JP2601497Y2 - コントロールケーブルの張力調節装置 - Google Patents

コントロールケーブルの張力調節装置

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JP2601497Y2
JP2601497Y2 JP1991031894U JP3189491U JP2601497Y2 JP 2601497 Y2 JP2601497 Y2 JP 2601497Y2 JP 1991031894 U JP1991031894 U JP 1991031894U JP 3189491 U JP3189491 U JP 3189491U JP 2601497 Y2 JP2601497 Y2 JP 2601497Y2
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雄一 平田
明人 杉浦
和明 石原
伸 小池
宏明 田中
将 石川
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Chuo Hatsujo KK
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Chuo Hatsujo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C1/00Flexible shafts; Mechanical means for transmitting movement in a flexible sheathing
    • F16C1/10Means for transmitting linear movement in a flexible sheathing, e.g. "Bowden-mechanisms"
    • F16C1/101Intermediate connectors for joining portions of split flexible shafts and/or sheathings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16C1/226Adjusting; Compensating length by adjusting the effective length of the sheathing

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  • Flexible Shafts (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、アウタチユーブの端末
同士の対応間隔を調節することにより、インナケーブル
の張力を調節するようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アウタチユーブにインナケーブルを摺動
自由に挿通したコントロールケーブルにおいて、互いに
対応するアウタチユーブの端末同士の間隔を広げればイ
ンナケーブルの張力は増大し、狭めれば減少する。そこ
で、従来は、対応する各アウタチユーブの端末に筒状の
ケースを回転自由に係止し、一方のケースの先端には雄
ねじを、他方のケースの先端には雌ねじをそれぞれ形成
して互いに螺合し、ねじ込み量の調節によつてアウタチ
ユーブの間隔を調節してインナケーブルの張力を調節し
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置においては、ロツクナツトを緩めた後ケー
スを回転させて対応間隔を変えてインナケーブルの張力
の調節を行い、再びロツクナツトを締め付けて固定する
必要があるため作業性が悪く、また、インナケーブルの
張力がどの程度であるかを知ることができない欠点があ
つた。これが本考案が解決しようとする課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
を解決するための手段として、外周面の一部に係止面が
連設された軸方向の鋸歯列を形成した筒状のキヤツプを
その鋸歯列の係止面を先端側に向けてアウタチユーブの
端末に固着してケース内に挿入し、鋸歯列の係止面には
突き当たって逆方向には退避姿勢に変形する弾性爪片を
形成した係止体をケース内に回転不能に取り付けるとと
もに、キヤツプを弾性爪片が鋸歯列の係止面に係止する
角度に保持する保持体をケースに着脱可能に取り付けた
構成とした。
【0005】
【考案の作用及び効果】本考案は上記構成になるから、
キヤツプを引っ張ると、弾性爪片が弾性変形により鋸歯
列を乗り越えてキヤツプの移動が許容され、アウタチユ
ーブの間隔が広げられてインナケーブルの張力が強めら
れるのであり、インナケーブルの張力はキヤツプを引っ
張る力によつて判断することができる。キヤツプを引っ
張った後その力を解除するとキヤツプはアウタチユーブ
とともにインナケーブルの張力によりケース内へ引き込
まれようとするが、弾性爪片が鋸歯列の係止面に係止し
て阻止される。
【0006】つぎに、保持体をケースから外すとキヤツ
プが回転自由になるから、鋸歯列が弾性爪片から外れる
角度に回すと、キヤツプは進退自由となり、キヤツプを
ケース内に押し込むことにより、アウタチユーブ同士の
間隔が狭められてインナケーブルの張力が弱められ、再
調節を行うことができる。
【0007】このように、本考案によれば、インナケー
ブルの張力の調節を容易に行うことができ、又、その強
さを判断することができる効果がある。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図において、1はアウタチユーブ2にイン
ナケーブル3を摺動自由に挿通したコントロールケーブ
ルであつて、2本アウタチユーブ2の端末が間隔を空け
て対応している。
【0009】左側のアウタチユーブ2の端末には、先端
に鍔5が、外周に雄ねじ6がそれぞれ形成された筒形固
定具4がかしめつけにより固着されていて、基端に内向
きの突環8を形成したケース7が、突環8を鍔5に係止
してナツト9により締め付けられて筒形固定具4に固定
されている。このケース7の先端部内周には拡径部10
が形成され、右側のケース11は、その先端部外周に形
成された縮径部12をOリング13を介して拡径部10
に嵌入することにより左側のケース7に結合されてい
る。
【0010】右側のコントロールケーブル1のアウタチ
ユーブ2の先端には、両側に平行二面15、15が形成
された細長い断面形状の筒状のキヤツプ14が固着され
ており、その上下面に係止面17を先端側に向けた鋸歯
列16が軸方向に形成されている。右側のケース11の
基端に形成された雌ねじ20には、外周に六角形の鍔1
9が形成された孔21付きのボルト18が螺着されてい
る。ボルト18の右側の端面には左右両側に溝22、2
2が形成されているとともに、一方の溝22に一致する
突条24が孔21の段部23まで形成されている。
【0011】ボルト18の孔21内には環形の係止体2
5が側面の溝26を突条24に嵌合して段部23に突き
当たるまで嵌入されており、この係止体25の右端には
上下2個の弾性爪片27、27が斜め内側に向けて形成
されている。ボルト18の右端面にはキヤツプ14がほ
ぼ緊密に挿通する縦長の挿通孔29が形成された円形の
保持体28が当てられて突起30、30をボルト18の
溝22、22に嵌合しており、その外側からハブナツト
31がボルト18に螺着されている。
【0012】保持体28は突起30、30をボルト18
の溝22、22に嵌入することにより挿通孔29を縦長
の姿勢に保ち、この挿通孔29にキヤツプ14が嵌合す
ることにより鋸歯列16、16が上下位置に保たれ、さ
らに、係止体25は溝26を突条24に嵌合することに
より弾性爪片27、27がキヤツプ14の鋸歯列16、
16に係合する上下位置に保持されている。
【0013】インナケーブル3、3はケース7、11内
において、一方のエンド金具32を他方のエンド金具3
3の取付孔34に嵌入して連結されている。
【0014】つぎに、本実施例の作動を説明する。キヤ
ツプ14を引っ張ると、弾性爪片27、27が弾性変形
により鋸歯列16、16を乗り越えてキヤツプ14の移
動が許容され、アウタチユーブ2、2の間隔が広げられ
てインナケーブル3、3の張力が強められるのであり、
インナケーブル3、3の張力はキヤツプ14を引っ張る
力によつて判断することができる。キヤツプ14を引っ
張った後その力を解除するとキヤツプ14はアウタチユ
ーブ2とともにインナケーブル3の張力によりケース1
1内へ引き込まれようとするが、弾性爪片27、27が
鋸歯列16、16の係止面17、17に係止して阻止さ
れる。
【0015】つぎに、ハブナツト31を緩めて保持体2
8をケース11から外すとキヤツプ14が回転自由にな
るから、90°回すと鋸歯列16、16が弾性爪片2
7、27から外れてキヤツプ14は進退自由となり、キ
ヤツプ14をケース11内に押し込むことにより、アウ
タチユーブ2、2同士の間隔が狭められてインナケーブ
ル3、3の張力が弱められ、再調節を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】本考案の一実施例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1:コントロールケーブル 2:アウタチユーブ 3:
インナケーブル 11:ケース 14:キヤツプ 1
6:鋸歯列 17:係止面 22:溝 24:突条2
5:係止体 26:溝 27:弾性爪片 28:保持体
29:挿通孔 30:突起 31:ハブナツト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 田中 宏明 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)考案者 石川 将 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−62415(JP,A) 実開 昭62−55719(JP,U) 実開 昭52−21358(JP,U) 実開 平1−131014(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16C 1/10 F16C 1/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタチユーブにインナケーブルを摺動
    自由に挿通した2本のコントロールケーブルの端末同士
    を互いに突き合わせ、インナケーブル同士は直接連結
    し、アウタチユーブは筒状のケースを介して対応間隔の
    調節自由に結合したコントロールケーブルの張力調節装
    置において、外周面の一部に係止面が連設された軸方向
    の鋸歯列を形成した筒状のキヤツプを該鋸歯列の前記
    止面を先端側に向けて前記アウタチユーブの端末に固着
    して前記ケース内に挿入し、前記鋸歯列の前記係止面に
    は突き当たって逆方向には退避姿勢に変形する弾性爪片
    を形成した係止体を前記ケース内に回転不能に取り付け
    るとともに、前記キヤツプを前記弾性爪片が前記鋸歯列
    の前記係止面に係止する角度に保持する保持体を前記ケ
    ースに着脱可能に取り付けたことを特徴とするコントロ
    ールケーブルの張力調節装置。
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JPS6255719U (ja) * 1985-09-26 1987-04-07
JPH0716900Y2 (ja) * 1988-03-02 1995-04-19 中央発條株式会社 コントロールケーブルの端末固定装置
JPH0262415A (ja) * 1988-08-24 1990-03-02 Nippon Cable Syst Inc コントロールケーブルの取付位置調整装置

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