JP2602239Y2 - 消火ガス自動噴射装置のリテイナー作動機構 - Google Patents
消火ガス自動噴射装置のリテイナー作動機構Info
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- JP2602239Y2 JP2602239Y2 JP1993038704U JP3870493U JP2602239Y2 JP 2602239 Y2 JP2602239 Y2 JP 2602239Y2 JP 1993038704 U JP1993038704 U JP 1993038704U JP 3870493 U JP3870493 U JP 3870493U JP 2602239 Y2 JP2602239 Y2 JP 2602239Y2
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- fixing
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62C—FIRE-FIGHTING
- A62C37/00—Control of fire-fighting equipment
- A62C37/08—Control of fire-fighting equipment comprising an outlet device containing a sensor, or itself being the sensor, i.e. self-contained sprinklers
- A62C37/10—Releasing means, e.g. electrically released
- A62C37/11—Releasing means, e.g. electrically released heat-sensitive
- A62C37/16—Releasing means, e.g. electrically released heat-sensitive with thermally-expansible links
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A62—LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
- A62D—CHEMICAL MEANS FOR EXTINGUISHING FIRES OR FOR COMBATING OR PROTECTING AGAINST HARMFUL CHEMICAL AGENTS; CHEMICAL MATERIALS FOR USE IN BREATHING APPARATUS
- A62D1/00—Fire-extinguishing compositions; Use of chemical substances in extinguishing fires
- A62D1/0092—Gaseous extinguishing substances, e.g. liquefied gases, carbon dioxide snow
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、消火ガス自動噴射装置
のリテイナー作動機構の分野に関するものである。
のリテイナー作動機構の分野に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の消火ガス自動噴射装置のリテイナ
ーの作動機構は、一例として、本件出願人が出願済みの
特願平５−７１１９４号において例示されている。
ーの作動機構は、一例として、本件出願人が出願済みの
特願平５−７１１９４号において例示されている。
【０００３】前記のリテイナー作動機構は、形状記憶合
金製バネ体が太く、且それが圧縮された状態で装着され
たものであった。
金製バネ体が太く、且それが圧縮された状態で装着され
たものであった。
【０００４】そのため、従来のリテイナー作動機構は、
前記バネ体が老化しやすく、寿命が短いという欠陥があ
った。さらに、従来のリテイナー作動機構は、バネ体が
太いために材料費が高くついていた。また従来のリテイ
ナー作動機構は、バネ体を常時押圧状態に保持させてお
くものであるがために、構造上複雑とならざるを得なか
った。
前記バネ体が老化しやすく、寿命が短いという欠陥があ
った。さらに、従来のリテイナー作動機構は、バネ体が
太いために材料費が高くついていた。また従来のリテイ
ナー作動機構は、バネ体を常時押圧状態に保持させてお
くものであるがために、構造上複雑とならざるを得なか
った。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、ボンベの封
板を打ち破るための撃針機構を構成する軸体を固定せし
めるリテイナー機構のリテイナーが所定の温度（例えば
６５℃±５℃）になるとスプリング状の形状記憶合金製
バネ体が縮小して、回動操作体を牽引し、この牽引によ
って回動操作体の突部がリテイナーの脚部を開放し、リ
テイナーの脚部が所定の角度に開放されると前記軸体が
落下し、ボンベの封板を打破するよう作動する機構によ
り、従来の機構と異なって、前記スプリングバネ体が圧
縮でなく、若干のびているので、細いバネ体でも十分耐
応できると共に、リテイナーの開放を回動操作体の突部
の展開作用によって行うようにする等、機構全体が従来
に比し、著しく簡素化され、安価にて製作でき、しかも
組立てもきわめて容易である等の利点を併有することを
目的としたものである。
板を打ち破るための撃針機構を構成する軸体を固定せし
めるリテイナー機構のリテイナーが所定の温度（例えば
６５℃±５℃）になるとスプリング状の形状記憶合金製
バネ体が縮小して、回動操作体を牽引し、この牽引によ
って回動操作体の突部がリテイナーの脚部を開放し、リ
テイナーの脚部が所定の角度に開放されると前記軸体が
落下し、ボンベの封板を打破するよう作動する機構によ
り、従来の機構と異なって、前記スプリングバネ体が圧
縮でなく、若干のびているので、細いバネ体でも十分耐
応できると共に、リテイナーの開放を回動操作体の突部
の展開作用によって行うようにする等、機構全体が従来
に比し、著しく簡素化され、安価にて製作でき、しかも
組立てもきわめて容易である等の利点を併有することを
目的としたものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は、炭酸系又は窒
素系の合成からなる気化拡大率のきわめて高い液体ガス
を予め充填し頭部を封板にて密封したボンベと、前記ボ
ンベ頭部の封板を打破する撃針機構と、前記ボンベを保
持すると共に前記ボンベおよび前記撃針機構を支持する
ボンベ受け機構と、前記ボンベ受け機構を支持する固定
機構と、前記固定機構と螺着し下方向に開放部を形成せ
しめる筒体と、前記撃針機構を非作動状態に保持するリ
テイナー機構と、形状記憶合金製バネを利用して所定の
温度で前記リテイナー機構を開放せしめるリテイナー作
動機構とを組立ててなる消火ガス自動噴射装置であっ
て、前記撃針機構は、前記ボンベ受け機構内に嵌挿され
前記固定部の上面部より突出する軸体と、該軸体の一端
部に突設させた撃針と、前記軸体を撃針突設方向に付勢
するスプリングとで構成し、前記リテイナー作動機構
は、頭部および２本の脚部からなり、前記固定機構を構
成する固定部の上面部の端部に螺着したボルトを介して
頭部を固着すると共に、２本の脚部を夫々前記固定部の
上面部より突設する撃針機構の軸体の上方部に形成され
た凹部内に嵌挿せしめるリテイナーと、前記リテイナー
を構成する脚部の幅員と略同程度の間隔を有する突部を
一端部に突設し、前記リテイナーの両脚部内に前記突部
が位置するよう配設し、且両突部の内側にピンを配設し
て該ピンを前記固定部に突設せしめる回動操作体と、前
記回動操作体の他端部と前記リテイナーの頭部を固着す
るボルトとの間に接続した形状記憶合金製バネ体とから
なることを特徴とする消火ガス自動噴射装置のリテイナ
ー作動機構である。
素系の合成からなる気化拡大率のきわめて高い液体ガス
を予め充填し頭部を封板にて密封したボンベと、前記ボ
ンベ頭部の封板を打破する撃針機構と、前記ボンベを保
持すると共に前記ボンベおよび前記撃針機構を支持する
ボンベ受け機構と、前記ボンベ受け機構を支持する固定
機構と、前記固定機構と螺着し下方向に開放部を形成せ
しめる筒体と、前記撃針機構を非作動状態に保持するリ
テイナー機構と、形状記憶合金製バネを利用して所定の
温度で前記リテイナー機構を開放せしめるリテイナー作
動機構とを組立ててなる消火ガス自動噴射装置であっ
て、前記撃針機構は、前記ボンベ受け機構内に嵌挿され
前記固定部の上面部より突出する軸体と、該軸体の一端
部に突設させた撃針と、前記軸体を撃針突設方向に付勢
するスプリングとで構成し、前記リテイナー作動機構
は、頭部および２本の脚部からなり、前記固定機構を構
成する固定部の上面部の端部に螺着したボルトを介して
頭部を固着すると共に、２本の脚部を夫々前記固定部の
上面部より突設する撃針機構の軸体の上方部に形成され
た凹部内に嵌挿せしめるリテイナーと、前記リテイナー
を構成する脚部の幅員と略同程度の間隔を有する突部を
一端部に突設し、前記リテイナーの両脚部内に前記突部
が位置するよう配設し、且両突部の内側にピンを配設し
て該ピンを前記固定部に突設せしめる回動操作体と、前
記回動操作体の他端部と前記リテイナーの頭部を固着す
るボルトとの間に接続した形状記憶合金製バネ体とから
なることを特徴とする消火ガス自動噴射装置のリテイナ
ー作動機構である。
【０００７】前記バネ体は、所定の温度で縮小する形状
記憶合金製バネ体とすることができる。
記憶合金製バネ体とすることができる。
【０００８】
【作用】本考案の作用を説明すると以下のとおりであ
る。
る。
【０００９】室内等の温度が所定の高温度、例えば６５
℃±５℃になると、例えばスプリング状の形状記憶合金
製バネ体が急速に縮小し、この縮小によって、バネ体を
接続している回転操作体が、ピンを支点に若干回動し、
その回動時に突部がリテイナーの脚部を内側より外側方
向に展開させる。このように脚部が一定の角度だけ展開
すると、軸体の凹部に嵌挿していた両脚部が凹部から離
脱する。
℃±５℃になると、例えばスプリング状の形状記憶合金
製バネ体が急速に縮小し、この縮小によって、バネ体を
接続している回転操作体が、ピンを支点に若干回動し、
その回動時に突部がリテイナーの脚部を内側より外側方
向に展開させる。このように脚部が一定の角度だけ展開
すると、軸体の凹部に嵌挿していた両脚部が凹部から離
脱する。
【００１０】上記のように凹部からリテイナーの脚部が
離脱すると同時に軸体がスプリングの伸張によって下方
向へ落下し、軸体が落下すると撃針がボンベの封板を打
ち破り、ボンベに充填している液体ガスが噴射される。
噴射されたガスは噴射孔より筒体内に充満し、筒体下方
部とボンベとの間に形成されている間隙部よりボンベの
周辺へと自動噴射され、室内温度を急速に冷却し、冷却
消火がなされる。
離脱すると同時に軸体がスプリングの伸張によって下方
向へ落下し、軸体が落下すると撃針がボンベの封板を打
ち破り、ボンベに充填している液体ガスが噴射される。
噴射されたガスは噴射孔より筒体内に充満し、筒体下方
部とボンベとの間に形成されている間隙部よりボンベの
周辺へと自動噴射され、室内温度を急速に冷却し、冷却
消火がなされる。
【００１１】さらにボンベから噴射された液体ガスが気
化した気化ガスとなり、その気化ガスが爆発的な拡大量
となって、室内又は庫内等を酸欠状態にする。その酸欠
も単なる酸欠ではなく、酸欠消火に必要な酸欠状態で、
そのため、消火目的の室内の約４分の１の気化量に匹敵
する、すなわち２１％の酸素を１５％に減少できるよう
に予め計算した量の液体ガスをボンベに充填している。
従ってボンベに充填する液体ガス量は、予め設置する室
内等の広さに基づき計算し、所定量の液体ガスを充填し
ておくようにしてもよいし、あるいは室内等の広さに応
じ自動噴射器を増加して設置してもよいものである。
化した気化ガスとなり、その気化ガスが爆発的な拡大量
となって、室内又は庫内等を酸欠状態にする。その酸欠
も単なる酸欠ではなく、酸欠消火に必要な酸欠状態で、
そのため、消火目的の室内の約４分の１の気化量に匹敵
する、すなわち２１％の酸素を１５％に減少できるよう
に予め計算した量の液体ガスをボンベに充填している。
従ってボンベに充填する液体ガス量は、予め設置する室
内等の広さに基づき計算し、所定量の液体ガスを充填し
ておくようにしてもよいし、あるいは室内等の広さに応
じ自動噴射器を増加して設置してもよいものである。
【００１２】また本考案の作動機構を具備した液体ガス
自動噴射器は、封板が打ち破られてから前記ガスが噴射
するまでの時間が短くて、従来の消火器の機構と全く異
なり、きわめてスピード化が図られ、さらに圧力も減じ
られずに、設置に室内等に直ちに噴射気化し、冷却消火
活動をすると同時に、気化ガスの爆発的に大量化によっ
て酸欠状態を作って消火活動をなさしめる機能を有して
いる。
自動噴射器は、封板が打ち破られてから前記ガスが噴射
するまでの時間が短くて、従来の消火器の機構と全く異
なり、きわめてスピード化が図られ、さらに圧力も減じ
られずに、設置に室内等に直ちに噴射気化し、冷却消火
活動をすると同時に、気化ガスの爆発的に大量化によっ
て酸欠状態を作って消火活動をなさしめる機能を有して
いる。
【００１３】また本考案の作動機構を具備した消火ガス
自動噴射器は、液体ガスの噴射に伴う気化ガスによっ
て、室内の各種設備や重要品、書類等を水びだしにして
汚損するようなことが全く存しないものである。
自動噴射器は、液体ガスの噴射に伴う気化ガスによっ
て、室内の各種設備や重要品、書類等を水びだしにして
汚損するようなことが全く存しないものである。
【００１４】本考案の作動機構を装着した消火ガス自動
噴射器は、コンピューター室、エンジンルーム、船舶、
車両の原動室、配電室、電源庫、ボイラー室、発火物の
コンテナ、自動発電室、暖房機器室、重要品の保管庫、
書庫、美術品庫、発火性電化製品、ガス製品のキャビネ
ット内等の、いわゆる室内、庫内、キャビネット内の所
定個所に引掛け装着する。
噴射器は、コンピューター室、エンジンルーム、船舶、
車両の原動室、配電室、電源庫、ボイラー室、発火物の
コンテナ、自動発電室、暖房機器室、重要品の保管庫、
書庫、美術品庫、発火性電化製品、ガス製品のキャビネ
ット内等の、いわゆる室内、庫内、キャビネット内の所
定個所に引掛け装着する。
【００１５】そして前記室内、庫内、キャビネット内の
室内容量に基づいて数量を適宜調整する。
室内容量に基づいて数量を適宜調整する。
【００１６】
【実施例】図１は本考案の一実施例を示す消火ガス自動
噴射装置のリテイナー作動機構を有する消火ガス噴射器
の縦断正面図、図２は同噴射器の平面図、図３は図２に
おけるリテイナー作動機構の作動状態を示す平面図、図
４は同噴射器の分解斜視図、図５は同噴射器の使用状態
を示す一部切欠側面図である。
噴射装置のリテイナー作動機構を有する消火ガス噴射器
の縦断正面図、図２は同噴射器の平面図、図３は図２に
おけるリテイナー作動機構の作動状態を示す平面図、図
４は同噴射器の分解斜視図、図５は同噴射器の使用状態
を示す一部切欠側面図である。
【００１７】本考案の要旨は、消火ガス自動噴射器Ａを
作動するリテイナー機構にあるので、リテイナー機構の
実施例から説明すべきであるが、消火ガス自動噴射器を
構成するボンベから順次説明することにした。
作動するリテイナー機構にあるので、リテイナー機構の
実施例から説明すべきであるが、消火ガス自動噴射器を
構成するボンベから順次説明することにした。
【００１８】１は上方に封板２を設け、内部に、開封し
て気化すると超マイナス温度（−３０℃〜−４０℃）に
なる炭酸系又は窒素系の液体ガスを充填したボンベであ
る。この液体ガスは、気化すると前記のように超マイナ
ス温度（−３０℃〜−４０℃）に冷却するし、液化のｃ
ｃ量×５００倍の気化量となるものであって、酸欠状態
にするには、２１％の酸素を１５％に減少すれば消火さ
れることになっているので、気化量が室内等の広さに応
じて約４分の１になるように計算して、数量設備をす
る。３は頭部の外周に設けたネジであり、以上をもって
ボンベ１を構成する。
て気化すると超マイナス温度（−３０℃〜−４０℃）に
なる炭酸系又は窒素系の液体ガスを充填したボンベであ
る。この液体ガスは、気化すると前記のように超マイナ
ス温度（−３０℃〜−４０℃）に冷却するし、液化のｃ
ｃ量×５００倍の気化量となるものであって、酸欠状態
にするには、２１％の酸素を１５％に減少すれば消火さ
れることになっているので、気化量が室内等の広さに応
じて約４分の１になるように計算して、数量設備をす
る。３は頭部の外周に設けたネジであり、以上をもって
ボンベ１を構成する。
【００１９】４は連通する中空部５と貫通孔６とを有
し、側壁部に噴射する液体ガスを噴射せしめる噴射孔７
を設け、且下端の内側にネジ３’を設けたボンベ受けで
ある。このボンベ受け４の一端部にボンベ１の頭部を螺
着させる。またボンベ受け４の他端部は径を若干大にし
て段部８を形成する。そして前記の中空部５と貫通孔６
との関係は、中空部５の径の方を大きく形成し、両部の
接続部分は段部９となっている。以上をもってボンベ受
け機構ａとする。
し、側壁部に噴射する液体ガスを噴射せしめる噴射孔７
を設け、且下端の内側にネジ３’を設けたボンベ受けで
ある。このボンベ受け４の一端部にボンベ１の頭部を螺
着させる。またボンベ受け４の他端部は径を若干大にし
て段部８を形成する。そして前記の中空部５と貫通孔６
との関係は、中空部５の径の方を大きく形成し、両部の
接続部分は段部９となっている。以上をもってボンベ受
け機構ａとする。
【００２０】１０は中空部５と貫通孔６とに嵌挿し、中
空部５に嵌挿する下端部に鍔部１１を形成し、貫通孔６
に嵌挿する上端部にはＯリング１２を嵌挿させる凹部１
３を、さらに凹部１３の上方にリテイナー１４の脚部１
４’を嵌挿させる凹部１５を夫々形成した軸体である。
１６は軸体１０の一端部に突設させた撃針である。そし
て前記軸体１０はボンベ受け４に嵌挿させ中空部５内に
嵌挿した軸体１０の鍔部１１と段部９との間に、スプリ
ング１７を軸体１０に嵌挿させて介在する。このスプリ
ング１７は通常縮小した状態で嵌挿されている。以上を
以て撃針機構ｂとする。
空部５に嵌挿する下端部に鍔部１１を形成し、貫通孔６
に嵌挿する上端部にはＯリング１２を嵌挿させる凹部１
３を、さらに凹部１３の上方にリテイナー１４の脚部１
４’を嵌挿させる凹部１５を夫々形成した軸体である。
１６は軸体１０の一端部に突設させた撃針である。そし
て前記軸体１０はボンベ受け４に嵌挿させ中空部５内に
嵌挿した軸体１０の鍔部１１と段部９との間に、スプリ
ング１７を軸体１０に嵌挿させて介在する。このスプリ
ング１７は通常縮小した状態で嵌挿されている。以上を
以て撃針機構ｂとする。
【００２１】１８は内側に段部１９を有し、且ボンベ受
け４を嵌挿する貫通孔２０を有し、外周には凹部２１と
ネジ１９’とを形成した固定部である。この固定部１８
の一端部はパッキン２２を介して筒体２３と螺着する。
そして凹部２１にはアッタチメント２４を嵌挿する。ま
た固定部１８の段部１９にボンベ受け４の段部８が引掛
ってボンベ受け４の落下を阻止している。以上を以てボ
ンベ受け機構ａを支持する固定機構ｃとする。
け４を嵌挿する貫通孔２０を有し、外周には凹部２１と
ネジ１９’とを形成した固定部である。この固定部１８
の一端部はパッキン２２を介して筒体２３と螺着する。
そして凹部２１にはアッタチメント２４を嵌挿する。ま
た固定部１８の段部１９にボンベ受け４の段部８が引掛
ってボンベ受け４の落下を阻止している。以上を以てボ
ンベ受け機構ａを支持する固定機構ｃとする。
【００２２】また前記筒体２３は、固定部分１８の一端
部にパッキン２２を介して螺着した状態にして、下方部
がボンベ１の頭部の下方傾斜部に達する程度の長さとし
て、さらに下方傾斜部と筒体２３の下方部との間には間
隙部２５が形成されるようにする。
部にパッキン２２を介して螺着した状態にして、下方部
がボンベ１の頭部の下方傾斜部に達する程度の長さとし
て、さらに下方傾斜部と筒体２３の下方部との間には間
隙部２５が形成されるようにする。
【００２３】２６は前記固定機構ｃを構成する固定部１
８の上面部１８’の端部に螺着したボルトであり、この
ボルト２６には、２本の脚部を付するリテイナー１４の
頭部を固着する。さらに２本の脚部１４’を夫々撃針機
構ｂの軸体１０の上方部に形成の凹部１５内に嵌挿す
る。２７はリテイナー１４の脚部１４’の幅員と略同程
度の間隔を有する突部２８を突設した回動操作体であ
る。前記操作体２７の一端部は、凹部１５内に嵌挿せし
め延設する両脚部内に前記突部２８が位置するよう配設
し、且両突部２８の内側にピン２９を配設し、該ピン２
９を前記固定部１８に突設せしめる。また前記回動操作
体２７の他端部とリテイナー１４の頭部を固着するボル
ト２６との間に、所定の温度（６５℃±５℃）になると
縮小する形状記憶合金製バネ体３０を接続する。
８の上面部１８’の端部に螺着したボルトであり、この
ボルト２６には、２本の脚部を付するリテイナー１４の
頭部を固着する。さらに２本の脚部１４’を夫々撃針機
構ｂの軸体１０の上方部に形成の凹部１５内に嵌挿す
る。２７はリテイナー１４の脚部１４’の幅員と略同程
度の間隔を有する突部２８を突設した回動操作体であ
る。前記操作体２７の一端部は、凹部１５内に嵌挿せし
め延設する両脚部内に前記突部２８が位置するよう配設
し、且両突部２８の内側にピン２９を配設し、該ピン２
９を前記固定部１８に突設せしめる。また前記回動操作
体２７の他端部とリテイナー１４の頭部を固着するボル
ト２６との間に、所定の温度（６５℃±５℃）になると
縮小する形状記憶合金製バネ体３０を接続する。
【００２４】３１は消火ガス自動噴射器を被覆したカバ
ー、３２はカバー３１の上方に接続した吊り部、３３は
壁面部３４に打込んだ引掛け部である。
ー、３２はカバー３１の上方に接続した吊り部、３３は
壁面部３４に打込んだ引掛け部である。
【００２５】
【考案の効果】本考案は、以下に示す効果を奏する。
【００２６】本考案は、リテイナーの開放装置を従来の
装置と著しく異にし、リテイナーを外側方向に展開させ
るための機構を上述のとおり、延設するリテイナーの脚
部の間に突部を介在させ、且両突部の間に配置したピン
を介して回動するよう回動操作体を形成すると共に、前
記操作体の他端部とリテイナーの頭部を固着するボルト
とに形状記憶合金製バネ体を夫々接続せしめ、所定の温
度になると前記バネ体が縮小して、回動操作体がピンを
支点に回動し、回動操作体の回動と同時に両突部によっ
てリテイナーの脚部が外側方向に展開する機構とし、前
記脚部の展開と同時に撃針機構が下方向に落下し、撃針
がボンベの封板を打ち破り、ボンベ内の高圧ガスが噴射
するようにしたものであって、バネ体は、従来のバネ体
と異なって常時のびた状態となっているので、細くても
耐久性があり、さらに従来のものと異なって機構全体が
著しく簡単となり、従って安価に製作でき、組み立ても
きわめて容易となる等の利点を多数併有している。
装置と著しく異にし、リテイナーを外側方向に展開させ
るための機構を上述のとおり、延設するリテイナーの脚
部の間に突部を介在させ、且両突部の間に配置したピン
を介して回動するよう回動操作体を形成すると共に、前
記操作体の他端部とリテイナーの頭部を固着するボルト
とに形状記憶合金製バネ体を夫々接続せしめ、所定の温
度になると前記バネ体が縮小して、回動操作体がピンを
支点に回動し、回動操作体の回動と同時に両突部によっ
てリテイナーの脚部が外側方向に展開する機構とし、前
記脚部の展開と同時に撃針機構が下方向に落下し、撃針
がボンベの封板を打ち破り、ボンベ内の高圧ガスが噴射
するようにしたものであって、バネ体は、従来のバネ体
と異なって常時のびた状態となっているので、細くても
耐久性があり、さらに従来のものと異なって機構全体が
著しく簡単となり、従って安価に製作でき、組み立ても
きわめて容易となる等の利点を多数併有している。
【図１】本考案の消火ガス自動噴射装置のリテイナー作
動機構を有する一実施例の消火ガス噴射器の縦断正面図
である。
動機構を有する一実施例の消火ガス噴射器の縦断正面図
である。
【図２】本考案の一実施例の消火ガス自動噴射器の平面
図である。
図である。
【図３】図２におけるリテイナー作動機構の作動状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図４】本考案の一実施例の消火ガス自動噴射器の分解
斜視図である。
斜視図である。
【図５】本考案の一実施例の消火ガス自動噴射器の使用
状態を示す一部切欠側面図である。
状態を示す一部切欠側面図である。
Ａ 消火ガス自動噴射器 ａ ボンベ受け機構 ｂ 撃針機構 ｃ 固定機構 １ ボンベ ２ 封板 ３、３’、１９’ ネジ ４ ボンベ受け ５ 中空部 ６、２０ 貫通孔 ７ 噴射孔 ８、９、１９ 段部 １０ 軸体 １１ 鍔部 １２ Ｏリング １３、１５、２１ 凹部 １４ リテイナー １４’ 脚部 １６ 撃針 １７ スプリング １８ 固定部 １８’ 上面部 ２２ パッキン ２３ 筒体 ２４ アタッチメント ２５ 間隙部 ２６ ボルト ２７ 回動操作体 ２８ 突部 ２９ ピン ３０ バネ体 ３１ カバー ３２ 吊り部 ３３ 引掛け部 ３４ 壁面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A62C 35/00 - 35/68 A62C 37/10 - 37/16
Claims (2)
- 【請求項１】 炭酸系又は窒素系の合成からなる気化拡
大率のきわめて高い液体ガスを予め充填し頭部を封板に
て密封したボンベと、前記ボンベ頭部の封板を打破する
撃針機構と、前記ボンベを保持すると共に前記ボンベお
よび前記撃針機構を支持するボンベ受け機構と、前記ボ
ンベ受け機構を支持する固定機構と、前記固定機構と螺
着し下方向に開放部を形成せしめる筒体と、前記撃針機
構を非作動状態に保持するリテイナー機構と、形状記憶
合金製バネを利用して所定の温度で前記リテイナー機構
を開放せしめるリテイナー作動機構とを組立ててなる消
火ガス自動噴射装置であって、前記撃針機構は、前記ボ
ンベ受け機構内に嵌挿され前記固定部の上面部より突出
する軸体と、該軸体の一端部に突設させた撃針と、前記
軸体を撃針突設方向に付勢するスプリングとで構成し、
前記リテイナー作動機構は、頭部および２本の脚部から
なり、前記固定機構を構成する固定部の上面部の端部に
螺着したボルトを介して頭部を固着すると共に、２本の
脚部を夫々前記固定部の上面部より突設する撃針機構の
軸体の上方部に形成された凹部内に嵌挿せしめるリテイ
ナーと、前記リテイナーを構成する脚部の幅員と略同程
度の間隔を有する突部を一端部に突設し、前記リテイナ
ーの両脚部内に前記突部が位置するよう配設し、且両突
部の内側にピンを配設して該ピンを前記固定部に突設せ
しめる回動操作体と、前記回動操作体の他端部と前記リ
テイナーの頭部を固着するボルトとの間に接続した形状
記憶合金製バネ体とからなることを特徴とする消火ガス
自動噴射装置のリテイナー作動機構。 - 【請求項２】 前記バネ体は、所定の温度で縮小する形
状記憶合金製バネ体である請求項１記載の消火ガス自動
噴射装置のリテイナー作動機構。
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