JP2601361Y2 - 1枚刃ドリル - Google Patents
1枚刃ドリルInfo
- Publication number
- JP2601361Y2 JP2601361Y2 JP1993067993U JP6799393U JP2601361Y2 JP 2601361 Y2 JP2601361 Y2 JP 2601361Y2 JP 1993067993 U JP1993067993 U JP 1993067993U JP 6799393 U JP6799393 U JP 6799393U JP 2601361 Y2 JP2601361 Y2 JP 2601361Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- tip
- drill
- flank
- tip blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Drilling Tools (AREA)
Description
に好適する1枚刃ドリルに関し、特に、切削熱による溶
着が減少するように工具形状を改善したものである。
に、プリント基盤中の穴あけ加工では、通常2枚刃形式
のツイストドリルが適用されている。そして、プリント
基盤中の内層絶縁板として使用されるプリプレグの穴あ
け加工では、プリプレグの樹脂が熱に弱く容易に溶けて
しまう減少が見られた。この場合、プリプレグは、ガラ
ス繊維からなる布にフェノ−ル樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リイミド樹脂などを含浸させたものである。
リプレグの溶着は、加工穴の真円度の低下やバリの発
生、内壁粗さの劣化を招き、また、ドリルの切れ刃や切
り屑を排出する捩れ溝に溶着が発生し、工具寿命の低下
や加工品質を劣化させる問題点を有する。さらに、切り
屑の軟化による加工穴の目詰まりも重大な問題点になっ
ている。
レグの穴あけ加工に好適するようドリル形状を改善した
ものである。
みなされたもので、1つの捩れ溝を備えたドリル本体の
先端部には、先端刃が形成されるようにした1枚刃ドリ
ルにおいて、前記先端刃は、回転中心部にチゼル刃が形
成されるように回転中心部から外周に延びる主の先端刃
及び回転中心部分に残存した副の先端刃から構成される
ようにしたものである。
よって、切り屑ポケットを増大させたことから、切り屑
の溶着が減少するように機能する。また、先端刃につい
ては、主の先端刃及び副の先端刃を構成するようにして
いることから食い付き機能も従来ドリルと同等になるも
のである。
て、図を参照しながら説明する。
ドリル本体であり、このドリル本体1の外周部分には、
1つの捩れ溝2が形成されている。この場合、捩れ溝2
は、その開き角が通常90°〜180°で、溝幅比でい
えば、0.33〜1であり、溝の深さが刃先直径の1/
4〜1/2に設定される。また、ドリル本体の先端に
は、先端刃3及びチゼル刃4が形成される。そして、こ
の先端刃3は、回転中心部から外周方向に延びる主の先
端刃3a及び回転中心部分に残存する副の先端刃3bか
ら構成される。これは、被削材に対する食い付きを従来
ドリルと同等にする配慮である。
面状の第1次逃げ面5、第2次逃げ面6及円錐状の第3
次逃げ面7が形成される。また、副の先端刃3bは、第
3次逃げ面7の研削に伴って回転中心部分に突出するよ
うに残存形成されるものである。この結果、第1次逃げ
面5の先端角A及び第3次逃げ面7の先端角Bは、A<
Bの関係にあり、第1次逃げ面5の逃げ角C及び第3次
逃げ面7の逃げ角Dは、C<Dの関係になる。さらに、
前記主の先端刃3aは、前記捩れ溝2の捩れに沿って外
周刃8が接続されている。外周刃8の1枚刃構成は、被
削材との接触を極力抑えるためである。この場合、外周
刃8側に形成される外周逃げ面9は、直接外周逃げ角θ
が形成される。逃げ角θとしては、5°〜30°が設定
され、逃げ幅Wを構成する。
場合には、外周逃げ面9にランド(図示せず)を形成す
ればよい。そして、ランド幅は、逃げ幅Wよりも小さく
設定され、具体的には、0.15mm以下またはドリル
径の20%以下を目安とする。
さらに改善するためには、捩れ溝2の捩れ角に略等しい
捩れ状の空気穴(図示せず)をドリル本体に形成すれば
よい。
捩れ溝2で構成し、また、先端刃3を主の先端刃3a及
び副の先端刃3bからなる構成としたものであるから、
切り屑ポケットが増大するとともに、被削材に対する食
い付きも従来ドリルと同等になることから、熱可塑性樹
脂の溶着が減少し、工具寿命の延長、穴の曲りや内壁粗
さ、目詰まり等のない加工品質が期待できるという利点
を有する。
拡大正面図、
一部側面図、(b)は図2(a)の右斜め上方からみた
逃げ角構成を示す平面図、
Claims (2)
- 【請求項1】 1つの捩れ溝2を備えたドリル本体1の
先端部には、先端刃3が形成されるようにした1枚刃ド
リルにおいて、 前記先端刃3は、回転中心部にチゼル刃4が形成される
ように回転中心部から外周に延びる主の先端刃3a及び
回転中心部分に残存した副の先端刃3bからなり、しか
も主の先端刃3aには、平面状の第1次逃げ面5、第2
次逃げ面6及び円錐状の第3次逃げ面7が連接されてい
ることを特徴とする1枚刃ドリル。 - 【請求項2】 前記主の先端刃3aには、前記捩れ溝2
の捩れに沿った外周刃8が接続されている請求項1記載
の1枚刃ドリル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993067993U JP2601361Y2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 1枚刃ドリル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993067993U JP2601361Y2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 1枚刃ドリル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733514U JPH0733514U (ja) | 1995-06-20 |
JP2601361Y2 true JP2601361Y2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=13361006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993067993U Expired - Lifetime JP2601361Y2 (ja) | 1993-11-26 | 1993-11-26 | 1枚刃ドリル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601361Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200470399Y1 (ko) * | 2010-11-12 | 2013-12-13 | 톱 그린 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 단일칼날 절삭도구 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102274997B (zh) * | 2011-07-12 | 2016-04-27 | 深圳市金洲精工科技股份有限公司 | 一种单刃钻及其加工方法 |
JP5890202B2 (ja) * | 2012-02-29 | 2016-03-22 | 京セラ株式会社 | ドリル及びそれを用いた切削加工物の製造方法 |
JP6671678B1 (ja) * | 2019-08-23 | 2020-03-25 | 西研株式会社 | 深穴加工用1枚刃ドリル |
-
1993
- 1993-11-26 JP JP1993067993U patent/JP2601361Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR200470399Y1 (ko) * | 2010-11-12 | 2013-12-13 | 톱 그린 테크놀로지 컴퍼니 리미티드 | 단일칼날 절삭도구 |
Also Published As
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---|---|
JPH0733514U (ja) | 1995-06-20 |
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Legal Events
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