JP2510165B2 - 建物の屋根防水工法 - Google Patents

建物の屋根防水工法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建物の屋根(陸屋根)の防水工法に関す
るものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
建物の屋根の防水工法として、屋根の床全面に防水シ
ートを、隣接する防水シートと水密に接続しながら敷き
つめて行く方法が一般に実施されている。しかし、この
防水工法においては、施行後に漏水が生じても、その漏
水は屋根上面を拡散するため、漏水箇所を発見すること
はきわめて困難である。
そのため、漏水が生じた場合の補修防水工法として
は、一般に、前記施行した防水層上全面に、更に防水工
法を施行しているのが現状であるが、全面施工のため、
補修防水施行費としては著しくコスト高となる。
ところで、建物の屋根防水工法として、防水すべき部
分に予め、表面に合成樹脂の膜層をそなえる桟体を、敷
設すべき防水シートの幅寸法に等しい間隔を保って並列
固定し、次に防水シートの両側縁を前記並列固定した桟
体中の2条の桟体上に重ねて溶着又は接着により防水シ
ートを貼りつめる防水工法がある(特開昭60−5957
号)。
上記の屋根防水工法は、歩行することなき屋根の防水
工法施工を、降雨直後や、降雪地帯でも降雪なきとき除
雪して実施するもので、コンクリート床面が湿潤してい
ても、先ず桟体を所定間隔を保って並列し且つ釘打込み
により固定し、防水シートはその両側縁を2条の桟体上
に重ね、且つ桟体表面の合成樹脂膜層を利用して溶着又
は接着剤により接着するものであり、工期が遅延するお
それがない。この防水工法を浮かし貼り工法と称してい
る。
しかしながら、この浮かし貼り工法の場合も防水シー
トが破れて漏水すると、その漏水は各桟体の下方の微小
すき間を経て拡散するので、前者の防水工法と同様、漏
水箇所の発見が困難である。
そこで、この発明の目的とするところは、上記浮かし
貼り工法により配設固定した桟体で構成される各区画を
多くするとともに、その各区画毎に、漏水時の水溜めを
可能とし、点検又は検知機構により水が溜っている区画
を容易に発見し得て、その漏水部分の防水シートのみ貼
り替え得るようにした建物の屋根防水工法を提供するに
ある。
〔目的を達成するための手段〕
上記の目的を達成するために、第1の発明は、上述の
浮かし貼り工法において、並列する桟体間に、その桟体
の長さ方向に適宜間隔毎にこれらの桟体に交差となる桟
体を配し、且つこれらの各桟体には下面に柔軟弾性材か
らなるシーリング材を接着固定して、このシーリング材
を床面に全長にわたり水密に密着するとともに、桟体の
つき合わせ部も水密処理を施した構成の建物の屋根防水
工法としたのである。
又、第2の発明は、上記の第1の発明の構成におい
て、さらに、上記桟体により形成される屋根の各区画内
に電極を配置し、漏水による各区画内の電極間の電気特
性の変化でもって、その漏水を検出するようにした構成
の建物の屋根防水工法としたのである。
〔作用〕
このように構成するこの第1、第2の発明の建物の屋
根防水工法にあっては、各桟体がシーリング材を介して
床面に水密とされるとともに各桟体のつき合わせ部も水
密とされるため、防水シートの破損などによって漏水が
生じても、その漏水は桟体で囲まれる区画内に溜まるこ
ととなる。このため、この溜まった漏水を、その貯留に
よる防水シートの膨出を目視、又は電極間の電気特性変
化などによって検知すれば、漏れ個所を容易に知ること
ができ、その漏水区画だけ、防水シートを張り換えれば
よい。
〔実施例〕
第1図に建物の防水工法の一実施例を施工した屋根の
一部分を示し、1は屋根(陸屋根)、2はパラペットで
ある。
3aは屋根1、防水シート4の幅寸法に等しい間隔を保
って並列固定した桟体であり、この桟体3aは第2図に拡
大して示すようにプレート型の長尺金属板等の芯板5の
表面に防水シート4と同効材質の熱可塑性合成樹脂、例
えば塩化ビニル樹脂の膜層6が形成してある。
7は桟体3aに形成した等間隔毎の釘孔であり、これに
釘8を通して釘を屋根1に打込むことで桟体3aが固定さ
れる。
防水シート4はその両側縁を隣接する2条の桟体3a上
にそれぞれ重ねて熱風又は溶剤により接着し、この防水
シート4の側縁には隣接して貼る防水シートの対向する
側縁を重ねて同様に溶着する。
しかし、桟体3aの膜層6と防水シート4とが異なる合
成樹脂で溶着が不能の場合は接着剤による接着とする。
防水シート4の、長さ方向に接続すべき部分には並列
する桟体3a間に、これと直角の向きの桟体3bが配設され
て、長さ方向に隣接する防水シート4の対向縁をこの桟
体3bに溶着又は接着し、重なる両縁も溶着する。
以上は浮かし貼り工法として公知である。
この発明は特に、桟体3a、3bの下面にブチルゴムテー
プ、或はゴムアスファルトのような定形シーリング材又
は不定形シーリング材9が接着固定してあり、桟体3a、
3bを釘8により屋根1に固定することで桟体3a、3bと屋
根1の接合面は全長にわたり水密になるようにしてあ
り、又桟体3aと桟体3bのつき合わせ部も水密を保つ処理
が施てされる。
なお、防水シート4の長さは一般に10m、幅が1.2mと
してあるので、縦横の桟体3a、3bによって形成されるま
す目は縦長の約10平方mとなるが防水シートの長さ方向
中央部にも桟体3bを配することができる。
第3図は、第1図の防水屋根の構造において、漏水検
知手段を施したものであり、符号Xij(i=1〜m、j
=1〜n)は縦横の桟体3a、3bにより形成される屋根上
の区画を示す(ただし、図示実施例においてはm=n=
3)。これらの各区画Xijには屋根の上面に密着させて
銅箔等の電極板Pが配置されており、これらの各電極板
Pは導線Lを介して漏水監視装置Mの走査型抵抗測定装
置31に接続されている。
また、区画X11〜X13、X21〜X23、X31〜X33に裸銅線等
の共通電極線Cがそれぞれ1本ずつ布線されている。こ
れらの共通電極線Cはまとめて走査型抵抗測定装置31に
接続されており、共通電極線Cの各区画Xijへの出入部
(黒丸印で示す)及び各電極板Pの導線Lの出入部は水
密処理されている。
上記構成の防水屋根において漏水箇所を検知するに
は、例えば図示のように走査型抵抗測定装置31、制御装
置33、警報器34等で構成された漏水監視装置Mを用いる
ことができる。
走査型抵抗測定装置31は、制御装置32の制御下におい
て屋根上の上記各区画Xijの各電極Pと共通電極線Cと
の間の抵抗を順次測定しており、或る区画例えばX22
漏水が起り、その電極板Pと共通電極線Cとの間の電気
抵抗が所定値以下になると、制御装置32が警報器34を作
動させると同時に表示装置33にその区画名X22を表示さ
せる。
なお、各区画Xijにおける電極の形態は必ずしも上記
実施例に限定されるものではなく、公知の任意の電極を
適宜使用することができる。
〔効果〕
この発明は以上の構成の屋根防水工法としたことによ
り、以下に述べるような効果がある。
(1) 縦横の桟体3a、3bで形成されるます目は水溜め
としての機能を発揮するので、防水層4からの漏水事故
が生じた際に、前記ます目部を歩いて検査することで、
例えば、漏水個所に膨みがある等、水が溜っている区画
を容易に発見することができる。
(2) 防水層からの漏水事故が生じても、漏水した水
は漏水箇所の区画以外には拡散しないので、従来に見ら
れるような、漏水による水が四方に拡散して大きなしみ
(汚れ)を生じるおそれもない。
(3) 電極Pを配して漏水を検出し得るものにあって
は、降雨により漏水が発生すると、その検出信号によ
り、漏水監視装置の表示装置や警報器を作動させること
ができ、降雨後屋上に上って点検しなくても、その漏水
箇所を直ちに知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の防水工法が施こされた建物の屋根部の
一実施例の一部分の斜視図、第2図は同上要部の拡大縦
断面図、第3図は同上の漏水検知構造を施した防水工法
の一実施例の説明図である。 1……屋根、3a、3b……桟体、4……防水シート、 5……芯板、6……合成樹脂膜層、7……釘孔、 8……釘、9……シーリング材、X11〜X33……区画、 P……電極板、L……導線、C……共通電極線、 M……漏水監視装置、31……走査型抵抗測定装置、33…
…表示装置、 34……警報器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根1床面の防水すべき部分に、予め、表
    面に合成樹脂の膜層をそなえる桟体3aを、敷設すべき防
    水シート4の幅寸法に等しい間隔を保って並列固定し、
    つぎに防水シート4の両側縁を前記並列固定した桟体3a
    中の2条の桟体上に重ねて溶着又は接着により固定して
    順次防水シート4を貼りつめる建物の屋根防水工法にお
    いて、 上記並列する桟体3a間に、その桟体3aの長さ方向に適宜
    間隔毎にこれらの桟体3aに交差となる桟体3bを配し、且
    つこれらの各桟体3bには下面に柔軟弾性材からなるシー
    リング材9を装着固定して、このシーリング材9を屋根
    1床面に全長にわたり水密に密着するとともに、桟体3a
    と桟体3bのつき合わせ部も水密処理を施すことを特徴と
    する建物の屋根防水工法。
  2. 【請求項2】屋根1床面の防水すべき部分に、予め、表
    面に合成樹脂の膜層をそなえる桟体3aを、敷設すべき防
    水シート4の幅寸法に等しい間隔を保って並列固定し、
    つぎに防水シート4の両側縁を前記並列固定した桟体3a
    中の2条の桟体上に重ねて溶着又は接着により固定して
    順次防水シート4を貼りつめる建物の屋根防水工法にお
    いて、 上記並列する桟体3a間にはその桟体3aの長さ方向に適宜
    間隔毎にこれらの桟体3aに交差となる桟体3bを配し、且
    つこれらの各桟体3bには下面に柔軟弾性材からなるシー
    リング材9を装着固定して、このシーリング材9を屋根
    1床面に全長にわたり水密に密着するとともに、桟体3a
    と桟体3bのつき合わせ部も水密処理を施し、 さらに、上記桟体3a、3bにより形成される屋根1床面の
    各区画内に電極Pを配置し、漏水による各区画内の電極
    P間の電気特性の変化でもって、その漏水を検出するよ
    うにしたことを特徴とする建物の屋根防水工法。
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