JP2601576Y2 - コンパクトディスク収納容器における蓋開閉係止装置 - Google Patents

コンパクトディスク収納容器における蓋開閉係止装置

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JP2601576Y2
JP2601576Y2 JP1993076045U JP7604593U JP2601576Y2 JP 2601576 Y2 JP2601576 Y2 JP 2601576Y2 JP 1993076045 U JP1993076045 U JP 1993076045U JP 7604593 U JP7604593 U JP 7604593U JP 2601576 Y2 JP2601576 Y2 JP 2601576Y2
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正敏 宇埜
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株式会社ナガオカトレーディング
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンパクトディスク収
納容器における蓋開閉係止装置に関し、さらに詳しく
は、コンパクトディスク(Compact Disk、以下、CDと
いう)、特に、8cmCDとして知られるCDシングル
盤を収納するための収納容器における蓋開閉係止装置に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のCDシングル盤を収納
するための収納容器については、該CDシングル盤のそ
れ自体が比較的薄く且つ小さい円盤状の形態であること
から、本来的には、小さく収納することを想定した構成
とされるのであろうが、現在では、販売時の店頭におけ
る表示効果等を考慮して、該CDシングル盤の2枚相当
分を並設した大きさ対応の薄い矩形状に設定して構成さ
れており、該矩形状容器内部の表面部には、収納するC
Dシングル盤に関して、これが音楽盤であれば、歌曲の
タイトルを始めとして、アーティスト、プレィヤー等の
写真とか、内容解説等の印刷物が介入されている。
【0003】そして、従来のCDシングル盤の収納容器
にあっては、容器本体と、該容器本体の一端部側に枢支
して開閉、係止可能にされた蓋体とを共にプラスチック
成形することで構成されており、容器本体への蓋体の開
閉係止装置としては、通常の場合、これらの容器本体と
蓋体との何れか一方の側壁部から僅かに突出形成させた
係止片を、他方の側壁部に切欠形成させた係止開口に対
して係脱可能にするようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のCDシングル盤収納容器の場合には、容器本体への
蓋体の開閉係止装置が、容器本体と蓋体との何れか一方
の側壁部から僅かに突出形成させた係止片を、他方の側
壁部に切欠形成させた係止開口に対して、成形材料自体
のもつ弾性を利用することで係脱可能にする構成である
ために、比較的頻繁に繰り返される開閉作動に伴って、
例えば、係止片側での係合端のシャープさが次第に失わ
れて了い、開閉時の明確な係合感が得られなくなるとい
う欠点があり、また一方では、このように単に係脱作用
のみを得るにとどまる構成であることから、比較的厚さ
の少ない容器本体と蓋体との側壁部を指先で挟んで行な
う開閉操作に不便さがあって使い勝手のよさに欠けると
いう問題点もあった。
【0005】本考案は、このような従来の問題点を夫々
に解消するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、開閉時の明確な係合感を常に得られるようにする
と共に、併せて、開閉操作が容易で使い勝手に優れる係
合態様をもつようにした、この種のコンパクトディスク
の収納容器における蓋の開閉係合装置を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案は、容器本体と、該容器本体の一端部側に枢
支して開閉、係止可能にされた蓋体とを備えるコンパク
トディスクの収納容器において、前記蓋体の少なくとも
一方の側壁部には、当接用及び係合用の各切欠部を形成
し、また、前記容器本体の該当する側壁部外面に対して
は、前記蓋体の当接用切欠部に当接して閉止時に付勢さ
れ、且つ開披時に該付勢力で蓋体を押し上げるように作
用する弾性跳ね上げ片を有する開閉跳ね上げ機構部と、
前記蓋体の係合用切欠部と容器本体の側壁と係合片との
間での弾性押圧力を利用した当接によるカム作用で、該
係合用切欠部に弾性的に係脱される係止片を有する係合
機構部とを夫々に配したことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】従って、本考案においては、蓋体を開披した場
合、開閉跳ね上げ機構部を構成する弾性跳ね上げ片が完
全に伸びきったフリーな状態に保持されており、この開
披状態で、蓋体を閉止方向に押し下げると、蓋体の当接
用切欠部が、伸びきった状態の弾性跳ね上げ片に当接し
て、該弾性跳ね上げ片を撓めた状態に付勢すると共に、
蓋体の係合用切欠部が、係止片のカム斜辺に当接して、
該係止片をカム作用で係止して蓋体を閉止状態に保持
し、また、この閉止状態で、前記係止片の係止を解放さ
せることにより、前記弾性跳ね上げ片の付勢力によって
蓋体を押し上げて開披可能にする。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係るコンパクトディスク収納
容器における蓋開閉係合装置の一実施例につき、図1な
いし図9を参照して詳細に説明する。
【0009】図1は、本考案の一実施例による蓋開閉係
合装置を適用したコンパクトディスクの収納容器の構成
を模式的に示す分解斜視図であり、図2ないし図6は、
同収納容器における外観形態の六面を第三角図法によっ
て表わしたもので、図2は、一方の側の側面図、図3
は、枢支端側の端面図、図4は、平面図、図5は開閉端
側の端面図、図6は、他方の側の側面図である。
【0010】また、図7は、同上収納容器の係合対応部
を拡大して示す側面図、図8及び図9は、同上収納容器
の開閉跳ね上げ対応部の閉止時の状態及び開披作動時の
状態を夫々に拡大して示す側面図である。
【0011】即ち、これらの実施例各図の構成におい
て、1は両側壁部の枢支端部側に夫々枢支孔2、2を形
成した蓋体である。
【0012】また、3は容器本体であって、図示しない
トレイ部材を押止するために両側壁部の各前後部位置対
応に独立的に形成された押止片4と、拡大レンズ仕様に
外側へ向けて弯曲膨出された前後端部の端壁5と、開閉
跳ね上げ機構部を構成して、前記蓋体1の少なくとも一
方の側壁部の中間後方位置対応に形成した当接用切欠部
に対して当接可能にされる弾性跳ね上げ片6、該位置対
応に突設した枢支軸ピン9に枢着される枢支孔7、及び
該位置対応に穿孔した止め孔10に掛け止めされる止め
ピン8と、係合機構部を構成して、前記蓋体1の少なく
とも一方の側壁部の開閉端部側位置対応に形成した係合
用切欠部に対して閉止作動時にカム作用を得て係合させ
るべく、該位置対応に形成した案内溝15内で前後方向
に摺動可能に係合される係止片11、該係止片11を係
止方向へ押圧する弾性片12、及び該位置対応に穿孔し
た支持ピン14に枢着支持される支持環13と、両側壁
部の中間前方位置対応に夫々突出形成した各把持部1
6、16と、それに、両側壁部の枢支端部側に夫々突出
形成して前記蓋体1の各枢支孔2、2を開閉自在に枢支
させる枢軸ピン17、17とで構成したものである。
【0013】従って、上記構成による本実施例のCDシ
ングル盤収納容器においては、容器本体3の各枢軸ピン
17、17に各枢支孔2、2を枢支させてある蓋体1を
開披した場合、開閉跳ね上げ機構部を構成する弾性跳ね
上げ片6は、何らの拘束も受けずに完全に伸びきったフ
リーな状態に保持されている。
【0014】而して、この開披状態から、容器本体3の
各把持部16、16を片方の手の指先で挟んだまま、空
いている方の指先で、該容器本体3に対して蓋体1の閉
止方向への押し下げ操作を開始すると、先ず最初に、伸
びきった状態にある開閉跳ね上げ機構部の弾性跳ね上げ
片6に蓋体1の当接用切欠部が当接されるが、該跳ね上
げ片6を与えられている弾性に抗して更に押し下げてゆ
くことにより、今度は蓋体1の係合用切欠部が、容器本
体3の係合機構部を構成する係止片11のカム斜辺に当
接され、ここで生ずるカム作用のために、該係止片11
は、弾性片12の弾性に抗し案内溝15内で後方へ摺動
されることになる。
【0015】ついで、前記カム作用の終了に伴い、前記
係止片11は、弾性片12の弾性押圧力により、前記案
内溝15内で前方へ摺動復帰されて、前記蓋体1の係合
用切欠部に係合されると共に、一方では、該蓋体1の当
接用切欠部の当接で前記弾性跳ね上げ片6が完全に撓め
られた状態に付勢され、このようにして前記容器本体3
への蓋体1の所期通りの閉止が完了する(図7及び図8
を参照)。
【0016】次に、この閉止状態において、前記容器本
体3に対して前記蓋体1を開披させるのには、前記と同
様に、容器本体3の各把持部16、16を片方の手の指
先で挟んだまま、空いている方の指先で、該容器本体3
側の係止片11を弾性片12の弾性に抗し案内溝15内
で後方へ僅かに摺動操作させればよく、該操作によって
蓋体1の係合用切欠部に対する係止片11の係合が開放
されるために、該蓋体1は、前記付勢されている弾性跳
ね上げ片6の弾性力で、一旦、上方へ押し上げられる
(図9を参照)ことになり、この状態では、蓋体1を任
意に開披させ得るのである。
【0017】
【考案の効果】以上、実施例によって詳述したように、
本考案によれば、容器本体と、容器本体の一端部側に枢
支して開閉、係止可能にされた蓋体とを備えるコンパク
トディスクの収納容器において、蓋体の少なくとも一方
の側壁部には、当接用及び係合用の各切欠部を形成し、
また、前記容器本体の該当する側壁部外面に対しては、
蓋体の当接用切欠部に当接して閉止時に付勢され、且つ
開披時に該付勢力で蓋体を押し上げるように作用する弾
性跳ね上げ片を有する開閉跳ね上げ機構部と、蓋体の係
合用切欠部との当接によるカム作用で、該係合用切欠部
に弾性的に係脱される係止片を有する係合機構部とを夫
々に配設して構成したから、蓋体を開披した場合には、
弾性跳ね上げ片が完全に伸びきったフリーな状態に保持
され、この開披状態で、蓋体を閉止方向に押し下げるこ
とにより、蓋体の当接用切欠部が、伸びきった状態の弾
性跳ね上げ片に当接して、該弾性跳ね上げ片を撓めた状
態に付勢でき、同時に、蓋体の係合用切欠部が、係止片
のカム斜辺に当接して、該係止片をカム作用で係止して
蓋体を閉止状態に保持し得るのであり、また、この閉止
状態で、係止片の係止を解放させることにより、弾性跳
ね上げ片の付勢力で蓋体を容易に押し上げ得て任意に開
披可能にできるという特長を有するもので、比較的簡単
な構造であるのにも拘らず、頻度の高い使用でも係合部
が摩損するような惧れが少なく、常に開閉時の明確な係
合感を得られるという利点が有り、しかも開閉操作が極
めて容易で使い勝手に優れる等の実用上の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による蓋開閉係合装置を適用
したコンパクトディスクの収納容器の構成を模式的に示
す分解斜視図である。
【図2】同上収納容器の第三角図法によって表わした一
方の側の側面図である。
【図3】同上収納容器の第三角図法によって表わした枢
支端側の端面図である。
【図4】同上収納容器の第三角図法によって表わした平
面図である。
【図5】同上収納容器の第三角図法によって表わした開
閉端側の端面図である。
【図6】同上収納容器の第三角図法によって表わした他
方の側の側面図である。
【図7】同上収納容器の係合対応部を拡大して示す側面
図である。
【図8】同上収納容器の開閉跳ね上げ対応部の閉止時の
状態を拡大して示す側面図である。
【図9】同上収納容器の開閉跳ね上げ対応部の開披作動
時の状態を拡大して示す側面図である。
【符号の説明】
1 蓋体 2 枢支孔 3 容器本体 4 押止片 5 端壁 6 弾性跳ね上げ片 7 枢支孔 8 止めピン 9 枢支軸ピン 10 止め孔 11 係止片 12 弾性片 13 支持環 14 支持ピン 15 案内溝 16 把持部 17 枢軸ピン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体と、該容器本体の一端部側に枢
    支して開閉、係止可能にされた蓋体とを備えるコンパク
    トディスクの収納容器において、 前記蓋体の少なくとも一方の側壁部には、当接用及び係
    合用の各切欠部を形成し、また、前記容器本体の該当す
    る側壁部外面に対しては、前記蓋体の当接用切欠部に当
    接して閉止時に付勢され、且つ開披時に該付勢力で蓋体
    を押し上げるように作用する弾性跳ね上げ片を有する開
    閉跳ね上げ機構部と、前記蓋体の係合用切欠部と容器本
    体の側壁と係合片との間での弾性押圧力を利用した当接
    によるカム作用で、該係合用切欠部に弾性的に係脱され
    る係止片を有する係合機構部とを夫々に配設したことを
    特徴とするコンパクトディスク収納容器における蓋開閉
    係止装置。
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