JP2601543B2 - 弾性表面波フィルタ - Google Patents
弾性表面波フィルタInfo
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- JP2601543B2 JP2601543B2 JP1106936A JP10693689A JP2601543B2 JP 2601543 B2 JP2601543 B2 JP 2601543B2 JP 1106936 A JP1106936 A JP 1106936A JP 10693689 A JP10693689 A JP 10693689A JP 2601543 B2 JP2601543 B2 JP 2601543B2
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- electrodes
- input
- electrode
- output
- acoustic wave
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
- H03H9/64—Filters using surface acoustic waves
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- H—ELECTRICITY
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- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
- H03H9/64—Filters using surface acoustic waves
- H03H9/6423—Means for obtaining a particular transfer characteristic
- H03H9/6426—Combinations of the characteristics of different transducers
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- Acoustics & Sound (AREA)
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- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は複数の入出力電極が交互に、例えば、入力電
極の間に出力電極が配設される多電極の弾性表面波フィ
ルタに関する。
極の間に出力電極が配設される多電極の弾性表面波フィ
ルタに関する。
［従来の技術］ 振幅特性と位相特性を略独立にしかも任意に設計出来
る利点を有した弾性表面波フィルタは入出力電極の一方
に重み付け電極であるアポダイズ電極を用いた構成が周
知である。この種の弾性表面波フィルタは電気的再励振
効果により通過帯域内に前記リップルが生起する。この
ため、前記リップルの低減を図るための重み付け等を行
うと挿入損失が比較的大なる値、例えば、20dBになって
しまう。
る利点を有した弾性表面波フィルタは入出力電極の一方
に重み付け電極であるアポダイズ電極を用いた構成が周
知である。この種の弾性表面波フィルタは電気的再励振
効果により通過帯域内に前記リップルが生起する。この
ため、前記リップルの低減を図るための重み付け等を行
うと挿入損失が比較的大なる値、例えば、20dBになって
しまう。
この挿入損失の改善、すなわち、リップルおよび挿入
損失の低減化を達成するための有効な手段として、入力
電極の間に出力電極が配設される多電極方式が採用され
てしる。当該多電極方式は入力電極の間に出力電極が配
設されており、双方向励振による表面波が同振幅、同位
相で出力電極に入射されて電気的再励起による再放射波
と通過波が打ち消され、通過帯域内でリップルを発生さ
せる反射波を生起しない。このような構成のもとに低損
失化が図られる弾性表面波フィルタにおいては、電極の
増大による電気的再励起の影響が増大して阻止域減衰量
を所望の大なる値に形成出来ず、従って、電極に重み付
けが施される。
損失の低減化を達成するための有効な手段として、入力
電極の間に出力電極が配設される多電極方式が採用され
てしる。当該多電極方式は入力電極の間に出力電極が配
設されており、双方向励振による表面波が同振幅、同位
相で出力電極に入射されて電気的再励起による再放射波
と通過波が打ち消され、通過帯域内でリップルを発生さ
せる反射波を生起しない。このような構成のもとに低損
失化が図られる弾性表面波フィルタにおいては、電極の
増大による電気的再励起の影響が増大して阻止域減衰量
を所望の大なる値に形成出来ず、従って、電極に重み付
けが施される。
この場合、アポダイズ電極を用いた構成では重み付け
損失が大きく、さらに電気的再励起等の不都合から電極
指が間引かれた電極、すなわち、間引電極が入出力電極
に配設される。
損失が大きく、さらに電気的再励起等の不都合から電極
指が間引かれた電極、すなわち、間引電極が入出力電極
に配設される。
この種の構成の従来励では、例えば、59本の電極指が
噛合（以下、29対等という）する正規型電極の入力電極
と、同一部分の電極指が間引かれた25対の電極指の間引
電極である出力電極とが用いられる。当該入出力電極は
五つの入力電極の間に四つの出力電極が配設される。こ
の場合、前記五つの入力電極の夫々の信号供給側接続部
および接地側接続部は並列に接続される。同様に四つの
出力電極は夫々の信号導出側および接地側が並列に接続
され、そして入力端子あるいは出力端子に接続されてい
る。
噛合（以下、29対等という）する正規型電極の入力電極
と、同一部分の電極指が間引かれた25対の電極指の間引
電極である出力電極とが用いられる。当該入出力電極は
五つの入力電極の間に四つの出力電極が配設される。こ
の場合、前記五つの入力電極の夫々の信号供給側接続部
および接地側接続部は並列に接続される。同様に四つの
出力電極は夫々の信号導出側および接地側が並列に接続
され、そして入力端子あるいは出力端子に接続されてい
る。
以上のような構成によって、入力端子に供給される高
周波信号が前記入出力電極の特性に基づいた周波数特性
に形成されて出力端子から導出される。
周波信号が前記入出力電極の特性に基づいた周波数特性
に形成されて出力端子から導出される。
［発明が解決しようとする課題］ 然しながら、上記の従来に係る電極を用いる弾性表面
波フィルタでは、五つの正規型電極である入力電極と、
同一電極指が間引かれた25対の電極指が配設される四つ
の間引電極である出力電極とが交互に配設され、これに
より重み付けが行われている。このような場合、阻止域
にレベルの大きいサイドローブが発生し、所望の、すな
わち、効果的な阻止域特性を得ることが困難であるとい
う不都合を露呈する。
波フィルタでは、五つの正規型電極である入力電極と、
同一電極指が間引かれた25対の電極指が配設される四つ
の間引電極である出力電極とが交互に配設され、これに
より重み付けが行われている。このような場合、阻止域
にレベルの大きいサイドローブが発生し、所望の、すな
わち、効果的な阻止域特性を得ることが困難であるとい
う不都合を露呈する。
本発明は係る点に鑑みてなされたものであって、所望
の阻止域特性が形成され、且つ該阻止域特性が向上する
と共に、挿入損失の低減が可能な弾性表面波フィルタを
提供することを目的とする。
の阻止域特性が形成され、且つ該阻止域特性が向上する
と共に、挿入損失の低減が可能な弾性表面波フィルタを
提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 前記の課題を解決するために、本発明の弾性表面波フ
ィルタは、高周波信号が供給される複数の入力電極と、
前記高周波信号が所定の周波数特性に形成されて導出さ
れる複数の出力電極とを含むと共に、前記入力電極およ
び出力電極が交互に配設される弾性表面波フィルタであ
って、 前記複数の入力電極および複数の出力電極は、対向し
て配設された２つの電極部と、前記２つの電極部に交互
に接続されて配設される電極指とを含み、 且つ前記複数の入力電極は、前記電極指の間引きの位
置が異なる少なくとも２種類の間引電極を含む電極で形
成されたことを特徴とする。
ィルタは、高周波信号が供給される複数の入力電極と、
前記高周波信号が所定の周波数特性に形成されて導出さ
れる複数の出力電極とを含むと共に、前記入力電極およ
び出力電極が交互に配設される弾性表面波フィルタであ
って、 前記複数の入力電極および複数の出力電極は、対向し
て配設された２つの電極部と、前記２つの電極部に交互
に接続されて配設される電極指とを含み、 且つ前記複数の入力電極は、前記電極指の間引きの位
置が異なる少なくとも２種類の間引電極を含む電極で形
成されたことを特徴とする。
また、本発明の弾性表面波フィルタは、高周波信号が
供給される複数の入力電極と、前記高周波信号が所定の
周波数特性に形成されて導出される複数の出力電極とを
含むと共に、前記入力電極および出力電極が交互に配設
される弾性表面波フィルタであって、 前記複数の入力電極および出力電極は、対向して配設
された２つの電極部と、前記２つの電極部に交互に接続
されて配設される電極指とを含み、 且つ前記複数の出力電極は、前記電極指の間引きの位
置が異なる少なくとも２種類の間引電極を含む電極で形
成されたことを特徴とする。
供給される複数の入力電極と、前記高周波信号が所定の
周波数特性に形成されて導出される複数の出力電極とを
含むと共に、前記入力電極および出力電極が交互に配設
される弾性表面波フィルタであって、 前記複数の入力電極および出力電極は、対向して配設
された２つの電極部と、前記２つの電極部に交互に接続
されて配設される電極指とを含み、 且つ前記複数の出力電極は、前記電極指の間引きの位
置が異なる少なくとも２種類の間引電極を含む電極で形
成されたことを特徴とする。
［作用］ 上記のように構成された弾性表面波フィルタにおい
て、入力側および出力側のそれぞれの電磁群またはいず
れか一方の電磁群は、電極指の間引きの位置が異なる少
なくとも２種類の間引電極を含む電極で形成されてい
て、各間引電極のトラップ周波数を変化させることによ
り電極内での共振特性が抑制され、これにより通過帯域
特性および入力インピーダンスは略同一のもとにサイド
ローブ特性、すなわち、阻止域特性が相違する。ここで
阻止域特性が夫々相違して導出される信号を並列合成す
ることにより、レベルの大きいサイドローブが分散せし
められる。
て、入力側および出力側のそれぞれの電磁群またはいず
れか一方の電磁群は、電極指の間引きの位置が異なる少
なくとも２種類の間引電極を含む電極で形成されてい
て、各間引電極のトラップ周波数を変化させることによ
り電極内での共振特性が抑制され、これにより通過帯域
特性および入力インピーダンスは略同一のもとにサイド
ローブ特性、すなわち、阻止域特性が相違する。ここで
阻止域特性が夫々相違して導出される信号を並列合成す
ることにより、レベルの大きいサイドローブが分散せし
められる。
このようにして、所望の阻止域特性が形成され、且つ
阻止域特性が向上すると共に、挿入損失が低減する。
阻止域特性が向上すると共に、挿入損失が低減する。
［実施例］ 次に、本発明に係る弾性表面波フィルタの一実施例を
添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
第１図に実施例の概略全体構成を示し、第２図（ａ）
乃至（ｅ）に夫々の電極の周波数特性を示す。さらに第
３図に実働に係る出力周波数特性を示す。
乃至（ｅ）に夫々の電極の周波数特性を示す。さらに第
３図に実働に係る出力周波数特性を示す。
第１図中、Baは、例えば、セラミツク等の圧電基板で
ある。当該圧電基板Ba上には、例えば、スパッタ等によ
り形成された入力電極10、12、14、16、18と、当該入力
電極10、12、14、16、18の夫々の間に配設される出力電
極20、22、24、26とが配設されている。
ある。当該圧電基板Ba上には、例えば、スパッタ等によ
り形成された入力電極10、12、14、16、18と、当該入力
電極10、12、14、16、18の夫々の間に配設される出力電
極20、22、24、26とが配設されている。
さらに、前記入力電極10、12、14、16、18と接続さ
れ、高周波信号源RFから入力信号Siが供給される入力端
子T1、T2と、出力電極20、22、24、26は、例えば、出力
信号S0が入力される増幅器AMPに接続される出力端子T5
とT6とを有している。この場合、入力電極10、12、14、
16、18では、夫々信号供給側接続部10a、12a、14a、16
a、18aおよび接地側接続部10b、12b、14b、16b、18bが
対向して配設され、且つ電極指10p、12p、14p、16p、18
pおよび10t、12t、14t、16t、18tが噛合して配設されて
いる。
れ、高周波信号源RFから入力信号Siが供給される入力端
子T1、T2と、出力電極20、22、24、26は、例えば、出力
信号S0が入力される増幅器AMPに接続される出力端子T5
とT6とを有している。この場合、入力電極10、12、14、
16、18では、夫々信号供給側接続部10a、12a、14a、16
a、18aおよび接地側接続部10b、12b、14b、16b、18bが
対向して配設され、且つ電極指10p、12p、14p、16p、18
pおよび10t、12t、14t、16t、18tが噛合して配設されて
いる。
さらに、出力電極20、22、24、26では、夫々信号供給
側接続部20a、22a、24a、26aおよび接地側接続部20b、2
2b、24b、26bが配設されると共に、電極指20p、22p、24
p、26pおよび20t、22t、24t、26tが噛合して設けられて
いる。
側接続部20a、22a、24a、26aおよび接地側接続部20b、2
2b、24b、26bが配設されると共に、電極指20p、22p、24
p、26pおよび20t、22t、24t、26tが噛合して設けられて
いる。
ここで、入力電極10と18の電極指10p、10tおよび18
p、18tは、先ず、電極指が等間隔、すなわち、25対の正
規型電極に配列された状態から、図示される間引電極に
形成されている。次いで、入力電極12と16の電極指12
p、12tおよび16p、16tも同様に正規型電極の配列状態か
ら、前記入力電極10と18電極指10p、10tおよび18p、18t
とは間引位置が異なるものであり、同様に入力電極14の
電極指14p、14tも図示されるように間引きされている。
p、18tは、先ず、電極指が等間隔、すなわち、25対の正
規型電極に配列された状態から、図示される間引電極に
形成されている。次いで、入力電極12と16の電極指12
p、12tおよび16p、16tも同様に正規型電極の配列状態か
ら、前記入力電極10と18電極指10p、10tおよび18p、18t
とは間引位置が異なるものであり、同様に入力電極14の
電極指14p、14tも図示されるように間引きされている。
他方、出力電極20、26の電極指20p、20tおよび26p、2
6tは29対の正規型電極の配列状態から、図示される間引
電極に形成されている。さらに出力電極22、24の電極指
22p、22tおよび24p、24tは正規型電極の配列状態から、
前記出力電極20と26の電極指20p、20tおよび26p、26tと
は間引位置が異なる、すなわち、図示されるように間引
きされている。
6tは29対の正規型電極の配列状態から、図示される間引
電極に形成されている。さらに出力電極22、24の電極指
22p、22tおよび24p、24tは正規型電極の配列状態から、
前記出力電極20と26の電極指20p、20tおよび26p、26tと
は間引位置が異なる、すなわち、図示されるように間引
きされている。
次に、上記のように構成される実施例の動作を説明す
る。
る。
上記のように構成される入力電極10、12、14、16、18
に高周波信号源RFから入力信号Siが印加される。この場
合、入出力電極に配設される間引電極は、電極指の間引
位置が異なり、これにより通過帯域特性および入力イン
ピーダンスは略同一のもとにサイドローブ特性、すなわ
ち、阻止域特性が夫々に相違する。ここで周波数特性を
第２図（ａ）乃至（ｅ）に示す。第２図において、
（ａ）図は入力電極10と18の周波数特性、（ｂ）図は入
力電極12と16の周波数特性、（ｃ）図は入力電極14の周
波数特性を示し、さらに（ｄ）図は出力電極20と26の周
波数特性、（ｅ）図は出力電極22と24の周波数特性を示
す。なお、縦軸は相対減衰量、横軸は規格化周波数であ
る。
に高周波信号源RFから入力信号Siが印加される。この場
合、入出力電極に配設される間引電極は、電極指の間引
位置が異なり、これにより通過帯域特性および入力イン
ピーダンスは略同一のもとにサイドローブ特性、すなわ
ち、阻止域特性が夫々に相違する。ここで周波数特性を
第２図（ａ）乃至（ｅ）に示す。第２図において、
（ａ）図は入力電極10と18の周波数特性、（ｂ）図は入
力電極12と16の周波数特性、（ｃ）図は入力電極14の周
波数特性を示し、さらに（ｄ）図は出力電極20と26の周
波数特性、（ｅ）図は出力電極22と24の周波数特性を示
す。なお、縦軸は相対減衰量、横軸は規格化周波数であ
る。
斯かる間引電極である前記入力電極10と18、および12
と16、さらに入力電極14、出力電極20と26、および22と
24の夫々の周波数特性は、第２図（ａ）乃至（ｅ）から
容易に理解されるように、通過帯域特性および入力イン
ピーダンスは略同一下に、阻止域のサイドローブ特性が
相違し、ここで、これらの相違する周波数特性のもとに
導出される夫々の信号を並列接続して合成することによ
り、レベルの大きいサイドローブを分散させることが出
来る。
と16、さらに入力電極14、出力電極20と26、および22と
24の夫々の周波数特性は、第２図（ａ）乃至（ｅ）から
容易に理解されるように、通過帯域特性および入力イン
ピーダンスは略同一下に、阻止域のサイドローブ特性が
相違し、ここで、これらの相違する周波数特性のもとに
導出される夫々の信号を並列接続して合成することによ
り、レベルの大きいサイドローブを分散させることが出
来る。
斯かる合成において出力端子T5とT6に導出される出力
信号SOの周波数特性を第３図に示す。横軸は周波数、縦
軸は挿入損失である。当該出力信号SOの周波数特性は、
例えば、阻止域の周期的サイドローブが10dB以上抑圧さ
れている。
信号SOの周波数特性を第３図に示す。横軸は周波数、縦
軸は挿入損失である。当該出力信号SOの周波数特性は、
例えば、阻止域の周期的サイドローブが10dB以上抑圧さ
れている。
なお、本実施例では、入出力電極は全てを間引電極と
したが、電極指の間引きのない、所謂、正規型電極を一
部に用いて構成しても、上記実施例と同様な特性を得ら
れる。この場合、所望の阻止域特性になるように夫々の
入出力電極の電極指の対数および間引位置を決定すれば
良い。
したが、電極指の間引きのない、所謂、正規型電極を一
部に用いて構成しても、上記実施例と同様な特性を得ら
れる。この場合、所望の阻止域特性になるように夫々の
入出力電極の電極指の対数および間引位置を決定すれば
良い。
［発明の効果］ 以上説明したように、本発明の弾性表面波フィルタに
よれば、高周波信号が供給される複数の入力電極と、前
記高周波信号が所定の特性に形成されて導出される複数
の出力電極とが交互に配設され、前記入力電極および出
力電極は、対向して配設される信号印加あるいは導出用
の電極部と当該電極部間に噛合して配設される電極指と
を有し、且つ前記複数の入力電極および／または出力電
極に、前記噛合する電極指の間引位置が異なる少なくと
も二つの入力電極あるいは出力電極を備えて構成され
る。これにより、所望の阻止域特性が形成され、且つ阻
止域特性が向上すると共に、挿入損失の低減が可能とな
る効果を有する。
よれば、高周波信号が供給される複数の入力電極と、前
記高周波信号が所定の特性に形成されて導出される複数
の出力電極とが交互に配設され、前記入力電極および出
力電極は、対向して配設される信号印加あるいは導出用
の電極部と当該電極部間に噛合して配設される電極指と
を有し、且つ前記複数の入力電極および／または出力電
極に、前記噛合する電極指の間引位置が異なる少なくと
も二つの入力電極あるいは出力電極を備えて構成され
る。これにより、所望の阻止域特性が形成され、且つ阻
止域特性が向上すると共に、挿入損失の低減が可能とな
る効果を有する。
第１図は本発明に係る弾性表面波フィルタの一実施例の
概略を示す構成図、 第２図（ａ）乃至（ｅ）は第１図に示される一実施例の
入出力電極の周波数特性図、 第３図は第１図に示される一実施例の実働に係る出力信
号の周波数特性図である。 10、12、14、16、18……入力電極 10a〜18a……信号供給側接続部 10b〜18b……接地側接続部 10p〜18p、10t〜18t……電極指 20、22、24、26……出力電極 20a〜26a……信号供給側接続部 20b〜26b……接地側接続部 Ba……圧電基板、Si……入力信号 SO……出力信号、RF……高周波信号源
概略を示す構成図、 第２図（ａ）乃至（ｅ）は第１図に示される一実施例の
入出力電極の周波数特性図、 第３図は第１図に示される一実施例の実働に係る出力信
号の周波数特性図である。 10、12、14、16、18……入力電極 10a〜18a……信号供給側接続部 10b〜18b……接地側接続部 10p〜18p、10t〜18t……電極指 20、22、24、26……出力電極 20a〜26a……信号供給側接続部 20b〜26b……接地側接続部 Ba……圧電基板、Si……入力信号 SO……出力信号、RF……高周波信号源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−252704（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−154917（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−5729（ＪＰ，Ａ)
Claims (2)
- 【請求項１】高周波信号が供給される複数の入力電極
と、前記高周波信号が所定の周波数特性に形成されて導
出される複数の出力電極とを含むと共に、前記入力電極
および出力電極が交互に配設される弾性表面波フィルタ
であって、 前記複数の入力電極および複数の出力電極は、対向して
配設された２つの電極部と、前記２つの電極部に交互に
接続されて配設される電極指とを含み、 且つ前記複数の入力電極は、前記電極指の間引きの位置
が異なる少なくとも２種類の間引電極を含む電極で形成
されたことを特徴とする弾性表面波フィルタ。 - 【請求項２】高周波信号が供給される複数の入力電極
と、前記高周波信号が所定の周波数特性に形成されて導
出される複数の出力電極とを含むと共に、前記入力電極
および出力電極が交互に配設される弾性表面波フィルタ
であって、 前記複数の入力電極および複数の出力電極は、対向して
配設された２つの電極部と、前記２つの電極部に交互に
接続されて配設される電極指とを含み、 且つ前記複数の出力電極は、前記電極指の間引きの位置
が行なる少なくとも２種類の間引電極を含む電極で形成
されたことを特徴とする弾性表面波フィルタ。
Priority Applications (10)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1106936A JP2601543B2 (ja) | 1989-04-25 | 1989-04-25 | 弾性表面波フィルタ |
| US07/510,604 US5175519A (en) | 1989-04-25 | 1990-04-18 | Surface elastic wave filter having finger omitted transducers to eliminate side lobes |
| GB9009044A GB2232546B (en) | 1989-04-25 | 1990-04-23 | Surface elastic wave filter |
| IT20124A IT1239726B (it) | 1989-04-25 | 1990-04-24 | Filtro d'onda elastica superficiale |
| SE9001471A SE512480C2 (sv) | 1989-04-25 | 1990-04-24 | Ytljudvågsfilter med utgående och ingående sammanflätade givare samt motbelägna kontaktdon. |
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