JP2602454B2 - 狭あい部の自動溶接方法および自動溶接用トーチ - Google Patents

狭あい部の自動溶接方法および自動溶接用トーチ

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JP2602454B2 JP1313294A JP31329489A JP2602454B2 JP 2602454 B2 JP2602454 B2 JP 2602454B2 JP 1313294 A JP1313294 A JP 1313294A JP 31329489 A JP31329489 A JP 31329489A JP 2602454 B2 JP2602454 B2 JP 2602454B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はガスシールドアーク溶接方法等において、
溶接母材で幅寸法が小さくて奥行寸法が大きいような溶
接継手の狭隘部をトーチにより自動溶接する方法に関す
るもので、例えばホィールローダブーム軸取付ブラケッ
トの内側の自動溶接や、ホィールローダブームコネクタ
を自動溶接する場合に用いて好適なものである。
(従来の技術) 溶接の自動化に使用されるトーチは従来まっすぐなト
ーチボディから成るストレートトーチや、トーチボディ
を1箇所湾曲させることにより、1段カーブを形成した
1段カーブドトーチが用いられている。
第4図はストレートトーチによる溶接を図解的に示し
たもので、aはストレートトーチで、bはクランプ又は
ホルダ、cはノズル、dはワイヤを示す。
Wは溶接母材、Hは溶接継手の狭隘部で底幅寸法を
h、奥行寸法をkで示す。
第5図は1段カーブドトーチによる溶接を示したもの
で、図においてa′はトーチ、b′はクランプ又はホル
ダ、c′はノズル、d′はワイヤである。
上記トーチa′はRに示したように一方向にカーブが
つけられている。
pはノズルc′と溶接部のなす角度、qはトーチa′
のストレート部の長手方向に対しホルダb′のなす角度
を示す。
(発明が解決しようとする課題) 第4図に示したようなストレートトーチaで狭隘部H
を溶接する場合には、底幅寸法hと奥行寸法kの制約を
大きく受けて溶接母材Wとの干渉が生じ安定した自動ア
ーク溶接を行うことができない。
また第5図に示すような1段カーブドトーチa′を用
いる場合にはカーブのRが1つしかないため、1段カー
ブRを付したところで溶接ワイヤd′の出かたに曲がり
が出て、いわゆる溶接ワイヤの曲がり癖が生じ、第4図
のものと同様に安定した自動溶接を行うことができな
い。
またノズルc′の溶接部に臨む角度pは、ストレート
部a′を傾けてノズルc′の角度を調節した場合、ホル
ダb′のなす角度qをみても容易に把握できない欠点が
ある。
この発明は上記不具合を解消することをその課題とす
る。
(課題を解決するための手段及び作用) この発明は上記の点に鑑みなされたものであって、ス
トレート部を中央に有し、該ストレート部の両端に相殺
する方向にほぼ同じ大きさの半径のカーブを有する湾曲
部を設け、上記ストレート部の長手方向に対し、一方の
湾曲部の先端に設けたノズルがなす角度及び他方の湾曲
部に接続したホルダがなす角度をそれぞれ等しくなるよ
うに2段カーブドトーチを形成し、溶接母材表面から奥
に入った個所を下向き、あるいは水平すみ肉姿勢で自動
溶接を行うようにしたもので、溶接ワイヤの曲がりをな
くすと共に、狭あい部の目の届かないところでもノズル
が溶接図に臨む角度をホルダを見ることにより知ること
ができるようにした。
従って溶接継手の狭隘部の底幅寸法や奥行寸法に制約
を受けることをなくし、溶接母材との干渉を防止して奥
行の深いものでも自動溶接を容易に行うことができるよ
うにしたものである。
(実施例) つぎにこの発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図はこの発明のトーチを用いて、溶接母材Wの幅
寸法hが小さくて奥行寸法kが大きいような溶接継手の
狭隘部Hを自動溶接する場合について図解的に示し、第
2図は第1図のトーチの要部を拡大して示したものであ
る。
これらの図において、1はトーチで、該トーチ1のト
ーチボディは長さLを有するストレート部2と、このス
トレート部2の両端にそれぞれ溶接された湾曲部3,4よ
り成り、これら湾曲部3,4は互いに相殺する方向に半径R
1,R2の大きさのカーブが付されている。
5は湾曲部3の先端に設けたノズル、6はノズル5の
先端に突き出た溶接ワイヤ、7は湾曲部4と接続したク
ランプ又はホルダ、8は溶接ロボットのブラケットを示
す。
上記湾曲部3,4のカーブR1とR2はほぼ同じ大きさの半
径Rを有しており、かつ上述のように相殺する方向に湾
曲させてトーチに2段のカーブを形成することによっ
て、1番目の湾曲部3を通るときの溶接ワイヤ6の曲り
癖が2番目の湾曲部4により緩和することができる。
また第1図に示すようにストレート部2の長手方向に
対しホルダ7とノズル5がなす角度α,βをα=β=45
°としたので、狭あい部の奥で目の届かないところで
も、ノズル5が溶接部に臨む角度をホルダ7を見ること
によって知ることができる。
この点第5図のように従来の湾曲部1個の1段カーブ
式のトーチではノズルc′の溶接部に臨む角度はホルダ
b′の角度qをみても一目では把握できない。
このトーチを用いて溶接手段の狭隘部の自動溶接を行
う場合には第1図に示すようにストレート部2を狭隘部
Hの両内側壁と平行に、つまり溶接継手と平行にセット
し、溶接母材表面から奥に入ったところを下向きあるい
は水平すみ肉姿勢で自動溶接を行う。
このように溶接継手と平行にストレート部をセットす
ることにより、トーチが溶接母材Wと干渉することを防
止しながら自動溶接を行うことができる。
またノズル5や溶接ワイヤ6の先端部のコンタクトチ
ップは、小さい底幅寸法hに対処するために特殊なショ
ートタイプのものを使用する。
第3図には第4図に示した従来のストレートトーチと
第1図に示したこの発明の2段カーブドトーチとを用い
て溶接を行った結果をグラフで示し、各種の幅寸法と奥
行寸法を有する狭隘部に対してトーチを適用できる範囲
を比較して示した。
この発明のトーチはストレート部を長くすることによ
ってさらに奥行の深い継手の溶接が可能であることが第
3図によって明らかである。
(発明の効果) この発明は以上詳述したようにしてなり、中央まっす
ぐなストレート部とこのストレート部の両端部にこれと
接続して互いに相殺する方向にほぼ同じ大きさの半径を
有する湾曲部とを設けることにより2段カーブトーチを
形成し、該トーチのストレート部を溶接母材である溶接
継手の狭隘部の両内壁と平行にセットし下向きあるいは
水平すみ肉姿勢で自動溶接を行うようにしたもので、溶
接母材との干渉を防止して、しかも底幅寸法が狭く奥行
寸法の深い溶接継手の狭隘部を容易に溶接することがで
きる。
またトーチには上述のように相反する方向に2段カー
ブを設けたことにより溶接ワイヤの曲り癖を阻止すると
共に、ストレート部を長くすることにより奥行の深い継
手の溶接が可能である。
さらにストレート部の長手方向に対しホルダとノズル
を同じ角度にしたことにより、狭あい部の奥で目の届か
ないところでもノズルが溶接部に臨む角度を、ホルダを
見ることにより知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のトーチを用いて狭隘部を
自動溶接する場合を図解的に示し、第2図は第1図のト
ーチの拡大側面図、第3図はこの発明のトーチと従来の
ストレートトーチの適用範囲を示したグラフ、第4図及
び第5図はそれぞれ従来のトーチを示す。 1…トーチ、2…ストレート部 3…湾曲部、4…湾曲部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストレート部(2)を中央に有し、該スト
    レート部(2)の両端に互いに相殺する方向にほぼ同じ
    大きさの半径のカーブを有する湾曲部(3),(4)を
    設け、上記ストレート部(2)の長手方向に対し、一方
    の湾曲部(4)の先端に設けたノズル(5)がなす角度
    (α)及び他方の湾曲部(3)に接続したホルダ(7)
    がなす角度(α),(β)をそれぞれ等しくしたことを
    特徴とする2段カーブドトーチ。
  2. 【請求項2】上記請求項(1)記載の2段カーブドトー
    チを用い、溶接母材表面から奥に入った個所を下向き、
    あるいは水平すみ肉姿勢で自動溶接を行うようにした狭
    隘部の自動溶接方法。
JP1313294A 1989-12-04 1989-12-04 狭あい部の自動溶接方法および自動溶接用トーチ Expired - Fee Related JP2602454B2 (ja)

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