JP2601165B2 - 漏水検知システムを備えた二重遮水シート - Google Patents

漏水検知システムを備えた二重遮水シート

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業廃棄物処分場や貯水
池などの漏水があってはならない施設に使用される遮水
シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃棄物処分場などの遮水の完全を期し、
遮水層を補強するために処分場の底面全面に遮水シート
を二重に敷設する工法が採用されるようになってきてい
る。
【0003】また、一重の遮水シートの上面および下面
に線状電極を配置して置き、その線状電極よりの電気信
号により遮水シートの損傷を検知するシステムが提案さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の遮水シートを二
重に敷設する場合は上側遮水シートと下側遮水シートと
の間隙には薄く緩衝材を挿し挟み遮水層を補強するとと
もに二段階で遮水して遮水の完全を期しているものであ
り、上側遮水シートと下側遮水シートとの間隙には特別
の機器は設置されていない。従って、上側遮水シートが
万一損傷してもそれを検知する手段はなく、もし、下側
遮水シートまでも損傷したとすると汚水が漏水する危険
性が残されている。また、遮水シートの損傷を検知する
上記のシステムでは遮水シートの上面および下面に線状
電極、即ち、裸電線が配置されているので、この線状電
極は常に水に曝され、特に上面の線状電極は汚水に曝さ
れることとなり、腐食の可能性が大きく、日時が経過す
ると誤った電気信号を送信する危険性が大きい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
着目しなされたものであり、折角敷設される二重遮水シ
ートの間隙を利用して、その間隙に漏水センサーを設置
することにより上側遮水シートの損傷箇所を検知し、検
知された箇所を補修したり、あるいは覆土して漏水の発
生、流出を防止することを目的とする。
【0006】即ち、本発明は、上側遮水シートと下側遮
水シートとを縦横に配置したシール材で接着するととも
に該シール材で上側遮水シートと下側遮水シートとの間
隙を複数の区画に分割し、分割された各区画の間隙に緩
衝材と漏水感知センサーを設置することを特徴とする漏
水検知システムを備えた二重遮水シートにかかるもので
ある。
【0007】本発明の要点は、上側遮水シートと下側遮
水シートとを格子状に配置したシール材で接着して、上
側遮水シートと下側遮水シートとの間隙を複数の密閉さ
れた部屋に仕切り、この部屋のそれぞれに緩衝材と漏水
感知センサーを設置する点である。
【0008】部屋を仕切るシール材としては通常の比較
的柔軟で弾性に富む合成樹脂系のものが使用され、仕切
り部の遮水性能は十分であり、上下の遮水シートとの接
着も良く上下の遮水シートを損傷する恐れは全くない。
【0009】緩衝材としては、比較的柔軟で弾性に富み
透水性の良い不織布やフェルト類が使用される。
【0010】本発明においては、漏水感知センサーは、
常時は乾燥状態である上側遮水シートと下側遮水シート
との間隙に設置されており水に接触することはないので
腐食の危険性は少なく長期間安定した信号を送ることが
できる。
【0011】漏水感知センサーとしては、漏水感知セン
サーとして通常一般的に使用されているものが使用され
る。その代表例としては、電極間に微弱電流を流しその
間の抵抗を計測するり電気抵抗計測方式のセンサーが挙
げられる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明について説
明する。
【0013】図1は本発明の二重遮水シートを使用した
廃棄物処分場の一例を示し、(a)は平面図、(b)は
縦断面図、(c)は(b)の部分拡大図である。この例
は現場施工で一気に本発明の二重遮水シートを完成した
例であり、以下施工手順も含めて説明する。
【0014】(1)二重遮水シート敷設のため、地盤を
整地する。
【0015】(2)地盤上に下側遮水シート2を敷設す
る。下側遮水シート2の継ぎ目は溶着または接着して1
枚の遮水シートとする。
【0016】(3)下側遮水シート2の面積に応じた適
当条数のシール材3を下側遮水シート2の上に施工して
下側遮水シート2の全面積を複数の区画に区分する。図
1(a)は水平面をA−1〜D−4の16区画に、のり
面をE−1〜H−4の16区画に区分した例である。
【0017】(4)漏水センサー4を各区画に設置し、
リード線6を配線する。リード線6はシール材3を貫通
するので、その貫通部に隙間を生じ無いよう十分配慮し
て配線する。図1(a)は水平面をA−1〜D−4の1
6区画に漏水センサー4を設置し、のり面には漏水セン
サー4を設置していない例であるがのり面にも漏水セン
サー4を設置するのが好ましい。
【0018】(5)各区画に緩衝材5を敷設した後、上
側遮水シート1を敷設して上側遮水シート1をシール材
3に接着する。なお、上側遮水シート1の継ぎ目は溶着
または接着して1枚の遮水シートとする。
【0019】このようにして二重遮水シートが完成す
る。
【0020】二重遮水シートが大面積の場合やシール材
3の硬化時間に余裕がない場合には現場施工であっても
二重遮水シートを部分的に完成させ、それを接合する逐
次施工を採用せざるを得ない。また、二重遮水シートを
部分的に工場で生産し、現場で接合して完成する方式が
製造費用の面で好ましい。このような場合について、図
2を参照しながら施工手順も含めて説明する。
【0021】図2は本発明の二重遮水シートを使用した
廃棄物処分場の他の例を示し、(a)は平面図、(b)
は(a)のA−A矢視拡大図、(c)は接合部の別の例
の縦断面図である。
【0022】この例では処分場全体はA、B、C、Dの
4つのブロックを連結して構成されている。4つのブロ
ックの構成は同一で上側遮水シート1、下側遮水シート
2、両者を接着し両者の間隙を複数の区画に仕切るシー
ル材3、両者の間隙に敷設された緩衝材5、水平面区画
に設置された漏水センサー4およびリード線6で構成さ
れている。そして、上側遮水シート1および下側遮水シ
ート2は連結部側にシール材3を越えて延長されてい
る。
【0023】現場での逐次施工の場合について施工手順
を説明する。
【0024】(1)二重遮水シート敷設のため、地盤を
整地する。
【0025】(2)地盤上にAブロックの下側遮水シー
ト2を敷設する。下側遮水シート2の継ぎ目は溶着また
は接着して1枚の遮水シートとする。
【0026】(3)シール材3を下側遮水シート2の上
に施工して下側遮水シート2の面積を一つの水平面区画
と二つののり面区画とに区分する。
【0027】(4)漏水センサー4を水平面区画に設置
し、リード線6を配線する。リード線6はシール材3を
貫通するので、その貫通部に隙間を生じ無いよう十分配
慮して配線する。図2(a)はのり面区画には漏水セン
サー4を設置していない例であるがのり面にも漏水セン
サー4を設置するのが好ましい。
【0028】(5)各区画に緩衝材5を敷設した後、上
側遮水シート2の継ぎ目を溶着または接着して1枚の遮
水シートとしながら上側遮水シート1を敷設してシール
材3に接着し、Aブロックの二重遮水シートが完成す
る。
【0029】(6)B、C、Dの各ブロックについて逐
次上記(2)〜(5)を繰り返し、B、C、D各ブロッ
クの二重遮水シートを完成する。
【0030】(7)各ブロックの連結部側にシール材3
を越えて延長されている下側遮水シート2の端部を重ね
合わせ溶着または接着して密着面9を形成して下側遮水
シート2を接合する。
【0031】(8)連結部シール材8を下側遮水シート
2の上に施工して連結部を4つの区画7に区分する。こ
の4つの連結部区画7に(4)と同様に漏水センサー4
を設置し、リード線6を配線する。
【0032】(9)連結部区画7に(5)と同様に緩衝
材5を敷設した後、連結部側にシール材3を越えて延長
されている上側遮水シート1の端部を重ね合わせ溶着ま
たは接着して密着面10を形成して上側遮水シート1を
接合するととも上側遮水シート1を追加施工された連結
部シール材8に接着する。かくして、A、B、C、Dの
4ブロックを連結した二重遮水シートが完成する。(図
2(b)参照)上記では、A、B、C、Dの各ブロック
の二重遮水シートを完成した後、この4ブロックを連結
する施工法について述べたが、A、Bブロックの二重遮
水シートを完成した後、AブロックとBブロックを連結
し、次いでCブロックを完成させて連結するというよう
に逐次連結していく方法をとってもよい。
【0033】また、図2(c)に示すように各ブロック
連結部の全面積に連結部シール材11を追加施工して連
結部区画7の形成を省略し、連結部シール材11により
上側遮水シート1および下側遮水シート2を接合しても
よい。また、連結部シール材11の使用に代えて、上側
遮水シート1と下側遮水シート2の端部を溶着または接
着して密封しておいてもよい。
【0034】図2(a)では、各ブロックの水平面が一
区画のものを図示したが各ブロック水平面が複数区画に
区分されていてもよいことは勿論である。
【0035】二重遮水シートを部分的に工場で生産し、
現場で接合して完成する方式を採用する場合には、図2
(a)の各ブロックもしくは各ブロックを幾つかの部分
に分割した二重遮水シートを工場で生産し、それを上記
の施工法で現場で組み立てればよい。
【0036】本発明の二重遮水シートは、複数に区分さ
れた区画ごとに漏水センサーが設置されているので、各
漏水センサーからの信号により上側遮水シートが損傷し
た区画を直ちに特定することができる。
【0037】図1、図2においては、シール材3を縦横
に格子状に施工して複数の区画に仕切る例を図示したが
地盤の形状に応じて斜め格子状に施工してもよいし、時
には一部曲線状に施工してもよい。
【0038】
【発明の効果】上側遮水シートの損傷箇所が速やかに検
知されるので、損傷箇所をただちに補修、修復すること
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重遮水シートを使用した廃棄物処分
場の一例を示し、(a)は平面図、(b)は縦断面図、
(c)は(b)の部分拡大図である。
【図2】本発明の二重遮水シートを使用した廃棄物処分
場の他の例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)の
A−A矢視拡大図、(c)は接合部の別の例の縦断面図
である。
【符号の説明】
1・・上側遮水シート、2・・下側遮水シート、3・・
シール材、4・・漏水センサー、5・・緩衝材、6・・
リード線、7・・連結部区画、8・・連結部シール材、
9・・下側遮水シート密着面、10・・上側遮水シート
密着面、11・・連結部シール材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側遮水シートと下側遮水シートとを縦
    横に配置したシール材で接着するとともに該シール材で
    上側遮水シートと下側遮水シートとの間隙を複数の区画
    に分割し、分割された各区画の間隙に緩衝材と漏水感知
    センサーを設置することを特徴とする漏水検知システム
    を備えた二重遮水シート。
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