JP2600827B2 - 薄膜トランジスタの製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタの製造方法

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JP2600827B2 JP18380988A JP18380988A JP2600827B2 JP 2600827 B2 JP2600827 B2 JP 2600827B2 JP 18380988 A JP18380988 A JP 18380988A JP 18380988 A JP18380988 A JP 18380988A JP 2600827 B2 JP2600827 B2 JP 2600827B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 アクティブ・マトリクス液晶表示装置がイメージ・セ
ンサーの駆動素子として用いられる薄膜トランジスタの
製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の技術としては特開昭62−117371号公報に記載さ
れたスタガード型の薄膜トランジスタの製造方法があ
る。第4図(a)〜(j)は、従来のスタガード型の薄
膜トランジスタの製造方法を示す工程の縦断面図であ
る。以下第4図に従って説明すると、まず第4図(a)
に示すように、絶縁基板12上にSi膜13を成膜し島状に残
す。次に第4図(b)に示すようにSi膜13を熱酸化して
二酸化シリコン膜よりなるゲート絶縁膜14を構成し、第
4図(c)に示すようにゲート電極膜15を成膜し第4図
(d)におけるようにゲート電極膜15を島状に残す。次
に不純物を含む絶縁膜16を成膜し、この絶縁膜16中に含
まれる不純物を熱拡散して第4図(f)に示すようにソ
ース電極領域とドレイン電極領域になる拡散層17を構成
する。次工程として第4図(g)に示すように不純物を
含まない絶縁膜18を成膜し、第4図(h)におけるよう
にコンタクト・ホールとなる穴19を構成後、電極となる
金属膜21を第4図(i)に示すように成膜する。その
後、金属膜21を島状に分離して第4図(j)に示すよう
にソース電極6、ゲート電極20、ドレイン電極7を構成
する。以上の工程の他、ソース電極領域及びドレイン電
極領域となる拡散層を構成する方法としては、不純物イ
オンのイオン打ち込み法によるものが知られていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、かかる従来のスタガード型の薄膜トランジス
タの製造方法では、第4図(b)におけるようにゲート
絶縁膜14を構成する方法として熱酸化工程を必要とし、
さらに第4図(f)に示したように、拡散層17を構成す
るために不活性ガス雰囲気中での熱処理による熱拡散を
必要としていた。また、イオン打ち込み法により不純物
を拡散層を形成する場合も、打ち込まれたイオンを十分
に活性化させるためには1000℃以上の熱処理を必要とし
ていた。良質のゲート絶縁膜を第4図(b)に示すよう
に熱酸化により構成するためには、酸素を含むガス雰囲
気中で1000℃以上の温度下で酸化反応を進める必要があ
った。このため、使用できる絶縁基体は、高温に耐え、
熱変形の少ない高価で小さなものに限られていた。ま
た、第4図(f)に示した拡散層17を得るために熱拡散
をおこなうと、拡散層17のSi膜13中への拡散も同時に進
行し、ゲート電極膜15の寸法を4μm以下にしていくと
2個の拡散層17からSi膜13中への不純物拡散のために、
2個の拡散層17間のショートが起きたり、薄膜トランジ
スタの非動作時におけるオフ電流が異常に増加し、トラ
ンジスタが正常に動作しない問題が生じていた。このた
め、ゲート電極膜15の寸法を小さくしてチャネル長を短
かくすることにより、電流経路を縮めトランジスタの高
速動作や高集積化を行なうことは困難であった。
そこで、本発明は従来のこのような問題点を解決する
ため、低価格で大面積を有する絶縁性基体上に、高集積
化と高速動作が可能な薄膜トランジスタを低温で構成す
ることが可能な薄膜トランジスタの製造方法を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、絶縁基体上
にスタガード型の薄膜トランジスタを形成する薄膜トラ
ンジスタの製造方法において、前記絶縁基体上に非晶質
シリコン層を形成する工程と、酸素または窒素雰囲気中
で前記非晶質シリコン層にレーザを照射して前記非晶質
シリコンを結晶化すると共に、前記非晶質シリコン層の
上層部を絶縁膜にする工程とを含むことを特徴とする。
〔実 施 例〕
以下に本発明の実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図(a)〜(h)は、ゲート絶縁膜として酸化シリ
コン膜4を構成した実施例である。本発明によれば、ゲ
ート絶縁膜として二酸化シリコン膜の他に窒化シリコン
膜や酸素を含有する窒化シリコン膜、リンなどの不純物
を含有する酸化シリコン膜を形成することも可能であ
る。以下図面にしたがって説明する。第1図(a)にお
いてガラス基板、サファイヤ基板、マグネシア・スピネ
ル基板、石英基板や窒化シリコン膜、二酸化シリコン膜
などの絶縁膜を積層した絶縁性基体1上に非晶質シリコ
ン層2を成膜する。非晶質シリコン層2はプラズマCVD
法、減圧CVD法、ECRCVD法、EB蒸着法などの方法により
成膜されるが、成膜温度は650℃以下で1000Å以上の粒
径の結晶シリコン粒子を多く含有しない方が望ましい。
この理由は、非晶質シリコン層2の多結晶化が進むと非
晶質シリコン層2中でシリコン粒子同士が衝突しあい、
シリコン粒子のより大きな結晶粒への成長が困難になる
ためである。また、このように粒径の大きなシリコン粒
子を含有する非晶質シリコン層2の結晶化を進めるため
には、結晶粒子を含有しない非晶質シリコン層2に比べ
より大きなエネルギーを必要とする。第2工程におい
て、第1図(b)に示すように酸素O2を含有するガス雰
囲気中でレーザ光を照射する。レーザ光の照射により、
絶縁性基体1の温度は400℃を越えることがないが、非
晶質シリコン層2表面近傍の温度は1200℃以上に上昇
し、非晶質シリコン層2表面近傍にある酸素は融解した
非晶質シリコン層2中へ取り込まれる。これにより第1
図(c)に示すように第1図(b)の非晶質シリコン層
2上層のシリコンは酸素と結合して二酸化シリコン層4
になり、同時に、与えられた熱エネルギーによって非晶
質シリコン層2の下層は結晶化が進み多結晶シリコン層
3となる。この二酸化シリコン層4が薄膜トランジスタ
のゲート絶縁膜となり、多結晶シリコン層3が半導体層
となる。熱酸化反応により構造欠陥の少ない二酸化シリ
コン層4を形成していた従来の方法では、酸素を含有す
るガス雰囲気中で1000℃以上に温度を保持する必要があ
ったが、本実施例のレーザ光照射による酸化反応では、
絶縁性基体1は400℃以上の温度になることはない。こ
のため、高耐熱基板ばかりでなくより安価で大面積を有
する各種の基板が使用可能である。また、第1図(b)
に示した酸素O2のかわりにアンモニアを含むガス雰囲気
中でレーザ光を照射すればゲート絶縁膜として二酸化シ
リコン層4のかわりに窒化シリコン層の形成も可能であ
り、また酸素とリンを含有するガスを用いればリンガラ
ス層の形成も可能である。ゲート絶縁膜として、リンガ
ラス層と二酸化シリコン層の2層を構成した実施例を第
2図に示し、窒化シリコン層を構成した実施例を第3図
に示した。
第1図(c)におけるように、薄膜トランジスタの半
導体層となる多結晶シリコン層3とゲート絶縁膜である
二酸化シリコン層4を形成した後は、第1図(d)にお
けるようにゲート電極5を構成し、次に第1図(e)に
おけるようにゲート絶縁膜である二酸化シリコン層4を
島状に残し、ホスフィンやジボランなどの不純物ガス雰
囲気中でレーザ光照射を行ない多結晶シリコン層3の露
出部分を融解し、リンやボロンなどの不純物原子と結合
させ第1図(f)におけるように不純物を含有したソー
ス電極領域6とドレイン電極領域7を形成する。この工
程中、ゲート電極5の下の多結晶シリコン層3中へはレ
ーザ光は到達しないから、融解するのは多結晶シリコン
層3のソース電極領域6とドレイン電極領域7の部分で
ある。このため、リンやボロンなどの不純物原子が融解
に共なう熱エネルギーによってゲート電極5下の多結晶
シリコン層3中へ拡散する拡散距離は従来の熱拡散法に
比べ小さく、拡散によって生じるソース電極及びドレイ
ン電極の接触や、これら両電極のゲート電極5下での容
量増加をおさえることができる。したがって、ゲート電
極5の縮小化も容易であり、薄膜トランジスタの高集積
化、高速動作が可能となる。第1図(f)におけるよう
に、ソース電極領域6とドレイン電極領域7を形成した
後は、第1図(g)におけるように層間絶縁膜8を積層
後、コンタクト・ホールとなる穴19を構成し、第1図
(h)におけるように、ソース電極9とドレイン電極10
を形成する。
〔発明の効果〕
本発明の薄膜トランジスタの製造方法は、以上説明し
たように、レーザ光を照射してゲート絶縁膜となる絶縁
層を構成すると同時に半導体層の結晶化を進め、ドレイ
ン電極及びソース電極の拡散層を構成する工程によっ
て、低価格で大面積の絶縁性基体上に、高速動作可能な
薄膜トランジスタを実現し、高集積化も可能にする効果
がある。
【図面の簡単な説明】 第1図(a)〜(h)は、本発明の薄膜トランジスタの
製造方法の一実施例を示す工程縦断面図。 第2図及び第3図は、本発明の薄膜トランジスタの製造
方法の他の実施例による薄膜トランジスタの縦断面図。 第4図(a)〜(j)は、従来の薄膜トランジスタの製
造方法を示す工程縦断面図。 1……絶縁性基体 2……非晶質シリコン層 3……多結晶シリコン層 4……二酸化シリコン層 5、20……ゲート電極 6……ソース電極領域 7……ドレイン電極領域 8……層間絶縁膜 9……ソース電極 10……ドレイン電極 11……リンガラス層 12……絶縁基板 13……Si膜 14……ゲート絶縁膜 15……ゲート電極膜 16……不純物を含む絶縁膜 17……拡散層 18……不純物を含まない絶縁膜 19……穴 21……金属膜 22……窒化シリコン膜

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁基体上にスタガード型の薄膜トランジ
    スタを形成する薄膜トランジスタの製造方法において、 前記絶縁基体上に非晶質シリコン層を形成する工程と、
    酸素または窒素雰囲気中で前記非晶質シリコン層にレー
    ザを照射して前記非晶質シリコンを結晶化すると共に、
    前記非晶質シリコン層の上層部を絶縁膜にする工程とを
    含むことを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
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