JP3865216B2 - ディスク収納ケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)等の円板状記録媒体(以下、単にディスクという)を収納するケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からディスク収納ケースは、ディスク中央の穴を係合させる弾性固定手段が、ケース基体と一体に形成されているものと、ケース基体の中に入れ子として嵌合されるディスク保持板に形成されているものとがある。
【0003】
後者のディスク保持板に弾性固定手段が形成されたものは、図5に示すように、ケース基体1の一端部にケース蓋体2の一端部が回動可能に設けられ、ケース基体1内にディスク保持板3が入れ子として嵌合されたディスク収納ケースであり、このディスク保持板3にディスク中央の穴を係合させる弾性固定手段4が形成されている。これらケース基体1およびケース蓋体2は剛性の樹脂でそれぞれ一体成形されており、ケース蓋体2の一端部両側の突出軸5がケース基体1の一端部両側の凹部軸孔と嵌合軸支されて開閉自在にされている。ディスク保持板3は、弾性固定手段4の機能を達成し、また入れ子として嵌合し易いように曲げ弾性を有する樹脂で一体成形されている。
【0004】
また、ケース蓋体2の側壁6の両側には係合突起7が形成されるとともに、ケース基体1の側壁8の両側には係合凹部9が形成され、ケース蓋体2をケース基体1に閉止したとき、両側壁6、8の弾性により係合突起7が係合凹部9に係合され、ケース蓋体2がケース基体1に係合状態に保持される構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のディスク収納ケースにおいては、ディスクを収納ケースから取り出すときも、ディスクをディスク収納ケースに収納するときも、ケース蓋体2とケース基体1を両手で把持し、係合突起7と係合凹部9の係合を相応の力を作用させて解除しなければならず、ディスク収納ケースの開閉操作に難点があるという問題を有している。また、ケース蓋体とケース基体の直接の係止には係合部位の寸法精度が要求されるという問題を有している。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するものであって、ディスクの収納およびケース蓋体の開閉を片手でワンタッチで行うことができるディスク収納ケースを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1記載のディスク収納ケースは、ケース基体(1)と、該ケース基体(1)の一端部に開閉自在に装着されたケース蓋体(2)と、前記ケース基体内(1)に入れ子として嵌合され曲げ弾性のある樹脂で一体成形されたディスク保持板(3)とを備えたディスク収納ケース(10)において、前記ケース蓋体(2)の一方の端部に係止片(17)からなる係合部を形成し、前記ディスク保持板(3)の一方の端部に前記係止片(17)と係合するリブ(23)と、前記リブ(23)から水平に伸びる押圧ボタン(24)からなる係止・解除手段(22)を形成し、前記ディスク保持板(3)の他方の端部にケース蓋体(2)の係止を解除したときにケース蓋体(2)を上方向に付勢する切起片からなる付勢手段(25)を前記ディスク保持板と一体に形成して設け、前記ディスク保持板(3)に形成される係止・解除手段(22)と付勢手段(25)を一方の側に対向して配置したことを特徴とする。
以上
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ詳細に説明する。図1〜図4は、本発明のディスク収納ケースの1実施形態を示し、図1(A)は全体構成を示す平面図、図1(B)は同側面図、図2(A)は図1のケース基体の平面図、図2(B)は同側面図、図3(A)は図1のケース蓋体の平面図、図3(B)は図3(A)のB−B線で切断し矢印方向に見た断面図、図4(A)は図1のディスク保持板の平面図、図4(B)は図4(A)のB−B線で切断し矢印方向に見た断面図、図4(C)は側面図である。なお、各図面間で同一の構成については同一番号を付して説明を省略する場合がある。
【0009】
図1において、本実施形態のディスク収納ケース10は、剛性を有する樹脂で成形されたケース基体1と、同じく剛性を有する樹脂で成形され、ケース基体1の一端部に回動可能に装着されたケース蓋体2と、可撓性を有する樹脂で成形され、ケース基体1内に入れ子として嵌合されたディスク保持板3とから構成されている。
【0010】
ケース基体1には、図2に示すように、両側壁8の一端部に凹部軸孔11が形成され、また、両側壁8にはそれぞれ二つの係止孔12が形成されている。この係止孔12はディスク保持板3を固定するためのものである。なお、1aは前壁、1bは後壁を示している。
【0011】
ケース蓋体2には、図3に示すように、その一端部両側に突出軸5が形成され、前記ケース基体1の凹部軸孔11に嵌合軸支され、ケース蓋体2がケース基体1に対して開閉可能にされている。
【0012】
ケース蓋体2の両側壁6にはそれぞれ二つの係止爪13が側壁6と直角な水平方向に突出するように形成され、また、ケース蓋体2の蓋部14の他端部には蓋部14と直角な垂直方向に突出する係止リブ15が形成されている。これら係止爪13および係止リブ15は、ディスクの内容を表示したインデックスレーベル(図示せず)を挿入、係止するためのものである。
【0013】
また、ケース蓋体2の両側壁6間の長さは、ケース基体1の両側壁8間の長さとほぼ同じで、ケース蓋体2の両側壁6と直角方向の長さは、ケース基体1の前壁1aと後壁1b間の長さより短く、かつ、蓋体14の他端部は、曲線状に形成されており、本実施形態においては、図で右上端部に押圧ボタン露出部16が形成され、蓋部14から露出部16に係止片17が突出するように形成されている。
【0014】
図4に示すように、ディスク保持板3の中央部には、円形のディスク収納部19が形成されるとともに、ディスク収納部19の中心にディスク中央の穴を係合させる弾性固定手段20が突設され、また、ディスク収納部19の外周には、ディスクに指を掛けやすくするための指挿入部21が複数形成されている。ディスク保持板3のサイズはケース基体1とほぼ同じである。
【0015】
ディスク保持板3の図4で右上端部には、係止・解除手段22が形成されている。この係止・解除手段22は、ディスク保持板3から上方に延びる複数のリブ23と、複数のリブ23上で水平なプレート状に形成された押圧ボタン24とからなり、押圧ボタン24を指で押圧したとき、リブ23の作用より、図4(B)で示す矢印方向(斜め下方)に移動可能にされている。また、ディスク保持板3の図4で左上部には、切起片からなる付勢手段25が形成されている。
【0016】
すなわち、ディスク保持板3には、ケース蓋体2を閉状態に維持する係止手段と、ケース蓋体2を開可能にする解除手段と、ケース蓋体2の係止を解除したときにケース蓋体を付勢する付勢手段とが設けられている。
【0017】
図4(C)に示すように、ディスク保持板3の両側壁27にはそれぞれ二つの突起28が形成され、この突起28の両側に弾性機能をもたせるための切欠29が形成されている。
【0018】
上記構成からなるディスク収納ケースの組立方法について説明する。先ず、ディスク保持板3の当接部26をケース基体1の後壁1bに当接し、ディスク保持板3をケース基体1内に押し込んでいくと、突起28が係止孔12内に嵌合され、ディスク保持板3がケース基体1内に嵌合、固定される。次に、ケース蓋体2の突出軸5をケース基体1の凹部軸孔11に嵌合軸支させ、ケース蓋体2を取り付ける。
【0019】
上記構成からなる本実施形態の作用について説明する。図1はケース基体1とケース蓋体2が閉じられた状態を示し、この状態から係止・解除手段22の押圧ボタン24を指で押圧すると、押圧ボタン24が図4(B)で示す矢印方向(斜め下方)に移動し、係止片17の係合が解除されると同時にケース蓋体2は付勢手段25により付勢、押し上げられてケース蓋体2をワンタッチで開くことがで、中にあるディスクを片手のみの操作で取り出すことができる。
【0020】
ディスクを収納するときには、片手でディスクを収納した後、その片手でケース蓋体2を押圧すると、係止片17が押圧ボタン24を押圧し、押圧ボタン24が図4(B)で示す矢印方向(斜め下方)に移動し、係止片17が押圧ボタン24を乗り越えて押圧ボタン24の下面に入り込むと、押圧ボタン24は元の位置に戻り、ケース蓋体2は係止状態になる(図1の状態)。この状態では、付勢手段25はケース蓋体2により押圧され、弾性収縮されている。
【0021】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、また、従来公知または周知の技術を必要に応じて置換または付加することが可能である。例えば、上記実施形態においては、係止・解除手段22が設けられていない側が捻れて浮き上がるのを防ぐために、係止・解除手段22と付勢手段25をディスク保持板3の一方の側に対向して配置しているが、材料の選択あるいは構造上の工夫で捻れが生じない場合には、係止・解除手段22と付勢手段25をディスク収納部19の対角線上に対向して配置するようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】
ディスクを収納する操作だけであれば従来のディスク収納ケースでも片手操作で可能であったが、本発明のディスク収納ケースにおいては、ディスク保持板を操作してケース蓋体の係止・解除をするだけでケース蓋体が上方へ開き得るので、ディスクの取り出しも片手操作で可能になる。
【0023】
また、ケース蓋体とケース基体の直接の係止には係合部位の寸法精度が要求されるが、ケース基体に入れ子として嵌合されたディスク保持板がケース蓋体を係止するので、ケース蓋体とケース基体とを直接係止させる場合よりも係止・解除をさせる係合部の可動範囲を大きくすることができ、寸法精度の要求度は低くてもよくなる。
【0024】
さらに、係止・解除手段および付勢手段は、ディスク保持板の曲げ弾性のある特性を利用した一体型の構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスク収納ケースの1実施形態を示し、図1(A)は全体構成を示す平面図、図1(B)は同側面図である。
【図2】図2(A)は図1のケース基体の平面図、図2(B)は同側面図である。
【図3】図3(A)は図1のケース蓋体の平面図、図3(B)は図3(A)のB−B線で切断し矢印方向に見た断面図である。
【図4】図4(A)は図1のディスク保持板の平面図、図4(B)は図4(A)のB−B線で切断し矢印方向に見た断面図、図4(C)は側面図である。
【図5】従来のディスク収納ケースの1例を示す側面図である。
【符号の説明】
1…ケース基体
2…ケース蓋体
3…ディスク保持板
17…係止片
22…係止・解除手段
25…付勢手段
Claims (1)
- ケース基体(1)と、該ケース基体(1)の一端部に開閉自在に装着されたケース蓋体(2)と、前記ケース基体内(1)に入れ子として嵌合され曲げ弾性のある樹脂で一体成形されたディスク保持板(3)とを備えたディスク収納ケース(10)において、前記ケース蓋体(2)の一方の端部に係止片(17)からなる係合部を形成し、前記ディスク保持板(3)の一方の端部に前記係止片(17)と係合するリブ(23)と、前記リブ(23)から水平に伸びる押圧ボタン(24)からなる係止・解除手段(22)を形成し、前記ディスク保持板(3)の他方の端部にケース蓋体(2)の係止を解除したときにケース蓋体(2)を上方向に付勢する切起片からなる付勢手段(25)を前記ディスク保持板と一体に形成して設け、前記ディスク保持板(3)に形成される係止・解除手段(22)と付勢手段(25)を一方の側に対向して配置したことを特徴とするディスク収納ケース。
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JP2001384301A JP3865216B2 (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | ディスク収納ケース |
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JP2003182789A JP2003182789A (ja) | 2003-07-03 |
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JP2001384301A Expired - Fee Related JP3865216B2 (ja) | 2001-12-18 | 2001-12-18 | ディスク収納ケース |
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