JP2600715Y2 - 粉体包装容器 - Google Patents

粉体包装容器

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JP2600715Y2
JP2600715Y2 JP1991104189U JP10418991U JP2600715Y2 JP 2600715 Y2 JP2600715 Y2 JP 2600715Y2 JP 1991104189 U JP1991104189 U JP 1991104189U JP 10418991 U JP10418991 U JP 10418991U JP 2600715 Y2 JP2600715 Y2 JP 2600715Y2
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雄三 今村
伸治 大熊
進 斎藤
義郎 伊知地
誠 海野
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Kyodo Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は粉状物品、例えば粉状洗
濯用合成洗剤等の漏出および物品特有の香り、匂いの拡
散を防止し、また使用済容器の焼却処分が可能な粉体包
装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、一般に知られている洗剤等の
収納に適した粉体包装容器は、特開昭58−19324
8号公報に示されるような、いわゆる4フラップ・グ
ルーシールタイプと、成形ボトムタイプとに大別され
る。また最近の洗剤容器の小型化に対応して紙製本体と
成形蓋を組合せた実公平2−32567号公報や樹脂
製骨格部材と紙製ブランク板を組合せた実開昭64−
26232号公報記載の容器が提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記は、例えば洗濯
用洗剤を収納した容器である場合、家庭日用品としての
使用頻度が大であることもあって、開封後、他の密封容
器への移し替え作業が面倒であったり、また外部的振動
等により前記洗剤の一部漏出およびその香りの拡散を招
き、そのため該容器を格納している場所周辺にある他の
物品に付着し、また常に香りがただよい好ましくないと
いう問題点があり、その解決を迫られていた。また前記
は、開封前の店頭陳列時、家庭での買い置き保存時に
おいても香りの拡散が認められる。その原因としては、
(a)把手基端部位を容器に取り付けるため穿設した止
鋲用の透孔からの香りの漏出、(b)貼着フラップの不
良、(c)容器本体の材質からくる耐バリアー性不足等
が挙げられる。更に、最近のより一層の小型化した前記
の洗剤用容器について見ると、やはり胴部の上方両側
に把手の両端を取り付けて携帯に便利なようにしている
が、前述したとおり、把手取り付けのため胴部に孔を穿
設する必要があり、前記と同様の解決すべき点が残さ
れている。
【0004】また、前記の成形ボトムタイプの容器で
は、前記のような不都合はないものの、容器の材質が
合成樹脂であるため、開封帯の切断が容易でなかった
り、使用済容器の廃棄処分が公害につながり問題である
とされている。更に、前記についても同様である。し
かも、前記、は、製造設備が大型となり、また印刷
適性に問題があり、特殊な印刷方式が必要であることか
ら、前記と比較し最終的な容器を省コストで製造する
ことは不可能と考えられている。本考案は、前記した従
来の技術に内在する問題点を解決することにあり、その
目的とするところは、粉体状の収容物の漏出および香り
の散逸が殆どなく、製造効率を高め、製造コストが経済
的なものであり、しかも使用上も便宜な粉体包装容器を
提案しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を果たすための
本考案の構成を具体的に述べれば、一枚のカートンブラ
ンクの四隅をV字状に切欠き、該V字状の切欠先端と中
央の底板の四隅を連結する傾斜折線により、底板周囲を
相似形の左右両側に延長部を有する前、後板および左、
右側板に区画し、また底板の上、下折線を左右方向に延
長して左、右側板の各上下両側に折込片を区画し、該折
込片は前記前、後板の各両側にある延長部と前記傾斜折
線を介して連設し、更に前記前、後板の上縁にはカール
部を延設してなり、前記傾斜折線を谷折りして前記折込
片と延長部を重ね合わせ、更に前記左、右側板外面の中
央まで折り倒し貼着して、四隅の外面が曲面で連続した
容器本体を構成すると共に前記前、後板の上縁に延設し
たカール部をカールしてなる容器本体の開口部に紙製蓋
体を施蓋してなることを特徴とする粉体包装容器であ
る。また、前記容器本体の開口部のカール周縁にインナ
ーシール蓋を張設し、更に一枚のカートンブランクを絞
り加工して周縁に垂下部を成形した前記紙製蓋体を被せ
てなる粉体包装容器とすること、更に、前記容器本体の
側面から前記蓋体を通って対向する他方の側面まで、延
伸自在で剥取り可能な封印機能を有する把手帯を架設し
てなる粉体包装容器とすることもよい。
【0006】
【作用】本考案では、容器本体、紙製蓋体ともに一枚の
カートンブランクで一体成形され、それらの四隅や周面
はもとよりのこと、容器本体の底板周縁や蓋体の頂面周
縁にも全く継目がないため、収容した粉体の漏出、香り
の散逸等がなく、また、容器の大部分を占める容器本体
と蓋体が紙製であるため焼却処分ができ、インナーシ−
ル蓋や把手帯は簡単に分別処理できる。また容器四隅の
外面に角部がないことから、容器同士の接触で互いに損
傷することがなく、角部が凹みにくい。更に収容物の重
量で発生し易い周面の膨出が緩和される。
【0007】
【実施例】本考案の実施例について図面に従い説明す
る。図1のP1は一枚のカートンブランク、1は底板で
あり、前記カートンブランクP1の四隅をV字状に切欠
いた切欠先端と中央の底板1の四隅を連結する傾斜折線
6により、底板1周囲を相似形の左右両側に延長部7を
有する前板2、後板3および左側板4、右側板5に区画
される。8は底板1の上、下折線9を左右方向に延長し
て左側板4、右側板5の各上下両側に区画した折込片で
ある。該折込片8は前記前板2、後板3の各両側にある
延長部7と前記傾斜折線6を介して連設している。10
は、前記前板2、後板3の上縁に延設したカール部で、
カートンブランクP1の組立時には、左側板4、右側板
5の上縁より突出した状態となっており、組立後にカー
ルされ、容器本体Aの開口部となる。前記したカートン
ブランクP1の組立は、図2のごとく、まず前記傾斜折
線6を谷折りして前記折込片8と延長部7を重ね合わ
せ、更に前記左側板4、右側板5外面の中央まで折り倒
し貼着して容器本体Aを形成するものである。図3のご
とく、容器本体Aの四隅の外面は、前記前板2と後板3
とにより曲面を呈し連続した状態となっている。容器本
体Aの開口部を構成する前板2、後板3の上縁であるカ
ール部10は、外向きにカール10′されている。容器
本体AのブランクP1は、カップ原紙を用い、約20μ
(ミクロン)厚のPEを両面にラミネートしている。カ
ップ原紙には再生紙を混入させてもよい。
【0008】図5のBは紙製蓋体であり、前記容器本体
Aの開口面に施蓋される。紙製蓋体Bの実施態様例とし
て図4のように、カートンブランクP2を打抜きし一挙
に絞り成形により、図5に示すように周囲が曲面で連続
した容器本体Aに被蓋する蓋体Bが成形される。蓋体B
のブランクP2はアイボリーを用い、容器本体Aと同
様、両面にPEをラミネートしている。本考案の構成
上、前記容器本体Aの開口部となるカール部10をカー
ル10′させることによって、該カール周縁に既知のイ
ンナーシール蓋11を張設でき、周縁に垂下部を有する
紙製蓋体Bを被せることによって、緊密に閉蓋される。
前記インナーシール蓋11はタブ付きとすれば、蓋の開
封開始に便宜である。インナーシール蓋としては、純白
ロール/PET/接着層の層構成が使用できる。
【0009】また、他の実施例として、前記容器本体A
の側面から前記蓋体B上面を通って対向する他方の側面
まで、延伸自在な把手帯12を架設することによって、
封印機能を果すことになる。また把手帯12として引張
ると適度に延びるような材質のLLDPEフィルムを使
用すれば、伸張させた把手帯12下面に手指が容易に差
し込めることができ持ち運びやすくなる。また把手帯1
2は、その両端を容器本体Aの側面に単にヒートシール
しているにすぎないので剥取るのは簡単である。上記構
成を有する本考案の組立順序は図6のようであり、図7
に組立完成の状態を示す。更に、本考案の組立工程の一
例を示せば、所望内容の印刷を施されて打抜かれたカー
トンブランクP1をホットエアーにより容器本体Aに製
函し、製函時に容器本体Aの開口部となるカール部10
にカール10′加工をする一方、印刷、打抜されたカー
トンブランクP2を絞り加工により蓋体Bを成形する。
次いで、内容物、例えば粉体状洗剤を容器本体Aに充填
した後、防湿用のタブ付きインナーシール蓋11を容器
本体Aの開口部に装着してヒートシールにより固着し、
蓋体Bを被せ、把手帯12の両端を蓋体Bを跨いで容器
本体Aの両側面にヒートシールで取り付ける。
【0010】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば以下
の効果を発揮するものである。第1に、容器本体Aおよ
び蓋体Bともに継目を排除し、また、容器本体Aの開口
部が前板2と後板3の上縁に延設したカール部10のカ
ール10′のみで構成されるため、開口部に段差や隙間
がなく、インナーシール蓋11を適正に張設できるた
め、粉体の漏出、香りの散逸を防止することができ、衛
生的で環境保全に役立つ。第2に、容器本体Aおよび蓋
体Bともに紙製であり、防湿用インナーシール11、把
手帯12を分別処理するだけでよく、大部分を公害につ
いて懸念することなく焼却あるいは再生または分別処理
することができ、ゴミ公害に充分対応できる。また、容
器本体Aは左右の側板の折込みを解除するだけで簡単に
元の一枚のカートンブランクに解体できるため、空間ロ
スなく簡便に廃棄処分またはリサイクルができる。第3
に、容器本体A周面に角張った部分がなく曲面で連続さ
れているから、見映えが良好であるとともに、収容物の
重量で周面が膨出することもなく、また容器同士の接触
による破損防止に役立つものである。第4に、把手帯1
2は、単に把手の役目のみならず未使用、不正開封の目
印の役目も兼備しており、品質保持に有益であり、また
簡単に容器から剥取ることができるため、分別処理が可
能となる。第5に、容器全体および各部の構成が比較的
簡素であり、従来の製函機等をそのまま利用できるた
め、製造効率が高まって生産性の向上に資するととも
に、製造コストの経済化をもたらすことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す容器本体の展開図であ
る。
【図2】本考案の容器本体の組立途上を示す斜視図であ
る。
【図3】本考案の容器本体の組立斜視図である。
【図4】本考案の一実施例を示す蓋体の展開図である。
【図5】本考案の蓋体の組立斜視図である。
【図6】本考案の全体の組立説明図である。
【図7】図6の組立完成図である。
【符号の説明】
P1,P2 カートンブランク A 容器本体 B 蓋体 1 底板 2 前板 3 後板 4 左側板 5 右側板 6 傾斜折線 7 延長部 8 折込片 9 上、下折線 10 カール部 10′ カール 11 インナーシール蓋 12 把手帯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斎藤 進 東京都文京区小石川4丁目14番12号共同 印刷株式会社内 (72)考案者 伊知地 義郎 東京都文京区小石川4丁目14番12号共同 印刷株式会社内 (72)考案者 海野 誠 東京都文京区小石川4丁目14番12号共同 印刷株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−84243(JP,A) 実開 昭63−97618(JP,U)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚のカートンブランクの四隅をV字状
    に切欠き、該V字状の切欠先端と中央の底板の四隅を連
    結する傾斜折線により、底板周囲を相似形の左右両側に
    延長部を有する前、後板および左、右側板に区画し、ま
    た底板の上、下折線を左右方向に延長して左、右側板の
    各上下両側に折込片を区画し、該折込片は前記前、後板
    の各両側にある延長部と前記傾斜折線を介して連設し、
    更に前記前、後板の上縁にはカール部を延設してなり、
    前記傾斜折線を谷折りして前記折込片と延長部を重ね合
    わせ、更に前記左、右側板外面の中央まで折り倒し貼着
    して、四隅の外面が曲面で連続した容器本体を構成する
    と共に前記前、後板の上縁に延設したカール部をカール
    してなる容器本体の開口部に紙製蓋体を施蓋してなるこ
    とを特徴とする粉体包装容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体の開口部のカール周縁にイ
    ンナーシール蓋を張設し、更に一枚のカートンブランク
    を絞り加工して周縁に垂下部を成形した前記紙製蓋体を
    被せてなる請求項1記載の粉体包装容器。
  3. 【請求項3】 前記容器本体の側面から前記蓋体を通っ
    て対向する他方の側面まで、延伸自在で剥取り可能な封
    印機能を有する把手帯を架設してなる請求項1または2
    記載の粉体包装容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100702190B1 (ko) * 2004-03-08 2007-04-02 게이오 시켄 고교 가부시키가이샤 뚜껑을 갖는 용기

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SE433201B (sv) * 1979-11-23 1984-05-14 Esseltepack Ab Emne till ofodrad forpackningsskal

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