拡
大断面図、図4は作用の説明図である。
【0010】図2及び図3に示すように、仮組治具Jは
帯状の板ばねを略コ字形に屈曲させてなる板ばね部材1
を備える。板ばね部材1は中央の連結部11 と、その連
結部11 の両端に形成された一対の折曲部12 ,1
2 と、それぞれの折曲部12 ,12 から前記連結部11
に対して略直角に延びる一対の押圧部13 ,13 と、そ
れぞれの押圧部13 ,13 の対向面を半球状に突設させ
てなる固定ピン14 ,14と、それぞれの押圧部13
3 の先端を円弧状に湾曲させてなる一対のガイド部1
5 ,15 とを備える。板ばね部材1の連結部11 に固着
されたブロック状のスペーサ2は、前記一対の押圧部1
3 ,13 間に挟まれるように配設される。スペーサ2に
形成されたピン孔21 の内部にはコイルばね3と、この
コイルばね3の両端に配設されて外向きに付勢された一
対の可動ピン4,4とが収納される。仮組治具Jが自由
状態にあるとき、一対の押圧部13 ,13 は自己の弾発
力で相互に接近する方向に付勢されている(図4(A)
参照)。
【0011】バンパーBのアッパー部材B1 のフランジ
1 及びロアー部材B2 のフランジF2 には、アッパー
部材B1 及びロアー部材B2 を結合するためのボルトを
貫通させるボルト孔H1 ,H2 が同軸に穿設される。仮
組治具Jを装着したとき、一対の可動ピン4,4の半球
状先端部がボルト孔H1 ,H2 の一端開口に係合すると
ともに、一対の固定ピン14 ,14 が前記ボルト孔
1 ,H2 の他端開口に係合する。
【0012】次に、前述の構成を備えた本考案の実施例
の作用を説明する。
【0013】先ず、図4(A)に示すように、バンパー
Bのアッパー部材B1 のフランジF1 とロアー部材B2
のフランジF2 とを対向させ、仮組治具Jを矢印a方向
に挿入する。その結果、仮組治具Jの板ばね部材1に形
成した一対のガイド部15 ,15 がフランジF1 ,F2
の端縁に案内され、図4(B)に示すように、一対の押
圧部13 ,13 が強制的に外向きに拡開して一対の固定
ピン14 ,14 がフランジF1 ,F2 の一側面に乗り上
げるとともに、スペーサ2が両フランジF1 ,F2 間に
挿入されて一対の可動ピン4,4がコイルばね3を圧縮
しながら該フランジF1 ,F2 の他側面に乗り上げる。
【0014】この状態から仮組治具Jを更に矢印b方向
に挿入すると、図4(C)に示すように、一対の固定ピ
ン14 ,14 が板ばね部材1自体の弾発力でフランジF
1 ,F2 のボルト孔H1 ,H2 の一端開口に係合すると
ともに、一対の可動ピン4,4がコイルばね3の弾発力
でボルト孔H1 ,H2 の他端開口に係合する。
【0015】このようにしてバンパーBのアッパー部材
1 とロアー部材B2 とが複数個の仮組治具Jによって
一体に仮組されたとき、アッパー部材B1 及びロアー部
材B2 のフランジF1 ,F2 がスペーサ2を挟んで一対
の押圧部13 ,13 により弾発的に挟持され、更に可動
ピン4,4及び固定ピン14 ,14 が弾発的にボルト孔
1 ,H2 に係合する。これにより、アッパー部材B1
とロアー部材B2 とが強固に一体化され、両者間に位置
ずれが発生する不具合や、仮組治具Jが外れてロアー部
材B2 が落下する不具合が未然に防止される。
【0016】尚、仮組治具Jを取り外すには、図4
(C)の状態から仮組治具Jを矢印c方向に引き抜けば
良い。
【0017】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は前記実施例に限定されるものではなく、種々の設計
変更を行うことができる。
【0018】例えば、本考案の仮組治具JはバンパーB
のアッパー部材B1 及びロアー部材B2 の仮組用に限定
されず、塗装時に一体に仮組される任意のワークに対し
て適用することができる。
【0019】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、ワークの
第1半体及び第2半体にそれぞれ設けたフランジをスペ
ーサを挟んで一対の押圧部で挟持するとともに、一対の
固定ピンと一対の可動ピンとをフランジに形成した貫通
孔に弾発的に係合させているので、両半体を強固に仮組
して位置ずれや落下の発生を未然に防止することができ
るばかりか、簡単な操作で仮組治具の着脱を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バンパーを装着した自動車の斜視図
【図2】仮組治具の使用状態を示す図
【図3】図2の3−3線拡大断面図
【図4】作用の説明図
【図5】従来の仮組治具の使用状態を示す図
【符号の説明】
B バンパー(ワーク) B1 アッパー部材(第1半体) B2 ロアー部材(第2半体) F1 フランジ F2 フランジ H1 ボルト孔(貫通孔) H2 ボルト孔(貫通孔) 1 板ばね部材 11 連結部 13 押圧部 14 固定ピン 2 スペーサ 21 ピン孔 3 コイルばね(弾発部材) 4 可動ピン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05B 13/02 B05C 13/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワーク(B)の第1半体(B1 )及び第
    2半体(B2 )を一体に仮組みすべく、互いに対向する
    第1半体(B1 )のフランジ(F1 )と第2半体
    (B2 )のフランジ(F2 )とを結合する塗装用仮組治
    具において、 連結部(11 )の両端に一対の押圧部(13 )を一体に
    形成してなる略コ字状の板ばね部材(1)と、連結部
    (11 )に固定されて一対の押圧部(13 )間に延びる
    スペーサ(2)と、スペーサ(2)に形成したピン孔
    (21 )に収納された弾発部材(3)と、ピン孔
    (21 )に収納されて弾発部材(3)により付勢され、
    第1及び第2半体(B1 ,B2 )のフランジ(F1 ,F
    2 )にそれぞれ形成した貫通孔(H1 ,H2 )の一端開
    口に係合可能な一対の可動ピン(4)と、一対の押圧部
    (13 )にそれぞれ形成されて前記貫通孔(H1
    2 )の他端開口に係合可能な一対の固定ピン(14
    とを備えたことを特徴とする、塗装用仮組治具。
JP1993052501U 1993-09-28 1993-09-28 塗装用仮組治具 Expired - Fee Related JP2602965Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993052501U JP2602965Y2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 塗装用仮組治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993052501U JP2602965Y2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 塗装用仮組治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0721144U JPH0721144U (ja) 1995-04-18
JP2602965Y2 true JP2602965Y2 (ja) 2000-02-07

Family

ID=12916480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993052501U Expired - Fee Related JP2602965Y2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 塗装用仮組治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2602965Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0721144U (ja) 1995-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1193642A (en) Fastener clip and joint structure
US20080185808A1 (en) Ramping Mudflap Assembly
US5269640A (en) Holding device for use in assembling mechanical members
JP2002013530A (ja) リニアガイドウェー
JPS58191651A (ja) 自動車用バンパ−バ−
JPH10297842A (ja) エレベーターのガイドレール用目板
JP2602965Y2 (ja) 塗装用仮組治具
JP3533770B2 (ja) ストラットアッセンブリとナックルスピンドルとの結合構造
JP3465290B2 (ja) フェンダパネルの取付構造
JPH0531685Y2 (ja)
JP4469114B2 (ja) 部材間の仮止め構造
JP3501510B2 (ja) 油圧ポンプ
JP2588531Y2 (ja) 部材の取付構造
KR0157652B1 (ko) 도어에 있어서의 문버팀 고무의 부착장치
JPH0542254Y2 (ja)
JPH01149006U (ja)
JPH0542255Y2 (ja)
JPH0221288Y2 (ja)
JP3611250B2 (ja) 配線、配管等の取付具
JPS58185885A (ja) ウインドウパネルとレギユレ−タとの連結部構造
KR200377578Y1 (ko) 자동차 내외장 판넬 조립용 클립
JPH0220418Y2 (ja)
JPH0732356Y2 (ja) フロントバランスパネルの取付構造
JPS6219829Y2 (ja)
KR970002545Y1 (ko) 탄성클립을 이용한 자동차용 범퍼몰딩의 결합구조

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees